照明器具
【課題】モニターランプの位置ずれを防止できる照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具10は、一般点灯させるための安定器18と、非常点灯させるための非常灯ブロック19と、非常点灯用の電池の充電状態を示すモニターランプ20と、電池の充電状態を確認するための点検スイッチ21とを収納する非常灯ボックス16を有し、非常灯ボックス16との取付部分にスリットを有し、モニターランプ20と点検スイッチ21とを保持するモニターランプ取付金具22がスリットを介して非常灯ボックス16に取付けられた。
【解決手段】照明器具10は、一般点灯させるための安定器18と、非常点灯させるための非常灯ブロック19と、非常点灯用の電池の充電状態を示すモニターランプ20と、電池の充電状態を確認するための点検スイッチ21とを収納する非常灯ボックス16を有し、非常灯ボックス16との取付部分にスリットを有し、モニターランプ20と点検スイッチ21とを保持するモニターランプ取付金具22がスリットを介して非常灯ボックス16に取付けられた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば住宅や工場等の天井施工面に直接取り付けられる照明器具に関し、特に非常点灯を行う照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より非常点灯用のバッテリーの放電電圧を検出するための点検スイッチと、点検スイッチの閉成によりバッテリーの電力により点灯するモニタランプ(充電モニタ)とを第1フレームカバーに覆われた側壁の外面に取り付けた照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−168607号公報(図1、段落番号0029)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した特許文献1に記載された照明器具は、点検スイッチが閉成されることにより、停電等の非常時に蛍光灯を点灯させる電力がバッテリーに蓄えられているか否かを判別できる。
一方、このような従来の照明器具において、点検スイッチ取付金具を用いて点検スイッチとモニターランプとを非常灯ボックスに取り付けたものが提案されている。
図17に示すように、このような従来の照明器具100は、コ字形状に折り曲げられた点検スイッチ取付金具101の内側に点検スイッチ102とモニターランプ103とが収容されており、点検スイッチ取付金具101が、不図示の反射板上に取り付けられる非常灯ボックス104の側部の開口部105に下方から挿入され、その上板106が非常灯ボックス104にねじ止めされる。
しかし、このような従来の照明器具100は、点検スイッチ取付金具101の下方部分が非常灯ボックス104の内方および外方に撓みやすい。そのため、モニターランプ103の位置と反射板に有するモニターランプ孔の位置とがずれやすく、モニターランプ103の位置が反射板のモニターランプ孔からずれているとモニターランプ103の確認がしにくい。
また、このような従来の照明器具100は、点検スイッチ102に有する上板106を引張った場合に、その引張力により点検スイッチ取付金具101の下方部分が撓み、上記と同様に、モニターランプ103が反射板のモニターランプ孔から位置ずれし易い。
【0005】
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、モニターランプの位置ずれを防止できる照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る照明器具は、一般点灯させるための安定器と、非常点灯させるための非常灯ブロックと、非常点灯用の電池の充電状態を示すモニターランプと、電池の充電状態を確認するための点検スイッチとを収納する非常灯ボックスを有し、非常灯ボックスとの取付部分にスリットを有し、モニターランプと点検スイッチとを保持するモニターランプ取付金具がスリットを介して非常灯ボックスに取付けられる。
【0007】
本発明に係る照明器具は、モニターランプ取付金具は、スリットの非常灯ボックスとは反対側が折り曲げられている。
【0008】
本発明に係る照明器具は、点検スイッチは、そのリード線が、モニターランプ取付金具のスリットよりも非常灯ボックスの内側に配置されている。
【0009】
本発明に係る照明器具は、モニターランプ取付金具は、非常灯ボックスに当接する当接板をスリットと同位置まで有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の照明器具によれば、モニターランプの位置ずれを防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る一実施形態の照明器具の斜め下方から視た外観斜視図
【図2】図1の照明器具の斜め上方から視た外観斜視図
【図3】図1の照明器具の分解斜視図
【図4】図1の照明器具の非常灯ボックスと器具本体との分解斜視図
【図5】図1の照明器具の非常灯ボックスの一部破断外観斜視図
【図6】図4の非常灯ボックスと器具本体との組付後の外観斜視図
【図7】図4の非常灯ボックスと器具本体との組付後の底面図
【図8】図1の照明器具の垂直断面図
【図9】図1の照明器具に適用されるモニターランプ取付金具の外観斜視図
【図10】図9のモニターランプ取付金具のA方向から視た正面図
【図11】図9のモニターランプ取付金具の平面図
【図12】図9のモニターランプ取付金具の底面図
【図13】図9のモニターランプ取付金具の左側面図
【図14】図1の照明器具におけるモニターランプ取付金具の取付手順を説明する取付前の斜め上方から視た外観斜視図
【図15】図1の照明器具におけるモニターランプ取付金具の取付手順を説明する取付後の斜め上方から視た外観斜視図
【図16】図15の照明器具の底面図
【図17】従来の照明器具の外観図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態に係る照明器具について図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態である照明器具10は、反射板11と、反射板11の内面に長手方向に配置される一対の直管型の蛍光ランプ12と、反射板11の長手方向に配置される器具本体13と、器具本体13に取付けられる一対の反射板アダプタ14と、器具本体13に取り付けられる二対のソケット15と、非常灯ボックス16と、非常灯ボックス16に収容される電源端子台17、安定器18、非常灯ブロック19、モニターランプ20を装備する点検スイッチ21と、点検スイッチ21を非常灯ブロック19に取り付けるためのモニターランプ取付金具22とを備えて、不図示の天井施工面内に埋設されて設置される。
【0013】
図1、図2、図3に示すように、反射板11は、比較的薄い金属製板部材を用いて成形されている。反射板11は、天板23と、対向して配置された短寸の一対の端板24と、同じく対向して配置された長寸の一対の側板25とを有して下方が開放されている。天板23は、端板24側の両端部に二対のソケット挿入孔26を有する。天板23は、その側部に点検スイッチ21に有するモニターランプ20の確認用のモニターランプ孔27と、点検スイッチ21に有する操作用紐部材28を挿通させるための紐挿通孔29とを一体に有する。
【0014】
器具本体13は、反射板11と同等の金属製板部材を用いて、天板30と、対向配置された一対の側板31と、から垂直断面視略コ字形状に形成されている。器具本体13は、天板30に電源端子台挿通孔32を有し、側板31の両端部寄りに非常灯ボックス取付用の二対のスリット孔33を有する。器具本体13は、その両端部にソケット支持部材34がそれぞれ取り付けられており、ソケット支持部材34のそれぞれにソケット15が2個ずつ取り付けられている。ソケット15はソケット支持部材34の下方に向けて突出されている。反射板アダプタ14は、金属製であって略コ字形状の外形を有して一対設けられており、反射板11の天板23と器具本体13とに挟まれてネジ止めされる。
【0015】
非常灯ボックス16は、器具本体13と同等の金属製板部材を用いて、天板35と、対向して配置された短寸の一対の端板36と、同じく対向して配置された長寸の一対の側板37とを有して下方が開放されている。非常灯ボックス16には、一方の側板37に点検スイッチ取付部38が形成されており、この点検スイッチ取付部38にモニターランプ取付金具22を介して点検スイッチ21が取り付けられている。非常灯ボックス16には、端板36と側板37との内側に電源端子台17と、安定器18と、非常灯ブロック19ととが収容されている。
【0016】
電源端子台17は、非常灯ボックス16の天板35の裏面の中央部に取り付けられている。電源端子台17には、天井施工面側から商用電源を供給する電源線が電気的に接続され、電源端子台17から安定器18までの間が不図示の器具電線により電気的に接続される。そして、安定器18からは同じく不図示の器具電線がソケット15までそれぞれ配策される。安定器18は、非常灯ボックス16の一方の側板37の内面に取り付けられており、インバータ回路等を内蔵している。
【0017】
非常灯ブロック19は、非常灯ボックス16の他方の側板37の内面に取り付けられており、建築基準法に定められた避難誘導用の電源である。非常灯ブロック19は、商用施設や工業施設、宿泊施設等に対して設置が義務付けられており、蓄電池(二次電池、バッテリー)により数十分から数時間程度点灯し続ける能力を有しているため、避難の際に、もし停電したとしても、脱出の目標として使用できるようになっている。非常灯ブロック19は、併用型であり、停電時に、充電されている蓄電池により蛍光ランプ12を非常点灯させる。そのため、非常灯ブロック19は蓄電池を内蔵しており、蓄電池は、通常の通電時に充電され、停電時に自動的に切り替わって点灯を司る。
【0018】
非常灯ブロック19に有する蓄電池の寿命は、通常4年から6年程度のため定期的に交換する必要がある。そのため、非常灯ブロック19の蓄電池は建築基準法により定期点検が義務付けられている。非常灯ブロック19には点検スイッチ21が取り付けられている。点検スイッチ21は、操作用紐部材28を床面側に吊り下げて装備しており、操作用紐部材28が引張られることにより停電時と同じ状態となるために、正常に動作するか否かの点検が行われる。点検スイッチ21に装備されるモニターランプ20は、非常灯の動作状況や異常時の原因などを表示する。例えば、緑色のモニターランプ20が点灯している場合は正常であり、赤色のモニターランプ20が点灯、点滅または緑色のモニターランプ20が点滅している場合には異常である。モニターランプ20はモニターランプ孔27を通じて床面側から目視される。
【0019】
図4、図5、図6、図7に示すように、非常灯ボックス16には、その端板36の中央部に一対のネジ孔39を有する器具本体固定用フランジ40がそれぞれ切り起こされて形成されており、端板36における器具本体固定用フランジ40の切除部分に一対の対向する係止爪41がそれぞれ内方に突出されている。取り付けにあたり、非常灯ボックス16が器具本体13の上方から器具本体13に向けて進行される。すると、非常灯ボックス16の端板36の係止爪41が器具本体13の側板31に外挿されていき、係止爪41が器具本体13の側板31のスリット孔33に嵌入される。これにより、非常灯ボックス16が器具本体13の所定の位置に位置決めされる。そして、その位置でネジ42が器具本体13の天板30に有するネジ孔43から器具本体固定用フランジ40のネジ孔39にネジ込まれることにより非常灯ボックス16が器具本体13に取り付けられる。
【0020】
図8に示すように、非常灯ボックス16が取り付けられた器具本体13に反射板アダプタ14を介して反射板11が取り付けられる。このとき、非常灯ボックス16が反射板11の天板23の中央部に下方を開放して配置されているために、反射板11の一方の側板25側から非常灯ボックス16の内部を通じて反射板11の他方の側板25側に連通する空気流路44が形成される。そして、この空気流路44を通じて空気が流通するために非常灯ボックス16に収容されている安定器18等の発熱する電気部品を効率良く冷却できる。
【0021】
次に、モニターランプ取付金具22について詳細に説明する。
図9、図10、図11、図12、図13に示すように、モニターランプ取付金具22は、器具本体13と同等の金属製板部材を用いて、前板45と、天板46と、底板47と、一対の当接板48とを有する。
【0022】
モニターランプ取付金具22は、前板45の上端縁において天板46が後方にほぼ90度折り曲げられて形成されており、前板45の下端縁において底板47が後方にほぼ90度折り曲げられて形成されている。そして、前板45の両側縁部において当接板48が後方にほぼ90度折り曲げられて形成されている。天板46と底板47とは平行に配置されており、天板46と底板47とには、前板45から予め定められた距離L1の位置に二対のスリット49が形成されている。当接板48は、前板45からスリット49までの距離L1と同一の前板45からの長さL1を有する。天板46には、非常灯ボックス16側にネジ止めするためのネジ孔50を有する。底板47には、モニターランプ20の取付孔51を有するとともに操作用紐部材28を引き出すための紐部材引出部52を有する。モニターランプ取付金具22は、スリット49を有する天板46と底板47の端縁に当接板48が折り曲げて形成されているために、従来のもののように、単純に折り曲げたものと比べてはるかに高い強度を有する。
【0023】
次に、モニターランプ取付金具22を用いたモニターランプ20の非常灯ボックス16への取付手順について説明する。
図14に示すように、非常灯ボックス16の一方の側板37に形成された点検スイッチ取付部38は、下方が開放されていて、モニターランプ取付金具22の前板45よりもわずかに小さいコ字形状に形成されており、その左方側部に左方端縁部53を有し、その右方側部に右方端縁部54を有する。そして、モニターランプ取付金具22の前板45と天板46と底板47と一対の当接板48とに囲まれた空間内に点検スイッチ21が収容される。点検スイッチ21は、モニターランプ取付金具22の空間内に収容されることにより、底板47の取付孔51にモニターランプ20が装着され、底板47の紐部材引出部52から操作用紐部材28が下方へ引き出される。
【0024】
次に、点検スイッチ21が収容されたモニターランプ取付金具22が非常灯ボックス16の点検スイッチ取付部38の下方側に配置され、非常灯ボックス16の点検スイッチ取付部38における左方端縁部53と右方端縁部54とにモニターランプ取付金具22の天板46と底板47とのスリット49をそれぞれ外挿させながら、モニターランプ取付金具22が側板37の下方から上方へ向けて移動される。
【0025】
図15に示すように、点検スイッチ21を収容したモニターランプ取付金具22が側板37の下方から上方へ向けて移動されることにより、点検スイッチ取付部38に有する上端縁部55に天板46が当接するまでスリット49が非常灯ボックス16の点検スイッチ取付部38における左方端縁部53と右方端縁部54とにガイドされながらモニターランプ取付金具22が移動される。そして、モニターランプ取付金具22の天板46のネジ孔50を通じて不図示のネジが非常灯ボックス16側にネジ止めされる。
【0026】
図16に示すように、点検スイッチ取付部38に取り付けられたモニターランプ取付金具22において、点検スイッチ21から引き出されているリード線56が前板45から離れた非常灯ボックス16の内部に配策される。そのため、リード線56が非常灯ボックス16からはみ出ないように隠れて配策される。モニターランプ取付金具22は、二対のスリット49が点検スイッチ取付部38の左方端縁部53と右方端縁部54とにガイドされるとともに天板46が非常灯ボックス16側にネジ止めされる。これにより、モニターランプ取付金具22は、二対のスリット49による4点支持とネジ止めとにより、非常灯ボックス16に強固に取り付けられるために、従来のもののように、非常灯ボックスの内部および外部に向けて撓むことがない。また、モニターランプ取付金具22は、点検スイッチ取付部38に取り付けられることにより、前板45の両側縁部の当接板48が非常灯ボックス16の一方の側板37に当接する。これにより、モニターランプ取付金具22が非常灯ボックス16にがたつきなく支持される。
【0027】
照明器具10は、点検スイッチ取付部38に取り付けられたモニターランプ取付金具22が取り付けられ、非常灯ボックス16が器具本体13に取り付けられ、器具本体13が反射板アダプタ14を介して反射板11に取り付けられる。これにより、照明器具10は、反射板11の天板23において、モニターランプ孔27に点検スイッチ21のモニターランプ20が位置ずれなく配置され、紐挿通孔29に点検スイッチ21の操作用紐部材28が位置ずれなく挿通されることになる。
【0028】
従って、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22が、二対のスリット49を点検スイッチ取付部38の左方端縁部53と右方端縁部54とにガイドさせて非常灯ボックス16に取り付けられる。
これにより、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22により点検スイッチ21が非常灯ボックス16に強固に取り付けられるために、従来のもののように、非常灯ボックスの内部および外部に向けて撓んで位置ずれすることがないので、モニターランプ20の位置ずれを防止できる。
【0029】
また、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22が、スリット49を有する天板46と底板47の端縁に当接板48を折り曲げて形成している。
これにより、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22が、従来のもののように、単純に折り曲げたものと比べてはるかに高い強度を有する。
【0030】
また、この一実施形態の照明器具10においては、点検スイッチ取付部38に取り付けられたモニターランプ取付金具22が、点検スイッチ21から引き出されているリード線56を前板45から離れた非常灯ボックス16の内部に配策する。
これにより、この一実施形態の照明器具10においては、リード線56を非常灯ボックス16からはみ出ないように隠してスマートに配策できる。
【0031】
また、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22が、前板45の側縁部の当接板48をスリット49と同位置に有するために、当接板48が非常灯ボックス16の一方の側板37に当接される。
これにより、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22が非常灯ボックス16にがたつきなく支持される。
【0032】
なお、一実施形態で使用した反射板11、蛍光ランプ12、器具本体13、反射板アダプタ14、ソケット15等は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0033】
10 照明器具
16 非常灯ボックス
18 安定器
19 非常灯ブロック
20 モニターランプ
21 点検スイッチ
22 モニターランプ取付金具
48 当接板
49 スリット
56 リード線
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば住宅や工場等の天井施工面に直接取り付けられる照明器具に関し、特に非常点灯を行う照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より非常点灯用のバッテリーの放電電圧を検出するための点検スイッチと、点検スイッチの閉成によりバッテリーの電力により点灯するモニタランプ(充電モニタ)とを第1フレームカバーに覆われた側壁の外面に取り付けた照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−168607号公報(図1、段落番号0029)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した特許文献1に記載された照明器具は、点検スイッチが閉成されることにより、停電等の非常時に蛍光灯を点灯させる電力がバッテリーに蓄えられているか否かを判別できる。
一方、このような従来の照明器具において、点検スイッチ取付金具を用いて点検スイッチとモニターランプとを非常灯ボックスに取り付けたものが提案されている。
図17に示すように、このような従来の照明器具100は、コ字形状に折り曲げられた点検スイッチ取付金具101の内側に点検スイッチ102とモニターランプ103とが収容されており、点検スイッチ取付金具101が、不図示の反射板上に取り付けられる非常灯ボックス104の側部の開口部105に下方から挿入され、その上板106が非常灯ボックス104にねじ止めされる。
しかし、このような従来の照明器具100は、点検スイッチ取付金具101の下方部分が非常灯ボックス104の内方および外方に撓みやすい。そのため、モニターランプ103の位置と反射板に有するモニターランプ孔の位置とがずれやすく、モニターランプ103の位置が反射板のモニターランプ孔からずれているとモニターランプ103の確認がしにくい。
また、このような従来の照明器具100は、点検スイッチ102に有する上板106を引張った場合に、その引張力により点検スイッチ取付金具101の下方部分が撓み、上記と同様に、モニターランプ103が反射板のモニターランプ孔から位置ずれし易い。
【0005】
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、モニターランプの位置ずれを防止できる照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る照明器具は、一般点灯させるための安定器と、非常点灯させるための非常灯ブロックと、非常点灯用の電池の充電状態を示すモニターランプと、電池の充電状態を確認するための点検スイッチとを収納する非常灯ボックスを有し、非常灯ボックスとの取付部分にスリットを有し、モニターランプと点検スイッチとを保持するモニターランプ取付金具がスリットを介して非常灯ボックスに取付けられる。
【0007】
本発明に係る照明器具は、モニターランプ取付金具は、スリットの非常灯ボックスとは反対側が折り曲げられている。
【0008】
本発明に係る照明器具は、点検スイッチは、そのリード線が、モニターランプ取付金具のスリットよりも非常灯ボックスの内側に配置されている。
【0009】
本発明に係る照明器具は、モニターランプ取付金具は、非常灯ボックスに当接する当接板をスリットと同位置まで有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の照明器具によれば、モニターランプの位置ずれを防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る一実施形態の照明器具の斜め下方から視た外観斜視図
【図2】図1の照明器具の斜め上方から視た外観斜視図
【図3】図1の照明器具の分解斜視図
【図4】図1の照明器具の非常灯ボックスと器具本体との分解斜視図
【図5】図1の照明器具の非常灯ボックスの一部破断外観斜視図
【図6】図4の非常灯ボックスと器具本体との組付後の外観斜視図
【図7】図4の非常灯ボックスと器具本体との組付後の底面図
【図8】図1の照明器具の垂直断面図
【図9】図1の照明器具に適用されるモニターランプ取付金具の外観斜視図
【図10】図9のモニターランプ取付金具のA方向から視た正面図
【図11】図9のモニターランプ取付金具の平面図
【図12】図9のモニターランプ取付金具の底面図
【図13】図9のモニターランプ取付金具の左側面図
【図14】図1の照明器具におけるモニターランプ取付金具の取付手順を説明する取付前の斜め上方から視た外観斜視図
【図15】図1の照明器具におけるモニターランプ取付金具の取付手順を説明する取付後の斜め上方から視た外観斜視図
【図16】図15の照明器具の底面図
【図17】従来の照明器具の外観図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態に係る照明器具について図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態である照明器具10は、反射板11と、反射板11の内面に長手方向に配置される一対の直管型の蛍光ランプ12と、反射板11の長手方向に配置される器具本体13と、器具本体13に取付けられる一対の反射板アダプタ14と、器具本体13に取り付けられる二対のソケット15と、非常灯ボックス16と、非常灯ボックス16に収容される電源端子台17、安定器18、非常灯ブロック19、モニターランプ20を装備する点検スイッチ21と、点検スイッチ21を非常灯ブロック19に取り付けるためのモニターランプ取付金具22とを備えて、不図示の天井施工面内に埋設されて設置される。
【0013】
図1、図2、図3に示すように、反射板11は、比較的薄い金属製板部材を用いて成形されている。反射板11は、天板23と、対向して配置された短寸の一対の端板24と、同じく対向して配置された長寸の一対の側板25とを有して下方が開放されている。天板23は、端板24側の両端部に二対のソケット挿入孔26を有する。天板23は、その側部に点検スイッチ21に有するモニターランプ20の確認用のモニターランプ孔27と、点検スイッチ21に有する操作用紐部材28を挿通させるための紐挿通孔29とを一体に有する。
【0014】
器具本体13は、反射板11と同等の金属製板部材を用いて、天板30と、対向配置された一対の側板31と、から垂直断面視略コ字形状に形成されている。器具本体13は、天板30に電源端子台挿通孔32を有し、側板31の両端部寄りに非常灯ボックス取付用の二対のスリット孔33を有する。器具本体13は、その両端部にソケット支持部材34がそれぞれ取り付けられており、ソケット支持部材34のそれぞれにソケット15が2個ずつ取り付けられている。ソケット15はソケット支持部材34の下方に向けて突出されている。反射板アダプタ14は、金属製であって略コ字形状の外形を有して一対設けられており、反射板11の天板23と器具本体13とに挟まれてネジ止めされる。
【0015】
非常灯ボックス16は、器具本体13と同等の金属製板部材を用いて、天板35と、対向して配置された短寸の一対の端板36と、同じく対向して配置された長寸の一対の側板37とを有して下方が開放されている。非常灯ボックス16には、一方の側板37に点検スイッチ取付部38が形成されており、この点検スイッチ取付部38にモニターランプ取付金具22を介して点検スイッチ21が取り付けられている。非常灯ボックス16には、端板36と側板37との内側に電源端子台17と、安定器18と、非常灯ブロック19ととが収容されている。
【0016】
電源端子台17は、非常灯ボックス16の天板35の裏面の中央部に取り付けられている。電源端子台17には、天井施工面側から商用電源を供給する電源線が電気的に接続され、電源端子台17から安定器18までの間が不図示の器具電線により電気的に接続される。そして、安定器18からは同じく不図示の器具電線がソケット15までそれぞれ配策される。安定器18は、非常灯ボックス16の一方の側板37の内面に取り付けられており、インバータ回路等を内蔵している。
【0017】
非常灯ブロック19は、非常灯ボックス16の他方の側板37の内面に取り付けられており、建築基準法に定められた避難誘導用の電源である。非常灯ブロック19は、商用施設や工業施設、宿泊施設等に対して設置が義務付けられており、蓄電池(二次電池、バッテリー)により数十分から数時間程度点灯し続ける能力を有しているため、避難の際に、もし停電したとしても、脱出の目標として使用できるようになっている。非常灯ブロック19は、併用型であり、停電時に、充電されている蓄電池により蛍光ランプ12を非常点灯させる。そのため、非常灯ブロック19は蓄電池を内蔵しており、蓄電池は、通常の通電時に充電され、停電時に自動的に切り替わって点灯を司る。
【0018】
非常灯ブロック19に有する蓄電池の寿命は、通常4年から6年程度のため定期的に交換する必要がある。そのため、非常灯ブロック19の蓄電池は建築基準法により定期点検が義務付けられている。非常灯ブロック19には点検スイッチ21が取り付けられている。点検スイッチ21は、操作用紐部材28を床面側に吊り下げて装備しており、操作用紐部材28が引張られることにより停電時と同じ状態となるために、正常に動作するか否かの点検が行われる。点検スイッチ21に装備されるモニターランプ20は、非常灯の動作状況や異常時の原因などを表示する。例えば、緑色のモニターランプ20が点灯している場合は正常であり、赤色のモニターランプ20が点灯、点滅または緑色のモニターランプ20が点滅している場合には異常である。モニターランプ20はモニターランプ孔27を通じて床面側から目視される。
【0019】
図4、図5、図6、図7に示すように、非常灯ボックス16には、その端板36の中央部に一対のネジ孔39を有する器具本体固定用フランジ40がそれぞれ切り起こされて形成されており、端板36における器具本体固定用フランジ40の切除部分に一対の対向する係止爪41がそれぞれ内方に突出されている。取り付けにあたり、非常灯ボックス16が器具本体13の上方から器具本体13に向けて進行される。すると、非常灯ボックス16の端板36の係止爪41が器具本体13の側板31に外挿されていき、係止爪41が器具本体13の側板31のスリット孔33に嵌入される。これにより、非常灯ボックス16が器具本体13の所定の位置に位置決めされる。そして、その位置でネジ42が器具本体13の天板30に有するネジ孔43から器具本体固定用フランジ40のネジ孔39にネジ込まれることにより非常灯ボックス16が器具本体13に取り付けられる。
【0020】
図8に示すように、非常灯ボックス16が取り付けられた器具本体13に反射板アダプタ14を介して反射板11が取り付けられる。このとき、非常灯ボックス16が反射板11の天板23の中央部に下方を開放して配置されているために、反射板11の一方の側板25側から非常灯ボックス16の内部を通じて反射板11の他方の側板25側に連通する空気流路44が形成される。そして、この空気流路44を通じて空気が流通するために非常灯ボックス16に収容されている安定器18等の発熱する電気部品を効率良く冷却できる。
【0021】
次に、モニターランプ取付金具22について詳細に説明する。
図9、図10、図11、図12、図13に示すように、モニターランプ取付金具22は、器具本体13と同等の金属製板部材を用いて、前板45と、天板46と、底板47と、一対の当接板48とを有する。
【0022】
モニターランプ取付金具22は、前板45の上端縁において天板46が後方にほぼ90度折り曲げられて形成されており、前板45の下端縁において底板47が後方にほぼ90度折り曲げられて形成されている。そして、前板45の両側縁部において当接板48が後方にほぼ90度折り曲げられて形成されている。天板46と底板47とは平行に配置されており、天板46と底板47とには、前板45から予め定められた距離L1の位置に二対のスリット49が形成されている。当接板48は、前板45からスリット49までの距離L1と同一の前板45からの長さL1を有する。天板46には、非常灯ボックス16側にネジ止めするためのネジ孔50を有する。底板47には、モニターランプ20の取付孔51を有するとともに操作用紐部材28を引き出すための紐部材引出部52を有する。モニターランプ取付金具22は、スリット49を有する天板46と底板47の端縁に当接板48が折り曲げて形成されているために、従来のもののように、単純に折り曲げたものと比べてはるかに高い強度を有する。
【0023】
次に、モニターランプ取付金具22を用いたモニターランプ20の非常灯ボックス16への取付手順について説明する。
図14に示すように、非常灯ボックス16の一方の側板37に形成された点検スイッチ取付部38は、下方が開放されていて、モニターランプ取付金具22の前板45よりもわずかに小さいコ字形状に形成されており、その左方側部に左方端縁部53を有し、その右方側部に右方端縁部54を有する。そして、モニターランプ取付金具22の前板45と天板46と底板47と一対の当接板48とに囲まれた空間内に点検スイッチ21が収容される。点検スイッチ21は、モニターランプ取付金具22の空間内に収容されることにより、底板47の取付孔51にモニターランプ20が装着され、底板47の紐部材引出部52から操作用紐部材28が下方へ引き出される。
【0024】
次に、点検スイッチ21が収容されたモニターランプ取付金具22が非常灯ボックス16の点検スイッチ取付部38の下方側に配置され、非常灯ボックス16の点検スイッチ取付部38における左方端縁部53と右方端縁部54とにモニターランプ取付金具22の天板46と底板47とのスリット49をそれぞれ外挿させながら、モニターランプ取付金具22が側板37の下方から上方へ向けて移動される。
【0025】
図15に示すように、点検スイッチ21を収容したモニターランプ取付金具22が側板37の下方から上方へ向けて移動されることにより、点検スイッチ取付部38に有する上端縁部55に天板46が当接するまでスリット49が非常灯ボックス16の点検スイッチ取付部38における左方端縁部53と右方端縁部54とにガイドされながらモニターランプ取付金具22が移動される。そして、モニターランプ取付金具22の天板46のネジ孔50を通じて不図示のネジが非常灯ボックス16側にネジ止めされる。
【0026】
図16に示すように、点検スイッチ取付部38に取り付けられたモニターランプ取付金具22において、点検スイッチ21から引き出されているリード線56が前板45から離れた非常灯ボックス16の内部に配策される。そのため、リード線56が非常灯ボックス16からはみ出ないように隠れて配策される。モニターランプ取付金具22は、二対のスリット49が点検スイッチ取付部38の左方端縁部53と右方端縁部54とにガイドされるとともに天板46が非常灯ボックス16側にネジ止めされる。これにより、モニターランプ取付金具22は、二対のスリット49による4点支持とネジ止めとにより、非常灯ボックス16に強固に取り付けられるために、従来のもののように、非常灯ボックスの内部および外部に向けて撓むことがない。また、モニターランプ取付金具22は、点検スイッチ取付部38に取り付けられることにより、前板45の両側縁部の当接板48が非常灯ボックス16の一方の側板37に当接する。これにより、モニターランプ取付金具22が非常灯ボックス16にがたつきなく支持される。
【0027】
照明器具10は、点検スイッチ取付部38に取り付けられたモニターランプ取付金具22が取り付けられ、非常灯ボックス16が器具本体13に取り付けられ、器具本体13が反射板アダプタ14を介して反射板11に取り付けられる。これにより、照明器具10は、反射板11の天板23において、モニターランプ孔27に点検スイッチ21のモニターランプ20が位置ずれなく配置され、紐挿通孔29に点検スイッチ21の操作用紐部材28が位置ずれなく挿通されることになる。
【0028】
従って、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22が、二対のスリット49を点検スイッチ取付部38の左方端縁部53と右方端縁部54とにガイドさせて非常灯ボックス16に取り付けられる。
これにより、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22により点検スイッチ21が非常灯ボックス16に強固に取り付けられるために、従来のもののように、非常灯ボックスの内部および外部に向けて撓んで位置ずれすることがないので、モニターランプ20の位置ずれを防止できる。
【0029】
また、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22が、スリット49を有する天板46と底板47の端縁に当接板48を折り曲げて形成している。
これにより、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22が、従来のもののように、単純に折り曲げたものと比べてはるかに高い強度を有する。
【0030】
また、この一実施形態の照明器具10においては、点検スイッチ取付部38に取り付けられたモニターランプ取付金具22が、点検スイッチ21から引き出されているリード線56を前板45から離れた非常灯ボックス16の内部に配策する。
これにより、この一実施形態の照明器具10においては、リード線56を非常灯ボックス16からはみ出ないように隠してスマートに配策できる。
【0031】
また、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22が、前板45の側縁部の当接板48をスリット49と同位置に有するために、当接板48が非常灯ボックス16の一方の側板37に当接される。
これにより、この一実施形態の照明器具10においては、モニターランプ取付金具22が非常灯ボックス16にがたつきなく支持される。
【0032】
なお、一実施形態で使用した反射板11、蛍光ランプ12、器具本体13、反射板アダプタ14、ソケット15等は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0033】
10 照明器具
16 非常灯ボックス
18 安定器
19 非常灯ブロック
20 モニターランプ
21 点検スイッチ
22 モニターランプ取付金具
48 当接板
49 スリット
56 リード線
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般点灯させるための安定器と、
非常点灯させるための非常灯ブロックと、
非常点灯用の電池の充電状態を示すモニターランプと、
前記電池の充電状態を確認するための点検スイッチとを収納する非常灯ボックスを有し、
前記非常灯ボックスとの取付部分にスリットを有し、前記モニターランプと前記点検スイッチとを保持するモニターランプ取付金具が前記スリットを介して前記非常灯ボックスに取付けられる照明器具。
【請求項2】
請求項1に記載の照明器具において、
前記モニターランプ取付金具は、前記スリットの前記非常灯ボックスとは反対側が折り曲げられている照明器具。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の照明器具において、
前記点検スイッチは、そのリード線が、前記モニターランプ取付金具の前記スリットよりも前記非常灯ボックスの内側に配置されている照明器具。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の照明器具において、
前記モニターランプ取付金具は、前記非常灯ボックスに当接する当接板を前記スリットと同位置まで有する照明器具。
【請求項1】
一般点灯させるための安定器と、
非常点灯させるための非常灯ブロックと、
非常点灯用の電池の充電状態を示すモニターランプと、
前記電池の充電状態を確認するための点検スイッチとを収納する非常灯ボックスを有し、
前記非常灯ボックスとの取付部分にスリットを有し、前記モニターランプと前記点検スイッチとを保持するモニターランプ取付金具が前記スリットを介して前記非常灯ボックスに取付けられる照明器具。
【請求項2】
請求項1に記載の照明器具において、
前記モニターランプ取付金具は、前記スリットの前記非常灯ボックスとは反対側が折り曲げられている照明器具。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の照明器具において、
前記点検スイッチは、そのリード線が、前記モニターランプ取付金具の前記スリットよりも前記非常灯ボックスの内側に配置されている照明器具。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の照明器具において、
前記モニターランプ取付金具は、前記非常灯ボックスに当接する当接板を前記スリットと同位置まで有する照明器具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
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【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2011−249090(P2011−249090A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−119788(P2010−119788)
【出願日】平成22年5月25日(2010.5.25)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月25日(2010.5.25)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
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