説明

煽り運動健康靴に装着されるミッドソール及びその製法

【課題】煽り運動健康靴に装着されるミッドソール及びその製法
【解決手段】煽り運動健康靴に装着されるミッドソールを容易で簡単に製作でき、トンネル部(28)またはエアーバック(128)が形成された煽り運動健康靴は、かかとが地面で煽り運動をすることによって、着地及び重心移動段階で着地衝撃を均一に分散させ、足首関節、脚及び身体に不連続的な衝撃を与えず、マイルドな着地と自然な歩行を可能にする、煽り運動健康靴に装着されるミッドソール及びその製法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、煽り運動健康靴に装着されるミッドソール及びその製法に係り、具体的には、容易で簡単に製作でき、かつ、トンネル部またはエアーバックを有し、そのかかとが煽り運動することによって、着地及び重心移動段階で着地衝撃を均一に分散させるとともに、足首関節、脚及び身体に不連続的な衝撃を誘発せず、マイルドな着地と自然な歩行を可能にする、煽り運動健康靴に装着されるミッドソール及びその製法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、歩行時には、大きく、かかとによる着地段階、かかとからつま先への重心移動段階、つま先が地面を蹴り出しつつ離脱する段階の3段階を左右の足が地面に対して連続して反復する。従来の靴は、ヒールの形状が地面に対して略直角となり、特に、ヒールの高い靴の場合には、ヒールのエッジが鋭くなっており、着地時にこの鋭いエッジ部が地面に最も早く着く。このようにヒールの接地面が狭い線形形状に近いと、着地時の衝撃が大きく、着地の次の段階である重心移動段階への移動が一気になされるから、足首関節の他、脚と身体の各関節に急に衝撃が伝えられ、着地感が悪く、歩行が不自然になるという問題点につながる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、装着されるミッドソールを容易で簡単に製作でき、かつ、トンネル部またはエアーバックを有し、そのかかとが煽り運動をすることによって、着地及び重心移動段階で着地衝撃を均一に分散させ、足首関節の他、脚及び身体に不連続的な衝撃を誘発せず、マイルドな着地と自然な歩行を可能にする、かかとの改良された健康靴を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は、甲革(10)、中敷き(26)、ミッドソール(22)及びアウトソール(24)で構成された靴において、ミッドソール(22)は、前方部が、前方の一定位置から前方先端に続く多数のスリット(29a)が形成されて数等分され、中央腰部分に補強のためのビード(beed)形態のリブ(29b)が前後方向に形成された高弾力性のシャンク(shank)(29)が内蔵されており、かかとが一側面から他側面へ貫通されてなり、かかとが地面となす主要傾斜角が0〜40°となる半楕円状のトンネル部(28)またはエアーバック(128)が設けられ、靴底のかかと底面が、足のかかとの形状及び歩行時の足首関節に対するかかとの運動軌跡に沿って前後方向に曲面形状に形成され、歩行時に地面に対して煽り運動がなされることを特徴とする、煽り運動健康靴に装着されるミッドソールである。
【0005】
本発明において、トンネル部(28)が装着されたミッドソール(22)は、かかとが一側面から他側面へ貫通されており、かかとが地面となす主要傾斜角が0〜40°となる半楕円状のトンネル部(112)が形成されており、トンネル部(112)の上部面に1〜20個の支持突起(114)が形成されている上部パッド(110)と;上部パッド(110)のトンネル部(112)と対称に一側面から他側面へ貫通されており、地面となす主要傾斜角が0〜40°となる半楕円状のトンネル部(122)が形成されており、トンネル部(122)の下部面において上部パッド(110)の支持突起(114)に相互対応する位置に1〜20個の支持突起(124)が形成されている下部パッド(120)と;からなり、上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が相互対応して接触する状態、または、上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が接着剤によって相互接着された状態で、上部パッド(110)のトンネル部(112)の周縁に下部パッド(120)のトンネル部(122)の周縁を接着することによってミッドソールのトンネル部(28)が形成された状態でミッドソールの完製品が作られることを特徴とする。
【0006】
本発明の煽り運動健康靴に装着されるミッドソールにおいて、トンネル部(28)は、上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が相互対応する位置に接触する状態、または、上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が接着剤によって相互接着された状態で、支持突起(114,124)を包む形で1〜20個のスプリング(130)がさらに装着されたことを特徴とする。
【0007】
本発明の煽り運動健康靴に装着されるミッドソールは、かかとが地面となす主要傾斜角が0〜40°となる後上がり曲面形状に形成されたアウトソール(24)がさらに装着されて靴が完成することを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、甲革、中敷き、ミッドソール及びアウトソールで構成された靴の製法において、かかとは一側面から他側面へ貫通されており、地面となす主要傾斜角が0〜45°となる半楕円状のトンネル部(112)が形成されており、トンネル部(112)の上部面に1〜20個の支持突起(114)が形成されている上部パッド(110)を製作する段階と;上部パッド(110)のトンネル部(112)と対称に一側面から他側面へ貫通されており、地面となす主要傾斜角が0〜45°となる半楕円状のトンネル部(122)が形成されており、トンネル部(122)の下部面において上部パッド(110)の支持突起(114)と相互対応する位置に1〜20個の支持突起(124)が形成されている下部パッド(120)を製作する段階と;上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が相互対応する位置に接触する状態、または、上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が接着剤によって相互接着された状態で、上部パッド(110)のトンネル部(112)の周縁に下部パッド(120)のトンネル部(122)の周縁を接着することによってミッドソールのトンネル部(28)が形成された状態にミッドソールの完製品を製作する段階と、で構成されることを特徴とする、煽り運動健康靴装着用ミッドソールの製法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、煽り運動健康靴に装着されるミッドソールを容易で簡単に製作でき、トンネル部またはエアーバックを設け、かかとが地面で煽り運動をすることによって着地及び重心移動段階で着地衝撃を均一に分散させ、足首関節、脚及び身体に不連続的な衝撃が起こるのを防止し、マイルドな着地と自然な歩行を可能にする、かかとの改良された健康靴を提供できる、靴産業上に非常に有用なものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0011】
図12に示すように、本発明のミッドソールが装着された健康靴は、大きく、甲革10と、底20とで構成されており、甲革10は、裏革12及び表革14を備えており、底20は、ミッドソール22とアウトソール24を備えている。図1から図8に示すように、本発明のミッドソールが装着された健康靴は、ミッドソール22が完製品として装着される。すなわち、ミッドソール22の完製品を製作するために、まず、上部パッド110と下部パッド120を別に製作した後、上部パッド110の支持突起114と下部パッド120の支持突起124が相互対応して接触するように、上部パッド110のトンネル部112の周縁に下部パッド120のトンネル部122の周縁を接着する。これによって、トンネル部28が形成されたミッドソール22の完製品が製作され、この完製品のミッドソール22を靴の甲革に装着すれば良い。本発明のミッドソールに形成された支持突起114,124は、合成樹脂または弾性体合成ゴムから作られることが可能で、ポリウレタン材質からなることが好ましい。
【0012】
図1から図8に示すように、本発明のミッドソールにおいて、上部パッド110は、かかとが一側面から他側面に貫通されており、かかとが地面となす主要傾斜角が0〜40°となる半楕円状のトンネル部112が形成されており、トンネル部112の上部面には1〜20個の支持突起114が形成されている。本発明のミッドソールのトンネル部28に形成されたトンネルは、トンネルの形成されていない場合に比べて硬度を半分に減らし、緩衝効果を高めることができる。
【0013】
図5から図8に示すように、本発明のミッドソールのトンネル部28にはスプリング130が装着されても良い。スプリング130が装着されると、スプリングの装着されていない場合に比べて硬度が半分に減り、緩衝効果を高めることができる。
【0014】
図9に示すように、本発明のミッドソールは、かかとが地面となす主要傾斜角が0〜40°となる半楕円状のエアーバック128が形成されても良く、このようなミッドソールのエアーバック128に形成されたトンネル及びエアーバックは、トンネル及びエアーバックの形成されていない場合に比べて硬度を半分に減らし、緩衝効果を高めることができる。
【0015】
本発明のミッドソールの上部パッド110でトンネル部112の主要傾斜角が0°である場合、かかとの平坦な一般の靴が作られ、トンネル部112の主要傾斜角が1〜40°、好ましくは20〜40°であると、かかとの底面形状が曲面となり、特に、後方へ行くほど地面に対する傾斜角が順次増加する滑らかな曲面形状となる。これと関連し、本発明の靴に装着されたミッドソール22は、かかとの底面形状が曲面とされ、特に、後方へ行くほど地面に対する傾斜角が順次増加する滑らかな曲面形状とする。このとき、曲面の形状は、足のかかと及び歩行時の足首関節に対するかかとの運動軌跡に合わせて形成することが好ましく、特に、地面に対する主要傾斜角Rを0〜40°として形成することが、人体工学的な面で効果的である。この主要傾斜角Rは、着地時に地面に対してかかとがなす平均角度から算出される。
【0016】
図1から図8に示すように、本発明のミッドソールの上部パッド110においてトンネル部112の上部面に1〜20個、好ましくは、5〜10個の支持突起114が形成されており、相互対応する位置に形成されている下部パッド120の支持突起124と接触した状態で着地時にトンネル部28が地面と並んで置かれるようにし、収縮による緩衝効率を高めることができ、かつ、着地及び重心移動段階で収縮されたトンネル部28は、地面から離れる際にその形状が復元され反発力を発生させることによって歩行効率を高める。本発明のトンネル部の形成された煽り運動健康靴に装着されるミッドソールにおいて、ミッドソールのトンネル部28は、上部パッド110の支持突起114と下部パッド120の支持突起124とが密着した状態に形成する、または、上部パッド110の支持突起114と下部パッド120の支持突起124とを接着剤で接着した状態に形成することができる。
【0017】
図1から図8に示すように、本発明のミッドソールにおいて下部パッド120は、上部パッド110のトンネル部112に対称に、一側面から他側面へ貫通されており、地面となす主要傾斜角が0〜40°、好ましくは、20〜40°となる半楕円状のトンネル部122が形成されており、このトンネル部122の下部面において上部パッド110の支持突起114と相互対応する位置に、1〜20個、好ましくは5〜10個の支持突起124が形成されている。
【0018】
本発明のミッドソールが装着された健康靴は、ミッドソール22のかかとの底面を左右方向には平坦に維持して歩行の左右安全性を確保している点は、従来の靴と同様である。本発明のミッドソールが装着された健康靴において、アウトソール24は、ミッドソール22の底面に結合され、このとき、かかと底面の曲面形状が維持されるようにミッドソール22の曲面形状に沿って結合される。本発明の健康靴では、ミッドソール22のかかとにはトンネル部28が形成され、このトンネル部28は、傾斜した曲面形状に沿って地面に対して後上がりになるように挿入され、主要傾斜角Rと同角度で傾いた状態でミッドソール22に収容されるようにすることが好ましい。これは、着地段階でかかとと地面がなす平均的な角度によるもので、ミッドソールのトンネル部28に形成されたトンネルは、トンネルの形成されていない場合に比べて硬度を半分に減らし、緩衝効果を高めることができ、かつ、着地時にトンネル部28が地面に並置されるようにし、収縮による緩衝効率を高めることができる。また、着地及び重心移動段階で収縮されたトンネル部28は、地面離脱段階で形状が復元されて反発力を発生させ、歩行効率を高める。
【0019】
図10及び図11に示すように、本発明のミッドソールが装着された健康靴において、ミッドソール22は、内部に高弾力素材のシャンク(shank)29が挿入される。これは、底20及び靴の原形を保ち、歩行時に屈曲及び伸張の変形頻度が高い底20が元来の形状に円滑に復元されるようにするとともに、歩行時に歩行の安全性を向上させ、地面離脱段階で反発力を付加して軽快な歩行を可能にする。本発明のミッドソールが装着された健康靴で、シャンク29は、いかなる形状及び素材にしても良いが、合成樹脂(P.V.C)材質を用いてミッドソール22の外形及び曲面の形状をかたどって板状に形成することが好ましく、歩行時に屈曲角が比較的大きいシャンク29の前方部は、前方の一定位置から前方先端に続く複数のスリット29aを形成して数等分することによってつま先部分の曲げ作用が容易となるようにし、シャンク29の中央腰部分は、補強のためにビード(beed)形態のリブ29bを前後方向に形成し、多数の貫通穴29cを形成させて、ミッドソール22の製造時に成形液が円滑に流動できるようにする。
【0020】
一方、本発明のミッドソールが装着された健康靴で、甲革10の裏革12と中敷き26を銀糸素材とし、銀成分を含有させる。甲革10の構成要素であるタン16の裏革12も銀糸で形成することが好ましい。なお、中敷き26は、銀糸含有の不織布類を表面に付着させるか、または、内部層に挿入して作ると良く、これ以外にも様々な方法で製作可能である。
【0021】
歩行時の地面に対する足の運動は、着地段階、重心移動段階及び地面離脱段階に分けられる。本発明のミッドソールが装着された健康靴は、着地段階でかかとが地面に着く瞬間、底20の接地面積が広いため着地による衝撃量が相対的に少なく、トンネル部28が地面と並んで収縮されるため緩衝効率が高く、マイルドな着地となる。また、ミッドソールトンネル部28に形成されたトンネルは、トンネルの形成されていない場合に比べて硬度を半分に減らし、緩衝効果を高める機能を担う。続いて重心移動段階に歩行動作が移ると、本発明のミッドソールが装着された健康靴は、曲面形状を有するかかとの底面が地面に沿って煽り運動をし、衝撃力は連続的に分散して吸収される。また、本発明のミッドソールが装着された健康靴は、曲面形状に沿って順次中心が移動するため、足首関節の他、脚及び身体の各関節に急激な衝撃が与えられず、マイルドで自然な歩行が可能になる。続いて地面離脱段階において、本発明のミッドソールが装着された健康靴は、底20のかかとが地面から離れる際、前段階で収縮されたトンネル部28またはエアーバック128が復元されつつ反発力が発生し、歩行者の足を進行方向に押してやるので、歩行効率が向上し、軽快な歩行が可能となる。
【0022】
一方、本発明のミッドソールが装着された健康靴で、ミッドソール22の内部に挿入されたシャンク29の存在によって、底20及び靴の原形がよく保存され、歩行時に屈曲及び伸張の変形頻度が高い底20の元来の形状への復元が円滑になり、且つ、底20の形状が弾力的でありながらも堅固に維持されるので、歩行の安全性が向上するだけでなく、地面離脱段階で復元力による反発力が付加されてつま先を歩行方向に押し、軽快な歩行及び高い歩行効率が得られる。
【0023】
また、本発明のミッドソールが装着された健康靴は、甲革10の裏革12と中敷き26が銀成分を含有しているため、細菌の除去及び繁殖を防ぐ坑菌作用はもちろん、臭いも防止して足の健康を守ることができ、具体的には、水虫や湿疹などの予防に効果的であるため、皮膚の敏感な歩行者には大変有益である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明のトンネル部が形成されたミッドソールの分解斜視図である。
【図2】本発明のトンネル部が形成されたミッドソールの結合斜視図である。
【図3】本発明のトンネル部が形成されたミッドソールにおいてシャンクが内蔵された結合斜視図である。
【図4】本発明のトンネル部が形成されたミッドソールにおいてアウトソールが装着された結合斜視図である。
【図5】本発明のトンネル部が形成されたミッドソールにおいてスプリングが装着された分解斜視図である。
【図6】本発明のトンネル部が形成されたミッドソールにおいてスプリングが装着された結合斜視図である。
【図7】本発明のトンネル部が形成されたミッドソールにおいてシャンクが内蔵された結合斜視図である。
【図8】本発明のトンネル部が形成されたミッドソールにおいてアウトソールが装着された結合斜視図である。
【図9】本発明のトンネル部が形成されたミッドソールにおいてエアーバックが内蔵された結合斜視図である。
【図10】本発明のトンネル部が形成されたミッドソールにおいてシャンクが内蔵された状態を示す平面図である。
【図11】図10のB−B’線に沿った断面図である。
【図12】本発明のミッドソールが装着された靴を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0025】
10 甲革
12 裏革
14 表革
16 タン
20 底
22 ミッドソール
24 アウトソール
26 中敷き
28 トンネル部
29 シャンク(shank)
110 上部パッド
112 トンネル部
114 支持突起
120 下部パッド
122 トンネル部
124 支持突起
128 エアーバック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
甲革(10)、中敷き(26)、ミッドソール(22)及びアウトソール(24)で構成された靴において、前記ミッドソール(22)は、前方部が、前方の一定位置から前方先端に続く多数のスリット(29a)が形成されて数等分され、中央腰部分に補強のためのビード(beed)形態のリブ(29b)が前後方向に形成された高弾力性のシャンク(shank)(29)が内蔵されており、かかとが一側面から他側面へ貫通されてなり、かかとが地面となす主要傾斜角が0〜40°となる半楕円状のトンネル部(28)またはエアーバック(128)が設けられ、靴底のかかと底面が、足のかかとの形状及び歩行時の足首関節に対するかかとの運動軌跡に沿って前後方向に曲面形状に形成され、歩行時に地面に対して煽り運動がなされることを特徴とする、煽り運動健康靴に装着されるミッドソール。
【請求項2】
前記トンネル部(28)が装着されたミッドソール(22)は、
かかとが一側面から他側面へ貫通されており、かかとが地面となす主要傾斜角が0〜40°となる半楕円状のトンネル部(112)が形成されており、前記トンネル部(112)の上部面に1〜20個の支持突起(114)が形成されている上部パッド(110)と;
前記上部パッド(110)のトンネル部(112)と対称に一側面から他側面へ貫通されており、地面となす主要傾斜角が0〜40°となる半楕円状のトンネル部(122)が形成されており、前記トンネル部(122)の下部面において上部パッド(110)の支持突起(114)に相互対応する位置に1〜20個の支持突起(124)が形成されている下部パッド(120)と;からなり、
前記上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が相互対応して接触する状態、または、上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が接着剤によって相互接着された状態で、上部パッド(110)のトンネル部(112)の周縁に下部パッド(120)のトンネル部(122)の周縁を接着することによってミッドソールのトンネル部(28)が形成された状態でミッドソールの完製品が作られることを特徴とする、請求項1に記載の煽り運動健康靴装着用ミッドソール。
【請求項3】
前記トンネル部(28)は、上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が相互対応する位置に接触する状態、または、上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が接着剤によって相互接着された状態で、支持突起(114,124)を包む形で1〜20個のスプリング(130)がさらに装着されることを特徴とする、請求項2に記載の煽り運動健康靴装着用ミッドソール。
【請求項4】
前記ミッドソールは、かかとが地面となす主要傾斜角が0〜40°となる後上がり曲面形状に形成されたアウトソール(24)がさらに取り付けられて靴が完成することを特徴とする、請求項1に記載の煽り運動健康靴に装着されるミッドソール。
【請求項5】
甲革、中敷き、ミッドソール及びアウトソールで構成された靴の製法において、
かかとは一側面から他側面へ貫通されており、地面となす主要傾斜角が0〜45°となる半楕円状のトンネル部(112)が形成されており、前記トンネル部(112)の上部面に1〜20個の支持突起(114)が形成されている上部パッド(110)を製作する段階と;
前記上部パッド(110)のトンネル部(112)と対称に一側面から他側面へ貫通されており、地面となす主要傾斜角が0〜45°となる半楕円状のトンネル部(122)が形成されており、前記トンネル部(122)の下部面において上部パッド(110)の支持突起(114)と相互対応する位置に1〜20個の支持突起(124)が形成されている下部パッド(120)を製作する段階と;
前記上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が相互対応する位置に接触する状態、または、上部パッド(110)の支持突起(114)と下部パッド(120)の支持突起(124)が接着剤によって相互接着された状態で、上部パッド(110)のトンネル部(112)の周縁に下部パッド(120)のトンネル部(122)の周縁を接着することによってミッドソールのトンネル部(28)が形成された状態にミッドソールの完製品を製作する段階と、
で構成されることを特徴とする、煽り運動健康靴装着用ミッドソールの製法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2008−523882(P2008−523882A)
【公表日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−546558(P2007−546558)
【出願日】平成17年12月13日(2005.12.13)
【国際出願番号】PCT/KR2005/004251
【国際公開番号】WO2006/065047
【国際公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(507151157)
【Fターム(参考)】