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特典付与システム
説明

特典付与システム

【課題】需要者側において、主体的行動を必要とし、特典要求にゲーム性とくじ的要素を加味し、また、あたりを変更可能とする特典システムを提供する。
【解決手段】画像が印刷された複数の独立印刷物、カメラを備えた第一端末4、特典付与サーバ7からなる特典付与システム1である。第一端末4は、配列された複数の印刷物20を撮影し、撮影配列画像を特典付与サーバ7に送信する。特典付与サーバ7は、基準配列画像を予め記憶した基準画像記憶手段74と受取った撮影配列画像と基準配列画像の一致を判別する画像判別手段75を備える。画像判別手段75により撮影配列画像と基準配列画像が一致と判別された場合に、第一端末対応特典記憶手段76に特典付与マークを記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は複数の独立印刷物を用いる、端末装置とサーバからなる特典付与システムである。より詳しくは、画像が印刷された独立の印刷物を複数用いてこれらを一定の状態に配列し、その配列画像を端末装置にて撮影し撮影配列画像を得て、これをサーバに送信し、当該撮影配列画像と当該サーバに予め記憶された基準配列画像が一致した場合に、当該端末装置の操作者に特典を付与する特典付与システムである。
【背景技術】
【0002】
従来、バーコードが印刷された印刷物を配布し、当該バーコードに埋め込まれた情報を用いる顧客サービス方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。当該顧客サービス方法は、印刷物の配布と、例えばバーコード・リーダ付き携帯電話機から、バーコードに含まれる動作識別情報及び対象識別情報とを受信する受信ステップと、受信した動作識別情報に対応する処理(情報の取得、商品の発注、セールスマンの派遣)を対象識別情報に関連して実施するステップとを含む。
【0003】
また、従来、二次元コードパターン(二次元コードの一例はQRコード(登録商標)である)を付加した映像を用いる宣伝支援システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。当該宣伝支援システムは、宣伝用の映像コンテンツに対してこの映像を識別する二次元コードパターンを付加して顧客向けのディスプレイ装置に表示されている状態において、本部サーバは、この二次元コードパターンを撮影した顧客所持の携帯端末装置から移動体通信網、ネットワークを介してその撮影画像及び顧客情報を受信取得すると共に、この撮影画像に含まれている二次元コードの真偽を判定し、その結果、正規な二次元コードを撮影したものと判定された場合に、当該顧客に対して特典サービスを付与する。好ましい実施形態にあっては、二次元コードを複数に分割し、各分割パターンを当該映像の所定位置に埋め込み、分割パターンの個々を撮影した各撮影画像を組み合わせることにより、得られた合成画像を二次元コードパターンとしている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−281179号公報
【特許文献2】特開2007−49584号公報(特に、請求項2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、需要者の行動パターンは多様化しており、たとえ特典が付与されるものであっても、単なる受動的行動による特典要求だけでは、じきにあきられてしまうことがある。
【0006】
特許文献1の顧客サービス方法は、単一の印刷物に付されたバーコードにより、サービスを行う情報が完結している。このため、需要者が必要な行為は、バーコードを読み取り機にかざすのみである。このサービス要求行動は受動的な行為である。
【0007】
特許文献2の宣伝支援システムは、需要者が二次元コードを複数回撮影する行為を要求するものであるが、システム提供者側が撮影時期を指定するものであり、やはり、受動的な行為である。
【0008】
また、特典応募のために端末側にプログラムが必要であれば、操作が必要であり、また、悪意にあるプログラムの混入を回避する行為が必要であったり、同様の心理が働いたりして、初期のハードルが高くなる。
【0009】
そこで、解決しようとする問題点は、需要者側においても、主体的行動を必要とし、特典要求にゲーム性を付加した特典システムを提供するものである。また、特典システムにくじ的要素を加味し、あたりを変更可能とする特典システムを提供するものである。さらに、端末側は、変更なし、あるいは単純な変更のみで応募可能な特典システムとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一の態様にかかる特典付与システムは、
画像が印刷された複数の独立印刷物、静止画像取得機能を有するカメラを備えた第一端末、第一端末と通信ネットワークを介在して通信可能に接続される一または複数のサーバにより構成される特典付与サーバからなる印刷画像を用いる特典付与システムであって、
第一端末は、前記カメラの撮影領域に配列された前記複数の独立印刷物を撮影し、撮影配列画像を前記特典付与サーバに送信する第一端末送信手段を備え、
前記特典付与サーバは、第一端末を特定するための第一端末識別子を予め記憶した第一端末記憶手段、前記複数の独立印刷物を特定の相対位置に配列した画像である基準配列画像を予め記憶した基準画像記憶手段、第一端末から送信された撮影配列画像を受取る第一受取り手段、前記受取った撮影配列画像と前記基準画像記憶手段に記憶された基準配列画像を比較してその一致・不一致を判別する画像判別手段、前記画像判別手段により撮影配列画像と基準配列画像が一致と判別された場合に、第一端末に対応した特典付与マークを記憶する第一端末対応特典記憶手段を備えた。
【0011】
本発明において、「特典」は、有償の商品や有償のサービスに付随するものであってもよく、また、特典自体を有償で取引の対象にするものであってもよい。
【0012】
本発明の好ましい態様にかかる特典付与システムは、
前記特典付与サーバは、さらに、特典コードが予め記憶された特典コード記憶手段と、
第一端末対応特典記憶手段に特典付与マークが記憶された場合に、前記特典コード記憶手段から前記特典コードを取得し、第一端末に配信する第一配信手段を備え、
第一端末は、さらに、前記特典コードを受信する第一端末受信手段を備えたものであってもよい。
【0013】
本好ましい態様によれば、特典の応募と実行は第一端末の操作のみで完結する。このため、応募者にとっては、より気軽に応募と実行ができるシステムである。一方、システム提供者にとっては、システムが簡略化される。
【0014】
特典コードを例示すれば、バーコード、二次元コード、画像、数字、文字、音楽、動画、プログラム、またはこれらの組み合わせに関するコードである。
【0015】
本発明のその他の好ましい実施態様にかかる特典付与システムは、
前記複数の独立印刷物が、トレーディングカード、その他のカード、ゲーム攻略本、その他の書籍、雑誌、ちらし、福引券、店舗にて配布される印刷物、商品購入者に渡す印刷物、商品包装、商品同封書類、掲示物からなる印刷物種類の中から選択される同一種、または複数種の独立印刷物であってもよい。
【0016】
これら印刷物は、従来から、商品自体であったり、商品販売や役務提供に付随する印刷物であったりする。このため、本システムのために特別に準備する印刷物ではないので、システムの導入や維持に費やす費用が削減される。もっとも、複数の独立印刷物は、本システムのために特別に印刷される印刷物であってもよい。
【0017】
店舗にて配布される印刷物の一例は、店舗にて来客に配布するちらし、後日の特売品を記載した書面などである。商品購入者に渡す印刷物の一例は、計算書、領収書、保証書などである。
【0018】
本発明のその他の好ましい実施態様にかかる特典付与システムは、第一端末が携帯電話であってもよい。
【0019】
携帯電話機は広く普及しており、本システムの導入および/又は維持費用が軽減される。
【0020】
本発明のその他の好ましい実施態様にかかる特典付与システムは、
さらに、前記特典付与サーバと通信可能に接続される第二特典実行サーバと、第二特典実行サーバと通信可能に接続される第二端末から構成され、
第二端末は、特典実行信号を送信する第二端末送信手段を備え、
第二特典実行サーバは、第二端末からの特典実行信号を受取る第二受取り手段と
第一端末と第二端末を対応付ける第一端末識別子と第二端末識別子を予め記憶した第二端末対応付記憶手段と、プログラムが予め記憶されたプログラム記憶手段と、第二受取り手段が特典実行信号を受取った時に、第二端末対応付記憶手段に照会して、当該第二端末に対応付けられた第一端末識別子を取得し、前記特典付与サーバに第一端末識別子を送信し、第一端末対応特典記憶手段に特典付与マークが記憶されているか否かを照会する特典照会手段と、特典付与マーク有の場合に、前記プログラム記憶手段から前記プログラムを取得し、第二端末に配信する第二配信手段を有し、
第二端末は、第二特典実行サーバから配信された前記プログラムを受信する第二受信手段と、前記プログラムを実行表示する実行表示手段を有していてもよい。
【0021】
本発明によれば、特典への応募と特典プログラムの実行が、応募者主体で行われる。
【0022】
本発明のその他の好ましい実施態様にかかる特典付与システムは、第一端末と第二端末が同一端末であってもよい。
【0023】
本発明のその他の好ましい実施態様にかかる特典付与システムは、
さらに、前記特典付与サーバと通信可能に接続される第三特典実行サーバと、第三特典実行サーバと通信可能に接続される第三端末から構成され、
第三端末は、特典実行信号を送信する第三端末送信手段を備え、
第三特典実行サーバは、第三端末からの特典実行信号を受取る第三受取り手段と、第一端末と第三端末を対応付ける第一端末識別子と第三端末識別子を予め記憶した第三端末対応付記憶手段と、コンテンツが予め記憶されたコンテンツ記憶手段と、第三受取り手段が特典実行信号を受取った時に、第三端末対応付記憶手段に照会して、前記第三端末に対応付けられた第一端末識別子を取得し、前記特典付与サーバに端末識別子を送信し、第一端末対応特典付与記憶手段内に特典付与マークが記憶されているか否かを照会する特典照会手段と、特典付与マーク有の場合に、前記コンテンツ記憶手段から前記コンテンツを取得し、第三端末に配信する第三配信手段を有し、
第三端末は、第三特典実行サーバから配信された前記コンテンツを受信する第三受信手段と、前記コンテンツを再生する再生手段を有していてもよい。
【0024】
本発明によれば、特典への応募と特典コンテンツの再生が、応募者主体で行われる。
【0025】
本発明のその他の好ましい実施態様にかかる特典付与システムは、第一端末と第三端末が同一端末であってもよい。
【0026】
以上説明した本発明、本発明の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明にかかる特典付与システムは、需要者の主体性を必要とし、システムにゲーム性を付加するものであり、需要者の興味をかきたて、需要者を応募に向かわせるものである。また、基準配列画像を変更するのみで、あたりを変更できるので、需要者にとっては興味を継続可能であり、提供者にとっては経費をかけることなく、サービスを目新しくすることができる。さらに、端末側の変更が少なく、システムの提供者と需要者共に、初期の参加ハードルが低い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、図面を参照して本発明の実施例にかかる特典付与システムをさらに説明する。本発明の実施例に記載した動作を司る部分や記憶手段、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
【0029】
本発明にかかる第一特典付与システムを説明する。図1は第一特典付与システム1の概略説明図である。
【0030】
図1を参照して、第一特典付与システム1は配列印刷物20、第一端末4、特典付与サーバ7からなる。本実施例にかかる配列印刷物20は、コンピュータゲームにかかる攻略本と、トレーディングカードからなるものである。
【0031】
本願発明にいう、「画像が印刷された複数の独立印刷物」の「画像」とは、写真、具象イラスト、抽象イラスト、文字などを意味する。単一の印刷物に印刷された画像の種類は、一種類であっても、複数種類であってもよい。例えば、単一の画像は、写真と文字からなるものであってもよく、また、例えば、写真、抽象イラストと文字からなるものであってもよい。
【0032】
「独立印刷物」とは、単一の媒体に画像が印刷されている印刷物を意味する。単一の媒体に印刷されている画像は、単一の画像であってもよく、離隔している複数の画像であってもよい。複数の独立印刷物は、その相対位置を変えて自在に配列することができる。
【0033】
第一端末4と特典付与サーバ7は、通信ネットワーク16を介在して通信可能に接続される。通信ネットワーク16は、例えば、携帯電話会社が提供するIPネットワーク、固定電話会社が提供するIPネットワークなどである。
【0034】
第一端末4は、カメラ43、第一端末送信手段41、第一端末受信手段42を備えている。第一端末4は、カメラ付携帯電話、カメラ付通信機能付PDA、カメラ付パーソナルコンピュータなどである。これらの中で、カメラ付携帯電話は広範に普及しており、初期費用の低減や多数の人を潜在的応募者にできることなどから、好適である。
【0035】
カメラ43は静止画を撮影できればよい。従って、静止画カメラでもよく、ビデオカメラであってもよい。ビデオカメラの場合には、撮影画像の一部分を切り出して静止画を得ることができるものであればよい。
【0036】
第一端末送信手段41と第一端末受信手段42は、主として第一端末4のI/O装置である。
【0037】
特典付与サーバ7は、第一端末記憶手段73、基準画像記憶手段74、第一端末対応特典記憶手段76、画像判別手段75、第一受取り手段71、第一配信手段72などを備えている。第一端末記憶手段73と基準画像記憶手段74は特典付与サーバ7の記憶装置の一部分である。第一端末対応特典記憶手段76は、特典付与サーバ7の記憶装置の一部分であってもよく、例えば、CPUのスタックメモリーであってもよい。例えば、後に説明する第二特典付与システムにより、電子割引証を配布して終了するのであれば、第一端末対応特典記憶手段76は、一時的な記憶手段でもかまわない。
【0038】
画像判別手段75は主として特典付与サーバ7に配置されたプログラムとCPUにより構成される。
【0039】
特典付与サーバ7は、物理的一体物であってもよく、別体のサブサーバーが有線、無線で通信可能に接続されていてもよい。例えば、画像判別手段75と基準画像記憶手段74はASPサービスを行う画像識別サブサーバーであってもよい。画像識別サブサーバーと第一端末からの撮影配列画像の受取りなどを担う他のサブサーバー間は、データのやり取りが、例えば、固有のURL等に基づきサブサーバー間を接続して行われるものであってもよい。
【0040】
次に第一特典付与システム1の動作を説明する。
【0041】
まず、第一端末記憶手段73に第一端末を特定するための第一端末識別子を記憶する。例えば、第一端末識別子は、名前、暗証番号などである。例えば、潜在的応募者が、第一端末から特典付与サーバに始めてアクセスした場合には、特典付与サーバ7に別途駐在させた登録用プログラムが動作し、第一端末4から送信された第一端末識別子を第一端末記憶手段73に記憶する。
【0042】
第一端末識別子の記憶は、他の端末からの登録動作によりおこなってもよく、また、たとえば、はがきによる通信に基づき、特典サーバ7側で入力をすることにより行ってもよい。
【0043】
また、基準画像記憶手段74に基準配列画像を記憶する。基準配列画像は、撮影配列画像と同様であり、例えば、図9から図11を用いて説明する撮影配列画像と同様な画像のうちの一つが記憶される。
【0044】
第一端末4の操作者は印刷画像を配列する。図9から図11はこのような印刷物配列の一例である。図9を参照して、右から順に、犬画像が印刷されたカード22、ゲームの説明書21(攻略本と呼ばれることもある)、猫画像が印刷されたカード23が横方向に配列されている。破線で囲った領域32が撮影領域である。図10を参照して、右から順に、カード22、カード23、猫の画像が印刷されたカード24が横方向に配列されている。破線で囲った領域32が撮影領域である。
【0045】
印刷物の配列は、横方向に限られるものではなく、縦方向に配列してもよい。図1中に示した配列印刷物20は、印刷物を縦方向に配列した一例である。また、斜めに配列してもよい。カードや説明書の方向も、全てが同一方向に統一される必要はなく、単一又は複数のカードを上下逆、90度回転方向に配列してもよい。
【0046】
図11を参照して、カード22、説明書21、カード23が横方向に配列され、説明書21とカード23が重複して配列されている。このように印刷物が一部重複して配列されてもよい。
【0047】
また、一の配列に含まれる印刷物の数は3に限定されるものではなく、2であってもよく、4以上であってもよい。
【0048】
カード22、23、24は、一式のトレーディングカードを構成する一部のカードである。例えば、一式のトレーディングカードが30枚の異なる動物の画像が印刷されたカードから構成されるものであって、その中から特定のカードを抜き出して、配列すればよい。
【0049】
印刷物は、紙面の上方向から撮影した撮影画像が特定されるものであれば、立体物であってもよい。例えば本、雑誌などは厚みがあり立体物であるが、上方向から撮影すると撮影画像が特定されるものであり、印刷物に含まれる。本や雑誌などは、表表紙、裏表紙、各頁をそれぞれ独立の印刷物として使用することができる。また、カップ麺の蓋部分のように、上から撮影する場合に、撮影画像が特定されるものであってもよい。
【0050】
ただし、人形、フィギャーなどの立体物であって、撮影方向により撮影画像が異なる立体物は、撮影画像と基準画像の判別が複雑化するので、独立印刷物とするには不向きである。
【0051】
印刷物は、通常、トレーディングカード、その他のカード、ゲーム攻略本、その他の書籍、雑誌、ちらし、福引券、店舗にて配布される印刷物、商品購入者に渡す印刷物、商品包装、商品同封書類、又はのぼり、POP、ポスター、看板などの掲示物などである。これらは、従来から商品やサービスに伴い、一般的に販売や配布されているものであり、本システム導入のために格別に準備する必要がないため、本システムにふさわしいものである。掲示物は、他の種類の印刷物と組み合わせて、配列印刷物とすればよい。
【0052】
これらのなかで、トレーディングカードとゲーム攻略本を含む印刷物の組み合わせは、両者が有価販売され、両者が相乗的に顧客吸引力を高めるものであり、好ましい印刷物である。また、定期刊行した一連の雑誌の組み合わせは、両者が有価販売されるからシステム提供者にとって、好ましい印刷物である。
【0053】
図5は第一特典付与システムの動作フローチャートである。
【0054】
第一端末4は、ステップC1で、配列された複数の独立印刷物をカメラ43にて撮影し、撮影配列画像を取得する。ステップC2で、第一端末送信手段41を経由して、撮影配列画像を特典付与サーバ7に送信する。このとき、第一端末識別子、PINなどを同時に送信する。
【0055】
ステップS1で特典付与サーバ7は、第一受取り手段71により撮影配列画像を受取る。同時に受取った第一端末識別子などから、受信した第一端末を特定する。ステップS2で、画像判別手段75が、受取った撮影配列画像と基準画像記憶手段74に記憶された基準配列画像を比較してその一致・不一致を判別する。
【0056】
画像判別手段75は、例えば以下の動作を行う。撮影配列画像の、歪みやノイズを取り除き、拡大、縮小、回転など補正処理を施した後、特徴抽出を行い、特徴パラメータあるいは特徴ベクトルを求める。こうして得られた特徴量の中から基準配列画像に合致した特徴量、あるいは近い特徴量を識別によって決定し、それが属すカテゴリーに対応づけする操作を行う。上記のような類似度判定を行えば、撮影配列画像に対して、余白、必須含有領域などに、格別の要求は必要とされない。
【0057】
ステップS2で、撮影配列画像と基準配列画像が一致と判別されると、ステップS3で、第一端末対応特典記憶手段76に特典マークが記憶される。当該特典マークは、第一端末を特定する記号(例えば第一端末識別子)と対応付けられた状態で記憶される。撮影配列画像と基準配列画像が一致と判別されると、いわゆる「あたり」となる。
【0058】
不一致と判別された場合には、ステップS4に移行し、動作を終了する。
【0059】
第一特典付与システム1によれば、特典付与の実行は、例えば、次回の店舗来店時に行われる。店舗来店時に、例えば、会員カードに記憶された情報から第一端末識別子を特定し、第一端末対応特典記憶手段76にアクセスし、特典マークが記憶されている場合に、商品の値引き、物品の贈呈などを行えばよい。
【0060】
基準配列画像の内容は、非公開でもよく、公開でもよい。さらに、ヒントのみを公開してもよい。基準配列画像は、任意の時間経過後に変更してもよい。
【0061】
また、基準画像記憶手段74に記憶される基準配列画像は複数であってもよい。基準配列画像をN個(Nは2以上の正の整数)記憶した場合には、画像判別手段75は、撮影配列画像とN個の基準配列画像のうちの一の基準配列画像が一致と判別されるまで、最大N回の判別動作を繰り返す。基準配列画像を複数記憶すれば、特典付与システムにおいてあたりの確率が増加することになる。
【0062】
第二特典付与システム11を説明する。図2は第二特典付与システム11の概略説明図である。第二特典付与システムは、配列印刷物20、第一端末4と特典付与サーバ7から構成される。第一端末4は表示手段46を有する。特典付与サーバ7は第一配信手段72を有する。また、特典付与サーバ7は特典コード記憶手段77を有する。特典コード記憶手段77には、予め、特典コードが記憶されている。第一端末4と特典付与サーバ7のその他の構成部分は、第一特典付与システム1と同一であり、同一の構成部分には、同一の符号を付してある。また、同一構成部分の説明は省略する。
【0063】
表示手段46は、主として例えば液晶表示装置である。第一配信手段72は、サーバのI/O装置である。
【0064】
図6は、第二特典付与システム11の動作フローチャートである。ステップC1からステップS3までは、第一特典付与システム1の動作と同じであり、説明を省略する。
【0065】
ステップS5で、特典付与サーバ7は、特典コード記憶手段77に記憶された特典コードを取得し、第一配信手段72から特典コードを配信する。ステップC3で、第一端末4は第一端末受信手段42により特典コードを受信する。
【0066】
特典コードは、例えば、バーコード、二次元コード、画像、数字、文字、音楽、動画、プログラムまたはこれらの組み合わせに関するコードである。
【0067】
特典コードが、バーコード、二次元コード、画像、数字、文字に関するコードである場合は、ステップC4で第一端末4は、表示手段46に特典コードを表示する。
【0068】
第一端末操作者は、特典コード再生表示物を示して、店舗で割引を受けたり、特典コードに含まれるURLにアクセスして特別会員になったり、することができる。
【0069】
特典コードが音楽や動画であり、第一端末4がこれらの再生手段を有すると、第一端末4が特典コードを再生する。また、特典コードがプログラムであり、第一端末4が実行表示手段を有する場合には、第一端末4がプログラムを実行表示する。さらに、第一端末4は、受信した特典コードを記憶する第一端末特典コード記憶手段を有することが好ましい。
【0070】
第二特典付与システムにあっても、基準画像記憶手段74に記憶される基準配列画像は複数であってもよい。特典コード記憶手段77に記憶される特典コードは複数であってもよい。そして、特定の基準配列画像に特定の特典コードを対応付けておいてもよい。この場合には、あたりの場合に配信される特典コードが異なるものになる。このようにして、あたりの種類を特等、一等、二等のように、変化させてもよい。また、撮影配列画像送信時刻に応じて、配信される特典コードを変化させてもよい。さらに、特定の基準配列画像(あたりの種別)と、撮影配列画像送信時刻の両者に依存して、配信される特典コードを変化させてもよい。
【0071】
第三特典付与システム2を説明する。図3は第三特典付与システム2の概略説明図である。第三特典付与システム2は、第二特典付与システム11に第二端末5と第二特典実行サーバ8が付加されている。第二特典実行サーバ8と特典付与サーバ7は通信手段17により通信可能に接続される。第二端末5と第二特典実行サーバ8は、通信手段18により通信可能に接続される。通信手段17、18は、例えば、専用通信線、携帯電話会社が提供するIPネットワーク、固定電話会社が提供するIPネットワークなどである。
【0072】
特典付与サーバ7と第二特典実行サーバ8は、一体のサーバであってもよい。この場合、通信手段17は、サーバ内部の配線である。
【0073】
第二端末5は、実行表示手段54、第二プログラム記憶手段53、第二端末送信手段51、第二端末受信手段52を備えている。第二端末5の一例は、コンピュータゲーム機やパーソナルコンピュータである。
【0074】
第二端末送信手段51と第二端末受信手段52は、主として第二端末5のI/O装置である。実行表示手段54は、主として第二端末5のCPUと液晶表示装置、音声再生装置などから構成される。
【0075】
第二特典実行サーバ8は、第二端末対応付記憶手段83、プログラム記憶手段84、特典照会手段85、第二受取り手段81、第二配信手段82などを備えている。第二端末対応付記憶手段83とプログラム記憶手段84は第二特典実行サーバ8の記憶装置の一部分である。特典照会手段85は主として特典実行サーバ8に配置されたプログラムとCPUにより構成される。
【0076】
第三特典付与システム2の動作を説明する。
【0077】
第二端末対応付記憶手段83に、予め、第一端末4と第二端末5を対応付けるための、第一端末識別子と第二端末識別子を記憶させておく。当該記憶は、第二端末が第二特典実行サーバ8にアクセスした時に起動される登録プログラムに従って、第二端末から入力したデータが記録されてもよい。また、はがきによる通信に基づき、第二特典実行サーバ8側で入力をすることにより行ってもよい。
【0078】
プログラム記憶手段84に、予め、特典であるプログラムを記憶させておく。プログラムの一例は、コンピュータゲーム上の特定の登場キャラクターに、特別の能力を付与するものであってもよく、特別の持ち物を与えるものであってよく、また、ゲームの進行を早めるものであってよい。また、例えば、日めくりカレンダー的に、画像が自動で変更されコンピュータ上に表示されるカレンダーであってもよい。
【0079】
図7は、第三特典付与システム2の動作フローチャートである。ステップC1からステップS3までは、第一特典付与システム1の動作と同じであり、説明を省略する。
【0080】
ステップC21で、第二端末5は第二端末送信手段51から特典実行信号を第二特典実行サーバ8に送信する。同時に、第二端末識別子、PINなどが送信される。
【0081】
ステップS21で、第二特典実行サーバ8の特典照会手段85は、第二端末対応付記憶手段83にアクセスし、第二端末5に対応する第一端末4の第一端末識別子を取得する。ステップS22で、第二特典実行サーバ8は、第一端末識別子を特典付与サーバ7に送信する。
【0082】
ステップ5で、特典付与サーバ7は、第一端末識別子を受信し、第一端末対応特典記憶手段76にアクセスし、第一端末識別子で特定される第一端末4に対応した特典付与マークの有無を確認する。当該特典マーク有の場合、ステップS6で、特典付与サーバ7は、特典付与マーク有の信号を第二特典実行サーバ8に返信する。
【0083】
なお、当該特典マーク無しの場合には、動作を終了する。
【0084】
第二受取り手段81を経由して特典マーク有の信号を受信した第二特典実行サーバ8は、プログラム記憶手段84にアクセスしてプログラムを取得する。ステップS24で、第二特典実行サーバ8は第二配信手段82を経由して、第二端末5にプログラムを送信する。
【0085】
ステップC22で、第二端末は第二端末受信手段52を経由してプログラムを受信し、当該プログラムを第二プログラム記憶手段53に記憶する。ステップC23で、第二端末は実行表示手段54により、プログラムを実行し、表示する。
【0086】
当該プログラムは、例えば、メインのゲームプログラム実行と同時に起動実行されるサブプログラムであってもよく、この場合は、メインのゲームプログラムに付随して、同時にあるいは、時間分割して当該サブプログラムが実行される。
【0087】
以上説明した第三特典付与システムにあっては、第一端末と第二端末が同一端末であってもよい。当該同一端末の具体例として、カメラ付携帯電話、カメラ付通信機能付PDA、カメラ付パーソナルコンピュータ、ハンディーターミナル、カメラ機能と通信機能を搭載したゲーム機が挙げられる。この中でカメラ機能と通信機能を搭載したゲーム機は、広範に普及しており、(あるいは今後の普及が見込まれ)多数の人を潜在的応募者にできることから、好適である。
【0088】
第四特典付与システム3を説明する。図4は第四特典付与システム3の概略説明図である。
【0089】
第四特典付与システム3は、第二特典付与システム11に第三端末6と第三特典実行サーバ9が付加されている。
【0090】
第三端末6は、すでに説明した第二端末5と類似しており、実行表示手段54の替わりにコンテンツ再生手段63を有する。第三端末6の一例は、パーソナルコンピュータや携帯電話機である。再生手段63は、主として第三端末6のCPUと液晶表示装置、音声再生装置などから構成される。
【0091】
第三特典実行サーバ9は、すでに説明した第二特典実行サーバ8と類似しており、プログラム記憶手段の替わりに、コンテンツ記憶手段94を有する。コンテンツ記憶手段94は第三特典実行サーバ9の記憶装置の一部分である。
【0092】
コンテンツ記憶手段94には、予めコンテンツが記憶される。当該コンテンツは特典であり、静止画、動画、音楽、これらの複合物が含まれる。具体的には、待ち受け画面、着信メロディー、コンピュータ用の壁紙などが含まれる。
【0093】
図8は、第四特典付与システム3の動作フローチャートである。第四特典付与システム3の動作は、第三特典付与システムと類似している。ここでは、主たる相違点を説明する。
【0094】
第三受取り手段91を経由して特典付与マーク有の信号を受信した第三特典実行サーバ9は、ステップS33で、コンテンツ記憶手段94にアクセスし、コンテンツを取得する。ステップS34で、第三特典実行サーバ9は第三配信手段92を経由して、第三端末6にコンテンツを送信する。
【0095】
ステップC32で、第三端末6は第三端末受信手段62を経由してコンテンツを受信する。第三端末6は、第三コンテンツ記憶手段をさらに備え、当該コンテンツを第三コンテンツ記憶手段に記憶してもよい。
【0096】
ステップC33で、第三端末6はコンテンツ再生手段63により、コンテンツを再生する。
【0097】
以上説明した第四特典付与システムにおいて、第一端末と第三端末は、同一端末であってもよい。当該同一端末の具体例としては、カメラ付携帯電話、カメラ付通信機能付PDA、カメラ付パーソナルコンピュータ、ハンディーターミナルなどが挙げられる。
【0098】
以上説明した第三特典付与システム2と第四特典付与システム3において、プログラムやコンテンツの配信動作は、実際にプログラムやコンテンツが配信される態様だけでなく、サーバから端末へのURLの送信、端末からURLへの接続要求、URLとの接続確立の動作を経由して、別のサーバからプログラムやコンテンツの配信が行われる態様であってもよい。本願発明にいう、サーバから端末へのプログラムやコンテンツの配信は、上記のようなURLのやり取りを介在して行われる配信を含むものである。この場合、プログラム記憶手段84とコンテンツ記憶手段94には、特定のURLが記憶される。
【図面の簡単な説明】
【0099】
【図1】第一特典付与システム1の概略説明図である。
【図2】第二特典付与システム11の概略説明図である。
【図3】第三特典付与システム2の概略説明図である。
【図4】第四特典付与システム3の概略説明図である。
【図5】第一特典付与システム1の動作フローチャートである。
【図6】第二特典付与システム11の動作フローチャートである。
【図7】第三特典付与システム2の動作フローチャートである。
【図8】第四特典付与システム3の動作フローチャートである。
【図9】複数の独立印刷物配列の一例である。
【図10】複数の独立印刷物配列の他の例である。
【図11】複数の独立印刷物配列のその他の例である。
【符号の説明】
【0100】
1 第一特典付与システム
2 第三特典付与システム
3 第四特典付与システム
4 第一端末
5 第二端末
6 第三端末
7 特典付与サーバ
8 第二特典実行サーバ
9 第三特典実行サーバ
11 第二特典付与システム
20 配列印刷物
21 ゲームの説明書
22 カード
23 カード
24 カード
32 撮影領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像が印刷された複数の独立印刷物、
静止画像取得機能を有するカメラを備えた第一端末、
第一端末と通信ネットワークを介在して通信可能に接続される一または複数のサーバにより構成される特典付与サーバからなる印刷画像を用いる特典付与システムであって、
第一端末は、
前記カメラの撮影領域に配列された前記複数の独立印刷物を撮影し、撮影配列画像を前記特典付与サーバに送信する第一端末送信手段を備え、
前記特典付与サーバは、
第一端末を特定するための第一端末識別子を予め記憶した第一端末記憶手段、
前記複数の独立印刷物を特定の相対位置に配列した画像である基準配列画像を予め記憶した基準画像記憶手段、
第一端末から送信された撮影配列画像を受取る第一受取り手段、
前記受取った撮影配列画像と前記基準画像記憶手段に記憶された基準配列画像を比較してその一致・不一致を判別する画像判別手段、
前記画像判別手段により撮影配列画像と基準配列画像が一致と判別された場合に、第一端末に対応した特典付与マークを記憶する第一端末対応特典記憶手段を備えた特典付与システム。
【請求項2】
前記特典付与サーバは、さらに、
特典コードが予め記憶された特典コード記憶手段と、
第一端末対応特典記憶手段に特典付与マークが記憶された場合に、前記特典コード記憶手段から前記特典コードを取得し、第一端末に配信する第一配信手段を備え、
第一端末は、さらに、
前記特典コードを受信する第一端末受信手段を備えた請求項1に記載した特典付与システム。
【請求項3】
前記複数の独立印刷物が、トレーディングカード、その他のカード、ゲーム攻略本、その他の書籍、雑誌、ちらし、福引券、店舗にて配布される印刷物、商品購入者に渡す印刷物、商品包装、商品同封書類、掲示物からなる印刷物種類の中から選択される同一種、または複数種の独立印刷物である請求項1乃至2いずれかに記載した特典付与システム。
【請求項4】
第一端末が携帯電話である請求項1乃至3いずれかに記載した特典付与システム。
【請求項5】
さらに、前記特典付与サーバと通信可能に接続される第二特典実行サーバと、第二特典実行サーバと通信可能に接続される第二端末から構成され、
第二端末は、特典実行信号を送信する第二端末送信手段を備え、
第二特典実行サーバは、
第二端末からの特典実行信号を受取る第二受取り手段と
第一端末と第二端末を対応付ける第一端末識別子と第二端末識別子を予め記憶した第二端末対応付記憶手段と、
プログラムが予め記憶されたプログラム記憶手段と、
第二受取り手段が特典実行信号を受取った時に、第二端末対応付記憶手段に照会して、当該第二端末に対応付けられた第一端末識別子を取得し、前記特典付与サーバに第一端末識別子を送信し、第一端末対応特典記憶手段に特典付与マークが記憶されているか否かを照会する特典照会手段と、
特典付与マーク有の場合に、前記プログラム記憶手段から前記プログラムを取得し、第二端末に配信する第二配信手段を有し、
第二端末は、
第二特典実行サーバから配信された前記プログラムを受信する第二受信手段と、
前記プログラムを実行表示する実行表示手段を有する請求項1乃至4いずれかに記載した特典付与システム。
【請求項6】
第一端末と第二端末が同一端末である請求項5に記載した特典付与システム。
【請求項7】
さらに、前記特典付与サーバと通信可能に接続される第三特典実行サーバと、第三特典実行サーバと通信可能に接続される第三端末から構成され、
第三端末は、特典実行信号を送信する第三端末送信手段を備え、
第三特典実行サーバは、
第三端末からの特典実行信号を受取る第三受取り手段と、
第一端末と第三端末を対応付ける第一端末識別子と第三端末識別子を予め記憶した第三端末対応付記憶手段と、
コンテンツが予め記憶されたコンテンツ記憶手段と、
第三受取り手段が特典実行信号を受取った時に、第三端末対応付記憶手段に照会して、前記第三端末に対応付けられた第一端末識別子を取得し、前記特典付与サーバに端末識別子を送信し、第一端末対応特典付与記憶手段内に特典付与マークが記憶されているか否かを照会する特典照会手段と、
特典付与マーク有の場合に、前記コンテンツ記憶手段から前記コンテンツを取得し、第三端末に配信する第三配信手段を有し、
第三端末は、
第三特典実行サーバから配信された前記コンテンツを受信する第三受信手段と、
前記コンテンツを再生する再生手段を有する請求項1乃至4いずれかに記載した特典付与システム。
【請求項8】
第一端末と第三端末が同一端末である請求項7に記載した特典付与システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−169586(P2009−169586A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−5596(P2008−5596)
【出願日】平成20年1月15日(2008.1.15)
【出願人】(000231361)日本写真印刷株式会社 (477)
【Fターム(参考)】