説明

照明装置

【課題】ストレス解消や癒しの提供に貢献する照明装置を提供する。
【解決手段】この照明装置Aは、光源11を備えた装置本体1と、装置本体1の光源11に臨ませて設けられ該光源11から照射される光を通過させるための光通過空間Sを形成し得るように位置づけられた植物保持体2とを具備してなり、植物保持体2が、植物Zを光通過空間S側に延出する姿勢で保持するための植栽部21と、植栽部21に保持された植物Zに水Wを供給するための水貯留部22とを備えたものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オフィスや店舗等で好適に使用される照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の照明装置として、天井に取り付けられるハウジングに光源や反射板等を保持させてなるものや、床面に立設される支柱の上側に光源を設けたものなどが一般的である(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
照明装置は、所定の空間を一定の明るさに保つことを主な目的としているが、空間の雰囲気を多様に演出するために、壁面や天井面を利用して空間に光りを柔らかく供給する間接照明装置なども種々開発されている。
【0004】
しかしながら、近時のオフィスにおいては、ワーカーに対するストレス解消や癒し等がより強く求められる傾向があり、照明装置に対しても更なる工夫が望まれている。
【0005】
このような事情は、オフィスに限らず各種の店舗や家庭その他で使用される照明装置についても同様である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−89282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、ストレス解消や癒しの提供に貢献し得る照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明の照明装置は、次の構成をなしたものである。
【0009】
請求項1に係る照明装置は、光源を備えた装置本体と、この装置本体の光源に臨ませて設けられ該光源から照射される光を通過させるための光通過空間を形成し得るように位置づけられた植物保持体とを具備してなり、前記植物保持体が、植物を前記光通過空間側に延出する姿勢で保持するための植栽部と、この植栽部に保持された植物に水を供給するための水貯留部とを備えたものである。
【0010】
なお、「水」とは、一般的な水以外にも養分を含むものであってもよい。
【0011】
請求項2に係る照明装置は、請求項1に係る構成において、前記装置本体が、点状の光源と、この光源の光を下方に向けて照射するための反射板とを備えたものであり、前記植物保持体が、前記光通過空間を囲うように配された環状のものである。
【0012】
請求項3に係る照明装置は、請求項2に係る構成において、前記植物保持体が、中空ドーナツ状をなすもので、懸吊具を介して前記装置本体から吊り下げられているものである。
【0013】
請求項4に係る照明装置は、請求項3に係る構成において、前記植物保持体が、上面内周寄りの部位に植物を植えた植栽ポットを内側に傾斜させて保持するための複数の植栽部を円周方向に間隔をあけて設けたものである。
【0014】
請求項5に係る照明装置は、請求項4に係る構成において、前記植栽部が、水を貯留する内部空間と外部空間とを連通する複数の開口部を備えているものである。
【0015】
請求項6に係る照明装置は、請求項1に係る構成において、前記装置本体が、線状の光源と、この光源の光を下方に向けて照射するための反射板とを備えたものであり、前記植物保持体が、前記光通過空間に隣接するように偏移させて前記光源と略平行に配されたものである。
【発明の効果】
【0016】
以上説明したように本発明によれば、ストレス解消や癒しの提供に貢献する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態を示す照明装置の斜視図。
【図2】同実施形態における正面図。
【図3】同実施形態における平面図。
【図4】図3におけるA−A線断面図。
【図5】他の実施形態である照明装置の概略左側面図。
【図6】同実施形態における概略正面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図4を参照して説明する。
【0019】
本実施形態は、本発明を、オフィス等の天井Tに吊るして用いられる照明器具Aに適用した場合のものである。
【0020】
この照明器具Aは、LEDを用いた光源11を備えた装置本体1と、装置本体1の光源11に臨ませて設けられ該光源11から照射される光を通過させるための空間である光通過空間Sを形成し得るように位置づけられた植物保持体2とを具備してなるものである。しかして、植物保持体2が、観葉植物等の植物Zの葉の部分を光通過空間Sに延出する姿勢で保持するための植栽部21と、植栽部21に保持された植物Zの根の部分に水Wを供給するための水貯留部22、より具体的には、植栽部21に保持された植物Zを植えた植栽ポットpの下端に水Wが浸かるように設定された水貯留部22とを備えたものとしている。
【0021】
装置本体1は、省電力性能に優れたLEDを採用してなる点状の光源11たるLED電球と、光源11の光を下方に向けて照射するための笠形状をなす反射板12とを備えたものである。ここで、「点状の」光源とは、点状に配された光源であり、換言すれば、電球状の光源である。点状の光源には、例えば、1つの電球を用いるもののほか、複数の電球を一か所に纏めることにより一体的にしたものも含まれる。
【0022】
装置本体1は、上部分に位置してなり筒状をなす上部材Uと、下部分に位置してなり笠形状をなす下部材Lとを備えている。装置本体1は、上部材Uと下部材Lとによって、図2に示すように、側面視略フラスコ形状をなしている。上部材Uは、上端においてオフィスの天井等から降ろされる装置本体1を懸吊する部材でもある配線用のコードHを保持するとともに、下端において光源11であるLED電球を保持するものであり、光源11の発光に伴う熱を外部に放熱させるための部分としても機能している。なお、図4では、上部材Uの内部構造は省略して示している。下部材Lは、笠形状をなしたものであり、内面に反射板12を備えたものである。また、下部材Lの下縁部分では、植物保持体2を懸吊支持するための複数の懸吊具tたる棒状部材を保持している。
【0023】
続いて、植物保持体2について説明する。
【0024】
植物保持体2は、光通過空間Sを囲うように配された環状のもの、換言すれば、平面視又は底面視においてドーナツ形状をなすものである。植物保持体2は、樹脂により成形されている。ここで、光通過空間Sは、平面視又は底面視において環状をなす植物保持体2の前後方向及び左右方向の中央に位置している上下方向に開放された空間である。そして、光通過空間Sの上側に位置する光源11から照射される光は、少なくとも光通過空間Sを通過し、その後、オフィスにおける机の天板や床面や壁面等の各所に至るようになっている。
【0025】
植物保持体2は、内部空間Nの下側に植物Zの生育に供するための水Wを貯留する水貯留部22を有する中空のドーナツ状をなすもので、本実施形態においては、棒状の懸吊具tを介して装置本体1から吊り下げられている。植物保持体2には、水貯留部22に水Wを供給又は補給するための注水部Cが設けられている。注水部Cは、後述する植物保持体2の保持体本体2aに形成される孔であり、より具体的には、保持体本体2aの外壁部2a2に形成されている。なお、注水部Cである孔は水Wを供給等しない場合には図示しないキャップ等により塞がれるようにもすることができる。
【0026】
また、植物保持体2には、水貯留部22に貯留される水Wの量を確認するための水量確認窓Mが設けられている。水量確認窓Mは、植物保持体2の保持体本体2aに設けられているもので、より具体的には、保持体本体2aの外壁部2a2に設けられている。なお、本実施形態においては、水量確認窓Mは、保持体本体2aに設けられた開口、換言すれば、外部空間と内部空間Nとを連通する貫通孔としている。
【0027】
植物保持体2は、上側の部位すなわち上面内周寄りの部位に、植物Zを植えた植栽ポットpを内側に傾斜させて保持するための植栽部21を有している。換言すれば、植物保持体2の植栽部21は、植物Zが植えられている植栽ポットpを、植物Zの葉の部分が光通過空間Sに位置するようにして保持している。この植栽部21は、後述する開口部Kに臨む内部空間Nを含み、後述する植物保持体2の保持体本体2aの円周方向に一定の間隔をあけて設けられている。なお、この植栽部21は、円周方向に連続して設けてもよい。植栽ポットpは、カップ形状のポット内に連続気泡を有した発泡体やロックウールあるいはハイドロコーン等の多孔質材料を充填したものであり、植栽部21により保持され得る幅寸法、より具体的には、植栽部21の上支持部211と下支持部212とによって挟持され得る植栽ポットpの平面視形状に対応した幅寸法を備えているものである。
【0028】
植物保持体2は、下部分に水貯留部22を備えた保持体本体2aと、この保持体本体2aの上側の内周寄りの部位に形成された開口部分に着脱可能に設けられる複数の蓋部材2bとを備えたものである。したがって、内部空間Nは、保持体本体2aと蓋部材2bとで囲まれた空間である。
【0029】
植物保持体2は、水Wが貯留されているとともに植栽部21を有する内部空間Nと外部空間とを連通する複数の開口部K、具体的に本実施形態においては9つの開口部Kを備えている。
【0030】
保持体本体2aは、平面視リング状の底面部2a1と底面部2a1の外周縁より上方に延びる外壁部2a2と底面部2a1の内周縁より上方に延びる内壁部2a3とからなり、内部空間Nを少なくとも上方に開放するものである。本実施例では、内壁部2a3の高さを外壁部2a2の高さよりも低く設定し内部空間Nを上方及び内方に開放するものとしている。また、保持体本体2aの内部空間Nの下側に植栽ポットpに植えられた植物Zに付与される水Wを貯留するための水貯留部22を有している。また、保持体本体2aは、主に光が照射される側すなわち光通過空間S側に植物Zの葉の部分が延出する姿勢となるように、植栽ポットpを保持する植栽部21を備えている。植栽部21は、植栽ポットpを上下から一定姿勢を保持して挟持することが出来るように、植栽ポットpの上側を支持するプレート状の上支持部211と、植栽ポットpの下側を支持するプレート状の下支持部212とを備えたものである。植栽部21をこのように構成することによって、植物Zを植えた植栽ポットpを、天井に吊るされた不安定な状態の植物保持体2から容易に着脱できるようになっている。
【0031】
蓋部材2bは、保持体本体2aの上斜め内側の部位に形成された開口部分に着脱可能に設けられており、本実施形態では、略同一形状をなすものが保持体本体2の開口部分を塞ぐようにして9つ並べて配されている。蓋部材2bは、長手方向の両端部に略半円形状ないし略楕円形状をなす切欠部23が形成されており、略同一構造をなして隣接する他の蓋部材2bに形成された略半円形状ないし略楕円形状をなす切欠部23と相まって、斜め上方に略円形状ないし略楕円形状に開口した開口部Kが形成されるようになっている。なお、水貯留部22への水Wの供給又は補給は、一部の蓋部材2bを外すことにより行うこともできる。
【0032】
植栽ポットpは、外部から開口部Kを通過させて、保持体本体2aの植栽部21に配することができるようになっている。蓋部材2bは、保持体本体2aの開口部分を上側から覆うものであり、保持体本体2aの内部から水Wが蒸発するのを抑制する機能も有している。
【0033】
このように、本実施形態に係る照明装置Aは、光源11を備えた装置本体1と、装置本体1の光源11に臨ませて設けられ該光源11から照射される光を通過させるための光通過空間Sを形成し得るように位置づけられた植物保持体2とを具備してなり、植物保持体2が、植物Zを光通過空間S側に延出する姿勢で保持するための植栽部21と、この植栽部21に保持された植物Zに水Wを供給するための水貯留部22とを備えたものであるので、照射された光が、光通過空間Sに延出する植物Zの葉によって部分的に遮られて室内空間における床面や壁面や家具等に至るようになり、木漏れ日的な照明を実現することができる。そして、この照明装置Aは、木漏れ日的な光を創出し、見る者にストレスの解消や癒し等を与えるものとなる。すなわち、本実施形態に係る照明装置Aであれば、オフィス等の室内においても、まるで晴れた日に木陰で佇み、木漏れ日を受けているかのような環境を実現することができるため、ワーカーがリラックスできる雰囲気やワーカーが癒される雰囲気を形成するものとなる。
【0034】
植物保持体2が、植物Zに水Wを供給するための水貯留部22を有しているので、植物Zの生育に不可欠な水Wを供給することができ、植物Zの生育を維持できるものとなっている。さらに、上述した構成のものであれば、植物Zに十分な光を与えることができるので、植物Zが光の不足に困ることが無いものとなっている。
【0035】
装置本体1が、点状の光源11と、光源11の光を下方に向けて照射するための反射板12とを備えたものであり、植物保持体2が、光通過空間Sを囲うように配された環状のものであるので、点状の光源11及び反射板12により照射された光を効率よく一定方向に照射させることができ、また、植物保持体2が、より多くの植物Zの葉の部分を光通過空間Sに延出させることができるものとなる。
【0036】
植物保持体2が、中空ドーナツ状をなすもので、懸吊具tを介して装置本体1から吊り下げられているものであるので、装置本体1と植物保持体2との間に植物Zの葉が延出できる空間が形成されるとともに、室内であっても外部からの風を植物Zの葉が受けやすいものとなり、木漏れ日的な光をより一層創出しやすいものとなっている。
【0037】
植物保持体2が、上面内周寄りの部位に植物Zを植えた植栽ポットpを内側に傾斜させて保持するための植栽部21を円周方向に連続して設けたものであるので、植物Zの葉の部分を光通過空間S側に延出しやすい態様で植栽ポットpを複数保持することができるものとなる。
【0038】
植物保持体2が、水Wを貯留する内部空間Nと外部空間とを連通する複数の開口部Kを備えているので、植物Zを内部空間Nから外部に見栄えよく出すことができるとともに、内部空間Nにある水Wの蒸発を好適に抑制するものとなる。
【0039】
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
【0040】
植栽部21は、植栽ポットpを挟持する上支持部211と下支持部212とを備えるように構成したが、両支持部211、212を設けずに、植栽ポットpを植物保持体2に設けた開口部Kの開口縁で直接支持させるようにしても良い。開口部Kは、蓋部材2b又は保持体本体2aに設けるようにしても良いし、蓋部材2b及び保持体本体2aの双方に繋がる開口として構成しても良い。
【0041】
図5及び図6では、他の実施形態である照明装置Bを示している。この照明装置Bは、前述した実施形態である照明装置Aと比較すると、壁面Yに取り付けられた態様のものである点や、蛍光灯やLED蛍光灯などの線状の光源B11を使用している点や、装置本体B1や植物保持体B2の全体形状が左右方向に一直線状に延びている点などが異なっている。なお、図5及び図6における他の実施形態では、符号の頭に「B」を付したうえで、前述した実施形態の構成に相当する構成については同一の符号を付して説明するものとし、説明を省略又は簡略化する部分がある。
【0042】
図5及び図6に示される照明装置Bは、光源B11を備えた装置本体B1と、この装置本体B1の光源B11に臨ませて設けられ該光源B11から照射される光を通過させるための光通過空間BSを形成し得るように位置づけられた植物保持体B2とを具備してなり、植物保持体B2が、植物BZを光通過空間BS側に延出する姿勢で保持するための植栽部B21と、植栽部B21に保持された植物BZに水BWを供給するための水貯留部B22とを備えたものである。更に、当該他の実施形態に示される照明装置Bは、装置本体B1が、線状の光源B11と、この光源B11の光を下方に向けて照射するための反射板B12とを備えたものであり、植物保持体B2が、光通過空間BSに隣接するように偏移させて光源B11と略平行に配されたものである。なお、植物保持体B2は、フレーム形状をなす支持部材3を介して装置本体B1及び壁面Yに支持されるようにしている。
【0043】
このようなものであっても、照射された光が、光通過空間BSに延出する植物BZを照射しつつ、室内の床面や壁面や家具等に至るようになり、木漏れ日的な照明を実現することができ、当該照明により利用者にストレスの解消や癒し等を与えるものとなり、所期の目的を達成するものとなる。
【0044】
しかも、前述した実施形態のものと同様に、植物保持体B2が、植物BZに水BWを供給するための水貯留部B22を有しているので、植物BZの生育に不可欠な水BWを与えることができるものとなっているとともに、上述した構成のものであれば、植物BZに十分な光を与えることができるので、植物BZの成長の促進にも寄与するものとなっている。
【0045】
また、当該他の実施形態のものであれば、壁面Yに取り付けて用いることができるため、壁面Yを癒し等の提供に有効利用することができるものとなる。
【0046】
光源は、本実施形態で説明したLEDのものに限定されず、光を発するものであればどのようなものであってもよい。しかしながら、本実施形態に示すようなLED光源を用いたものであれば、省電力に寄与するものとなる。
【0047】
本実施形態では、装置本体が天井から吊るされたものであるとして説明したが、このようなものには限定されず、例えば、装置本体を保持するための、又は装置本体を吊るすための別個の保持装置を用いてもよい。
【0048】
本実施形態では、植物が、観葉植物であるとして説明したが、これに限定されるものではなく。例えば、野菜や雑草などの植物であってもよいのはもちろんのことである。
【0049】
光通過空間は、本実施形態においては、植物保持体の中央部分における空間であるとして説明したが、これに限定されるものではない。
【0050】
植物保持体の具体的な形状は、本実施形態に限定されるものではなく、種々変更が可能である。環状のものにおいては、円形のもの以外にも、例えば、三角枠状のものや、四角枠状のものや、五角形以上の多角形の枠状のものなどが考えられる。また、植栽部の数や開口部の数も適宜設定可能である。
【0051】
植物保持体の材質は、どのようなものであってもよく、例えば、本実施形態で説明したような樹脂製のものの他、金属製のものや、木製のものや、陶製のもの等種々のものが考えられる。また、樹脂製の植物保持体の配色も自由に設定することができるものであり、内部空間を視認可能な透明又は半透明のものとしてもよい。
【0052】
本実施形態では、水量確認窓は保持体本体に設けられた開口としていたが、これに限定されるものではない。その他のものとしては、植物保持体の一部、例えば、植物保持体の保持体本体の一部を透明にしたもの等が考えられる。すなわち、水量確認窓は、水貯留部に貯留される水量を視認できるものであればどのようなものでもよい。
【0053】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【符号の説明】
【0054】
1…装置本体
2…植物保持体
11…光源
12…反射板
21…植栽部
22…水貯留部
A…照明装置
S…光通過空間
p…植栽ポット
t…懸吊具
W…水
Z…植物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を備えた装置本体と、この装置本体の光源に臨ませて設けられ該光源から照射される光を通過させるための光通過空間を形成し得るように位置づけられた植物保持体とを具備してなり、前記植物保持体が、植物を前記光通過空間側に延出する姿勢で保持するための植栽部と、この植栽部に保持された植物に水を供給するための水貯留部とを備えたものであることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記装置本体が、点状の光源と、この光源の光を下方に向けて照射するための反射板とを備えたものであり、前記植物保持体が、前記光通過空間を囲うように配された環状のものである請求項1記載の照明装置。
【請求項3】
前記植物保持体が、中空ドーナツ状をなすもので、懸吊具を介して前記装置本体から吊り下げられている請求項2記載の照明装置。
【請求項4】
前記植物保持体が、上面内周寄りの部位に植物を植えた植栽ポットを内側に傾斜させて保持するための複数の植栽部を円周方向に間隔をあけて設けたものである請求項3記載の照明装置。
【請求項5】
前記植栽部が、水を貯留する内部空間と外部空間とを連通する複数の開口部を備えている請求項4記載の照明装置。
【請求項6】
前記装置本体が、線状の光源と、この光源の光を下方に向けて照射するための反射板とを備えたものであり、前記植物保持体が、前記光通過空間に隣接するように偏移させて前記光源と略平行に配されたものである請求項1記載の照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−104420(P2012−104420A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−253298(P2010−253298)
【出願日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(000001351)コクヨ株式会社 (961)
【出願人】(309007911)サントリーホールディングス株式会社 (307)
【Fターム(参考)】