説明

生体電気発生針(Livingbodyelectricityneedle)

本発明は生体電気発生針に関するもので、一定の長さを有する針体2の上段外面に捲取されて接触する陽極性金属4と、前記陽極性金属4の下部に位置されて針体2の外面に設置されて電解物質が含まれた隔膜部材6と、前記隔膜部材6の外面に捲取された陰極性金属8とから構成され、隔膜部材に電解物質の水が吸収されれば、陽極性金属と陰極性金属が電位差を起こして、微細電流が発生されることができ、携帯および移動が容易で、安い価格で普及することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人体の經絡に施術する生体電気発生針に関するもので、携帯と移動が簡便であり、また安全に生体電流を針を通じて流れるようにして気の流れを円滑にする生体電気発生針に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自然の一部である私たちのからだは、電気の影響を受けており、人体には生体電流が発生して、全身を循環することになる。このような、生体電気(bIoelectrIcIty)とは、生体から発生する電気現象であり、ガルバ−ニによって発見された。通常、出生の際、5〜6Vの電気がからだに流れるが、生物学的老人になると2.5V以下に落ちると知られている。
【0003】
したがって、体内の生体電流に異常が生じれば疾病が発生し、このような生体電流は漢方医学の針療法および現代科学の新臨床治療で多様に応用されている。
【0004】
漢方医学の針療法は、経穴と經絡に対して行われており、経穴と經絡に対しては今まではその実体が不明確だったが、最近国内研究陣によって、經絡の解剖学的実体が確認された。
【0005】
延世大原州医大生化学教室キム・ヒョンウォン教授チ−ムは、その間、気という神秘なエネルギ−が流れる所とだけ知らされた經絡の実体を解剖学的に確認するに成功した。
延世大原州医大生化学教室キム・ヒョンウォン教授チ−ムは、透過型電子顕微鏡(TEM)を利用して、ウサギの体内皮膚だけでなく血管の裏と表、腹膜、内部臓器表面などで經絡を撮影するに成功した。
添付した図12ないし図15は、經絡を撮影した図面代用写真らである。
【0006】
このような、経穴に対する針術に使われる針は、伝統的な針の他にも最近では生体電流に対する治療法を利用する電気針が開発された。
【0007】
前記電気針は、1816年頃、フランスのベルリオ−ズによって、電流が流れる針療法で神経痛を治療するのを発表し、1825年頃にはフランスの医師のSarlandIerが、電気針を応用して痛風と神経系統の治療をした。また1921年ごろに英国人 E.A.ゴ−ルデンによって現代の電気針療法が基礎を成し遂げたし、以後中国、日本、ドイツなどで活発な研究が進行されている。
【0008】
特に、このような電気針によって、穴所に持続的な電流を送ることで、穴周辺の地上細胞を分解および排泄管を通じて、排泄させるようにして健康を維持するようにし、施術後または分娩の後、急慢性痛みの緩和などに利用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、現在電気針に使われている電気発生は、AC電流をダウンして使うものであって、人体に微量の生体電流が流れるようにするにも電気装置の誤作動が発生すれば、人体に大きな電流が流れ、電気ショックが発生する恐れがあるだけでなく患者の生命にも悪影響を及ぼすなどの問題点が発生する。
【0010】
これに、本出願人は安全で簡便な電気針に対して出願したことがあり、これは大韓民国登録特許10−0724106号に開示されている。
しかし、前記特許技術は携帯性に多少不十分な問題点があった。
【0011】
本発明は前記した従来技術の問題点を解消するため案出されたものであって、携帯および移動が容易で、安い価格に普及することができる生体電気発生針を提供するにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記した本発明の目的は、
一定の長さを有する針体の上部に陽極性金属と陰極性金属が設置されていて、前記陽極性金属と陰極性金属の間には電解物質が含まれた隔膜部材が設置されて行われることを特徴とするディスポ−ザブル電気針によって、達成される。
【0013】
前記陽極性金属とは、金、白金、銀、銅、鉛、錫、ニッケルの中で選択されたいずれか一つであり、前記陰極性金属とは、カルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、鉄の中で選択されたいずれか一つであることを特徴とする。
【0014】
前記隔膜部材とは、水、硫酸などの電解物質が含まれたスポンジ、パルプ繊維、フィルム紙の中で選択されたいずれか一つからなることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は本発明による生体電気発生針の第1実施例を示した図面である。
【図2】図2は本発明による生体電気発生針の第2実施例を示した図面である。
【図3】図3は本発明による生体電気発生針の第3実施例を示した図面である。
【図4】図4は本発明による生体電気発生針の第3実施例の断面図である。
【図5】図5は本発明による生体電気発生針の第4実施例を示した図面である。
【図6】図6は本発明による生体電気発生針の第4実施例のI−I線断面図である。
【図7】図7は本発明による生体電気発生針の第5−1実施例を示した図面である。
【図8】図8は本発明による生体電気発生針の第5−1実施例のI−I線断面図である。
【図9】図9は本発明による生体電気発生針の第5−2実施例を示した図面である。
【図10】図10は本発明による生体電気発生針の第5−2実施例のI−I線断面図である。
【図11】図11は本発明による生体電気発生針の第6実施例を示した図面である。
【図12】図12は經絡を撮影した図面代用写真である。
【図13】図13は經絡を撮影した図面代用写真である。
【図14】図14は經絡を撮影した図面代用写真である。
【図15】図15は經絡を撮影した図面代用写真である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の望ましい実施例を添付した図面に基づいて詳細に説明すると次のようである。
添付した図1は、本発明による生体電気発生針の第1実施例を示した図面である。
【0017】
[第1実施例]
図1に示されたように、第1実施例A1は、一定の長さを有する針体2の上段外面に捲取されて接触する陽極性金属4と、前記陽極性金属4の下部に位置され、針体2の外面に設置された隔膜部材6と、前記隔膜部材6の外面に捲取された陰極性金属8と、から構成される。
【0018】
ここで、前記陽極性金属4と陰極性金属8は、相互反対に設置されることができる。
前記針体2は、導電性の金属材で、一定の長さを有する棒状であり、下段には尖鋭な先端部が形成され、上段にはコイルまたは棒体が結合されて太い直径の頭部が形成される。
【0019】
前記陽極性金属4は、前記針体の頭部の外面にコイル状で捲取され、その材質とは、金(Au)、白金(Pt)、銀(Ag)、銅(Cu)、鉛(Pb)、錫(Sn)、ニッケル(NI)の中で選択されたいずれか一つが使われており、本実施例では銅(Cu)が主に使われている。
【0020】
前記隔膜部材6は、針体が挟まれるように内側に通路が形成された円筒形であり、上段には環鍔62が形成されることで、陽極性金属4と陰極性金属8の境界になるようにし、その材質とは、電解物質の水、硫酸、塩成分が含まれたスポンジ、パルプ繊維、フィルム紙の中で選択されたいずれか一つが使われている。
【0021】
前記隔膜部材6に対しては、以下の他の実施例でも同一なのでその重複説明は省略することにする。
【0022】
前記陰極性金属8は、前記隔膜部材6の外面にコイル状で捲取され、その材質とは、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)の中で選択されたいずれか一つが使われており、本実施例では亜鉛(Zn)が主に使われる。
【0023】
前記陽極性金属4または陰極性金属8は、相互反対に設置されることができるのは当然で、前記陽極性金属4および陰極性金属8に対しては以下の他の実施例でも同一なのでその重複説明は省略することにする。
【0024】
このように構成された第1実施例A1の針を經絡に施術した後、その上部に水をつけると、内側の陽極性金属4は“+“電気を帯びることになり、外側の陰極性金属8は“−“電気を帯びることになって、前記陽極性金属4と陰極性金属8の間の電位差による電気が針に流れることになる。
【0025】
したがって、針を通した微細電流が經絡を刺激して、血行を円滑にするなど有益な効果を得ることができるようになる。
添付した図2は、本発明による生体電気発生針の第2実施例を示した図面である。
【0026】
[第2実施例]
図2に示されたように、第2実施例A2は、
内側に挿入孔220’が形成された取っ手22’と、前記挿入孔220’に上段が挟まれて結合される針体2’から構成されたものであり、前記挿入孔220’の内面の一側には前記針体2’の外面に直接接触される陽極性金属4’が設置され、前記挿入孔220’の内面の他側には前記針体2’の外面と離隔されて、陰極性金属8’が設置され、前記陽極性金属4’と陰極性金属8’の間に隔膜部材6’が設置されて実施される。
【0027】
前記取っ手22’の挿入孔220’には、まず針体2’を縦方向に挿入し、前記針体2’に接地されるように陽極性金属4’を挟んで挿入し、前記陽極性金属4’に接地されるように隔膜部材6’を挟んで挿入し、前記隔膜部材6’に接地されるように陰極性金属8’を挿入して結合させる。
【0028】
ここで、前記陽極性金属4’または陰極性金属8’は、相互反対に設置されることができるのは当然である。
【0029】
前記取っ手22’の側面には、内部の挿入孔220’と通じるように通孔222’が形成されているが、前記通孔222’を通じて電解物質が吸収されることができる。
【0030】
前記針体2’は、導電性の金属材で形成され、取っ手22’の上段に一部が突出されるように設置される。
【0031】
前記隔膜部材6’は、前記挿入孔220’に埋立され、取っ手22’の上段に突出されるように設置される。
【0032】
したがって、前記のように構成された第2実施例は、前記取っ手22’の上段に突出された針体2’に水をつけると陽極性金属4’は“+”電気を帯びることになり、外側の陰極性金属8’は“−”電気を帯びることになって、前記陽極性金属4’と陰極性金属8’の間の電位差による電気が針体2’に流れることになる。
【0033】
したがって、針体2’を経穴に施術すると微細電流が經絡を刺激して、血行を円滑にする。
添付した図3は、本発明による生体電気発生針の第3実施例を示した図面であり、図4は本発明による生体電気発生針の第3実施例のI−I線断面図である。
【0034】
[第3実施例]
図3および図4に示されたように、第3実施例A3は、
内面一側に薄板状でシルク印刷して、陽極性金属4”が形成され、前記陽極性金属4”と離隔されて薄板状でシルク印刷された陰極性金属8”が形成されたフィルム紙6”と、
前記陽極性金属4”に外面の下部が接着cされて、前記フィルム紙6”に付着された針体2”と、
前記陽極性金属4”を被るように針体2”の上部にコ−ティングされた電解質膜62”と、から構成される。
前記フィルム紙6”の一段、すなわち図3に示されたように、一番左側には所定の通孔61”が形成されることで、これを通じて、水分が浸透されて陽極性金属4”に伝えられることができる。
【0035】
したがって、前記フィルム紙6”を一番左側から捲取させて針体2”を取り囲むと、前記陽極性金属4”は針体2”の一面に接触され、前記陰極性金属8”は左側の通孔61”が形成されたフィルム紙6”および電解質膜62”を間に置いて針体2”の外面に配置される。
【0036】
そして、前記針体2”は、その上段が前記フィルム紙6”の上部に突出されるように設置される。
【0037】
前記陰極性金属8”は、フィルム紙6”を捲取させた時、針体2”に接触された陽極性金属4”の接着部位cがつかないようにするため、陽極性金属4”より最も小さい大きさで形成されることが望ましい。
【0038】
このように構成された第3実施例は、針体2”の上部に水をつけると、陰極性金属8”には“−”電気を帯びることになり、陽極性金属4”には“+”電気を帯びることになって、前記陽極性金属4”と陰極性金属8”の間の電位差による電気が針体2”に流れることになる。
【0039】
したがって、針体2”を経穴に施術すれば微細電流が經絡を刺激して、血行を円滑にする。
添付した図5は本発明による生体電気発生針の第4実施例を示した図面で、図6は本発明による生体電気発生針の第4実施例のI−I線断面図である。
【0040】
[第4実施例]
図5および図6に示されたように、第4実施例A4は、
一定の長さを有する針体2の頭部の外面にメッキされた陽極性金属4と、
前記陽極性金属4の外面に捲取される仕上げ材7と、
仕上げ材7の内面にシルク印刷で形成された陰極性金属8と、
前記陰極性金属8の上面に付着された隔膜部材6と、
を含んで構成される。
【0041】
前記仕上げ材7は長方形のテ−プ形状であり、図6に示されたように、一番左側終端が前記針体2の陽極性金属4の下部に固定される。
【0042】
この時、針体2は上段が仕上げ材7の上段外部に突出されてみられるようにする。
前記陽極性金属4または陰極性金属8は相互反対に設置されることができるのは当然で、これに対する詳細説明は第1実施例で明らかにしたことがあるので省略する。
【0043】
前記隔膜部材6は、水分の吸収が容易な繊維材質またはパルプシ−トからなり、電解物質が含まれている。
【0044】
したがって、前記陽極性金属4に固定された部位から仕上げ材7を捲取させると隔膜部材6を間に置いて陰極性金属8が配置される。
【0045】
このように構成された第4実施例A4は、針体2の上部に水をつければ、陽極性金属4は“+”電気を帯びることになり、陰極性金属8は“−”電気を帯びることになって、前記陽極性金属4と陰極性金属8の間の電位差による電気が針体2に流れることになる。
【0046】
したがって、針体2を経穴に施術すれば微細電流が經絡を刺激して、血行を円滑にする。
添付した図7は本発明による生体電気発生針の第5−1実施例を示した図面で、図8は本発明による生体電気発生針の第5−1実施例のI−I線断面図である。
【0047】
[第5−1実施例]
図7および図8に示したように、第5−1実施例A5−1は、
一定の長さを有する針体2と、前記針体2に付着されて電気を発生する電気発生部eから構成された生体電気発生針において、
前記電気発生部eはスティック形状でなり、
上面に粘着剤が塗布された長方形のフィルム紙7と、
前記フィルム紙7の上面中央部に薄板状で付着された隔膜部材6と、
前記フィルム紙7の上面一側に金属粉末をシルク印刷して、前記隔膜部材6の上面一側に重なるように形成され、一端には前記フィルム紙7の中央部まで延びた延長部43を有するように形成された陽極性金属4と、
前記フィルム紙7の上面他側に金属粉末をシルク印刷して、前記隔膜部材6の上面他側に重なるように形成され、前記陽極性金属4から一定間隔で離隔されるように形成された陰極性金属8と、
前記フィルム紙7、隔膜部材6、陽極性金属4および陰極性金属8の上面全部にコ−ティングされる異形紙11と、
を含んで構成される。
【0048】
前記電気発生部eは、スティック形状であって、いずれの種類の針にでも付着が可能で、1回使用後、廃棄される。
【0049】
前記隔膜部材6は、水分の吸収が容易な繊維材質またはパルプシ−トからなり、伝導性接着剤によって、接着される。
【0050】
前記陽極性金属4は、フィルム紙7の上面一側に形成され、前記隔膜部材6の一側に重なるようにX1形成され、その一端にはフィルム紙の中央部まで延長形成されることによって針体と直接接触される延長部43が形成される。
【0051】
前記陰極性金属8は、前記陽極性金属4から一定間隔で離隔できるようにフィルム紙7の上面他側に形成され、前記隔膜部材6の他側に重なるようにX2形成される。
【0052】
前記陽極性金属4および陰極性金属8は、金属粉末にだけ限定されず、金属固体であることもあるは当然である。
【0053】
前記異形紙11は、隔膜部材6およびフィルム紙9を保護するため付着されるビニルカバ−であって、使う前にあらかじめ除去されなければならないだろう。
【0054】
したがって、図8を参照して調べると、異形紙11を除去させた後、隔膜部材6に針体2の頭部を当てて押せば、フィルム紙7の粘着剤に粘着固定される。
【0055】
ここで、前記針体2は従来針術用途で使われるすべての種類の針がみな適用されることができる。
【0056】
以後、針体2の上部に水をつければ、陽極性金属4は“+”電気を帯びることになり、陰極性金属8は“−”電気を帯びることになって、前記陽極性金属4と陰極性金属8の間の電位差による電気が針体2に流れることになる。
【0057】
したがって、針体2を経穴に施術すれば微細電流が經絡を刺激して、血行を円滑にする。
添付した図9は本発明による生体電気発生針の第5−2実施例を示した図面で、図10は本発明による生体電気発生針の第5−2実施例のI−I線断面図である。
【0058】
[第5−2実施例]
図9および図10に示したように、第5−2実施例A5−2は、
一定の長さを有する針体2と、前記針体2に付着されて、電気を発生する電気発生部eと、から構成された生体電気発生針において、
前記電気発生部eはスティック形状でなり、
上面下部に粘着剤が塗布された長方形のフィルム紙7と、
前記フィルム紙7の上面一側に金属粉末をシルク印刷して形成され、一端にはフィルム紙7の中央部まで延びた延長部43を有するように形成された陽極性金属4と、
前記フィルム紙7の上面他側に金属粉末をシルク印刷して形成され、前記陽極性金属4から一定間隔で離隔されるように形成された陰極性金属8と、
前記フィルム紙7の上面中央部に吸水性物質を塗布して形成され、下面両側が前記陽極性金属4および陰極性金属8と一部分が重なるように形成された電解層6aと、
前記フィルム紙7、電解層6a、陽極性金属4および陰極性金属8の上面全部にコ−ティングされる異形紙11と、
を含んで構成される。
【0059】
前記電気発生部eは、スティック形状でいずれの種類の針にでも付着が可能で、1回使用後、廃棄される。
【0060】
前記電解層6aは吸水性化学物質を塗布して形成される。
前記フィルム紙7の上面および前記電解層6aの間には一部分には水を引き込むことができる空間9が形成される。
【0061】
その他、前記フィルム紙7、陽極性金属4および陰極性金属8、異形紙11の詳細構成は前述した第5−1実施例と同一なので重複説明は省略することにする。
添付した図11は本発明による生体電気発生針の第6実施例を示した図面である。
【0062】
[第6実施例]
図11に示されたように、第6実施例A6は、
一定の長さを有する針体2の頭部の外面にメッキされた陽極性金属4と、
前記陽極性金属4の外面に挟まれて結合された管形状の隔膜部材6と、
前記隔膜部材6の外面に捲取された テ−プ形状の陰極性金属8と、を
含んで構成される。
【0063】
前記針体2は、その上部の頭部の外面に陽極性金属4をメッキさせ、頭部の上段一部分は外部に露出されるようにしてメッキさせる。
【0064】
前記隔膜部材6は、主に紙からなった管体形状であり、望ましく電解物質が含まれたものを使う。
【0065】
前記陰極性金属8は、前記隔膜部材6が結合された針体2の頭部の外面に捲取されるテ−プ形状である。
【0066】
したがって、前記針体2の頭部の外面に陽極性金属4をメッキさせた後、その外面に管体形状の隔膜部材6を挟んで結合させ、前記隔膜部材6の外面にテ−プ形状の陰極性金属8を捲取させる。
【0067】
以後、前記針体2の上段に水をつければ前記隔膜部材6に水分が吸収されて、前記陽極性金属4は“+”電気を帯びることになり、陰極性金属8は“−”電気を帯びることになって、前記陽極性金属4と陰極性金属8の間の電位差による電気が針体2に流れることになる。
【0068】
したがって、針体2を経穴に施術すれば微細電流が經絡を刺激して、血行を円滑にする。
【0069】
たとえ本発明が前記言及された望ましい実施例と関連して説明されてきたが、発明の要旨と範囲から逸することなく多様な修正および変形が可能であることは当業者ならば容易に認識するでき、このような変更および修正は皆添付した請求の範囲に属することは自明である。
【産業上利用の可能性】
【0070】
本発明による生体電気発生針を利用すれば携帯および移動が容易で、安い価格で普及できる効果がある。
【符号の説明】
【0071】
2:針体 4、4’、4”:陽極性金属
6、6’、6”:隔膜部材 7:仕上げ材
8、8’、8”:陰極性金属 9:フィルム紙
11:異形紙 22:取っ手

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一定の長さを有する針体2の上段外面に捲取されて接触する陽極性金属4と、
前記陽極性金属4の下部に位置され、針体2の外面に設置されて電解物質が含まれた隔膜部材6と、
前記隔膜部材6の外面に捲取された陰極性金属8と、
を含んでなることを特徴とするディスポ−ザブル電気針。
【請求項2】
内側に挿入孔220’が形成された取っ手22’と、前記挿入孔220’に上段が挟まれて結合される針体2’から構成されたものであり、
前記挿入孔220’の内面の一側には前記針体2’の外面に直接接触する陽極性金属4’が設置され、
前記挿入孔220’の内面の他側には前記針体2’の外面と離隔されて、陰極性金属8’が設置され、
前記陽極性金属4’と陰極性金属8’の間に設置されて電解物質が含まれた隔膜部材6’を含んでなることを特徴とする生体電気発生針。
【請求項3】
内面一側に薄板状でシルク印刷して陽極性金属4”が形成され、前記陽極性金属4”と離隔され、薄板状でシルク印刷された陰極性金属8”が形成されたフィルム紙6”と、
前記陽極性金属4”に外面の下部が接着cされて、前記フィルム紙6”に縦方向に設置された針体2”と、
前記陽極性金属4”および針体2”の上部にコ−ティングされた電解質膜62”と、
を含んでなることを特徴とする生体電気発生針。
【請求項4】
一定の長さを有する針体2の頭部の外面にメッキされた陽極性金属4と、
前記陽極性金属4の外面に捲取される仕上げ材7と、
仕上げ材7の内面にシルク印刷で形成された陰極性金属8と、
前記陰極性金属8の上面に付着された隔膜部材6と、
を含んでなることを特徴とする生体電気発生針。
【請求項5】
一定の長さを有する針体2と、前記針体2に付着されて電気を発生する電気発生部eから構成された生体電気発生針において、
前記電気発生部eはスティック形状で成り、
上面に粘着剤が塗布された長方形のフィルム紙7と、
前記フィルム紙7の上面中央部に薄板状で付着された隔膜部材6と、
前記フィルム紙7の上面一側に金属粉末をシルク印刷して、前記隔膜部材6の上面一側に重なるように形成され、一段には前記フィルム紙7の中央部まで延びた延長部43を有するように形成された陽極性金属4と、
前記フィルム紙7の上面他側に金属粉末をシルク印刷して前記隔膜部材6の上面他側に重なるように形成され、前記陽極性金属4から一定間隔で離隔されるように形成された陰極性金属8と、
前記フィルム紙7、隔膜部材6、陽極性金属4および陰極性金属8の上面全部にコ−ティングされる異形紙11と、
を含んでなることを特徴とする生体電気発生針。
【請求項6】
一定の長さを有する針体2と、前記針体2に付着されて電気を発生する電気発生部eから構成された生体電気発生針において、
前記電気発生部eはスティック形状で成り、
上面下部に粘着剤が塗布された長方形のフィルム紙7と、
前記フィルム紙7の上面一側に金属粉末をシルク印刷して形成され、一端にはフィルム紙7の中央部まで延びた延長部43を有するように形成された陽極性金属4と、
前記フィルム紙7の上面他側に金属粉末をシルク印刷して形成され、前記陽極性金属4から一定間隔で離隔されるように形成された陰極性金属8と、
前記フィルム紙7の上面中央部に吸水性物質を塗布して形成され、下面両側が前記陽極性金属4および陰極性金属8と一部分が重なるように形成された電解層6aと、
前記フィルム紙7、電解層6a、陽極性金属4および陰極性金属8の上面全部にコ−ティングされる異形紙11を含んでなることを特徴とする生体電気発生針。
【請求項7】
一定の長さを有する針体2の頭部の外面にメッキされた陽極性金属4と、
前記陽極性金属4の外面に挟まれて結合された管形状の隔膜部材6と、
前記隔膜部材6の外面に捲取されたテ−プ形状の陰極性金属8と、
を含んでなることを特徴とする生体電気発生針。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の、
前記陽極性金属4、4’、4”は、金(Au)、白金(Pt)、銀(Ag)、銅(Cu)、鉛(Pb)、錫(Sn)、ニッケル(NI)の中で選択されたいずれか一つであることを特徴とする生体電気発生針。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の、
前記隔膜部材6、6’、6”は、電解物質の水、硫酸、塩成分が含まれたスポンジ、パルプ繊維、フィルム紙の中選択されたいずれか一つであることを特徴とする生体電気発生針。
【請求項10】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の、
前記陰極性金属8、8’、8”は、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)の中で選択されたいずれか一つであることを特徴とする生体電気発生針。
【請求項11】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の、
前記陽極性金属4、4’、4”または陰極性金属8、8’、8”は相互反対に設置されることができることを特徴とする生体電気発生針。
【請求項12】
請求項2に記載の、
前記取っ手22’の側面には、前記挿入孔220’と通じるように通孔222’が形成されたものであり、前記通孔222’を通じて、電解物質が吸収されるようにしたことを特徴とする生体電気発生針。
【請求項13】
請求項3に記載の、
前記陰極性金属8”は前記針体2”に接触された陽極性金属4”の接着部位cがつかないように前記陽極性金属4”より最も小さい大きさで形成されたことを特徴とする生体電気発生針。
【請求項14】
請求項4に記載の、
前記仕上げ材7は、長方形のテ−プ形状であり、前記針体2の上段から下方に離隔されて固定されることによって前記針体2の上段が外部に見えるようにしたことを特徴とする生体電気発生針。
【請求項15】
請求項6に記載の、
前記電解層6aは、吸水性化学物質を塗布して形成されたことを特徴とする生体電気発生針。
【請求項16】
請求項6に記載の、
前記フィルム紙7の上面および前記電解層6aの間には水を引き込むことができる空間9が形成されたことを特徴とする生体電気発生針。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2010−532199(P2010−532199A)
【公表日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−514646(P2010−514646)
【出願日】平成20年7月4日(2008.7.4)
【国際出願番号】PCT/KR2008/003973
【国際公開番号】WO2009/005328
【国際公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(510004837)
【Fターム(参考)】