説明

照明器具およびそれを用いた照明装置

【課題】周囲に水が存在する場合に内部電源線と外部電源線との接続部分を浸水させにくくする。
【解決手段】照明装置1は、ランプ2と、ランプ2を点灯制御する照明器具3とを備える。照明器具3は、器具本体33と、内部電源線34と、接続ボックス35と、貫通手段36とを備える。器具本体33には、ランプ2および点灯装置32が収納されている。内部電源線34は、器具本体33の内部で点灯装置32に電気的に接続されている。貫通手段36は、器具本体33の内部と接続ボックス35の内部との間での空気の流通を遮断して器具本体33および接続ボックス35に内部電源線34を貫通させる。接続ボックス35は、上面部351および側面部352を有し、周囲に水が存在する場合に空気が残留する空気溜り領域5を内部に形成する。内部電源線34は、外部電源に電気的に接続された電源ケーブル6と接続するための接続部分7を空気溜り領域5に有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプに電力を供給してランプを点灯させる照明器具およびそれを用いた照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の照明装置の一例として、特許文献1には、地中に埋設されて用いられる地中埋込型の照明装置が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載された照明装置は、円筒状の外囲器の内部に閉塞板が設けられたことにより、閉塞板の上側に光源収納部が形成され、閉塞板の下側に凹部が形成されている。光源収納部には、ランプが収納されている。凹部においては、ランプに電力を供給するために内部電源線と外部電源線とを接続する電源接続部が閉塞板に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−255507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載された従来の照明装置は、電源接続部の設置場所と電源接続部の内部とにおいて光源収納部と凹部との間での空気の流通を遮断する構造を有していない。
【0006】
このような従来の照明装置では、ランプの点灯および消灯によって光源収納部の内部の空気が収縮すると、電源接続部の設置場所と電源接続部の内部との少なくともいずれかを通って凹部から光源収納部へ空気が流通することがある。電源接続部の密閉性能は、使用されるケーブル(電源線)のサイズや固定要領などの施工に依存してしまう。このため、凹部の周囲に水が存在する場合、凹部の空気が減少して凹部の外部から内部へ水が入り、電源接続部が浸水することによって、電源接続部の内部を通って光源収納部へ水が入ってしまうことがあった。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みて為され、本発明の目的は、周囲に水が存在する場合に内部電源線と外部電源線との接続部分を浸水させにくくすることができる照明器具およびそれを用いた照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の照明器具は、ランプおよび点灯装置が収納された第1の容器と、前記第1の容器の内部で前記点灯装置に電気的に接続された内部電源線と、前記第1の容器に隣接して配置された第2の容器と、前記第1の容器の内部と前記第2の容器の内部との間での空気の流通を遮断して前記第1の容器および前記第2の容器に前記内部電源線を貫通させる貫通手段とを備え、前記第2の容器は、上方および側方を覆う外郭部を有し、当該第2の容器の周囲に水が存在する場合に空気が残留する空気溜り領域を内部に形成し、前記内部電源線は、外部電源に電気的に接続された外部電源線と接続するための接続部分を前記空気溜り領域に有することを特徴とする。
【0009】
この照明器具において、前記第2の容器は、前記第1の容器の底面に密接して配置されていることが好ましい。
【0010】
この照明器具において、前記第2の容器は、前記第1の容器の側方に配置されていることが好ましい。
【0011】
この照明器具において、前記第2の容器は、下方に開口することが好ましい。
【0012】
本発明の照明装置は、前記照明器具と、前記照明器具から電力が供給されると点灯するランプとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、第1の容器と第2の容器との間での空気の流通を遮断して第1の容器および第2の容器に内部電源線を貫通させ、周囲に水が存在する場合に空気が残留する空気溜り領域を第2の容器の内部に形成し、さらに、内部電源線と外部電源線との接続部分を空気溜り領域に有している。これにより、ランプの点灯および消灯によって第1の容器の内部の空気が収縮しても、空気溜り領域の空気が第1の容器へ入りにくいので、第2の容器の周囲に水が存在する場合であっても、空気溜り領域の体積が小さくなることを抑制できる。その結果、内部電源線と外部電源線との接続部分を浸水させにくくすることができるから、水が接続部分から内部電源線の内部を通って第1の容器へ入ることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実施形態1に係る照明装置であって、(a)は上面図、(b)は内部の構造を示す概略図である。
【図2】実施形態2に係る照明装置であって、(a)は上面図、(b)は内部の構造を示す概略図である。
【図3】実施形態3に係る照明装置であって、(a)は上面図、(b)は内部の構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の実施形態1〜3では、地中に埋設されて用いられる地中埋込型の照明装置について説明する。
【0016】
(実施形態1)
実施形態1に係る照明装置1は、図1に示すように、ランプ2と、ランプ2を点灯制御する照明器具3と、照明器具3の周囲に設置された埋込ボックス4とを備えている。
【0017】
このような照明装置1は、照明器具3において、器具本体33と接続ボックス35との間での空気の流通を遮断して器具本体33および接続ボックス35に内部電源線34を貫通させ、周囲に水が存在しても空気が残留する空気溜り領域5を接続ボックス35の内部に形成している。空気溜り領域5には、内部電源線34と電源ケーブル6との接続部分7が存在する。以下、照明装置1の各構成要素について説明する。
【0018】
埋込ボックス4は、例えばステンレス鋼板などで円筒状に形成された部材であり、地中8に埋設されている。埋込ボックス4の周囲は、例えば土、コンクリートなどである。照明装置1では、埋込ボックス4が地中8に埋設された後に、埋込ボックス4の内部に照明器具3が装着される。
【0019】
ランプ2は、例えばHID(High Intensity Discharge)ランプ、LED(LightEmitting Diode)などであり、照明器具3から電力が供給されると点灯する。HIDランプとしては、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプなどがある。
【0020】
照明器具3は、ランプ2を着脱自在に保持するランプソケット31と、ランプ2を点灯させる点灯装置32と、ランプソケット31および点灯装置32が収納された器具本体(第1の容器)33とを備えている。また、照明器具3は、点灯装置32に電気的に接続された内部電源線34と、器具本体33に隣接して配置された接続ボックス(第2の容器)35と、器具本体33および接続ボックス35に内部電源線34を貫通させる貫通手段36とを備えている。さらに、照明器具3は、ランプ2の照射方向(図1のZ軸方向)に設けられた透光性部材37と、透光性部材37を保持する保持枠38とを備えている。照明器具3の周囲には、水が常時または一時的に存在する。
【0021】
点灯装置32は、ランプソケット31に装着されたランプ2に電力を供給してランプ2を点灯させる。
【0022】
器具本体33は、例えばステンレス鋼板などで有底円筒状に形成された部材である。具体的には、器具本体33は、円盤状の底面部331と、底面部331の周縁から上方へ延びて設けられた円筒状の側面部332と、側面部332の上端縁から外方へ延設された外鍔部333とを一体に備えている。器具本体33の上面には円形状の開口が形成されている。器具本体33には、ランプ2とランプソケット31と点灯装置32とが収納されている。器具本体33は、地中8に埋設された埋込ボックス4に装着されている。
【0023】
接続ボックス35は、例えばステンレス鋼板などで形成され、器具本体33の下方に接して配置されている。接続ボックス35は、器具本体33の底面部331に密接する矩形状の上面部351と、上面部351の周縁から下方へ延びて設けられた筒状の側面部352とを一体に備えている。上面部351および側面部352は、上方および側方を隙間なく覆って密閉している。これにより、接続ボックス35は、接続ボックス35の周囲に水が存在する場合に空気が残留する空気溜り領域5を内部に形成する。また、接続ボックス35の上方および側方が気密になっているから、空気溜り領域5の空気は逃げ場がない。したがって、接続ボックス35の周囲に水が存在しているか否かにかかわらず、空気溜り領域5は常に空気で満たされている。
【0024】
また、接続ボックス35の下側から後述の電源ケーブル6を引き込むことができるように、接続ボックス35の下面には開口が形成されている。電源ケーブル6が引き込まれた後、電源ケーブル6および接続部分7が垂れ下がらないように、接続ボックス35には、側面部352の下端より上方の位置に底板353が着脱自在に設けられている。
【0025】
貫通手段36は、器具本体33と接続ボックス35との間で内部電源線34を貫通させるために設けられている。本実施形態の貫通手段36は、器具本体33側に設けられた第1の貫通部材361と、接続ボックス35側に設けられた第2の貫通部材362とから構成されている。第1の貫通部材361および第2の貫通部材362は、いずれもパッキン(図示せず)が収納された金具であり、内部電源線34の外周に隙間ができない構造になっている。すなわち、貫通手段36は、器具本体33の内部と接続ボックス35の内部との間での空気の流通を遮断して器具本体33および接続ボックス35に内部電源線34を貫通させる。器具本体33および接続ボックス35での内部電源線34の貫通部は、第1の貫通部材361および第2の貫通部材362によって工場での組立時に密閉状態にされている。
【0026】
内部電源線34は、電源ケーブル6との接続部分7を空気溜り領域5に有している。電源ケーブル6は、外部電源(図示せず)に電気的に接続された外部電源線である。外部電源は、例えば商用電源などである。電源ケーブル6は、埋込ボックス4の外部ではケーブル保護管61で保護されている。
【0027】
透光性部材37は、例えば強化ガラスなどで円盤状に形成されたガラスカバーであり、器具本体33の開口を覆うように設けられている。ランプ2の光は、透光性部材37を通して外部に放射される。
【0028】
保持枠38は、例えばステンレス鋼板などで円環状に形成された部材であり、取付ねじ382が挿通される円形状のねじ挿通孔383が4つ形成されている。4つのねじ挿通孔383,383,……は、保持枠38の周方向に離間して形成されている。取付ねじ382をナット384に螺合させることによって、保持枠38が器具本体33に取り付けられる。この状態で、保持枠38は、上下方向(図1のZ軸方向)において、器具本体33との間に透光性部材37の周部を保持する。保持枠38と器具本体33との間には防水パッキン381が挟装されている。ランプ2の交換および保守点検は、保持枠38および透光性部材37を器具本体33から外して行うことができる。
【0029】
以上の説明より、本実施形態の照明装置1は、照明器具3において、器具本体33と接続ボックス35との間での空気の流通を遮断して器具本体33および接続ボックス35に内部電源線34を貫通させ、周囲に水が存在しても空気が残留する空気溜り領域5を接続ボックス35の内部に形成し、さらに、内部電源線34と電源ケーブル6との接続部分7を空気溜り領域5に有している。これにより、ランプ2の点灯および消灯によって器具本体33の内部の空気が収縮しても、空気溜り領域5の空気が器具本体33へ入りにくいので、接続ボックス35の周囲に水が存在する場合であっても、空気溜り領域5の体積が小さくなることを抑制できる。すなわち、雨などで照明器具3と埋込ボックス4との間に水が溜まっている場合であっても、空気溜り領域5の体積が小さくなることを抑制できる。その結果、接続ボックス35の下側の水面が側面部352の下面より上側へ上がることがなく、接続部分7を浸水させにくくすることができるから、水が接続部分7から内部電源線34の内部を通って器具本体33へ入ることを抑制できる。また、本実施形態の照明装置1では、内部電源線34を貫通させる部分を通って接続ボックス35から器具本体33へ水が入ることも抑制できる。上記より、本実施形態の照明装置1では、照明器具3の周囲に溜まった水を逃がすための排水手段が不要である。
【0030】
さらに、本実施形態の照明装置1は、照明器具3において、接続ボックス35が下方に開口していることによって、電源ケーブル6を接続ボックス35の外部から内部へ引き回しやすくすることができる。また、空気溜り領域5は接続ボックス35の内部の上側に形成されるので、接続ボックス35が下方に開口していても、使用時において接続ボックス35の空気溜り領域5を保持することができ、接続部分7が浸水することを抑制できる。
【0031】
本実施形態の照明装置1では、器具本体33の内部に電源ケーブル6が引き込まれていない。これにより、電源ケーブル6の種類(太さ・形状・材質)および施工レベルの制限がなくなり、適合外の電源ケーブル6が用いられたり、樹脂材料・ケーブル材料が劣化したりしても、器具本体33の内部が浸水することを抑制できる。その結果、周囲に水が常時または一時的に存在する場所に設置される照明装置1に対し、安価で信頼性の高い防水構造を実現することができる。
【0032】
(実施形態2)
実施形態2に係る照明装置1は、図2に示すように、接続ボックス35が上方および側方だけではなく下方も密閉されている点で、実施形態1に係る照明装置1(図1参照)と相違する。なお、実施形態1の照明装置1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】
本実施形態の接続ボックス35は、開口が形成された本体部354と、本体部354の開口を塞ぐ側板355とを備えている。本体部354は、器具本体33の底面部331に密接している。本実施形態では、接続ボックス35での電線接続作業を行いやすくするために、側板355が本体部354に対して着脱自在になっている。側板355は、密閉性を確保するためにパッキン(図示せず)を介して本体部354に固定される。なお、実施形態1の接続ボックス35(図1参照)と同様の機能については説明を省略する。
【0034】
また、本実施形態の接続ボックス35は、密閉性をより高めるために、本体部354の底面にケーブルグランド356が装着されている。ケーブルグランド356を通って電源ケーブル6が接続ボックス35の内部へ引き込まれる。
【0035】
このような本実施形態の接続ボックス35は、器具本体33に密接した状態で、本体部354および側板355によって内部を隙間なく覆って密閉している。これにより、接続ボックス35は、空気溜り領域5を内部に形成することができる。また、接続ボックス35の内部が気密になっているから、空気溜り領域5の空気は逃げ場がない。したがって、接続ボックス35の周囲に水が存在しているか否かにかかわらず、空気溜り領域5は常に空気で満たされている。
【0036】
本実施形態の貫通手段36は、器具本体33側に設けられた第1の貫通部材361のみで構成されている。器具本体33と接続ボックス35とが密接しているから、本実施形態の貫通手段36であっても、器具本体33の内部と接続ボックス35の内部との間での空気の流通を遮断して器具本体33および接続ボックス35に内部電源線34を貫通させることができる。なお、実施形態1の貫通手段36(図1参照)と同様の機能については説明を省略する。
【0037】
本実施形態の照明装置1においても、実施形態1の照明装置1(図1参照)と同様に、ランプ2の点灯および消灯によって器具本体33の内部の空気が収縮しても、空気溜り領域5の空気が器具本体33へ入りにくいので、接続ボックス35の周囲に水が存在する場合であっても、空気溜り領域5の体積が小さくなることを抑制できる。その結果、内部電源線34と電源ケーブル6との接続部分7を浸水させにくくすることができるから、水が接続部分7から内部電源線34の内部を通って器具本体33へ入ることを抑制できる。
【0038】
(実施形態3)
実施形態3に係る照明装置1は、図3に示すように、接続ボックス35が器具本体33の側方に配置されている点で、実施形態1に係る照明装置1(図1参照)と相違する。なお、実施形態1の照明装置1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0039】
本実施形態の照明装置1は、埋込ボックス4を備えていない構成であり、照明器具3が直接、地中8に埋設される。
【0040】
本実施形態の器具本体33は、略円錐台形筒状に形成され、下側の開口を取付板39で閉じるように、取付板39に固定されている。なお、実施形態1の器具本体33(図1参照)と同様の機能については説明を省略する。
【0041】
本実施形態の接続ボックス35は、器具本体33の側方に配置されている。接続ボックス35は、矩形状の上面部351と、上面部351の周縁から下方へ延びて設けられた筒状の側面部352とを一体に備えている。上面部351および側面部352は、上方および側方を隙間なく覆って密閉している。これにより、接続ボックス35は、接続ボックス35の周囲に水が存在しても空気が残留する空気溜り領域5を内部に形成する。また、接続ボックス35の上方および側方が気密になっているから、空気溜り領域5の空気は逃げ場がない。したがって、接続ボックス35の周囲に水が存在しているか否かにかかわらず、空気溜り領域5は常に空気で満たされている。なお、実施形態1の接続ボックス35(図1参照)と同様の機能については説明を省略する。
【0042】
側面部352の一部には、内部電源線34を接続ボックス35に導入しやすいように切り欠き357が形成されている。内部電源線34が電源ケーブル6に接続された後、電源ケーブル6および接続部分7が垂れ下がらないように、接続ボックス35には、切り欠き357より上方の位置に底板353が着脱自在に設けられている。なお、本実施形態では、内部電源線34が電源ケーブル6に接続された後、接続部分7が接続ボックス35で被せられた構造になっている。
【0043】
本実施形態の貫通手段36は、器具本体33側に設けられた第1の貫通部材361のみで構成されている。本実施形態の貫通手段36であっても、器具本体33の内部と接続ボックス35の内部との間での空気の流通を遮断して器具本体33および接続ボックス35に内部電源線34を貫通させることができる。なお、実施形態1の貫通手段36(図1参照)と同様の機能については説明を省略する。
【0044】
本実施形態の照明装置1においても、実施形態1の照明装置1(図1参照)と同様に、ランプ2の点灯および消灯によって器具本体33の内部の空気が収縮しても、空気溜り領域5の空気が器具本体33へ入りにくいので、接続ボックス35の周囲に水が存在する場合であっても、空気溜り領域5の体積が小さくなることを抑制できる。その結果、内部電源線34と電源ケーブル6との接続部分7を浸水させにくくすることができるから、水が接続部分7から内部電源線34の内部を通って器具本体33へ入ることを抑制できる。
【0045】
なお、各実施形態の照明装置1は、地中8に設置されることに限定されず、水中に設置されてもよい。
【符号の説明】
【0046】
1 照明装置
2 ランプ
3 照明器具
32 点灯装置
33 器具本体(第1の容器)
34 内部電源線
35 接続ボックス(第2の容器)
351 上面部(外郭部)
352 側面部(外郭部)
354 本体部(外郭部)
355 側板(外郭部)
36 貫通手段
5 空気溜り領域
6 電源ケーブル(外部電源線)
7 接続部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプおよび点灯装置が収納された第1の容器と、
前記第1の容器の内部で前記点灯装置に電気的に接続された内部電源線と、
前記第1の容器に隣接して配置された第2の容器と、
前記第1の容器の内部と前記第2の容器の内部との間での空気の流通を遮断して前記第1の容器および前記第2の容器に前記内部電源線を貫通させる貫通手段とを備え、
前記第2の容器は、上方および側方を覆う外郭部を有し、当該第2の容器の周囲に水が存在する場合に空気が残留する空気溜り領域を内部に形成し、
前記内部電源線は、外部電源に電気的に接続された外部電源線と接続するための接続部分を前記空気溜り領域に有する
ことを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記第2の容器は、前記第1の容器の底面に密接して配置されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】
前記第2の容器は、前記第1の容器の側方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項4】
前記第2の容器は、下方に開口することを特徴とする請求項2または3記載の照明器具。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明器具と、
前記照明器具から電力が供給されると点灯するランプと
を備えることを特徴とする照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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