説明

測定システム

【課題】PCのファイルシステムに格納されている所望の測定データファイルを迅速に抽出して可視化表示できる測定システムを提供すること。
【解決手段】測定器で生成された測定データファイルをPCに転送してファイルシステムに測定データファイルを管理するとともに表示するように構成された測定システムにおいて、前記PCには、前記PCに転送格納されている各測定データファイルに固有の属性情報を含むインデックスファイルを生成格納する手段と、このインデックスファイルに基づき所望の測定データファイルを検索する手段と、検索された測定データファイルを可視化表示する手段、を設けたことを特徴とするもの。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、測定システムに関し、詳しくは、測定器で生成された測定データファイルをパーソナルコンピュータ(以下PCという)に転送してPC上で測定データファイルを管理するとともに表示するように構成された測定システムの改良に関するものである。
【0002】
測定システムの一種に、測定器で生成された測定データファイルをPCに転送し、PC上で測定データファイルを管理するとともに表示するように構成されたものがある。
【0003】
図4は、このような測定システムの一例を示すブロック図である。図4において、測定器10はたとえばネットワーク20を介してPC30と接続されている。
【0004】
測定器10は、たとえば特許文献1に記載されているようなペーパーレス記録計であって、2系統の測定対象CH1とCH2が接続されており、その各測定チャネルにて測定対象の温度、電圧などを測定している。ペーパーレス記録計10は固有のシリアル番号11(たとえば「A」)を持っており、ネットワーク20に複数台のペーパーレス記録計が存在する場合にはこのシリアル番号11で区別をする。
【0005】
ペーパーレス記録計10は、各チャネルで測定した値と時刻を、固有のシリアル番号11とともに測定データファイル12として生成して記録格納している。すなわち、ペーパーレス記録計10は、予め設定された所定の時間もしくは記憶容量に達すると、新しく測定データファイル12を作成して保存する。
【0006】
ここで、ペーパーレス記録計10が記録できる測定データの格納容量はあらかじめ決まっているため、長期間にわたって測定記録する場合には、ペーパーレス記録計10で測定記録生成した測定データファイル12を、定期的にFTPやUSBメモリを使用して、PC30に設けられているファイルシステム31に転送格納保存する。
【0007】
また、PC30には、ファイルシステム31に転送格納保存されている測定データファイル12に必要なデータ処理を行い処理結果を表示画面32に可視化表示するデータファイル用のビューアソフトウェア33が組み込まれていて、ファイルシステム31に転送格納保存されている測定データファイル12に対する処理結果が、ユーザーが選択指定した所望の表示形態で表示画面32に可視化表示される。
【0008】
特許文献1には、ペーパーレス記録計10の具体的な構成例が記載されている。
特許文献2には、ネットワークを介して測定器とコンピュータが接続されたデータ収集装置の構成例が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2001−021386号公報
【特許文献2】特開2006−155135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、ある特定のペーパーレス記録計10における特定測定チャネルの特定区間のデータ(たとえばシリアル番号11が「A」の測定チャネルCH1の1時から2時までのデータ)を表示する場合、その該当する測定データファイル12が、PC30のファイルシステム31上のどこにあるのかをユーザーが把握しておかなければならない。
【0011】
もし、その測定データファイル12がファイルシステム31上のどこにあるのかがわからない場合には、その測定データファイル12を探す必要があるが、Windows(登録商標)やLinux(登録商標)などの通常のオペレーティングシステムではファイル名や作成日などのオペレーティングシステムで指定されている検査項目に基づいて検索する手段しかない。
【0012】
そのため、特定の測定データを表示するのにあたっては、ファイル名や作成日である程度の予測をしながら、測定データファイル12を一つずつビューアソフトウェア33により表示画面32に可視化表示させて確認しなければならず、ファイルシステム31に格納される測定データファイル12の数が増大すると、所望の特定の測定データを表示させるのに多大の作業時間がかかってしまうという問題があった。
【0013】
本発明は、このような課題を解決するものであり、その目的は、PCのファイルシステムに格納されている所望の測定データファイルを迅速に抽出して可視化表示できる測定システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
測定器で生成された測定データファイルをPCに転送してファイルシステムに測定データファイルを管理するとともに表示するように構成された測定システムにおいて、
前記PCには、
前記PCに転送格納されている各測定データファイルに固有の属性情報を含むインデックスファイルを生成格納する手段と、
このインデックスファイルに基づき所望の測定データファイルを検索する手段と、
検索された測定データファイルを可視化表示する手段、
を設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の測定システムにおいて、
前記インデックスファイルには、
前記測定器を識別できる固有情報と測定チャネル番号別に、測定データファイルが書き込まれているファイルシステムのデータ格納領域に至るまでの経路を示すファイルパス情報と、測定データファイルを構成する測定データの書き込み開始時刻と、測定データファイルを構成する測定データの書き込み終了時刻がセットにして書き込まれていることを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の測定システムにおいて、
前記PCがネットワークを介して複数台接続されてこれらPCのいずれかをローカルとして他のPCはリモートとされ、
前記ローカルPCには、
前記リモートPCのアドレス情報を含む設定ファイルを生成格納する手段と、
前記各PCに転送格納されている各測定データファイルに固有の属性情報を含むインデックスファイルを生成格納する手段と、
これら設定ファイルおよびインデックスファイルに基づき所望の測定データファイルを検索する手段と、
検索された測定データファイルを可視化表示する手段、
を設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の測定システムにおいて、
前記インデックスファイルには、
前記測定器を識別できる固有情報および測定チャネル番号と、ローカルおよびリモートのアドレスと測定データファイルが書き込まれているファイルシステムのデータ格納領域に至るまでの経路を示すファイルパスを含むデータ種別情報と、測定データファイルを構成する測定データの書き込み開始時刻と、測定データファイルを構成する測定データの書き込み終了時刻がセットにして書き込まれていることを特徴とする。
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の測定システムにおいて、
前記測定器はペーパーレス記録計であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、PCのファイルシステムに格納されている所望の測定データファイルを迅速に抽出して可視化表示できる測定システムが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図4】従来の測定システムの一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明について、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、図4と共通する部分には同一の符号を付けている。図1において、PC30のファイルシステム31には、ペーパーレス記録計10で測定記録された測定データファイル12が転送格納保存されている。
【0022】
PC30のビューアソフトウェア33には、ファイルシステム31に格納保存されている測定データファイル12に基づきインデックスファイル34を作成するインデックスファイル作成部33aと、作成されたインデックスファイル34に関する情報を表示するインデックスファイル情報表示部33bと、作成されたインデックスファイル34に含まれる測定データファイル12を検索するための条件を入力する測定データファイル検索条件入力部33cと、入力された検索条件に基づきインデックスファイル34から該当する測定データファイル12を検索する測定データファイル検索部33dが設けられている。
【0023】
インデックスファイル作成部33aで作成されるインデックスファイル34には、ペーパーレス記録計10のシリアル番号それぞれの測定チャネル別に、各測定データファイル12について、
1)各ペーパーレス記録計10で測定記録された各測定データファイル12へのパス
2)各測定データファイル12を構成する測定データの書き込み開始時刻
3)各測定データファイル12を構成する測定データの書き込み終了時刻
よりなる3種類の情報をセットにして書き込まれる。
【0024】
インデックスファイル情報表示部33bには、インデックスファイル作成部33aで作成されたインデックスファイル34内の各測定データファイル12に関する情報として、たとえばペーパーレス記録計10のシリアル番号と測定チャネル番号が表示される。
【0025】
測定データファイル検索条件入力部33cには、ユーザーが、測定データファイルの検索条件として、
1)ペーパーレス記録計10のシリアル番号
2)ペーパーレス記録計10の測定チャネル番号
3)見たい時刻
を入力する。
【0026】
測定データファイル検索部33dは、測定データファイル検索条件入力部33cから入力された検索条件に基づきインデックスファイル34を検索し、これら検索条件に合致する特定区間の測定データファイル12を抽出する。
【0027】
そして、抽出された測定データファイル12が書き込まれているファイルシステム31のデータ格納領域に至るまでの経路を示すファイルパス情報にしたがって該当する一連の測定データを読み出し、表示画面32に可視化表示する。
【0028】
なお、新しい測定データファイル12がUSBメモリやFTPなどによってファイルシステム31に追加された場合には、ビューアソフトウェア33はインデックスファイル34を更新する。
【0029】
図1のように構成することにより、ユーザーが測定データファイル検索条件入力部33cからペーパーレス記録計10のシリアル番号と見たい測定チャネルと見たい時刻を指定するだけで、測定データファイル12の所在を全く意識することなく、即座に、該当する測定データファイル12の測定データ波形を表示画面32に可視化表示できる。
【0030】
なお、ペーパーレス記録計10で長期間にわたって測定データを記録した場合、記録された測定データファイルの数は膨大になるが、本発明を適用することにより、測定データファイルの数に関係なく即座に測定データの波形を表示させることができる。
【0031】
図2は、本発明の他の実施例を示すブロック図である。図2において、ペーパーレス記録計10A、10Bで測定記録された測定データファイル12A、12Bは、ネットワーク20を介して相互に接続されている複数のPC40、50に分散格納されている。
【0032】
PC40のファイルシステム41にはシリアル番号「A」のペーパーレス記録計10Aの測定データファイル12Aが保存され、PC50のファイルシステム51にはシリアル番号「B」のペーパーレス記録計10Bの測定データファイル12Bが保存されている。
【0033】
PC40にはビューアソフトウェア43がインストールされ、PC50にはビューアソフトウェア53がインストールされている。
【0034】
ビューアソフトウェア43において、設定ファイル作成部43aは、PC50のネットワーク上のアドレス(たとえばIPアドレスなど)をファイルシステム41の設定ファイル44に書き込む。
【0035】
ローカルインデックスファイル作成部43bは、ファイルシステム41に格納されている測定データファイル12Aに基づいてファイルシステム41のインデックスファイル45を作成する。
【0036】
リモートインデックスファイル作成部43cは、設定ファイル44に格納されている情報を参照してPC50にアクセスし、PC50のファイルシステム51に格納されている測定データファイル12Bに基づいてインデックスファイル45を作成する。
【0037】
PC50のファイルシステムがWindows(登録商標)のファイル共有のような形で公開されている場合は、リモートインデックスファイル作成部43cは直接PC50のファイルシステムにアクセスし、インデックスファイル45を作成する。もしPC50にビューアソフトウェア53がインストールされていれば、ビューアソフトウェア53にアクセスし、インデックスファイル54の情報を取得して、インデックスファイル45を作成する。
【0038】
なお、インデックスファイル45には、それぞれの測定データファイルに固有の属性情報として、
1)各ペーパーレス記録計10のシリアル番号と測定チャネル番号
2)各測定データファイル12の保存場所(どのPCに保存しているか)
3)各ペーパーレス記録計10で測定記録された各測定データファイル12へのパス
4)各測定データファイル12を構成する測定データの書き込み開始時刻
5)各測定データファイル12を構成する測定データの書き込み終了時刻
よりなる5種類の情報をセットにして書き込まれる。
【0039】
ビューアソフトウェア43のインデックスファイルリスト作成部43dは、インデックスファイル45に格納されている各測定データファイルのセット情報に基づき、各測定データファイルに固有の属性情報である各ペーパーレス記録計10のシリアル番号と測定チャネル番号のリストを作成する。
【0040】
インデックスファイルリスト情報表示部43eは、インデックスファイルリスト作成部43eで作成されたインデックスファイルリストを表示する。
【0041】
ユーザーは、インデックスファイルリスト選択部43fを操作してインデックスファイルリスト情報表示部43eに表示されるインデックスファイルリストから、表示させたいペーパーレス記録計10のシリアル番号と測定チャネル番号の組み合わせを選択する。
【0042】
測定データファイル検索部43gは、インデックスファイルリスト選択部43fで選択されたシリアル番号とチャネルが一致する測定データファイルを検索して読み出し、測定データに基づく波形を表示画面42に可視化表示する。なお、データ種別が「リモート」ならPC50のIPアドレスにアクセスし、それぞれの該当する測定データファイルを読み出す。
【0043】
PC50のビューアソフトウェア53には、ファイルシステム51に格納保存されている測定データファイル12Bに基づきインデックスファイル54を作成するインデックスファイル作成部53aと、作成されたインデックスファイル54に関する情報を表示するインデックスファイル情報表示部53bと、作成されたインデックスファイル54に含まれるインデックスファイルを選択するインデックスファイル選択部53cが設けられている。
【0044】
インデックスファイル作成部53aで作成されるインデックスファイル54には、測定データファイル12Bに固有の属性情報として、
1)各ペーパーレス記録計10のシリアル番号と測定チャネル番号
2)各ペーパーレス記録計10で測定記録された各測定データファイル12へのパス
3)各測定データファイル12を構成する測定データの書き込み開始時刻
4)各測定データファイル12を構成する測定データの書き込み終了時刻
よりなる4種類の情報をセットにして書き込まれる。
【0045】
インデックスファイル情報表示部53bには、インデックスファイル作成部53aで作成されたインデックスファイル54内の測定データファイル12Bに関する情報として、ペーパーレス記録計10のシリアル番号と測定チャネル番号が表示される。
【0046】
インデックスファイル選択部53cには、ユーザーが、測定データファイルの選択条件として、
1)ペーパーレス記録計10のシリアル番号
2)ペーパーレス記録計10の測定チャネル番号
3)見たい時刻
を入力する。
【0047】
これにより、インデックスファイル選択部53cは、PC50のファイルシステム51から選択条件に合致する特定区間の測定データファイル12Bを抽出し、表示画面52に可視化表示する。
【0048】
図3も本発明の他の実施例を示すブロック図であり、図1および図2と共通する部分には同一の符号を付けている。図3において、ネットワーク20にはOracle(登録商標)やMicrosoft SQL Server(登録商標)のような汎用のデータベースサーバ60が接続されていて、ペーパーレス記録計10Bで測定記録された測定データファイル12Bがペーパーレス記録計10Bのシリアル番号とチャネル番号とともに格納されている。PC30のファイルシステム31にはシリアル番号「A」のペーパーレス記録計10Aの測定データファイル12Aが保存されている。なお、図3では、データベースサーバ60にペーパーレス記録計10Bで測定記録された測定データファイル12Bと同様の測定データファイル12Bを図示しているが、データベースサーバ60に格納される測定データファイル12Bの測定データは、データベースサーバ60のデータ形式に適合するように変換されている。
【0049】
PC30のビューアソフトウェア33は測定データファイル12の構造をあらかじめ把握しているため、この測定データを読み出すことができる。ところが、データベースサーバ60にデータベースとして格納されているデータは、データベース専用のAPIを利用するか、ODBCドライバのような専用ドライバを用いてSQL言語によってデータのアクセスを行う必要がある。そこで、ビューアソフトウェア33に、データベースサーバ専用のAPIを利用するか、ODBCドライバを用いてデータを読み出すためのデータベースサーバ読み出し部33fを設けている。
【0050】
PC30のビューアソフトウェア33において、設定ファイル作成部33eは、データベースサーバ60のネットワーク上のアドレス(たとえばIPアドレスなど)をファイルシステム31の設定ファイル35に書き込む。
【0051】
PC30のビューアソフトウェア33のインデックスファイル作成部33aで作成されるインデックスファイル34には、ペーパーレス記録計10のシリアル番号それぞれの測定チャネル別に、以下の5種類の情報をセットにして書き込まれる。
1)各ペーパーレス記録計10のシリアル番号と測定チャネル番号
2)データ種別(ファイルかデータベースサーバか)
3)各ペーパーレス記録計10で測定記録された各測定データファイル12へのパス(データ種別がファイルのときのみ必要)
4)各測定データの書き込み開始時刻
5)各測定データの書き込み終了時刻
【0052】
インデックスファイルリスト情報表示部33bには、インデックスファイル作成部33aで作成されたインデックスファイル34内の各情報として、たとえばペーパーレス記録計10のシリアル番号と測定チャネル番号が表示される。
【0053】
測定データ検索条件入力部33cには、ユーザーが、測定データファイルの検索条件として下記項目を入力する。
1)ペーパーレス記録計10のシリアル番号
2)ペーパーレス記録計10の測定チャネル番号
3)見たい時刻
【0054】
測定データ検索部33dは、測定データファイル検索条件入力部33cから入力された検索条件に基づき、インデックスファイル34を検索する。データ種別が測定データファイルの場合には、ファイルパスから該当する測定データファイル12を抽出する。データ種別がデータベースサーバ60なら、設定ファイル35からデータベースサーバ60のIPアドレスを取得し、データベース読み出し部33fを介して測定データを読み出して表示画面32に可視化表示する。
【0055】
なお、上記実施例では、ネットワークを介してPCと接続される測定器がペーパーレス記録計の例について説明したが、これに限るものではなく、デジタルオシロスコープやデジタル電力測定器やデジタルマルチメータなどであってもよい。
【0056】
以上説明したように、本発明によれば、PCのファイルシステムに格納されている所望の測定データファイルを迅速に抽出して可視化表示できる測定システムが実現できる。
【符号の説明】
【0057】
10 測定器(ペーパーレス記録計)
20 ネットワーク
3040、50 PC(パーソナルコンピュータ)
60 データベースサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定器で生成された測定データファイルをPCに転送してファイルシステムに測定データファイルを管理するとともに表示するように構成された測定システムにおいて、
前記PCには、
前記PCに転送格納されている各測定データファイルに固有の属性情報を含むインデックスファイルを生成格納する手段と、
このインデックスファイルに基づき所望の測定データファイルを検索する手段と、
検索された測定データファイルを可視化表示する手段、
を設けたことを特徴とする測定システム。
【請求項2】
前記インデックスファイルには、
前記測定器を識別できる固有情報と測定チャネル番号別に、測定データファイルが書き込まれているファイルシステムのデータ格納領域に至るまでの経路を示すファイルパス情報と、測定データファイルを構成する測定データの書き込み開始時刻と、測定データファイルを構成する測定データの書き込み終了時刻がセットにして書き込まれていることを特徴とする請求項1記載の測定システム。
【請求項3】
前記PCがネットワークを介して複数台接続されてこれらPCのいずれかをローカルとして他のPCはリモートとされ、
前記ローカルPCには、
前記リモートPCのアドレス情報を含む設定ファイルを生成格納する手段と、
前記各PCに転送格納されている各測定データファイルに固有の属性情報を含むインデックスファイルを生成格納する手段と、
これら設定ファイルおよびインデックスファイルに基づき所望の測定データファイルを検索する手段と、
検索された測定データファイルを可視化表示する手段、
を設けたことを特徴とする請求項1記載の測定システム。
【請求項4】
前記インデックスファイルには、
前記測定器を識別できる固有情報および測定チャネル番号と、ローカルおよびリモートのアドレスと測定データファイルが書き込まれているファイルシステムのデータ格納領域に至るまでの経路を示すファイルパスを含むデータ種別情報と、測定データファイルを構成する測定データの書き込み開始時刻と、測定データファイルを構成する測定データの書き込み終了時刻がセットにして書き込まれていることを特徴とする請求項3記載の測定システム。
【請求項5】
前記測定器はペーパーレス記録計であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の測定システム

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−257118(P2010−257118A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−105138(P2009−105138)
【出願日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【出願人】(000006507)横河電機株式会社 (4,443)
【Fターム(参考)】