説明

甘辛い風味の菓子類

【課題】市販のモナカアイスやモナカタイプの菓子、それにチョコレート菓子は、食べると甘いもの、と連想するのが一般的である。例えばテリヤキ風味とか、また各種料理の調味用の垂れにしても甘辛い味を好む人は多いようだが、そのような風味を加えてあるものがないようなので、甘辛い風味の菓子類を提供する。
【解決手段】甘辛い風味の菓子類の、モナカアイスと、モナカタイプの菓子、それにチョコレート菓子であって、その中身を覆う皮などになるものが、甘辛い、もしくは辛い味となるように、粉末しょうゆとか各種エキスパウダー、香辛料、調味料などで適度に味付けされていて、食べると甘辛い風味であることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷たい菓子類のモナカアイスと、モナカタイプの菓子、それにチョコレート菓子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
市販のモナカアイスやモナカタイプの菓子、それにチョコレート菓子には、その中身を覆う皮などになるものが、甘辛い、もしくは辛い味に味付けされていて、食べると甘辛い風味であるようなものはなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
市販のモナカアイスやモナカタイプの菓子、それにチョコレート菓子は、その中身のアイスやチョコレート、餡、クリームなどで食べると甘いもの、と連想するのが一般的である。このように単に甘い、或いは甘酸っぱい味のものしか見受けられず、例えばテリヤキ風味とか、また各種料理の調味用の垂れにしても甘辛い味を好む人は多いようだが、そのような風味を加えてあるものがないようで、食べると口の中で甘い味と辛い味とが混ざりあう、というような甘辛い風味のものは提供されてないようである。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するための、請求項1記載の本発明は、甘辛い風味の菓子類の、モナカアイスであって、その皮が甘辛い、もしくは辛い味となるように、粉末しょうゆとか各種エキスパウダー、香辛料、調味料などで適度に味付けされていて、食べると甘辛い風味であることを特徴とする。
【0005】
請求項2記載の本発明は、甘辛い風味の菓子類の、モナカタイプの菓子であって、その皮が前記と同様に味付けされていて、食べると甘辛い風味であることを特徴とする。
【0006】
請求項3記載の本発明は、甘辛い風味の菓子類の、チョコレート菓子であって、中身のチョコレートを覆うものが前記と同様に味付けされていて、食べると甘辛い風味であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
食べると口の中で甘い味と辛い味とが混ざりあう、そのような甘辛い風味で、菓子類としては新しい味覚となる。
甘辛い味が大好きな人に特に喜ばれる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明のモナカアイスの実施の例を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0010】
まず、甘辛い風味の菓子類の、モナカアイスの実施の形態について、実施の例として説明する。
【0011】
図1を参照して説明するが、まずモナカアイスとして、形状、大きさは特に限定はされないが、一口か二口ほどのサイズにしてもよく、またその一口サイズが横に並んで二列で連なるものであるとか板状であるとか、市販で見受けられるものでもよいと考える。
【0012】
中身のアイスだが、これはどのような種類でもよくて、バニラでも抹茶でもなんでもよい。また中身はアイスだけでなく、チョコレートチップやクッキー、餡など、具入りでもよい。
【0013】
中身を覆う皮であるが、これは市販のモナカアイスによくあるモナカ皮、またはウエハースやコーンなどでもよいと考える。
【0014】
この皮が、甘辛い、もしくは辛い味となるように、特に限定はされないが、粉末しょうゆとか各種エキスパウダー、香辛料、調味料などで適度に味付けされているのだが、これは皮の製造後に味付けされていてもよく、皮の内側に付いていても外側(表面)に付いていてもよいし、部分的でも全体的に付いていてもよい。また、皮の製造後でなく製造時に原料として混ぜるなどして味付されていてもよい。
【0015】
この辛い味の方、辛さの度合いだが、これは中身の甘さとの兼ね合いもあるのだが、辛さを控えめに弱くして、食べたとき、口の中で、甘い味の方が強く感じるようにしてもよく、同じ位にしてもよいし、または辛い味の方が強くなるようにしてもよい。
【0016】
ここで、一例であるが、皮に粉末しょうゆ、かつお節粉末、昆布エキス粉末、紅しょうが粉末、香辛料、調味料などで味付けし、皮をたこ焼き風味にし、中身はバニラアイス、それに蛸の代わりとして適当な大きさの粒のチョコレートかクッキーを入れるとおもしろい。
【0017】
また、オニオンエキスパウダーを多めに、ベーコンエキスパウダー、香辛料、調味料などで味付けしてオニオン風味にするなど、様々考えられる。
【0018】
次に、甘辛い風味の菓子類の、モナカタイプの菓子の実施の形態について、実施の例として説明する。
【0019】
モナカタイプの菓子として、形状、大きさは特に限定はされないが、大きさは一口から三口ほどで食べられるサイズが好ましく、形状は市販で見受けられものでもよいし、丸い形でも棒状にしてもよいと考える。
【0020】
中身は餡とは限らずに、クリーム類でもよくて、その味の種類はバニラ味でもチョコレート味でも何でもよい。また中身はそれらだけでなく、クッキーなど具入りでもよい。
【0021】
中身を覆う皮であるが、これは市販のモナカ菓子によくあるモナカ皮、またはウエハースなど、サクサクする食感のあるものが好ましい。
【0022】
この皮が、甘辛い、もしくは辛い味となるように適度に味付けされているのだが、これについては前記のモナカアイスの記述と同様である。
【0023】
この辛い味の方、辛さの度合いだが、これについても前記のモナカアイスの記述と同様である。
【0024】
次に、甘辛い風味の菓子類の、チョコレート菓子の実施の形態について、実施の例として説明する。
【0025】
チョコレート菓子として、大きさは一口、幼児であれば一口か二口ほどで食べられるサイズが好ましく、形状は丸い形でも四角い形などでもよくて、棒状にしてもよく、特に限定はされない。
【0026】
中身はチョコレート、もしくはチョコレートクリームで、その味の種類は何でもよい。また中身はクッキーなど具入りでもよい。
【0027】
中身を覆うものであるが、これは市販で見受けられる原料が小麦粉などで、油で揚げたものが好ましい。
【0028】
この中身を覆うものが、甘辛い、もしくは辛い味となるように適度に味付けされているのだが、これについては前記のモナカアイスの記述と同様である。
【0029】
この辛い味の方、辛さの度合いだが、これについても前記のモナカアイスの記述と同様である。
【0030】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、実施の例であって、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な変更や改良や応用などが可能であり、それらはいずれも本発明の範囲に含まれる。
なお、本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。
【符号の説明】
【0031】
1 味付け(外側・表面)
2 皮
3 アイス
4 チョコレートやクッキーなど
5 味付け(内側)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
甘辛い風味の菓子類の、モナカアイスであって、その皮が甘辛い、もしくは辛い味となるように、粉末しょうゆとか各種エキスパウダー、香辛料、調味料などで適度に味付けされていて、食べると甘辛い風味であることを特徴とする、甘辛い風味の菓子類のモナカアイス。
【請求項2】
甘辛い風味の菓子類の、モナカタイプの菓子であって、その皮が前記と同様に味付けされていて、食べると甘辛い風味であることを特徴とする、甘辛い風味の菓子類のモナカタイプの菓子。
【請求項3】
甘辛い風味の菓子類の、チョコレート菓子であって、中身のチョコレートを覆うものが前記と同様に味付けされていて、食べると甘辛い風味であることを特徴とする、甘辛い風味の菓子類のチョコレート菓子。

【図1】
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【公開番号】特開2011−223970(P2011−223970A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−108728(P2010−108728)
【出願日】平成22年4月16日(2010.4.16)
【出願人】(510110770)
【Fターム(参考)】