説明

熱現像感光材料、それに用いる感光性ハロゲン化銀の有機溶媒分散物の製造方法

【課題】本発明の目的は、ゼラチンと相溶性がよく均一に混合しやすい合成ポリマーを用いて、高感度、高カバリングパワーである熱現像感光材料用のハロゲン化銀粒子の有機溶媒分散物をうること、および、これを用い高感度、高カバリングパワーの熱現像感光材料を得ることにある。
【解決手段】logP値が0.75〜1.5の範囲であり、側鎖にアミド基及びポリオキシエチレン基を含む基を有するポリマーを含有することを特徴とする熱現像感光材料。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
logP値が0.75〜1.5の範囲であり、側鎖にアミド基及びポリオキシエチレン基を含む基を有するポリマーを含有することを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記ポリマーが下記一般式(1)で表されることを特徴とする請求項1記載の熱現像感光材料。
【化1】

(前記一般式において、R0は水素原子またはメチル基を表し、L1は炭素原子数1〜6の分岐してもよいアルキレン基を、R1は水素原子または炭素原子数1〜6のアルキル基、シクロアルキル基を表す。また、R2は炭素原子数10以上、22以下のアルキル基を、またR3は水素原子、または炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。
また、ここにおいて、l、m、n、oはそれぞれのモノマー成分の質量%を表し、lは1〜80、mは1〜80、nは1〜80、oは1〜80の範囲であり、またl+m+n+o=100である。また、EOはエチレンオキシ基を、またPOはプロピレンオキシ基を表す。n1およびm1は1〜300、n2およびm2は0〜60の範囲の整数を表す。但しn1+n2、m1+m2はそれぞれ2以上の整数である。)
【請求項3】
前記ポリマーが、塗布バインダーの0.1質量%以上20質量%以下含有されていることを特徴とする請求項1または2記載の熱現像感光材料。
【請求項4】
logP値が0.75〜1.5の範囲であり、側鎖にアミド基、及び、ポリオキシエチレン基を有する基を有するポリマーを用いて、親水性バインダーを含有する感光性ハロゲン化銀乳剤を有機溶媒に分散することを特徴とする感光性ハロゲン化銀の有機溶媒分散物の製造方法。
【請求項5】
logP値が0.75〜1.5の範囲であり、かつ前記一般式(1)で表されるポリマーを用いて、親水性バインダーを含有する感光性ハロゲン化銀乳剤を有機溶媒に分散することを特徴とする感光性ハロゲン化銀の有機溶媒分散物の製造方法。
【請求項6】
請求項4または5記載の感光性ハロゲン化銀の有機溶媒分散物の製造方法を用い調製された有機溶媒分散物を含有することを特徴とする熱現像感光材料。

【図1】
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