玩具
【課題】 簡易な構成で、ジグソーパズルの難易度を上げたり、積み木やブロックのような構成とすることが可能な玩具の提供。
【解決手段】 複数のピース3,5,7,9から構成され、各ピース3,5,7,9は、複数の板体(11,13)、(15,17)、(19,21)、(23,25)が積層されて軸31,33,39,45にて回転可能とされている。各板体には、接続部27,29が一体に形成されており、接続部同士を適切に連結することで、一つの絵柄などを完成させる。
【解決手段】 複数のピース3,5,7,9から構成され、各ピース3,5,7,9は、複数の板体(11,13)、(15,17)、(19,21)、(23,25)が積層されて軸31,33,39,45にて回転可能とされている。各板体には、接続部27,29が一体に形成されており、接続部同士を適切に連結することで、一つの絵柄などを完成させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のピースを互いに組み立てて遊ぶ玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のジグソーパズルは、絵柄を見ながら板状の各ピースの場所を特定し、ピース同士を連結していく構成である。また、従来のジグソーパズルは、絵柄の内容を楽しみながら組み上げられるが、ピースの数や、絵柄の内容によって難易度を変えることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のジグソーパズルでは、絵柄に基づきピースがどの位置のものであるかさえ分かれば、作り上げることができ、ピースの数や絵柄でしか難易度を変えることができず、慣れてくると面白みに欠けるものとなっていた。
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で、ジグソーパズルの難易度を上げたり、積み木やブロックのような構成とすることが可能な玩具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、互いに着脱可能な複数のピースを備える玩具であって、一部または全部のピースは、複数の板体が積層されて構成されると共に、その積層された複数の板体が、積層方向に沿う軸まわりに回転可能とされており、前記板体には、他のピースの板体と接続するための接続部が設けられていることを特徴とする玩具である。
【0006】
請求項2に記載の発明は、異なる形状の板体を有して積層されたピースを備えることを特徴とする請求項1に記載の玩具である。
【0007】
請求項3に記載の発明は、外周縁に沿って前記接続部が露出しない一つの形状に組み上げられるジグソーパズルとされることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の玩具である。
【0008】
さらに、請求項4に記載の発明は、前記各板体は、発泡体で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の玩具である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の玩具によれば、簡易な構成で、ジグソーパズルの難易度を上げたり、積み木やブロックのような構成とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の玩具について、図面に基づき詳細に説明する。
【実施例1】
【0011】
図1は、本発明の玩具の実施例1を示す斜視図である。本実施例1の玩具は、ジグソーパズルである。また、図2は、図1のジグソーパズルを分解した状態を示す斜視図である。
【0012】
本実施例1のジグソーパズル1は、図1および図2に示すように、形状の異なった4つのピース3,5,7,9から構成される。
【0013】
各ピース3,5,7,9は、2枚の板体(11,13)、(15,17)、(19,21)、(23,25)が積層されて構成されており、各板体の少なくとも一の端辺部には接続部が一体に形成されている。
各接続部は、従来公知のジグソーパズルと同様に、円弧状などの凹凸に形成されており、接続部を構成する凸部と凹部は互いに対応した形状とされる。また、本実施例の板体は、ウレタンやポリエチレンなどの発泡体により形成されている。
【0014】
本実施例では、各ピースの2枚の板体(11,13)、(15,17)、(19,21)、(23,25)は、同一形状とされ、各板体の厚みは同じとされている。
具体的には、4つのピース3,5,7,9のうち、左後方に配置される第一ピース3の板体11,13は、長方形状とされる。図1において、第一ピース3の板体11,13には、その前端部と右端部にそれぞれ接続部27,29が形成されている。本実施例では、板体11,13の右端部の中央部に、右側へ突出して凸部27が形成されており、板体11,13の前端部に、2つの凹部29が左右に離間してそれぞれ形成されている。
【0015】
各板体11,13は、厚さ方向に重ね合わされて積層され、軸31が積層方向(上下方向)に挿通される。軸31は、丸棒状とされ、その基端部には径方向外側へ拡径して鍔部が形成されている。軸31は、重ね合わされた2枚の板体11,13に積層方向に沿って挿通されて先端部がかしめられる。これにより、各板体11,13は、軸31に回転可能に保持される。本実施例では、積層される上側の板体11と下側の板体13とは、周方向の一箇所でのみ一致する。
【0016】
この第一ピース3の前方に配置される第二ピース5も、第一ピース3と同様の構成とされ、2枚の長方形状の板体15,17が積層されて、軸33が積層方向に挿通され、各板体15,17が軸33まわりに回転可能とされている。
第二ピース5の各板体15,17には、その後端部と右端部に接続部が形成されている。本実施例では、各板体15,17の後端部に、二つの凸部35が左右に離間してそれぞれ形成されており、右端部の中央部に、凸部37がそれぞれ形成されている。
【0017】
第一ピース3の右側に配置される第三ピース7は、第一ピース3と同様に、2枚の正方形状の板体19,21が積層されて軸39が積層方向に挿通され、各板体19,21が軸39まわりに回転可能とされている。
第三ピース7の各板体19,21には、その左端部と前端部に接続部が形成されている。本実施例では、各板体19,21の左端部の中央部に、凹部41がそれぞれ形成されており、前端部の中央部に凸部43がそれぞれ形成されている。
【0018】
この第三ピース7の前方に配置される第四ピース9は、第一ピース3と同様に、2枚の正方形状の板体23,25が積層されて軸45が積層方向に挿通され、各板体23,25が軸45まわりに回転可能とされている。
第四ピース9の各板体23,25には、その後端部と左端部に接続部が形成されている。本実施例では、板体23,25の後端部の中央部および左端部の中央部に、凹部47,49がそれぞれ形成されている。
【0019】
各ピース3,5,7,9の上側の板体11,15,19,23の表面11a,15a,19a,23aには、図柄、文字、または絵柄などが付されており、4つのピース3,5,7,9を組み合わせることで一つの図柄などが現れる。なお、各ピース3,5,7,9の下側の板体13,17,21,25の裏面13a,17a,21a,25aにも図柄などが付されていてもよい。
【0020】
本実施例では、各ピース3,5,7,9の上側の板体11,15,19,23と下側の板体13,17,21,25を軸31,33,39,45まわりに回転させて周方向の位置決めを行い各ピースの図柄を合わせた状態で、図1に示すように、一方のピースの凸部を他方のピースの凹部にはめ込むことで各ピース同士が接続される。
【0021】
つまり、第一ピース3の右側の凸部27を第三ピース7の左側の凹部41にはめ込み、第二ピース5の後端部の凸部35を第一ピース3の前端部の凹部29にはめ込み、第四ピース9の後端部の凹部47に第三ピース7の前端部の凸部43をはめ込むと共に、第四ピース9の左側の凹部49に第二ピース5の右側の凸部37をはめ込むことで、ジグソーパズル1が完成する。
【0022】
ここで、例えば、子供に遊ばせる前に、図2に示すように、各ピースの上側の板体と下側の板体を軸まわりに回転させて周方向の位置をずらしておけばよい。
このようにすることで、各ピースの上側の板体の絵柄を合わせて4つのピースの位置を決定する他に、下側の板体を回転させて周方向の位置決めを行わなければ各ピースの凸部と凹部をはめ込むことができない。これにより、単に絵柄を合わせるだけでなく、積み木やブロックのように組み合わせる要素が必要となり、従来に無い趣向のある玩具となる。
【0023】
なお、本実施例1では、4つのピースでジグソーパズルを構成する場合について説明したが、さらに多くのピースで構成することも勿論可能であり、各ピースの板体の形状や接続部の位置は適宜変更可能である。また、一枚の板体から構成されるピースが含まれてもよい。
【実施例2】
【0024】
図3は、本発明の玩具の実施例2を示す斜視図である。本実施例2の玩具は、実施例1と同様に、ジグソーパズルである。また、図4は、図3のジグソーパズルを分解した状態を示す斜視図である。本実施例2の玩具は、基本的には、実施例1と同様の構成であるので、異なる部分を中心に説明する。
【0025】
本実施例2のジグソーパズル51は、図3に示すように、形状の異なった4つのピース53,55,57,59から構成される。
【0026】
各ピース53,55,57,59は、3枚の板体(61,63,65)、(67,69,71)、(73,75,77)、(79,81,83)が積層されて構成されており、各板体には接続部が一体に形成されている。
【0027】
4つのピースのうち、左後方に配置される第一ピース53は、上側の板体61および下側の板体65が同じ大きさの長方形状とされ、これらの各板体61,65に挟まれる中央の板体63が正方形状とされる。
本実施例では、中央の板体63は、上側および下側の板体61,65に対して左右寸法が略半分とされる。
【0028】
この第一ピース53の上側の板体61には、図3および図4において、その前端部に2つの凹部85が左右に離間して形成されており、右端部の中央部に凸部87が形成されている。また、第一ピース53の中央の板体63には、図3および図4において、その前端部の中央部に凸部89が形成されており、右端部の中央部に凹部91が形成されている。さらに、第一ピース53の下側の板体65には、図3および図4において、その前端部に2つの凸部93が左右に離間して形成されており、右端部の中央部に凹部95が形成されている。
【0029】
そして、3枚の板体61,63,65は、厚さ方向に重ね合わされて積層され、軸97が挿通されており、各板体61,63,65は、軸97に回転可能に保持されている。なお、中央の板体63は、上側と下側の各板体61,65の左半分側に配置されている。
【0030】
この第一ピース53の前方に配置される第二ピース55は、上側の板体67および下側の板体71が同じ大きさの長方形状とされ、これらの各板体67,71に挟まれる中央の板体69が正方形状とされる。本実施例では、中央の板体69は、上側および下側の板体67,71に対して左右寸法が略半分とされている。
【0031】
この第二ピース55の上側の板体67には、図3および図4において、その後端部に2つの突部99が左右に離間して形成されており、右端部の中央部に凸部101が形成されている。また、第二ピース55の中央の板体69には、図3および図4において、その後端部の中央部に凹部103が形成されており、右端部の中央部に凹部105が形成されている。さらに、第二ピース55の下側の板体71には、図3および図4において、その後端部に2つの凹部107が左右に離間して形成されており、右端部の中央部に凹部109が形成されている。
【0032】
そして、3枚の板体67,69,71は、厚さ方向に重ね合わされて積層され、軸111が挿通されており、各板体67,69,71は、軸111に回転可能に保持されている。なお、中央の板体69は、上側と下側の各板体67,71の左半分側に配置されている。
【0033】
また、第一ピース53の右側に配置される第三ピース57は、上側の板体73および下側の板体77が同じ大きさの正方形状とされ、これらの各板体73,77に挟まれる中央の板体75が長方形状とされる。本実施例では、上側および下側の板体73,77の左右寸法は、中央の板体75の略半分とされている。
【0034】
この第三ピース57の上側の板体73には、図3および図4において、その左端部の中央部に凹部113が形成されており、前端部の中央部に凸部115が形成されている。また、第三ピース57の中央の板体75には、図3および図4において、その前端部に2つの凹部117が左右に離間して形成されており、左端部の中央部に凸部119が形成されている。さらに、第三ピース57の下側の板体77には、図3および図4において、その前端部および左端部の中央部にそれぞれ凸部121,123が形成されている。
【0035】
そして、3枚の板体73,75,77は、厚さ方向に重ね合わされて積層され、軸125が挿通されており、各板体73,75,77は、軸125に回転可能に保持されている。なお、上側と下側の各板体73,77は、中央の板体75の右半分側に配置されている。
【0036】
第三ピース57の前方に配置される第四ピース59は、上側の板体79および下側の板体83が同じ大きさの正方形状とされ、これらの各板体79,83に挟まれる中央の板体81が長方形状とされる。本実施例では、上側および下側の各板体79,83の左右寸法は、中央の板体81の略半分とされている。
【0037】
この第四ピース59の上側の板体79には、図3および図4において、その後端部および左端部の各中央部に凹部127,129が形成されている。また、第四ピース59の中央の板体81には、図3および図4において、その後端部に2つの凸部131が左右に離間して形成されており、左端部の中央部に凸部133が形成されている。さらに、第四ピース59の下側の板体83には、図3および図4において、その後端部の中央部に凹部135が形成されており、左端部の中央部に凸部137が形成されている。
【0038】
そして、3枚の板体79,81,83は、厚さ方向に重ね合わされて積層され、軸139が挿通されて、各板体79,81,83は、軸139に回転可能に保持されている。
【0039】
各ピース53,55,57,59の上側の板体61,67,73,79の表面には、図柄や文字、絵柄が付されており、4つのピース53,55,57,59を組み合わせることで一つの図柄などが現れる。
【0040】
本実施例2では、上記実施例1と同様に、各ピース53,55,57,59の各板体(61,63,65)、(67,69,71)、(73,75,77)、(79,81,83)を軸97,111,125,139まわりに回転させて周方向の位置決めを行い各ピースの図柄を合わせて、図4に示すように、一方のピースの凸部を他方のピースの凹部にはめ込むことで各ピース同士が接続される。
【0041】
また、本実施例2では、たとえば、第一ピース53と第三ピース57とを連結する際、第一ピース53の上側の板体61と下側の板体65との間に、第三ピース57の中央の板体75の左端部を差し込んで凸部を凹部にはめ込むこととなり、実施例1のジグソーパズルより複雑な構造となる。
【0042】
なお、本実施例2では、4つのピースでジグソーパズルを構成する場合について説明したが、さらに多くのピースで構成することも勿論可能であり、各ピースの板体の形状や接続部の位置は適宜変更可能である。
また、ピースの板体の積層枚数を4枚以上とすることも可能であり、さらに、各ピースの積層枚数を変えることで、凹凸のあるジグソーパズルとすることも可能となる。
【実施例3】
【0043】
図5は、本発明の玩具の実施例3を示す図であり、一つのピースを示す斜視図である。本実施例3の玩具は、積み木やブロックのように自由な発想で組み合わせて遊ぶためのものである。また、図6は、図5のピースの平面図であり、図7は、図5のピースの中央の板体を回転させた状態を示す斜視図である。さらに、図8は、図7のA―A断面図である。本実施例3の玩具は、基本的には、上記実施例1および実施例2と同様の構成であるので、以下では異なる部分を中心に説明する。
【0044】
本実施例3のピース141は、同一形状の板体143が3枚積層されて構成されている。具体的には、板体143は、正方形状とされ、図6の状態において、前後端部の中央部に凸部145が形成されており、左右端部の中央部に凹部147がそれぞれ形成されている。この凸部145と凹部147は対応した形状とされる。各板体143は、厚さ方向(上下方向)に重ね合わされて積層され、板体の中央部に積層方向に沿って軸149が挿通されて、各板体143は、軸149に回転可能に保持される。
【0045】
本実施例3のピース141,141同士は、一方のピース141の任意の板体143の凸部145を、他方のピース141の任意の板体143の凹部147にはめ込んでいくことで、順次連結していくことができ、多数のピース141を接続することが可能である。
また、ピース141の各板体143は、軸149まわりに回転可能なことにより、単にピース141同士を連結していくだけでなく、連結する向きを変えることができることで、多種の形状や模様を形成することができる。
【0046】
本実施例3では、ピース141の板体143の積層枚数を3枚としたが、2枚や4枚以上としてもよい。また、積層される板体を同一形状としたが、異なる形状としてもよい。
たとえば、図9では、ピース151A、151B、151Cは、接続部の無い端辺部を有する板体を備えると共に、板体の積層枚数が異なっている。このように、接続部の無い端辺部を有する板体を備えたピースや、板体の積層枚数の異なるピースなどを複数種類使用することで、さらに立体的で複雑なものを作り上げることが可能となる。また、積層される板体は、長方形状や正方形状などの組み合わせとしてもよい。典型的には、板体の前後および/または左右の寸法が整数倍のピースを一部に備えていてもよい。さらに、板体は、三角形状や円形状としてもよい。
【0047】
本発明の玩具は、上記各実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
たとえば、上記各実施例では、軸を板体と別体としたが、積層される一の板体に軸状の突部を一体に形成し、他の板体の凹部にはめ込むことで、板体同士を回転可能としてもよい。また、板体の形状や積層枚数、および接続部の形状および位置などは適宜変更可能である。
【0048】
また、ピースの板体同士を着脱可能としてもよい。たとえば、軸を有する板体と、穴を有する板体とを用いることでジグソーパズルなどにおいてさらに難易度を高めることができる。さらに、板体の厚みも適宜変更可能であり、板体は、厚さの大きいブロック状であってもよい。また、各実施例の板体は、ゴム、木材、紙、プラスチックおよび金属などで形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の玩具の実施例1を示す斜視図である。
【図2】図1のジグソーパズルを分解した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の玩具の実施例2を示す斜視図である。
【図4】図3のジグソーパズルを分解した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の玩具の実施例3を示す図であり、一つのピースを示す斜視図である。
【図6】図5のピースの平面図である。
【図7】図5のピースの中央の板体を回転させた状態を示す斜視図である。
【図8】図7のA―A断面図である。
【図9】本発明の玩具を構成する複数種類のピースを組み立てた状態を示す図である。
【符号の説明】
【0050】
1 ジグソーパズル
3,5,7,9 ピース
11,13 板体
15,17 板体
19,21 板体
23,25 板体
27 接続部
29 接続部
31 軸
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のピースを互いに組み立てて遊ぶ玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のジグソーパズルは、絵柄を見ながら板状の各ピースの場所を特定し、ピース同士を連結していく構成である。また、従来のジグソーパズルは、絵柄の内容を楽しみながら組み上げられるが、ピースの数や、絵柄の内容によって難易度を変えることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のジグソーパズルでは、絵柄に基づきピースがどの位置のものであるかさえ分かれば、作り上げることができ、ピースの数や絵柄でしか難易度を変えることができず、慣れてくると面白みに欠けるものとなっていた。
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で、ジグソーパズルの難易度を上げたり、積み木やブロックのような構成とすることが可能な玩具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、互いに着脱可能な複数のピースを備える玩具であって、一部または全部のピースは、複数の板体が積層されて構成されると共に、その積層された複数の板体が、積層方向に沿う軸まわりに回転可能とされており、前記板体には、他のピースの板体と接続するための接続部が設けられていることを特徴とする玩具である。
【0006】
請求項2に記載の発明は、異なる形状の板体を有して積層されたピースを備えることを特徴とする請求項1に記載の玩具である。
【0007】
請求項3に記載の発明は、外周縁に沿って前記接続部が露出しない一つの形状に組み上げられるジグソーパズルとされることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の玩具である。
【0008】
さらに、請求項4に記載の発明は、前記各板体は、発泡体で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の玩具である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の玩具によれば、簡易な構成で、ジグソーパズルの難易度を上げたり、積み木やブロックのような構成とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の玩具について、図面に基づき詳細に説明する。
【実施例1】
【0011】
図1は、本発明の玩具の実施例1を示す斜視図である。本実施例1の玩具は、ジグソーパズルである。また、図2は、図1のジグソーパズルを分解した状態を示す斜視図である。
【0012】
本実施例1のジグソーパズル1は、図1および図2に示すように、形状の異なった4つのピース3,5,7,9から構成される。
【0013】
各ピース3,5,7,9は、2枚の板体(11,13)、(15,17)、(19,21)、(23,25)が積層されて構成されており、各板体の少なくとも一の端辺部には接続部が一体に形成されている。
各接続部は、従来公知のジグソーパズルと同様に、円弧状などの凹凸に形成されており、接続部を構成する凸部と凹部は互いに対応した形状とされる。また、本実施例の板体は、ウレタンやポリエチレンなどの発泡体により形成されている。
【0014】
本実施例では、各ピースの2枚の板体(11,13)、(15,17)、(19,21)、(23,25)は、同一形状とされ、各板体の厚みは同じとされている。
具体的には、4つのピース3,5,7,9のうち、左後方に配置される第一ピース3の板体11,13は、長方形状とされる。図1において、第一ピース3の板体11,13には、その前端部と右端部にそれぞれ接続部27,29が形成されている。本実施例では、板体11,13の右端部の中央部に、右側へ突出して凸部27が形成されており、板体11,13の前端部に、2つの凹部29が左右に離間してそれぞれ形成されている。
【0015】
各板体11,13は、厚さ方向に重ね合わされて積層され、軸31が積層方向(上下方向)に挿通される。軸31は、丸棒状とされ、その基端部には径方向外側へ拡径して鍔部が形成されている。軸31は、重ね合わされた2枚の板体11,13に積層方向に沿って挿通されて先端部がかしめられる。これにより、各板体11,13は、軸31に回転可能に保持される。本実施例では、積層される上側の板体11と下側の板体13とは、周方向の一箇所でのみ一致する。
【0016】
この第一ピース3の前方に配置される第二ピース5も、第一ピース3と同様の構成とされ、2枚の長方形状の板体15,17が積層されて、軸33が積層方向に挿通され、各板体15,17が軸33まわりに回転可能とされている。
第二ピース5の各板体15,17には、その後端部と右端部に接続部が形成されている。本実施例では、各板体15,17の後端部に、二つの凸部35が左右に離間してそれぞれ形成されており、右端部の中央部に、凸部37がそれぞれ形成されている。
【0017】
第一ピース3の右側に配置される第三ピース7は、第一ピース3と同様に、2枚の正方形状の板体19,21が積層されて軸39が積層方向に挿通され、各板体19,21が軸39まわりに回転可能とされている。
第三ピース7の各板体19,21には、その左端部と前端部に接続部が形成されている。本実施例では、各板体19,21の左端部の中央部に、凹部41がそれぞれ形成されており、前端部の中央部に凸部43がそれぞれ形成されている。
【0018】
この第三ピース7の前方に配置される第四ピース9は、第一ピース3と同様に、2枚の正方形状の板体23,25が積層されて軸45が積層方向に挿通され、各板体23,25が軸45まわりに回転可能とされている。
第四ピース9の各板体23,25には、その後端部と左端部に接続部が形成されている。本実施例では、板体23,25の後端部の中央部および左端部の中央部に、凹部47,49がそれぞれ形成されている。
【0019】
各ピース3,5,7,9の上側の板体11,15,19,23の表面11a,15a,19a,23aには、図柄、文字、または絵柄などが付されており、4つのピース3,5,7,9を組み合わせることで一つの図柄などが現れる。なお、各ピース3,5,7,9の下側の板体13,17,21,25の裏面13a,17a,21a,25aにも図柄などが付されていてもよい。
【0020】
本実施例では、各ピース3,5,7,9の上側の板体11,15,19,23と下側の板体13,17,21,25を軸31,33,39,45まわりに回転させて周方向の位置決めを行い各ピースの図柄を合わせた状態で、図1に示すように、一方のピースの凸部を他方のピースの凹部にはめ込むことで各ピース同士が接続される。
【0021】
つまり、第一ピース3の右側の凸部27を第三ピース7の左側の凹部41にはめ込み、第二ピース5の後端部の凸部35を第一ピース3の前端部の凹部29にはめ込み、第四ピース9の後端部の凹部47に第三ピース7の前端部の凸部43をはめ込むと共に、第四ピース9の左側の凹部49に第二ピース5の右側の凸部37をはめ込むことで、ジグソーパズル1が完成する。
【0022】
ここで、例えば、子供に遊ばせる前に、図2に示すように、各ピースの上側の板体と下側の板体を軸まわりに回転させて周方向の位置をずらしておけばよい。
このようにすることで、各ピースの上側の板体の絵柄を合わせて4つのピースの位置を決定する他に、下側の板体を回転させて周方向の位置決めを行わなければ各ピースの凸部と凹部をはめ込むことができない。これにより、単に絵柄を合わせるだけでなく、積み木やブロックのように組み合わせる要素が必要となり、従来に無い趣向のある玩具となる。
【0023】
なお、本実施例1では、4つのピースでジグソーパズルを構成する場合について説明したが、さらに多くのピースで構成することも勿論可能であり、各ピースの板体の形状や接続部の位置は適宜変更可能である。また、一枚の板体から構成されるピースが含まれてもよい。
【実施例2】
【0024】
図3は、本発明の玩具の実施例2を示す斜視図である。本実施例2の玩具は、実施例1と同様に、ジグソーパズルである。また、図4は、図3のジグソーパズルを分解した状態を示す斜視図である。本実施例2の玩具は、基本的には、実施例1と同様の構成であるので、異なる部分を中心に説明する。
【0025】
本実施例2のジグソーパズル51は、図3に示すように、形状の異なった4つのピース53,55,57,59から構成される。
【0026】
各ピース53,55,57,59は、3枚の板体(61,63,65)、(67,69,71)、(73,75,77)、(79,81,83)が積層されて構成されており、各板体には接続部が一体に形成されている。
【0027】
4つのピースのうち、左後方に配置される第一ピース53は、上側の板体61および下側の板体65が同じ大きさの長方形状とされ、これらの各板体61,65に挟まれる中央の板体63が正方形状とされる。
本実施例では、中央の板体63は、上側および下側の板体61,65に対して左右寸法が略半分とされる。
【0028】
この第一ピース53の上側の板体61には、図3および図4において、その前端部に2つの凹部85が左右に離間して形成されており、右端部の中央部に凸部87が形成されている。また、第一ピース53の中央の板体63には、図3および図4において、その前端部の中央部に凸部89が形成されており、右端部の中央部に凹部91が形成されている。さらに、第一ピース53の下側の板体65には、図3および図4において、その前端部に2つの凸部93が左右に離間して形成されており、右端部の中央部に凹部95が形成されている。
【0029】
そして、3枚の板体61,63,65は、厚さ方向に重ね合わされて積層され、軸97が挿通されており、各板体61,63,65は、軸97に回転可能に保持されている。なお、中央の板体63は、上側と下側の各板体61,65の左半分側に配置されている。
【0030】
この第一ピース53の前方に配置される第二ピース55は、上側の板体67および下側の板体71が同じ大きさの長方形状とされ、これらの各板体67,71に挟まれる中央の板体69が正方形状とされる。本実施例では、中央の板体69は、上側および下側の板体67,71に対して左右寸法が略半分とされている。
【0031】
この第二ピース55の上側の板体67には、図3および図4において、その後端部に2つの突部99が左右に離間して形成されており、右端部の中央部に凸部101が形成されている。また、第二ピース55の中央の板体69には、図3および図4において、その後端部の中央部に凹部103が形成されており、右端部の中央部に凹部105が形成されている。さらに、第二ピース55の下側の板体71には、図3および図4において、その後端部に2つの凹部107が左右に離間して形成されており、右端部の中央部に凹部109が形成されている。
【0032】
そして、3枚の板体67,69,71は、厚さ方向に重ね合わされて積層され、軸111が挿通されており、各板体67,69,71は、軸111に回転可能に保持されている。なお、中央の板体69は、上側と下側の各板体67,71の左半分側に配置されている。
【0033】
また、第一ピース53の右側に配置される第三ピース57は、上側の板体73および下側の板体77が同じ大きさの正方形状とされ、これらの各板体73,77に挟まれる中央の板体75が長方形状とされる。本実施例では、上側および下側の板体73,77の左右寸法は、中央の板体75の略半分とされている。
【0034】
この第三ピース57の上側の板体73には、図3および図4において、その左端部の中央部に凹部113が形成されており、前端部の中央部に凸部115が形成されている。また、第三ピース57の中央の板体75には、図3および図4において、その前端部に2つの凹部117が左右に離間して形成されており、左端部の中央部に凸部119が形成されている。さらに、第三ピース57の下側の板体77には、図3および図4において、その前端部および左端部の中央部にそれぞれ凸部121,123が形成されている。
【0035】
そして、3枚の板体73,75,77は、厚さ方向に重ね合わされて積層され、軸125が挿通されており、各板体73,75,77は、軸125に回転可能に保持されている。なお、上側と下側の各板体73,77は、中央の板体75の右半分側に配置されている。
【0036】
第三ピース57の前方に配置される第四ピース59は、上側の板体79および下側の板体83が同じ大きさの正方形状とされ、これらの各板体79,83に挟まれる中央の板体81が長方形状とされる。本実施例では、上側および下側の各板体79,83の左右寸法は、中央の板体81の略半分とされている。
【0037】
この第四ピース59の上側の板体79には、図3および図4において、その後端部および左端部の各中央部に凹部127,129が形成されている。また、第四ピース59の中央の板体81には、図3および図4において、その後端部に2つの凸部131が左右に離間して形成されており、左端部の中央部に凸部133が形成されている。さらに、第四ピース59の下側の板体83には、図3および図4において、その後端部の中央部に凹部135が形成されており、左端部の中央部に凸部137が形成されている。
【0038】
そして、3枚の板体79,81,83は、厚さ方向に重ね合わされて積層され、軸139が挿通されて、各板体79,81,83は、軸139に回転可能に保持されている。
【0039】
各ピース53,55,57,59の上側の板体61,67,73,79の表面には、図柄や文字、絵柄が付されており、4つのピース53,55,57,59を組み合わせることで一つの図柄などが現れる。
【0040】
本実施例2では、上記実施例1と同様に、各ピース53,55,57,59の各板体(61,63,65)、(67,69,71)、(73,75,77)、(79,81,83)を軸97,111,125,139まわりに回転させて周方向の位置決めを行い各ピースの図柄を合わせて、図4に示すように、一方のピースの凸部を他方のピースの凹部にはめ込むことで各ピース同士が接続される。
【0041】
また、本実施例2では、たとえば、第一ピース53と第三ピース57とを連結する際、第一ピース53の上側の板体61と下側の板体65との間に、第三ピース57の中央の板体75の左端部を差し込んで凸部を凹部にはめ込むこととなり、実施例1のジグソーパズルより複雑な構造となる。
【0042】
なお、本実施例2では、4つのピースでジグソーパズルを構成する場合について説明したが、さらに多くのピースで構成することも勿論可能であり、各ピースの板体の形状や接続部の位置は適宜変更可能である。
また、ピースの板体の積層枚数を4枚以上とすることも可能であり、さらに、各ピースの積層枚数を変えることで、凹凸のあるジグソーパズルとすることも可能となる。
【実施例3】
【0043】
図5は、本発明の玩具の実施例3を示す図であり、一つのピースを示す斜視図である。本実施例3の玩具は、積み木やブロックのように自由な発想で組み合わせて遊ぶためのものである。また、図6は、図5のピースの平面図であり、図7は、図5のピースの中央の板体を回転させた状態を示す斜視図である。さらに、図8は、図7のA―A断面図である。本実施例3の玩具は、基本的には、上記実施例1および実施例2と同様の構成であるので、以下では異なる部分を中心に説明する。
【0044】
本実施例3のピース141は、同一形状の板体143が3枚積層されて構成されている。具体的には、板体143は、正方形状とされ、図6の状態において、前後端部の中央部に凸部145が形成されており、左右端部の中央部に凹部147がそれぞれ形成されている。この凸部145と凹部147は対応した形状とされる。各板体143は、厚さ方向(上下方向)に重ね合わされて積層され、板体の中央部に積層方向に沿って軸149が挿通されて、各板体143は、軸149に回転可能に保持される。
【0045】
本実施例3のピース141,141同士は、一方のピース141の任意の板体143の凸部145を、他方のピース141の任意の板体143の凹部147にはめ込んでいくことで、順次連結していくことができ、多数のピース141を接続することが可能である。
また、ピース141の各板体143は、軸149まわりに回転可能なことにより、単にピース141同士を連結していくだけでなく、連結する向きを変えることができることで、多種の形状や模様を形成することができる。
【0046】
本実施例3では、ピース141の板体143の積層枚数を3枚としたが、2枚や4枚以上としてもよい。また、積層される板体を同一形状としたが、異なる形状としてもよい。
たとえば、図9では、ピース151A、151B、151Cは、接続部の無い端辺部を有する板体を備えると共に、板体の積層枚数が異なっている。このように、接続部の無い端辺部を有する板体を備えたピースや、板体の積層枚数の異なるピースなどを複数種類使用することで、さらに立体的で複雑なものを作り上げることが可能となる。また、積層される板体は、長方形状や正方形状などの組み合わせとしてもよい。典型的には、板体の前後および/または左右の寸法が整数倍のピースを一部に備えていてもよい。さらに、板体は、三角形状や円形状としてもよい。
【0047】
本発明の玩具は、上記各実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
たとえば、上記各実施例では、軸を板体と別体としたが、積層される一の板体に軸状の突部を一体に形成し、他の板体の凹部にはめ込むことで、板体同士を回転可能としてもよい。また、板体の形状や積層枚数、および接続部の形状および位置などは適宜変更可能である。
【0048】
また、ピースの板体同士を着脱可能としてもよい。たとえば、軸を有する板体と、穴を有する板体とを用いることでジグソーパズルなどにおいてさらに難易度を高めることができる。さらに、板体の厚みも適宜変更可能であり、板体は、厚さの大きいブロック状であってもよい。また、各実施例の板体は、ゴム、木材、紙、プラスチックおよび金属などで形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の玩具の実施例1を示す斜視図である。
【図2】図1のジグソーパズルを分解した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の玩具の実施例2を示す斜視図である。
【図4】図3のジグソーパズルを分解した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の玩具の実施例3を示す図であり、一つのピースを示す斜視図である。
【図6】図5のピースの平面図である。
【図7】図5のピースの中央の板体を回転させた状態を示す斜視図である。
【図8】図7のA―A断面図である。
【図9】本発明の玩具を構成する複数種類のピースを組み立てた状態を示す図である。
【符号の説明】
【0050】
1 ジグソーパズル
3,5,7,9 ピース
11,13 板体
15,17 板体
19,21 板体
23,25 板体
27 接続部
29 接続部
31 軸
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに着脱可能な複数のピースを備える玩具であって、
一部または全部のピースは、複数の板体が積層されて構成されると共に、その積層された複数の板体が、積層方向に沿う軸まわりに回転可能とされており、
前記板体には、他のピースの板体と接続するための接続部が設けられている
ことを特徴とする玩具。
【請求項2】
異なる形状の板体を有して積層されたピースを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の玩具。
【請求項3】
外周縁に沿って前記接続部が露出しない一つの形状に組み上げられるジグソーパズルとされる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の玩具。
【請求項4】
前記各板体は、発泡体で形成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の玩具。
【請求項1】
互いに着脱可能な複数のピースを備える玩具であって、
一部または全部のピースは、複数の板体が積層されて構成されると共に、その積層された複数の板体が、積層方向に沿う軸まわりに回転可能とされており、
前記板体には、他のピースの板体と接続するための接続部が設けられている
ことを特徴とする玩具。
【請求項2】
異なる形状の板体を有して積層されたピースを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の玩具。
【請求項3】
外周縁に沿って前記接続部が露出しない一つの形状に組み上げられるジグソーパズルとされる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の玩具。
【請求項4】
前記各板体は、発泡体で形成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の玩具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2008−253465(P2008−253465A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−97769(P2007−97769)
【出願日】平成19年4月3日(2007.4.3)
【出願人】(506306570)ピーアンドエー株式会社 (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月3日(2007.4.3)
【出願人】(506306570)ピーアンドエー株式会社 (1)
【Fターム(参考)】
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