説明

無線医療デバイスの患者への関連付けのための自動的かつ連続的で信頼性のある患者識別システム

医療通信システムが、複数の医療識別デバイス12を有する。各識別デバイス12は、一人の特定の患者14に付けられる。登録プロセッサが電子患者識別コードメモリ54に格納される固有の患者識別データを生成する。各識別デバイス12は、患者の体に患者の識別子を送信する体内無線通信デバイス16を含む。生体機能を測定するため患者14に接続される医療デバイス22は、正確な患者への関連付けを連続的に確実にするため、患者識別コードを定期的に自動的に受信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療監視システム及び方法に関する。本発明は、医療施設における、患者の識別と医療デバイスへの患者の関連付けとに関連する特定の用途を見出し、ここでは特にそれを参照して説明が行われることになる。しかしながら、本発明は、退職者のコミュニティ、介護生活又は家庭等で、患者モニタリングに関する用途も見出すことになることは理解されたい。
【背景技術】
【0002】
緊急室における医師が、例えば、監視又は診断システムを素早く使用することを可能にするシナリオを与える、新たな柔軟性のあるケアを世界中の医療施設は採用している。伝統的には、関連するモニタ及び装置にワイヤでバイタルサインセンサが接続されていた。別の例としては、携帯型モニタ又はPDAを一時的に割り当てることにより、遠隔測定される患者がローカルで監視されることができる。無数のワイヤに伴う不都合さのため、無線遠隔測定に対する需要が増大している。どこでもケアの理論は、ポイントオブケア(point-of-care:自宅治療、医療施設に出向くことなく患者の居場所での治療)の観点から、患者の周囲に配置される様々な無線医療デバイス及びセンサを採用する。
【0003】
通常、患者の特定の生体機能を測定するため、無線センサが患者に付けられる。無線医療センサ及びデバイスは、病院システム内の他のデバイスへのデータの通信及び送信のため無線リンクを用いる。無線デバイスは、異なる場所で、異なる患者に対して、又は異なる医師による医療デバイスのより柔軟な使用を介して、患者及び医師の移動性を増加させることを可能にする。緊急処置施設において、救急車から、外傷評価ステーション、手術室、回復室、病院の部屋等へ患者が移動するとき、無線通信は、センサをつないだり、はずしたりする時間を節約することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
有線接続(hard-wired)デバイスが使用される医療施設においては、患者がどの医療デバイスに関連付けられているかを監視するのは簡単である。無線システムにおいては、その識別信号がどの患者から発信されているかを確認するのはより困難である。無線デバイスを患者に関連付ける幾つかの技術が提案されてきた。斯かる技術の1つは、キーボードを介して、又はデバイスのスタートアッププロセスの間、患者情報の手動での入力を介して、単一の割り当てをすることである。別の斯かる技術は、一意な識別番号(ID)を含み、例えばリストバンドとして患者の体に付けられるバーコードマーカーを介して単一の割り当てをすることである。特定の患者に新たなデバイスが使用されるとき、患者のIDが特殊なバーコードリーダで読み出され、新たなデバイスに割り当てられる。更に別の斯かるソリューションは、バーコードソリューションに対応するRFIDを介して単一の割り当てをすることである;その情報(ID)はRFIDタグに格納される。これらのソリューションは、人的ミスに支配される手動処理に基づく問題を持つ。更に、デバイスを患者に自動的に関連付けることも実現可能ではない。その関連付けを定期的にチェックすることも可能ではない。
【0005】
無線識別システムの自動的な関連付けは、Bluetooth又は他の短距離RF技術を用いて可能である。Bluetooth技術は従来技術において良く知られている。患者の識別子(identification)を連続的に送信するよう、例えば、短距離RF送信機が患者の体に付けられる。患者の周囲にある無線医療デバイスは、識別情報を自動的に受信し、それを定期的にチェック/検証することができる。しかしながら、RF信号の大きな広がりが原因で、近くの患者に関連付けられているセンサが、その識別子を受信し、それを間違った患者に関連付ける可能性もある。特定の患者への曖昧さのない関連付けは保証されることができない。
【0006】
無線/携帯医療装置を患者のベッドサイドに頻繁に携帯して使用することは、医療装置を個別の患者に関連付けるための効率的で安全な手順を必要とする。本発明は、上述された問題その他を克服する新たな改善された装置及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの側面によれば、医療通信システムが開示される。その医療通信システムは、複数の医療識別デバイスを有する。各デバイスは、一人の患者に接続され、電子患者識別コードメモリ、及び患者識別子を通信する短距離無線通信デバイスを含む。医療通信システムは更に、患者に接続される少なくとも1つの医療デバイスを有する。ある手段が、同じ患者に接続される医療識別デバイスの電子患者識別コードに医療デバイスを自動的に関連付ける。ある手段は、その医療デバイスの患者への関連付けを自動的に検証する。
【0008】
本発明の別の側面によれば、通信方法が開示される。無線患者識別デバイスが、選択された患者に割り当てられる。その識別デバイスは、それが割り当てられる選択された患者を一意に識別する電子患者識別コードを用いてエンコードされる。無線患者識別デバイスが、少なくとも生体機能を測定するためその選択された患者に接続される少なくとも1つの医療デバイスに自動的に関連付けられる。医療デバイスのその選択された患者への関連付けは自動的に検証される。
【0009】
本発明の1つの利点は、患者の識別子の手動入力を必要とすることなく、医療デバイスの患者への自動的な関連付けをする点にある。
【0010】
別の利点は、医療デバイスの患者への関連付けの定期的な自動検証をする点にある。
【0011】
別の利点は、患者の体又はその近くで、連続的で安全な信頼性の高い患者識別をする点にある。
【0012】
別の利点は、医療デバイスの使用をスピードアップする点にある。
【0013】
別の利点は、患者情報の非接触送信をする点にある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
好ましい実施形態についての以下の詳細な説明を読み理解すれば、本発明の更に追加的な利点及び利益が、当業者には明らかとなるであろう。
【0015】
本発明は、様々な要素及び要素の配置、並びに様々なステップ及びステップの配置の形式を取ることができる。図面は、好ましい実施形態の説明目的でしかなく、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0016】
図1を参照して、患者識別システム10は、複数の識別デバイス又はIDD12を含む。各識別デバイス12は、手首、脚等におけるバンドとして、患者又は患者の体14に付けられる。また、識別デバイス12は、非接触デバイスであり、患者の体14に近接して、例えば10 cm内に付けられてもよい。各識別デバイス12は、体内通信ユニットつまりIBU16の送信機18を含む。患者のIDを送信するため、体内通信ユニット16は、容量結合及び従来技術においてよく知られるものに基づく、近接場体内通信技術を利用する。例えば1秒毎といった規則的な時間間隔Tにおいて、送信機18は、固有の識別信号を送信する。ID信号は、医療デバイス又はPWD又は医療デバイス手段22に接続される、別の体内通信ユニット16の受信機20により受信される。例えばECG、血液酸素センサ、パルスモニタ、注入ポンプ、ドリップモニタ等といった医療デバイス手段22は、連続的なバイタルサインの測定のため、通常患者14の近傍又は患者に接触して配置されるセンサ24を持つ。医療デバイス22は、送信/受信リンク30、32を介してベッドサイドモニタ28に対して、又は送信/受信リンク30、36を介して中央ステーション34に対して、無線でバイタルサイン測定を送信する送信機26を含む。中央ステーション34は、適切なハードウェア38、ソフトウェア40、モニタ42及び入力手段44を具備する。1つの実施形態において、医療デバイス手段22は、例えば無線バイタルサインセンサといった患者14に直接付けられることができるか、又は、スポット測定ユニットといった患者14の近傍に永久若しくは一時的に配置されることができ、体内ユニット受信機20を具備することができる携帯デバイスである。
【0017】
通常、患者14が医療施設に収容されるとき、登録手段46が、対応する識別デバイス12を設定する。より詳細には、登録手段46は、好ましくは通信リンク36、50を介して無線で、病院データベース48を含む部門システム、臨床用システム又は病院情報システムに接続される。IDコード生成手段52は、情報システム48において対応する患者レコードに関連付けられる固有の患者識別番号を生成する。オプションで、IDコード生成手段52は、例えば、患者の名前、生年月日及び/又は他の病院データ若しくは医療患者データといった患者データのセットを用いることにより、包括的な患者識別コードを生成する。生成された固有の識別番号又は包括的な患者識別コードは、患者に関連付けられる識別デバイス12のIDコードメモリ54に格納される。ID手段又は識別プロセス56は、識別デバイス12の初期識別を行う。識別プロセス56が完了した後、識別デバイス12は、患者の体14に付けられる。各医療デバイス22が患者14に付けられるので、識別デバイス12は、医療デバイスを同じ患者IDに関連付けるため患者IDを医療デバイス22に送信する。周期的に、患者のIDは確認される。
【0018】
引き続き図1を参照しつつ、更に図3を参照して、IDコードは、IDコードメモリ54から識別手段56により受信される(58)。識別プロセス56が開始される(60)。IDコードは、体内ユニット送信機18により医療デバイス22に送信される(62)。IDコードが体内ユニット受信機20によって受信されるとき(68)、関連付け手段又はプロセス64は、医療デバイス22の患者14への関連付けを自動的に開始する(66)。より詳細には、関連付け手段64は、IDコードの受信を待つ(70)。医療デバイス22に配置される体内ユニット受信機20は、患者のIDコードを受信する(68)。そのIDコードは、医療デバイス22のIDコードメモリ74に格納される(72)。オプションで、そのIDコードは、患者ID番号、患者名などを自動的に表示するため、通信リンク30、32;30、36を介して、ベッドサイドモニタ28及び/又は中央ステーション34に送信される。その結果、そのデバイス関連付けプロセスは、人間により記録又は検証されることができる。1つの実施形態においては、関連付けプロセス64が、オプションで、スタートボタン76の使用を用いてマニュアルで開始される。
【0019】
一旦医療デバイス22が、患者のIDに関連付けられると、それは、通信リンク30、32;30、36を介して、ベッドサイドモニタ28及び/又は中央ステーション34に対して、センサにより測定された情報(sensed information)の通信を開始する。また、同じ患者14に関連付けられるすべての医療デバイス22により検知される情報はすべて、共通の医療デバイス又はIDデバイスに対して、モニタされる情報のすべてをベッドサイドモニタ28及び/又は中央ステーション34に順に送信する、体の近傍での技術(near body technology)を用いて通信されることができる。ベッドサイドモニタ28及び中央ステーション34との通信は、情報が患者毎に分離された状態を保つため患者IDコードを含む。
【0020】
検証手段又はプロセス78が、医療デバイス22の通常の動作の間、定期的な間隔に基づき、医療デバイス22の患者14への関連付けを検証する。より詳細には、検証手段78は、IDコードを待つ(80)。1つの実施形態において、医療デバイス22が患者14にある又は患者14の近傍にある限り、医療デバイス22は、定期的にT1の時間間隔82でIDコードを受信する(68)。また、医療デバイス22は、患者IDの送信を要求すべく、周期的に識別デバイス12に問い合わせをすることができる。IDコードはチェックされる(84)。もし受信IDコードが、格納されたIDコードと異なる場合、ベッドサイドモニタ28及び/又は中央ステーション34だけでなく、アラーム「誤ID」が医療デバイス22のローカルで生じる(86)。何のIDコードも受信されないと(88)、医療デバイス22は、例えば、15秒のIDタイムアウト90といった、所定の特定時間期間T2だけ受信を待つ。T2期間の間何のIDコードも受信されないと、アラーム「IDなし」が生じる(92)。いずれかのアラーム86、92の後、好ましくはスタートボタン76により手動的に起動される、関連付けプロセス64の明示的な再実行が行われる。もしアラームが生じた後(86、92)、IDコードが再度受信されると、その関連付けプロセス64が再実行されるまで、それは消滅される。医療デバイス22の患者14への関連付けは、好ましくは、リセットボタン102により手動で終了される(100)。結果として、IDコードはIDコードメモリ74から消去される。医療デバイス22の患者14への関連付けが、ベッドサイドモニタ28、中央ステーション34、医師のPDA又は他の同様のデバイスにおける専用のユーザインタフェースといった制御デバイスを介して手動で終了されることができることも想定される。各終了又は関連付けの解除(disassociation)は、中央ステーション34に報告される。患者がその施設を去るか、又は識別コードが終了されるべきとき(104)、IDデバイス12は破壊されることができるか、又は識別デバイスメモリ54におけるIDコードを削除することにより(106)リセットされることができる。それは、リセット_IDボタン108を用いて手動で行われる。オプションで、識別プロセス56は、中央ステーション34で専用の手順を介して、又は他の適切な手順を介して、格納された情報を削除することにより終了される。そのデバイスが再使用可能であるならば、好ましくは、それが別の患者に付与されるよう、登録手段46により再プログラムされる。
【0021】
図2及び図4を参照して、各患者14は、患者の体14又は患者の体の近くに付けられる識別デバイス12を具備する。識別デバイス12は、第1の体内ユニット送信機/受信機110、112を含む。患者14に付けられる各医療デバイス22は、第2の体内ユニット送信機/受信機114、116を含む。IDコードは、医療デバイス22のリクエスト120に応じて、第1の体内ユニット送信機110を介して送信される(62)。
【0022】
より詳細には、識別デバイス12は、第1の体内ユニット受信機112により受信される(124)ことになるIDコードリクエストを待つ(122)。医療デバイス12は、第2の体内ユニット送信機114を介してIDコードリクエストを送信する。第1の体内ユニット受信機112がリクエスト124を受信するとき、第1の体内ユニット送信機110がIDコードを医療デバイス22に送信する(62)。第2の体内ユニット受信機116がIDコードを受信し(68)、その後、IDコードが医療デバイスIDコードメモリ74に格納される(72)。検証プロセス78は、医療デバイス22の通常の動作の間、定期的な間隔に基づき、医療デバイス22の患者14への連続的な関連付けを検証する。より詳細には、定期的な時間間隔T3で、第2の体内ユニット送信機114が、識別デバイス12に対するIDコードリクエストを送信する(130)。第1の体内ユニット受信機112によるリクエストの受信に応じて(124)、第1の体内ユニット送信機110が、IDコードを医療デバイス22に送信する(62)。IDコードは、第2の体内ユニット受信機116で受信される(68)。受信されたIDコードがチェックされる(84)。受信されたIDコードが格納されたIDコードと異なる場合、ベッドサイドモニタ28及び/又は中央ステーション34だけでなく、アラーム「誤ID」が医療デバイス22のローカルで生じる(86)。プリセットされた時間T2の間、何のIDコードも受信されないと(88)、医療デバイス22は、予め規定された回数N回IDコードリクエストを繰り返す(130)。
【0023】
セキュリティとプライバシーとのため、識別デバイス12と医療デバイス22との間の通信は、好ましくは暗号化される。好ましくは、識別デバイス12と医療デバイス22とのグループが、各医療部局又は全体の病院に特有となる共有セキュリティキーで事前構成される。共有キーは、IDコードの暗号化/復号化のために使用される。これは、認証されたデバイスだけが、有効なIDコードを送信/受信することができることを確実にする。
【0024】
本発明は、好ましい実施形態を参照して説明されてきた。上述の詳細な説明を読み理解すれば、他者が変形及び変更を思いつく場合がある。本発明は、斯かる変形及び変更をすべて、それらが、添付された特許請求の範囲又はその均等の範囲の範囲に含まれる程度において含むものと解釈されるべきものとして意図される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】識別システムの概略図である。
【図2】識別システムの処理フローを示す図である。
【図3】第2の識別システムの概略図である。
【図4】第2の識別システムの処理フローを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれが一人の患者に接続される複数の医療識別デバイスであって、
電子患者識別コードメモリと、
前記患者識別子を通信する短距離の無線通信デバイスとを含む複数の医療識別デバイスと、
患者に接続される少なくとも1つの医療デバイスであって、それぞれが
前記患者に接続される前記医療識別デバイスの前記電子患者識別コードに前記医療デバイスを自動的に関連付ける手段と、
前記医療デバイスの前記患者への関連付けを自動的に検証する手段とを含む医療デバイスとを有する、医療通信システム。
【請求項2】
前記短距離の通信デバイスが、
前記患者の体の前記電子患者識別コードを送信する体内通信送信機を含み、
前記医療デバイスは、
前記患者の体に送信される前記患者識別コードを受信する体内通信受信機を含む、請求項1に記載の医療通信システム。
【請求項3】
前記医療デバイスが、
前記受信した患者識別コードを第2のIDコードメモリに格納することを、前記関連付け手段に起動させる手段を更に含む、請求項2に記載の医療通信システム。
【請求項4】
前記医療デバイスが、
前記受信機により受信される患者識別コードを前記関連付け手段が格納する第2のコードIDメモリを更に含む、請求項2に記載の医療通信システム。
【請求項5】
前記医療デバイスが、
前記第2のIDコードメモリに格納される前記患者識別コードと、前記受信機により続いて受信される患者識別コードとを比較する検証手段を更に含む、請求項4に記載の医療通信システム。
【請求項6】
前記電子患者識別コードメモリに格納される前記患者識別コードを再送信するため、前記識別デバイスが周期的に送信機を起動する、請求項5に記載の医療通信システム。
【請求項7】
前記医療デバイスが、前記電子患者識別コードメモリに格納された前記患者識別コードの送信を周期的に要求する、請求項5に記載の医療通信システム。
【請求項8】
前記受信した識別コードが前記格納された患者識別コードとは異なるとき、
前記識別コードが所定の時間期間内に受信されないとき、又は
手動による操作のときのいずれかにおいて、
前記医療デバイスの前記通信デバイスへの関連付けを終了する手段を更に含む、請求項5に記載の医療通信システム。
【請求項9】
情報データベースにおける少なくとも前記患者のレコードデータに基づき電子患者識別コードを生成し、及び前記患者に接続される前記識別デバイスの前記識別コードメモリに前記電子患者コードをロードする手段を更に含む、請求項1に記載の医療通信システム。
【請求項10】
前記医療デバイスが、
生体機能を測定する手段又は投薬を管理する手段のいずれかを更に含む、請求項1に記載の医療通信システム。
【請求項11】
通信方法において、
選択された患者に無線患者識別デバイスを割り当てるステップであって、前記識別デバイスが、前記選択された患者に割り当てられる、該選択された患者を一意に識別する電子患者識別コードでエンコードされる、ステップと、
少なくとも生体機能を測定するため、前記選択された患者に接続される少なくとも1つの医療デバイスに前記無線患者識別デバイスを自動的に関連付けるステップと、
前記医療デバイスの前記選択された患者への前記関連付けを自動的に検証するステップとを有する、通信方法。
【請求項12】
前記割り当てステップが、
情報データベースにおける少なくとも前記患者のレコードデータに基づき、前記患者に対する一意な電子識別コードを生成するステップと、
通信デバイス識別コードメモリに前記患者識別コードを格納するステップとを含む、請求項11に記載の通信方法。
【請求項13】
前記関連付けステップが、
前記患者識別デバイスから前記患者識別コードを周期的に無線で送信するステップを含む、請求項11に記載の通信方法。
【請求項14】
第1の送信された患者識別コードを前記医療デバイスで受信するステップと、
前記医療デバイスのIDコードメモリに前記第1の受信される患者識別コードを格納するステップとを更に含む、請求項13に記載の通信方法。
【請求項15】
前記検証ステップが、
前記患者識別デバイスにより続いて送信される前記患者識別コードを周期的に受信するステップと、
前記格納された患者識別コードと前記続いて受信される患者識別コードとを比較するステップとを含む、請求項14に記載の通信方法。
【請求項16】
前記受信した識別コードが前記格納された識別コードとは異なるとき、
前記識別コードが所定の時間期間内に受信されないとき、又は
手動による操作のときのいずれかにおいて、
前記医療デバイスの前記患者への関連付けを終了するステップを更に含む、請求項15に記載の通信方法。
【請求項17】
前記終了ステップが、
前記医療デバイスIDコードメモリから前記患者識別コードを消去するステップと、
ベッドサイドモニタ又は中央ステーションの少なくとも1つに、前記終了を通知するステップとを含む、請求項16に記載の通信方法。
【請求項18】
前記通信デバイスが、前記患者に付けられている、請求項11に記載の通信方法。
【請求項19】
体内通信センサを介して、前記医療デバイスに前記電子患者識別コードを通信するステップを更に含む、請求項11に記載の通信方法。
【請求項20】
請求項11に記載の方法を実行する患者識別システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公表番号】特表2008−514332(P2008−514332A)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−534126(P2007−534126)
【出願日】平成17年9月19日(2005.9.19)
【国際出願番号】PCT/IB2005/053075
【国際公開番号】WO2006/035351
【国際公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】