説明

無線機器のためのオンデマンド支援を提供するための方法および装置

無線通信機器においてオンデマンドユーザ支援を可能にする方法、機器、装置、計算機読み出し可能な媒体およびプロセッサが提供される。ユーザ支援は、ローカルにおよび/またはリモートに格納され、機器ユーザの要求に取り組むための標準的ルーチンまたはカスタム化されたルーチンであるかもしれない説明ルーチンによって提供される。説明ルーチンがアクセスされ、いくつかのアプリケーションにおいては、ユーザ支援を提供する高効率な手段を可能とするためにシームレスに無線機器に伝達される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
米国特許法119条のもとでの優先権主張
本特許出願は2005年3月11日に出願された仮出願番号60/660,917、名称"METHODS AND APPARATUS FOR PROVIDING ON-DEMAND ASSISTANCE FOR A WIRELESS DEVICE"(無線機器のためのオンデマンド支援を提供するための方法および装置)に対する優先権を主張する。これは、この文書の譲受人に譲渡され、これによって、ここに参照として明白に組み込まれている。
【0002】
説明される態様は、一般に無線通信機器およびネットワーク通信に関する。より詳細には、説明される態様は無線機器ユーザに対話型説明の形式でオンデマンド支援を提供することに関する。
【背景技術】
【0003】
無線ネットワーク化は1つ以上の無線機器を銅線や光ケーブルのような直接的電気的接続なしで他の計算機器と接続する。無線機器は、通常はパケットの形式のデータを、無線、または、部分的に無線の計算機ネットワークを通して伝達し、その機器がデータパケットを送信および受信できるように、ネットワーク上の「データ」または「通信」チャンネルを開く。無線機器は、多くの場合プログラムおよびハードウェア部品のような無線機器資源を有する。これらは個別にまたは共同で、例えばネットワーク上でデータを送信および受信するためのオープン通信接続を用いるような、それらの設計および特定のプロトコルまたは構成に従ってデータを使用しおよび発生させるように動作する。
【0004】
無線通信機器産業における現在の傾向は幅広い機能を持っている機器を市場に出すことである。例えば、1つの無線通信機器は無線電話通信、ディジタル写真、無線インターネット通信、電子メール(email)および/またはショートメッセージサービス(SMS)通信、無線オーディオおよび/またはビデオダウンロード、他の無線ネットワークサービス通信並びに同様のことができるかもしれない。さらに、無線通信機器は無線通信機器で実行することができる多くのアプリケーションを格納または無線接続できるかもしれない。そのような多機能性は、無線機器のユーザが無線機器のすべての特徴および機能を用いることに熟練している必要があることを意味する。
【0005】
ユーザが機器の機能に精通していることに加え、多機能機器は、通常ユーザが機器を正常に使用している間に取り組む必要があるかもしれない多くの問題を起こすかもしれない。そのような問題が起こるため、効果的かつ効率的に無線機器へ機能を復旧するために、ユーザができるだけ早く問題と取り組むことができるということに対する要求がある。
【0006】
一般に、無線機器のユーザは、無線機器の総合的操作マニュアルを読んだり、説明を求めてサービスセンターに連絡したり、または試行錯誤により機能を理解し/問題に取り組むことを試みたりすることによって、すべての特徴および機能を用いることに習熟するようになるか、または無線機器に関する問題に取り組む。すべてのこれらの現行の選択肢は機器のユーザにとっては時間の無駄使いである。
【0007】
無線機器操作マニュアルを読み、理解することは非常に時間の掛かる場合があるため、ほとんどのユーザはすべてこの選択肢を避けることを選ぶ。さらに、移動するという無線機器の性質は、正常な操作中の機器のユーザにとって、操作マニュアルが通常すぐに利用可能ではないかもしれないということを意味する。また、無線機器操作マニュアルを読むことによって、ユーザが機器の機能を理解し、または機器に関連する問題を解決することができるかもしれないということは保証できない。
【0008】
説明を求めてサービスセンターに連絡することは、通常はユーザに対して技術サポート「ホットライン」に無線電話を掛けさせることである。この処理は、一般的にユーザにとって、期待に反するものである。ユーザは、ほとんどの場合、技術サービス担当につながる前に、たいていの場合望ましくない時間を待たなければならない。また多くの場合、電話でユーザに提供される説明は理解または実施するのが難しい。ユーザがホットラインを通じて問題を解決できない場合、ユーザには物理的にサービスセンターに行き、実地の「生の」説明を受ける以外に他の選択肢は残されていない。
【0009】
機器ユーザが陥る失望と時間の無駄の経験に加え、技術サポート「ホットライン」を運営するネットワークサービスまたは機器プロバイダはリソースを消費する運営を維持するという大きい負担が課せられる。サービスプロバイダ側のリソース消費問題は、より多くの機能およびアプリケーションが絶えず無線通信機器に追加されるに従って、悪化させられる。絶えず拡大しリソースを消費する運営を維持することは、ネットワークサービスまたは機器プロバイダにとって出費の大きい努力である。
【0010】
現在、無線通信機器には、ユーザがより多くのことを知りたがっている機能、またはユーザが無線機器で経験している問題に基づいてヘルプ情報を提供するアプリケーションが備えられているかもしれない。しかし、無線機器における格納制限によって、ユーザが遭遇するかもしれない、起こりうるあらゆる特徴または問題を無線機器が格納し、かつ取り組むことは困難になる。さらに、新しい機能またはアプリケーションが、無線機器へその有効な寿命の間に加えられるため、先在したヘルプアプリケーションは、新しい機能もしくはアプリケーションを使用するとき、または新しい機能もしくはアプリケーションが遭遇する問題を検討するときに支援を提供できない。さらに、ユーザが遭遇する問題の多くは、そのユーザにとって独特であるかもしれない。従って一般的なヘルプアプリケーションで取り組まれないかもしれない。ヘルプアプリケーションが適切なヘルプを提供しない場合、ユーザは通常技術サポート「ホットライン」へ連絡して助けを求めるように強いられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、支援説明への効率的なアクセスを提供する無線通信機器において実行可能なユーザ支援モジュールまたはアプリケーションを作り出すという要求がある。望ましいユーザ支援アプリケーションはユーザ支援説明の大きな、更新可能なデータベースへのシームレスなユーザアクセスを提供するかもしれない。望ましいユーザ支援説明は、機能支援または問題解決を保有する効果的な手段をユーザに提供するために、対話型であるかもしれない。さらに、望ましいユーザ支援アプリケーションは、ユーザが求める所望のヘルプまたは支援に基づいてカスタム化できる説明に対するユーザの適時アクセスを提供できるべきである。そのようなモジュールは、機器ユーザに機器支援を得るための効率的処理を提供し、そのように指示する場合には、ユーザにカスタム化された機器支援を得るための効率的処理を提供できるかもしれない。さらに、望ましいユーザ支援アプリケーションは、ネットワークまたは機器プロバイダに対して「生の」技術サポートの使用を制限し、それによって、ネットワークプロバイダまたは機器プロバイダの財政負担を小さくさせるような処理を提供するかもしれない。
【課題を解決するための手段】
【0012】
以下に述べるように、無線通信機器においてオンデマンドユーザ支援を提供する機器、方法、装置、計算機読み出し可能なメディアおよびプロセッサが示される。無線機器において説明ルーチンを実行するユーザ支援モジュールが提供される。説明ルーチンは無線機器にローカルに格納されるかもしれないし、無線アクセス可能なネットワーク機器にリモートに格納されるかもしれないし、あるいはルーチンは機器ユーザの特定の支援要求を満足するようにカスタム生成されるかもしれない。
【0013】
いくつかの態様において、無線通信機器でユーザ支援説明を生成するための一方法が規定される。本方法は、無線通信機器においてユーザ支援に対する要求を受け、その要求に対応する説明ルーチンにアクセスし、および無線通信機器上でその説明ルーチンを実行することを含む。説明ルーチンにアクセスすることは、ローカルに蓄積された説明ルーチンにアクセスすること、リモートに格納された説明ルーチンに無線でアクセスすること、またはネットワークサービス通信に応答してカスタム説明ルーチンを生成することを含むかもしれない。
【0014】
いくつかの態様において、機械読み出し可能な媒体が規定される。この媒体は、機械で実行されると、その機械に、無線通信機器においてユーザ支援に対する要求を受けること、その要求に対応する説明ルーチンにアクセスすること、および無線通信機器上でその説明ルーチンを実行することを含む動作を実行させる。
【0015】
他の態様において、少なくとも1つのプロセッサ機器が無線通信機器においてユーザ支援に対する要求を受け、その要求に対応する説明ルーチンにアクセスし、および無線通信機器上でその説明ルーチンを実行する動作を実行するように構成される。
【0016】
さらに他の態様において、処理エンジンおよびメモリーユニットを含む計算機プラットフォーム、並びにユーザ支援を求める要求を受ける動作が可能であり、ユーザ支援を求める要求に基づいて無線機器上で説明ルーチンを実行する動作が可能であるユーザ支援モジュールであって、前記メモリーユニットに格納され、前記処理エンジンにより動作可能なユーザ支援モジュールとを含む計算機プラットフォームを含む無線通信機器が提供される。
【0017】
さらに他の態様において、無線機器でデータ処理をするための手段と、データ処理をするための手段と交信している無線機器でデータを格納するための手段と、受信したユーザ支援を求める受信した要求に基づいて、無線機器においてユーザ支援説明をデータ処理のための手段を介して提供するための手段とを含む無線機器が定義される。
【0018】
さらに、いくつかの他の態様において、オンデマンドのユーザ支援説明を無線通信機器に提供するための装置が定義される。本装置は、複数の説明ルーチンを格納し、要求に応じて無線機器で実行するための説明ルーチンを無線通信機器へ伝達するユーザ管理機器、並びに無線通信機器のユーザにアクセス可能であり、かつ前記ユーザ管理機器と交信するユーザ支援サービスとを含む。
【0019】
さらに他の態様において、無線通信機器でユーザ支援説明ルーチンを提供するための手段と、要求に応じてユーザ支援説明ルーチンを提供するための手段へ無線で伝達可能な複数の説明ルーチンを、リモートに格納するための手段とにより、オンデマンドユーザ支援の説明を無線通信機器へ提供するための装置が定義される。
【0020】
さらなる態様において、ユーザ支援説明を無線通信装置に無線で提供するための方法は、ネットワーク機器で無線通信機器から説明ルーチンに対する要求を無線で受けることと、ネットワーク機器メモリー内で要求された説明ルーチンにアクセスすることと、ネットワーク機器から無線通信機器へ無線で説明ルーチンを伝達することとを含む。
【0021】
また、別の態様は、機械によって実行されるとその機械に動作を実行させる命令を含む機械読み取り可能な媒体によって定義される。前記動作は、ネットワーク機器で無線通信機器からの説明ルーチンを求める要求を無線で受けることと、ネットワーク機器メモリー内で、要求された説明ルーチンにアクセスすることと、ネットワーク機器から無線通信機器へ無線で説明ルーチンを伝達することとを含む。
【0022】
いくつかの他の態様において、少なくとも1つのプロセッサ機器は、ネットワーク機器で無線通信機器からの説明ルーチンを求める要求を無線で受け、およびネットワーク機器メモリー内で、要求された説明ルーチンにアクセスし、およびネットワーク機器から無線通信機器へ無線で説明ルーチンを伝達する動作を実行するように構成される。
【0023】
さらに他の態様において、ユーザ支援説明を無線通信機器へ提供するための方法が規定される。本方法は、カスタム化された説明ルーチンをネットワークサービスノードで生成することと、無線通信機器ユーザとネットワークサービスとの間の通信に基づいて生成されたカスタム化された説明ルーチンを無線通信機器へ無線で伝達することとを含む。
【0024】
さらに他の態様においては、機械によって実行されるとその機械に動作を実行させる命令を含む、機械読み取り可能な媒体を提供する。動作は、カスタム化された説明ルーチンをネットワークサービスノードで生成することと、カスタム化された説明ルーチンを無線通信機器へ無線で伝達することとを含み、カスタム化された説明ルーチンは、無線通信機器のユーザとネットワークサービスとの間の通信に基づいて生成される。
【0025】
他の態様は、カスタム化された説明ルーチンをネットワークサービスノードで生成する動作、およびカスタム化された説明ルーチンを無線通信機器へ無線で伝達する動作とを実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ機器を含み、カスタム化された説明ルーチンは、無線通信機器ユーザとネットワークサービスとの間の通信に基づいて生成される。
【0026】
このように、上述した態様は、無線機器ユーザ支援を説明ルーチンの形で提供するための効率的なオンデマンドシステムを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
開示された態様は、開示された態様を制限するためではなく、例示のために提供され、同じ名称は同じ要素を意味する以下に添付された図面と共に説明されるだろう。
【0028】
本機器、装置、方法、計算機読み出し可能な媒体およびプロセッサは以下に、発明の態様を示す添付図面を参照して、より完全に説明されるだろう。しかし、機器、装置、方法、計算機読み出し可能な媒体およびプロセッサは多くの異なる形式で具体化されるかもしれないし、ここに記載された態様に制限されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、この開示が十分かつ完全であり、当業者に本発明の範囲をすべて伝えるために提供されている。全体を通して同じ番号は同じ部品を参照する。
【0029】
本機器、装置、方法、計算機読み出し可能な媒体、およびプロセッサは、無線通信機器においてオンデマンドのユーザ支援を提供する。ユーザ支援は、無線通信機器で実行されるユーザ支援モジュールによって提供される説明ルーチンの形で提供される。ユーザ支援モジュールは、無線機器ユーザがオンデマンドで説明ルーチンに効率的にアクセスし実行することを可能とする。一態様において、説明ルーチンは無線機器においてローカルにアクセスされるかもしれない。代替的態様において、説明ルーチンはネットワーク機器との無線交信を介してリモートにアクセスされるかもしれない。さらに別の代替的態様において、ユーザアプリケーションモジュールは、例えばユーザ特有の支援要求に基づいてユーザ支援モジュールへカスタム説明ルーチンを生成し伝達することができるサービスプロバイダの技術サポートセンターのようなネットワークサービスと、無線機器ユーザが交信するようにしておく。
【0030】
図1および図2を参照して、ユーザ支援を無線通信機器へ提供するためのオンデマンドユーザ支援システム10は、無線機器の計算機プラットフォーム16内にあるユーザ支援モジュール14を内蔵する無線通信機器12(ここでは「無線機器」とも呼ばれる)を含む。ユーザ支援モジュール14は、無線機器ユーザにローカル説明ルーチン18、リモート説明ルーチン20および/またはカスタム説明ルーチン22へのアクセスを提供する。一態様において、ローカルに格納された説明ルーチンは無線機器の計算機プラットフォームに付随するローカルメモリー24に格納される。
【0031】
いくつかの態様において、システム10は1つ以上のネットワーク機器26、例えば無線ネットワーク28を介して無線通信機器12と無線交信しているユーザ管理サーバも含む。ネットワーク機器26は、ネットワーク機器の計算機プラットフォームの中にあるユーザ支援管理モジュール30を有するだろう。ユーザ支援管理モジュール30は、計算機プラットフォームに関連し、かつ複数のリモート説明ルーチン20を格納するデータベース34と交信している。ユーザ支援管理モジュール30は無線機器12のユーザ支援モジュール14に関連し、無線機器にリモート説明ルーチン20への無線アクセスを提供する。さらに、ユーザ支援管理モジュール30は、より詳細に以下で検討するように、新しい説明ルーチンを始動するおよび/もしくは伝達する、または無線機器に格納された先在するローカルな説明ルーチンを更新するための説明更新モジュール36を含むかもしれない。
【0032】
他の態様において、システムは図1および図2に示すサービスプロバイダの技術サポートセンターのような1つ以上のネットワークサービス38を含むかもしれない。技術サポートセンターは、技術サポート計算機器40、およびいくつかの態様においては、無線機器ユーザおよび計算機器と交信するための技術サポート担当42を含むかもしれない。技術サポート計算機器は、カスタム説明ルーチン22を無線機器に無線で伝達する責任を持つネットワーク機器とネットワーク通信、多くの態様において、無線ネットワーク通信している。いくつかの態様において、リモート説明ルーチン20を格納し伝達するネットワーク機器26は、カスタム説明ルーチン22を無線機器12に中継し伝達するネットワーク機器としてさらに役立つかもしれない。さらに、いくつかの態様において、技術サポート計算機器40は、カスタム説明ルーチン22の発生を可能とする機能を実行するためにネットワーク機器26にアクセスするリモート端末として機能するかもしれない。例えば、技術サポート計算機器40は、無線ネットワーク28および/または有線ネットワーク29を介してネットワーク機器26との交信を確立するために、通信モジュール47と連係して動作するアクセスモジュール49を含むかもしれない。アクセスモジュール49は、技術サポート計算機器40がネットワーク機器26上の説明生成モジュール44と連結できるようにするハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、データおよび実行可能な命令の1つまたは任意の組合せを含むかもしれない。例えば、アクセスモジュール49はネットワーク機器26および説明生成モジュール44に、例えば企業ウェブポータルを通じて、アクセスするためのインターネットブラウザソフトウェアを含むかもしれない。説明生成モジュール44は、無線機器のユーザの要求に応じてカスタム説明ルーチン22を自動または手動で生成するための動作が可能である。通信モジュール47は、技術サポート計算機器40と他の機器間の外部通信、および技術サポート計算機器40の部品間の内部通信を動作可能とするハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、データおよび実行可能な命令の1つまたは任意の組合せを含むかもしれない。他の態様において、カスタム説明ルーチン22を生成しそれをネットワーク機器26に転送するかもしれない説明生成モジュール44は技術サポート計算機器40にあるかもしれない。ネットワークサービス38は無線機器12または無線機器ユーザからの伝送を受信できる。無線機器は、技術サポート計算機器40に対し、ユーザが所望する支援要求に取り組むためにユーザカスタム化した説明ルーチンが必要であることを通知する。以下でカスタム説明ルーチン22と呼ぶユーザカスタム化された説明ルーチンは、先在する説明ルーチン(すなわち、ローカル説明ルーチン18およびリモート説明ルーチン20)が機器ユーザによって要求されている支援に取り組まない場合に、無線機器12のユーザによって要求されるかもしれない。
【0033】
一態様において、ユーザ支援モジュール14は以下のように実行される。モジュールは無線機器へのユーザ入力で起動され、起動のときに、先在する説明のメニューがユーザに提示される。例えば、場合によっては、無線機器12によってユーザに提示されるオンデマンド説明メニュー15内の表示のためにユーザ支援モジュール14を動作開始すると、モジュールは自動的にネットワーク機器26と交信し、新しいまたは更新された説明ルーチンインデックス17を得るかもしれない。例えば、場合によっては、ユーザ支援モジュール14は説明ルーチンインデックス17を有しないかもしれず、その結果、全インデックスを取得するかもしれない。他の場合において、ユーザ支援モジュール14は、メモリー24に説明ルーチンインデックス17のバージョンを有し、このバージョンをネットワーク機器26から得られるインデックスの最新バージョンと比較し、変化したインデックスの部分を更新するだけかもしれない。ユーザは機器ユーザが遭遇している機能または問題に基づいて説明ルーチンインデックス17から先在する説明を選択するかもしれない。代替的態様において、ユーザ支援モジュール14は無線機器への予め定められた入力に基づいて先在する説明ルーチンを自動的に実行するように構成されるかもしれない。例えば、機器への繰り返し誤入力は、ユーザ支援モジュールに対し、使用中のアプリケーションおよび/または入力に関連する先在する説明の1つを自動的に実行させるかもしれない。
【0034】
もう一つの態様において、選択された先在する説明が無線機器12に付随するローカルメモリー24に格納されている場合、ユーザ支援モジュール14はメモリーにアクセスし、選択されたローカル説明ルーチン18を検索し、説明ルーチンを実行するかもしれない。
【0035】
もう一つの態様において、選択された先在する説明ルーチンがローカルに格納されていない場合、無線通信機器はリモート説明ルーチン20を格納するかまたはアクセスしたネットワーク機器26と無線交信を始動し、選択された説明ルーチンをネットワーク機器からダウンロードし、無線機器上で説明ルーチンを実行するかもしれない。いくつかの態様において、選択された説明ルーチンは無線機器上での実行に先行して完全にダウンロードされるかもしれない。他の態様において、ユーザの待ち時間を減少させるために、選択された説明ルーチンのいくつかの予め定められた部分がダウンロードされるかもしれない。次に、無線機器は、残りの部分が無線機器に流されている間に、この予め定められた部分の実行を開始するかもしれない。さらに、一態様において、リモート説明ルーチン20は、リモートに格納された説明ルーチンがアクセスされておりリモートネットワーク機器26から無線伝送されていることをユーザが認識することなく、無線機器にシームレスにアクセスされダウンロードされる。リモート説明ルーチンのシームレスなアクセスおよびダウンロードはオンデマンドユーザ支援を機器ユーザに提供する全体の処理に対し更なる効率を与える。代替的実施例において、無線機器12のユーザはリモート説明ルーチン20をダウンロードするために、ネットワーク機器との無線通信接続を確立するオプションを示されるかもしれない。
【0036】
さらに別の態様において、機器ユーザによって探索されている支援が、先在している説明ルーチン(すなわち、ローカル説明ルーチン18およびリモート説明ルーチン20)の中に無い場合、ユーザまたは機器はサービスプロバイダ技術サポートセンターまたは類似したもののようなネットワークサービス38と交信するかもしれない。次に、ネットワークサービスはユーザまたは機器によって要求されている支援に基づいてカスタム説明ルーチン22を自動的または手動的に生成するかもしれない。例えば、いくつかの態様において、無線機器のユーザは、ユーザに所望の支援を提供するカスタム説明ルーチン22を生成するために、説明生成モジュール44を実行する技術担当に所望の支援を伝達する。例えば、技術担当がソフトウェアコードを書かないような場合には、カスタム説明ルーチン22は、ユーザ入力、またはカスタム説明ルーチン内に情報提示を作成するために技術担当が用いることができる説明ルーチンに付随する方法におけるステップに関連する簡単なビルディングブロックを提供するかもしれない。さらに、説明生成モジュール44は技術アシスタントによって提供される簡易化されたビルディングブロックを、カスタム説明ルーチンを生成するために無線機器によって用いられるかもしれない実行可能なコード、例えばスクリプト、に変換するかもしれない。他の場合において、技術担当はカスタム説明ルーチン22を定義する実行可能なコードを書くかもしれない。いったん生成されると、カスタム説明ルーチン22は、ネットワーク機器を介して無線機器12に無線伝送され、無線機器上で実行されるかもしれない。
【0037】
いくつかの態様において、先在している説明ルーチンは無線通信機器12にローカルに、および1つ以上のネットワーク機器26にリモートに、共に格納されるかもしれない。場合によっては、無線通信機器におけるメモリー制限により頻繁に使用されたかまたは共通的に使用された説明ルーチンだけが無線機器12に付随するローカルメモリー24に格納されるように指示されるかもしれない。またすべての他の説明ルーチンは1つ以上のネットワーク機器26にリモートに格納される。しかし、代替的態様において、すべての説明ルーチンを無線機器に付随するローカルメモリー24に格納するのが可能であるかもしれないし、またはすべての説明ルーチンが1つ以上のネットワーク機器26にリモートに格納されるかもしれない。
【0038】
説明ルーチン18、20、および22は、キーパッド、入力ボタンもしくはスイッチ、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロホン、または無線機器に付随する他のユーザインタフェースのような1つ以上のユーザ入力装置(図3の45)に入力を与えることにより、機器ユーザに説明と対話するように求めるようなユーザ対話型の説明ルーチンであるかもしれない。説明ルーチンは、無線通信機器に付随するディスプレイのような出力装置(図3の46)に表示される視覚的説明装置であるかもしれない。さらに、説明ルーチンは無線機器に付随するスピーカーを介してユーザに提示される音声説明であるかもしれない。または、説明ルーチンは必要な出力装置を利用する音声および視覚的説明の組合せであるかもしれない。説明ルーチン18、20、および22は、実行可能なコード符号、テキストファイルのようなデータ、および実行されると段階的命令を提示する音声、映像および/またはグラフィックファイルのような付属物を含むかもしれない。これらはある場合には機器を使用中のユーザを支援するために無線機器のユーザと対話的であるかもしれない。
【0039】
図3を参照して、無線機器12は、携帯電話、携帯用情報端末(PDA)、双方向テキストポケットベル、ポータブル計算機、および無線通信ポータルを有し、ネットワークもしくはインターネットへの有線接続を有しているかもしれない独立した計算機プラットフォームのような、任意の形式の計算機化された無線機器を含むことができる。無線機器は、リモート-スレーブまたは、それらのエンドユーザを持たないが、無線ネットワーク28を通じてデータを単に伝達する他の機器、例えばリモートセンサ、診断ツール、データ中継および同様のもの、であっても良い。従って、オンデマンドユーザ支援のための装置と方法は非限定的に無線モデム、PCMCIAカード、アクセス端末、パーソナルコンピュータ、電話、またはそれらの任意の組合せもしくは一部組合せを含む有線または無線通信ポータルを含む、任意の形式の無線機器または計算機モジュールで実行することができる。
【0040】
さらに、無線機器12は、無線機器への入力を生成するための入力装置45、および無線機器のユーザによって使われるための情報を発生するための出力装置46を有する。例えば、入力装置45はキーもしくはキーボード、マウス、タッチパネル、音声認識モジュールを伴うマイクロホンなどのような装置を含むかもしれない。ある態様において、入力装置45は、ユーザ入力にユーザ支援モジュールを起動させ、適切な説明ルーチンを選択し、および説明の実行中にユーザ対話機能を実行することを提供するかもしれない。さらに、例えば出力装置46はディスプレイ、オーディオスピーカー、触覚フィードバック装置などを含むかもしれない。ある態様において、出力装置は説明ルーチンへのユーザアクセスおよび説明の実行の提供を支援する。
【0041】
さらに、無線機器12は無線ネットワーク28を通じてデータを送信でき、かつルーチンおよびアプリケーションを受信し実行し、ネットワーク機器26、例えば、ユーザ管理サーバまたは無線機器28に接続された他の計算機器、から送信されたデータを表示することができる計算機プラットフォームを有している。計算機プラットフォーム16は、データ保管庫48を含む。これは、読み出し専用メモリーおよび/またはランダムアクセスメモリ(RAMとROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、または計算機プラットフォームに共通の任意のメモリーのような揮発性および不揮発性メモリーを含む。データ保管庫48は1つ以上のフラッシュメモリセルを含むかもしれない。または磁気媒体、光媒体、テープまたはソフトもしくはハードディスクのような任意の二次または三次格納機器であるかもしれない。
【0042】
さらに、計算機プラットフォーム16は特定用途向け集積回路(ASIC)または他のチップセット、プロセッサ、論理回路、または他のデータ処理機器であるかもしれない処理エンジン50を含む。処理エンジン50またはASICのような他のプロセッサは、無線機器12のデータ保管庫48内のユーザ支援モジュール14のような任意の常駐プログラムと接続するアプリケーションプログラムインターフェース(API)層52を実行するかもしれない。API52はそれぞれの無線機器上で実行する実行時環境である。そのような実行時環境の1つは、カリフォルニア州サンディエゴのクアルコム社によって開発されたBinary Runtime Environment for Wireless(登録商標)(BREW(登録商標))ソフトウェアである。例えば無線計算機器でアプリケーション実行の制御を操作する他の実行時環境が利用されるかもしれない。
【0043】
処理エンジン50は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアおよびそれらの組合せで具体化される種々の処理サブシステム54を含む。処理サブシステムは無線機器12の機能および無線ネットワーク28の無線機器の操作を動作可能にする。例えば、処理サブシステム54は、他のネットワーク機器との交信およびデータ交換を始動し保持することを可能とする。一態様、例えば携帯電話などにおいて、通信処理エンジン50は1つの処理サブシステムまたは処理サブシステム54の組合せを含むかもしれない。例えば、音、不揮発性メモリー、ファイルシステム、送信、受信、探索器、層1、層2、層3、主制御、リモートプロシージャ、ハンドセット、電力制御、診断、ディジタル信号プロセッサ、ボコーダ、メッセージ通信、呼び出し管理、Bluetooth(登録商標)システム、Bluetooth(登録商標)LPOS、位置決定、測位エンジン、ユーザインタフェース、スリープ、データサービス、セキュリティ、認証、USIM/SIM、音声サービス、グラフィクス、USB、MPEGのようなマルチメディア、GPRSなど。開示された態様において、処理エンジン50の処理サブシステム54は、計算機プラットフォーム16で実行するアプリケーションと対話する任意のサブシステム部品を含むかもしれない。例えば、処理サブシステム54は、ユーザ支援モジュール14に代わってAPI52からデータ読み出しおよびデータ書き込みを受信する任意のサブシステム部品を含むかもしれない。さらに、ローカルメモリーユニット24に集められ記録された、ローカルに格納された説明ルーチン18はこれらのサブシステム54から利用可能である。
【0044】
計算機プラットフォーム16はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびそれらの組合せで具体化された通信モジュール56をさらに含むかもしれない。そのモジュールは無線機器12の種々の部品間、および無線機器12と無線ネットワーク28との間の通信を動作可能とする。通信モジュールは、通常、無線ネットワーク通信の始動のためのリモートネットワーク機器からの要求を構文解析するためのパーサ(図3に示さない)を含むかもしれない。さらに、通信モジュールは無線通信接続を確立するために必要な、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアおよび/またはそれらの組合せを含むかもしれない。
【0045】
計算機プラットフォーム16はオンデマンドユーザ支援を説明ルーチンの形式で提供するユーザ支援モジュール14をさらに含む。ユーザ支援モジュール14は、任意のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアおよび/または無線機器12に説明ルーチンを提供するための操作が可能な実行可能な命令の他のセットを含むかもしれない。また、リモート説明ルーチン20を求める要求、ローカル説明ルーチン18の更新を求める要求、または同様のもののような、説明ルーチンに関連する任意の情報の、無線ネットワーク28を通じての伝達を含むかもしれない。一態様において、ユーザ支援モジュール14は、説明ルーチンを格納し、説明ルーチンへのアクセスおよび転送を提供する能力を提供するユーザ支援論理64を含む。さらに、いくつかの態様において、ユーザ支援モジュール14は選択された説明ルーチンを実行しユーザにルーチンを提示するルーチン処理モジュール65を含む。例えば、いくつかの態様において、ルーチン処理モジュール65は、説明ルーチンを発生させるために処理エンジン50および/または処理サブシステム54を利用することに加えて、無線機器に格納されたオーディオおよび/またはビデオ関連のアプリケーションのような他のアプリケーションを起動するかもしれない。また、ユーザ支援モジュールは1つ以上のローカル説明ルーチン18を格納するローカルメモリーユニット24を含むかもしれない。ユーザ支援モジュール14は、ここに、より詳細に説明されるように、予め定められたユーザ入力に基づいて自動的に、または予め定められた入力装置45への入力によるユーザの要求に応じてのいずれかで、いつでも始動されるかもしれない。そのように、ユーザ入力に基づいて自動的にまたは機器ユーザの要求に応じてのいずれかの任意のときに、説明ルーチンがメモリーから検索され、実行されるかもしれない。
【0046】
図4を参照して、一態様において、説明ルーチンインデックス、および/または、説明ルーチンを無線で伝送するための方法を示す。説明ルーチンインデックスおよび/または説明ルーチンを無線で伝送することは、非限定的に以下のことを含む。すなわち、説明ルーチンインデックスのローカルバージョンおよび/もしくはオンデマンドユーザ要求に基づいて1つ以上のローカル説明ルーチンを最初に確立するために、または共通に使用される支援ルーチンのライブラリを確立するために、先在する無線機器に対して、1つ以上の説明ルーチンインデックス、インデックス中の説明ルーチン表、および/または説明ルーチンを伝送すること、並びに、新しい説明ルーチンインデックス、インデックス中の新しい表、および/または新しい説明ルーチンをそれらが利用可能になったときもしくは予め定めたイベントに基づいて、無線機器に伝送すること、並びに、改訂または更新された説明ルーチンインデックス、インデックス中の表および/または説明ルーチンを、それらが利用可能になったときもしくは予め定めたイベントに基づいて、無線機器に送信することとを含む。この場合、予め定められたイベントは、例えば無線機器の電源投入、無線機器によるデータ接続の確立、ユーザ支援モジュールの動作の開始を含むかもしれない。
【0047】
図4は説明ルーチンのインデックス、および/または、説明を伝送するための考えられるフローの一例を示す。この図ではネットワーク機器(26)が通信を始動する。通信を始動されたネットワーク機器は、利用可能になる新しいインデックスおよび/もしくは説明ルーチン、または先在するインデックスへの改訂/更新および/もしくは利用可能となるルーチンによって命令されるかもしれない。処理は新しいまたは更新されたインデックス/ルーチンが利用可能になると、予め定めたイベントの発生時および/または予め定めた時間間隔で始動されるかもしれない。イベント100において、ネットワーク機器(26)は最初のブートストラップコマンドを無線機器(12)のユーザ支援モジュール(14)へ送る。ブートストラップコマンドはショートメッセージサービス(SMS)通信、自動呼び出し(ACB)通信または他の任意の適用可能な通信媒体を介して送られるもしれない。無線機器がブートストラップコマンドを受信すると、ユーザ支援モジュールはイベント110において、ブートストラップコマンドを分析し、イベント120においてネットワーク機器(26)との無線通信接続を確立する。通信接続はハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)を用いて確立されるかもしれない。または他の適用可能なファイル転送に適した通信プロトコルが実施されるかもしれない。イベント130において、説明ルーチンインデックスおよび/または1つ以上のリモート説明ルーチンは確立された通信接続を介してリモートネットワーク機器からダウンロードされる。説明ルーチンインデックスおよび/または説明ルーチンがダウンロードされると、イベント140において、無線機器はダウンロード処理の終了成功を通知するダウンロード肯定応答メッセージをネットワーク機器に送る。イベント150において、ユーザ支援モジュール(14)は説明ルーチンインデックス、および/または、説明ルーチンをローカルメモリー(24)へ格納する。この時点で、無線機器のユーザは、説明ルーチンインデックスを閲覧しおよび/またはローカルに格納された説明ルーチンを実行するかもしれない。ユーザがローカルに格納されていない説明ルーチンを選択する場合、以下に検討するように、それはネットワーク機器から検索されるかもしれない。
【0048】
図5は、説明を伝送するための考えられるフローの一例を示す。この図では無線機器(12)が、例えばリモートに格納された説明ルーチンを検索する場合に、通信を始動する。通信を始動された無線機器は、ユーザ支援モジュールの始動において、ローカル説明ルーチンおよび/もしくはローカル説明ルーチンライブラリを取得する要求、または予め定められた間隔で新しいもしくは更新されたインデックスおよび/もしくは説明を取得する要求によって命令されるかもしれない。イベント200において、無線機器(12)はローカルメモリー(24)に格納されたローカル説明ルーチンの更新を始動するためのキーの順序命令を実行する。無線機器が説明ルーチンインデックスおよび/または説明ルーチンの更新を始動すると、イベント210において、ユーザ支援モジュールはネットワーク機器(26)との無線通信接続を確立する。通信接続はハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)を用いて確立されるかもしれない。または任意の他の適用可能な、ファイル転送に適した通信プロトコルが実施されるかもしれない。イベント220において、説明ルーチンインデックスの最新バージョンは、既存の説明ルーチンインデックスへ更新し、および/または1つ以上のリモート説明ルーチンはリモートネットワーク機器から確立された通信接続を介してダウンロードされる。説明ルーチンがダウンロードされると、イベント230において、無線機器はダウンロード処理の終了成功を通知するダウンロード肯定応答メッセージをネットワーク機器に送る。イベント240において、ユーザ支援モジュール(14)は、ユーザ支援モジュール14の動作開始によるユーザからのアクセスのために、説明ルーチンインデックスおよび/または説明ルーチンをローカルメモリー(24)へ格納する。
【0049】
図6を参照して、メッセージフロー図はカスタム説明ルーチン(22)を要求し、生成し、伝送しおよび実行するための考えられる一方法の一例を示す。イベント300において、無線機器のユーザ、またはいくつかのアプリケーションにおいては無線機器は、カスタム説明ルーチンの形でユーザ支援を要求するために、サービスプロバイダ技術センタのようなネットワークサービス(38)との通信を始動するかもしれない。多くの態様において、通信は無線機器(12)とネットワークサービス(38)との間の無線ネットワーク(28)通信であるかもしれない。しかし、代替的態様において、通信はユーザとネットワークサービス間の通常の地上通信線、有線通信を含むかもしれない。多くの態様において、ネットワークサービスとの通信の始動はユーザの指示によるかもしれない。例えば、ユーザは、ユーザが取り組もうとしている問題に取り組む先在の説明ルーチンを見つける試みに失敗するかもしれない。そのようなとき、多くの態様において、ユーザ支援ルーチン(22)は、説明ルーチンインデックスの表示が、付加的にネットワークサービスとの無線接続を自動的に確立するための入力装置を含むように、構成されるかもしれない。例えば、ユーザ支援モジュールは、ユーザがネットワークサービスへ自動的に無線呼び出しをするための「呼び出し」キーを起動させることができる1つのオプションを備えるかもしれない。
【0050】
イベント310において、無線機器のユーザはネットワークサービスとの通信を確立しており、直面している問題または指示を必要とする機能を伝達する。いくつかの態様において、伝達は、機器のユーザと技術サポート担当の間の音声および/またはデータ通信であるかもしれない。しかし、代替的態様において、機器のユーザは、直面している問題または指示を必要とする機能を伝達する手段として、自動化された音声もしくはキーパッド応答システムで伝達するかもしれない。自動化された音声またはキーパッド応答システムは、技術サポート担当の数を制限することを望んでいるサービスプロバイダに付加的有効性を提供するかもしれない。他の態様において、ネットワークサービス38との連絡を通して、無線機器12のユーザは、ブラウザアプリケーションを動作開始するように、およびネットワーク機器26および/またはネットワークサービス38の制御下にある与えられたユニバーサル資源ロケーター(URL)とのデータ接続を確立するように指示されるかもしれない。この場合、URLはユーザが完成し提出するように指示される質問表のあるウェブページを提供するかもしれない。ネットワークサービス38は、次に、質問表からユーザの入力を取り込み、それらの入力に基づくカスタム説明ルーチンを準備するかもしれない。
【0051】
イベント320において、それらが直面している問題を伝送している機器ユーザに応答して、カスタム説明ルーチン(22)がネットワークサービスレベルで生成されるかもしれない。ほとんどのアプリケーションにおいて、カスタム説明ルーチンを生成することは、適切なカスタム説明ルーチンを生成するために、説明生成モジュール(44)、通常は一般的スクリプト書き込みアプリケーションを実行する技術サポート担当を従事させることであるかもしれない。他のアプリケーションにおいて、カスタム説明ルーチンは、説明生成モジュール(44)により、自動音声もしくはキーパッド応答システムへのユーザ入力に応答して、またはネットワークサービス38によって提供されるビルディングブロックのシーケンスに応答して、自動的に生成されるかもしれない。
【0052】
カスタム説明ルーチン(22)が生成されると、イベント330において、ネットワークサービス(38)は無線または有線でカスタム説明ルーチン(22)をネットワーク機器へ伝送するかもしれない。多くの態様において、ネットワーク機器はリモート説明ルーチン(20)を格納する同じネットワーク機器(26)の1つであるかもしれない。これにより、ネットワーク機器(26)にあるユーザ支援管理モジュール(30)がリモート説明ルーチンライブラリ内のカスタム説明ルーチンを選択肢的に格納することができるかもしれない。この態様において、カスタム説明ルーチンは、等価的に、必要に応じて無線機器(12)にダウンロードすることができるリモート説明ルーチンになるだろう。代替的態様において、カスタム説明ルーチンは、無線または有線でネットワークサービス(38)から無線機器(12)へ直接伝送されるかもしれない。
【0053】
イベント340において、ネットワーク機器(多くの態様においてネットワーク機器26)は、最初のブートストラップコマンドを無線機器(12)のユーザ支援モジュール(14)に送ることによって、無線機器(12)と無線通信を確立する。ブートストラップコマンドはショートメッセージサービス(SMS)通信、自動呼び出し(ACB)通信または他の任意の適用可能な通信媒体を介して送られるかもしれない。無線機器がブートストラップコマンドを受信すると、イベント350において、ユーザ支援モジュールはブートストラップコマンドを分析し、イベント360においてネットワーク機器との無線通信接続を確立する。通信接続はハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)を用いて確立されるかもしれない。または他の適用可能なファイル転送に適した通信プロトコルが実施されるかもしれない。
【0054】
イベント370において、カスタム説明ルーチン(22)は確立された通信接続を介してリモートネットワーク機器からダウンロードされる。説明ルーチンがダウンロードされると、選択的イベント380において、ユーザ支援モジュールはユーザにカスタム説明ルーチン(22)を選択的に実行させるかもしれない。またイベント390において、ユーザ支援アプリケーションは無線機器上でカスタム説明ルーチンを実行する。選択的イベント400において、カスタム説明が実行されると、ユーザ支援アプリケーションは、ユーザにカスタム説明ルーチンをローカルメモリー(24)に格納させるかもしれない。また、ユーザが今後のアクセスのために説明を格納することを選ぶ場合、イベント410においてカスタム説明はローカルメモリー(24)に格納される。
【0055】
図7を参照して、一態様において、無線機器12は携帯電話を含む。携帯電話システム70は、キャリアネットワーク76を介して有線ネットワーク74に接続された無線ネットワーク72を含むかもしれない。向上した計算能力を持つ無線機器12が製造されており、多くの場合無線ネットワーク72上で音声およびデータを含むパケットを伝送できる。前に説明したように、これらの「スマート」無線機器12は、ローカル計算機プラットフォームにあって、ソフトウェア開発者が携帯電話12上で動作しその機器上で特定の機能を制御するソフトウェアアプリケーションを生成することを可能にするAPI52を有する。図7はセルラ無線ネットワークの構成要素および本システムの一態様の部品の相互関係をより完全に示す代表図である。セルラ無線ネットワーク72は単に代表的であり、無線機器12のようなリモートモジュールが相互間および/または無線ネットワークキャリアおよび/もしくはサーバを非限定的に含む無線ネットワーク72の構成要素間を無線で交信する任意のシステムを含むことができる。
【0056】
システム70内において、ユーザ管理サーバ26は有線ネットワーク74上で、リモート説明ルーチンまたはカスタム説明ルーチンを格納するための独立したデータ保管庫78と交信することができる。さらに、データ管理サーバ80は、後処理機能、データフロー制御などを提供するために、ユーザ管理サーバ26と交信するかもしれない。ユーザ管理サーバ26、データ保管庫78およびデータ管理サーバ80は、セルラ通信サービスを提供するために必要な他の任意のネットワーク構成要素と共に携帯電話システム70上にあるかもしれない。ユーザ管理サーバ26、および/または、データ管理サーバ80は、インターネット、セキュアLAN、WAN、または他のネットワークのようなデータリンクであるかもしれないデータリンク82および84を通じてキャリアネットワーク76と交信する。キャリアネットワーク76は移動通信交換局(MSC)86に送られるメッセージ(一般に、データパケットである)を制御する。さらに、キャリアネットワーク76はインターネットおよび/またはPOTS(単純旧式電話サービス)のようなネットワーク82によりMSC86と交信する。通常、ネットワーク82において、ネットワークまたはインターネットの部分はデータを転送し、POTSの部分は音声を転送する。MSC86は、データ転送用のデータネットワークおよび/またはインターネットの部分並びに音声情報用のPOTSの部分のような別のネットワーク90によって複数の基地局(BTS)に接続されるかもしれない。BTS88は最終的にメッセージを無線で、無線機器12のような無線機器へショートメッセージサービス(SMS)または他の無線方法で放送する。
【0057】
図8はいくつかの態様に従うユーザ支援モジュール(14)とのユーザインタフェースに対する考えられるフローの一例を表すフロー図である。イベント500において、ユーザ支援モジュールが起動される。ユーザ支援モジュールの起動は通常適切な入力装置(45)へのユーザ入力を含むかもしれない。いったん起動されると、ユーザ支援モジュールはユーザが先在する説明ルーチンのリストから1つの説明ルーチンを通常選択できるようにするかもしれない。多くの態様において、説明ルーチンのリストは無線機器に付随するディスプレイのような出力装置(46)の上に視覚的に提示される。代替的態様において、ユーザ支援モジュールは入力装置への予め定められたユーザ入力に基づいて自動的に起動されるように構成されるかもしれない。例えば、機器への繰返し誤入力は、ユーザ支援モジュールの起動を促し、またはユーザ支援モジュールに予め定められた説明を実行させるかもしれない。
【0058】
ユーザ支援モジュールが起動され、ユーザが1つ以上の説明ルーチン選択肢を提示されると、ユーザは先在する説明ルーチンのリストから選択するかもしれない。判定510において、求める支援が対応するローカル説明ルーチン(18)を有しているかに関する判定がなされる。ローカル説明ルーチンが利用可能である場合、ユーザがルーチンを選択すると、ユーザ支援モジュールはローカルメモリー(24)から説明を検索し、イベント520において、ローカル説明ルーチンを実行するかもしれない。ユーザ支援モジュールが説明を実行し終わると、ユーザはローカルメモリーから説明を削除するためのプロンプトを選択肢的に提示されるかもしれない。
【0059】
求める支援がローカルメモリー内に対応するローカル説明ルーチンを有していないという判定がされた場合、判定530において、求める支援が対応するリモート説明ルーチン(20)を有しているかに関する判定がなされる。リモート説明ルーチンが利用可能であり、通常、表中の説明の表示によって示される場合、イベント540においてリモートネットワーク機器(26)との無線通信が始動される。いくつかの態様において、無線通信の始動は無線機器ユーザに認識されないシームレスであるかもしれない。代替的態様において、リモート説明ルーチンの選択は、ユーザに接続の確立および/またはリモート説明ルーチンのダウンロードを続けるかどうかの決定を入力するよう要求するかもしれない。通信が確立されると、イベント550において、選択されたリモート説明ルーチンはネットワーク機器から無線機器へ、通常は無線でダウンロードされる。ダウンロードされると、イベント560において、リモートに格納された説明ルーチンは無線機器上で実行されるかもしれない。リモートに格納された説明ルーチンの後処理の選択肢として、ユーザは今後の表示用に説明ルーチンに効率的にアクセスするために説明ルーチンをローカルに格納するという選択肢を提示されるかもしれない。
【0060】
求める支援が、対応する説明ルーチンを、無線機器にローカルに、またはネットワーク機器にリモートに格納されていないと判定される場合、イベント570において、機器のユーザはサービスプロバイダ技術サポートセンタのようなネットワークサービスとの通信を始動するかもしれない。多くの態様において、機器ユーザとネットワークサービスと間の通信の始動は、先在する説明ルーチンの表の中の選択可能な選択肢として提示される。そのような態様において、ユーザはカスタム説明ルーチンを求めてネットワークサービスに連絡する選択肢を選択するかもしれない。選択されると、ユーザとネットワークサービスの間で無線通信が始動される。ユーザがネットワークサービスとの交信を確立し、ユーザが支援を必要とする問題を伝達し終わると、イベント580において、ネットワークサービスはカスタム説明ルーチンを生成するかもしれない。多くの態様において、機器ユーザおよび技術サポート計算機器(40)にある適切な説明生成モジュール(44)の両者と交信する技術サポート担当(42)によって、カスタム説明ルーチンがオンザフライで作成される。
【0061】
カスタム説明ルーチン(22)が生成されると、イベント590において、ルーチンは通常、無線または有線でネットワーク機器へ伝達される。多くの態様において、ネットワーク機器は、ユーザ支援管理モジュール(30)を実行しおよび/またはリモート説明ルーチンを格納するネットワーク機器(26)の1つであるかもしれない。そのような態様において、ネットワーク機器は無線機器による今後のアクセスのためにリモート説明ルーチンのファイルの中にカスタム説明ルーチンを通常格納するかもしれない。イベント600において、ネットワーク機器は無線機器と無線通信を始動し、イベント610において、ネットワーク機器はカスタム説明ルーチンを無線機器にダウンロードする。代替的態様において、ネットワークサービスは、カスタム説明ルーチンを無線機器へ、カスタム説明ルーチンをネットワーク機器を通す必要無しに、直接ダウンロードすることができるようにするかもしれない。
【0062】
イベント620において、ユーザアプリケーションモジュールは無線機器上でカスタム説明ルーチンを実行する。実行されると、ユーザアプリケーションモジュールはカスタム説明ルーチンを今後のアクセスおよび実行のためにローカルに格納した方がよいかどうかを質問するユーザプロンプトを選択肢的に提供するかもしれない。ユーザがこの選択肢を示され、説明を格納することを選択すると、説明は格納される。代替的選択肢において、カスタム説明ルーチンは、予め定められたまたは不定の期間に、自動的に無線機器へローカルに格納されるかもしれない。
【0063】
本態様の説明ルーチンは無線機器の出力装置(46)で実行することができる任意の説明ルーチンを含むかもしれない。通常、説明ルーチンは無線機器に付随するディスプレイに表示されるかもしれない。さらに、説明ルーチンはオーディオ出力装置、光るキーパッドの順序、および同様のものを含むかもしれない。特に有利な態様において、説明ルーチンはユーザ対話型説明ルーチンであるかもしれない。説明がさらに実行されるに従いユーザが入力装置へ入力要求される対話的型説明ルーチンの使用は、ユーザにおいて問題の解決をより効果的にする。その結果、その後の問題は回避される。説明ルーチンの例はディスプレイ上の、または光るキーパッド表示の順序、ヘルプウインドウ表示、オーディオ提示および同様のものを介したキー入力シミュレーションを提供するキー入力シミュレーションルーチンを非限定的に含む。
【0064】
ここに開示された実施例に関して説明された例示的論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向IC(ASIC)、プログラマブルゲートアレイ(FPGA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラム可能論理回路、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア部品、またはここに説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで実施または実行されるかもしれない。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであるかもしれないが、代替的にはプロセッサは、普通のメインプロセッサ、制御器、マイクロ制御器または状態機械であるかもしれない。プロセッサはまた、計算デバイスの組合せ、例えばDSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連係した1つ以上のマイクロプロセッサ、または他のそのような構成として実施されるかもしれない。
【0065】
さらに、ここに開示された実施例に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップは直接、ハードウェア、プロセッサで実行されるソフトウェアモジュール、またはその2つの組合せで具体化されるかもしれない。ソフトウェアモジュールはRAMメモリー、フラッシュメモリ、ROMメモリー、EPROMメモリー、EEPROMメモリー、レジスタ、ハードディスク、可搬ディスク、CD−ROM、または当業者に周知の任意の他の形式の記憶媒体内にあるかもしれない。代表的な記憶媒体はプロセッサが記憶媒体から情報を読み出しおよび記憶媒体へ情報を書き込むことができるように、プロセッサに接続される。代替的に、記憶媒体はプロセッサの構成部分であるかもしれない。プロセッサおよび記憶媒体はASICにあるかもしれない。ASICはユーザ端末にあるかもしれない。代替的に、プロセッサおよび記憶媒体は個別部品としてユーザ端末にあるかもしれない。
【0066】
このように、上述した態様は無線通信機器においてオンデマンドのユーザ支援を提供する。上述した態様は、多くの説明ルーチンへの効率的アクセスを機器ユーザに提供することができる。説明をローカルおよびリモート両方で格納することにより、並びにリモートに格納される説明へのシームレスなアクセスを提供することにより、機器ユーザは説明ルーチンを提供する高効率な手段から利益を得る。さらに、説明された態様は、ユーザが取り組もうとしている問題に、先在し、格納された説明ルーチンが取り組まない時に要求されるかもしれないカスタム説明ルーチンを、要求し、生成し通信しおよび実行するための効率的手段を提供する。このようにして、カスタム説明ルーチンは、ユーザが容認できない望ましくない遅延を感ずることなく、無線機器ユーザによって、リアルタイムで容易に要求され、生成され、交信されおよび実行されることが可能である。
【0067】
上述の説明および関連図面において提示された教示の利益を有している本発明の多くの変更および他の実施例は、本発明に関連する熟練した当業者が容易に想像できるかもしれない。したがって、本発明が、開示された特定の実施例に限定されず、変更および他の実施例が添付した請求項の範囲内に含まれるように意図されているということが理解されるべきである。特定の用語がここに用いられるが、それらは一般的および説明的意味だけに用いられ、限定するためではない。さらに、任意の態様および/または実施例のすべて、もしくは部分は、特に記述がなければ、個別に並びに/または任意の他の態様および/または実施例のすべてもしくは部分と共に利用される。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】無線機器においてユーザ支援説明を提供するためのシステムの一態様の概略図。
【図2】無線機器においてユーザ支援説明を提供するためのシステムの一態様の概略図。
【図3】図1および図2の無線機器の一態様の概略図。
【図4】説明ルーチンの伝達のための動作を始動したネットワーク機器の一態様に関連するメッセージフローチャート。
【図5】説明ルーチンの伝達のための動作を始動した無線機器の一態様に関連するメッセージフローチャート。
【図6】カスタム説明ルーチンの生成および伝達の一態様に関連するメッセージフローチャート。
【図7】図1に関連する携帯電話ネットワークの一態様の概略図。
【図8】無線機器において説明ルーチンを選択し、実行するための方法の一態様のフローチャート。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信機器においてユーザ支援を求める要求を受けることと、
要求に対応する説明ルーチンにアクセスすることと、
無線通信機器で説明ルーチンを実行することとを含む、無線通信機器にユーザ支援説明を提供するための方法。
【請求項2】
無線通信機器においてユーザ支援を求める要求を受けることが、ユーザインタフェースに表示された1つ以上のルーチンから説明ルーチンを選択することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
無線通信機器においてユーザ支援を求める要求を受けることが、ユーザ支援を要求するためにリモートサービスと交信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ユーザ支援を要求するためにリモートサービスと交信することが、無線で技術サポートと交信することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
説明ルーチンにアクセスすることが、説明ルーチンを検索するためにリモート格納機器に無線でアクセスすることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
説明ルーチンにアクセスすることが、説明ルーチンを検索するために無線通信機器に付随するローカルメモリーにアクセスすることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
説明ルーチンにアクセスすることが、リモートサービスの要求に応じてリモートサーバから説明ルーチンを無線で受信することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
リモートサービスの要求に応えてリモートサーバから説明ルーチンを無線で受信することが、要求されたユーザ支援に基づいてカスタム化した説明ルーチンを無線で伝達することをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
無線通信機器で説明ルーチンを実行することが、無線通信機器に付随するキーパッドのキーを押す順序のイメージを示すことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
無線通信機器で説明ルーチンを実行することが、無線通信機器に付随するディスプレイ上のヘルプウインドウの表示を提供することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
無線通信機器で説明ルーチンを実行することが、機器ユーザへ1つ以上の対話型機能を実行する要求を提供することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
無線通信により説明ルーチンを更新することをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項13】
説明ルーチンを更新することが、無線通信機器のユーザの要求に応じて更新することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
説明ルーチンを更新することが、予め定めたイベントの発生時に自動的に更新することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
説明ルーチンを更新することが、更新がソースプロバイダから利用可能になるときに更新することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
説明ルーチンを更新することが、予め定めた時間に更新することをさらに含む請求項15に記載の方法。
【請求項17】
説明ルーチンを更新することが、無線ネットワークがアクセスされたときに更新することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
機械によって実行されると、前記機械に、
無線通信機器においてユーザ支援を求める要求を受けること、
要求に対応する説明ルーチンにアクセスすること、
無線通信機器で説明ルーチンを実行することとを含む動作をさせる命令を含む、機械読み出し可能な媒体。
【請求項19】
無線通信機器においてユーザ支援を求める要求を受け、
要求に対応する説明ルーチンにアクセスし、
無線通信機器で説明ルーチンを実行する、という動作を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ機器。
【請求項20】
処理エンジンおよびメモリーユニットを含む計算機プラットフォームと、
メモリーユニットに格納され、処理エンジンによって動作可能であり、ユーザ支援を求める要求を受ける動作が可能なユーザ支援モジュールとを含み、ユーザ支援モジュールが、ユーザ支援を求める要求に基づいて、無線機器において説明ルーチンを実行する動作が可能である、無線通信機器。
【請求項21】
説明ルーチンが、無線通信機器からリモートに格納され、かつ機器へ無線で伝達される請求項20に記載の機器。
【請求項22】
説明ルーチンが、標準的説明ルーチンおよびユーザカスタム化した説明ルーチンから選択されたルーチンをさらに含む請求項20に記載の機器。
【請求項23】
メモリーユニットが、ユーザ支援モジュールによって実行可能な説明ルーチンを格納する請求項20に記載の機器。
【請求項24】
ユーザ支援モジュールによって実行可能な説明ルーチンを格納する補助メモリーユニットをさらに含む、請求項20に記載の機器。
【請求項25】
説明ルーチンが第1の説明ルーチンおよび第2の説明ルーチンから選択され、前記第1の説明ルーチンが無線通信機器においてローカルに格納され、前記第2の説明ルーチンが無線通信機器と無線交信している1つ以上のサーバにリモートに格納される、請求項20に記載の機器。
【請求項26】
説明ルーチンが、オンデマンド、ユーザ対話型支援説明を含む請求項20に記載の機器。
【請求項27】
説明ルーチンインデックスおよび説明ルーチンインデックスから説明ルーチンを選択するためのユーザインタフェースを表示するディスプレイをさらに含む、請求上20に記載の機器。
【請求項28】
ディスプレイが、ユーザ支援モジュールによって説明ルーチンを実行すると、説明を表示することをさらに提供する、請求項20に記載の機器。
【請求項29】
ユーザ入力装置をさらに含み、説明ルーチンの実行が、ユーザ入力装置に関係するユーザ入力をシミュレートする、請求項20に記載の機器。
【請求項30】
無線機器においてデータを処理するための手段と、
データを処理するための手段と交信状態にある無線機器においてデータを格納するための手段と、
データを処理するための手段を介して、受信したユーザ支援を求める要求に基づいて、無線機器においてユーザ支援説明を提供するための手段とを含む、無線通信機器。
【請求項31】
複数の説明ルーチンを格納し、かつ要求に応じて説明ルーチンを無線機器での実行のために無線通信機器へ伝送するユーザ管理機器と、
無線通信機器のユーザへアクセス可能であり、かつユーザ管理機器と交信するユーザ支援サービスとを含む、オンデマンドユーザ支援説明を無線通信機器へ提供するための装置。
【請求項32】
ユーザ支援サービスが、支援を要求するために無線機器のユーザへアクセス可能であり、ユーザ支援サービスが、説明ルーチンを無線通信機器へ無線で送るためにユーザ管理機器と交信することによって要求に応答する、請求項31に記載の装置。
【請求項33】
ユーザ支援サービスが、無線通信装置のユーザへ通信を介してアクセス可能な技術サポートサービスをさらに含む、請求項31に記載の装置。
【請求項34】
ユーザ支援サービスが、要求に基づいてユーザカスタム化した説明ルーチンを生成する動作が可能であり、ユーザ支援サービスが、ユーザカスタム化した説明ルーチンをユーザ管理機器を通して無線通信機器へ伝達を始動する動作がさらに可能な、請求上31に記載の装置。
【請求項35】
無線通信装置においてユーザ支援説明ルーチンを提供するための手段と、
要求に応じてユーザ支援説明ルーチンを提供するための手段へ無線で伝達可能な複数の説明ルーチンをリモートに格納するための手段とを含む、オンデマンドユーザ支援説明を無線通信機器へ提供するための装置。
【請求項36】
無線通信機器から説明ルーチンを求める要求をネットワーク機器において無線で受信することと、
ネットワーク機器メモリー内で、要求された説明ルーチンにアクセスすることと、
ネットワーク機器から無線通信機器へ説明ルーチンを無線で伝達することとを含む、ユーザ支援説明を無線通信機器へ無線で提供するための方法。
【請求項37】
無線通信機器から説明ルーチンを求める要求をネットワーク機器において無線で受信することが、無線通信機器から、無線通信機器のローカルメモリーに格納されていない説明ルーチンを求める要求をネットワーク機器において無線で受信することをさらに含む請求項36に記載の方法。
【請求項38】
機械によって実行されると、前記機械に、
無線通信装置からの説明ルーチンを求める要求をネットワーク機器において無線で受信することと、
ネットワーク機器メモリー内で要求された説明ルーチンにアクセスすることと、
説明ルーチンをネットワーク機器から無線通信機器へ無線で伝送することとを含む動作を実行させる命令を含む機械読み出し可能な媒体。
【請求項39】
無線通信装置からの説明ルーチンを求める要求をネットワーク機器において無線で受信し、
ネットワーク機器メモリー内で要求された説明ルーチンにアクセスし、
説明ルーチンをネットワーク機器から無線通信機器へ無線で伝送するという動作を実行するように構成された、少なくとも1つのプロセッサ機器。
【請求項40】
カスタム化された説明ルーチンをネットワークノードにおいて生成することと、
無線通信機器のユーザとネットワークサービスの間の通信に基づいて生成されたカスタム化した説明ルーチンを無線通信機器へ無線で伝達することとを含む、ユーザ支援説明を無線通信機器へ無線で提供するための方法。
【請求項41】
カスタム化した説明ルーチンを無線通信機器へ無線で伝達する前に、ネットワークサービスノードからネットワーク装置へカスタム化した説明ルーチンを伝達することをさらに含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
カスタム化された説明ルーチンをネットワークノードにおいて生成することが、類似の説明ルーチンが無線通信機器で利用不可能であることに応じて、カスタム化された説明ルーチンをネットワークノードにおいて生成することをさらに含む請求項40に記載の方法。
【請求項43】
機械で実行されると、前記機械に
カスタム化された説明ルーチンをネットワークノードにおいて生成することと、
無線通信機器のユーザとネットワークサービスの間の通信に基づいて生成されたカスタム化した説明ルーチンを無線通信機器へ無線で伝達することとを含む動作を実行させる命令を含む、機械読み出し可能な媒体。
【請求項44】
カスタム化された説明ルーチンをネットワークノードにおいて生成し、
無線通信機器のユーザとネットワークサービスの間の通信に基づいて生成されたカスタム化した説明ルーチンを無線通信機器へ無線で伝達するという動作を実行するように構成された、少なくとも1つのプロセッサ機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2008−533597(P2008−533597A)
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−501068(P2008−501068)
【出願日】平成18年3月13日(2006.3.13)
【国際出願番号】PCT/US2006/009466
【国際公開番号】WO2006/099523
【国際公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】