説明

溶融浸漬処理品の識別システム

【課題】識別が容易で、多くの種別を識別でき、かつ製造も容易な溶融浸漬処理品の識別システムを提供する。
【解決手段】識別タグ10は、溶融浸漬処理が施される部品30に取り付けられ、二進数を表す識別孔12が形成されている。識別装置20は、識別タグ10に形成された識別孔12を検出し、識別孔12によって表現された二進数を読み取る読取手段21と、前記二進数と部品情報とを関連づけて記憶する記憶手段22と、前記部品情報を入力する入力手段23と、前記部品情報を表示する表示手段24とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶融浸漬処理品の識別に用いる識別タグ、識別装置および識別システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、メッキまたは塗装のような溶融浸漬処理品の識別には、部品に取り付けたまま浸漬処理が可能な材料からなる識別タグが用いられ、この識別タグの表面に、部品の種類および寸法のような部品情報を表す文字および記号が記入されてきた。しかしながら、このような文字および記号は、浸漬処理後、識別タグの表面にメッキ材または塗料のような溶融物が付着し、著しく不鮮明になる結果、識別が困難になることが多い。また、部品情報が直接識別タグに記入されると、一製品に対し一枚が対応する専用タグとなるため、識別タグのリサイクルができず、不経済である。さらに、識別タグの大きさの制限から、記入可能な文字数および記号数が制限されるため、識別できる種別が制限される。これに対して、識別タグの表面を複数の領域に区画し、開設位置および大きさで数字を指定する孔を形成することが提案されている(特許文献1)。
【特許文献1】特開平5−65610号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような識別タグにおいて、浸漬処理後の部品の識別は、作業員の目視によって行われるため、作業が煩雑である。また、浸漬処理により、識別タグに形成された孔にメッキ材または塗料のような溶融物が付着し、孔が小さくなったり、あるいは塞がったりして、やはり識別不能になるおそれがある。さらに、孔の大きさを変えているので加工が面倒である。
【0004】
そこで、本発明は、識別が容易で、多くの種別を識別でき、かつ製造も容易な溶融浸漬処理品用の識別タグ、識別装置および識別システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明に係る溶融浸漬処理品用の識別タグは、溶融浸漬処理が施される部品に取り付けられる識別タグであって、平板に二進数を表す識別孔が形成されている。
【0006】
前記構成によれば、識別孔の有無による簡単な構成で、二進数として識別タグに番号を付すことができる。また、同一の大きさの孔を設けるだけなので、製造が容易である。識別タグに例えば16個の識別孔位置を確保すれば、約6万5千種類の部品を識別することができる。したがって、限られた大きさの識別タグで多くの部品の種別を識別することができる。また、この識別孔はセンサなどにより容易に検出可能であり、読み取られた二進数は部品情報と関連づけることができる。さらに、二進数は寸法のような部品固有の情報ではないから、識別タグは部品とともに浸漬処理された後、部品から取り外して別の部品に取り付けて再び利用することができる。
【0007】
本発明の好ましい実施形態では、前記識別タグは矩形の平板からなり、前記識別孔が頂辺に対して平行な行とこの行に直交する列とに沿って縦横に並んでおり、隣接する行の識別孔同士が行方向に半ピッチずれている。この構成によれば、識別孔が縦横に整列しているから、読み取りが容易になる。また、隣接する行の識別孔同士が行方向に半ピッチずれていることから、識別孔同士の間隔が行および列について縦横に等間隔に整列された場合に比べて識別孔間の距離が大きくなるので、識別タグの強度が向上し、板の曲がりが防止される。
【0008】
本発明の好ましい実施形態では、前記識別タグの表裏を識別する表裏識別部が形成されている。前記識別孔を、識別タグの中心線に対して対称となる位置に整列して配置すれば製造が容易となる。しかしながら、識別孔を識別タグの中心線に対して対称な位置に配置した場合、識別装置の読取器で識別孔を識別タグの表面または裏面のどちら側から読み取らせても、識別孔位置が読取器の検出位置と一致して何らかの数が読み取られるため、識別タグと部品とが間違って関連づけられてしまうおそれがある。これに対し、上記構成によれば、識別タグに形成された表裏識別部によって識別タグの表裏を識別することができるから、識別孔を常に一定の順に読み取らせることができ、間違った数が読み取られることが防止される。
【0009】
本発明の好ましい実施形態では、前記識別タグに形成された識別孔を検出し、識別孔によって表現された二進数を読み取る読取手段と、前記二進数と部品情報とを関連づけて記憶する記憶手段と、前記部品情報を入力する入力手段と、前記部品情報を表示する表示手段とを備えている。ここで、部品情報とは、部品番号及び寸法のような個々の部品に関連した情報をいう。この構成によれば、識別タグの所定の位置に形成された識別孔の有無を読取手段により読み取ることにより、容易に部品の識別を行うことができる。また、部品情報は記憶手段に記憶されるため、従来、識別タグに記入されていた部品番号や寸法に加えて、漢字による部品名称、図面および写真データのような情報も記憶することができるから、より確実に部品の識別を行うことができる。
さらに、識別タグに表裏識別部が形成されている場合には、読取手段によって識別孔および表裏識別部が検出される。この構成によれば、識別タグの表裏を識別するから、識別装置の読取器のような読取手段に識別タグを挿入する際に表裏を確認する作業が軽減され、作業効率が向上する。
【0010】
本発明の好ましい実施形態では、前記読取手段が前記識別孔を磁気により検出する磁気センサを有している。この構成によれば、溶融浸漬処理により、メッキ材または塗料のような非磁性体によって識別孔が目詰まりして孔が小さくなり、または塞がってしまっても、非磁性体によっては磁束が遮断されないことから磁気センサにより識別孔を検出することができる。
【0011】
本発明の好ましい実施形態に係る溶融処理品用の識別システムは、前記識別タグと、前記識別装置とを備えている。この構成によれば、識別が容易で、多くの種別を識別でき、かつ製造も容易な溶融処理品の識別システムが得られる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、識別タグに形成された二進数を表す識別孔によって、多くの種別を識別することができる。また、識別タグの製造も容易である。さらに、所定箇所に設けられる識別孔の有無を検出することにより、識別タグに記入された二進数を容易に読み取ることができ、読み取られた二進数は部品情報と関連づけることができる。さらにまた、識別タグに記入されるのは各部品に対応する部品情報ではなく二進数で表された番号であるから、リサイクルが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る溶融浸漬処理品30用の識別タグ10およびその識別装置20を備えた溶融浸漬処理品30用の識別システムを示す。識別装置20は、識別タグ10に形成された二進数を読み取る読取器21と、二進数と部品番号および寸法のような部品情報とを関連づけて記憶する記憶媒体22と、部品情報を入力する入力キー23と、読み出された部品情報を表示する液晶表示部24と、部品情報を印字するプリンタ25とを備えている。
【0014】
図2(a),(b)は、図1の識別装置20によって識別される識別タグ10を示す。識別タグ10は矩形の薄い板状であり、例えば磁性体である鉄板からなる。この識別タグ10に溶融浸漬処理品30に対する取付用孔11、識別孔12および表裏識別部13が形成されている。この識別タグ10は取付用孔11に通された針金のような取付部材35により、溶融浸漬処理品30に取り付けられる。識別孔12は、図2(a)のように読取器21に挿入する先端側である頂辺10aに対して、平行な行とこの行に直交する列とに沿って、横(行方向)にピッチP1、縦(列方向)にピッチP2の間隔で並んでおり、隣接する行の識別孔12同士が行方向に、行方向のピッチP1の1/2、つまり半ピッチ1/2P1ずれて配置されている。また、本実施形態では、表裏識別部13は、識別孔12と同様の孔である表裏識別孔13Aと、表裏識別孔13Aについて識別タグ10の列方向に沿った中心線Cに対する対称位置に形成された閉塞部13Bとで構成されている。表裏識別孔13Aおよび閉塞部13Bは、それぞれ識別孔12とともに識別タグ10の頂辺10aに最も近い行(1列目)の両端に整列して配置されている。前記識別孔12は、開口しているか否かにより二進数の「1」、「0」を表している。例えば、図2(a)のように配列された16個の識別孔12において、1行目の前記表裏識別孔13Aに隣接する識別孔12aの位置が二進数の最下位であり、行ごとに頂辺10a側から底辺10bへ向かって進み、左上の識別孔12pの位置が二進数の最上位とすると、図2(b)の識別孔12は、二進数の「1000101001100111」となる。図2(a)のように16個の識別孔12の孔位置を確保すると、約6万5千種類の部品30を識別することができる。識別孔12の個数は溶融浸漬処理される部品数に応じて適宜設定される。また、隣接する行の識別孔12同士が行方向に半ピッチ1/2P1ずれていることから、識別孔12同士の間隔が行および列について縦横に等間隔に整列された場合に比べて識別孔12間の距離が大きくなるので、識別タグ10の強度が向上し、板の曲がりが防止される。
【0015】
さらに、表裏識別部13によって、識別タグ10の表裏が識別される。図2(a)において、識別タグ10の右下には、表裏識別孔13Aが配置されているが、識別タグ10を列方向に沿った中心線Cに対して裏返した場合に、識別タグ10の右下は閉塞部13Bとなる。読取器21は、このような所定の位置における表裏識別孔13Aの有無の検出によって、表裏を識別する。例えば、図2(b)のように、識別タグ10において右下の位置に表裏識別孔13Aが検出される場合を「表」、閉塞部13Bが検出される場合を「裏」と予め設定しておく。「表」と識別された場合には、識別孔12を読取器21によって、行ごとに頂辺10a側から底辺10bへ向かって、識別孔12a,12b(1行目),12c,12d,12e(2行目),…,12p(5行目)と読み取られる。これに対し、「裏」と識別された場合も「表」の場合と同様に、識別孔12は読取器21によって、行ごとに頂辺10a側から底辺10bへ向かって検出される。すなわち、識別孔12b,12a(1行目),12e,12d,12c(2行目),…,12m(5行目)となり、「表」の場合に対して行ごとに順番が逆並びとなる。ここで、「裏」と識別された場合には、一旦検出された識別孔12を、行ごとに並び替えて、識別孔12a,12b(1行目),12c,12d,12e(2行目),…,12p(5行目)とするように予め設定しておく。これにより、識別タグ10の表裏を識別して、常に一定の順に読み取らせることができるから、間違った数を読み取らせて、識別タグ10と部品30とが間違って関連づけられることが防止される。
【0016】
図3に示すように、識別装置20の読取器21は、2枚の板状部材が隙間を介して対向して配置され、3方向に開放された差込口21a,21bおよび21cを有し、この差込口21a,21bまたは21cから差し込まれた識別タグ10の識別孔12および表裏識別部13を、前記板状部材に内蔵されたセンサにより検出し、識別孔12で表現された二進数を読み取る。識別タグ10の表裏の検出については、表裏識別孔13Aまたは閉塞部13Bが形成されている右下または左下のどちらか一方に対応する所定の位置を検出位置とし、表裏識別孔13Aの有無により、識別タグ10の表裏を識別する。これにより、読取器21に識別タグ10を挿入する際に表裏を確認する作業が軽減され、作業効率が向上する。識別孔12を検出するセンサとして、例えば磁気センサが読取器21に内蔵されている。読み取られたデータは読取器21に接続された伝送線27により装置本体26に伝送される。
【0017】
磁気センサは、磁石と、その磁界内での識別タグ10の識別孔12および表裏識別部13に対応する位置にある複数のホール素子とを隙間を存して対向させ、この間隙に識別タグ10が挿入されたとき、識別孔12または表裏識別孔13Aが存在する位置のホール素子が作動し、識別孔12が存在しない位置または閉塞部13Bのホール素子は磁界が磁性体である鉄板からなる識別タグ10によって遮られて作動しないようにしたものである。この磁気センサによれば、溶融浸漬処理により、亜鉛製のメッキ材または塗料のような非磁性体によって識別孔12または表裏識別孔13Aが目詰まりして孔が小さくなり、または塞がってしまっても、非磁性体によっては磁束が遮断されずに識別孔12を検出することができる。なお、識別孔12および表裏識別部13を検出するセンサは、上述した磁気センサに限らず、光の受信・遮断を検出する光センサでもよい。
【0018】
識別装置20は、記憶手段として携帯可能な記憶媒体22を備えている。記憶媒体として、例えば図1のようなフロッピー(登録商標)ディスクが用いられる。記憶媒体22には、部品情報が予め記憶されている。前記部品情報として、図4のように部品番号、部品の名称、寸法、形状および図面が記憶されている。また、読取器21によって識別タグ10から読み取られた二進数も、識別番号として、部品情報と関連づけて一時的に記憶される。なお、記憶手段22は、上述した携帯型の記憶媒体に限らず、装置本体26に内蔵されたメモリ、無線または有線LANにより接続されたコンピューターの記憶装置などであってもよい。
【0019】
つぎに、溶融浸漬処理品30の識別について説明する。
溶融浸漬処理品30として、例えば図5(a)のようなフランジ部31を有するパイプ部材30の識別を行う。溶融浸漬処理前の所定の寸法に形成されたパイプ部材30には、紙製で荷札状の伝票33が取り付けられており、部品番号および寸法のような簡単な部品情報が記載されている。このような部品情報は、パイプ部材30の表面に直接記入されていることもある。
【0020】
前記部品情報を、図1の入力キー23により識別装置20に入力し、記憶媒体22からパイプ部材30の部品情報を読み出す。例えば部品番号「P110」と入力すると、図4に記載されているように、部品の名称「○○用部品」、寸法「管径50×長さ200」、形状「L字形」および図面(正面図)のような部品情報が図1の液晶表示部24に表示される。表示された部品情報と実際のパイプ部材30とが一致しているか確認した後、適当な識別タグ10を1枚選択して識別タグ10に形成された識別孔12および表裏識別部13を検出し、二進数を読取器21に読み取らせる。読み取られた二進数は前記部品情報と関連付けて記憶媒体22に記憶される。
【0021】
パイプ部材30の部品情報と関連付けられた識別タグ10は、図5(b)のように、識別タグ10に設けられた取付用孔11に通した針金のような取付部材35によって、パイプ部材30のフランジ部31に形成された取付孔32に取り付けられる。
【0022】
このパイプ部材30の全体を識別タグ10とともにメッキ層に浸漬する溶融浸漬処理を行った後、パイプ材30から識別タグ10を取り外し、図1の識別装置20の読取器21により識別タグ10に形成された識別孔12および表裏識別部13を検出し、二進数を読み取る。読み取られた二進数に対応する部品情報が記憶媒体22から取り出され、プリンタ25によりラベル28に印刷される。印字されたラベル28は、図5(c)のようにパイプ部材30の表面に貼り付けられる。このラベル28は、荷札に貼り付け、荷札を介してパイプ部材30に取り付けてもよい。さらに、図1の識別装置20の記憶媒体22に記憶された識別タグ10の番号(二進数)を抹消する。これにより、識別タグ10を再度利用することができる。
【0023】
なお、識別装置20にプリンタ25を設けなくてもよく、その場合は、例えば検出された部品情報をペンのような筆記具で直接パイプ部材30の表面に書き込む。
【0024】
以上の識別タグ10によれば、識別タグ10に形成された二進数を表す識別孔12によって、多くの種別を識別することができる。また、識別タグ10の製造も容易である。さらに、所定箇所に設けられる識別孔12の有無を検出することにより、識別タグ10に記入された二進数を容易に読み取ることができ、読み取られた二進数は部品情報と関連づけることができる。さらにまた、識別タグ10に記入されるのは各部品に対応する部品情報ではなく二進数で表された番号であるから、リサイクルが可能である。また、識別タグ10に表裏識別部13を形成した場合、表裏識別部13によって識別タグ10の表裏を識別することができるから、識別孔12を常に一定の順に読み取らせることができ、間違った数が読み取られることが防止される。
以上の識別装置20によれば、識別タグ10の所定の位置に形成された識別孔12の有無を読取器21により読み取ることにより、容易に部品の識別を行うことができる。
以上の識別システムは、前記識別タグ10と、前記識別装置20とを備えているから、識別が容易で、多くの種別を識別でき、かつ製造も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施形態に係る溶融浸漬処理品用の識別タグおよび識別装置を含む識別システムの概略図である。
【図2】(a)および(b)は図1の識別タグを示す正面図である。
【図3】図1の読取器を示す斜視図である。
【図4】図1の記憶媒体に記憶された部品情報を示す図である。
【図5】(a)〜(c)は図2の識別タグを溶融浸漬処理品に取り付ける工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0026】
10 識別タグ
12 識別孔
13 表裏識別部
20 識別装置
21 読取器
22 記憶媒体
23 入力キー
24 液晶表示部
25 プリンタ
30 溶融浸漬処理品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
溶融浸漬処理が施される部品に取り付けられる識別タグであって、平板に二進数を表す識別孔が形成されている溶融浸漬処理品用の識別タグ。
【請求項2】
請求項1において、前記識別タグは矩形の平板からなり、前記識別孔が頂辺に対して平行な行とこの行に直交する列とに沿って縦横に並んでおり、隣接する行の識別孔同士が行方向に半ピッチずれている溶融処理品用の識別タグ。
【請求項3】
請求項1または2において、前記識別タグの表裏を識別する表裏識別部が形成されている溶融浸漬処理品用の識別タグ。
【請求項4】
請求項1または2に記載の識別タグに形成された識別孔を検出し、識別孔によって表現された二進数を読み取る読取手段と、前記二進数と部品情報とを関連づけて記憶する記憶手段と、前記部品情報を入力する入力手段と、前記部品情報を表示する表示手段とを備えた溶融浸漬処理品の識別装置。
【請求項5】
請求項3に記載の識別タグに形成された識別孔および表裏識別部を検出し、識別孔によって表現された二進数を読み取る読取手段と、前記二進数と部品情報とを関連づけて記憶する記憶手段と、前記部品情報を入力する入力手段と、前記部品情報を表示する表示手段とを備えた溶融浸漬処理品の識別装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項において、
前記読取手段が前記識別孔を磁気により検出する磁気センサを有する溶融浸漬処理品の識別装置。
【請求項7】
請求項1,2または3に記載の識別タグと、請求項4から6のいずれか一項に記載の識別装置とを備えた溶融浸漬処理品の識別システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−138009(P2006−138009A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−298388(P2005−298388)
【出願日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(504385764)
【Fターム(参考)】