説明

熱現像感光材料および非感光性有機銀塩の製造方法

【課題】 本発明の課題は、指紋跡の汚れに対する耐性が向上し、かつ生保存性が改良された熱現像感光材料および非感光性有機銀塩の製造方法を提供することにある。
【解決手段】 支持体の少なくとも一方の面上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩、還元剤及びバインダーを含有する画像形成層、及び前記支持体に対して該画像形成層と同一面側に少なくとも1層の非感光性有機銀塩を含有する非感光性層を有する熱現像感光材料であって、前記非感光性有機銀塩の50質量%以上が平均アスペクト比が2以上30以下で平均球相当直径が0.01μm以上1.0μm以下の非感光性有機銀塩であることを特徴とする。また、非感光性有機銀塩の製造方法を開示する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の少なくとも一方の面上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、非感光性有機銀塩、還元剤及びバインダーを含有する画像形成層、及び前記支持体に対して該画像形成層と同一面側に少なくとも1層の非感光性有機銀塩を含有する非感光性層を有する熱現像感光材料であって、前記非感光性有機銀塩の50質量%以上が平均アスペクト比が2以上30以下で平均球相当直径が0.01μm以上1.0μm以下の非感光性有機銀塩であることを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記非感光性有機銀塩が有機ジカルボン酸の銀塩であることを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項3】
前記非感光性有機銀塩の平均球相当直径が0.03μm以上0.4μm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱現像感光材料。
【請求項4】
前記非感光性有機銀塩の平均アスペクト比が5以上30以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項5】
前記画像形成層のバインダーの50質量%以上がポリマーラテックスであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項6】
前記非感光性有機銀塩を含有する非感光性層のバインダーの50質量%以上がポリマーラテックスであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項7】
分散剤の存在下で水溶性銀イオン供給体と有機ジカルボン酸のアルカリ金属塩とを混合することにより50質量%以上が平均アスペクト比2以上30以下で平均球相当直径が0.01μm以上1.0μm以下の平板状の有機ジカルボン酸の銀塩を製造することを特徴とする非感光性有機銀塩の製造方法。