炎症を軽減するための可溶性FcγRIA
可溶性FcγRIAポリペプチド組成物、ならびにIgG媒介性および免疫複合体媒介性の炎症を治療するためにそのようなポリペプチドを用いる関連した方法が開示される。可溶性FcγRIAポリペプチドを生産するための関連した組成物および方法も開示される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
IgG媒介性炎症を有する対象に可溶性FcγRIAポリペプチドの有効量を投与する段階を含む、対象におけるIgG媒介性炎症を軽減する方法であって、
該可溶性FcγRIAポリペプチドが、
(i)SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ
(ii)IgGのFc領域と特異的に結合することができる、
方法。
【請求項2】
IgG媒介性炎症が免疫複合体媒介性である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
可溶性FcγRIAポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282を含む、請求項1記載の方法。
【請求項5】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜292を含む、請求項1記載の方法。
【請求項6】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜Xからなり、式中、Xが包括的に282〜292の整数である、請求項1記載の方法。
【請求項7】
IgG媒介性炎症性疾患を有する対象に可溶性FcγRIAポリペプチドの有効量を投与する段階を含む、IgG媒介性炎症性疾患を治療する方法であって、
該可溶性FcγRIAポリペプチドが、
(i)SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ
(ii)IgGのFc領域と特異的に結合することができる、
方法。
【請求項8】
可溶性FcγRIAポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項7記載の方法。
【請求項9】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282を含む、請求項7記載の方法。
【請求項10】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜292を含む、請求項7記載の方法。
【請求項11】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜Xからなり、式中、Xが包括的に282〜292の整数である、請求項7記載の方法。
【請求項12】
IgG媒介性炎症性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;外因性抗原に関連する疾患;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項7記載の方法。
【請求項13】
IgG媒介性炎症性疾患が免疫複合体媒介性疾患である、請求項7記載の方法。
【請求項14】
免疫複合体媒介性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;および外因性抗原に関連する疾患からなる群より選択される、請求項13記載の方法。
【請求項15】
外因性抗原に関連する疾患が、B型肝炎随伴結節性多発動脈炎である、請求項14記載の方法。
【請求項16】
IgG媒介性炎症性疾患が自己免疫疾患である、請求項7記載の方法。
【請求項17】
自己免疫疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性結合組織病;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項16記載の方法。
【請求項18】
IgG媒介性炎症を有する対象に可溶性FcγRIAポリペプチドの有効量を投与する段階を含む、対象におけるIgG媒介性炎症を軽減する方法であって、
該可溶性FcγRIAポリペプチドが、
(a)以下の機能的に連結されたエレメント
(i)転写プロモーター、
(ii)SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む可溶性ポリペプチドをコードするDNAセグメントであって、コードされたポリペプチドがIgGのFc領域と特異的に結合しうるようなDNAセグメント、および
(iii)転写ターミネーター
を含む発現ベクターが導入された細胞を培養する段階であって、該細胞が、前記DNAセグメントによってコードされたポリペプチドを発現する、段階;ならびに
(b)発現されたポリペプチドを回収する段階
を含む方法によって生産されるポリペプチドである、
方法。
【請求項19】
IgG媒介性炎症が免疫複合体媒介性である、請求項18記載の方法。
【請求項20】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項18記載の方法。
【請求項21】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282を含む、請求項18記載の方法。
【請求項22】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜292を含む、請求項18記載の方法。
【請求項23】
コードされたポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜Xからなり、式中、Xが包括的に282〜292の整数である、請求項18記載の方法。
【請求項24】
IgG媒介性炎症性疾患を有する対象に可溶性FcγRIAポリペプチドの有効量を投与する段階を含む、IgG媒介性炎症性疾患を治療する方法であって、
該可溶性FcγRIAポリペプチドが、
(a)以下の機能的に連結されたエレメント
(i)転写プロモーター、
(ii)SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む可溶性ポリペプチドをコードするDNAセグメントであって、コードされたポリペプチドがIgGのFc領域と特異的に結合しうるようなDNAセグメント、および
(iii)転写ターミネーター
を含む発現ベクターが導入された細胞を培養する段階であって、該細胞が、前記DNAセグメントによってコードされたポリペプチドを発現する、段階;ならびに
(b)発現されたポリペプチドを回収する段階
を含む方法によって生産されるポリペプチドである、
方法。
【請求項25】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項24記載の方法。
【請求項26】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282を含む、請求項24記載の方法。
【請求項27】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜292を含む、請求項24記載の方法。
【請求項28】
コードされたポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜Xからなり、式中、Xが包括的に282〜292の整数である、請求項24記載の方法。
【請求項29】
IgG媒介性炎症性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;外因性抗原に関連する疾患;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項24記載の方法。
【請求項30】
IgG媒介性炎症性疾患が免疫複合体媒介性疾患である、請求項24記載の方法。
【請求項31】
免疫複合体媒介性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;および外因性抗原に関連する疾患からなる群より選択される、請求項30記載の方法。
【請求項32】
外因性抗原に関連する疾患が、B型肝炎随伴結節性多発動脈炎である、請求項31記載の方法。
【請求項33】
IgG媒介性炎症性疾患が自己免疫疾患である、請求項24記載の方法。
【請求項34】
自己免疫疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性結合組織病;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項33記載の方法。
【請求項35】
IgG媒介性炎症性疾患を有する対象に可溶性FcγRIAポリペプチドの有効量を投与する段階を含む、IgG媒介性炎症性疾患を治療する方法であって、
該可溶性FcγRIAポリペプチドが、
(i)SEQ ID NO:47のアミノ酸残基1〜267と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ
(ii)IgGのFc領域と特異的に結合することができる、
方法。
【請求項36】
可溶性FcγRIAポリペプチドが、SEQ ID NO:47のアミノ酸残基1〜267と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項35記載の方法。
【請求項37】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:47のアミノ酸残基1〜267を含む、請求項35記載の方法。
【請求項38】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:47のアミノ酸残基1〜277を含む、請求項35記載の方法。
【請求項39】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:47のアミノ酸残基1〜Xからなり、式中、Xが包括的に267〜277の整数である、請求項35記載の方法。
【請求項40】
IgG媒介性炎症性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;外因性抗原に関連する疾患;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項35記載の方法。
【請求項41】
IgG媒介性炎症性疾患が免疫複合体媒介性疾患である、請求項35記載の方法。
【請求項42】
免疫複合体媒介性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;および外因性抗原に関連する疾患からなる群より選択される、請求項41記載の方法。
【請求項43】
外因性抗原に関連する疾患が、B型肝炎随伴結節性多発動脈炎である、請求項42記載の方法。
【請求項44】
IgG媒介性炎症性疾患が自己免疫疾患である、請求項35記載の方法。
【請求項45】
自己免疫疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性結合組織病;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項44記載の方法。
【請求項1】
IgG媒介性炎症を有する対象に可溶性FcγRIAポリペプチドの有効量を投与する段階を含む、対象におけるIgG媒介性炎症を軽減する方法であって、
該可溶性FcγRIAポリペプチドが、
(i)SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ
(ii)IgGのFc領域と特異的に結合することができる、
方法。
【請求項2】
IgG媒介性炎症が免疫複合体媒介性である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
可溶性FcγRIAポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282を含む、請求項1記載の方法。
【請求項5】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜292を含む、請求項1記載の方法。
【請求項6】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜Xからなり、式中、Xが包括的に282〜292の整数である、請求項1記載の方法。
【請求項7】
IgG媒介性炎症性疾患を有する対象に可溶性FcγRIAポリペプチドの有効量を投与する段階を含む、IgG媒介性炎症性疾患を治療する方法であって、
該可溶性FcγRIAポリペプチドが、
(i)SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ
(ii)IgGのFc領域と特異的に結合することができる、
方法。
【請求項8】
可溶性FcγRIAポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項7記載の方法。
【請求項9】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282を含む、請求項7記載の方法。
【請求項10】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜292を含む、請求項7記載の方法。
【請求項11】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜Xからなり、式中、Xが包括的に282〜292の整数である、請求項7記載の方法。
【請求項12】
IgG媒介性炎症性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;外因性抗原に関連する疾患;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項7記載の方法。
【請求項13】
IgG媒介性炎症性疾患が免疫複合体媒介性疾患である、請求項7記載の方法。
【請求項14】
免疫複合体媒介性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;および外因性抗原に関連する疾患からなる群より選択される、請求項13記載の方法。
【請求項15】
外因性抗原に関連する疾患が、B型肝炎随伴結節性多発動脈炎である、請求項14記載の方法。
【請求項16】
IgG媒介性炎症性疾患が自己免疫疾患である、請求項7記載の方法。
【請求項17】
自己免疫疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性結合組織病;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項16記載の方法。
【請求項18】
IgG媒介性炎症を有する対象に可溶性FcγRIAポリペプチドの有効量を投与する段階を含む、対象におけるIgG媒介性炎症を軽減する方法であって、
該可溶性FcγRIAポリペプチドが、
(a)以下の機能的に連結されたエレメント
(i)転写プロモーター、
(ii)SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む可溶性ポリペプチドをコードするDNAセグメントであって、コードされたポリペプチドがIgGのFc領域と特異的に結合しうるようなDNAセグメント、および
(iii)転写ターミネーター
を含む発現ベクターが導入された細胞を培養する段階であって、該細胞が、前記DNAセグメントによってコードされたポリペプチドを発現する、段階;ならびに
(b)発現されたポリペプチドを回収する段階
を含む方法によって生産されるポリペプチドである、
方法。
【請求項19】
IgG媒介性炎症が免疫複合体媒介性である、請求項18記載の方法。
【請求項20】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項18記載の方法。
【請求項21】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282を含む、請求項18記載の方法。
【請求項22】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜292を含む、請求項18記載の方法。
【請求項23】
コードされたポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜Xからなり、式中、Xが包括的に282〜292の整数である、請求項18記載の方法。
【請求項24】
IgG媒介性炎症性疾患を有する対象に可溶性FcγRIAポリペプチドの有効量を投与する段階を含む、IgG媒介性炎症性疾患を治療する方法であって、
該可溶性FcγRIAポリペプチドが、
(a)以下の機能的に連結されたエレメント
(i)転写プロモーター、
(ii)SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む可溶性ポリペプチドをコードするDNAセグメントであって、コードされたポリペプチドがIgGのFc領域と特異的に結合しうるようなDNAセグメント、および
(iii)転写ターミネーター
を含む発現ベクターが導入された細胞を培養する段階であって、該細胞が、前記DNAセグメントによってコードされたポリペプチドを発現する、段階;ならびに
(b)発現されたポリペプチドを回収する段階
を含む方法によって生産されるポリペプチドである、
方法。
【請求項25】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項24記載の方法。
【請求項26】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜282を含む、請求項24記載の方法。
【請求項27】
コードされたポリペプチドが、SEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜292を含む、請求項24記載の方法。
【請求項28】
コードされたポリペプチドがSEQ ID NO:2のアミノ酸残基16〜Xからなり、式中、Xが包括的に282〜292の整数である、請求項24記載の方法。
【請求項29】
IgG媒介性炎症性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;外因性抗原に関連する疾患;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項24記載の方法。
【請求項30】
IgG媒介性炎症性疾患が免疫複合体媒介性疾患である、請求項24記載の方法。
【請求項31】
免疫複合体媒介性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;および外因性抗原に関連する疾患からなる群より選択される、請求項30記載の方法。
【請求項32】
外因性抗原に関連する疾患が、B型肝炎随伴結節性多発動脈炎である、請求項31記載の方法。
【請求項33】
IgG媒介性炎症性疾患が自己免疫疾患である、請求項24記載の方法。
【請求項34】
自己免疫疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性結合組織病;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項33記載の方法。
【請求項35】
IgG媒介性炎症性疾患を有する対象に可溶性FcγRIAポリペプチドの有効量を投与する段階を含む、IgG媒介性炎症性疾患を治療する方法であって、
該可溶性FcγRIAポリペプチドが、
(i)SEQ ID NO:47のアミノ酸残基1〜267と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ
(ii)IgGのFc領域と特異的に結合することができる、
方法。
【請求項36】
可溶性FcγRIAポリペプチドが、SEQ ID NO:47のアミノ酸残基1〜267と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項35記載の方法。
【請求項37】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:47のアミノ酸残基1〜267を含む、請求項35記載の方法。
【請求項38】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:47のアミノ酸残基1〜277を含む、請求項35記載の方法。
【請求項39】
可溶性FcγRIAポリペプチドがSEQ ID NO:47のアミノ酸残基1〜Xからなり、式中、Xが包括的に267〜277の整数である、請求項35記載の方法。
【請求項40】
IgG媒介性炎症性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;外因性抗原に関連する疾患;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項35記載の方法。
【請求項41】
IgG媒介性炎症性疾患が免疫複合体媒介性疾患である、請求項35記載の方法。
【請求項42】
免疫複合体媒介性疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性クリオグロブリン血症;混合性結合組織病;および外因性抗原に関連する疾患からなる群より選択される、請求項41記載の方法。
【請求項43】
外因性抗原に関連する疾患が、B型肝炎随伴結節性多発動脈炎である、請求項42記載の方法。
【請求項44】
IgG媒介性炎症性疾患が自己免疫疾患である、請求項35記載の方法。
【請求項45】
自己免疫疾患が、関節リウマチ(RA);全身性エリテマトーデス(SLE);混合性結合組織病;特発性血小板減少性紫斑病(ITP);シェーグレン症候群;抗リン脂質抗体症候群;皮膚筋炎;ギラン-バレー症候群;およびグッドパスチャー症候群からなる群より選択される、請求項44記載の方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2010−516769(P2010−516769A)
【公表日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−547297(P2009−547297)
【出願日】平成20年1月23日(2008.1.23)
【国際出願番号】PCT/US2008/000961
【国際公開番号】WO2008/091682
【国際公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【出願人】(505222646)ザイモジェネティクス, インコーポレイテッド (72)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年1月23日(2008.1.23)
【国際出願番号】PCT/US2008/000961
【国際公開番号】WO2008/091682
【国際公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【出願人】(505222646)ザイモジェネティクス, インコーポレイテッド (72)
【Fターム(参考)】
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