説明

照明バトン昇降ユニット

【課題】照明等の細かなセッティングを可能にし、人が不用意に触れるのを防止すると共に、設置後の調整を実質的にゼロにして設置作業時間を大幅に短縮でき、ワイヤ切断による照明バトンの落下事故をなくすことができる照明バトン昇降ユニットを提供する。
【解決手段】水平方向に相互に離間して配置される2対の枝滑車と、2対の枝滑車間に配置される1対の回転ドラムと、回転ドラムを回転させるための回転駆動装置と、一端を対応する回転ドラムにそれぞれ固定され、他端を照明バトンにそれぞれ固定される吊下ワイヤと、各枝滑車を通って移動する各吊下ワイヤを対応する回転ドラムにそれぞれ指向させるための案内滑車とを備えている。1対の回転ドラムの回転軸の方向は2対の枝滑車が対向する方向に位置する。各吊下ワイヤはそれぞれの枝滑車および案内滑車を通り、それぞれの回転ドラムに巻き取り/巻き戻しされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吊下げ物を昇降するための装置に関し、特に、スタジオや劇場等で使用される照明バトンを昇降するための昇降ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
周知の如く、スタジオや劇場等では、照明装置や吊りマイクや大道具等の種々のものを吊下げるために、多数の照明バトンが天井に並べられている。この照明バトンは、スタジオの融通性を高める(例えば、照明装置等の設置位置をきめ細かく設定できる)ために、より近接した位置関係で設置されるのが好ましい。しかしながら、従来の照明バトンを昇降するための装置は、吊下ワイヤを巻くためのドラムの中心軸が照明バトンの方向に対して直角に配置されているため、モータの回転軸長とドラムの回転軸長を合わせた長さよりも小さな間隔で照明バトンを設置することは本質的に不可能であった(例えば、特許文献1参照)。加えて、照明バトンの昇降装置は、通常、天井から吊下げられたグリッドに取り付けられるため、建物強度の観点から、数多く設置することは困難であった。
【0003】
また、昇降装置の設置は、その重量や大きさの故に、滑車やモータ等を部品のまま据付場所に持ち込み、その場で位置決めをして据え付けており、据付け作業に時間がかかるだけでなく、高所での作業であるため、工具や部品の落下等による事故を起こす危険を有するものであった。加えて、所謂、現場での据え付けであるため、据付け後の調整が必須であり、設置作業時間が長くなる要因となっていた。
【0004】
一方、最近のスタジオ、特にTVスタジオにあっては、格子に取り付けられたキャットウォークを番組スタッフが移動して作業する傾向が増している。そのため、昇降装置に対して経験も知識もない人たちが不用意に昇降装置に触れて怪我をしたり、昇降装置が故障したりする可能性が飛躍的に増大している。また、経年疲労等によってワイヤが切断し、照明装置などを吊下げた照明バトンが落下して、下にいた人を傷つけてしまう等の事故も生じており、安全な昇降装置の出現が希求されている。
【特許文献1】特開平7−288026号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、小型化することにより、照明バトンの間隔を狭くすることができ、それにより、照明等の細かなセッティングを可能にする照明バトン昇降ユニットを提供しようとするものである。
【0006】
本発明はまた、人が不用意に昇降機構に触れて怪我をしたり、昇降機構が故障したりする可能性を排除できると共に、設置後の調整を実質的にゼロにすることにより設置作業時間を大幅に短縮でき、加えて、ワイヤ切断による照明バトンの落下事故をなくすことができる照明バトン昇降ユニットを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による照明バトン昇降ユニットは、水平方向に相互に離間して配置される2対の枝滑車と、2対の枝滑車間に配置される1対の回転ドラムと、回転ドラムを回転させるための回転駆動装置と、一端を対応する回転ドラムにそれぞれ固定され、他端を照明バトンにそれぞれ固定される吊下ワイヤと、各枝滑車を通って移動する各吊下ワイヤを対応する回転ドラムにそれぞれ指向させるための案内滑車とを備えている。1対の回転ドラムの回転軸の方向は2対の枝滑車が対向する方向に位置する。各吊下ワイヤはそれぞれの枝滑車および案内滑車を通り、それぞれの回転ドラムに巻き取り/巻き戻しされる。
【0008】
本発明による照明バトン昇降ユニットはまた、少なくとも一方の回転ドラムに、回転ドラムの回転に対応して回転ドラムを回転軸方向へ移動させるための移動手段を有することもできる。また、この移動手段は、少なくとも一方の回転ドラムの回転中心方向へ延びるように固定された雄ネジ部材と、その回転ドラムの回転中心に回転ドラムの回転軸方向に伸びるように設けられる、雄ネジ部材と螺合するための雌ネジ部材とから構成することもでき、雄ネジ部材および雌ネジ部材のピッチは、回転ドラムが1回転したとき、回転ドラムが回転軸方向に吊下ワイヤの太さ分だけ移動するよう形成される。
【0009】
また、本発明による照明バトン昇降ユニットは、各対の枝滑車を、2対の枝滑車が対向する方向と交差する方向に相互に離間して配置し、各枝滑車の回転軸の方向を2対の枝滑車が対向する方向と交差する方向に位置させ、1対の回転ドラムに、各対の枝滑車を通って案内される各吊下ワイヤをそれぞれ巻き取り/巻き戻しするための巻取部を設け、回転ドラムを、回転駆動装置の2対の枝滑車が対向する方向と対向する方向の両側にそれぞれ設け、案内滑車の各々を、各枝滑車から前記対向する方向における巻取部近傍位置に配置し、各案内滑車の回転軸の方向を、回転ドラムの回転軸の方向に直交する方向に指向させ、そして、各案内滑車の回転中心面の延長が、対応する回転ドラム上に巻かれた吊下ワイヤの中心を通るように設けることもできる。
【0010】
更に、本発明による照明バトン昇降ユニットは、2対の枝滑車、1対の回転ドラムを備えた回転駆動装置および案内滑車を台座に設け、そして、この台座に、少なくとも1対の回転ドラム、回転駆動装置および案内滑車をその内部に収納するための着脱自在なカバーと、設置場所に設けられたグリッドに取り付けるための連結手段とを設けることもできる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の照明バトン昇降ユニットは、回転ドラムの回転軸の方向を2対の枝滑車が対向する方向に位置してあることにより、2対の枝滑車が対向する方向に直交する方向における寸法は、実質的に、回転ドラムまたは回転駆動装置の寸法に納めることができる。このため、回転ドラムの回転軸の方向が2対の枝滑車が対向する方向に直交する方向にある従来の昇降装置に比べ、相対的に小さな間隔で設置することができ、それにより、照明バトンの間隔を狭くして照明等のセッティングをより細かく行うことができる。また、複数の吊下ワイヤを一組として使用するため、使用中に吊下ワイヤが切れて照明バトンが落下してしまうのを防止することができる。
【0012】
また、回転ドラムがその回転に対応して回転軸方向へ移動するため、吊下ワイヤを上下に重なり合わすことなしに回転ドラムに巻き付けることができ、更に、雄ネジ部材と雌ネジ部材との組合せにより、回転ドラムが1回転したとき、回転ドラムが回転軸方向に吊下ワイヤの太さ分だけ移動するため、吊下ワイヤを回転ドラムの回転軸方向へ確実に整列させて巻き取ることができる。ここにおいて、回転ドラムの表面に巻き溝を螺旋状に設け、吊下ワイヤの巻取り時に吊下ワイヤを巻き溝に沿って巻き取らせるのが好ましい。
【0013】
枝滑車を通った各吊下ワイヤは、各々の案内滑車によりそれぞれの回転ドラムの巻取部の周面方向へ向きを変えられるため、吊下ワイヤが相互に絡まってしまう事態が生じるのを確実に防止でき、また、回転駆動装置の両側に回転ドラムをそれぞれ取り付けることにより、回転駆動装置の出力軸が過大に長くなって出力軸の回転ブレが生じるのを回避できると共に、回転ドラムがバランスよく配分されていることによりその耐久性を高めることができる。
【0014】
枝滑車、回転ドラムを備えた回転駆動装置および案内滑車の台座への取付けは、それぞれの回転軸を台座の長手方向または短手方向に整合させて取り付けるだけであるため、これまで整合巻きのために必要であったフリートアングルを設定するための調整等を行うことなしに取り付けることができ、それにより、製造からグリッドへの装着までの作業時間を大幅に短縮することができる。
【0015】
枝滑車、回転ドラムを装着された回転駆動装置および案内滑車を一つの台座に設け、その台座にグリッドに取り付けるための結合手段が設けられることにより、昇降機構全体を一つのユニットとして作成することができると共に、グリッドに台座を固定するだけで設置作業を行うことができる。これにより、従来必要であった枝滑車と回転ドラムの間の位置調整等の作業を実質的にゼロにすることができるため、より廉価に設置することができる。加えて、主要な可動部を着脱自在なカバーにより包被してあるため、不用意に手を触れて怪我をしたり、昇降機構に故障を生じたりするのを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1〜3は、本発明の実施例による照明バトン昇降ユニット1の正面、平面および側面をそれぞれ示す図である。本発明の照明バトン昇降ユニット1は、通常、劇場やスタジオ等の天井から吊下げられて設けられたグリッドGに取り付けて使用される。
【0017】
本発明の照明バトン昇降ユニット1は、総体的に細長い長方形の平面形態を有するフレーム形態またはプレート形態(図示の場合、フレーム形態)の台座10を有する。台座10のほぼ中央位置には回転駆動装置20が長手方向へ移動自在に設けられ、台座10の長手方向両端には各2つの枝滑車30が短手方向へ相互に離間してそれぞれ設けられる。
【0018】
回転駆動装置20は、長手方向両方向に延びる出力回転軸21を有し、各側における出力回転軸21に回転ドラム40がそれぞれ装着され、2つの回転ドラム40は回転駆動装置20により同一方向へ回転される。各回転ドラム40は、必ずしも障壁等の機械的手段によって仕切る必要はないが、それぞれ2つの巻取部41が画定される。台座10の各枝滑車30から長手方向で回転ドラム40の対応する巻取部41に近傍する位置には、案内滑車50がそれぞれ設けられる。回転ドラム40の各巻取部41には吊下ワイヤ60の一端がそれぞれ固定され、吊下ワイヤ60の他端は、対応する案内滑車50および枝滑車30を通り、照明バトン(吊下げ物)Bの対応する端部にそれぞれ固定される。各回転ドラム40の外周面には、吊下ワイヤ60の巻取り時における整列巻きを確実に行わせるために、巻き溝42を形成するのが好ましい。
【0019】
回転ドラム40の一方(図1に示すものの場合、左方の回転ドラム)は移動部材70を備える。移動部材70は、図1および2に示すように、回転ドラム40の回転中心位置にその外方端から内方へと延びる雌ネジ部材71と、一端を台座10に固定され、他端が回転ドラム40の回転中心線上へ延びて雌ネジ部材71と螺合する雄ネジ部材72とから構成される。この雌ネジ部材71および雄ネジ部材72のネジのリードは、実質的に吊下ワイヤ60の太さとなるよう形成される。これにより、回転ドラム40が1回転したとき、回転ドラム40は長手方向へ吊下ワイヤ60の太さ分だけ回転駆動装置20と共に移動する。
【0020】
総体的に、各枝滑車30の回転軸は、平面的に見たとき、短手方向へ延びるよう配置され、長手方向へ見たとき、台座10の面と平行である。
【0021】
各案内滑車50は、回転ドラム40が巻き始めの位置にあるとき、各巻取部41への吊下ワイヤの固定位置に対して短手方向の位置にそれぞれ位置するよう配置される。各案内滑車50はまた、平面的に見たとき、その回転軸が短手方向となるよう配置されるが、長手方向へ見たとき、図3に示すように、その回転中心面51の延長が、対応する回転ドラム40上に巻かれた吊下ワイヤ60の、巻き込み側における中心を通るように台座10の面に対して傾斜(θ1、θ2)して配置される。ここにおいて、各吊下ワイヤ60の伸び率を同じにして吊下げ時のバランスを保つために、枝滑車30からより離れた位置にある案内滑車50からそれに対応する回転ドラム40の巻き込み側までの距離が、より近い側の案内滑車50から回転ドラム40の巻き込み側までの距離よりも短くなるよう構成することで、各吊下ワイヤ60の長さを実質的に同じ長さにするのが好ましい。
【0022】
台座10の長手方向の長さは、通常、実質的に照明バトンBの長さと同じであり、その短手方向の長さは、回転ドラム40の直径または回転駆動装置20の短手方向の寸法であり、従来の照明バトン昇降装置に比べ、短手方向の寸法を小さく抑えることができる。台座10上には保護カバー11が着脱自在に設けられ、その底面側には、グリッドGに取り付けるための連結部材12が設けられる。保護カバー11は、図1および3に仮想線で示すように、台座10全体を覆うように形成されるが、保守点検時における作業性等の観点から、回転駆動装置20、回転ドラム40および案内滑車50をその内部に収容するカバー部分のみを単独で着脱できるよう形成するのが好ましい。一方、人が不用意に触れて事故となる可能性の高低を考慮するとき、保護カバー11は、少なくとも回転駆動装置20、回転ドラム40および案内滑車50をその内部に収容することが必要である。
【0023】
ここにおいて、各回転ドラム40を回転駆動装置20の各出力回転軸21に回転軸に沿って移動自在に取り付け、雌ネジ部材71および雄ネジ部材72の組合せを各回転ドラム40にそれぞれ設けることもできる。これにより、相対的に重量のある回転駆動装置20を固定させて設けることができるため、長手方向における重量の移動を抑えることができる。また、2つの雌ネジ部材71および雄ネジ部材72の組合せを相互に対して逆のネジ方向に設けることもでき、それにより、回転駆動装置20の同一出力軸に軸装された回転ドラム40を相互に長手方向対向方向へ移動させることができるため、長手方向におけるバランスを常に均等に保つことができる。
【0024】
上述の如く構成される本発明の照明バトン昇降ユニット1は、台座10に設けられた連結部材12により台座10をグリッドGに固定することにより設置される。保護カバー11は、人が不用意に触れてしまうのを防止するための防護機能を有すると共に、可動部品からなる巻上げ機構の要部の防塵機能をも果たす。
【0025】
照明バトンBの昇降は、回転駆動装置20を駆動して回転ドラム40を回転させることにより、吊下ワイヤ60を巻き上げ/巻き戻しすることにより遂行される。
【0026】
回転駆動装置20によって回転ドラム40が回転すると、各吊下ワイヤ60は、それぞれの枝滑車30および案内滑車50を通り、回転ドラム40の対応する巻取部41にそれぞれ巻き取り/巻き戻しされる。このとき、回転ドラム40が1回転すると、回転ドラム40は吊下ワイヤ60の太さ分だけ回転軸方向に移動するため、各吊下ワイヤ60は、巻き溝42を有することと相俟って、吊下ワイヤ60を巻取部41に確実に整列巻きさせることができる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
上述の説明において、本発明の昇降ユニットは照明バトンを昇降するための装置として説明したが、上述から明らかなように、吊下げ物としては照明バトンに限定されるものではなく、実質的に機構的な変更を行うことなしに、種々の物品を昇降できる小型の装置として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施例による照明バトン昇降ユニットをしめす正面図である。
【図2】図1に示す照明バトン昇降ユニットの平面図である。
【図3】図1に示す照明バトン昇降ユニットの拡大側面図である。
【符号の説明】
【0029】
1 照明バトン昇降ユニット
10 台座 11 保護カバー
12 連結部材(Uボルト)
20 回転駆動装置 21 出力回転軸
30 枝滑車
40 回転ドラム 41 巻取部
42 巻き溝
50 案内滑車 51 回転中心面
60 吊下ワイヤ
70 移動部材 71 雌ネジ部材
72 雄ネジ部材
B 照明バトン(吊下げ物) G グリッド
θ1、θ2 (案内滑車の台座の面に対する)傾斜角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水平方向に相互に離間して配置される2対の枝滑車と、2対の枝滑車間に配置される1対の回転ドラムと、回転ドラムを回転させるための回転駆動装置と、一端を対応する回転ドラムにそれぞれ固定され、他端を照明バトンにそれぞれ固定される吊下ワイヤと、各枝滑車を通って移動する各吊下ワイヤを対応する回転ドラムにそれぞれ指向させるための案内滑車とを備え、前記1対の回転ドラムの回転軸の方向は2対の枝滑車が対向する方向に位置し、前記各吊下ワイヤはそれぞれの枝滑車および案内滑車を通り、それぞれの回転ドラムに巻き取り/巻き戻しされる、照明バトン昇降ユニット。
【請求項2】
前記回転ドラムの少なくとも一方は、回転ドラムの回転に対応して回転ドラムを回転軸方向へ移動させるための移動手段を有する、請求項1に記載の照明バトン昇降ユニット。
【請求項3】
前記移動手段は、少なくとも一方の回転ドラムの回転中心方向へ延びるように固定された雄ネジ部材と、当該回転ドラムの回転中心に回転ドラムの回転軸方向に伸びるように設けられる、雄ネジ部材と螺合するための雌ネジ部材とから構成され、前記雄ネジ部材および雌ネジ部材のピッチは、回転ドラムが1回転したとき、回転ドラムが回転軸方向に吊下ワイヤの太さ分だけ移動するよう形成される、請求項2に記載の照明バトン昇降ユニット。
【請求項4】
前記各対の枝滑車は、2対の枝滑車が対向する方向と交差する方向に相互に離間して配置され、各枝滑車の回転軸の方向は前記交差する方向に位置し、前記1対の回転ドラムは各対の枝滑車を通って案内される各吊下ワイヤをそれぞれ巻き取り/巻き戻しするための巻取部を備え、前記回転駆動装置は前記対向する方向の両側にそれぞれ回転ドラムを備え、前記案内滑車の各々は各枝滑車から前記対向する方向における巻取部近傍位置に配置され、各案内滑車の回転軸の方向は回転ドラムの回転軸の方向に直交する方向であり、各案内滑車の回転中心面の延長は対応する回転ドラム上に巻かれた吊下ワイヤの中心を通る、請求項1、2または3に記載の照明バトン昇降ユニット。
【請求項5】
前記2対の枝滑車、1対の回転ドラムを備えた回転駆動装置および案内滑車は台座に設けられ、該台座には少なくとも前記1対の回転ドラム、回転駆動装置および案内滑車をその内部に収納するための着脱自在な保護カバーと、設置場所に設けられたグリッドに取り付けるための連結部材とが設けられる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明バトン昇降ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−141458(P2007−141458A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−329121(P2005−329121)
【出願日】平成17年11月14日(2005.11.14)
【出願人】(000136468)株式会社フジテレビジョン (14)
【出願人】(391046632)森平舞台機構株式会社 (5)