説明

熱現像感光材料及びその製造方法

【課題】 第1に写真性能に影響を与えずに、現像時の擦り傷耐性を大幅に改良した熱現像感光材料を提供することであり、さらに第2の目的としては、塗布性に影響を与えずに、十分な滑り性を備えた熱現像感光材料およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 支持体上に有機銀塩、感光性ハロゲン化銀粒子、還元剤を含有する感光層、前記支持体上の最外層に平均粒径1μm〜30μmの有機固体潤滑剤粒子を含有する熱現像感光材料において、前記有機固体潤滑剤粒子が高分子分散剤を用いて分散されていることを特徴とする熱現像感光材料。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体上に有機銀塩、感光性ハロゲン化銀粒子、還元剤を含有する感光層を有し、前記支持体上の最外層が平均粒径1μm〜30μmの有機固体潤滑剤粒子を含有する熱現像感光材料において、前記有機固体潤滑剤粒子が高分子分散剤を用いて分散されていることを特徴とする熱現像感光材料。
【請求項2】
前記有機固体潤滑剤粒子の融点が、80℃以上350℃以下であることを特徴とする請求項1に記載の熱現像感光材料。
【請求項3】
前記有機固体潤滑剤粒子がポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリテトラフルオロエチレンの高分子化合物の微粒子であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱現像感光材料。
【請求項4】
前記有機固体潤滑剤粒子が、下記一般式(1)で表される化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱現像感光材料。
一般式(1)
(R1p−X1−L−X2−(R2q
〔式中R1、R2は各々炭素数6〜60の置換もしくは無置換アルキル基、アルケニル基、アラルキル基またはアリール基であり、p又はqが2以上である場合、複数存在するR1およびR2は互いに同一でも相違していても良い。X1、X2は各々窒素原子を含む2価の連結基を示す。Lは置換もしくは無置換のp+q価のアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、またはアリール基を示す。〕
【請求項5】
前記有機固体潤滑剤粒子がフッ素系非イオン性活性剤とフッ素系アニオン活性剤を含有する層に含まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱現像感光材料。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱現像感光材料の製造方法において、有機固体潤滑剤粒子が高分子分散剤を用いて分散された分散液を塗布液中に混合することを特徴とする熱現像感光材料の製造方法。