説明

温水洗浄装置

【課題】温水洗浄便座の局部洗浄ノズルの清潔性を向上させることを目的とする。
【解決手段】給水栓に接続されて供給された水を局部洗浄水として噴出する噴出孔を有する局部洗浄ノズル6と、ミストを発生するミスト発生手段20と、局洗浄ノズルの噴出孔6a近傍を略密閉空間にして収納するノズル収納部8とを備え、ノズル収納部8にミスト発生手段20より発生したミストを充満させて局部洗浄ノズル6をミスト洗浄するものであり、局部洗浄ノズルを清潔にして使用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人体等の局部を洗浄する手段を便座に設けた温水洗浄装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に便座に設けた温水洗浄装置は、局部洗浄手段として先端から温水を噴出する局部洗浄ノズルを持ち、人体局部を洗浄する際には、局部洗浄ノズルを収納位置から局部洗浄に適した位置である便座に囲まれた空間内に移動させて、温水を人体局部に向けて噴出する。そして、洗浄により局部から落ちた汚物により局部洗浄ノズルが汚れる場合がある。
【0003】
そこで、その汚れを取り除く手段として、従来は、局部洗浄ノズルを洗浄するノズル洗浄手段を用意し、そこから局部洗浄ノズルへ洗浄水を噴出させることで洗浄を行い、さらに、その洗浄性を向上させるため温水の流量を確保して、十分に汚れ、異物を流し出すという技術を採用しているものであった(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第3115860号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の構成により、大流量の洗浄水で洗い流すだけでは、洗浄水は局部洗浄ノズルの外周を洗うだけであり、また、お湯または水の流体で洗浄するだけでは局部洗浄ノズルに付着した汚れの油分は落としきれないとともに、局部洗浄ノズルの流入口の複雑な構成のなかに入り込んだ細かい汚れや細菌などの洗浄、除菌は不十分であった。
【0005】
上記従来の課題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、局部洗浄手段に付着した汚れを取り除き易くして、常に清潔に保つことが可能な温水洗浄装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は局部洗浄水を噴出する噴出孔を有する局部洗浄手段と、ミストを発生するミスト発生手段と、前記局部洗浄手段を収納する収納部とを備え、前記収納部は前記ミスト発生手段により発生したミストを流入させる構成にしたものである。
【0007】
この手段により、ミストが局部洗浄手段の細部にわたって浸透し、付着している汚れを確実に浮かして取り除き易くでき(以下、ミスト洗浄という)、汚れを確実に洗い流す等のことが可能となる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の温水洗浄装置は、局部洗浄手段が複雑な構成であっても付着した汚れを確実に浮かせ取り除き易くできるので、洗浄で容易に汚れを落とし清潔に保つことが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の発明は、局部洗浄水を噴出する噴出孔を有する局部洗浄手段と、ミストを発生するミスト発生手段と、前記局部洗浄手段を収納する収納部とを備え、前記収納部は前記ミスト発生手段により発生したミストを流入させる構成にした温水洗浄装置である。
【0010】
そして、収納部により局部洗浄手段の噴出孔等が、十分な濃度の滞留させた状態のミストに触れて付着している汚れが確実に浮き取り除き易くできる構成であり、さまざまな噴流形態を実現するために、より複雑化した内部構成ならびに部品構成をとった局部洗浄手段の機構であっても、確実にミストが細部に行きわたって浸透して汚れを落とすことが可能となる。
【0011】
このように、まず、水をミストにして汚れに浸透させて浮かし、汚れを落ちやすい状態するミスト洗浄にできるので、十分にミスト濃度をあげて局部洗浄手段の表面に付着した水で洗い流したり、別に水または温水で洗い流すなどの構成として汚れを除去してもよいし、また使用者が拭き取る等という作業を行うようにしてもよい。
【0012】
第2の発明は、特に、第1の発明の収納部は、局部洗浄手段の噴出孔の位置とほぼ同じ高さ位置またはそれより高い位置に、ミスト発生手段のミストが出る流入口を設けたものである。そして、ミスト発生手段により発生したミストが流入口より収納部内に流れ込み、特に収納部の下方へ向かって流れるので、ミスト洗浄の最重点対象である噴出孔近傍に自然に導かれ、特別にミストを搬送する出段を有しなくとも効率よくミスト搬送できる構成となる。
【0013】
第3の発明は、特に、第1の発明または第2の発明のミスト発生手段は、ミストを発生させるために使用する水を貯水する貯水部を有し、前記貯水部へ薬剤を添加する薬剤添加手段を備えたものである。そして、薬剤を添加したミストを発生することが可能となり、より特定の汚れに対して特化して薬液を選択して添加して、ミスト洗浄してより効果的な洗浄が可能となる。
【0014】
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、収納部へ温水または水を供給して収納部内部と局部洗浄手段の少なくともいずれかを洗浄する汚れ洗浄手段を備えたものである。そして、温水または常温水で収納部を流水洗浄することができて、洗浄にバリエーションを持たせることができる。
【0015】
第5の発明は、特に、第4の発明において汚れ洗浄手段は、薬剤添加手段により薬剤を添加した水をミストにするミスト発生手段による収納部および局部洗浄手段をミスト洗浄した後に洗浄を行う構成にしたものである。そして、薬液の添加されたミスト洗浄液が付着した収納部内部に温水または常温水の洗浄が行われると薬剤の残液が付着することもなく、洗浄効果の維持に効果的である。
【0016】
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明のミスト発生手段は、超音波発生方式としたものである。そして、超音波方式は、小型で便座装置本体内部に組み込みやすい。
【0017】
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明において、収納部と局部洗浄手段の少なくともいずれかを振動させるものである。そして、収納部と局部洗浄手段のいずれかが振動することで、例えば収納部がミストで充満されてミスト洗浄の際に洗浄対象も振動し、一段と汚れが取り除き易くなり洗浄効果が向上する。
【0018】
第8の発明は、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明において、収納部は排水手段を設けて、ミスト発生手段または汚れ洗浄手段で用いた洗浄水を排水するものである。そして、ミストを収納部に充満させミスト洗浄した後、洗浄水、残水、汚水を確実に排水できる。
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
次に、本発明に係る便座に局部洗浄手段を設けた温水洗浄装置の実施の形態につき説明する。
【0020】
図1、図2に示すように、水道管とつないだ給水配管1は水道管直結アダプター部2につながり、ここから洗浄水となる水を温水洗浄装置に取入れる。この水は、熱交換器3で加熱され、水ポンプ4で加圧されて流路調整弁5を通り、ここで流量を調整したのち、局部洗浄手段である肛門用とビデ用の2つの局部洗浄ノズル6、6と、これら局部洗浄ノズル6、6aの汚れを洗い流す汚れ洗浄手段となるノズル洗浄手段7へ水を分岐させる。
【0021】
局部洗浄ノズル6、6は、図3、図4に示すように局部洗浄を行わないときは、収納部となるノズル収納部8に収納され、局部洗浄時にはノズル収納部8より温水洗浄装置の本体9の設けてある輪状の便座10の後中央より進出する進退自在に構成してある。
【0022】
ノズル収納部8は、上下左右の側壁をなすガイド筒11と局部洗浄ノズル6、6が出入する前面開口を開閉する蓋12で構成され、蓋12が閉じることで略密閉空間を保っている。なお、前記略密閉空間は、ガイド筒11と蓋12等の組立て上の誤差による隙間を含んだ構造である。ガイド筒11は、略密閉空間を構成するための独立した部材でもかまわないが、本実施の形態では局部洗浄ノズル6、6がノズル収納部8と便座10に囲まれた空間である局部洗浄に適した洗浄位置とを移動するためのガイド部材を用いている。
【0023】
局部洗浄ノズル6、6は、水圧または電気を用いた駆動源(図示せず)の力により、その収納部と洗浄位置を移動可能であり、駆動源、ノズル収納部8等とともに局部洗浄ノズルユニット13を構成する。そして、図5に示すように、局部洗浄ノズル6が洗浄位置にあるとき蓋12は、開くが、局部洗浄ノズル6がノズル収納部8にあるとき蓋12は自重で閉止するように上端がガイド筒11の上縁に回転自在に枢支してある。
【0024】
ノズル収納部8は、図6に示すようにガイド筒11の内部に局部洗浄ノズル6の円形な外形に沿った形でのリブ14が設けられており、蓋12が閉まることで略密閉空間を形成している。すなわち、ノズル収納部8はリブ14と蓋12とガイド筒11で囲まれた空間に局部洗浄ノズル6の洗浄水の噴出孔6aのある先端部分を収納している。図中、15は2つの局部洗浄ノズル6、6の肛門用とビデ用を仕切る中央仕切壁である。
【0025】
さらにノズル収納部8は、略密閉性を向上させるには、ガイド筒11内部のリブ14端部に、局部洗浄ノズル6と接触するゴム製のパッキンを設けることも可能である。また、蓋12は自重で閉じるだけでなく、図7(a)に示すように、ガイド筒11の上縁に設けた回転軸16の中心の図中上部に圧縮バネ17を設け、蓋12が閉まる方向に付勢する構成にして常に蓋12を閉じ、局部洗浄時に動力でノズル収納部8より洗浄位置へ進出する局部洗浄ノズル6の力で開成する構成や、図7(b)に示すようにモータ18でレリーズ19を動かす等により蓋12が局部洗浄ノズル6への洗浄開始と洗浄停止の指令に連動して開閉する機構をもつことで、より効果的にノズル収納部8を閉じることも可能である。
【0026】
ミスト発生手段20は、図1に示すように温水洗浄装置に取り込まれた水道水が、局部洗浄水につながる配管から分岐した水路より貯水部20aに供給され、超音波振動装置20bにより霧化されてミストとなり、ノズル収納部8に開口する流入口21より自然に流入して充満する構成にしている。そして、ミスト発生手段20は、超音波振動以外にも、熱によるもの、高速回転する部材により発生させるもの、高電圧によるもの、静電霧化によるもの等があり、いずれでもかまわない。
【0027】
流入口21は、ノズル収納部8に収納された状態の局部洗浄ノズル6の噴出孔6aの位置と略同じ高さ位置、またはそれより高い位置においてノズル収納部8のガイド筒12の壁に設け、ノズル収納部8に流入したミストが下方へ向かって流れ込み、噴出孔6aの近傍に自然に導かれ、特別にミストを搬送する出段を有しなくとも効率よくミスト搬送できる構成にしてある。なお、ミストをミスト発生手段20からノズル収納部8に送るには、電動ファンなどによる搬送手段を用いても良い。
【0028】
また図1に示すように、局部洗浄に用いる流量が少なくて良いとき等で、温水洗浄装置内に取入れた水の一部を余剰水として排水する排水口22の構造がある温水洗浄装置の場合、この余剰水の排水路22aから分岐し、水をミスト発生手段20に供給することで、余剰水を有効活用させることも可能である。
【0029】
さて、ミスト発生手段20は、発生したミストを略密閉空間であるノズル収納部8に充満させるので、ノズル収納部8の内部はもちろん、局部洗浄ノズル6、6をミスト洗浄にできる。そして前記ミストは、その粒径が数μ〜100μ程度であるために空気に浮遊可能であり、水またはお湯をかけることで局部洗浄ノズルを洗う場合に較べて、局部洗浄ノズル6の、より複雑な形状の奥にまで到達でき、効率よく洗浄が可能である。
【0030】
つまり、ミストが汚れやすい局部洗浄ノズル6の先端部はもちろん、複雑な形状の噴出孔6aの細部にわたって浸透し、付着している汚れを確実に浮かして取り除き易いミスト洗浄の状態にでき、これをノズル収納部8内に十分にミスト濃度を上げて局部洗浄ノズル6の表面に付着した水で洗い流したり、別に水または温水で洗い流すなどの構成として汚れを除去してもよいし、また使用者が拭き取る等という作業を行うようにして汚れを確実に洗い流す等のことが可能となる。
【0031】
さらに、薬剤添加手段23は、ミスト発生手段20の上手の水通路に接続されて薬剤が水に混合されミスト発生手段20の貯水部20aに溜まり、ミスト発生手段20から発生するミストに殺菌、脱臭、汚れ落とし等の効果を持つ薬剤を添加する構成であり、薬剤の添加されたミストで局部洗浄ノズル6、ノズル収納部8の内部をミスト洗浄にする。
【0032】
一般に汚物には油分が含まれており、これが従来の水またはお湯による流し洗浄では落としきれず残ってしまい、その蓄積により局部洗浄ノズル6の汚れの原因となっていたが、本実施の形態のように薬剤の添加されたミストは、複雑な形状の局部洗浄ノズル6の隅々にまで薬剤を届けることが可能であり、洗浄効果を一段と高めることが可能となる。
【0033】
さらに図8に示すように排水手段11aは、ノズル収納部8のガイド筒12の先端部底面(またはガイド筒12の先端部底面から側面にかけて)に排水用切り欠き等を設けて構成している。従って、お湯または水による局部洗浄ノズル6を洗浄するノズル洗浄手段7により、薬剤の添加されたミストによる局部洗浄ノズル6とノズル収納部8内の洗浄後における局部洗浄ノズル6とノズル収納部8内を、お湯または水で洗い流し、薬剤により取れやすくなっている汚れを排水手段11aより便器内へ早く洗い流すことが可能になる。なお、ガイド筒11と蓋12の組み立て上で起こる隙間を利用して排水するようにしても良い。
【0034】
操作部24は、温水洗浄装置を使用するため指令を制御手段25に釦の操作で送る構成で、従来の装置のように局部洗浄ノズル6、6による局部洗浄開始と停止、便器内の匂いを吸引して脱臭する脱臭装置26による脱臭と停止、局部洗浄後の被洗浄部を温風で乾燥させる乾燥手段27による乾燥と停止、さらにはミスト発生手段20による局部洗浄ノズル6とノズル収納部8内のミスト洗浄と停止、ミスト洗浄時に薬剤添加手段23による水
に薬剤の添加と停止、その後における局部洗浄ノズル6とノズル収納部8内をノズル洗浄手段7による洗い流しの洗浄と停止などを指令する。
【0035】
制御手段25は、マイクロコンピュータ及びその周辺回路よりなり、図1に示すように水ポンプ4、流路調整弁5、局部洗浄ノズルユニット13、ミスト発生手段20、薬剤添加手段23、脱臭装置26、乾燥手段27などと電気的に接続され、これ等を操作部24からの指令で以下に述べる温水洗浄装置の動作と作用を実行するプログラムを内蔵するとともに、特に図9に示すミスト洗浄を行うフローを実行するプログラムも内蔵している。
【0036】
なお、図1で28は便座10の下側に設けて使用者が着座及び離座したかを検知して制御手段25に信号を送り、制御手段25の制御実行に寄与する着座検知手段で、センサー、スイッチ等で構成され、便座以外に温水洗浄装置の本体9に、または温水洗浄装置の遠隔制御装置に設けても良く、さらにトイレ室の入室検知手段を兼用した着座検知手段でも良い。
【0037】
上記実施の形態において、便座10に使用者が着座すると制御手段25により脱臭装置26が動作し、そして使用者が用便後に操作部24を操作すると次の動作と作用が行われる。すなわち、局部洗浄ノズル6が蓋12を押し開いてノズル収納部8より便座10の洗浄位置に進出し、流路調整弁5により選択された肛門用の局部洗浄ノズル6の噴出孔6aより熱交換器3で瞬間的に暖められた温水の洗浄水が噴出して局部を洗浄する。そして、局部洗浄後は操作部24より停止の指令をすると局部洗浄ノズル6が洗浄位置より後退してノズル収納部8に納まり蓋12が閉じられる。また、局部乾燥の指令をすると乾燥手段27が動作し、局部洗浄で濡れた被洗浄部を温風で乾燥させ、また乾燥停止を指令すると乾燥が停止をする。
【0038】
特に、ミストによる洗浄は、使用者の指示に従い任意のタイミングで実施可能であるが、ノズル収納部8から蓋12を開けて局部洗浄ノズル6が洗浄位置にあっては、局部洗浄ノズル6の洗浄はできないために、局部洗浄ノズルが収納部に収納されているときのみ、ミストを発生できるよう制御することが良い。
【0039】
図12は、その制御フローである。すなわち、本実施の形態でミスト発生手段20は、使用者が操作部24より任意のタイミングでミスト洗浄をするため、図9に示すようにステップ(以下、Sと表示する)1でミスト発生の指令をすると、S2で局部洗浄ノズル6がノズル収納部8に納まっているかの確認が行われ、納まっていない時にはミストを発生させないとともにS2にリターンし、再び前記確認が繰り返される。
【0040】
一方、S2でノズル収納部8に局部洗浄ノズル6が納まっておると、S3でミスと発生の指示が行われミスト発生手段20が制御手段25により動作し、貯水部20aより超音波振動装置20bの作用でミストが発生し、流入口21より蓋12の閉じたノズル収納部8内に流入してミストが充満する。
【0041】
そして、局部洗浄ノズル6の先端部、噴出孔6aの細部までがミストで覆われ付着している汚れに浸透して前記の汚れを浮かし、取り除き易くなるミスト洗浄にする。もちろん、この時にノズル収納部8内にも汚れが付着しておれば、前記と同様の作用が生じてミスト洗浄にする。
【0042】
もちろん、ミスト発生手段20が動作する時に薬剤添加手段23を動作させて薬剤をミストになる水に混合させると、ミスト発生手段20から発生するミストには殺菌、脱臭、汚れ落としの作用が生じて、上記したミスト洗浄に殺菌、脱臭、汚れ落としが加わる。
【0043】
従って、局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8内の汚れが浮いて取り除き易いミスト洗浄の状態で、またミスト洗浄に殺菌、脱臭、汚れ落としが加わっているので、操作部24からの指令で流路調整弁5を調整してノズル洗浄手段7より洗浄水を流出させると局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8内に降りかかり、従来のノズル洗浄では落ちなかった汚れを、容易に洗い流してノズル収納部8の排水手段23より確実に、そして素早く排出でき、常に清潔に保つことができる。
【0044】
また、薬剤の添加されたミスト洗浄による後、局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8内の薬剤により落ちやすくなっている汚れを、お湯または水で容易に流すことができるだけでなく、局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8内の付着した薬剤も一度に洗い流すことができ、局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8を薬剤から護ることもできる。
【0045】
なお、上記実施の形態では、ミスト洗浄の状態にあるノズル収納部8および局部洗浄ノズル6をノズル洗浄手段7よりの洗浄水で汚れを洗い流したが、ノズル収納部8内を十分にミスト濃度に上げて局部洗浄ノズル6の表面に付着した水で洗い流したり、別に水または温水で洗い流すなどの構成として汚れを除去してもよいし、また使用者がノズル収納部8より局部洗浄ノズル6を外に進出させて拭き取る等という作業を行うようにして汚れを確実に洗い流すことでも良いものである。
【0046】
また、上記実施の形態では、局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8の両方をミスト洗浄の状態にしたが、少なくとも、汚れやすい局部洗浄ノズル6だけを行うようにしても良いものである。
【0047】
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2の温水洗浄装置におけるのノズル収納部分の概略構成図である。本実施の形態は、ノズル収納部分に振動装置を設けた構成であり、この点において上記した実施の形態1の発明と異なるだけで、それ以外の構成と作用効果は同一であるので、図1〜図9を利用して前記異なる部分を中心に説明する。
【0048】
図10に示すように、実施の形態1の局部洗浄ノズル6及びノズル収納部8は、振動装置である超音波振動装置30と接続し、ミストによる洗浄、または前記ミスト洗浄後におけるお湯又は水による洗浄時に、超音波振動させることで洗浄効果を高めるものである。そして、超音波振動装置30は振動を伝える振動伝達部31で局部洗浄ノズル6が、振動伝達部32でガイド筒11が振動するようにつながれ、操作部24の指令を受けた制御手段25により振動と停止が行われるものである。
【0049】
上記実施の形態において、ミスト発生手段20によるミスト洗浄に入った時、またはミスト洗浄が暫く時間経過してから操作部24の指令を受けた制御手段25に制御された超音波振動装置30が動作して局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8をそれぞれ超音波振動させる。
【0050】
その結果、局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8に付着している汚れが、上記したようにミスト洗浄により取り除き易くなってきているうえに、さらに局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8の振動を受けて取り除き易くなり、中には汚れが落ちてしまうものも発生する。
【0051】
従って、操作部24からの指令で流路調整弁5を調整してノズル洗浄手段7より洗浄水を流出させると局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8内に降りかかり、従来のノズル洗浄では落ちなかった汚れを、一段と容易に洗い流してノズル収納部8の排水手段23より確実に、そして素早く排出でき、常に清潔に保つことができる。
【0052】
なお、上記実施の形態は局部洗浄ノズル6およびノズル収納部8の両方に振動を与えたが、少なくとも、汚れやすい局部洗浄ノズル6だけを行うようにしても良いものである。
【0053】
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3の温水洗浄装置におけるノズル収納部分の概略構成図である。本実施の形態は、ノズル収納部分に照明装置を設けた構成であり、この点において上記した実施の形態1、2の発明と異なるだけで、それ以外の構成と作用効果は同一であるので、図1〜図10を利用して前記異なる部分を中心に説明する。
【0054】
図11に示すように、実施の形態1または実施の形態2のノズル収納部8は、蓋12aを透明性の高い部材で構成し、ノズル収納部8を構成する一方のガイド筒11の側壁下部にはLEDによる光源33を設ける。LEDは、透明カバー部材で防水処理され、かつ操作部24の操作による制御手段25により点灯、消灯の制御が行われる。中央仕切壁15は、その前端面をガイド筒11の前面開口縁より一歩下がった長さに設定して一個のLEDで肛門用とビデ用の並設している2つのノズル収納部8を照明できるように構成している。
【0055】
上記実施の形態において、ミストによる局部洗浄ノズル6、6の洗浄、またはお湯又は水による局部洗浄ノズル6、6の洗浄時に、制御手段25により光源33を灯すことにより、両方の局部洗浄ノズル6、6の洗浄されている様子が透明な蓋12aを介して外部から目視できる。むろん、この光源33はLEDに限る物ではなく、面状発光体など他の光源でもよい。
【0056】
特に、ノズル収納部8の光源33の点灯、消灯は、ミスト洗浄時、またはミスト洗浄後の汚れの洗い流し時に連動させる構成以外にも、手動で点灯可能とすることで、温水洗浄装置の全体のお手入れ時に点灯させて、見えにくい局部洗浄ノズル6、6の状態を目視確認することも可能になる。
【0057】
(実施の形態4)
図12は、本発明の実施の形態4の温水洗浄装置におけるミスト洗浄への制御フローのチャートである。本実施の形態は、ミスト発生の予約と局部洗浄を行っているかのチェックをしてミスト洗浄に入る制御方法で、実施の形態1〜3の各発明に適用できるものであり、温水洗浄装置は図1〜図9に示す温水洗浄装置の構成並びに作用と同じで、図1〜図9を利用して異なるミスト制御への制御フローを中心に説明する。
【0058】
図1に示す制御手段25は、図12に示すミスト発生の制御フローを実行するプログラムを内蔵しており、操作部24にはミスト発生予約の指令釦(図示せず)を設けている。
【0059】
次にミスト洗浄の制御方法について説明する。上記ミストによる洗浄は、使用者の指示に従い任意のタイミングで実施可能であるが、ノズル収納部8から蓋12を開けて局部洗浄ノズル6が洗浄位置にあっては、局部洗浄ノズル6の洗浄はできないために、局部洗浄ノズルが収納部に収納されているときのみ、ミストを発生できるよう制御することが良い。
【0060】
図12は、その制御フローである。すなわち、S4で操作部24によりミスト発生予約指示をすると、S5で局部洗浄ノズル6が局部洗浄を行っているかのチェックを行い、局部洗浄を行っている時はリターンして再びチェックを繰り返し、局部洗浄を行っていない時はS6に進む。
【0061】
そして、S6で局部洗浄ノズル6が洗浄位置より後退してノズル収納部8に納まり蓋12が閉じて局部洗浄が終了しているかチェックを行い、局部洗浄が終了していない時はリターンして再びチェックを繰り返し、局部洗浄が終了している時は次のS7に進む。S7では、さらに局部洗浄が終了して所定時間が経過したかチェックを行い、所定時間、経過していない時はリターンしてチェックを繰り返し、所定時間が経過すればS8に進み、ミスト発生手段20にミスト発生の指示を行う。S8の以降は実施の形態1で説明したようにしてミスト洗浄を行うものである。
【0062】
このように本実施の形態では、局部洗浄を行ったあと一定時間経過後に局部洗浄ノズル6の洗浄をミストで行うことを予約設定できるので、局部洗浄ノズル6はその使用後に常に自動で洗浄されるので清潔に保つ事ができる。
【0063】
(実施の形態5)
図13は、本発明の実施の形態5の温水洗浄装置におけるミスト洗浄への制御フローのチャートである。本実施の形態は、ミスト発生の予約と局部乾燥を行っているかのチェックをしてミスト洗浄に入る制御方法で、実施の形態1〜4の各発明に適用できるものであり、温水洗浄装置は図1〜図9に示す温水洗浄装置の構成並びに作用と同じで、図1〜図9を利用して異なるミスト洗浄への制御フローを中心に説明する。
【0064】
図1に示す制御手段25は、図13に示すミスト発生の制御フローを実行するプログラムを内蔵しており、操作部24にはミスト発生予約の指令釦(図示せず)を設けている。
【0065】
次にミスト洗浄の制御方法について説明する。S9で操作部24によりミスト発生予約指示をすると、S10で局部洗浄により濡れた被洗浄部に温風を吹き付けて局部乾燥を行っているかのチェックを行い、局部乾燥を行っている時はリターンして再びチェックを繰り返し、局部乾燥を行っていない時はS11に進む。
【0066】
そして、S11で乾燥手段27の動作が停止して局部乾燥が終了しているかチェックを行い、局部乾燥が終了していない時はリターンして再びチェックを繰り返し、局部乾燥が終了している時は次のS12に進む。S12では、さらに局部乾燥が終了して所定時間が経過したかチェックを行い、所定時間、経過していない時はリターンしてチェックを繰り返し、所定時間が経過すればS13に進み、ミスト発生手段20にミスト発生の指示を行う。S13の以降は実施の形態1で説明したようにしてミスト洗浄を行うものである。
【0067】
このように本実施の形態では、局部洗浄後の濡れた被洗浄部に温風を吹き付ける乾燥手段27を有している温水洗浄装置では、使用者が局部乾燥を行ったあと一定時間経過後に局部洗浄ノズル6の洗浄をミストで行うことを予約設定できるので、局部洗浄ノズル6は温水洗浄装置の使用後に常に自動で洗浄されるので清潔に保つ事ができる。
【0068】
(実施の形態6)
図14は、本発明の実施の形態6の温水洗浄装置におけるミスト洗浄への制御フローのチャートである。本実施の形態は、ミスト発生の予約と使用者が便座に着座をしているかのチェックをしてミスト洗浄に入る制御方法で、実施の形態1〜5の各発明に適用できるものであり、温水洗浄装置は図1〜図9に示す温水洗浄装置の構成並びに作用と同じで、図1〜図9を利用して異なるミスト洗浄への制御フローを中心に説明する。
【0069】
図1に示す制御手段25は、図14に示すミスト発生への制御フローを実行するプログラムを内蔵しており、操作部24にはミスト発生予約の指令釦(図示せず)を設けている。
【0070】
次にミスト洗浄の制御方法について説明する。S14で操作部24によりミスト発生予約指示をすると、S15で便座10に使用者が着座していないか着座検知手段28でチェックを行い、使用者が便座10に着座している時はリターンして再びチェックを繰り返し、使用者が便座10に着座していない時はS16に進む。
【0071】
そして、S16で使用者が便座10から立ち上がって離れ、離座したかチェックを行い、着座中であればリターンして再びチェックを繰り返し、使用者の便座10からの離座したと判断すると次のS17に進む。S17では、さらに使用者の便座10からの離座してから所定時間が経過したかチェックを行い、所定時間、経過していない時はリターンしてチェックを繰り返し、所定時間が経過すればS18に進み、ミスト発生手段20にミスト発生の指示を行う。S18の以降は実施の形態1で説明したようにしてミスト洗浄を行うものである。
【0072】
このように本実施の形態では、使用者が便座10に座っていることを検知する手段をもっている温水洗浄装置では、使用者が便座から立ち上がって離れ一定時間経過後に局部洗浄ノズルの洗浄をミストで行うことを予約設定できるので、局部洗浄ノズル6は温水洗浄装置の使用後に常に自動で洗浄されるので清潔に保つ事ができる。
【0073】
(実施の形態7)
図15は、本発明の実施の形態7の温水洗浄装置におけるミスト洗浄への制御フローのチャートである。本実施の形態は、温水洗浄装置の使用時刻を学習して、温水洗浄装置の使用しない時間にミスト洗浄に入る制御方法で、実施の形態1〜6の各発明に適用できるものであり、温水洗浄装置は図1〜図9に示す温水洗浄装置の構成並びに作用と同じで、図1〜図9を利用して異なるミスト洗浄への制御フローを中心に説明する。
【0074】
図1に示す制御手段25は、図15に示すミスト発生への制御フローを実行するプログラムを内蔵しており、そして温水洗浄装置の使用時間を記憶する学習手段34を設けている。操作部24にはミスト発生予約の指令釦(図示せず)を設けている。
【0075】
次にミスト洗浄の制御方法について説明する。S19で操作部24によりミスト発生予約指示をすると、S20で便座10に使用者が着座しているかチェックを行い、使用者が便座10に着座している時は次のS21で着座開始時刻を学習手段34に記憶して次のS22に進む。
【0076】
そして、S22で使用者は便座10に着座して局部洗浄、被洗浄部の乾燥が終了して便座10から離れ終了したかチェックを行い、離座終了していない時はリターンして再びチェックを繰り返し、離座終了していれば次のS23で温水洗浄装置の使用時間である離座終了時刻を記憶する。そして、先の着座開始時刻と離座終了時刻を基にS24で学習手段34が温水洗浄装置の使用時刻を計算して格納しS20にリターンする。
【0077】
一方、S20で使用者が便座10に着座していない時は、次のS25で先に格納した使用時刻に基き温水洗浄装置の使用時刻かをチェックし、使用時刻である時はS20にリターンして再びチェックを繰り返し、使用時刻でない時は次のS26で前回のミスト発生から一定時間経過したかをチェックする。そして、前回のミスト発生から一定時間経過していない時はS20にリターンして再びチェックを繰り返し、前記の一定時間経過した時はS27に進み、ミスト発生手段20にミスト発生の指示を行う。S27の以降は実施の形態1で説明したようにしてミスト洗浄を行うものである。
【0078】
このように本実施の形態では、温水洗浄装置の使用時刻を記憶する手段を持っているので、その使用時刻の記憶から使用されない時間帯を制御手段25の学習手段34で推測し
、その時間帯に局部洗浄ノズル6のミスト洗浄を自動で行え、より利便性を高めることができる。
【0079】
この場合、前回のミスト発生時刻を記憶し、それから一定時間−例えば1日−経過した場合のみミスト発生するようにすることで、定期的に局部洗浄ノズルを洗浄することが可能となり、無用にミスト発生を繰返す事を防止できる。
【0080】
なお、上記各実施の形態において、図9、図12から図15に示す「ミスト発生」は、予め定められた時間だけミストを発生し局部洗浄ノズルの洗浄を行う方法以外に、使用者が任意に定めた時間だけミストを発生し局部洗浄ノズルの洗浄を行った後、局部洗浄ノズルとその収納部をお湯または水で洗い流すことが行われてもよい。
【0081】
また、上記各実施の形態におけるノズル収納部8は前面開口を塞ぐ蓋12を設けて略密閉したが、ガイド筒11、蓋12の組立て上の誤差による隙間、そして排水手段11aが存在し、そこからミストが洩れてもミスト洗浄に支障のないものである。
【0082】
また、上記各実施の形態におけるノズル収納部8は蓋12を設けて略密閉したが、蓋12のない構成でも良く、その場合にはミストをノズル収納部8に強制的に流入させるとか、ミストの量を多く流入させたり、ミストを局部洗浄ノズルに集中的にふりかける等の構成にすることで、実質的に本実施の形態と同等の作用効果を期待できる。
【0083】
さらに、上記各実施の形態におけるノズル収納部8は、ガイド筒11、蓋12等の収納部を形成する専用の部材で構成したが、局部洗浄が終り便座10の空間から本体9側に後退した局部洗浄ノズル6が、結果的に本体9を構成する他の部材によって囲まれ形成された空間に納まっている場合には、その空間部を収納部としても良いものである。
【産業上の利用可能性】
【0084】
本発明の温水洗浄装置は、局部洗浄手段の細部に入り組んだ構成についても十分に汚れを浮き出させて洗浄して、清潔に使用することが可能となるので、局部洗浄手段だけでなく、局部洗浄手段のクリーニング構成、乾燥、脱臭などの吹き出し口構成についての洗浄手段としても適用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明の実施の形態1の温水洗浄装置の概略水回路図
【図2】同温水洗浄装置の内部平面図
【図3】同温水洗浄装置の局部洗浄ノズルユニットの外観図
【図4】同温水洗浄装置の局部洗浄ノズルユニットのノズル収納部拡大図
【図5】同温水洗浄装置の局部洗浄ノズルが洗浄位置にあるときの状態図
【図6】同温水洗浄装置のノズル収納部の内部図
【図7】同温水洗浄装置のノズル収納部の開閉手段の閉止機構説明図
【図8】同温水洗浄装置のノズル収納部の排水用切り欠き構成説明図
【図9】同温水洗浄装置のミスト洗浄のフローチャート
【図10】本発明の実施の形態2の温水洗浄装置におけるノズル収納部分の構成図
【図11】本発明の実施の形態3の温水洗浄装置におけるノズル収納部内部の構成図
【図12】本発明の実施の形態4の温水洗浄装置におけるミスト洗浄のフローチャート
【図13】本発明の実施の形態5の温水洗浄装置におけるミスト洗浄のフローチャート
【図14】本発明の実施の形態6の温水洗浄装置におけるミスト洗浄のフローチャート
【図15】本発明の実施の形態7の温水洗浄装置におけるミスト洗浄のフローチャート
【符号の説明】
【0086】
6 局部洗浄ノズル(局部洗浄手段)
6a 噴出孔
7 ノズル洗浄手段(汚れ洗浄手段)
8 ノズル収納部(収納部)
11a 排水手段
20 ミスト発生手段
20a 貯水部
20b 超音波振動装置
21 流入口
23 薬剤添加手段
25 制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
局部洗浄水を噴出する噴出孔を有する局部洗浄手段と、ミストを発生するミスト発生手段と、前記局部洗浄手段を収納する収納部とを備え、前記収納部は前記ミスト発生手段により発生したミストを流入させる構成にしてなる温水洗浄装置。
【請求項2】
収納部は、局部洗浄手段の噴出孔の位置とほぼ同じ高さ位置またはそれより高い位置に、ミスト発生手段のミストが出る流入口を設けた請求項1記載の温水洗浄装置。
【請求項3】
ミスト発生手段は、ミストを発生させるために使用する水を貯水する貯水部を有し、前記貯水部へ薬剤を添加する薬剤添加手段を備えた請求項1または2記載の温水洗浄装置。
【請求項4】
収納部へ温水または水を供給して収納部内部と局部洗浄手段の少なくともいずれかを洗浄する汚れ洗浄手段を備えた請求項1から3のいずれか1項記載の温水洗浄装置。
【請求項5】
汚れ洗浄手段は、薬剤添加手段により薬剤を添加した水をミストにするミスト発生手段による収納部および局部洗浄手段をミスト洗浄した後に、洗浄を行う構成にした請求項4記載の温水洗浄装置。
【請求項6】
ミスト発生手段は、超音波発生方式とした請求項1から5のいずれか1項記載の温水洗浄装置。
【請求項7】
収納部と局部洗浄手段の少なくともいずれかを振動させる請求項1から6のいずれか1項記載の温水洗浄装置。
【請求項8】
収納部は、排水手段を有し、ミスト発生手段または汚れ洗浄手段で用いた洗浄水を排水する請求項1から7のいずれか1項記載の温水洗浄装置。

【図1】
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【図9】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−196141(P2008−196141A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−30005(P2007−30005)
【出願日】平成19年2月9日(2007.2.9)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】