説明

照明器具

【課題】器具本体を解体することなく、LED基板の交換が容易に行える照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具は、樹脂製の器具本体1及びカバー4と、器具本体1及びカバー4により形成される収納領域に収納されるLED基板2及び電源基板3とを備える。器具本体1には、器具本体1の前面に開口する挿入口12を通して、各基板2、3の器具本体1内部への挿入をガイドするガイド溝13が設けられている。ガイド溝13には、器具本体1に埋設された導電板15とともに電路を形成する給電用端子15が設けられている。各基板2、3をガイド溝13によりガイドさせて器具本体1に収納すると、各基板2、3に設けられた被接触部22、32が給電用端子15と接触し、電源基板3からの電力がLED基板2に供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LEDを光源とする照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、小型化及び長寿命化が可能な光源装置として、LED(発光ダイオード)を光源に用いた照明器具が提供されている。また、青色及び白色LEDが実用され白色の光をLEDで得られるようになったことから、スポット照明などの照明器具においても光源としてLEDを利用したものが提供されている。
【0003】
ところで、白色LEDにおいて高い光出力を得ようとすると、白色LEDの温度が高温になり、白色LEDのベアチップを覆う樹脂の劣化が急速に進み、光出力が低下してしまうという問題があった。
【0004】
そこで、電源回路を含めたLED部分をモジュール化して交換可能とし、光出力が低下したLEDモジュール(LED基板)を交換することで、光出力の低下に対応した照明器具が考えられている(例えば、特許文献1)。
【0005】
特許文献1に記載の照明器具は、複数のLEDを表面に実装したLED基板と、商用電源からの電力を給電する給電電線に接続された接続器とを備えており、LED基板の発光面に配置されるレンズとともに、器具カバーと器具本体とで構成されたケースの内部に収納されている。ここで、LED基板は接続器の接続端子に着脱自在に接続されており、必要に応じてLED基板を接続端子から取り外すことで、LED基板の交換を可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−59331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載された照明器具においては、LED基板を交換しようとすると、器具カバー及び器具本体を造営面から取り外して解体する必要があり、また、LED基板を接続端子から脱着するため、非常に手間のかかる作業であった。
【0008】
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、器具本体を解体することなく、LED基板の交換が容易に行える照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、光源としてLEDが実装され、表面に前記LEDの点灯電力を受電するための被接触部が設けられた略板状のLED基板と、前記LED基板の動作電力を供給する給電回路が実装され、表面に前記被接触部が設けられた略板状の電源基板と、表面に開口する挿入口を通して内部に挿入される前記各基板をガイドするガイド溝を有する器具本体とを備え、前記器具本体は、前記各基板が内部に挿入された状態で前記被接触部と当接して、前記電源基板からLED基板への給電路を形成する接触部を有することを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明では、請求項1記載の発明において、前記器具本体は、前記LED基板及び前記電源基板がそれぞれ挿入される前記挿入口が別個に設けられたことを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明では、請求項1又は2の何れか一項に記載の発明において、前記器具本体は、前記被接触部を前記ガイド溝の内側に有し、前記接触部は、前記器具本体に挿入された状態で前記ガイド溝と当接する部位に設けられたことを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明では、請求項3記載の発明において、前記接触部は弾性を有し、前記接触部に自身を押し付けて電気的に接続することを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明では、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、前記器具本体は、前記各基板に設けられた係止手段と係止することで、前記基板を器具本体の内部に保持する保持手段が設けられたことを特徴とする。
【0014】
請求項6の発明では、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、前記器具本体は、取出し操作に応じて、前記基板を器具本体の外側に押し出す取出手段を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の発明によれば、器具本体の挿入口からLED基板及び電源基板を抜き差しすることができるので、各基板を交換する際に器具本体を解体する必要が無くなり、各基板の交換にかかる手間を軽減することができる。また、各基板に設けた被接触部と器具本体に設けた接触部が接触することで、電源基板からLED基板への給電路を形成して給電が行われるので、電源基板とLED基板の配線作業を行う必要が無くなり、各基板の交換を容易に行うことができる。またLED基板と電源基板を個別に交換することができる。
【0016】
請求項2の発明によれば、LED基板と電源基板とを挿入する挿入口を別個に設けることで、個々の基板を交換する際に他の基板への影響を低減でき、より安全に各基板の交換を行うことができる。
【0017】
請求項3の発明によれば、ガイド溝に基板を挿入すれば接触部と被接触部とが接触して給電が行われるので、基板を取り付ける為の構造とは別に給電の為の構造を設ける必要が無い。
【0018】
請求項4の発明によれば、弾性を有する接触部により被接触部が押し付けられるので、接触部と被接触部との接触強度が高まり、より安定して電力の受給電を行うことができる。
【0019】
請求項5の発明によれば、器具本体に設けた保持部によって、基板は挿入された状態で保持されるので、基板が不用意に器具本体の外側に抜け出ることを防止することができる。
【0020】
請求項6の発明によれば、取出手段により基板が器具本体の外側に押し出されるので、容易に基板を器具本体から取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本実施の形態にかかる照明器具を示す分解斜視図である。
【図2】同照明器具を示す断面図である。
【図3】同照明器具を構成するLED基板を示す図であり、(a)は取付時における上側、(b)は同下側を示している。
【図4】同照明器具を構成する電源基板を示す図であり、(a)は取付時における上側、(b)は同下側を示している。
【図5】同照明器具の要部を示す概略斜視図である。
【図6】同照明器具の要部を示す概略断面図である。
【図7】同照明器具の要部を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、図2における上下左右を照明器具の上下左右とし、図2において紙面と垂直な方向を照明器具の前後方向として説明を行う。
【0023】
本実施の形態にかかる照明器具は、商用電源からの電力供給を受けて動作し、下方側を照明領域とし、天井などの造営面に配設されて使用される。また本実施の形態にかかる照明器具は、図1に示すように、樹脂製の器具本体1及びカバー4と、器具本体1及びカバー4により形成される収納領域に収納されるLED基板2及び電源基板3と、器具本体1の下側側面に取り付けられたレンズ5とを備える。
【0024】
器具本体1は、略楕円柱状に形成されており、その内部にLED基板2及び電源基板3をそれぞれ別個に収納可能な収納空間11a、11bを有し、器具本体1の前面から各基板2、3を各収納空間11a、11bに挿入するための挿入口12a、12bが開口している。器具本体1の下側に設けられた収納空間11a及び挿入口12aにはLED基板2が挿入され、上側に設けられた収納空間11b及び挿入口12bには電源基板3が挿入される。
【0025】
また器具本体1は、下側側面の周囲が他の部位よりも外側に突出した鍔部14が設けられるとともに、下側側面の中央に収納空間11aと連通し、収納空間11aに収納されたLED基板2からの光を下方側に照射するための開口部が設けられ、円盤状に形成された凸レンズからなるレンズ5が取り付けられている。これにより、LED基板2からの光は、開口部を通じてレンズ5に入射され、レンズ5によって拡散されて器具本体1の下方側を照明する。
【0026】
各収納空間11(11a、11b)の内側には、上下方向の幅が各基板2、3の厚みよりもやや大きい長さに設定され、各基板2、3を収納空間11a、11bの内部に収納する際のガイドとなるガイド溝13a、13bがそれぞれ設けられている。ガイド溝13(13a、13b)は、各収納空間11の左右それぞれの側面に器具本体1の前後方向に沿って設けられており、挿入をガイドする各基板2、3に実装された回路部品の高さに応じて、各収納空間11における上下方向の位置が設定されている。
【0027】
またガイド溝13の内部には、後述する各基板2、3の被接触部22、32と接触して、各基板2、3との間で電力の受給を行うための受給電用端子15(15a〜15c)が左右のガイド溝13のそれぞれに設けられている(図2を参照)。具体的には、受給電用端子15aはガイド溝13aの上側側壁に設けられ、受給電用端子15bはガイド溝13bの下側側壁に設けられ、受給電用端子15cはガイド溝13bの上側側壁に設けられている。また器具本体1は、受給電用端子15aと受給電用端子15bとを電気的に接続して、電源基盤3からLED基板2への給電路となる導電板16aが埋設されている。また器具本体1は、商用電源と接続するための接続端子17が上側側壁に設けられるとともに、受給電用端子15と接続端子17とを電気的に接続して、商用電源から電源基板3への給電路となる導電板16bが埋設されている。
【0028】
LED基板2及び電源基板3は、長径及び短径が収納空間11の長径及び短径よりもやや長く、ガイド溝13にガイドされて収納空間11に収納した際にガイド溝13の下側側壁と各基板2、3の下側面の端部が当接することでガイド溝13の下側側壁により保持されるようその大きさが設定されている。
【0029】
LED基板2は、図3に示すとおり、光源として例えば発光波長が白色領域である複数のLED21…21が、LED基板2の下側表面に実装されている。またLED基板2の上側表面には、LED基板2の回路パターンを介して各LED21と電気的に接続し、受給電用端子15aと接触して各LED21の点灯電力を受電する被接触部22、22が設けられている。またLED基板2には、LED基板2を厚み方向に貫通する被係止孔23、23が設けられている。被接触部22、22及び被係止孔23、23は、何れもLED基板2の縁側であって、ガイド溝13にガイドされて収納空間11aに収納された際に、ガイド溝13の内側に設けられた給電用端子15a、a及び係止突起18a、18aに対応する位置に設けられている。なお、本実施の形態においては、被接触部22、22が収納空間11aへの収納時における後方側、被係止孔23、23が収納時における前方側に設けられている。
【0030】
電源基板3は、図4に示すとおり、商用電源からの供給電力を受けて動作し、LED基板2の点灯電力を生成する電源回路31が、電源基板3の上側表面に実装されている。また電源基板3の上側表面には、電源基板3の回路パターンを介して商用電源からの電力を電源回路31に供給する被接触部32a、32aが設けられており、電源基板3の下側表面には、回路パターンを介して接続される電源回路31からの供給電源を外部に出力する被接触部32b、32bが設けられている。また電源基板3には、電源基板3を厚み方向に貫通する被係止孔33、33が設けられている。各被接触部32及び各被係止孔33は、LED基板2と同様に、電源基板3の縁側であって、収納時において給電用端子15及び係止突起18bに対応する位置に設けられている。
【0031】
カバー4a、4bは、それぞれが器具本体1の挿入口12a、12bと略等しい大きさに形成されている。またカバー4a、4bには、上下方向の位置が器具本体1のガイド溝13a、13bと等しい位置に、各基板2、3を器具本体1の内部に収納して器具本体1に取り付ける際に、各基板2、3への干渉を避けるための溝41が設けられている。またカバー4a、4bは、挿入口12a、12bをそれぞれ覆うようにして取り付けられ、器具本体1とカバー4に設けられた係合部(図示せず)が互いに係合することで、器具本体1からの外れ落ちを防止している。
【0032】
ここで、給電用端子15の詳細について、各被接触部22、32と接触する際の動作を含めて図5を用いて説明を行う。なお、以下の説明においては、ガイド溝13aの上側側壁に設けられた給電用端子15aを例として説明を行うが、給電用端子15cにおいても同様の構成であり、また、給電用端子15bにおいても上下方向が異なる以外は同様の構成である。
【0033】
給電用端子15aは、図5に示すとおり、弾性を有し且つ導電性の良好な銅などの金属からなる導電板16を折曲加工して形成されており、器具本体1の前後方向に沿ってガイド溝13aの上側から下側に向けて斜めに傾斜している。また給電用端子15aの中央部は、下方向に突出した円弧状に形成されている。ここで、LED基板2の両側縁をガイド溝13aにガイドさせた状態で、LED基板2を器具本体1の前方側(図5の左手前側)から後方(図5の右奥側)に向けて押すと、LED基板2により給電用端子15aは上方側に押し上げられるので、給電用端子15aには下方向への弾性力がLED基板2を押下げるように働く。そのままLED基板2を器具本体1の最後方まで挿入すると、LED基板2の被接触部22が給電用端子15aと接触する。ここで給電用端子15aは、弾性力によって被接触部22を押し下げられるので、給電用端子15aの中央部が被接触部22と高い接触強度で接触するとともに、給電用端子15aとガイド溝13aの内面との間でLED基板2が狭持される。これにより、LED基板2をガイド溝13に沿って挿入するだけで、給電用端子15aと被接触部22との間で安定した電力の受給電が行われる。なお、給電用端子15b、15cにおいては、各給電用端子15b、15cがそれぞれ対向する位置に設けられているので、給電用端子15b、15cにより電源基板3の両側から電源基板3を狭持する。
【0034】
次に、挿入した各基板2、3が抜け防止について、図6を用いて説明を行う。なお、以下の説明においては、LED基板2及びガイド溝13aを例として説明を行うが、電源基板3及びガイド溝13bにおいても同様である。
【0035】
器具本体1は、ガイド溝13aの上側壁面であって、LED基板2をガイド溝13aを用いて後方まで挿入した際に、LED基板2の被係止孔23と対向する位置に、ガイド溝13aの上側壁面から下方に突出した半球状の係止突起18aが設けられている。またガイド溝13aの下側壁面のうち、器具本体1の前方側(図6の左側)から後方側(図6の右側)にかけて所定の長さの範囲が上方に突出した凸部18bが設けられている。
【0036】
LED基板2を前方からガイド溝13aに挿入する際は、凸部18bによりガイド溝13aの上方にLED基板2が押し上げられる。さらにLED基板2を後方に押し込むと、LED基板2の後方側が係止突起18aにより下方に押下げられるが、LED基板2の前方側は変わらず凸部18bにより上方に押し上げられるので、LED基板2のガイド溝13aに押し込まれた部位に撓みが生じる。そのままLED基板2を後方まで挿入し、LED基板2の被係止孔23が係止突起18aと対向する位置までくると、係止突起18aの先端部が被係止孔23に収まるので、LED基板2を上側から押下げる力が無くなる。これにより、LED基板2の撓みが解消し、LED基板2は器具本体1の内部に収納された状態で保持される。この保持状態からLED基板2を前方に抜き出すためには、再度LED基板2を撓ませる必要があるので、LED基板2が不用意に抜け出ることが防止できる。
【0037】
次に、挿入した各基板2、3を取り外しについて、図7を用いて説明を行う。なお、以下の説明においては、LED基板2及びガイド溝13aを例として説明を行うが、電源基板3及びガイド溝13bにおいても同様である。
【0038】
器具本体1の後方側壁のうち、上下方向の位置がガイド溝13aと対応する部位に、LED基板2を後方から押すことでLED基板2を前方に押し出す取出機構6が設けられている。取出機構6は、一端が器具本体1の後方側壁の孔19から突出し、ガイド溝13aの前後方向に伸びた略円柱状の押釦61と、押し操作された押釦61を前方に復帰させるためのバネ62と、バネ62及び押釦61の前方への移動を所定の位置で規制するバネ用板63及びC型止め輪64とを備える。
【0039】
ここで、カバー4aを外した状態で、押釦61の器具本体1の後方に突出した部位(図7の61a)を押し操作すると、ガイド溝13aに沿って前方に突出した他端側(図7の61c)がLED基板2と当接し、LED基板2の後方から前方に向けて力が加わる。これにより、LED基板2は、上述した係止突起18a及び凸部18bにより一部を撓ませながら、押釦61を押し出した分だけ前方に移動する。その後、器具本体1の前方から、LED基板2を手などで挟み、さらに前方に引き出すことでLED基板2を器具本体1から取り外すことができる。
【0040】
なお、押釦61を押し操作した際には、押釦61の鍔部(図7の61b)がC型止め輪64と当接し、ガイド溝13に固定されたC型止め輪64によって、前方への移動が規制され、押釦61が前方へと抜け落ちることを防止している。また、押釦61を押し操作することで、鍔部61bとバネ用板63との間でバネ62が縮められるので、押釦61の押し操作を止めると、バネ62の復帰力によって押釦61が後方に押し戻される。後方に押し戻された押釦61は、押釦61の鍔部61b器具本体1の側壁と当たり、押釦61が孔19から抜け出てしまうことを防止している。
【0041】
このようにして、器具本体1の前面に個別に設けた挿入口12a、12bからLED基板2及び電源基板3を交換することができるので、個々の基板を交換する際に他の基板への影響を低減するとともに、器具本体1を解体する必要が無く、基板の交換にかかる手間を軽減することができる。
【0042】
また、ガイド溝13に給電用端子15を設けたことにより、ガイド溝13を用いて各基板2、3を器具本体1に挿入すれば、給電用端子15と各基板2、3に設けた被接触部22、32とが接触して、電源基板3からLED基板2へと点灯電力が供給されるので、別途受給電用の機構を設ける必要が無く、また、基板の交換にかかる手間をさらに低減することができる。また、給電用端子15は弾性力により被接触部22、32に押し付けられるので、給電用端子15と被接触部22、32との接触強度が高く、安定した電力の受給電を行うことができる。
【0043】
また、器具本体1に設けた係止突起18aおよび凸部18bと、各基板2、3に設けた被係止孔23、33により各基板2、3が器具本体1の内部に保持されるので、基板が不用意に器具本体の外側に抜け出ることを防止することができる。
【0044】
また、取出機構6を用いることで各基板2、3を容易に器具本体1の外側に押し出すことができ、各基板2、3の交換にかかる手間を更に減らすことができる。
【符号の説明】
【0045】
1 器具本体
11 収納空間
12 挿入口
13 ガイド溝
15 給電用端子(接触部)
16 導電板
2 LED基板
21 LED
22 被接触部
23 被係止孔(係止手段)
3 電源基板
31 電源回路
32 被接触部
33 被係止孔(係止手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源としてLEDが実装され、表面に前記LEDの点灯電力を受電するための被接触部が設けられた略板状のLED基板と、
前記LED基板の動作電力を供給する給電回路が実装され、表面に前記被接触部が設けられた略板状の電源基板と、
表面に開口する挿入口を通して内部に挿入される前記各基板をガイドするガイド溝を有する器具本体とを備え、
前記器具本体は、前記各基板が内部に挿入された状態で前記被接触部と当接して、前記電源基板からLED基板への給電路を形成する接触部を有することを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記器具本体は、前記LED基板及び前記電源基板がそれぞれ挿入される前記挿入口が別個に設けられたことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】
前記器具本体は、前記被接触部を前記ガイド溝の内側に有し、
前記接触部は、前記器具本体に挿入された状態で前記ガイド溝と当接する部位に設けられたことを特徴とする請求項1又は2の何れか一項に記載の照明器具。
【請求項4】
前記接触部は、弾性を有し、前記被接触部によって撓められた状態で前記被接触部に当接することを特徴とする請求項3に記載の照明器具。
【請求項5】
前記器具本体は、前記各基板に設けられた係止手段と係止することで、前記基板を器具本体の内部に保持する保持手段を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の照明器具。
【請求項6】
前記器具本体は、取出し操作に応じて、前記基板を器具本体の外側に押し出す取出手段を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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