説明

温水供給システム

【課題】使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイスをユーザに表示する。
【解決手段】温水供給システムは、温水を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンク内に貯留された温水が供給される温水供給端末と、貯湯タンクから温水供給端末への温水供給が継続される供給継続時間を検知する供給継続時間検知手段91と、表示部に表示される内容を制御する表示制御手段98とを備え、表示制御手段98は、供給継続時間検知手段91で検知された時間に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を表示部85aに表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温水供給システムにおける温水使用状況に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を表示可能な温水供給システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の温水供給システムとして、過去1週間以内の1日あたりの最大使用湯量と最小使用湯量の差に基づいて、アドバイス表示が行われるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−89208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来の温水供給システムで表示されるアドバイスは、温水供給システムの使用状況等によるロスを抑制するためのアドバイスとして不十分であった。
【0005】
本発明の目的は、使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイスをユーザに対して表示可能な温水供給システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明に係る温水供給システムは、温水を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンク内に貯留された温水が供給される温水供給端末と、貯湯タンクから温水供給端末への温水供給が継続される供給継続時間を検知する供給継続時間検知手段と、表示部に表示される内容を制御する表示制御手段とを備え、表示制御手段は、供給継続時間検知手段で検知された時間に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を表示部に表示する。
【0007】
この温水供給システムでは、貯湯タンクから温水供給端末への温水供給が継続される供給継続時間に着目し、この時間に基づいたアドバイス情報を表示部に表示することにより、貯湯タンク内に貯留された温水の使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0008】
第2の発明に係る温水供給システムは、第1の発明に係る温水供給システムにおいて、貯湯タンクから温水供給端末へ供給される温水量を検出する流量センサを備え、供給継続時間検知手段は、流量センサで連続して流量が検出された時間に基づいて供給継続時間を検知する。
【0009】
この温水供給システムでは、流量センサで連続して流量が検出された時間に基づいて供給継続時間を容易に検知できる。
【0010】
第3の発明に係る温水供給システムは、温水を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンク内に貯留された温水が供給される浴槽と、貯湯タンクから浴槽に供給された温水の追い焚きを行う追い焚き手段と、追い焚き手段による温水の追い焚き時間を検知する追い焚き時間検知手段と、表示部に表示される内容を制御する表示制御手段とを備え、表示制御手段は、追い焚き時間検知手段で検知された時間に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を表示部に表示する。
【0011】
この温水供給システムでは、貯湯タンクから浴槽に供給された温水の追い焚き時間に着目し、この時間に基づいたアドバイス情報を表示部に表示することにより、貯湯タンク内に貯留された温水や、貯湯タンクから浴槽に供給された温水の使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0012】
第4の発明に係る温水供給システムは、温水を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンク内に貯留された温水が供給される温水供給端末と、貯湯タンクから温水供給端末に供給される温水の供給温度を検知する供給温度検知手段と、表示部に表示される内容を制御する表示制御手段とを備え、表示制御手段は、供給温度検知手段で検知された供給温度に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を前記表示部に表示する。
【0013】
この温水供給システムでは、貯湯タンクから温水供給端末に供給される温水の供給温度に着目し、この温度に基づいたアドバイス情報を表示部に表示することにより、貯湯タンク内に貯留された温水の使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0014】
第5の発明に係る温水供給システムは、温水を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンク内に貯留された温水が供給される浴槽と、貯湯タンクから浴槽への温水供給完了後において、浴槽内の温水が保温されている間のうち、浴槽が使用されない時間を検知する保温時間検知手段と、表示部に表示される内容を制御する表示制御手段とを備え、表示制御手段は、保温時間検知手段で検知された時間に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を表示部に表示する。
【0015】
この温水供給システムでは、貯湯タンクから浴槽への温水供給完了後において、浴槽内の温水が保温されている間のうち、浴槽が使用されない時間に着目し、この時間に基づいたアドバイス情報を表示部に表示することにより、浴槽からの放熱によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0016】
なお、本発明中の「浴槽が使用されない」とは、ユーザが浴槽に入浴していない場合の他に、ユーザが浴室に入室していない場合等が含まれる。
【0017】
第6の発明に係る温水供給システムは、温水を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンク内に貯留された温水が供給される浴槽と、浴槽の蓋が開放された状態であることを検出する蓋開放検出センサと、貯湯タンクから浴槽への温水供給完了後において、浴槽が使用されない時間であって、且つ、浴槽の蓋が開放された時間を検知する蓋開放時間検知手段と、表示部に表示される内容を制御する表示制御手段とを備え、表示制御手段は、蓋開放時間検知手段で検知された時間に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を表示部に表示する。
【0018】
この温水供給システムでは、貯湯タンクから浴槽への温水供給完了後において、浴槽が使用されない時間であって、且つ、浴槽の蓋が開放された時間に着目し、この時間に基づいたアドバイス情報を表示部に表示することにより、浴槽からの放熱によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0019】
なお、本発明中の「浴槽が使用されない」とは、ユーザが浴槽に入浴していない場合の他に、ユーザが浴室に入室していない場合等が含まれる。
【0020】
第7の発明に係る温水供給システムは、第5または第6の発明に係る温水供給システムにおいて、浴槽が使用されているか否かを検知する使用検知手段を備え、使用検知手段は、浴槽内の温水量を検出する水位センサを含む。
【0021】
この温水供給システムでは、浴槽内の温水量を検出する水位センサの出力に基づいて、浴槽が使用されているか否かを容易に検知できる。
【発明の効果】
【0022】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0023】
第1の発明では、貯湯タンクから温水供給端末への温水供給が継続される供給継続時間に着目し、この時間に基づいたアドバイス情報を表示部に表示することにより、貯湯タンク内に貯留された温水の使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0024】
また、第2の発明では、流量センサで連続して流量が検出された時間に基づいて供給継続時間を容易に検知できる。
【0025】
また、第3の発明では、貯湯タンクから浴槽に供給された温水の追い焚き時間に着目し、この時間に基づいたアドバイス情報を表示部に表示することにより、貯湯タンク内に貯留された温水や、貯湯タンクから浴槽に供給された温水の使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0026】
また、第4の発明では、貯湯タンクから温水供給端末に供給される温水の供給温度に着目し、この温度に基づいたアドバイス情報を表示部に表示することにより、貯湯タンク内に貯留された温水の使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0027】
また、第5の発明では、貯湯タンクから浴槽への温水供給完了後において、浴槽内の温水が保温されている間のうち、浴槽が使用されない時間に着目し、この時間に基づいたアドバイス情報を表示部に表示することにより、浴槽からの放熱によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0028】
また、第6の発明では、貯湯タンクから浴槽への温水供給完了後において、浴槽が使用されない時間であって、且つ、浴槽の蓋が開放された時間に着目し、この時間に基づいたアドバイス情報を表示部に表示することにより、浴槽からの放熱によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0029】
また、第7の発明では、浴槽内の温水量を検出する水位センサの出力に基づいて、浴槽が使用されているか否かを容易に検知できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施形態に係る温水供給システムの配管系統図である。
【図2】温水供給システムの制御部の構成を示したブロック図である。
【図3】台所リモコンの正面図である。
【図4】浴室リモコンの正面図である。
【図5】リモコンの表示部に表示された各種画面の一例を示している。
【図6】アドバイス表示/効果表示動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、図面に基づいて、本発明に係る温水供給システムの一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る温水供給システムの配管系統図である。図2は、温水供給システムの制御部の構成を示したブロック図である。図3は、台所リモコンの正面図である。図4は、浴室リモコンの正面図である。
【0032】
[温水供給システム1]
温水供給システム1は、カランA、シャワーB及び浴槽C(温水供給端末)に湯を供給する装置であって、図1に示すように、ヒートポンプユニット1a(加熱手段)と、貯湯ユニット1bと、台所に設置された台所リモコン85(図2参照)と、浴室に設置された浴室リモコン86(図2参照)と、制御部90とを備えている。
【0033】
[ヒートポンプユニット1a]
ヒートポンプユニット1aは、貯湯タンク20の下部から供給される水を加熱し、その加熱した湯を貯湯タンク20に供給する。このヒートポンプユニット1aは、圧縮機10と、水熱交換器11と、電動膨張弁12と、空気熱交換機13と、ファン14とを有している。そして、この圧縮機10、水熱交換器11、電動膨張弁12、空気熱交換機13及び弁類等が冷媒配管15によって環状に接続されることにより冷媒回路16を構成している。この冷媒回路16上には、水熱交換器11から出る高温高圧の冷媒と空気熱交換機13から出る冷温低圧の冷媒との間で熱交換を行うためのガス熱交換器17が配置されている。
【0034】
[貯湯ユニット1b]
貯湯ユニット1bは、貯湯タンク20と、沸き上げ循環回路30と、追焚循環回路40(追い焚き手段)と、湯循環回路50と、給湯回路60及び70と、給水回路80とを有している。
【0035】
[貯湯タンク20]
貯湯タンク20は、ヒートポンプユニット1aにより沸き上げられた湯を貯湯している。この貯湯タンク20には、沸き上げ循環回路30、追焚循環回路40、浴槽給湯回路60、カラン/シャワー給湯回路70及び給水回路80が接続されており、ヒートポンプユニット1aにより沸き上げられた湯は、沸き上げ循環回路30、追焚循環回路40、浴槽給湯回路60及びカラン/シャワー給湯回路70に供給されるように構成されている。この貯湯タンク20の下部には、給水源Sから供給される水が給水回路80を介して供給される。この貯湯タンク20には、貯湯タンク20の残湯量を検知する複数の残湯量サーミスタ21が設けられている。これらの複数の残湯量サーミスタ21は、貯湯タンク20の異なる高さ位置にそれぞれ設けられている。
【0036】
[沸き上げ循環回路30]
沸き上げ循環回路30は、貯湯タンク20とヒートポンプユニット1aとの間で湯を循環させて加熱するために設けられる回路であって、その回路上には、沸き上げポンプ31と、上記した水熱交換器11と、沸き上げ三方弁32とが配置されている。この沸き上げ循環回路30の一方端は、貯湯タンク20の底部に接続されており、貯湯タンク20の下部の低温の水が出水可能となっている。また、沸き上げ循環回路30の他方端は、三方弁32から分岐しており、その一方は貯湯タンク20の頂部に接続されると共に、他方は貯湯タンク20の底部に接続されている。これにより、ヒートポンプユニット1aにより加熱された湯が低温の場合には、その低温の水を貯湯タンク20の下部に戻すことが可能となると共に、ヒートポンプユニット1aにより加熱された湯が高温の場合には、その高温の湯を貯湯タンク20の上部に戻すことが可能となる。また、沸き上げ循環回路30には、ヒートポンプユニット1aに供給される水の温度(以下、入水温度とする)を検知する入水サーミスタ18、及び、ヒートポンプユニット1aにより加熱された水の温度(以下、出湯温度とする)を検知する出湯サーミスタ19が設けられている。
【0037】
[追焚循環回路40]
追焚循環回路40は、貯湯タンク20内の湯を循環させる回路であって、後述する湯循環回路50を循環する浴槽Cの水を加熱するために設けられるものである。この回路上には、追焚熱交換器41と、熱交循環ポンプ42とが配置されている。この追焚循環回路40の一方端は、貯湯タンク20の頂部に接続されており、貯湯タンク20上部にある高温の湯が出湯可能となっている。また、追焚循環回路40の他方端は、貯湯タンク20の底部に接続されており、追焚熱交換器41で熱交換された低温の水を貯湯タンク20の下部に戻すことが可能となっている。
【0038】
[湯循環回路50]
湯循環回路50は、浴槽Cの湯を循環させる循環回路であって、上記した追焚循環回路40を循環する湯と熱交換することにより浴槽Cの水が加熱される。この回路上には、熱交循環ポンプ51と、上記した追焚熱交換器41とが配置されている。また、湯循環回路50には、浴槽Cの湯の温度を検知する浴槽サーミスタ52、及び、浴槽Cの水位を検知する水位センサ53(使用検知手段)が設けられている。従って、水位センサ53は、ユーザが浴槽Cに入浴しているか否か(浴槽が使用されているか否か)を検知できる。
【0039】
[浴槽給湯回路60]
浴槽給湯回路60は、貯湯タンク20に貯湯される湯を浴槽Cに供給するための回路であって、その回路上には、湯はり混合弁61と、湯はり電磁弁62と、逆止弁63と、湯はり水量センサ64と、逆止弁65と、湯はりサーミスタ66とが配置されている。この浴槽給湯回路60の一方端は、貯湯タンク20の頂部に接続されており、貯湯タンク20の上部の高温の湯が出湯可能となっている。また、浴槽給湯回路60の他方端は、浴槽Cに接続されている。湯はり混合弁61は、貯湯タンク20から供給される湯と給水源Sから供給される水とを混合することによって、浴槽Cに供給される湯の温度を調整する。また、湯はり水量センサ64は、浴槽Cに供給される湯の流量を検知するために設けられると共に、湯はりサーミスタ66は、浴槽Cに供給される湯の温度を検知するために設けられている。
【0040】
[カラン/シャワー給湯回路70]
カラン/シャワー給湯回路70は、貯湯タンク20に貯湯される湯をカランA及びシャワーBに供給するための回路であって、その回路上には、給湯混合弁71と、給湯水量センサ72(流量センサ)と、給湯サーミスタ73とが配置されている。このカラン/シャワー給湯回路70の一方端は、貯湯タンク20の頂部に接続されており、貯湯タンク20の上部の高温の湯が出湯可能となっている。また、カラン/シャワー給湯回路70の他方端は、カランA及びシャワーBに接続されている。給湯混合弁71は、貯湯タンク20から供給される湯と給水源Sから供給される水とを混合することによって、カランA及びシャワーBに供給される湯の温度を調整する。また、給湯水量センサ72は、カランA及びシャワーBに供給される湯の流量を検知するために設けられると共に、給湯サーミスタ73は、カランA及びシャワーBに供給される湯の温度を検知するために設けられている。
【0041】
[給水回路80]
給水回路80は、給水源Sから供給される水道水を貯湯タンク20、湯はり混合弁61及び給湯混合弁71に供給する回路である。この給水回路80の給水源Sから貯湯タンク20までの回路上には、ストレーナ81と、逆止弁82と、水温サーミスタ83と、逆止弁84とが配置されている。水温サーミスタ83は、給水源Sから貯湯タンク20に供給される水道水の温度を検知するために設けられている。
【0042】
次に、温水供給システムにおける温水供給について説明する。
【0043】
[沸き増し運転]
ヒートポンプユニット1aによる貯湯タンク20の沸き増し運転は、給水回路80において給水源Sから貯湯タンク20に給水されると共に、沸き上げ回路30を介して沸き上げられた温水が貯湯タンク20内に供給される運転である。この沸き増し運転は、リモコン85の沸き増しボタン106(図3参照)が押下された場合に開始されたり、湯量サーミスタ21の検知結果に基づいて自動的に開始される。沸き上げ循環回路30において、貯湯タンク20下部にある低温の水は、図1に示すように、沸き上げポンプ31が駆動することにより、ヒートポンプユニット1aの水熱交換器11に供給される。そして、当該水熱交換器11で熱交換されて加熱された水は、三方弁32を介して貯湯タンク20に貯湯される。この際、ヒートポンプユニット1aの駆動時など貯湯タンク20に向かう水の温度が所定の温度未満の場合には、貯湯タンク20の下部に戻され、貯湯タンク20に貯湯される水の温度が当該所定の温度以上の場合には、貯湯タンク20の上部に戻される。
【0044】
[給湯運転]
カランAやシャワーBで給湯を行う場合、貯湯タンク20に貯湯される湯がカランAやシャワーBに供給される給湯運転が開始される。カラン/シャワー給湯回路70において、貯湯タンク20の上部から出湯される高温の湯は、図1に示すように、給湯混合弁71で給水源Sから供給される水と混合されて、台所リモコン85の給湯温度設定ボタン102(図3参照)及び浴室リモコン86の給湯温度設定ボタン112(図4参照)により設定した給湯温度に調整される。そして、この調整された湯は、カランA又はシャワーBに供給される。
【0045】
[湯はり運転]
浴槽Cの湯はりを行う湯はり運転は、浴室リモコン86の湯はりボタン115(図4参照)が押下されることにより行われる。浴槽給湯回路60において、貯湯タンク20の上部から出湯される高温の湯は、図1に示すように、湯はり混合弁61で給水源Sから供給される水と混合されて、浴室リモコン86の浴槽温度設定ボタン113により設定した浴槽設定温度に調整される。そして、この調整された湯は、湯はり電磁弁62を介して浴槽Cに供給される。
【0046】
[追い焚き運転]
浴槽Cの湯を加熱する追い焚き運転は、浴室リモコン86の追い焚きボタン116(図4参照)が押下されることにより行われる。この追い焚き運転では、貯湯タンク20に貯湯される湯を追焚循環回路40に循環させると共に、浴槽Cの水を湯循環回路50に循環させる。追焚循環回路40では、熱交循環ポンプ42が駆動することにより、貯湯タンク20の上部から出湯される高温の湯が、図1に示すように、追焚熱交換器41を介して貯湯タンク20の下部に戻される。また、湯循環回路50では、熱交循環ポンプ51が駆動することにより、浴槽Cの水が、追焚熱交換器41を介して浴槽Cに戻される。このとき、追焚循環回路40を循環する高温の湯と湯循環回路50を循環する浴槽Cの水とを追焚熱交換器41で熱交換させることによって、追焚循環回路40を循環する浴槽Cの水が加熱される。
【0047】
[保温運転]
浴槽Cの湯はりを行った場合、その湯はり完了後から所定の保温時間が経過するまでの間、浴槽Cの水の温度が低下しないように保温運転が行われる。この保温運転の動作は、上記した追い焚き運転と同様に、貯湯タンク20に貯湯される湯を追焚循環回路40に循環させると共に、浴槽Cの水を湯循環回路50に循環させる。追焚循環回路40では、熱交循環ポンプ42が駆動することにより、貯湯タンク20の上部から出湯される高温の湯が、追焚熱交換器41を介して貯湯タンク20の下部に戻される。また、湯循環回路50では、熱交循環ポンプ51が駆動することにより、浴槽Cの水が、追焚熱交換器41を介して浴槽Cに戻される。このとき、追焚循環回路40を循環する高温の湯と湯循環回路50を循環する浴槽Cの水とを追焚熱交換器41で熱交換させることによって、浴槽Cの水の温度が低下しないようにする。
【0048】
[制御部90]
図2に示すように、温水供給システム1には、マイコンやメモリ等により構成される制御部90が設けられている。この制御部90は、上記した入水サーミスタ18、出湯サーミスタ19、複数の残湯量サーミスタ21、熱交循環ポンプ42、熱交循環ポンプ51、浴槽サーミスタ52、水位センサ53、浴槽Cの蓋が開放された状態であることを検出する蓋センサ54、湯はり水量センサ64、湯はりサーミスタ66、給湯水量センサ72、給湯サーミスタ73、リモコン85、86等と有線又は無線により通信可能に接続されている。例えば、ユーザによりリモコン85、86に入力された運転指令は、制御部90へと送られ、制御部90は、当該運転指令に基づいて各構成に対して制御信号を出力することにより温水供給システム1の運転を制御する。
【0049】
制御部90は、供給継続時間検知部91(供給継続時間検知手段)と、使用ペース検知部92と、供給温度検知部93(供給温度検知手段)と、追い焚き時間検知部94(追い焚き時間検知手段)と、湯はり完了検知部95と、入浴検知部96(保温時間検知手段及び蓋開放時間検知手段)と、蓋開放検知部97と、表示制御部98(表示制御手段)とを備えている。
【0050】
[供給継続時間検知部91]
供給継続時間検知部91は、上述した給湯水量センサ72で連続して流量が検出された時間に基づいて、貯湯タンク20からカランA又はシャワーBへの温水供給が継続される供給継続時間を検知する。また、給湯水量センサ72が流量を検知しているか否かは、給湯水量センサ72により検知される湯の単位時間当たりの流量と、予め決められた所定流量とを比較することにより判断される。従って、所定流量を少量に設定することにより、供給継続時間検知部91は、カランA又はシャワーBに温水が供給される時間を検知できる。また、供給継続時間は、カランA又はシャワーBへの給湯が行われるたびに検知され、1日の最大値が、最大供給継続時間として、制御部90のメモリに記憶される。
【0051】
[使用ペース判定部92]
使用ペース検知部92は、所定の期間(例えば、午前零時〜正午)において貯湯タンク20からカランA、シャワーB及び浴槽Cに供給される熱量を検知する。つまり、使用ペース検知部92は、貯湯タンク20からカランA、シャワーB及び浴槽Cに供給される温水供給量と、その温水の温度に基づいて、カランA、シャワーB及び浴槽Cにそれぞれ供給される熱量を検知すると共に、追焚循環回路40への温水供給量と、その温水の温度に基づいて、追焚循環回路40で使用された熱量を検知する。また、検知された熱量は、制御部90のメモリに記憶される。
【0052】
[供給温度検知部93]
供給温度検知部93は、給湯サーミスタ73の出力に基づいて、カランA及びシャワーBに供給される湯の供給温度を検知する。
【0053】
[追い焚き時間検知部94]
追い焚き時間検知部94は、上述した熱交循環ポンプ51が駆動している時間を、浴槽Cの湯を加熱するために追い焚き運転が行われた浴槽追い焚き時間として検知する。また、浴槽追い焚き時間は、熱交循環ポンプ51が駆動するたびに検知され、その検知された時間が積算される。そして、1日分の浴槽追い焚き時間の積算結果が、制御部90のメモリに記憶される。
【0054】
[湯はり完了検知部95]
湯はり完了検知部95は、上述した湯はり運転が完了したことを検知し、その検知結果を入浴検知部96に出力する。この湯はり運転の完了は、湯はり水量センサ64で検出された流量の合計が予め設定された湯はり量に到達した場合に検知される。
【0055】
[入浴検知部96]
入浴検知部96は、貯湯タンク20から浴槽Cに供給された温水の放熱状況についての情報を検知する。より具体的には、入浴検知部96は、湯はり運転の完了時から、ユーザが浴槽Cに入浴するまでの時間T1を検知することができ、湯はり運転の完了後において、保温運転により浴槽C内の温水が保温されている保温時間のうち、ユーザが浴槽Cに入浴していない時間T2を検知することができ、また、湯はり運転の完了後において、ユーザが浴槽Cに入浴していない時間であって、且つ、浴槽Cの蓋が開放された時間T3を検知することができる。なお、入浴検知部96は、水位センサ53によって入浴の有無を検知することで、ユーザが浴槽Cに入浴していない時間を知ることができる。そして、入浴検知部96で検知された時間が、制御部90のメモリに記憶される。
【0056】
[蓋開放検知部97]
蓋開放検知部97は、蓋センサ54の出力に基づいて、浴槽Cの蓋が開放された状態であることを検知し、その検知結果を入浴検知部96に出力する。
【0057】
[表示制御部98]
表示制御部98は、上述した各検知部91〜97の検知結果に基づいて、アドバイス情報を台所リモコン85の表示部85aに表示すると共に、このアドバイス情報に対応した省エネ度を示す情報を表示部85aに表示する。
【0058】
[リモコン85、86]
台所リモコン85は、図3に示すように、貯湯タンク20や、カランA、シャワーB及び浴槽Cを制御するために設けられている。また、台所リモコン85は、表示部85aと、各種ボタンが設けられた操作部101とを備えている。図3では、表示部85aには、基本画面が表示されているが、後述するアドバイス画面や効果画面も表示可能である。この基本画面の上側の領域には、現在の月日、曜日及び時刻が表示されている。また、曜日や時刻が表示された領域の下方には、左側の領域において、カランA及びシャワーBへの給湯温度についての設定温度が表示されており、中央の領域において、貯湯タンク20の残湯量が表示されており、右側の領域において、浴槽Cへの給湯温度についての設定温度が表示されている。
【0059】
操作部101には、カランA及びシャワーBの給湯温度を設定するための給湯温度設定ボタン102や、各種設定変更を行うためのメニューボタン103や、貯湯タンク20に貯留された湯量を設定するための湯量設定ボタン104や、貯湯タンク20における沸き増し運転を停止するためのエコ停止ボタン105や、貯湯タンク20の沸き増し運転を行うための沸き増しボタン106や、アドバイスの表示や省エネ度の表示を確認するためのエコ確認ボタン107や、伝言メモを確認するための伝言メモボタン108などが設けられている。
【0060】
また、浴室リモコン86は、図4に示すように、カランA、シャワーB及び浴槽Cを制御するために設けられている。また、浴室リモコン86は、表示部86aと、各種ボタンが設けられる操作部111とを備えている。操作部111には、カランA及びシャワーBの給湯温度を設定するための給湯温度設定ボタン112、浴槽設定温度を設定するための浴槽温度設定ボタン113、各種設定変更を行うためのメニューボタン114、浴槽Cに湯はりをするための湯はりボタン115、浴槽温度設定ボタン113により設定された温度まで浴槽Cの湯を沸き上げるための追い焚きボタン116などが設けられている。
【0061】
[各種画面]
図5は、台所リモコン85の表示部85aに表示された各種画面の一例を示している。図5(a)に示す画面は、温水供給システム1における使用湯量をユーザが確認するための使用湯量グラフ画面を示している。この使用湯量グラフ画面は、基本画面が表示された状態で、エコ確認ボタン107(図3参照)が押下された場合に表示される。図5(a)に示すように、この使用湯量グラフ画面の上側領域には、現在時刻が表示されており、現在時刻が表示された領域の下方には、棒グラフが表示されている。
【0062】
この棒グラフは、現在時刻から遡った過去1週間に、温水供給システム1で使用された使用湯量を日毎に示している。また、棒グラフの縦軸は、温水供給システム1における使用湯量(L)を示しており、軸目盛りの最大値は1000(L)に設定されている。また、棒グラフが表示された領域の右方には、過去1週間における使用湯量の最大値(最大使用湯量)が表示されている。この例では、現在の月日の4日前における使用湯量が最大使用湯量700(L)として表示されている。
【0063】
また、使用湯量グラフ画面の下端部の左側にはアドバイスボタンが表示されており、右側には終了ボタンが表示されている。アドバイスボタン及び終了ボタンは、台所リモコン85の操作部101の操作に応じて選択可能である。使用湯量グラフ画面は、アドバイスボタンを選択することにより、ユーザに対するアドバイス情報が表示されたアドバイス画面(図5(b−1)参照)に切り換わる。
【0064】
図5(b−1)〜(h−1)に示す画面は、上述したアドバイス画面を示している。各アドバイス画面は、後述する次ボタンの操作に応じて、図5(b−1)〜(h−1)の順番で切換表示される。アドバイス画面の上側領域には、現在時刻が表示されている。また、この現在時刻が表示された領域の下方には、各種のアドバイス情報が表示されている。例えば、図5(b−1)に示す画面には、アドバイス情報として、“お湯はこまめに止めましょう。本日、お湯を連続で出した時間[最大○○分]”が表示されている。なお、この[]内の○○部分には、上述した1日の供給継続時間の最大値(最大供給継続時間)が表示される。
【0065】
また、図5(b−1)〜(h−1)に示すように、アドバイス画面の下端部の左側には効果ボタンが表示されており、中央部には次ボタンが表示されており、右側には終了ボタンが表示されている。効果ボタン、次ボタン及び終了ボタンは、台所リモコン85の操作部101の操作に応じて選択可能である。従って、図5(b−1)に示す画面は、効果ボタンが選択された場合、図5(b−2)に示す効果画面に切り換わる。この効果画面の上側の領域には現在時刻が表示されている。また、現在時刻が表示された領域の下方には、各アドバイス情報に対応した省エネ度を示す情報(電気料金の節約料)が表示されている。図5(b−2)に示す画面には、図5(b−1)に示すアドバイス情報中の“お湯をこまめに止めましょう。”の部分に対応した省エネ度を示す情報として、“10分(シャワー約100L)減らすと、一ヶ月あたり約50〜250円の節約ができます。”が表示されている。一方、図5(b−1)に示す画面は、次ボタンが選択された場合、図5(c−1)に示す画面に切り換わる。図5(c−1)に示す画面では、アドバイス情報として、“タンクのお湯が余りそうです。「エコ停止」を設定すると昼間の沸き上げを停止できます。本日の使用量[○○L]”が表示されている。なお、この[]内の○○部分には、本日中の現在時刻までに、貯湯タンク20からカランA、シャワーB及び浴槽Cに供給された温水供給量の合計が表示される。
【0066】
図5(c−1)に示す画面は、効果ボタンが選択された場合、図5(c−2)に示す効果画面に切り換わる。図5(c−2)に示す画面には、図5(c−1)に示すアドバイス情報中の“「エコ停止」を設定すると昼間の沸き上げを停止できます。”に対応した省エネ度を示す情報として、“昼間の運転が1時間短くなると一カ月あたり約○○円の節約ができます。”が表示されている。一方、図5(c−1)に示す画面は、次ボタンが選択された場合、図5(d−1)に示す画面に切り換わる。図5(d−1)に示す画面では、アドバイス情報として、“給湯温度は低めに設定しましょう。現在の給湯設定温度[○○℃]”が表示されている。なお、この[]内の○○部分には、カランA及びシャワーBに供給される湯の供給温度が表示される。
【0067】
図5(d−1)に示す画面は、効果ボタンが選択された場合、図5(d−2)に示す効果画面に切り換わる。図5(d−2)に示す画面には、図5(d−1)に示すアドバイス情報中の“給湯温度は低めに設定しましょう。”に対応した省エネ度を示す情報として、“給湯温度を2℃低めに設定すると、一カ月あたり約50〜150円の節約ができます。”が表示されている。一方、図5(d−1)に示す画面は、次ボタンが選択された場合、図5(e−1)に示す画面に切り換わる。図5(e−1)に示す画面では、アドバイス情報として、“追いだきより高温たし湯を使いましょう。本日の追いだき時間(保温含む)[○○分]”が表示されている。この[]内の○○部分には、浴槽追い焚き時間の積算結果が表示される。
【0068】
図5(e−1)に示す画面は、効果ボタンが選択された場合、図5(e−2)に示す効果画面に切り換わる。図5(e−2)に示す画面には、図5(e−1)に示すアドバイス情報中の“追いだきより高温たし湯を使いましょう。”に対応した省エネ度を示す情報として、“追いだきより高温たし湯がお得です。おふろの温度を上げる場合、一カ月あたり約○○円の節約ができます。”が表示されている。一方、図5(e−1)に示す画面は、次ボタンが選択された場合、図5(f−1)に示す画面に切り換わる。図5(f−1)に示す画面では、アドバイス情報として、“おふろが沸いたらすぐに入浴し、適切な保温時間を設定しましょう。おふろが沸いてから入浴までの時間[○○分]”が表示されている。この[]内の○○部分には、上述した時間T1が表示される。
【0069】
図5(f−1)に示す画面は、効果ボタンが選択された場合、図5(f−2)に示す効果画面に切り換わる。図5(f−2)に示す画面には、図5(f−1)に示すアドバイス情報中の“おふろが沸いたらすぐに入浴し、適切な保温時間を設定しましょう。”に対応した省エネ度を示す情報として、“保温時間が1時間短くなると一カ月あたり約○○円の節約ができます。”が表示されている。一方、図5(f−1)に示す画面は、次ボタンが選択された場合に、図5(g−1)に示す画面に切り換わる。図5(g−1)に示す画面では、アドバイス情報として、“おふろは時間をあけずに入り、適切な保温時間を設定しましょう。ふろ保温中に入浴していなかった時間[○○分]”が表示されている。この[]内の○○部分には、上述した時間T2が表示される。
【0070】
図5(g−1)に示す画面は、効果ボタンが選択された場合、図5(g−2)に示す効果画面に切り換わる。図5(g−2)に示す画面には、図5(g−1)に示すアドバイス情報中の“おふろは時間をあけずに入り、適切な保温時間を設定しましょう。”に対応した省エネ度を示す情報として、“保温時間が1時間短くなると一カ月あたり約○○円の節約ができます。”が表示されている。一方、図5(g−1)に示す画面は、次ボタンが選択された場合に、図5(h−1)に示す画面に切り換わる。図5(h−1)に示す画面では、アドバイス情報として、“浴そうにふたをして、冷めないようにしましょう。”が表示されている。
【0071】
図5(h−1)に示す画面は、効果ボタンが選択された場合、図5(h−2)に示す効果画面に切り換わる。図5(h−2)に示す画面には、図5(h−1)に示すアドバイス情報中の“浴そうにふたをして、冷めないようにしましょう。”に対応した省エネ度を示す情報として、“浴そうにふたをすることで、一ヶ月あたり約○○円の節約ができます。”と表示されている。
【0072】
また、図5(b−2)〜(h−2)に示すように、効果画面の下端部の左側には、戻るボタンが表示されており、右側には終了ボタンが表示されている。戻るボタン及び終了ボタンは、台所リモコン85の操作部101の操作に応じて選択可能である。従って、図5(b−2)〜(h−2)に示す効果画面は、戻るボタンの選択に応答して、図5(b−1)〜(h−1)に示すアドバイス画面に切り換わる。
【0073】
なお、本実施形態では、使用湯量グラフ画面(図5(a)参照)、アドバイス画面(図5(b−1)〜(h−1)参照)、効果画面(図5(b−2)〜(h−2)参照)が表示された状態で、終了ボタンが選択された場合、これらの画面はいずれも基本画面(図3参照)に切り換わる。
【0074】
[アドバイス表示/効果表示動作]
次に、本実施形態のアドバイス表示/効果表示動作について、図6を参照しつつ説明する。図6は、本実施形態のアドバイス表示/効果表示動作を示すフローチャートである。
【0075】
まず、ステップS100において、台所リモコン85の表示部85aに基本画面が表示される。そして、ステップS101において、ユーザによるエコ確認要求があったか否か、つまり、エコ確認ボタン107が押下されたか否かが判断される。エコ確認ボタン107の押下が検知された場合、ステップS102に移行し、表示部85aに使用湯量グラフ画面が表示される。一方、エコ確認ボタン107の押下が検知されない場合、表示部85aに基本画面が表示されたままの状態でステップS101の判断が繰り返される。
【0076】
そして、使用湯量グラフ画面が表示された後のステップS103において、ユーザによるアドバイス確認要求があったか否か、つまり、使用湯量グラフ画面中のアドバイスボタンが選択されたか否かが判断される。アドバイスボタンの選択が検知された場合、ステップS104に移行し、表示部85aにアドバイス画面が表示される。一方、アドバイスボタンの選択が検知されない場合、表示部85aに使用湯量グラフ画面が表示されたままの状態でステップS103の判断が繰り返される。
【0077】
そして、アドバイス画面が表示された後のステップS105において、ユーザによる効果確認要求があったか否か、つまり、アドバイス画面中の効果ボタンが選択されたか否かが判断される。効果ボタンの選択が検知されない場合、ステップS106に移行し、ユーザによる次のアドバイス確認要求があったか否か、つまり、アドバイス画面中の次ボタンが選択されたか否かが判断される。そして、次ボタンの選択が検知された場合、ステップS104に移行し、表示部85aに次のアドバイス画面が表示される。一方、次ボタンの選択が検知されない場合、その選択が検知されるまで、ステップS106が繰り返される。
【0078】
一方、ステップS105において、効果ボタンの選択が検知された場合、ステップS107に移行し、表示部85aに効果画面が表示される。そして、効果画面が表示された後のステップS108において、ユーザによるアドバイス画面の再確認要求があったか否か、つまり、効果画面中の戻るボタンが選択されたか否かが判断される。そして、戻るボタンの選択が検知された場合、処理はステップS104に移行し、アドバイス画面が再表示される。一方、戻るボタンの選択が検知されない場合、その選択が検知されるまで、ステップ108が繰り返される。
【0079】
なお、本実施形態では、使用湯量グラフ画面、アドバイス画面、効果画面が表示された状態で、終了ボタンが選択された場合、これらの画面はいずれも基本画面(図3参照)に切り換わる。
【0080】
[本実施形態の温水供給システムの特徴]
以上、本実施形態の温水供給システムでは、貯湯タンク20からカランA又はシャワーBへの温水供給が継続される供給継続時間に着目し、この供給継続時間に基づいたアドバイス情報を表示部85aに表示することにより、貯湯タンク20内に貯留された温水の使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに対して表示することができる。
【0081】
また、給湯水量センサ72で連続して流量が検出された時間に基づいて供給継続時間を容易に検知できる。
【0082】
また、浴槽追い焚き時間に着目し、この浴槽追い焚き時間の積算結果に基づいたアドバイス情報を表示部85aに表示することにより、貯湯タンク20内に貯留された温水や、貯湯タンク20から浴槽Cに供給された温水の使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに表示することができる。
【0083】
また、カランA及びシャワーBに供給される湯の供給温度に着目し、この供給温度に基づいたアドバイス情報を表示部85aに表示することにより、貯湯タンク20内に貯留された温水の使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに対して表示することができる。
【0084】
また、湯はり運転の完了後において、浴槽C内の温水が保温されている保温時間のうち、ユーザが浴槽Cに入浴していない時間T2に着目し、この時間T2に基づいたアドバイス情報を表示部85aに表示することにより、浴槽Cからの放熱によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに対して表示することができる。
【0085】
また、湯はり運転の完了後において、ユーザが浴槽Cに入浴していない時間であって、且つ、浴槽の蓋が開放された時間T3に着目し、この時間T3に基づいたアドバイス情報を表示部85aに表示することにより、浴槽Cからの放熱によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに対して表示することができる。
【0086】
また、浴槽C内の水位を検出する水位センサ53の出力に基づいて、ユーザが浴槽Cに入浴しているか否かを容易に検知できる。
【0087】
また、所定期間において貯湯タンク20からカランA、シャワーB及び浴槽Cに供給される温水供給量に着目し、この温水供給量に基づいたアドバイス情報を表示部85aに表示することにより、貯湯タンク20内に貯留された温水の使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに対して表示することができる。
【0088】
また、湯はり運転の完了時から、ユーザが浴槽Cに入浴するまでの時間T1に着目し、この時間T1に基づいたアドバイス情報を表示部85aに表示することにより、浴槽Cからの放熱によるロスを抑制するために十分なアドバイス情報をユーザに対して表示することができる。
【0089】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0090】
上述した実施形態では、温水供給システム1がカランAやシャワーBの給湯端末を備えており、給湯水量センサ72が流量を検知している時間に基づいて、台所リモコン85の表示部85aにアドバイスの表示や省エネ度の表示を行う例について述べたが、本発明はこれに限定されず、温水供給システムが床温調パネルやラジエタ等の暖房端末を備えている場合、貯湯タンクと暖房端末との間で温水を循環させる循環ポンプの連続運転時間に基づいて、表示部にアドバイスの表示や省エネ度の表示を行ってもよい。
【0091】
上述した実施形態では、温水供給システム1がカランAやシャワーBの給湯端末を備えており、給湯サーミスタ73の出力に基づいて、台所リモコン85の表示部85aにアドバイスの表示や省エネ度の表示を行う例について述べたが、本発明はこれに限定されず、温水供給システムが床温調パネルやラジエタ等の暖房端末を備えている場合、貯湯タンクから暖房端末に供給される温水の温度に基づいて、表示部にアドバイスの表示や省エネ度の表示を行ってもよい。
【0092】
上述した実施形態では、カランA又はシャワーB等の制御を行う台所リモコン85のみが、エコ停止ボタン105や、エコ確認ボタン107を有しており、その表示部85aに、使用湯量グラフ画面、アドバイス画面や効果画面が表示される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、浴室リモコン86が、エコ停止ボタンやエコ確認ボタン107を有しており、その表示部86aに、使用湯量グラフ画面、アドバイス画面や効果画面が表示されてもよい。また、貯湯タンク20の制御を行うタンク用リモコンが、貯湯タンク20の側面部に設けられており、そのリモコンがエコ停止ボタンやエコ確認ボタンを有しており、リモコンの表示部に、使用湯量グラフ画面、アドバイス画面や効果画面が表示されてもよい。
【0093】
上述した実施形態では、入浴検知部96において、浴槽が使用されない時間として、ユーザが浴槽Cに入浴していない時間を用いた例について述べたが、本発明はこれに限定されず、入浴検知部96において、浴槽が使用されない時間として、ユーザが浴室に入室していない時間を用いてもよい。なお、ユーザが浴室に入室したか否かについては、入浴者を直接的に検知する人体センサ(例えば、撮像素子や赤外線検出素子)や、浴室のドアの開閉を検知する開閉センサを用いて検知可能である。
【0094】
上述した実施形態では、浴槽が使用されているか否かを検知する使用検知手段として、水位センサ53を用いた例について述べたが、本発明はこれに限定されず、使用検知手段として、浴室リモコン85が操作されたか否かを検知するものでもよいし、浴室内の音を検知するものでもよい。また、使用検知手段としては、上記の水位センサ53、浴室リモコン85が操作されたか否かを検知するもの、浴室内の音を検知するものの少なくとも1つであればよい。
【0095】
上述した実施形態では、表示制御部98が、各検知部91〜97の検知結果に基づいて、台所リモコン85の表示部85aにアドバイス画面(図5(b−1)〜(h−1)参照)を表示する例について述べたが、本発明はこれに限定されず、表示制御部98が、表示部85aにアドバイス画面を表示するか否かを判断し、この判断結果に基づいて、表示部85aにアドバイス画面を表示してもよい。より具体的には、表示制御部98は、最大供給継続時間が、予め決められた所定値よりも大きい場合に、アドバイス画面(図5(b−1)参照)を表示してもよい。また、表示制御部98は、貯湯タンク20からカランA、シャワーB及び浴槽Cに供給される温水供給量が、予め決められた基準量よりも小さい場合に、アドバイス画面(図5(c−1)参照)を表示してもよい。なお、この基準量は、過去1週間の所定期間(例えば、午前零時〜正午)において貯湯タンク20からカランA、シャワーB及び浴槽Cに供給された温水供給量の平均値であり、制御部90のメモリに記憶されている。
【0096】
また、表示制御部98は、カランA及びシャワーBに供給される湯の供給温度が予め決められた所定温度よりも高い場合に、アドバイス画面(図5(d−1)参照)を表示してもよい。なお、この判断は、カランA及びシャワーBに供給される湯の供給温度に限らず、浴槽Cに供給される湯の供給温度と所定温度との比較結果に基づいて行われてもよい。また、表示制御部98は、浴槽追い焚き時間の積算結果が所定値よりも大きい場合に、アドバイス画面(図5(e−1)参照)を表示すると判断してもよい。また、表示判断部98は、時間T1〜T3が予め決められた所定時間よりも長い場合に、アドバイス画面(図5(f−1)〜(h−1)参照)を表示してもよい。この場合、各アドバイス画面は、次ボタンの操作に応じて、図5(b−1)〜(h−1)の順番に切換表示されるとは限らない。つまり、上述の判断により、例えば、図5(c−1)に示すアドバイス画面を表示しないと判断された場合であって、図5(b−1)に示すアドバイス画面の表示中に次ボタンが選択された場合には、図5(b−1)に示すアドバイス画面から図5(c−1)に示すアドバイス画面に切り換わらずに、図5(b−1)に示すアドバイス画面から図5(d−1)に示すアドバイス画面に切り換わる。
【0097】
上述した実施形態では、各アドバイス情報に対応した省エネ度を示す情報として、電気料金の節約料が表示される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、各アドバイス情報に対応した省エネ度を示す情報として、電力使用量の節電量が表示されてもよい。
【0098】
上述した実施形態では、図5(b−1)に示すアドバイス情報のうち、“お湯をこまめに止めましょう。”の部分に対応した省エネ度を示す情報として、お湯を連続で出した時間(最大供給継続時間)によらずに、“10分(シャワー約100L)減らすと、一ヶ月あたり約50〜250円の節約ができます。”が表示される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、最大供給継続時間に応じて、異なった省エネ度を示す情報が表示されてもよい。
【0099】
同様に、上述した実施形態では、図5(c−1)に示すアドバイス情報のうち、“「エコ停止」を設定すると昼間の沸き上げを停止できます。”の部分に対応した省エネ度を示す情報として、本日の使用量(貯湯タンク20からカランA、シャワーB及び浴槽Cに供給された温水供給量の合計)によらずに、“昼間の運転が1時間短くなると一カ月あたり約○○円の節約ができます。”が表示される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、貯湯タンク20からカランA、シャワーB及び浴槽Cに供給された温水供給量の合計に応じて、異なった省エネ度を示す情報が表示されてもよい。
【0100】
同様に、上述した実施形態では、図5(d−1)に示すアドバイス情報のうち、“給湯温度は低めに設定しましょう。”に対応した省エネ度を示す情報として、給湯設定温度(カランA及びシャワーBに供給される湯の供給温度)によらずに、“給湯温度を2℃低めに設定すると、一カ月あたり約50〜150円の節約ができます。”が表示される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、カランA及びシャワーBに供給される湯の供給温度に応じて、異なった省エネ度を示す情報が表示されてもよい。
【0101】
同様に、上述した実施形態では、図5(e−1)に示すアドバイス情報のうち、“追いだきより高温たし湯を使いましょう。”に対応した省エネ度を示す情報として、追いだき時間(浴槽追い焚き時間の積算結果)によらずに、“追いだきより高温たし湯がお得です。おふろの温度を上げる場合、一カ月あたり約○○円の節約ができます。”が表示される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、浴槽追い焚き時間の積算結果に応じて、異なった省エネ度を示す情報が表示されてもよい。
【0102】
同様に、上述した実施形態では、図5(f−1)に示すアドバイス情報のうち、“おふろが沸いたらすぐに入浴し、適切な保温時間を設定しましょう。”に対応した省エネ度を示す情報として、おふろが沸いてから入浴までの時間(時間T1)によらずに、“保温時間が1時間短くなると一カ月あたり約○○円の節約ができます。”が表示される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、時間T1に応じて、異なった省エネ度を示す情報が表示されてもよい。
【0103】
同様に、上述した実施形態では、図5(g−1)に示すアドバイス情報のうち、“ふろは時間をあけずに入り、適切な保温時間を設定しましょう。”に対応した省エネ度を示す情報として、ふろ保温中に入浴していなかった時間(時間T2)によらずに、“保温時間が1時間短くなると一カ月あたり約○○円の節約ができます。”が表示される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、時間T2に応じて、異なった省エネ度を示す情報が表示されてもよい。
【0104】
同様に、上述した実施形態では、図5(h−1)に示すアドバイス情報のうち、“浴そうにふたをして、冷めないようにしましょう。”に対応した省エネ度を示す情報として、時間T3によらずに、“浴そうにふたをすることで、一ヶ月あたり約○○円の節約ができます。”が表示される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、時間T3に応じて、異なった省エネ度を示す情報が表示されてもよい。
【0105】
上述した実施形態では、浴槽Cの追い焚き運転が行われた時間として、熱交循環ポンプ51が駆動している時間を検知する例について述べたが、本発明はこれに限定されず、追い焚き運転が行われた時間として、熱交循環ポンプ42が駆動している時間を検知してもよい。
【0106】
上述した実施形態では、使用湯量グラフ画面、アドバイス画面及び効果画面から基本画面への切り換えが、終了ボタンの押下により行われる例について述べたが、本発明はこれに限定されず、基本画面への切り換えが、台所リモコン85の蓋が閉じられたときに行われるものでもよく、例えば、エコ確認ボタン107の押下から継続して30秒間、台所リモコン85が無操作の場合に行われるものでもよい。
【0107】
上述した実施形態では、給湯水量センサ72が流量を検知している時間が、貯湯タンク20からカランA又はシャワーBへの温水供給が継続される供給継続時間として検知される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、湯はり水量センサ64が流量を検知している時間が、貯湯タンク20から浴槽Cへの温水供給が継続される供給継続時間として検知されてもよい。
【0108】
上述した実施形態では、浴槽追い焚き時間の積算結果に基づいて、アドバイス画面が表示される例について述べたが、本発明はこれに限定されず、浴槽Cの追い焚き運転が連続して行われる追焚連続時間に基づいて、アドバイス画面を表示してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0109】
本発明を利用すれば、使用状況によるロスを抑制するために十分なアドバイスをユーザに対して表示可能な温水供給システムを得ることができる。
【符号の説明】
【0110】
1 温水供給システム
1a ヒートポンプユニット1a(加熱手段)
20 貯湯タンク
40 追焚循環回路(追い焚き手段)
53 水位センサ(使用検知手段)
54 蓋センサ(蓋開放検出センサ)
72 給湯水量センサ(流量センサ)
85 台所リモコン
85a 表示部
86 浴室リモコン
90 制御部
91 供給継続時間検知部(供給継続時間検知手段)
92 使用ペース検知部
93 供給温度検知部(供給温度検知手段)
94 追い焚き時間検知部(追い焚き時間検知手段)
95 湯はり完了検知部
96 入浴検知部(保温時間検知手段及び蓋開放時間検知手段)
97 蓋開放検知部
98 表示制御部(表示制御手段)
A カラン(温水供給端末)
B シャワー(温水供給端末)
C 浴槽(温水供給端末)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
温水を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンク内に貯留された温水が供給される温水供給端末と、
前記貯湯タンクから前記温水供給端末への温水供給が継続される供給継続時間を検知する供給継続時間検知手段と、
表示部に表示される内容を制御する表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記供給継続時間検知手段で検知された時間に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を前記表示部に表示することを特徴とする温水供給システム。
【請求項2】
前記貯湯タンクから前記温水供給端末へ供給される温水量を検出する流量センサを備え、
前記供給継続時間検知手段は、前記流量センサで連続して流量が検出された時間に基づいて前記供給継続時間を検知することを特徴とする請求項1に記載の温水供給システム。
【請求項3】
温水を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンク内に貯留された温水が供給される浴槽と、
前記貯湯タンクから前記浴槽に供給された温水の追い焚きを行う追い焚き手段と、
前記追い焚き手段による温水の追い焚き時間を検知する追い焚き時間検知手段と、
表示部に表示される内容を制御する表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記追い焚き時間検知手段で検知された時間に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を前記表示部に表示することを特徴とする温水供給システム。
【請求項4】
温水を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンク内に貯留された温水が供給される温水供給端末と、
前記貯湯タンクから前記温水供給端末に供給される温水の供給温度を検知する供給温度検知手段と、
表示部に表示される内容を制御する表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記供給温度検知手段で検知された供給温度に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を前記表示部に表示することを特徴とする温水供給システム。
【請求項5】
温水を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンク内に貯留された温水が供給される浴槽と、
前記貯湯タンクから前記浴槽への温水供給完了後において、前記浴槽内の温水が保温されている間のうち、前記浴槽が使用されない時間を検知する保温時間検知手段と、
表示部に表示される内容を制御する表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記保温時間検知手段で検知された時間に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を前記表示部に表示することを特徴とする温水供給システム。
【請求項6】
温水を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段で加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンク内に貯留された温水が供給される浴槽と、
前記浴槽の蓋が開放された状態であることを検出する蓋開放検出センサと、
前記貯湯タンクから前記浴槽への温水供給完了後において、前記浴槽が使用されない時間であって、且つ、前記浴槽の蓋が開放された時間を検知する蓋開放時間検知手段と、
表示部に表示される内容を制御する表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記蓋開放時間検知手段で検知された時間に基づいて、ユーザに対するアドバイス情報を前記表示部に表示することを特徴とする温水供給システム。
【請求項7】
前記浴槽が使用されているか否かを検知する使用検知手段を備え、
前記使用検知手段は、前記浴槽内の温水量を検出する水位センサを含むことを特徴とする請求項5または6に記載の温水供給システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−149581(P2011−149581A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−9487(P2010−9487)
【出願日】平成22年1月19日(2010.1.19)
【出願人】(000002853)ダイキン工業株式会社 (7,604)
【Fターム(参考)】