説明

照明器具

【課題】口金に指が触れるのを防止すると共に器具効率の低下を招く事がないようにする。
【解決手段】ランプ30と、有底筒状のソケット本体41に前記ランプ30の外球31の端部に固着された口金32を螺合する筒状の受金42を内設したランプソケット40と、前記ランプソケット40が挿通され、前記ランプソケット40に装着されたランプ40から放射される光を反射する反射鏡8とを照明器具本体3に収容してなる照明器具1において、前記ソケット本体41は、その先端部49を、少なくとも前記受金42に螺合した前記ランプ30の封止部35を覆う位置まで、外径R1を等しくしたまま延出させて形成した延出部51を有する指進入防止部50を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプの口金をねじ込んで固定するランプソケットを備えた照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、発光管を封止した外球に、例えばE39型等のエジソンタイプの口金を固着してなる、いわゆる、ねじ込み型のランプが広く用いられている。この種のランプを装着するランプソケットは、一般に、有底筒状のソケット本体を有し、このソケット本体に口金に螺合する受金を内設して構成されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【特許文献1】実開平6−17174号公報
【特許文献2】特開2005−347070号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、例えば特許文献1に示すように、ランプをランプソケットに装着した場合、ランプの口金がソケット本体から露出する、という問題がある。ランプの口金がソケット本体から露出すると、口金に指などが触れ易く感電の危険性がある。
この問題を解消するために、例えば、図7に示すような構成のランプソケット100が考えられ得る。すなわち、このランプソケット100は、ランプ200の口金201が螺合する受金102が内設されたソケット本体101を有し、このソケット本体101の先端部に、ランプ200の外球203の周囲を覆う覆い部150を設け、この覆い部150により、ランプ200の口金201に指(図示例では試験指S)が触れるのを防止することが考えられる。
しかしながら、かかる構成においては、覆い部150がソケット本体101の径方向に突出するため、ランプ200から反射鏡300に向かう光Lがソケット本体101の覆い部150により遮蔽され、器具効率の低下を招く、といった問題がある。
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、口金に指が触れるのを防止すると共に器具効率の低下を招く事のないランプソケットを備えた照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、ランプと、有底筒状のソケット本体に前記ランプの外球の端部に固着された口金を螺合する筒状の受金を内設したランプソケットと、前記ランプソケットが挿通され前記ランプソケットに装着されたランプから放射される光を反射する反射鏡とを照明器具本体に収容した照明器具において、前記ソケット本体は、その先端部を、少なくとも前記受金に螺合した前記ランプの封止部を覆う位置まで、外径を等しくしたまま延出させて形成した延出部を有する指進入防止部を備えることを特徴とする。
【0006】
また本発明は、上記発明において、前記延出部の内径が先端部に向かって拡径するように前記延出部の内周面をテーパ形状に形成したことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記発明において、ソケット本体の内部底面に、前記ランプの口金の先端に設けられた先端接点に接触する中央接触子を設けると共に、当該中央接触子が前記ランプの先端接点に押されたときに当接し前記ランプの挿入を規制する戸当凸部を前記内部底面に設け、前記戸当凸部が、前記ランプの外球を前記ソケット本体の先端部に接触させない位置で、前記ランプの挿入位置を規制することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、指進入防止部により、ソケット本体の先端部と外球との間の隙間が狭まるため、ランプが装着された状態においては、指がランプの口金に触れることが防止されると共に、ソケット本体の先端部を、外径を等しくしたまま延出させた延出部により上記指進入防止部を形成したため、この指進入防止部がソケット本体の径方向に突出することがない。これにより、指進入防止部により反射鏡に向かうランプの光が遮られることがなく、器具効率の低下が防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る照明器具1の構成を示す断面図である。
この図に示す照明器具1は、例えば屋外型の道路灯として用いられるものであり、道路の路肩などに立設されるポール2の先端部2Aに固定される。具体的には、照明器具1の器具本体3を有し、この器具本体3の後側部に上記ポール2の先端部2Aが挿入され、この先端部2Aが複数の六角ボルト4により器具本体3に固定されている。
【0010】
器具本体3は、下面を開口した平面略楕円状をなし、この器具本体3の下側に、器具本体3と同じ材料(例えばアルミダイキャスト)からなる枠体5が取り付けられている。この枠体5は、その後端部がヒンジ体6により器具本体3に回動自在に連結されていると共に、先端部にラッチ7により係脱可能に器具本体3に係止されている。そして、このラッチ7の操作部7Aを回動操作することにより、ラッチ7の係合が外れて枠体5が回動し、器具本体3の下面を開口できるようになっている。
【0011】
器具本体3の前側部には、下面を開口した略球面状をなす反射鏡8が設けられているとともに、枠体5には、この反射鏡8の開口を覆うようにして、上面を開口した略球面状をなす硬質ガラス製のグローブ9が設けられている。そして、このグローブ9の周縁部と、反射鏡8の周縁部との間には、環状をなすシリコンゴム製のパッキング10が挟持され、反射鏡8の内部に雨水が侵入しないように液密に保持されている。
【0012】
さらに、反射鏡8の後部に形成された挿通孔11を挿通する状態で、ランプソケット40が取り付けられている。このランプソケット40は、図示せぬ電線を介して端子台12に接続され、さらに、この端子台12から、ポール2の内部の図示しない安定器や結線ボックスなどを経由して、地中などに設置された電源線に接続されている。
【0013】
ランプソケット40には、例えばナトリウムランプ等のランプ30が装着されている。ランプ30は、内部に発光管を封止する、硬質ガラスから形成されたBT形の外球31と、この外球31の一端部に設けられた、例えばE39型等のエジソンタイプの口金32とを有している。口金32の外周には螺旋溝が形成されており、この口金32をランプソケット40にねじ込むようにして装着する。なお、ランプ30としては、エジソンタイプの口金32を有するものであればナトリウムランプの他にも、水銀ランプやメタルハライドランプ、或いは、ガラス球にフィラメントを封止してなる白熱電球を用いても良いことは勿論である。
【0014】
図2はランプ30が装着されたランプソケット40を拡大して示す図であり、図3はランプ30が装着されていない状態のランプソケット40を拡大して示す図である。
ランプソケット40は、例えば磁器等の絶縁性を有する有底筒状のソケット本体41を有し、このソケット本体41の内周部に、口金32の螺条と螺合する螺条が形成された筒状の受金42が設けられており、この受金42にランプ30の口金32をねじ込んで装着される。
【0015】
また、ソケット本体41の底部には絶縁材からなる端子壁43が形成されており、受金42は、端子壁43の裏面に設けた正又は負極用の図示せぬ端子台に、同じく図示せぬビスを介して接続されており、受金42に差し込まれたランプ30の口金32の周面接点が、受金42を介して、その端子台に導通するようになっている。
なお、この受金42は、端子壁43を貫通して、上記の端子台に接続するビス及び当て金(共に図示せず)によって端子壁43に固定されているとともに、同じく、その端子壁43を貫通する別のビス及び当て金(共に図示せず)によっても、端子壁43に固定されている。
【0016】
また、端子壁43には、ランプ30の口金32の先端に設けられた先端接点(アイレットとも呼ばれる)33に対応する中央接触子46が設けられている。この中央接触子46は、その根元部46Aが、ビス45により端子壁43に固定されており、口金32の先端接点33に接する先端部46Bに向かうにつれて、端子壁43から離れて、ソケット本体41の開口である差込口60側に立ち上がるように設けられている。このため、その中央接触子46自体が板バネのように作用して弾性を有しており、これに接触するランプ30の口金32を差込口60側へ付勢するようになっている。また、中央接触子46の根元部46Aは、端子壁43の裏面に設けた、上記の端子台の極と異なる極の端子台44にビス45を介して接続されており、受金42に差し込まれたランプ30の口金32の先端接点33が、その中央接触子46の先端部46Bに接触して、端子台44に導通するようになっている。
【0017】
さらに、中央接触子46と端子壁43との間には、コイルバネ47を介在させており、口金32の先端接点33で中央接触子46を押さえると、そのコイルバネ47を介して中央接触子46を口金32側に付勢するようになっており、これにより、口金32の先端接点33と中央接触子46の接触を確実にしている。このコイルバネ47は、端子壁43側の底部から差込口60側の先端部へと向かうにつれてその巻き径が細くなる形状を成しており、その底部は、コイルバネ47中央の中空部が端子壁43に形成された突部48に嵌められて、外れにくいようになっている。
【0018】
ここで、図2に示すように、ランプ30の外球31の端部は、この端部よりも縮径した口金32に接続されてネック(首)部34が形成され、また、このネック部34には、モリブテン箔等の金属箔が固着された封止部35が設けられている。
ソケット本体41の先端部49は、少なくともランプ30の封止部35を覆い、ネック部34を形成する外球31の端部との間に若干の隙間ができる程度にまで、外径R1(図1参照)を等しくしたまま延出した延出部51を有し、この延出部51により指進入防止部50が形成されている。この延出部51は、その内径がソケット本体41の先端部49に近づくにしたがって次第に拡径するように、その内周面51Aがテーパ状に形成されている。
【0019】
したがって、上記指進入防止部50により、ランプ30がランプソケット40に装着された状態においては、ソケット本体41の先端部49と外球31との間の隙間が狭まるため、ランプソケット40の差込口60に試験指Sが入ることが阻止され、指が口金32に触れることが確実に防止される。
【0020】
さらに、上記指進入防止部50は、筒状のソケット本体41の側壁を高さ方向に延出させた延出部51により形成されているため、この指進入防止部50が径方向に突出する事がない。特に、本実施形態のランプソケット40においては、前掲図1に示すように、少なくとも反射鏡8の中に進入する部分の外径R1が、ランプ30の外球31の最大外径R2以内に収まる寸法に形成されている。したがって、前掲図7に示して説明したランプソケット100の構成に比べ、ランプ30から放射された光Lがランプソケット40の指進入防止部50に遮蔽されることがない。また、これにより、ランプソケット40近傍の反射鏡8の反射面にて反射される光Lは、鉛直角又は/及び水平角が比較的大きな方向に向かうため、この光Lがランプソケット40により遮蔽されない構成とすることで、照明器具1の照明効率の低下を防止することは勿論のこと、さらに、照明器具1から遠方方向の照明が可能となる。
【0021】
さらに詳細には、本実施形態の照明器具1の器具効率、及び、道路を照明したときの照明率のそれぞれは、この照明器具1のランプソケット40の代わりに前掲図7に示したランプソケット100を採用した構成の照明器具の照明効率及び照明率に比べて数パーセント程度向上することが発明者らの実験により示されており、照明エリアに対する照明効率の点における本実施形態の照明器具1及びランプソケット40の優位性は明らかである。
【0022】
また、指進入防止部50の延出部51の内周面51Aが、先端部49に向かって拡径するテーパ状に形成されているため、ランプ30をランプソケット40に装着する際に、ランプ30がランプソケット40の中心線に対して若干傾いて装着されたとしても、ランプ30の外球31、特に、外球31のネック部34近傍がランプソケット40の指進入防止部50に接触してしまう事が防止可能となっている。
【0023】
ところで、筒状のソケット本体41の側壁を高さ方向に延出させて上記指進入防止部50を形成し、ソケット本体41の先端部49とランプ30の外球31との間の隙間を狭めているため、ランプ30をランプソケット40に装着する際に、過度のねじ込み力をもってランプ30をねじ込むと、ランプ30の外球31がソケット本体41の先端部49に突き当たり、傷が付いたりヒビが入る等の破損の恐れがある。
そこで、本実施形態においては、ランプ30の口金32の先端接点33との導通を図るための中央接触子46によって、上記ランプ30の装着時における過度の挿入を規制する構成とされている。
【0024】
図4は中央接触子46を拡大して示す図であり、図4(A)はランプ30が装着されていない状態を、図4(B)はランプ30が装着された状態を示している。
上記のように、中央接触子46には、口金32の先端接点33に接する先端部46Bが設けられており、この先端部46Bは、コイルバネ47の先端部が嵌り込むように上側に若干凹んだ形状に形成されると共に、この先端部46Bのさらに最先端部には、ランプ30の装着時に中央接触子46が下側に押されたときに、端子壁43に立設した戸当凸部43Aに当接する当接部46Cが形成されている。
【0025】
上記戸当凸部43Aはコイルバネ47に並設され、当該コイルバネ47よりも低い高さに形成されている。図4(A)に示すように、戸当凸部43Aの高さ位置Xは、ランプ30をランプソケット40にねじ込んだときに該ランプ30の装着が完了する最小ねじ込み位置X1と、ランプ30の外球31の下端部がランプソケット40の先端部49に当接する最大ねじ込み位置X2との間に、位置するように形成されている。なお、ランプ30の装着が完了する最小ねじ込み位置X1とは、ランプソケット40へのランプ30のねじ込みにより、コイルバネ47や中央接触子46にランプ30を押し上げる付勢力が生じ、この付勢力によってランプ30の口金32とランプソケット40の受金42との間に、ランプ30の抜け落ちが防止される程度の十分な摩擦力が生じ始める位置である。
【0026】
このような戸当凸部43Aを端子壁43に立設し、また、この戸当凸部43Aに当接する当接部43Cを中央接触子46に設けたため、ランプ30をランプソケット40に装着する際には、比較的大きなねじ込み力をもってランプ30がねじり込まれたとしても、図4(B)に示すように、中央接触子46の当接部46Cが戸当凸部43Aの上端に当接し、それ以上のランプ30の挿入が規制されることとなり、ランプ30の過度の挿入が確実に防止される。
【0027】
以上説明したように、本実施形態によれば、ソケット本体41の先端部49を、少なくとも受金42に螺合したランプ30の封止部35を覆う位置まで、外径R1を等しくしたまま延出させて形成した延出部51を有する指進入防止部50を備える構成としたため、この指進入防止部50により、ソケット本体41の先端部49とランプ30の外球31との間の隙間が狭まり、ランプ30が装着された状態においては、指がランプ30の口金32に触れることが防止される。
さらに、ソケット本体41の先端部49を、外径R1を等しくしたまま延出させた延出部51により上記指進入防止部50を形成したため、この指進入防止部50がソケット本体41の径方向に突出することがない。これにより、反射鏡8に向かうランプ30の光Lが遮られることがなく、器具効率の低下が防止できる。
【0028】
また、本実施形態によれば、指進入防止部50の延出部51の内周面51Aが、先端部49に向かって拡径するテーパ状に形成されているため、ランプ30をランプソケット40に装着する際に、ランプ30がランプソケット40の中心線に対して若干傾いて装着されたとしても、ランプ30の外球31、特に、外球31のネック部34近傍がランプソケット40の指進入防止部50に接触してしまう事が防止される。
【0029】
さらに、本実施形態によれば、ソケット本体41の内部底面を構成する端子壁43に、ランプ30の口金32の先端に設けられた先端接点33に接触する中央接触子46を設けると共に、当該中央接触子46がランプ30の先端接点33に押されたときに当接しランプ30の挿入を規制する戸当凸部43Aを端子壁43に設け、この戸当凸部43Aが、ランプ30の外球31をソケット本体41の先端部49に接触させない位置で、ランプ30の挿入位置を規制する構成としたため、ランプ30をランプソケット40に装着する際に、比較的大きなねじ込み力をもってランプ30がねじり込まれたとしても、中央接触子46が戸当凸部43Aの上端に当接することで、ランプ30の過度の挿入が確実に防止される。
【0030】
<第2実施形態>
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。
上述した第1実施形態では、ランプソケット40が器具本体3に予め内設された照明器具1について説明したが、本実施形態では、ランプソケット40が器具本体から着脱自在に構成された照明器具70について説明する。
図5は本実施形態に係る照明器具70の構成を示す断面図であり、図6は照明器具70の全体構成を示す斜視図である。
照明器具70の器具本体71は、下面を開口した平面略円形状をなすカップ形状に形成されており、その内面が反射面71Aとして構成され、また、器具本体71の下面開口には前面ガラス72が嵌め込まれている。
【0031】
器具本体71には、第1実施形態にて説明したランプソケット40が挿通される挿通孔73が形成されると共に、器具本体71の外側から筒状の支持具75が挿通孔73に連通状態に結合されており、ランプ30Aを装着したランプソケット40を支持具75に挿入し、光源筒蓋76で支持具75を閉じることで当該ランプソケット40が器具本体71に取り付けられる。
【0032】
上記ランプ30Aは、略筒状の外球31Aの端部に口金32を固着して構成されており、筒状の外球31Aの外径R3に対してランプソケット40の外径R1が略同程度になされており、第1実施実施形態と同様に、ランプソケット40の指進入防止部50によって、反射面71Aに向かうランプ30Aの光が遮られることがなく、器具効率の低下が防止されている。なお、該ランプソケット40の外径R1を、ランプ30Aの外球31Aと同程度とする場合には、このランプ30Aから反射面71Aに向かう光をランプソケット41が遮蔽しない限りにおいて、上記ランプソケット40の外径R1がランプ30Aの外球31Aの外径R2よりも若干大きくても良いことは勿論である。
【0033】
さらに、本実施形態によれば、上記第1実施形態で説明した効果に加え、ランプ30Aを着脱する際に、ランプソケット40を挿入するための挿通孔73として、ランプ30Aが挿通可能な程度の径の孔を反射面71Aに形成すれば良いため、挿通孔73の径を必要最小限とすることができ、反射面71Aの面積が挿通孔73によって不要に削られることがない。
【0034】
なお、上述した第1及び第2実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば上述した各実施形態では、ランプソケット40のソケット本体41を、全体が同じ径の筒状としたが、これに限らない。すなわち、少なくとも反射鏡8或いは反射面71Aの内側に進入する部分の外径のみを、ランプ30、30Aの外球31、31Aの外径と略同程度、或いは、それ以下とする構成であれば、ランプ30、30Aから反射鏡8或いは反射面71Aに向かう光を遮蔽することがないため、これら反射鏡8或いは反射面71Aの外側に出る部分においては、ランプ30、30Aの外球31、31Aの外径よりも大きな形状であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第1実施形態に係る照明器具の断面図。
【図2】ランプが装着された状態のランプソケットを示す図。
【図3】ランプが装着されていない状態のランプソケットを示す図。
【図4】中央接触子を拡大して示す図であり、(A)はランプが装着されていない状態を、(B)はランプが装着された状態を示す。
【図5】本発明の第2実施形態に係る照明器具の断面図。
【図6】同照明器具の外観を示す図。
【図7】本発明の参考例を示す図。
【符号の説明】
【0036】
1、70 照明器具
3、71 器具本体
8 反射鏡
30、30A ランプ
30A ランプ
31、31A 外球
32 口金
33 先端接点
34 ネック部
35 封止部
40 ランプソケット
41 ソケット本体
42 受金
43A 戸当凸部
43C 当接部
46 中央接触子
49 先端部
50 指進入防止部
51 延出部
51A 内周面
71A 反射面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプと、有底筒状のソケット本体に前記ランプの外球の端部に固着された口金を螺合する筒状の受金を内設したランプソケットと、前記ランプソケットが挿通され前記ランプソケットに装着されたランプから放射される光を反射する反射鏡とを照明器具本体に収容した照明器具において、
前記ソケット本体は、その先端部を、少なくとも前記受金に螺合した前記ランプの封止部を覆う位置まで、外径を等しくしたまま延出させて形成した延出部を有する指進入防止部を備えることを特徴とする照明器具。
【請求項2】
請求項1に記載の照明器具において、
前記ランプソケットの前記延出部の内径が先端部に向かって拡径するように前記延出部の内周面をテーパ形状に形成したことを特徴とする照明器具。
【請求項3】
請求項1又は2のいずれかに記載の照明器具において、
前記ソケット本体の内部底面に、前記ランプの口金の先端に設けられた先端接点に接触する中央接触子を設けると共に、当該中央接触子が前記ランプの先端接点に押されたときに当接し前記ランプの挿入を規制する戸当凸部を前記内部底面に設け、
前記戸当凸部が、前記ランプの外球を前記ソケット本体の先端部に接触させない位置で、前記ランプの挿入位置を規制することを特徴とする照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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