説明

無線近接感知技術を利用した電子装置の電源管理

【課題】省電力モードにおける1以上のコンピュータ入力装置の操作方法。
【解決手段】その方法は処理装置とつなげられた無線感知装置を有するコンピュータ入力装置を提供することを含む。その無線感知装置及び処理装置はコンピュータ入力装置のハウジング内に備えられる。その方法は、無線タグ装置からの1又は複数のパケットを、無線感知装置を使用して監視することを含む。無線タグ装置は、携帯性があり、各人に専有のものとすることができる。その方法は、無線感知装置を含むコンピュータ入力装置の特定の近接空間内に無線タグ装置を取り込む。その方法は、無線タグ装置がコンピュータ入力装置の特定の近接空間内に入った後に、無線感知装置を使用し、1又は複数のパケットをキャプチャする。その方法は、無線感知装置からの1又は複数のパケットから得られた情報からコンピュータ入力装置の処理装置を使用し、起動処理を開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の背景技術
本発明はコンピュータのハードウェア及びソフトウェアに関する。特に、本発明は、無線機能を利用する無線コンピュータ入力装置の電源管理方法及びシステムを提供する。より詳細には、本発明は、無線機能を利用するコンピュータ入力装置を使用することでセキュリティを与える方法及びシステムもまた提供する。単なる一例として、コンピュータ入力装置はキーボード及びマウスを含むが、本発明は、より広い適用範囲をもつものである。例えば、本発明は他のコンピュータ及び/又は電子装置に適用される。
【背景技術】
【0002】
コンピュータの技術はここ数年間で急激に広まった。初期において、大きなメインフレームコンピュータがコンピュータの分野で支配的であった。これらの大きなメインフレームコンピュータはニューヨーク州アーモンクにあるIBMコーポレーション等の会社によって開発された。メインフレームコンピュータは”PC”として一般的に知られているより小さなコンピュータ装置にある程度入れ替わった。PCは様々な形状及びサイズになった。多くのPCはワシントン州レドモンドにあるマイクロソフトコーポレーション製のXPTM等のコンピュータソフトウェアを利用して動作する。他のタイプのコンピュータソフトウェアはカリフォルニア州クパティーノにあるアップルコンピュータ製のものがある。より小さなPCの型式は”ラップトップコンピュータ”と殆どの場合呼ばれる。他のPCのタイプはより大きなデスクトップの型式を含む。更に他の小さな装置のPCの型式は、PDAと呼ばれるパーソナルデジタルアシスタンツ、携帯電話等、他の様々な形のアプリケーションの中に見出すことができる。
【0003】
これらのコンピュータ装置の全ては、ユーザがコンピュータと相互に伝達しあうための入力装置を一般的に必要としている。単なる一例としては、コンピュータキーボードは電子装置、とりわけPC等、これらのコンピュータ装置へ文字、数字及び記号を入力のための入力装置として、ほぼ共通に使用される。そのようなキーボードは一般的にハードワイヤケーブル経由でPCの本体と接続され、一方で、マウス等のポインティングデバイスを含む他の様々な周辺機器もまた、ハードワイヤ経由でPCの本体に接続されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
残念ながら、これらの周辺装置及びキーボードをハードワイヤ及びコネクタを使用して接続するにはある種の制限がある。すなわち、周辺装置を接続するためのケーブルは複雑になることがあり、それはPCの有効な動作に問題を引き起こす。したがって、PCの本体に接続された周辺機器は無線が適することとなる。特に、無線技術はPCと周辺機器との間に電子的インターフェースを提供する。無線技術の例は、一般的にRFと呼ばれる高周波技術を含む。これらの無線技術は周辺機器とPCの本体との間のインターフェースである無線キーボードに非常に効果的であった。
【0005】
無線技術は所定のPCへの適用には成功したが、無線技術を使用するまでの種々の制限がなお存在する。例えば、無線キーボードは炭素系の電池等のように、従来の化学電池電源からの直流電源等の独立した電源等、様々なシステム要素を含むことが多い。化学電池電源は通常寿命が限られ、一般的に所定の作動期間後、交換を要する。それは、頻繁に使用する程、頻繁に発生する。更に、従来の電池電源は電力が制限されることが多く、それにより、多大な量の電力を消費する所定のアプリケーションを有効に動作させることができない。これらの制限及び他の制限は、本明細書において、より具体的には以下の記載を通して説明する。
【0006】
上述のように、無線コンピュータに関する改良技術が切望されている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明の概要
本発明は、コンピュータのハードウェア及びソフトウェアに関する技術を提供する。特に、本発明は、無線機能を利用する無線コンピュータ入力装置の電源管理方法及びシステムを提供する。より詳細には、本発明は、無線機能を利用するコンピュータ入力装置を使用する際のセキュリティを与える方法及びシステムを提供する。単なる一例として、コンピュータの入力装置はキーボード及びマウスを含むが、本発明は、より広い適用範囲をもつものである。例えば、本発明はパーソナルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタンツ、携帯電話、デジタルカメラ、自宅若しくは職場の調光制御、入室制御、デスクトップ及びノートパソコンのような他のコンピュータ装置、又は、キーボード、マウス、ゲームコントローラ、テレビ/娯楽システムのようなコンピュータ周辺機器等、これらの組合せ、及び同類のコンピュータ装置にも適用できる。更に、無線機能は赤外線、一般的にRFと呼ばれる高周波、これらの技術の組合せ、及び同類のものを含むことができる。実施形態によれば、本発明は上述の装置の中で、とりわけ、アクセス制御及び/又はセキュリティに適用することができる。
【0008】
特定の実施形態によれば、本発明は、省電力モードで1つ又は複数のコンピュータ装置を操作する方法を提供する。その方法は無線感知装置(例えば、RFセンサーチップ)、処理装置(例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ)、及びハウジングを有するコンピュータキーボードを提供することを含む。その無線装置は処理装置と接続されている。無線感知装置及び処理装置はコンピュータキーボードのハウジング内に備えられる。好ましい実施形態では、そのキーボードは、電池電源を有し、キーボードの電力を保存するためにスリープモードに保たれている。その方法は、無線タグ装置の1又は複数のパケットを有する一つの空間領域を、コンピュータキーボードに備えられた無線感知装置を使用して監視することを含む。その方法は無線感知装置を使用し、無線タグ装置から1又は複数のパケットをキャプチャすることも含む。好ましい実施形態では、その方法は無線感知装置からの1又は複数のパケットから得られた情報から、コンピュータキーボード装置を処理することに関係する起動プロセスを開始することを含む。実施形態によれば、その起動プロセスは実施形態に応じて、MPU(若しくはCPU)、無線装置、及び/又はこれらのいくつかの夫々に、若しくは一緒に、若しくは他の装置と共に、十分な(及び/又は部分的な)動作を生じさせることができる。
【0009】
他の実施形態では、本発明は、省電力モードの1つ又は複数のコンピュータ入力装置を操作する方法を提供する。本方法は、処理装置に接続された無線感知装置を有する入力装置を提供することを含む。その無線感知装置及び処理装置はコンピュータ入力装置のハウジング内に備えられている。本方法は、無線タグ装置からの1又は複数のパケットを、無線感知装置を使用して監視することを含む。その無線タグ装置は携帯性があり、各人に専有のものとすることができる。本方法は、無線感知装置を含むコンピュータ入力装置のある特定の近接空間内に無線タグ装置を取り込むものである。本方法は、無線タグ装置が、コンピュータ入力装置の特定の近接空間内に入った後に、無線感知装置を使用して1又は複数のパケットをキャプチャする。その方法は無線感知装置からの1又は複数のパケットから得られた情報によって、コンピュータ入力装置の処理装置を使用して起動プロセスを開始する。実施形態によれば、その起動プロセスは実施形態に応じて、MPU(若しくはCPU)、無線装置、及び/又はこれらの装置を個別に又は同時に、又は他の装置と共に、十分な(及び/又は部分的な)動作を生じさせることができる。
【0010】
更に別の実施形態では、本発明はコンピュータ装置、例えば、マウス、キーボードを提供する。その装置はハウジングを有する。処理装置はハウジング内に備えられる。その装置は、処理装置と接続した無線感知装置を有する。その無線感知装置及び処理装置はコンピュータ入力装置のハウジング内に備えられる。その装置は処理装置及び無線感知装置に接続した電池電源を有する。その装置は処理装置に接続された1つ又は複数のコンピュータメモリを有する。様々なコンピュータコードは1つ又は複数のメモリの内部に格納される。1つ又は複数のコードは無線タグ装置からの1つ又は複数のパケットを、無線感知装置を使用して監視することを指示する。1つ又は複数のコードは、無線タグ装置が、コンピュータ入力装置の特定の近接空間内に入った後に、無線感知装置を使用して1又は複数のパケットをキャプチャすることを指示する。1又は複数のコードは、無線感知装置からの1又は複数のパケットから得られた情報によって、コンピュータ入力装置の処理装置を使用して起動プロセスを開始することを指示する。実施形態によれば、その起動プロセスは実施形態に応じて、MPU(若しくはCPU)、無線装置、及び/又はこれらの装置を個別に又は同時に、又は他の装置と共に、十分な(及び/又は部分的な)動作を生じさせることができる。
【発明の効果】
【0011】
多くの利点が本発明の1つ又は複数の特徴を利用して得ることができる。特定の実施形態によれば、標準の電力を使用して6箇月以上の寿命をもつ装置を提供する電力消費の方法及びシステムを開示することができる。更には、本発明は例えば発光ダイオード、外部カード、スマートカード等の大きな電力を消費するが、独立した電源をもつ無線入力装置を提供することができる。好ましい実施形態において、この電力消費技術はキーボード、マウス装置、これらの組合せ等に適用することができる。他の実施形態では、本方法及びシステムは、とりわけ、携帯電話、デジタルカメラ、自宅若しくは職場の調光制御、入室制御、パーソナルデジタルアシスタンツ、デスクトップ及びノートパソコン、コンピュータ周辺機器(例えば、キーボード、マウス、ゲームコントローラ)、テレビ/娯楽システム、これらの組合せのアクセス/制御及びセキュリティを提供することができる。特定の実施形態に応じて、本発明は、従来のコンピュータソフトウェア及びハードウェアに使用して実行される無線感知機能を使用するセキュリティ方法も提供する。実施形態に応じて、1つ又は複数の利点を得ることができる。これらの利点と他の利点は、本明細書において、より具体的には以下の記載を通して説明する。
【0012】
本発明は、既知の処理技術の状況において、これらの利点等を得ることができる。最も、本発明の本質及び長所の更なる理解は、明細書の後半及び添付図を参照することにより、実感されるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明によれば、コンピューターハードウェア及びソフトウェアに関する技術が提供される。特に、本発明は無線機能を用いて無線コンピュータ入力装置の電源管理の方法とシステムを提供する。より具体的には、本発明は無線機能を使用したコンピュータ入力装置へセキュリティを具備させる方法とシステムを提供する。単なる一例として、コンピュータ入力装置はキーボード、コンピュータマウス、及び他の装置を包むが、本発明は、これより広い範囲に適用することができる。例えば他に、本発明はパーソナルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタンツ、携帯電話、デジタルカメラ、自宅若しくは職場の調光制御、入室制御、デスクトップ及びノートパソコン等の他のコンピュータ装置、キーボード、マウス、ゲームコントローラ、テレビ/娯楽システム(例えば、セットトップボックス)及び、これらの組合せ等のコンピュータ周辺機器に適用できる。更に、無線機能は赤外線、一般的にRFと呼ばれる高周波、これらの技術の組合せ等を含む。実施形態によれば、本発明は、上記装置間のアクセス制御及び/又はセキュリティに適用することができる。
【0014】
図1は本発明の実施形態に係るキーボード装置100の模式図である。この図は単なる一例に過ぎず、本願請求の範囲に基づく本発明の範囲を不当に制限するものではない。当業者であれば、種々の変更、修正、及び代替を理解できる。図示されているように、キーボード装置100はハウジング部材102を含んでいる。特定の実施形態によれば、ハウジング部材は、通常、適切な樹脂材料、及び/又は金属により形成されており、キーボード内の内部装置を支持し、保護している。このハウジングは複数の従来のキー101を含む。この従来のキーは、例えば文字と数字のような英数字キーを含んでいる。そのキーボードは、例えばコンマ、ピリオド、セミコロン、及びクエスチョンマーク等、句読点のキーも有する。
【0015】
また、図示されているように、キーボードは特殊なキー105,109,111を有する。図示されているように、その特殊ファンクションキーは、中でもファンクションキー107、コントロールキー108、矢印キー109、キャップスロックキー115、及び数字パッド111を含む。特定の形態によれば、標準のレイアウトは文字の最上行にある最初の6キーがQWERTYとつづるため、”QWERTY”キーボードとして一般的に知られている。キーボードデザインの他のタイプはDvorakキーボードを含む。キーの他のタイプはIBMスタイルのキーボードデザインとして特徴的であるPage Up、Page Down、Home、End、Insert、Pause、Num Lock、Scroll Lock、Break、Caps Lock、Print Screenがある。
【0016】
好ましい実施形態では、このキーボードは所定の電力を消費する要素及び/又は装置113をも有する。これらの電力消費要素は一般的にLEDと呼ばれる発光ダイオードを含む。この要素は例えば、Smart Card、PCMCIAタイプ、1つ又は複数の液晶ディスプレイ、ディスプレイ装置のバックライト、キー配列の互いのキーに接続されているバックライト(例えばLED(例えば青、赤、白、緑、黄))、及びこれらの組合せ等の特徴的な入力装置も含む。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0017】
特定の形態によれば、キーボードが無線装置を有する。これらの無線装置はキーボード及びその機能がパーソナルコンピュータ、ノートパソコン、テレビセット、及び他のコンピュータベース装置との間で情報伝達することを可能にする。これらの無線装置へ電力を供給するために、キーボードは独立した電池電源を有する。特定の形態によれば、電源は2以上のAA電池及び/又は他の同様なタイプの電源にすることができる。好ましい実施形態では、キーボードは無線の省電力プロセスも有する。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。更に、キーボードの詳細は、本明細書、より具体的には以下の記載を通して説明する。
【0018】
図2は本発明の実施形態に係るキーボード装置の模式的な側面図200である。この図は単なる一例に過ぎず、本願請求の範囲に基づく本発明の範囲を不当に制限するものではない。当業者は他の変更、修正、及び代替を理解できる。
【0019】
図3は本発明の実施形態に係るキーボード装置の模式的な背面図300である。この図は本願請求の範囲に基づく本発明の範囲を不当に制限するものではなく、単なる一例に過ぎない。当業者は他の変更、修正、及び代替を理解できる。図示されているように、その背面は電池入れ301の場所を含んでいる。その電池は特定の実施形態に従って、単一及び/又は複数の電源にしてもよい。キーボードに含まれる特定の機能的要素の詳細は本明細書、より具体的には以下の記載を通して説明する。
【0020】
図4は本発明の実施形態に従ったキーボードシステム400の模式的なブロック図である。この図は本願請求の範囲を不当に制限するものではなく、単なる一例に過ぎない。当業者は他の変更、修正、及び代替を理解できるだろう。図示されているように、そのシステム400は様々な要素を含む。これらの要素は、一般的にMCUと呼ばれ無線装置403につなげられるマイクロコントローラユニットを含む。MCUは用途が広く、キーボード内での使用に適している。MCUのクロック速度は多くの場合1MHz以上であり、メモリ427を有する。特定の実施形態に応じて、メモリ427は内蔵式及び/又は外付け式のメモリ429でもよい。単なる一例として、MCUはカリフォルニアのCypress Semiconductor Corporation製のEncore Seriesにすることができるが、他のものでもよい。MCUの他のタイプはZilog Corporation、Intel Corporation、及び他の会社のものでもよい。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0021】
特定の実施形態によれば、少なくとも現在の方法において、このメモリは操作のための様々なコンピュータコードを格納するいくつかの適切なメモリにすることが可能である。これらのメモリはダイナミックランダムアクセスメモリ、スタティックランダムアクセスメモリ、及び/又はフラッシュメモリ、例えばNAND型フラッシュメモリ等のように揮発性のものにすることが可能である。このメモリが大量の電力消費を要しなければ、より好ましい。もちろん、様々な変更、修正、及び代替ができる。
【0022】
図示されているように、このMCUはキーボードボタン425の夫々に接続されている。MCUの多くは、キーボード上の夫々のキーから1つ又は複数の押し下げ(又は動作)に対応する1つ又は複数のキーボード出力信号を発生させる。MCUはSPIインターフェース417を経由し、その出力信号を無線装置へ送信する。無線装置はアンテナ421を経由して関連する無線電気通信信号を出力する。無線装置とMCUとの間にある他のインターフェースはRESET411、IPD(パワーダウン)413、IRQ(インタラプト)415、及び特定の実施形態に応じて、他の要素を含んでもよい。
【0023】
特定の実施形態によれば、無線装置403は無線信号を送受信する。言及したようにMCUによって変換されたキーボード信号は無線装置及びアンテナを経由して、PC、ノートパソコン、ワークステーション、及び他のアプリケーション等のコンピュータ装置に送信される。無線装置は電源409から与えられる電力Vcc419も含む。無線装置はオシレータ及び/又はクリスタル423にも接続されている。クリスタル423は、特定の実施形態において、13MHzの信号を供給する。
【0024】
好ましい実施形態では、無線装置は送信アンテナと同様に受信アンテナ441も含む。好ましい実施形態では、受信アンテナがタグ装置から1又は複数のパケットの空間領域を感知する。この形態によれば、無線装置は例えばBlue Toothフォーマット、IEEE 802.11シリーズ等の1つ又は複数の無線フォーマットを使用することができる。この特定の形態によれば、無線装置は2.4GHz以上、13MHz以上、及び他の搬送周波数で特徴付けることもできる。無線装置は例えばRFセンサ、赤外線センサ等の様々な技術を使用することができる。もちろん、当業者は様々な変更、修正、及び代替ができる。
【0025】
また上述のように、システムは電源409を有し、電源409はMCU、無線装置及び他の要素に電力を供給する。すなわち、電源はMCU及び無線装置へ直流電流を供給するためのものである。電源は一般的にハウジング底の裏から取り外すことができるように、キーボードハウジングのハウジング底部の適した位置に形成される。単なる一例としては、電源は実施形態に応じて、炭素系のバッテリ又はリチウム系のバッテリにできる。電源を使用する特定の実施形態では、コンピュータキーボードは独立し、ACアダプタから制約を受けない。電源は電圧レギュレータ415とつなげられ、電圧レギュレータ415は特定の実施形態に応じて、グラウンドと接続し、電圧レギュレータの出力とMCUと無線装置との間を接続するコンデンサを有する。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0026】
好ましい実施形態として、その装置は様々な電力消費装置433,435,437,439も包含している。これらの要素はMCUから信号を受信し、電源409から電力を得る。この要素はディスプレイ(例えばLCD、CMOS)433、スマートカードリーダ435、発光ダイオード437、及び他のもの439を含む。特定の実施形態によれば、1つ又は複数の電力消費要素は約3.3V以下の電圧で約50ミリアンペアを消費する。別の特定の実施形態によれば、1つ又は複数の電力消費要素は約3.3V以下の電圧で約50ミリアンペアを消費する。好ましい実施形態では、1つ又は複数の電力消費装置を含むキーボードは一般的な電源、例えば二本のAAバッテリを用いた6箇月超の標準的な消耗で操作可能である。
【0027】
無線タグ装置をキーボードの所定の近接空間内に取り込むという本願の方法とシステムを使用して、MCU、関連する回路、及び要素をON及び/又はOFFする。特定の実施形態によれば、無線タグ装置は、MCU並びに関連する回路及び要素をON及び/又はOFFするために、1又は複数のパケット及び/又は他の信号を送信することができるいかなる装置とすることができる。単なる一例として、無線タグ装置は、パーソナルデジタルアシスタンツ(PDA)、携帯電話、ゲーム装置、機械の制御装置、プリンタ、カード、自動車のキー、ペン、及びこれらの組合せ等にできる。好ましい実施形態としては、無線タグ装置は無線タグ装置のユーザによって供給される。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0028】
本発明の実施形態に係るキーボードの電源管理方法を下記に短く略述する。
1. スリープモードの無線キーボードを用意する。
2. RFタグ装置から特定の空間領域内において1又は複数のパケットを無線キーボード内の無線感知装置を使用して感知するために、スリープモードにある無線キーボードを周期的に起動させる。
3. RFタグ装置を特定の空間領域内に動かす。
4. RFタグ装置からの1又は複数のパケットを感知することにより得られる情報に基づいてキーボード及び関連するシステムを起動する。
5. キーボードから1つ又は複数のキーの動作をスキャンする。
6. キーボードからの1つ又は複数のキーの動作検出に基づき、インタラプト処理を実行する。
7. キーボード動作を再スキャンして、どの1つ又は複数のキーが押下されたかを決める。
8. 少なくともステップ5,6及び7を繰り返す。
9. キーボードに関連する特定の空間領域内からRFタグ装置を取り除く。
10. 感知装置の範囲から外れ、取り除かれたRFタグ装置を、パケットの欠如により感知装置を使用して感知する。
11. 無線キーボードのスリープモードを開始する、及び
12. 所望する場合、他のステップを実行する。
【0029】
上記の一連のステップは、本発明の実施形態に係るコンピュータキーボードの省電力方法を提供する。図示されているように、その方法は省電力スリープモードから操作を開始するためにRFタグ装置を検出する方法を含むステップの組合せを使用し、キーボードをスリープモードに戻す。他の代替は、本願請求の範囲から逸脱しなければ、ステップが加えられること、1つ若しくは複数のステップが除去されること、又は1つ若しくは複数のステップが異なる順序で与えられること、を提供することができる。更に、この方法の詳細は本明細書において、より具体的には以下の記載を通して説明する。
【0030】
図5は本発明の実施形態に係る電源管理方法の模式的なフロー図500である。この図は単なる一例に過ぎず、本願請求の範囲を不当に制限するものではない。当業者は他の変更、修正、及び代替を理解できるだろう。図示されているように、キーボードの電源管理の方法は、ステップ501からスタートする。その方法はスリープモードにある1台の無線キーボードを用意すること(ステップ503)を含む。好ましい実施形態としては、スリープモードは電力を保存するためにMPU及び無線装置の動作性が低いことに相当している。例として、MPU及び無線装置はある特定の実施形態で、1パーセント以下の割合で電力を消費する。
【0031】
特定の実施形態によれば、その方法は、RFタグ装置からある特定の空間領域内で1又は複数のパケットを無線キーボード内の無線感知装置を使用して感知することで、スリープモードにある無線キーボードを周期的に起動させる(ステップ504)。特定の実施形態によれば、無線タグ装置は、MCU並びに関連する回路及び要素をON及び/又はOFFのために1又は複数のパケット及び/又は他の信号を送信することができるいかなる装置とすることができる。単なる一例としては、無線タグはパーソナルデジタルアシスタンツ(PDA)、携帯電話、ゲーム装置、機械の制御装置、プリンタ、カード、自動車用キー、ペン、これらの組合せ等にできる。好ましい実施形態では、無線タグ装置は無線タグ装置のユーザによって供給される。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0032】
図示されているように、その方法はある特定の空間領域内にRFタグ装置を動かす。すなわち、無線タグ装置は多くの場合、ユーザによって所持され、キーボードにアクセス及び/又はアプローチする。ユーザはキーボードに対し近づいたときに、タグ装置の信号は、特定の実施形態に従って、無線装置の感知機能に特定の空間領域内に入る。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0033】
特定の実施形態によれば、その方法はRFタグ装置からの1又は複数のパケットを感知することから得られた情報に基づき、キーボード及び関連システムを起動させる(ステップ507)。キーボードは、操作可能であるときに、例えばパーソナルコンピュータ及び/又は他の関連システム等の操作システムと通信できる。すなわち、キーボードは現在、特定の実施形態によれば、十分な電力で操作可能である。特定の実施形態によれば、1又は複数のパケットは無線装置がキーボード及び関連するシステムの電源を入れるウエイクアッププロセスを始めることを感知しているという情報を含んでいる。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0034】
キーボードが操作可能になれば、キーボードから1つ又は複数のキー動作をスキャンする(ステップ509)。キーボードの1つ又は複数のキーからの動作を検知すると、インタラプト処理(ステップ511)を実行する。特定の実施形態によれば、どの1つ又は複数のキーが押下されたかを決めるために、キーボードの動作を再スキャンする(ステップ513)。実施形態によれば、少なくとも、スキャニング、インタラプト、及び再スキャニングを、分岐527経由で繰り返す(ステップ515)。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0035】
特定の実施形態によれば、RFタグ装置をキーボードと関連する特定の空間領域内から取り除く(ステップ517)。すなわち、ユーザがRFタグ装置から無線信号を受信するために特定の空間領域内からRFタグ装置を動かす。特定の実施形態によれば、上述のように、感知装置の範囲から外れて、取り除かれたRFタグ装置を、パケットの欠如によって、感知装置を使用して感知する(ステップ519)。1又は複数のパケットが感知されなければ、キーボードをスリープモードに戻す(ステップ521)。実施形態に応じて、他のステップ(ステップ523)、を実行することができる。本方法は、ステップ525で停止する。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0036】
上述の一連のステップは、本発明の実施形態に係るコンピュータキーボードの省電力方法を提供する。図示されているように、本方法はRFタグ装置を検出する方法を含む一連のステップにより、省電力スリープモードからのキーボードの動作を開始させたり、キーボードをスリープモードに戻したりする。他の方法は、本願請求の範囲から逸脱しなければ、ステップが加えられること、1つ若しくは複数のステップが除去されること、又は1つ若しくは複数のステップが異なる順序で実行されることを含む。更に加えて、上述ではキーボード装置に関して記述したが、他の装置を使用してもよい。更に、この方法を使用する他の装置について本明細書において、より具体的には以下の記載を通して説明する。
【0037】
本発明の実施形態に係るコンピュータマウスの電源管理を行う方法を下記に短く略述する。
1. スリープモードのMCU及び無線装置を含むマウスを用意する。
2. RFタグ装置から1又は複数のパケットを感知することで、MCU及び無線装置を含むマウス装置を周期的に起動させる。
3. RFタグ装置をマウス装置のある空間領域内に動かす。
4. マウス装置から1又は複数のパケットを受信する。
5. マウス装置、システム(及び動作の早いチップ)をRFタグ装置からの1又は複数のパケット情報に基づき、起動させる。
6. マウス装置の動作をスキャンする。
7. マウス装置からの動作に基づきインタラプト処理を実行する。
8. マウス装置のどの1つ又は複数の特徴が動いたかを確かめるために再スキャンする。
9. ステップ6,7及び8を繰り返す。
10. マウス装置の空間領域内からRFタグ装置を物理的に取り除く。
11. (RFタグからの信号が範囲外になっているので)パケットの欠如によってRFタグが取り除かれたことを感知する。
12. スリープモードを開始する、そして
13. 所望する場合、他のステップを実行する。
【0038】
上記の一連のステップは本発明の実施形態に係るコンピュータマウスの省電力方法を提供する。図示されているように、RFタグ装置を検出する方法を含む一連の方法によって、省電力スリープモードからの動作を開始させたり、マウスをスリープモードに戻したりする。他の方法は、本願請求の範囲から逸脱しなければ、ステップが加えられること、1つ若しくは複数のステップが除去されること、又は1つ若しくは複数のステップが異なる順序で与えられることを含む。更に、この方法の詳細は、本明細書において、より具体的には以下の記載を通して説明する。
【0039】
図6は本発明の実施形態に係る別の電源管理方法の模式的なフロー図600である。この図は単なる一例に過ぎず、本願請求の範囲に基づく本発明の範囲を不当に制限するものではない。当業者であれば、種々の変更、修正、及び代替を理解できる。図示されているように、マウス装置の電源管理の方法はステップ601からスタートする。その方法はスリープモードにある1台の無線マウス装置を用意すること(ステップ603)を含む。好ましい実施形態としては、スリープモードは、電力を保存するために、MPU及び無線装置の動作性を低くすることに対応する。例として、特定の実施形態によれば、MPU及び無線装置はある決められた%以下の電力しか消費しない。
【0040】
特定の実施形態によれば、RFタグ装置からある特定の空間領域内にある1又は複数のパケットを無線マウス装置内にある無線感知装置を使用して感知するために、スリープモードにある無線マウス装置を周期的に起動させる(ステップ605)。特定の実施形態によれば、無線タグ装置は、MCU及び関連する回路若しくは要素のON及び/又はOFFのために1又は複数のパケット及び/又は他の信号を送信する機能があるほとんどの装置とすることができる。単なる一例として、無線タグはパーソナルデジタルアシスタンツ(PDA)、携帯電話、ゲーム装置、機械の制御装置、プリンタ、カード、自動車用キー、ペン、これらの組合せにできる。好ましい実施形態では、無線タグ装置は無線タグ装置のユーザによって供給される。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0041】
図示されているように、その方法はある特定の空間領域内でRFタグ装置を動かす(ステップ607)。すなわち、無線タグ装置は多くの場合、ユーザによって所持され、マウス装置にアクセス及び/又はアプローチする。ユーザはマウス装置に対し近づいたときに、タグ装置の信号は、特定の実施形態に従って、無線装置の感知機能に特定の空間領域内に入る。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0042】
特定の実施形態によれば、その方法はRFタグ装置から1又は複数のパケットを受信すること(ステップ609)を含む。特定の実施形態によれば、その方法はRFタグ装置から1又は複数のパケットを感知することから得られた情報に基づき、マウス装置と関連装置を起動させる(ステップ611)。マウス装置は操作可能になったとき、例えばパーソナルコンピュータ及び/又は他の関連装置等、コンピュータ装置と通信できる。すなわち、マウス装置は現在、特定の実施形態によれば、十分な電力で操作可能である。特定の実施形態によれば、1又は複数のパケットはマウス装置及び関連装置の電源を入れるプロセスを起動させ始めることを無線装置が感知する情報を含む。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0043】
キーボードが操作可能になれば、その方法は1つ又は複数のキーの動作、及び/又はマウス装置それ自体の動作をスキャンする(ステップ613)。その方法はマウス装置からの1つ又は複数のキーの動作、及び/又はマウス装置それ自体の動作を検知し、インタラプトプロセス(ステップ615)を供給する。特定の実施形態によれば、その方法は1つ又は複数のキーが押下されたことを確認するマウス装置の動作及び/又はマウス装置それ自体の動作を再スキャンする(ステップ617)。特定の実施形態によれば、そのマウス装置は例えばカリフォルニア州のAgilent Technologies製のAgilent HDNS-2000シリーズ製品等の感知装置が使用でき、他でも構わない。実施形態によれば、少なくともスキャニング、インタラプト、及び再スキャンニングプロセスは分岐618を経由して繰り返すこと(ステップ619)ができる。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0044】
特定の実施形態によれば、その方法はマウス装置と関係する特定の空間領域内からRFタグ装置を取り除く(ステップ621)。すなわち、ユーザが、RFタグ装置から無線信号を受信するための特定の空間領域内からRFタグ装置を離す。特定の実施形態によれば、その方法は、前述のように、感知装置の範囲から外れ、取り除かれたRFタグ装置を、パケットの欠如により感知装置を使用して感知する(ステップ623)。1又は複数のパケットが感知されなければ、その方法はキーボードをスリープモードにする(ステップ625)。実施形態によれば、その方法は他のステップであるステップ627を実行する。その方法はステップ629で停止する。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0045】
上述の一連のステップは、本発明の実施形態に係るコンピュータキーボードの省電力方法を提供する。図示されているように、RFタグ装置を検出する方法を含む一連の方法によって、省電力スリープモードからの動作を開始したり、キーボードをスリープモードに戻したりする。他の方法としては、本願請求の範囲から逸脱しなければ、ステップが加えられること、1つ若しくは複数のステップが除去されること、又は1つ若しくは複数のステップが異なる順序で与えられること、を提供することができる。更に、上記にはキーボード装置に関して記述したが、他の装置を使用することもできる。更にこの方法を使用するこれらの他の装置についての詳細は、本明細書において、より具体的には以下の記載を通して説明する。
【0046】
タグ装置を用いてセキュリティを提供する方法を下記に短く略述する。
1. スリープモード(コンピュータシステム上の全てのファイルが暗号化され、そしてどの攻撃者にも視認できない。もしコンピュータシステムが紛失されるか、盗難されるとしても、多数の権限の無いユーザはファイルを全く使用できず、更にコンピュータシステムは機能せず、盗人の阻止に貢献する。)のコンピュータシステム(CPU及び無線装置を含む)を用意する
2. RFタグ装置からの1又は複数のパケットを感知する無線装置を備えるシステムを周期的に起動させる。
3. システムの空間領域内にRFタグ装置を移動させる。
4. セキュアチャネル(強固な暗号化、セキュリティ鍵の生成と譲渡、デジタル署名、認証を含み、そして、装置とセキュアチャネルとの間の情報の転送方法が装置を”アタックプルーフ”にする。)を経由してRFタグ装置から1又は複数のパケットをシステムによって受信する。
5. RFタグ装置からの1又は複数のパケットの情報に基づいて装置を起動させる。
6. 操作システムにアクセスするためのパスワードを入力することをユーザに要求する(より重要なセキュリティのための付加的ステップ)。
7. もしパスワードが正しければ、操作システムの電源を入れる。
8. コンピュータシステムを使用する。(全てのファイルはこの時点で視認ができ、システムは作動することができる)
9. タグ装置をシステムから移動させる。
10. RFタグ装置から1又は複数のパケットの欠如を感知する。
11. システムの電源を切り、スリープモードにする。(再び全てのファイルは、迅速に暗号化され、見えなくなり、使用不可となる。)そして、
12. 所望する場合、他のステップを実行する。
【0047】
上記の一連のステップは、本発明の実施形態に係るコンピュータシステムのセキュリティ方式を提供する。図示されているように、本方法は、RFタグ装置を使用する方法を含む一連のステップを使用して、セキュリティプロセスからの動作を開始させる。他の方法は、本願請求の範囲から逸脱しなければ、ステップが加えられること、1つ若しくは複数のステップが除去されること、又は1つ若しくは複数のステップが異なる順序で実行されることを含む。更に、この方法の詳細は本明細書において、より具体的には以下の記載を通して説明する。
【0048】
図7は本発明の実施形態に係るコンピュータ入力装置に関するセキュリティ方式の模式的なフロー図700である。この図は単なる一例に過ぎず、本願請求の範囲を不当に制限するものではない。当業者は他の変更、修正、及び代替を理解できるだろう。図示されているように、RFタグ又は他の無線伝送装置を使用する1つ又は複数のセキュリティ技術を提供する方法はステップ701からスタートする。
【0049】
特定の実施形態によれば、本方法はコンピュータシステム(ステップ703)を提供する。このコンピュータシステムは、好ましい実施形態では、スリープモードにあるCPU及び無線装置を含む。このコンピュータシステムは別の形態として、MPU及び無線装置を含んでも良い。実施形態によれば、コンピュータシステムにある1つ又は複数の又は全てのファイルは暗号化され、そしてどの攻撃者にも視認されない。もしそのコンピュータシステムが紛失されるか盗まれるとしても、多数の権限の無いユーザはファイルを全く使用できず、更にコンピュータシステムは機能せず、そのことは特定の実施形態に係る権限の無いユーザ及び/又は盗人の阻止として貢献する。
【0050】
特定の実施形態によれば、RFタグ装置からの1又は複数のパケットを感知する無線装置を備えたシステムを周期的に起動させるステップを含む。特定の実施形態によれば、無線タグ装置は、MCU並びに関連回路及び要素をON及び/又はOFFするために、1又は複数のパケット及び/又は他の信号を送信することができるいかなる装置とすることができる。単なる一例として、無線タグはパーソナルデジタルアシスタンツ(PDA)、携帯電話、ゲーム装置、機械の制御装置、プリンタ、カード、自動車のキー、ペン、及びこれらの組合せ等にできる。好ましい実施形態として、無線タグ装置は無線タグ装置のユーザによって供給される。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0051】
特定の実施形態によれば、RFタグ装置はRFタグ装置の内部及び/又はその上に設けられた生物学的な感知装置を備える。生物学的な感知装置はその中でも指紋感知装置、目のスキャン装置、化学的なセンサ装置を含むことができる。特定の実施形態によれば、指紋感知装置付きのRFタグを使用することで、コンピュータシステムはいかなる指紋感知装置をも必要としなくなる。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0052】
特定の実施形態においては、システムの空間領域内にRFタグ装置を移動させることを含む。すなわち、無線タグ装置は多くの場合、ユーザによって所持され、マウス装置にアクセス及び/又はアプローチする。ユーザはマウス装置に近づいたときに、タグ装置の信号は、特定の実施形態においては、無線装置の感知機能の特定空間領域内に入る。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0053】
特定の実施形態によれば、セキュアチャネルを経由し、RFタグ装置から1又は複数のパケットをシステムによって受信する(ステップ709)ことを含む。好ましい実施形態によれば、セキュアチャネルは暗号化、セキュリティ鍵の生成、譲渡、デジタル署名、認証、及びRFタグとコンピュータシステム間での情報転送のモードで特徴付けられる。好ましい実施形態は、セキュアチャネルはRFタグ装置とシステムの間の通信を実質上”アタックプルーフ”にする。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0054】
特定の実施形態においては、RFタグ装置からの1又は複数のパケットの情報に基づいてシステムを起動(ステップ711)させることを含む。好ましい実施形態によれば、その方法は操作システムにアクセスするためのパスワードを入力することをユーザに要求することができる(ステップ713)(よりセキュリティを高めるための付加的ステップ)。もし、パスワードが受け入れられれば、次のステップに続く。又は、特定の実施形態においては、ステップ715で止まる。
【0055】
特定の実施形態においては、もしパスワードが正しければ、操作装置の電源を入れる(ステップ717)。好ましい実施形態によれば、その方法はコンピュータシステムの操作及び/又は使用(ステップ721)を許可する。そのセキュリティ処理が完了したならば、コンピュータシステムの1つ又は複数のメモリに与えられた全てのファイルは視認でき、システムはこのときに、一般的な方法で機能するようになる。コンピュータの使用を止めるまで、RFタグ装置の使用する次の一連のステップを続ける。
【0056】
特定の実施形態によれば、マウス装置に関連して特定の空間領域内からRFタグ装置を取り除く。すなわち、ユーザがRFタグ装置から無線信号を受信するための特定の空間領域内からRFタグ装置を取り除く。特定の実施形態においては、上述のように、RFタグ装置が感知装置の範囲から外れたときに、取り除かれたRFタグ装置を、パケットの欠如によって、感知装置により感知する(ステップ721)。1又は複数のパケットが感知されなければ、キーボードをスリープモード(ステップ723)にする。この形態に応じて、他のステップを形成することができる。ステップ725で停止する。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。好ましい実施形態では、コンピュータシステムはスリープモードであれば、コンピュータシステムの1つ又は複数のメモリから供給される全てのファイルは、即座に暗号化され、権限の無い多くのユーザには、視認されなくなり、使用されなくなる。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0057】
上述の一連のステップは、本発明の実施形態に係るコンピュータシステムのために、セキュリティ方法を提供する。図示されているように、RFタグ装置を使用する方法を含む一連のステップにより、セキュリティ処理からの動作を開始する。他の代替は、本願請求の範囲から逸脱しなければ、ステップが加えられること、1つ若しくは複数のステップが除去されること、又は1つ若しくは複数のステップが異なる順序で与えられること、を提供することができる。
【0058】
上記にはコンピュータシステムに関して記述したが、様々な修正、代替、及び変更ができる。更には、コンピュータシステムの利用を開始するためにRFタグ装置を使用すると、ユーザがコンピュータシステムに向かって近づくと、スクリーンセーバを即座にポップアップさせることができ、及び/又はユーザがコンピュータシステムから遠ざかると、スクリーンセーバを即座にポップダウンさせることができる。また、スクリーンセーバはコンピュータシステムに隣接してユーザが座ったときには立ち上がらない。このようにして、夫々の機会でパスワードを入力しなければならないという煩さを省くことができる。更には、本方法は他の電子及び/又はコンピュータ装置、とりわけ携帯電話、デジタルカメラ等に利用できる。1つのRFタグ装置は、特定の形態においては、多くの対象となる装置に利用できる。すなわち、ユーザが複数のRFタグ装置を持ち歩く必要がない。1つのRFタグ装置だけで、多くの機能を提供することができる。更には、RFタグ装置及びRF感知装置は赤外線技術等を使用する適宜の無線装置に同様に置き換えることができる。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0059】
例:
1.RFセンサ/タグと関連したキーボード構成
特定の形態によれば、キーボードは標準的にスリープモード(例えば、非常に低い電力消費)である。キーボードは数秒(例えば、好ましくは3秒)毎に起動する。それが起動したとき、RF無線通信部の電源が入り、それを受信モードにさせる。RF無線通信部は所定の時間を感知する−−RFタグが何かを送信している場合、感知するのに十分な時間(例えば100ミリ秒)。特定の形態によれば、RFタグからのメッセージと関連した1又は複数のパケットは、送受信するために5ミリ秒を要する。RFタグ送信機は少なくとも95ミリ秒毎に電源を入れ、キーボードのRF無線通信部へ5ミリ秒のメッセージを送らなければならない(さもなければ、キーボードはメッセージの全てを紛失する可能性がある)。RF部がメッセージを受信したのであれば、特定の形態によればスリープモードから起動する。
【0060】
好ましい実施形態では、本方法とシステムは、キーボードの電力を節約し、及び/又は一定時間バッテリ消費を少なくする。すなわち、キーボードは無線で、その上にLED等の電力消費装置を有する。本方法とシステムを使用することで、LEDは、ユーザがキーボードに密に接近するまで電源を切っておくことができ、この後、LEDの電源が入る。したがって、LEDを駆動するための約20mAは、電源が切られている間中、節約される。特定の実施形態においては、空間領域を感知するため、3秒毎に電源を入れるための電力を使用する。単なる一例としては、もし、受信する間の平均電流が8mA(無線USBの典型)であれば、そのキーボードは100ミリ秒で8mA、又は3.1秒の間隔で0.8mA消費すると思われる。その消費は、0.8mA/3.1s=0.26mAの平均電流となる。省電力は基本的には、特定の実施形態によれば、このキーボードで20mA/0.26mA=77倍少ないものとなる。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0061】
もちろん、キーボード上のどこかのキーが打たれれば、次いでそれは起動することとなり、RF無線通信の電源が入り、メッセージを送信し、続いてRF無線通信の電源が切れる。何らかのキーが打たれた場合、MCUはインタラプトを得て、キーボードはキーボードのスキャンを開始する。特定の実施形態において、全てのキーが一定時間押下されなかった後にのみ、RFタグプロトコルは、ユーザがまだ存在しているかどうかをチェックし始める必要があることになる。別の実施形態によれば、RFタグは最初に受信機であり、更にキーボード装置は送信機である。RFタグがその装置に近づいたとき、RFタグはメッセージを受信し、次いで、”装置起動”のメッセージを装置に返信する。この装置は、このとき、受信機となる。その装置からのメッセージは装置とキーボード(及びマウス又はその他の何か)を起動させることができる。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0062】
2.2以上の電子装置/コンピュータ装置に関するメモリ構成:
特定の形態によれば、システム、キーボード、及び全ての周辺機器は、互いに電気的にリンクされている。特定の実施形態によれば、各周辺機器は、交差接続の問題が発生しないように構成される。このため、少数バイトの識別情報が、特定のシステムへリンクしている各周辺機器上に格納されている。更にそのメモリでは、本実施形態において、交差接続問題及び/又は他の問題を回避するためのリンク処理を提供する。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。更にこの方法の詳細は、本明細書において、より具体的には以下の記載を通して説明する。
【0063】
2以上の電子装置及び/又はコンピュータ装置を互いに電気的に結び付ける方法を下記に短く略述する。
1. ユーザはドングル上のボタンを押すか、又はパーソナルコンピュータ内に受信機が内蔵されている場合は”バインド”アイコンをクリックする。
2. ドングルは受信状態になり、周辺機器から特定のコードを探す。
3. ユーザは周辺機器の”結合”ボタンを押す。周辺機器は受信機であるドングルへ特有な結合コードを送信する。周辺機器は不揮発性メモリ内の特有な結合コードをも格納している。
4. 受信機であるドングルはドングル上の不揮発性メモリ内にこの結合コードを格納する。
5. パケットが周辺機器から送信される都度、パケット内のどこかに結合コードは包含される。この方法はそのパケットと、それに向けたものではない他の全てのパケットとを区別することができる。
6. この方法で、周辺機器及び受信機であるドングルは”1対1”で結合される。
7. この方法は、ボタン無しで、RF近接感知技術(ドングルプロセスの始まりはRFが近接することによって発生する)を使用することによって自動的になされる。
8. 所望する場合、他のステップを実行する。
【0064】
上記の一連のステップは、本発明の実施形態によれば、2以上のコンピュータ及び/又は電子装置について、電子結合又はハンドシェイキングプロセスを実現することができる。図示されているように、本発明の実施形態によれば、2以上のコンピュータ及び/又は電子装置を、電気的に結合する方法を含む一連のステップにより、多くのセキュリティ及び/又は操作の問題を回避することができる。他の代替もまた、本願請求の範囲から逸脱しなければ、ステップが加えられること、1つ若しくは複数のステップが除去されること、又は1つ若しくは複数のステップが異なる順序で与えられること、を提供することができる。
【0065】
図8は本発明の実施形態に係る様々なコンピュータ要素間の”ハンドシェイキング”、又は”バインディング”プロセスの模式的なフロー図800である。この図は単なる一例に過ぎず、本願請求の範囲を不当に制限するものではない。当業者は他の変更、修正、及び代替を理解できる。図示されているように、特定の実施形態によれば、その方法はバインディングプロセスを開始する操作装置からの指示を与える(ステップ801)ことを含む。特定の実施形態によれば、操作装置のユーザがドングル上のボタンを押すか、及び/又は受信機がパーソナルコンピュータの中に内蔵されている場合、コンピュータのディスプレイ上にある”バインド”アイコンをクリックするというプロセスを含む。好ましい実施形態では、ユーザはドングルプロセスを開始するために1台又は複数のコンピュータ装置の空間領域内に所定の結合コードのRFタグ装置を取り込む。
【0066】
特定の実施形態によれば、”ドングル”という用語は権限のあるユーザのみに使用すること、及び/又は特定のアプリケーションソフトウェアをコピーすること、及び/又は所定のハードウェアにアクセスすることを可能にする機構の典型として一般的である。それは本願請求の範囲を不当に制限するものではなく、単なる一例としては、ドングル機構は本実施形態によれば、コンピュータのパラレル及び/又はシリアル、及び/又はコンピュータ装置、及び/又は他の電子装置等のポートに差し込むキー(例えばハードウェア)を含むことができる。1つ若しくは複数のソフトウェア及び/又はファームウェアアプリケーションは動作を続けるための証明のためにドングル機構にアクセスし、特殊キーディスクは類似した方式でアクセスし、そして認証番号は工場及び/又は装置のセットアップの間でメモリのいくつかの形式で読み込まれる。好ましい実施形態では、その方法及びシステムは、1つ又は複数のコンピュータ装置及び/又は電子装置の、ユーザの同一性を照合するドングルプロセスを開始するRFタグを利用する。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0067】
特定の実施形態においては、ドングルを受信モードにする(ステップ803)。ドングルは、特定の実施形態によれば、周辺機器から特定のコードを探す。次に、特定の実施形態においては、ユーザは周辺機器の”バインド”(ステップ805)を開始する(例えば、ボタンを押す)。好ましい実施形態では、その方法は周辺機器上でドングルプロセスを開始するためのRFタグ装置を結合するステップを含む。周辺機器は受信機であるドングルに特有な結合コードを送信する(ステップ807)。特定の実施形態によれば、周辺機器は、不揮発性メモリ内に特有な結合コードをも格納する(ステップ809)。
【0068】
特定の実施形態によれば、不揮発性のメモリ又は他の同様のメモリを使用し、受信機であるドングル内に結合コードを格納する(ステップ811)。パケットが周辺機器から送信される度に、パケット内のどこかに結合コードは含まれる。特定の実施形態によれば、ドングルと周辺機器との間の”ハンドシェイキング”プロセスを維持するために向けられたものではない他の全てのパケットと、そのパケットとを区別することができる。すなわち、好ましい実施形態によれば、周辺機器及び受信機であるドングルは”1対1”で結合される。
【0069】
上記のように、好ましい実施形態では、ボタン無しで、RF近接感知技術を使用することによって自動的になされる。すなわち、その方法は、特定の実施形態によれば周辺機器及び/又はドングル及び/又は他の同様の装置についての空間領域の中にRFタグを取り込むことで始まる。好ましい実施形態では、RFタグは結合コードを有する1又は複数のパケットを転送することによってプロセスを開始する。結合コードはRFタグ内に格納され、受信機であるドングル及び/又は周辺機器、及び/又は他の同様の装置の間で転送される。実施形態に応じて、RF近接技術は一部、又はドングルプロセスを開始するための機械的感知技術の夫々を取り替えてもよい。もちろん、他の変更、修正、及び代替ができる。
【0070】
上記の一連のステップは、本発明の実施形態によれば、2以上のコンピュータ及び/又は電子装置について、電子結合又はハンドシェイキングプロセスを実現することができる。図示されているように、本発明の実施形態によれば、2以上のコンピュータ及び/又は電子装置を、電気的に結合する方法を含む一連のステップにより、多くのセキュリティ及び/又は操作の問題を回避することができる。他の代替もまた、本願請求の範囲から逸脱しなければ、ステップが加えられること、1つ若しくは複数のステップが除去されること、又は1つ若しくは複数のステップが異なる順序で与えられること、を提供することができる。すなわち、この方法は、本明細書に記載されている多くの方法及び/又は装置と、記載がない同様のものとを組み合わせることができる。
【0071】
3.セキュリティ:
特定の実施形態によれば、RFタグはコンピュータ装置にセキュリティを与えることに使用できる。すなわち、RFタグはシステムがパスワードを要求する度に、それをユーザが入力しなければならないように替えることができる。ユーザが強く望むときには、ユーザはRFタグを持つことも、パスワードを入力することもしなければならないので、もちろん、セキュリティのレベルは、ユーザによって調整することができる。又は、ユーザはパスワードを全てRFタグに替えて使うこともできる。もちろん、RFタグから送られる全てのメッセージは、おそらく、256ビット鍵のAESを使用して、暗号化されるだろう。プロトコルを扱う確実なメッセージもまた利用されるだろう。
【0072】
上述の内容が特定の実施形態の十分な記述であるが、様々な修正、代替となる構成及び相当するものを利用することができる。物理的なセキュリティ部のセキュリティ処理及びシステムの一部として、全て上述のことは、特定の実施形態に応じて、RFタグによって可能/不可能になるかもしれない。更に、RFタグは”1対1”の関係で装置にリンクされているので、その特定のRFタグのみがターゲット装置を動作可能にできる。この1対1の方法は、上述のいかなる装置が盗まれたとしても、盗んだ者は、その装置を動作させるRFタグを所有していないので、その盗んだ者又は権限の無いユーザにとってはその装置は無用のものとなる。これはこの種の製品を盗むことを確実に阻止することができる。上述の記載及び図面は、本願請求の範囲の記載に基づく本発明の範囲を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明の実施形態に係るキーボード装置の模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係るキーボード装置の模式的な側面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るキーボード装置の模式的な背面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るキーボード装置の模式的なブロック図である。
【図5】本発明の実施形態に係る電源管理方法の模式的なフロー図である。
【図6】本発明の実施形態に係る他の電源管理方法の模式的なフロー図を示す。
【図7】本発明の実施形態に係るコンピュータ入力装置に関するセキュリティ方式の模式的なフロー図である。
【図8】本発明の実施形態に係る様々なコンピュータ要素の間の”ハンドシェイキング”又は”バインディング”プロセスの模式的なフロー図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
省電力モードで、1つ又は複数のコンピュータ装置を動作させる方法において、
無線感知装置と、処理装置と、ハウジングと、を有するコンピュータキーボードであって、前記無線感知装置は、前記処理装置に接続され、前記無線感知装置及び前記処理装置は、前記コンピュータキーボードの前記ハウジング内に備えられ、
前記コンピュータキーボード内に備えられた前記無線感知装置を使用して無線タグ装置からの1又は複数のパケットについて空間領域を監視し、
前記無線タグ装置を、前記コンピュータキーボード内に備えられた前記無線感知装置の特定の近接空間内へ取り込み、
前記無線感知装置を使用して、前記無線タグ装置から1又は複数のパケットをキャプチャし、
前記無線感知装置からの前記1又は複数のパケットから得られた情報を基に、前記コンピュータキーボードの前記処理装置に関連付けられた起動プロセスを開始することを特徴とする操作方法。
【請求項2】
前記無線感知装置は、Blue Toothフォーマットを使用することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記無線感知装置の搬送周波数は、2.4GHz以上であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記無線感知装置の搬送周波数は、13.0MHz以上であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記無線感知装置は、RF感知装置から構成することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記無線感知装置は、赤外線感知装置から構成することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記無線タグ装置は、パーソナルデジタルアシスタンツ(PDA)、携帯電話、ゲーム装置、機械の制御装置、プリンタ、カード、自動車のキー、及びペンから選ばれた1つ又は複数の装置から備えられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記無線タグ装置の取り込みは、前記無線タグ装置のユーザによって与えられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記処理装置のクロック速度は、1MHz以上であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記コンピュータキーボードは、独立した電源を有するスタンドアローンであり、前記独立した電源は電池から構成され、前記コンピュータキーボードは、ACアダプタの制約を受けないことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記コンピュータキーボードは、独立した電源を有するスタンドアローンであり、前記独立した電源は、少なくとも1個のAAタイプの電池を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記キーボードは、1個又は複数の発光ダイオードを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記キーボードは、前記キーボードに接続されたディスプレイ装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記キーボードは、スマートカードリーダを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記キーボードは、約3.3ボルト以下で約1ミリアンペア以上を消費する1つ又は複数の電力消費要素を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記キーボードは、約3.3ボルト以下で約50ミリアンペア以上を消費する1つ又は複数の電力消費要素を有し、該電力消費要素は、1個の独立した電源で6箇月以上の動作が可能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
省電力モードで、1つ又は複数のコンピュータ入力装置を操作する方法において、
処理装置に接続された無線感知装置を有するコンピュータ入力装置であって、前記無線感知装置及び前記処理装置は、前記コンピュータ入力装置のハウジング内に備えられ、
携帯性を有し、個人用とすることができる無線タグ装置からの1又は複数のパケットを、前記無線感知装置を使用して監視し、
前記無線感知装置を含む前記コンピュータ入力装置の特定の近接空間内に、前記無線タグ装置を取り込み、
前記コンピュータ入力装置の特定の近接空間内に前記無線タグ装置が入った後に、前記無線感知装置を利用して、前記1又は複数のパケットをキャプチャし、
前記無線感知装置からの前記1又は複数のパケットから得た情報を基に、前記コンピュータ入力装置の前記処理装置を使用して、起動プロセスを開始することを特徴とする操作方法。
【請求項18】
前記無線感知装置は、Blue Toothフォーマットを使用することを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記無線感知装置の搬送周波数は、2.4GHz以上であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記無線感知装置の搬送周波数は、13.0MHz以上であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記無線感知装置は、RF感知装置から構成することを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記無線感知装置は、赤外線感知装置から構成することを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記無線タグ装置は、PDA、携帯電話、ゲーム装置、機械の制御装置、プリンタ、カード、自動車のキー、及びペンから選ばれることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項24】
前記無線タグ装置の取り込みは、前記無線タグ装置のユーザによって与えられることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項25】
前記処理装置のクロック速度は、1MHz以上であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項26】
前記コンピュータ入力装置は、独立した電源を有するスタンドアローンであり、前記独立した電源は電池から構成され、前記コンピュータ入力装置は、ACアダプタの制約を受けないことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項27】
前記コンピュータ入力装置は、独立した電源を有するスタンドアローンであり、前記独立した電源は、少なくとも1個のAAタイプの電池を含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項28】
前記コンピュータ入力装置は、1個又は複数の発光ダイオードを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項29】
前記コンピュータ入力装置は、前記コンピュータ入力装置に接続されたディスプレイ装置を含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項30】
前記コンピュータ入力装置は、スマートカードリーダを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項31】
前記コンピュータ入力装置は、約3.3ボルトで約50ミリアンペア以上を消費する1つ又は複数の電力消費要素を含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項32】
前記コンピュータ入力装置は、約3.3ボルトで約50ミリアンペア以上を消費する1つ又は複数の電力消費要素を有し、該電力消費要素は、1個の独立した電源で6箇月以上の動作が可能であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項33】
前記個人情報がセキュリティ処理されていることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項34】
ハウジングと、
該ハウジング内部の処理装置と、
前記処理装置に接続され、前記処理装置と共にコンピュータ入力装置の前記ハウジング内に配置された無線感知装置と、
前記処理装置及び前記無線感知装置に接続された電池電源と、
前記処理装置に接続された1つ又は複数のコンピュータメモリと、
を有するコンピュータ装置において、
前記コンピュータメモリは、携帯性を有し、個人用とすることができる無線タグ装置からの1つ又は複数のパケットを、前記無線感知装置を使用して監視するための1つ又は複数のコードと、
前記コンピュータ入力装置の特定の近接空間内に無線タグ装置が入った後に、無線感知装置を使用して、前記1又は複数のパケットをキャプチャするための1つ又は複数のコードと、
前記コンピュータ入力装置の処理装置を使用して、前記無線感知装置からの1又は複数のパケットから得られた情報を基に起動プロセスを開始するための1つ又は複数のコードと、を含むことを特徴とするコンピュータ装置。
【請求項35】
前記無線感知装置は、Blue Toothフォーマットを使用することを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記無線感知装置の搬送周波数は、2.4GHz以上であることを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項37】
前記無線感知装置の搬送周波数は、13.0MHz以上であることを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項38】
前記無線感知装置は、RF感知装置から構成することを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項39】
前記無線感知装置は、赤外線感知装置から構成することを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項40】
前記無線タグ装置は、PDA、携帯電話、ゲーム装置、機械の制御装置、プリンタ、カード、自動車のキー、及びペンから選択されたものであることを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項41】
前記処理装置のクロック速度は、1MHz以上であることを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項42】
前記電源は、電池であることを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項43】
前記コンピュータ入力装置は、独立した電源を有するスタンドアローンであり、前記独立した電源は電池から構成され、前記コンピュータキーボードは、ACアダプタの制約を受けないことを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項44】
前記コンピュータ入力装置は、独立した電源を有するスタンドアローンであり、前記独立した電源は、少なくとも1個のAAタイプの電池を含むことを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項45】
前記コンピュータ入力装置は、1個又は複数の発光ダイオードを含むことを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項46】
前記コンピュータ入力装置は、前記コンピュータ入力装置に接続されたディスプレイ装置を含むことを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項47】
前記コンピュータ入力装置は、スマートカードリーダを含むことを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項48】
前記コンピュータ入力装置は、約3.3ボルトで約50ミリアンペア以上を消費する1つ又は複数の電力消費要素を含むことを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項49】
前記コンピュータ入力装置は、約3.3ボルトで約50ミリアンペア以上を消費する1つ又は複数の電力消費要素を有し、該電力消費要素は、1個の独立した電源で6箇月以上の動作が可能であることを特徴とする請求項34に記載の装置。
【請求項50】
前記個人情報がセキュリティ処理されていることを特徴とする請求項34に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2009−509221(P2009−509221A)
【公表日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−529329(P2008−529329)
【出願日】平成18年8月29日(2006.8.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/034313
【国際公開番号】WO2007/028068
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(000114215)ミネベア株式会社 (846)
【Fターム(参考)】