説明

照明器具

【課題】LEDユニットを修理または交換する際に、手間を省くことができ、コストを低減できる照明器具を提供する。
【解決手段】LEDユニット11と、LEDユニット11を収納する灯具12と、灯具12を支持するアーム15と、アーム15と灯具12との間に設けられたヒンジ部16と、LEDユニット11に電源を供給する電源ブロック13と、LEDユニット11と電源ブロック13とを電気的に接続する第1電線21および第2電線24とを備え、第1電線21および第2電線24は、灯具12におけるヒンジ部16とLEDユニット11間以外の箇所に配置された電線コネクタ20によって接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、LED(Light Emitting Dilde)ユニットを有する照明器具としては、LEDユニットと電源ブロックとの間が、途中において分離できない連続した電線によって接続された照明器具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−12755号公報(請求項3、図1、段落0009)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の照明器具は、LEDユニットが故障した場合、LEDユニットと電源ブロック間の電線を切断し、LEDユニットを新しいものに交換して電線を再接続したり、LEDユニットと電源ブロック間の電線が通されている部品全体を分解し、電源ブロックから電線を外してから、LEDユニットを修理する必要があった。このため、修理に手間がかかり、コストが高くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、LEDユニットの修理または交換に際し、手間を省き、コストを低減できる照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の照明器具は、LEDユニットと、前記LEDユニットを収納する灯具と、前記灯具を支持するアームと、前記アームと前記灯具との間に設けられたヒンジ部と、前記LEDユニットに電源を供給する電源ブロックと、前記LEDユニットと前記電源ブロックとを電気的に接続する電線とを備え、前記電線は、前記灯具における前記ヒンジ部と前記LEDユニット間以外の箇所に配置された電線コネクタによって分離可能に接続されている。
【0007】
また、本発明の照明器具は、前記灯具における前記ヒンジ部から前記電線コネクタに至る個所に、前記電線を止着する止着部が設けられている。
【0008】
また、本発明の照明器具は、前記止着部は、前記LEDユニットの外側に配置されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、LEDユニットの交換や修理を容易に行うことができ、手間を省き、コスト低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係る実施形態の照明器具を示す図
【図2】実施形態の灯具、LEDユニット、ヒンジ部を示す縦断面図
【図3】灯具の底面図
【図4】図3のA−A断面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る実施形態の照明器具について、図面を参照して説明する。
本実施形態の照明器具を、図1〜図4を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態の照明器具10は、LEDユニット11(図2参照)と、LEDユニット11を収納する灯具12と、LEDユニット11に電源を供給する電源ブロック13と、電源ブロック13を収容する本体14と、灯具12と本体14とを連結するアーム15と、灯具12とアーム15との間に設けられたヒンジ部16とを備えている。
【0012】
また、この照明器具10は、図2に示すように、一端がLEDユニット11に接続され、他端が電線コネクタ20の雄コネクタ20Aに接続された第1電線21と、図3に示すように、一端が電線コネクタ20の雌コネクタ20Bに接続され、他端が電源ブロック13(図1参照)に接続された第2電線24とを備えている。第1電線21と第2電線24とは、電線コネクタ20によって分離可能に接続されている。また、電線コネクタ20は、灯具12内におけるヒンジ部16と、LEDユニット11との間以外の箇所に配置されている。
なお、第1電線21を雌コネクタ20Bに接続し、第2電線24を雄コネクタ20Aに接続してもよい。
【0013】
灯具12内の第2電線24は、LEDユニット11の外側に配置され、止着部25によって灯具12に止着されている。止着部25は、図4に示すように、灯具12に設けられた一対の挾持片25Aおよび挾持片25Bを有している。第2電線24は、一対の挾持片25Aおよび挾持片25Bによって挾持されている。
【0014】
この照明器具10においては、第1電線21と第2電線24とを、電線コネクタ20によって分離可能に接続されていることにより、LEDユニット11と灯具12とを簡単に分解でき、アーム15や本体14を分解することなく、LEDユニット11を容易に交換し、または修理できる。従って、LEDユニット11の修理や交換をする際に、手間を省くことができるため、コスト低減が可能となる。
【0015】
また、ヒンジ部16とLEDユニット11との間以外の箇所に、電線コネクタ20が配置されていることにより、灯具12をコンパクトにすることが可能となる。これに対して、仮にヒンジ部16とLEDユニット11との間に、電線コネクタ20を配置した場合には、灯具12が大型化する。
【0016】
また、灯具12におけるヒンジ部16から電線コネクタ20に至る個所に、第2電線24を止着する止着部25が設けられていることにより、第2電線24が他の部分に絡まるのを防止できる。
【0017】
さらに、止着部25は、LEDユニット11の外側に設けられていることにより、灯具12を回動させたときや、照明器具10の組立時等に、第2電線24がLEDユニット11の照明方向(LEDユニット11の前面)に回り込むのを防止し、照明が遮られるのを防止できる。
【符号の説明】
【0018】
10 照明器具
11 LEDユニット
12 灯具
13 電源ブロック
14 本体
15 アーム
16 ヒンジ部
20 電線コネクタ
20A 雄コネクタ
20B 雌コネクタ
21 第1電線
24 第2電線
25 止着部
25A 挾持片
25B 挾持片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
LEDユニットと、
前記LEDユニットを収納する灯具と、
前記灯具を支持するアームと、
前記アームと前記灯具との間に設けられたヒンジ部と、
前記LEDユニットに電源を供給する電源ブロックと、
前記LEDユニットと前記電源ブロックとを電気的に接続する電線とを備え、
前記電線は、前記灯具における前記ヒンジ部と前記LEDユニット間以外の箇所に配置された電線コネクタによって接続されている照明器具。
【請求項2】
請求項1に記載の照明器具において、
前記灯具における前記ヒンジ部から前記電線コネクタに至る個所に、前記電線を止着する止着部が設けられている照明器具。
【請求項3】
請求項2に記載の照明器具において、
前記止着部は、前記LEDユニットの外側に配置されている照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−99428(P2012−99428A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−248310(P2010−248310)
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】