説明

無線通信における制御シグナリング

制御および管理シグナリングに関連する方法、装置、およびシステムが開示される。無線送受信ユニット(WTRU)は、制御および/または管理シグナリングを、無線ネットワークを介して、第2のWTRUと交換することができる。無線ネットワークは、例えば、IEEE802.11ac、またはIEEE802.11adなどの技術に基づくことができる。制御および/または管理シグナリングは、電力制御、時間および/もしくは周波数同期、リソース割り当て、チャネル状態情報(CSI)フィードバック、ビームフォーミング、リンクアダプテーション、マルチチャネル送信、マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)、WTRUグループ割り当て、または他の機能などの機能に関連することができる。制御および/または管理シグナリングは、媒体アクセス制御(MAC)フレーム、および/または他のメッセージを使用して、実行することができる。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
無線通信システムでは、システム内のデバイス間で調整を行うために、制御および管理シグナリングを使用することができる。例えば、制御および/または管理シグナリングは、システム内の他のデバイスとの通信をいつどのようにデバイスに許可するかを知らせるために、使用することができる。新しい無線通信システムが開発される場合、それらは、マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)、リンクアダプテーション、時間同期、マルチチャネル並列送信/受信、変調符号化、および/または他の機能に対する新しいアプローチを含むことができる。
【発明の概要】
【0002】
しかしながら、多くの無線通信システムは、これらの機能に関連する制御および管理シグナリングを実行すべき方法に十分に対処していない。したがって、制御および管理シグナリングに対する新しいアプローチが必要とされている。
【0003】
本明細書では、制御および管理シグナリングに関連する方法、装置、およびシステムが開示される。無線送受信ユニット(WTRU)は、制御および/または管理情報を、無線ネットワークを介して、第2のWTRUと交換することができる。無線ネットワークは、例えば、電気電子技術者協会(IEEE)802.11ac、IEEE 802.11ad、または他の技術などの技術に基づくことができる。制御および/または管理情報は、電力制御、時間および/もしくは周波数同期、リソース割り当て、チャネル状態情報(CSI)フィードバック、ビームフォーミング、リンクアダプテーション、マルチチャネル送信、マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)、WTRUグループ割り当て、ならびに/または他の機能などの機能に関連することができる。制御および/または管理情報は、媒体アクセス制御(MAC)フレーム内に、および/または他のメッセージ内に含めることができる。制御および/または管理情報は、超高スループット(VHT)制御フィールド内に含めることができる。制御および/または管理情報がMACフレーム内に含まれる場合、この情報は、MACフレームのヘッダまたは本体内に含めることができる。
より詳細な理解は、添付の図面を併用して、例によって与えられる、以下の説明から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】超高スループット(VHT)制御情報を伝達できる、例示的な通信システム100を示す図である。
【図2】VHT制御情報を伝達するために使用できる、例示的なMACフレームを示す図である。
【図3】VHT制御情報を伝達するために使用できる、例示的なMAC制御ラッパフレームを示す図である。
【図4】VHT制御情報を伝達するために使用できる、第2の例示的なMAC制御ラッパフレームを示す図である。
【図5】VHT制御情報を伝達するために使用できる、さらなる例示的なMACアクションフレーム500を示す図である。
【図6】VHT制御情報を伝達できる、第2の例示的な通信システムを示す図である。
【図7】例示的なアクセスポイント(AP)と例示的な無線送受信ユニット(WTRU)とを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図1は、超高スループット(VHT)機能および関連する制御シグナリングを実施できる、例示的な通信システム100を示す図である。通信システムは、アクセスポイント(AP)110と、2つの無線送受信ユニット(WTRU)(WTRU A112およびWTRU B114)と、1つまたは複数の外部ネットワーク132とを含む。
【0006】
AP110は、無線データを、エアインタフェースを介して、WTRU A112およびWTRU B114と交換することができ、それによって、基本サービスセット(BSS)118を形成する。1つまたは複数の外部ネットワーク132は、例えば、インターネット、1つもしくは複数の私設有線ローカルエリアネットワーク(LAN)、1つもしくは複数の公衆交換電話網(PSTN)、1つもしくは複数のセルラコアネットワーク、および/または他の任意のタイプの有線もしくは無線ネットワークを含むことができる。外部ネットワーク132からデータを受信するため、WTRU A112は、エアインタフェースを介して、AP 110と通信することができ、AP110は、外部ネットワーク132と通信することができる。WTRU B114も、同様の方法で、外部ネットワーク132と通信することができる。
【0007】
AP 110、WTRU A112、およびWTRU B114によって実施されるエアインタフェースは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、および/またはIEEE 802.11ad技術などの技術に基づくことができる。IEEE 802.11acおよびIEEE 802.11adは、マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)、マルチチャネル送信/受信、および/または他の機能などのVHT機能の使用を含む技術である。IEEE 802.11adは、60GHz帯域における無線通信について記述しており、一方、IEEE 802.11acは、6GHz未満の周波数における無線通信について記述している。WTRU 112、114は、IEEE 802.11acおよび/またはIEEE 802.11adにおいて規定された機能などのVHT機能を使用して、AP110と通信することができる。以下でさらに詳細に説明するように、WTRU112、114は、これらのVHT機能に関連する制御情報のほかに、他のIEEE 802.11acおよび/またはIEEE 802.11ad機能も含むメッセージを、AP110に送信する/から受信することができる。本明細書で使用する場合、「VHT制御情報」という用語は、IEEE 802.11acまたはIEEE 802.11ad技術に基づいた無線ネットワークにおいて使用される機能などの機能の制御および管理に関連する情報を含むが、それに限定されない。
【0008】
WTRU A112およびAP110は、送信電力制御に関連するVHT制御情報を交換することができる。AP110は、WTRU A112に、最大、最小、現在、または瞬間送信電力情報、送信電力のレベル変化またはステップ変化についての情報、チャネルおよび/または帯域幅構成に関連する周波数情報、測定についてのタイムスタンプおよびタイマ、情報有効性についてのタイマ、ならびに/または電力もしくは電力パラメータを変更する時刻などのタイミング情報、あるいは許可されたチャネル、帯域幅、および/または電力レベルを記述する規制情報のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせを含む情報を送信することができる。WTRU A112は、AP110に、送信電力制御情報を求める要求、リンクマージン測定情報(リンクマージンは、受信信号電力とWTRU A 112もしくはAP110が要求できる最小電力の比率であり、受信信号は、チャネル状態、干渉、および/もしくはデータレートに基づいて決定される)、または経路損失測定情報のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせを含む情報を送信することができる。送信電力制御情報は、MU−MIMOの状況下、または他の任意の適切な状況下では、APとSTAの間で交換することができる。
【0009】
WTRU A112およびAP110は、受信電力制御に関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、AP110は、WTRU A112に、チャネルおよび/または帯域幅構成に関連する周波数情報、測定についてのタイムスタンプおよびタイマ、情報有効性についてのタイマ、ならびに/または電力もしくは電力パラメータを変更する時刻などのタイミング情報、許可されたチャネル、帯域幅、および/または電力レベルを記述する規制情報、あるいはエネルギー検出、キャリアセンス、およびクリアチャネル評価(ED/CS/CCA)メカニズムとともに使用する、規則、パラメータ、設定、表示、および測定値の形式を取る受信電力制御情報のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせを含む情報を送信することができる。代替的または追加的に、WTRU 112は、上述の情報を受信するために、AP 110に要求を送信することができ、AP 110は、要求に応答して、上述の情報を送信することができる。
【0010】
WTRU A112およびAP110は、時間同期に関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、WTRU A112は、送信時間同期情報を求める要求である情報を、AP110に送信することができる。要求は、関連する制御パラメータを含むことができる。さらに、要求は、要求に応答して含まれる特定の時間同期制御パラメータを求める要求を示すことができる。要求に応答して、AP110は、送信時間同期補正情報レポートおよび関連する制御パラメータを、WTRU A112に送信することができる。関連する制御パラメータは、時間同期情報を求める要求内で示されたパラメータを含むことができる。代替的または追加的に、要求が特定の時間同期制御パラメータを求める要求を示さない場合、関連する制御パラメータは、時間同期に関連する任意の適切なパラメータを含むことができる。この時間同期情報は、アップリンクMU−MIMOの状況下、または他の任意の適切な状況下では、AP110とWTRU A112の間で交換することができる。
【0011】
WTRU A112およびAP110は、周波数オフセット推定に関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、WTRU A112は、周波数オフセット情報を求める要求である情報を、AP110に送信することができる。要求は、関連する制御パラメータを含むことができる。さらに、要求は、要求に応答して含まれる特定の時間同期制御パラメータを求める要求を示すことができる。それに応答して、AP110は、周波数オフセット推定レポートを送信することができる。レポートは、関連する制御パラメータを含むことができ、関連する制御パラメータは、要求内で指定された制御パラメータを含むことができる。この周波数オフセット推定情報は、アップリンクMU−MIMOの状況下、または他の任意の適切な状況下では、AP110とWTRU A112の間で交換することができる。
【0012】
WTRU A112およびAP110は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)アップリンクサブキャリア割り当てに関連するVHT制御情報を交換することもできる。OFDMAが使用される場合、AP110は、(WTRU A112および/またはWTRU B 114などの)WTRUがアップリンク上でAP110に送信するために使用できる、アップリンクサブキャリアを割り当てることができる。WTRU A112は、アップリンクOFDMAサブキャリア割り当てを求める要求を、AP110に伝達することができる。AP110は、WTRU A112に対するアップリンクサブキャリア割り当てを記述した情報を、WTRU A112に送信することができる。代替的または追加的に、AP 110は、OFDMAアップリンクサブキャリアをグループに組織し、各グループにインデックスを割り当てることができる。そのような場合、AP110は、WTRU A 112が使用することを許可されたアップリンクサブキャリアのグループのインデックスを示す情報を、WTRU A112に送信することができる。
【0013】
WTRU A112およびAP110は、OFDMAダウンリンクサブキャリア割り当てに関連するVHT制御情報を交換することもできる。OFDMAが使用される場合、AP 110は、(WTRU A112および/またはWTRU B114などの)WTRUがダウンリンク上でAP110からデータを受信するために使用できる、ダウンリンクサブキャリアを割り当てることができる。WTRU A112は、WTRU A112に1つまたは複数のサブキャリアを割り当てるように求める要求を、AP110に送信することができる。さらに、WTRU A112は、現在のサブキャリア割り当てを記述した情報を求める要求を、AP110に送信することができ、AP110は、要求に応答して、要求された情報を、WTRU A112に送信することができる。代替的または追加的に、AP110は、OFDMAダウンリンクサブキャリアをグループに組織し、各グループにインデックスを割り当てることができる。そのような場合、AP110は、WTRU A 112が使用することを許可されたアップリンクサブキャリアのグループのインデックスを示す情報を、WTRU A112に送信することができる。
【0014】
WTRU A 112およびAP110は、OFDMAアップリンクサブキャリア割り当てとOFDMAダウンリンクサブキャリア割り当ての両方に同時に関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、WTRU A112は、アップリンク割り当てとダウンリンク割り当ての両方を求める要求を、AP110に送信することができ、要求に応答して、AP110は、WTRU A112にアップリンクサブキャリアとダウンリンクサブキャリアを割り当てることができる。さらに、WTRU A112は、アップリンクOFDMAサブキャリア割り当てとダウンリンクOFDMAサブキャリア割り当ての両方を記述した情報を求める要求を、AP110に送信することができ、要求に応答して、AP110は、要求された情報を、WTRU A112に送信することができる。代替的または追加的に、AP110は、OFDMAダウンリンクサブキャリアとOFDMAアップリンクサブキャリアをグループに組織し、各グループにインデックスを割り当てることができる。そのような場合、AP110は、WTRU A112が使用することを許可されたアップリンクサブキャリアおよび/またはダウンリンクサブキャリアのグループのインデックスを示す情報を、WTRU A112に送信することができる。
【0015】
WTRU A112およびAP110は、チャネル状態情報(CSI)に関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、WTRU A112は、CSIフィードバックを求める要求を、AP110に送信することができ、AP110は、応答であるCSIレポートを、WTRU A112に送信することができる。代替的または追加的に、AP 110が、CSIフィードバックを求める要求を、WTRU A112に送信することができ、WTRU A112が、応答であるCSIレポートを、AP110に送信することができる。これらのCSIレポートは、VHT CIS MACアクションフレーム内、または他の任意の適切なフォーマット内に含めることができる。
【0016】
WTRU A112およびAP110は、ビームフォーミングに関連するVHT制御情報を交換することもできる。WTRU A112は、ビームフォーミングフィードバックを求める要求を、AP110に送信することができ、AP110は、応答である情報を、WTRU A112に送信することができる。代替的または追加的に、AP110が、ビームフォーミングフィードバックを求める要求を、WTRU A112に送信することができ、WTRU A112が、応答である情報を、AP110に送信することができる。ビームフォーミングに関連する情報は、圧縮ビームフォーミングおよび/または非圧縮ビームフォーミングに関連することができる。一例として、WTRU A112またはAP 110は、圧縮ビームフォーミングフィードバックを求める要求を受信することができ、応答である圧縮ビームフォーミングレポートを送信することができる。圧縮ビームフォーミングレポートは、VHT圧縮ビームフォーミングMACアクションフレーム内に含めることができる。さらなる一例として、WTRU A112またはAP110は、非圧縮ビームフォーミングフィードバックを求める要求を受信することができ、応答である非圧縮ビームフォーミングレポートを送信することができる。非圧縮ビームフォーミングレポートは、VHT非圧縮ビームフォーミングMACアクションフレーム内に含めることができる。
【0017】
WTRU A112およびAP110は、アンテナ選択インデックスに関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、WTRU A112は、アンテナ選択インデックスフィードバック要求を、AP110に送信することができ、AP110は、応答であるアンテナ選択インデックスレポートを、WTRU A112に送信することができる。代替的または追加的に、AP110が、アンテナ選択インデックスフィードバック要求を、WTRU A112に送信することができ、WTRU A112が、応答であるアンテナ選択インデックスレポートを、AP 110に送信することができる。WTRU A112および/またはAPによって送信されるアンテナ選択インデックスレポートは、例えば、VHTアンテナ選択インデックスフィードバックMACアクションフレーム内に含めることができる。
【0018】
WTRU A112およびAP110は、リンクアダプテーションに関連するVHT制御情報を交換することができる。例えば、WTRU A112は、AP110に、および/またはAP110は、WTRU A112に、リンクアダプテーションのために使用できる通信パラメータを求める要求、サウンディングパケットを送信するように求める要求を示すトレーニング要求、変調符号化セット(MCS)フィードバック要求、データレートフィードバック要求、MCSフィードバックのためのシーケンス番号もしくは識別子、VHT送信/受信アンテナ選択要求、またはVHT送信/受信アンテナトレーニング制御情報のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせを送信することができる。AP110は、応答である情報を、WTRU A112に送信することができ、および/またはWTRU A112は、応答である情報を、AP110に送信することができる。応答である情報は、例えば、サウンディングパケット、MCSフィードバック応答レポート、データレートフィードバックレポート、またはVHT送信/受信アンテナ選択レポートを含むことができる。
【0019】
WTRU A112およびAP110は、並列チャネル上でのデータの伝達を含むマルチチャネル送信に関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、WTRU A112は、AP110に、および/またはAP110は、WTRU A112に、並列チャネル送信に関連する同期情報、または並列チャネルのためのMCSフィードバック要求/応答などのリンクアダプテーション情報のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせを送信することができる。
【0020】
WTRU A112およびAP110は、ダウンリンクにおけるMU−MIMOの使用に関連するVHT制御情報を交換することができる。例えば、AP110は、WTRU A112に、肯定応答メカニズムおよびパラメータ、MCSフィードバックなどのリンクアダプテーションパラメータ、またはチャネルサウンディングメカニズムパラメータのうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせに関連する情報を送信することができる。
【0021】
WTRU A112およびAP110は、アップリンクにおけるMU−MIMOの使用に関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、WTRU A112は、AP110に、肯定応答メカニズムおよびパラメータ、MCSフィードバックなどのリンクアダプテーションパラメータ、またはチャネルサウンディングメカニズムパラメータのうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせに関連する情報を送信することができる。
【0022】
WTRU A112およびAP110は、逆方向グラント(RDG)パラメータに関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、AP110は、グラント表示を、WTRU A112に送信することができる。グラント表示は、持続時間情報を含むことができる。代替的または追加的に、WTRU A112が、持続時間情報を含むグラント表示を、AP110に送信することができる。AP110および/またはWTRU A112は、例えば、MACフレームのヘッダ内の持続時間/IDフィールドに収めて、グラント表示を送信することができる。
【0023】
WTRU A112およびAP110は、MU−MIMOの状況下で、RDGに関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、WTRU A112は、AP110に、および/またはAP110は、WTRU A112に、ダウンリンクにおけるMU−MIMOのためのRDGグラントを示す情報、アップリンクにおけるMU−MIMOのためのRDGグラントを示す情報のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせを送信することができる。情報がアップリンクにおけるMU−MIMOのためのRDGグラントに関連する場合、情報は、時間同期のための制御パラメータおよび情報、周波数オフセットに関連する制御パラメータおよび情報、ならびに/または電力制御のための制御パラメータおよび情報を含むことができる。
【0024】
WTRU A112およびAP110は、OFDMAの状況下で、RDGパラメータに関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、WTRU A112は、AP110に、および/またはAP110は、WTRU A112に、OFDMAダウンリンクにおけるRDGグラントを示す情報、OFDMAアップリンク方向におけるRDGグラントを示す情報のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせを送信することができる。情報がOFDMAアップリンクのためのRDGグラントに関連する場合、情報は、時間同期のための制御パラメータおよび情報、周波数オフセットに関連する制御パラメータおよび情報、ならびに/または電力制御のための制御パラメータおよび情報を含むことができる。
【0025】
WTRU A112およびAP110は、アクセスカテゴリ制約の状況下で、RDGパラメータに関連するVHT制御情報を交換することもできる。例えば、WTRU A112は、AP110に、および/またはAP110は、WTRU A112に、データフレームを任意のトラフィック識別子(TID)から送信できるようにするRDGグラントを示す情報、指定されたアクセスカテゴリに属し、特定の媒体アクセスもしくは送信プライオリティを有し、または一定のデータタイプ(例えば、音声、ビデオ、ウェブブラウジングトラフィック)に対応するデータフレームだけを送信できるようにするRDGグラント、あるいは現在のパケットに続くさらなるパケットが予想されるかどうかを示すRDG応答側情報のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせを送信することができる。
【0026】
WTRU A112およびAP110は、WTRU A112とAP110との間のVHT通信のためのキャリブレーションに関連するVHT制御情報を交換することもできる。キャリブレーションは、WTRU A112とAP110が、それぞれの無線能力に関連する情報を交換し、無線能力の差を決定するプロセスである。その差に基づいて、以降の通信のためにWTRU A112およびAP110を構成するために使用できる補正係数を決定することができる。VHTキャリブレーションの状況下では、WTRU A112は、AP110に、および/またはAP110は、WTRU A112に、キャリブレーションの開始の表示、キャリブレーションサウンディング応答の表示、キャリブレーションの終了の表示、またはキャリブレーションシーケンス識別子のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせを送信することができる。
【0027】
WTRU A112およびAP110は、WTRUについてのグループ割り当てに関連するVHT制御情報を交換することもできる。WTRUは、MU−MIMO、ビームフォーミング、OFDMA、マルチキャスト、電力節約、または他の機能に関連するパラメータに基づいて、1つまたは複数のグループに割り当てることができる。電力節約の状況下では、一例として、AP110は、バッテリ能力に基づいて、WTRUをグループ分けすることができる。MU−MIMOの状況下では、AP110は、異なるWTRUが経験している無線リンクの品質に基づいて、WTRUをグループ分けすることができる。WTRU A112は、グループに含まれるための、および/またはグループ割り当てを受信するための、AP110への要求などのVHT制御情報を、AP110に送信することができる。それに応答して、AP110は、グループ割り当て情報を、WTRU A112に送信することができる。グループ割り当て情報は、例えば、WTRU A112が割り当てられたグループについてのグループ識別子、および/またはWTRU A112が割り当てられたグループに関連するアドレスを含むことができる。
【0028】
AP 110がWTRU A112に情報を送信する例が、上で提供されたが、AP110からWTRU A112に送信されるとして上で説明された任意のタイプまたはサブタイプの情報は、WTRU A112からAP110に送信することもできる。さらに、WTRU A112がAP110に情報を送信する例が、上で提供されたが、WTRU A112からAP110に送信されるとして上で説明された任意のタイプまたはサブタイプの情報は、AP110からWTRU A112に送信することもできる。
【0029】
上で説明されたVHT制御情報を交換することに加えて、WTRU A112とAP110は、VHT制御情報に基づいて、アクションを実行することができる。例えば、WTRU A112とAP110が、上で説明されたように、送信および/または受信電力制御に関連する情報を交換する場合、WTRU A112および/またはAP110は、交換されたVHT制御情報に基づいて、電力レベルを調整することができる。WTRU A 112とAP110が、時間同期および/または周波数オフセットに関連する情報を交換する場合、WTRU A112およびAP110は、交換されたVHT制御情報を使用して、時間領域および/または周波数領域において、通信を同期させることができる。上で説明された他のタイプのVHT制御情報についても、WTRU A112および/またはAP110によって、類似のアクションを実行することができる。
【0030】
WTRU A112およびAP110がVHT制御情報を交換する例が、上で提供された。代替的または追加的に、上で説明されたようなVHT制御情報は、WTRU B114とAP110の間で交換することもでき、および/またはBSS118内に含まれ得る他の任意のWTRU(図示されず)が、AP110と通信することもできる。代替的または追加的に、上で説明されたVHT制御情報は、WTRU A112とWTRU B114の間で交換することもできる。
【0031】
AP110とWTRU112、114との間で交換されるとして上で説明されたVHT制御情報は、1つまたは複数のフィールド内に含めることができる。フィールドは、単一ビットから任意の数のビットまで、様々なサイズを取ることができる。フィールドは、MACフレームのヘッダ内に、および/またはMACフレームの本体内に含めることができる。代替的または追加的に、制御情報は、物理レイヤメッセージ内の1つもしくは複数のフィールド内、上位レイヤメッセージ内の1つもしくは複数のフィールド内、ならびに/またはMACフレーム、物理レイヤメッセージ、上位レイヤメッセージ、および/もしくは他のタイプのメッセージの任意の組み合わせの中に含めることができる。
【0032】
図2は、図1を参照して上で説明されたVHT制御情報を交換するために使用できる、例示的なMACフレーム200を示している。MACフレーム200は、ヘッダ202と、フレーム本体204と、フレームチェックシーケンス(FCS)フィールド206とを含むことができる。MACフレーム200は、タイプを有することができ、タイプは、フレーム200の目的を記述する。MACフレーム200は、例えば、制御フレーム、データフレーム、もしくは管理フレーム、または制御フレーム、データフレーム、もしくは管理フレームのサブタイプとすることができる。
【0033】
ヘッダ202は、フレーム制御フィールド210と、持続期間/IDフィールド212と、アドレスフィールド214と、VHT制御フィールド250とを含むことができる。ヘッダ202は、1つまたは複数の追加のフィールド(図示されず)も含むことができる。例えば、ヘッダ202は、シーケンス制御フィールド、高スループット(HT)制御フィールド、または他のタイプの制御フィールドも含むことができる。ヘッダ202がHT制御フィールドを含む場合、HT制御フィールドは、アドレスフィールド214とVHT制御フィールド250の間、VHT制御フィールド250の右側、またはヘッダ202内の他の任意の場所に存在することができる。
【0034】
ヘッダ202内の持続期間/IDフィールド212は、MACフレーム200のタイプに応じて、異なる値を含むことができる。例えば、MACフレーム200は、MACフレーム200を送信したデバイス(APまたはWTRU)の関連識別子(AID)に関連する情報を含むことができ、またはMACフレーム200のタイプに基づいた持続時間値を含むことができる。アドレスフィールド214は、例えば、MACフレーム200の意図された受け手であるデバイスのMACアドレスを含むことができる。
【0035】
ヘッダ202内のフレーム制御フィールド210は、プロトコルバージョンフィールド220、タイプフィールド222、サブタイプフィールド224、DSへフィールド226、DSからフィールド228、さらなるフラグメントフィールド230、リトライフィールド232、電力管理フィールド234、さらなるデータフィールド236、保護フレームフィールド238、および順序フィールド240などの1つまたは複数のフィールドを含むことができる。プロトコルバージョンフィールド220は、MACフレーム200のフォーマットを定義する通信規格、および/またはMACフレームが互換性を有する通信規格を示すことができる。例えば、プロトコルバージョンフィールド220は、MACフレーム200が、IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、および/またはIEEE 802.11ad技術に従って定義されていることを示すことができる。タイプフィールド222およびサブタイプフィールド224は、MACフレーム200の機能を示す。例えば、タイプフィールド222は、MACフレーム200が、管理フレームであることを示すことができ、サブタイプは、MACフレーム200が、プローブ応答フレームなど、管理フレームの特定のサブタイプであることを示すことができる。DSへ(To DS)フィールド226およびDSから(From DS)フィールド228は、MACフレーム200の通信が、分配システムを介した送信を含むかどうかを示すことができる。さらなるフラグメント(More Fragments)フィールド230は、MACフレーム200内のデータが、データの関連するフラグメントに関連付けられているか(すなわち、後続フレームに収めて送信される同じデータユニットの一部であるか)どうかを示す。リトライフィールド232は、MACフレーム200が、以前のフレームの再送であるかどうかを示す。電力管理フィールド234は、MACフレーム200の送信元デバイスの電力節約モード(例えば、アクティブまたは電力節約)を示すことができる。MACフレーム200がAPによって宛先WTRUに送信される場合、さらなるデータ(More Data)フィールド236は、APがWTRUに送信すべき追加のデータを有するかどうか(すなわち、WTRU宛てのさらなるデータがAPにおいてバッファされていること)をWTRUに示す。保護フレームフィールド238は、MACフレーム200内のフレーム本体204が、暗号カプセル化アルゴリズムによって処理されているかどうかを示すことができる。順序フィールド240は、厳格なフレーム順序付けがMACフレーム200に適用されているかどうかを示すことができる。
【0036】
ヘッダ202内のVHT制御フィールド250は、VHT制御情報を含むことができる。この情報は、図1を参照して上で説明されたVHT制御情報のうちの任意のタイプの情報またはタイプの組み合わせを含むことができる。MACフレーム200におけるVHT制御フィールド250の存在は、多くの異なる方法で示すことができる。例えば、MACフレーム200が管理フレームまたはデータフレームである場合、順序フィールド240の値が1であることが、VHT制御フィールド250がMACフレーム200内に存在することを示すことができる。代替的または追加的に、持続期間/IDフィールド212内の値、および/またはフレーム制御フィールド210内の他のサブフィールド220、222、224、226、228、230、232、234、236、238のいずれか、ヘッダ202内の1つもしくは複数の追加のフィールド(図示されず)内の値が、VHT制御フィールド250がMACフレーム200内に存在することを示すことができる。
【0037】
図3は、図1を参照して上で説明されたVHT制御情報を交換するために使用できる、例示的なMAC制御ラッパフレーム300を示す図である。制御ラッパフレーム300は、ヘッダ302と、搬送フレームフィールド304と、FCSフィールド306とを含むことができる。制御ラッパフレーム300は、別のMAC制御フレームを搬送するために使用することができ、他のMAC制御フレームは、搬送フレームフィールド304内に含めることができる。
【0038】
制御ラッパフレーム300のヘッダ302は、フレーム制御フィールド310と、持続期間/IDフィールド312と、アドレスフィールド314と、搬送フレーム制御フィールド316と、VHT制御フィールド350とを含むことができる。フレーム制御フィールド310内のフィールド320、322、324、326、328、330、332、334、336、338、340は、図2のフレーム制御フィールド210内の対応するフィールド220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240と同様の情報を示すことができる。ヘッダ302内の持続期間/IDフィールド312およびアドレスフィールド314は、図2のヘッダ202内の対応するフィールド212、214と同様の情報を示すことができる。搬送フレーム制御フィールド316は、搬送フレームフィールド304内に含まれる他のMAC制御フレームに関連する制御情報を含むことができる。ヘッダ302内のVHT制御フィールド350は、VHT制御情報を含むことができる。この情報は、図1を参照して上で説明されたVHT制御情報の任意のタイプ、またはVHT制御情報のタイプの組み合わせを含むことができる。
【0039】
タイプフィールド322およびサブタイプフィールド324は、それぞれ、MAC制御ラッパフレームのタイプおよびサブタイプを示す。IEEE 802.11によれば、タイプ値の「01」は、フレームが制御フレームであることを示す。IEEE 802.11nは、制御フレームのサブタイプとして制御ラッパフレームサブタイプを定義し、IEEE 802.11nは、サブタイプ値の値「0111」が、フレームが制御ラッパフレームであることを示すことを記述している。したがって、タイプフィールド322の値を「01」とすることができ、サブタイプフィールド324の値を「0111」とすることができる。代替として、制御ラッパフレーム300は、802.11nの「制御ラッパフレーム」サブタイプとは異なるサブタイプである、「VHT制御ラッパフレーム」であると見なすことができる。そのような場合、タイプフィールド322は、値「01」を有することができ、サブタイプフィールド324は、「0111」ではない、制御ラッパフレーム300がVHT制御ラッパフレームであることを示す値を有することができる。
【0040】
代替的または追加的に、ヘッダ302は、高スループット(HT)制御フィールド(図示されず)も含むことができ、HT制御フィールドは、IEEE 802.11nで説明されている高スループット機能に関連する制御データを含むこともできる。HT制御フィールドは、例えば、搬送フレーム制御フィールド316とVHT制御フィールド350の間に含めることができる。さらなる一例として、HT制御フィールドは、VHT制御フィールド350の右側の、ヘッダ302の末尾に含めることができる。ヘッダ302がHT制御フィールドを含む場合、サブタイプフィールド324は、フレームが制御ラッパフレームであることを示す値(すなわち値「0111」)を有することができ、あるいは、サブタイプフィールド324は、フレームがVHT制御ラッパフレームであることを示す値を有することができる。
【0041】
図4は、図1を参照して上で説明されたVHT制御情報を交換するために使用できる、第2の例示的なMAC制御ラッパフレーム400を示す図である。制御ラッパフレーム400は、ヘッダ402と、搬送フレームフィールド404と、FCSフィールド406とを含むことができる。MAC制御ラッパフレーム400は、別のMAC制御フレームを搬送するために使用することができ、他のMAC制御フレームは、搬送フレームフィールド404内に含めることができる。
【0042】
MAC制御ラッパフレーム400のヘッダ402は、フレーム制御フィールド410と、持続期間/IDフィールド412と、アドレスフィールド414と、搬送フレーム制御フィールド416と、VHT制御フィールド450と、高スループット(HT)制御フィールド418とを含むことができる。フレーム制御フィールド410内のフィールド420、422、424、426、428、430、432、434、436、438、440は、図3のフレーム制御フィールド310内の対応するフィールド320、322、324、326、328、330、332、334、336、338、340と同様の情報を示すことができる。ヘッダ402内の持続期間/IDフィールド412、アドレスフィールド414、および搬送フレーム制御フィールド416は、図3のヘッダ302内の対応するフィールド312、314、316と同様の情報を示すことができる。ヘッダ402内のVHT制御フィールド450は、VHT制御情報を含むことができる。この情報は、図1を参照して上で説明されたVHT制御情報の任意のタイプ、またはVHT制御情報のタイプの組み合わせを含むことができる。HT制御フィールド418は、IEEE 802.11nに記述されたHT機能に関連する制御データを含むことができる。図4のヘッダ402の変形として、VHT制御フィールド450は、搬送フレーム制御フィールド416とHT制御フィールド418の間に含めることができる。
【0043】
フレーム制御フィールド410内のサブタイプフィールド424は、フレームが制御ラッパフレームであることを示す値(すなわち値「0111」)を有することができる。あるいは、サブタイプフィールド424は、フレームがVHT制御ラッパフレームであることを示す値を有することができる。
【0044】
上で説明されたMACフレーム200、300、400に加えて、またはそれらの代わりに、図1を参照して上で説明されたVHT制御情報は、MACフレームの任意のタイプおよび/またはサブタイプ内に含めることができる。さらなる一例として、VHT制御フィールドは、(タイプ値「10」、サブタイプ値「1000」を有する)QoSデータフレーム内に、および/または、(タイプ値「00」、サブタイプ値「1110」を有する)アクションNo Ackフレーム内に含めることができる。さらに、VHT制御フィールドを含むアクションNo Ackフレームは、送信WTRUまたはAPによって、1つまたは複数の他のデータフレーム、制御フレーム、または管理フレームと集約することができ、集約データユニットに収めて送信することができる。
【0045】
図5は、図1を参照して上で説明されたVHT制御情報を交換するために使用できる、さらなる例示的なMACアクションフレーム500を示している。アクションフレーム500は、ヘッダ502と、フレーム本体504と、FCSフィールド506とを含むことができる。
【0046】
アクションフレーム500のヘッダ502は、フレーム制御フィールド510と、持続期間/IDフィールド512と、アドレスフィールド514と、1つまたは複数の追加のフィールド516とを含むことができる。持続期間/IDフィールド512およびアドレスフィールド514は、図2のヘッダ202内の対応するフィールド212、214と同様の情報を示すことができる。フレーム制御フィールド510内のフィールド520、522、524、526、528、530、532、534、536、538、540は、図2のフレーム制御フィールド210内の対応するフィールド220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240と同様の情報を示すことができる。IEEE 802.11によれば、タイプ値の「00」は、フレームが管理フレームであることを示す。さらにIEEE 802.11によれば、アクションフレームは、管理フレームのサブタイプであり、サブタイプ値の「1101」は、フレームがアクションフレームであることを示す。したがって、フレーム制御フィールド510内のタイプフィールド522の値を「00」とすることができ、サブタイプフィールド524の値を「1101」とすることができる。
【0047】
フレーム本体504は、カテゴリフィールド560と、アクションフィールド562とを含むことができる。フレーム本体は、1つまたは複数の追加のフィールド(図示されず)も含むことができる。アクションフィールド562は、VHT制御フィールド556と、1つまたは複数の追加のフィールド(図示されず)とを含むことができる。VHT制御フィールド556および/または1つもしくは複数の追加のフィールド(図示されず)は、1つもしくは複数の情報要素(IE)とすることができ、または1つもしくは複数のIEを含むことができる。カテゴリフィールド560の値は、アクションフレーム500に関連するアクションのタイプを示すことができる。例えば、カテゴリフィールド560は、アクションフレーム500が、スペクトル管理アクションフレーム、サービス品質(QoS)アクションフレーム、パブリックアクションフレーム、HTアクションフレーム、または他のタイプのアクションフレームであることを示すことができる。VHT制御フィールド556は、VHT制御情報を含むことができる。この情報は、図1を参照して上で説明されたVHT制御情報のうちの任意のタイプの情報またはタイプの組み合わせを含むことができる。
【0048】
さらに、図5には示されていないが、ヘッダ502内の1つまたは複数の追加のフィールド516は、VHT制御情報を含む1つまたは複数のVHT制御フィールド(図示されず)も含むことができる。この情報は、図1を参照して上で説明されたVHT制御情報のうちの任意のタイプの情報またはタイプの組み合わせを含むことができる。
【0049】
図6は、VHT機能に関連する制御シグナリングを実施できる、第2の例示的な通信システム600を示している。通信システムは、2つのアクセスポイント(AP)(AP A610およびAP B620)と、4つの無線送受信ユニット(WTRU)(WTRU A 612、WTRU B614、WTRU C622、およびWTRU D624)とを含む。通信システム600は、分配システム630と、1つまたは複数の外部ネットワーク632とを含むこともできる。
【0050】
AP A610は、無線データを、エアインタフェースを介して、WTRU A612およびWTRU B614と交換し、それによって、基本サービスセット(BSS)A618を形成する。AP B620は、無線データを、エアインタフェースを介して、WTRU C622およびWTRU D624と交換し、それによって、BSS B628を形成する。AP A610とAP B620は、分配システム630を介して通信することができる。分配システム630は、例えば、イーサネットネットワーク、無線分配システム(WDS)、またはAP A610とAP B620がそれを介して通信できる他の任意の適切なネットワークとすることができる。分配システム630、BSS A618、およびBSS B628は、一緒になって、拡張サービスセット(ESS)634を形成する。
【0051】
1つまたは複数の外部ネットワーク632は、例えば、インターネット、1つもしくは複数の公衆交換電話網(PSTN)、1つもしくは複数のセルラコアネットワーク、および/または他の任意のタイプの有線もしくは無線ネットワークを含むことができる。外部ネットワーク632からデータを受信するため、WTRU A612は、エアインタフェースを介して、AP A610と通信することができ、AP110は、分配システムを介して、外部ネットワーク632と通信することができる。WTRU B614も、同様の方法で、外部ネットワーク632と通信することができる。WTRU C622およびWTRU D624も、同様の方法で、AP B620および分配システム630を介して、外部ネットワーク632とデータを交換することができる。BSS A618内のWTRU612、614とBSS B628内のWTRU622、624は、それぞれのAP610、620および分配システム630を介して、通信することができる。さらに、WTRU612、614、622、624は、2つのAP610、620の間でローミングすることができる。
【0052】
AP A610、AP B620、WTRU A612、WTRU B614、WTRU C622、および/またはWTRU D624によって実施されるエアインタフェースは、例えば、電気電子技術者協会(IEEE)802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac、および/または802.11ad技術などの技術に基づくことができる。
【0053】
WTRU612、614、622、624は、上で説明されたものなどのVHT機能を使用して、それぞれのAP610、620と通信することができる。WTRU612、614、622、624は、これらのVHT機能に関連する制御情報を含むメッセージを、それぞれのAP610、620に送信/から受信することができる。例えば、WTRU612、614、622、624およびAP610、620の各々、またはそれらのいずれかは、図1のWTRU112、114およびAP110によって実行されるように、上で説明されたようなVHT制御情報を伝達することができる。代替的または追加的に、WTRU612、614、622、624およびAP610、620の各々、またはそれらのいずれかは、図2から図5を参照して上で説明されたMACフレーム200、300、400、500のいずれか、または任意の組み合わせを使用して、VHT制御情報を伝達することができる。
【0054】
図1および図6の通信システム100、600の変形では、BSSは、APを含まない、独立BSS(IBSS)として動作することができる。そのような場合、(WTRU A 112、WTRU B114、WTRU A612、WTRU B614、WTRU C 622、および/またはWTRU D624の特徴などの特徴を有する)WTRUは、アドホックモードで互いに直接的に通信することができる。上で説明されたBSS118、618、628内での通信に加えて、またはそれに代わって、上で説明されたVHT制御情報は、IBSS内のWTRU間では直接的に伝達することもできる。
【0055】
図7は、図1から図6を参照して上で説明された機能を実施できる、例示的なAP710およびWTRU712を示している。WTRU712は、無線環境において動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスとすることができる。AP710は、WTRU712と無線でインタフェースを取るように構成された任意のタイプのデバイスとすることができる。例を挙げると、AP710は、送受信機基地局(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、サイトコントローラ、無線ルータ、マクロセル基地局、ピコセル基地局、またはフェムトセル基地局などとすることができる。
【0056】
AP710は、ESS(図示されず)またはRAN(図示されず)の一部とすることができる。APが接続されたRANは、他のAP、および/または基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、リレーノード、もしくは他の要素などの、ネットワーク要素(図示されず)も含むことができる。AP710は、セルまたはWLANと呼ばれることがある、特定の地理的領域内で無線信号を送信および/または受信するように構成することができる。
【0057】
AP710は、エアインタフェースを介して、WTRU712と通信することができ、エアインタフェースは、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)とすることができる。エアインタフェースは、任意の適切な無線アクセス技術を使用して確立することができる。例えば、エアインタフェースは、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、またはSC−FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を利用する技術に基づくことができる。例えば、AP710およびWTRU712は、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインタフェースを確立できる、UTRANなどの無線技術を実施することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。あるいは、AP710およびWTRU712は、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用してエアインタフェースを確立できる、進化型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)などの無線技術を実施することができる。あるいは、AP710およびWTRU712は、IEEE 802.16(すなわちマイクロ波アクセス用の世界的相互運用性(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 7X、CDMA2000 EV−DO、暫定標準2000(IS−2000)、暫定標準95(IS−95)、暫定標準856(IS−856)、GSM、GSM進化型高速データレート(EDGE)、GERAN、MBMS、MediaFLO、DVB−H、SHF、先進型テレビジョン方式委員会−モバイル/ハンドヘルド(ATSC−M/H)、または地上デジタルマルチメディア放送(DTMB)などの無線技術を実施することができる。あるいは、AP710およびWTRU712は、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE 802.15などの無線技術を実施することができる。あるいは、AP 710およびWTRU 712は、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11n、IEEE 802.11ac、および/またはIEEE 802.11adなどの技術に基づいたエアインタフェースを実施することができる。
【0058】
上で説明したように、AP710は、RAN(図示されず)内に含まれることができ、RANは、コアネットワーク(図示されず)と通信することができる。コアネットワークは、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU712に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークとすることができる。AP710に接続されたコアネットワークは、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット、および/または他のネットワークにアクセスするための、WTRU712のためのゲートウェイとしてサービスすることもできる。PSTN は、基本電話サービス(POTS)を提供する回路交換電話網を含むことができる。インターネットは、TCP/IPインターネットプロトコルスイート内の伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークとデバイスとからなるグローバルシステムを含むことができる。代替的または追加的に、AP710は、ESS内に含まれることができ、分配システムを介して、インターネット、コアネットワーク、および/または他のAP(図示されず)と通信することができる。
【0059】
代替的または追加的に、AP710とWTRU712との間のエアインタフェースがIEEE 802.11x技術に基づく場合、WTRU712は、汎用アクセスネットワーク(GAN)技術などの技術を使用して、AP710およびインターネットを介して、コアネットワークと通信することができる。または、AP710とWTRU712との間のエアインタフェースがIEEE 802.11x技術に基づく場合、WTRU712は、パケットデータゲートウェイ(PDG)またはePDGなどのネットワーク要素と通信することによって、APおよびインターネットを介して、コアネットワークと通信することができる。
【0060】
典型的なAP内に見出すことができるコンポーネントに加えて、AP710は、プロセッサ786と、結合されたメモリ784と、1つまたは複数の下位レイヤコンポーネント782と、1つまたは複数のアンテナ790とを含むことができる。1つまたは複数の下位レイヤコンポーネント782は、無線データの送信を円滑化するために、プロセッサ786と通信することができる。下位レイヤコンポーネント782は、1つまたは複数のアンテナ790を介して、無線データを送信および/または受信することができる。
【0061】
AP710は、追加的に、通信インタフェース785を含むことができる。通信インタフェース785は、コアネットワーク、インターネット、および/または1つもしくは複数の他の私設ネットワークもしくは公衆ネットワークなどの有線または無線ネットワークを介して、データを送信および/または受信するように構成することができる。通信インタフェース785、795は、送受信機とすること、または送受信機を含むことができ、例えば、イーサネット、キャリアイーサネット、光ファイバ、マイクロ波、xDSL(デジタル加入者回線)、非同期転送モード(ATM)、シグナリングシステム7(SS7)、IP、および/またはIP/マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)などの技術を使用して、通信することが可能とすることができる。
【0062】
図7に示されるように、WTRU712は、プロセッサ726と、1つまたは複数の下位レイヤコンポーネント722と、1つまたは複数の送信/受信ユニット780と、スピーカ/マイクロフォン768と、キーパッド770と、ディスプレイ/タッチパッド772と、着脱不能メモリ774と、着脱可能メモリ764と、電源758と、全地球測位システム(GPS)チップセット760と、他の周辺機器762とを含むことができる。WTRU712は、一実施形態との整合性を保ちながら、上記の要素の任意のサブコンビネーションを含むことができる。
【0063】
プロセッサ726は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および状態機械などとすることができる。プロセッサ726は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/またはWTRU712が無線環境で動作できるようにする他の任意の機能を実行することができる。プロセッサ726は、1つまたは複数の下位レイヤコンポーネント722に結合することができ、1つまたは複数の下位レイヤコンポーネント722は、1つまたは複数の送信/受信要素780に結合することができる。図7は、プロセッサ726と下位レイヤコンポーネント722を別々のコンポーネントとして示しているが、プロセッサ726と1つまたは複数の下位レイヤコンポーネント722は、電子パッケージまたはチップ内に一緒に統合することができる。
【0064】
WTRU712のプロセッサ726は、スピーカ/マイクロフォン768、キーパッド770、および/またはディスプレイ/タッチパッド772(例えば、液晶表示(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合することができ、それらからユーザ入力データを受け取ることができる。プロセッサ726は、スピーカ/マイクロフォン768、キーパッド770、および/またはディスプレイ/タッチパッド772にユーザデータを出力することもできる。加えて、プロセッサ726は、着脱不能メモリ774および/または着脱可能メモリ764など、任意のタイプの適切なメモリから情報を入手することができ、それらにデータを記憶することができる。着脱不能メモリ774は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、または他の任意のタイプのメモリ記憶デバイスを含むことができる。着脱可能メモリ764は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。他の実施形態では、プロセッサ726は、WTRU712上に物理的に配置されたメモリではなく、サーバまたはホームコンピュータ(図示されず)などの上に配置されたメモリから情報を入手することができ、それらにデータを記憶することができる。
【0065】
プロセッサ726は、電源758から電力を受け取ることができ、WTRU712内の他のコンポーネントへの電力の分配および/または制御を行うように構成することができる。電源758は、WTRU712に給電するための任意の適切なデバイスとすることができる。例えば、電源758は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケル−カドミウム(NiCd)、ニッケル−亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、および燃料電池などを含むことができる。
【0066】
プロセッサ726は、GPSチップセット760に結合することもでき、GPSチップセット760は、WTRU712の現在位置に関する位置情報(例えば経度および緯度)を提供するように構成することができる。GPSチップセット760からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU712は、AP(例えばAP710もしくは別のAP(図示されず))からエアインタフェースを介して位置情報を受け取ることができ、および/または2つ以上の近くのAPから受信した信号のタイミングに基づいて、自らの位置を決定することができる。WTRU712は、一実施形態との整合性を保ちながら、任意の適切な位置決定方法を用いて、位置情報を獲得することができる。
【0067】
プロセッサ726は、他の周辺機器762にさらに結合することができ、他の周辺機器762は、追加的な特徴、機能、および/または有線もしくは無線接続性を提供する、1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。例えば、周辺機器762は、加速度計、eコンパス、衛星送受信機、(写真またはビデオ用の)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、バイブレーションデバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、およびインターネットブラウザなどを含むことができる。
【0068】
1つまたは複数の送信/受信要素780は、エアインタフェースを介して、AP(例えばAP710)に信号を送信し、および/またはAPから信号を受信するように構成することができる。例えば、送信/受信要素780は、RF信号を送信および/もしくは受信するように構成されたアンテナとすることができ、またはアンテナを含むことができる。別の実施形態では、送信/受信要素780は、例えば、IR、UV、もしくは可視光信号を送信および/もしくは受信するように構成された放射器/検出器とすることができ、または放射器/検出器を含むことができる。また別の実施形態では、送信/受信要素780は、RF信号と光信号の両方を送信および受信するように構成することができる。送信/受信要素780は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成することができる。さらに、WTRU712は、MIMO技術を利用することができる。したがって、一実施形態では、WTRU712は、エアインタフェースを介して無線信号を送信および受信するための2つ以上の送信/受信要素780(例えば複数のアンテナ)を含むことができる。
【0069】
下位レイヤコンポーネント722は、送信/受信要素780によって送信される信号を変調し、送信/受信要素780によって受信された信号を復調するように構成することができる。上で言及したように、WTRU712は、マルチモード機能を有することができる。したがって、下位レイヤコンポーネント722は、WTRU712が、例えば、UTRAN、LTE、LTE−A、IEEE 802.11x、DVB−H、またはMediaFLOなどの複数の無線アクセス技術を介して通信できるようにするための、複数の送受信機を含むことができる。代替的または追加的に、下位レイヤコンポーネント722は、1つまたは複数のマルチモード送受信機を含むことができ、各マルチモード送受信機は、上で言及したものなど、複数の無線アクセス技術を介して通信することが可能である。
【0070】
WTRU712は、図1から図6を参照して上で説明されたWTRU112、114、612、614、622、624のいずれか1つ、またはそれらの任意の組み合わせによって実行される任意のアクションを実行するように構成することができる。例えば、プロセッサ726および/または下位レイヤコンポーネント722は、図1から図6を参照して上で説明されたWTRU112、114、612、614、622、624のいずれか、またはそれらの任意の組み合わせによって送信、生成、処理、または受信されるとして上で説明されたメッセージのいずれかを生成、処理、送信、および/または受信するように構成することができる。さらに、AP 710は、図1から図6を参照して上で説明されたAP110、610、620のいずれか1つ、またはそれらの任意の組み合わせによって実行される任意のアクションを実行するように構成することができる。例えば、プロセッサ786および/または下位レイヤコンポーネント782は、図1から図6を参照して上で説明されたAP110、610、620のいずれか、またはそれらの任意の組み合わせによって送信、生成、処理、または受信されるメッセージのいずれかを生成、送信、処理、および/または受信するように構成することができる。
【0071】
WTRU712およびAP710は、テレビホワイトスペース(TVWS)帯域を含む、任意の数の周波数帯域において動作するように構成することもできる。さらに、WTRU712および/またはAP710は、受信電力制御に関連するED/CS/CCA機能を含むが、それに限定されない、ED/CS/CCA機能を実施することができる。
【0072】
上では特徴および要素を特定の組み合わせで説明したが、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用することができる。例えば、図1から図7を参照して上で説明された各特徴または要素は、他の特徴および要素を伴わずに単独で、または他の特徴および要素を伴うもしくは伴わない様々な組み合わせで使用することができる。図1から図7を参照して上で説明された方法および特徴のサブ要素は、任意のコンビネーションまたはサブコンビネーションで、(同時を含む)任意の順序で実行することができる。
【0073】
加えて、本明細書で説明した方法は、コンピュータまたはプロセッサによって実行する、コンピュータ可読媒体内に包含された、コンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読媒体の例は、(有線接続または無線接続を介して送信される)電子信号と、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび着脱可能ディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体などの、しかしこれらに限定されない、他の媒体とを含む。ソフトウェアと連携するプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用する無線周波数送受信機を実施するために使用することができる。
【0074】
実施形態
1.無線通信において使用するための方法であって、
制御および/または管理情報を送信および/または受信するステップ
を備える方法。
2.制御および/または管理情報は、1つまたは複数のVHT機能に関連する、実施形態1に記載の方法。
3.制御および/または管理情報は、送信電力制御、受信電力制御、時間同期、周波数同期、周波数オフセット推定、リソース割り当て、OFDMAサブチャネル割り当て、CSIフィードバック、ビームフォーミング、リンクアダプテーション、アンテナ選択インデックス、マルチチャネル送信、MU−MIMO、グループ割り当て、RDGパラメータ、アクセスカテゴリ制約、通信キャリブレーションを含む1つまたは複数の機能に関連する、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
4.制御および/または管理情報は、最大、最小、現在、または瞬間送信電力情報、送信電力のレベル変化またはステップ変化についての情報、チャネルおよび/または帯域幅構成に関連する周波数情報、測定についてのタイムスタンプおよびタイマ、情報有効性についてのタイマ、ならびに/または電力もしくは電力パラメータを変更する時刻などのタイミング情報、許可されたチャネル、帯域幅、および/または電力レベルを記述する規制情報、送信電力制御情報を求める要求、リンクマージン測定情報、あるいは、経路損失測定情報のうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
5.制御および/または管理情報は、チャネルおよび/または帯域幅構成に関連する周波数情報、測定についてのタイムスタンプおよびタイマ、情報有効性についてのタイマ、ならびに/または電力もしくは電力パラメータを変更する時刻などのタイミング情報、許可されたチャネル、帯域幅、および/または電力レベルを記述する規制情報、あるいはED/CS/CCAメカニズムとともに使用する、規則、パラメータ、設定、表示、および測定値の形式を取る受信電力制御情報のうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
6.制御および/または管理情報は、送信時間同期情報を求める要求、送信時間同期情報を求める要求に関連する制御パラメータ、送信時間同期補正情報レポート、または送信時間同期補正情報レポートに関連する制御パラメータのうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
7.制御および/または管理情報は、周波数オフセットを求める要求、周波数オフセット情報を求める要求に関連する制御パラメータ、周波数オフセット推定レポート、周波数オフセット推定レポートに関連する制御パラメータのうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
8.制御および/または管理情報は、アップリンクOFDMAサブキャリア割り当てを求める要求、アップリンクOFDMAサブキャリア割り当てを記述する情報、またはWTRUが使用することを許可されたアップリンクサブキャリアのインデックスを示す情報のうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
9.制御および/または管理情報は、ダウンリンクOFDMAサブキャリア割り当てを求める要求、ダウンリンクOFDMAサブキャリア割り当てを記述する情報、またはWTRUが使用することを許可されたダウンリンクサブキャリアのインデックスを示す情報のうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
10.制御および/または管理情報は、CSIフィードバックを求める要求、CSIフィードバックを求める要求に応答したCSIレポートのうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
11.制御および/または管理情報は、圧縮もしくは非圧縮ビームフォーミングフィードバックを求める要求、圧縮もしくは非圧縮ビームフォーミングフィードバック情報を含むメッセージ、圧縮ビームフォーミングレポート、または非圧縮ビームフォーミングレポートのうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
12.制御および/または管理情報は、アンテナ選択インデックスフィードバック要求、またはアンテナ選択インデックスレポートのうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
13.制御および/または管理情報は、リンクアダプテーションのために使用できる通信パラメータを求める要求、サウンディングパケットを送信するように求める要求を示すトレーニング要求、変調符号化セット(MCS)フィードバック要求、データレートフィードバック要求、MCSフィードバックのためのシーケンス番号もしくは識別子、送信/受信アンテナ選択要求、送信/受信アンテナトレーニング制御情報、サウンディングパケット、MCSフィードバック応答レポート、データレートフィードバックレポート、または送信/受信アンテナ選択レポートのうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
14.制御および/または管理情報は、並列チャネル送信に関連する同期情報、並列チャネル送信に関連するリンクアダプテーション情報、並列チャネル送信に関連するMCSフィードバック要求、または並列チャネル送信に関連するMCSフィードバック応答のうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
15.制御および/または管理情報は、アップリンクもしくはダウンリンクにおけるMU−MIMO通信に関連する肯定応答メカニズムもしくはパラメータ、アップリンクもしくはダウンリンクにおけるMU−MIMO通信に関連するリンクアダプテーションパラメータ、またはアップリンクもしくはダウンリンクにおけるMU−MIMO通信に関連するチャネルサウンディングメカニズムパラメータのうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
16.制御および/または管理情報は、RDGグラント表示、または持続時間情報を含むRDGグラント表示のうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
17.制御および/または管理情報は、アップリンクもしくはダウンリンクにおけるOFDMA通信のためのRDGグラントを示す情報、アップリンクもしくはダウンリンクにおけるOFDMA通信のためのRDGグラントに関連する時間同期のための制御パラメータ、またはアップリンクもしくはダウンリンクにおけるOFDMA通信のためのRDGグラントに関連する周波数オフセットおよび/もしくは電力制御に関連する制御パラメータのうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
18.制御および/または管理情報は、データフレームを任意のトラフィック識別子(TID)から送信できるようにするRDGグラントを示す情報、指定されたアクセスカテゴリに属し、特定の媒体アクセスもしくは送信プライオリティを有し、または一定のデータタイプに対応するデータフレームだけを送信できるようにするRDGグラントを示す情報、あるいは現在のパケットに続くさらなるパケットが予想されるかどうかを示すRDG応答側情報のうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
19.制御および/または管理情報は、キャリブレーションの開始の表示、キャリブレーションサウンディング応答の表示、キャリブレーションの終了の表示、またはキャリブレーションシーケンス識別子のうちの1つまたは複数に関連する情報を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
20.制御および/または管理情報は、グループに含まれるための要求としての、グループ割り当てを求める要求、グループ割り当て情報、グループ割り当て情報のうちの1つまたは複数に関連する情報を含み、グループ割り当て情報は、WTRUが割り当てられたグループを識別するグループ識別子またはアドレスを含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
21.制御および/または管理情報は、グループ割り当てに関連する情報を含み、グループ割り当ては、MU−MIMO、ビームフォーミング、OFDMA、マルチキャスト、または電力節約を含む1つまたは複数の機能に基づく、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
22.制御および/または管理情報は、
1つもしくは複数の物理レイヤメッセージ内の1つもしくは複数のフィールド、
1つもしくは複数のMACレイヤメッセージ内の1つもしくは複数のフィールド、および/または
1つもしくは複数の上位レイヤメッセージ内の1つもしくは複数のフィールド
のうちの1つまたは複数に含まれる、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
23.制御および/または管理情報は、MACフレーム内に含まれる、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
24.制御および/または管理情報は、ヘッダと、フレーム本体と、FCSフィールドとを含む、MACフレーム内に含まれる、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
25.制御および/または管理情報は、ヘッダを含む、MACフレーム内に含まれ、ヘッダは、シーケンス制御フィールド、HT制御フィールド、VHT制御フィールド、フレーム制御フィールド、持続期間/IDフィールド、またはアドレスフィールドのうちの1つまたは複数を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
26.制御および/または管理情報は、ヘッダを含む、MACフレーム内に含まれ、ヘッダは、フレーム制御フィールドを含み、フレーム制御フィールドは、プロトコルバージョンフィールド、タイプフィールド、サブタイプフィールド、DSへフィールド、DSからフィールド、さらなるフラグメントフィールド、リトライフィールド、電力管理フィールド、さらなるデータフィールド、保護フレームフィールド、または順序フィールドのうちの1つまたは複数を含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
27.制御および/または管理情報は、メッセージ内に含まれ、メッセージは、物理レイヤメッセージ、MACフレーム、または上位レイヤメッセージであり、メッセージは、制御および/または管理情報がメッセージ内に含まれることを示す1つまたは複数のフィールドを含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
28.制御および/または管理情報は、メッセージ内に含まれ、メッセージは、物理レイヤメッセージ、MACフレーム、または上位レイヤメッセージであり、メッセージは、VHT制御および/またはVHT管理情報がメッセージ内に含まれることを示す1つまたは複数のフィールドを含む、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
29.制御および/または管理情報は、MACフレーム内に含まれ、MACフレームは、アクションフレーム、制御フレーム、または管理フレームである、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
30.制御および/または管理情報は、MACフレーム内に含まれ、MACフレームは、制御ラッパフレームである、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
31.制御および/または管理情報は、ヘッダと、本体とを含む、MACフレーム内に含まれ、制御および/または管理情報は、MACフレームのヘッダ内に含まれ、および/またはMACフレームの本体内に含まれる、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
32.制御および/または管理情報は、MACフレーム内に含まれ、MACフレームは、アクションフレームであり、アクションフレームは、カテゴリフィールドと、アクションフィールドとを含み、制御および/または管理情報は、アクションフィールド内に含まれる、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
33.制御および/または管理情報は、MACフレーム内に含まれ、MACフレームは、アクションフレームであり、アクションフレームは、スペクトル管理アクションフレーム、サービス品質(QoS)アクションフレーム、パブリックアクションフレーム、HTアクションフレーム、またはVHTアクションフレームである、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
34.制御および/または管理情報は、1つまたは複数のVHT制御フィールド内に含まれる、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
35.制御および/または管理情報の送信および/または受信は、IEEE 802.11ac技術に基づいた無線ネットワークを介して実行される、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
36.制御および/または管理情報の送信および/または受信は、IEEE 802.11ad技術に基づいた無線ネットワークを介して実行される、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
37.制御および/または管理情報は、BSS内および/またはESS内で送信および/または受信される、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
38.制御および/または管理情報は、中継通信の状況下で、送信および/または受信される、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
39.制御および/または管理情報の送信および/または受信は、WCDMA技術、HSPA技術、HSPA+技術、E−UTRA技術、LTE技術、LTE−A技術、IEEE 802.16技術、CDMA2000技術、IS−2000技術、GSM技術、GERAN技術、MBMS技術、MediaFLO技術、DVB−H技術、ATSC−M/H技術、DTMB技術、IEEE 802.15技術、Bluetooth技術、IEEE 802.11g技術、またはIEEE 802.11n技術のうちの1つまたは複数に基づいた無線ネットワークを介して実行される、前記実施形態のいずれかに記載の方法。
40.実施形態1〜39のいずれか1つの方法を実行するように構成されたWTRU。
41.WTRUは、1つまたは複数の送受信機を含み、1つまたは複数の送受信機は、制御および/または管理情報を送信および/または受信するように構成される、実施形態1〜39のいずれか1つの方法を実行するように構成されたWTRU。
42.WTRUは、1つまたは複数の送受信機を含み、1つまたは複数の送受信機は、制御および/または管理情報を送信および/または受信するように構成され、WTRUは、APである、実施形態1〜39のいずれか1つの方法を実行するように構成されたWTRU。
43.WTRUは、1つまたは複数の送受信機を含み、1つまたは複数の送受信機は、制御および/または管理情報を送信および/または受信するように構成され、WTRUは、APでない、実施形態1〜39のいずれか1つの方法を実行するように構成されたWTRU。
44.実施形態40のWTRU、実施形態41のWTRU、実施形態42のWTRU、または実施形態43のWTRUのうちの1つまたは複数を含む無線通信システム。
45.少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、少なくとも1つのプロセッサに、実施形態1〜39のいずれか1つの方法を実行させる、プロセッサ実行可能命令が記憶されたコンピュータ読取り可能媒体。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送受信ユニット(WTRU)において使用する方法であって、
第1の媒体アクセス制御(MAC)フレームを、電気電子技術者協会(IEEE)802.11adネットワークを介して、第2のWTRUに送信するステップであって、
前記第1のMACフレームは、前記第2のWTRUと通信を同期させるための要求であり、
前記第1のMACフレームは、1つまたは複数の制御パラメータを含み、
前記1つまたは複数の制御パラメータは、時間同期パラメータを含む、
送信するステップと、
第2のMACフレームを、前記IEEE 802.11adネットワークを介して、前記第2のWTRUから受信するステップであって、前記第2のMACフレームは、前記第1のMACフレームに応答したものである、受信するステップと、
前記1つまたは複数の制御パラメータに基づいて、前記第2のWTRUと、前記IEEE 802.11adネットワークを介した通信を同期させるステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記1つまたは複数の制御パラメータは、周波数オフセットパラメータを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のMACフレームまたは前記第2のMACフレームは、アクションフレームであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のWTRUは、アクセスポイント(AP)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
第1の媒体アクセス制御(MAC)フレームを、電気電子技術者協会(IEEE)802.11adネットワークを介して、第2のWTRUに送信することであって、
前記第1のMACフレームは、前記第2のWTRUと通信を同期させるための要求であり、
前記第1のMACフレームは、1つまたは複数の制御パラメータを含み、
前記1つまたは複数の制御パラメータは、時間同期パラメータを含む、
送信することと、
第2のMACフレームを、前記IEEE 802.11adネットワークを介して、前記第2のWTRUから受信することであって、前記第2のMACフレームは、前記第1のMACフレームに応答したものである、受信することと、
前記1つまたは複数の制御パラメータに基づいて、前記第2のWTRUと、前記IEEE 802.11adネットワークを介した通信を同期させることと
を行うように構成された送受信機
を備えたことを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
【請求項6】
前記1つまたは複数の制御パラメータは、周波数オフセットパラメータを含むことを特徴とする請求項5に記載のWTRU。
【請求項7】
前記第1のMACフレームまたは前記第2のMACフレームは、アクションフレームであることを特徴とする請求項5に記載のWTRU。
【請求項8】
前記第2のWTRUは、アクセスポイント(AP)であることを特徴とする請求項5に記載のWTRU。
【請求項9】
無線送受信ユニット(WTRU)において使用する方法であって、
第1の媒体アクセス制御(MAC)フレームを、電気電子技術者協会(IEEE)802.11acネットワークを介して、第2のWTRUから受信するステップであって、
前記第1のMACフレームは、リンクアダプテーション情報を求める要求である、
受信するステップと、
前記第1のMACフレームに応答して、第2のMACフレームを、前記802.11acネットワークを介して、前記第2のWTRUに送信するステップであって、
前記第2のMACフレームは、ヘッダを含み、
前記ヘッダは、制御フィールドを含み、
前記制御フィールドは、超高スループット(VHT)リンクアダプテーション情報を含む、
送信するステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項10】
前記ヘッダは、超高スループット(VHT)制御情報が前記ヘッダ内に含まれることを示すフィールドを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記VHTリンクアダプテーション情報は、前記WTRUによって使用されるVHT変調符号化セット(MCS)を示す情報を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記VHTリンクアダプテーション情報は、前記WTRUのVHTデータレートを示す情報を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のMACフレームは、データフレームまたは管理フレームであることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のMACフレームは、制御フレームであることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のMACフレームは、制御ラッパフレームであることを特徴とする請求項14に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2013−511217(P2013−511217A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−539023(P2012−539023)
【出願日】平成22年11月12日(2010.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/056542
【国際公開番号】WO2011/060267
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
2.WCDMA
3.GSM
【出願人】(510030995)インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド (229)
【Fターム(参考)】