説明

画像形成方法および装置、記録ヘッド、並びに記録材料

【課題】 製品のコストダウンに寄与することができる画像形成方法および装置、記録ヘッド、並びに記録材料を提供する。
【解決手段】 カラー感熱プリンタ2は、高周波磁界Hにより誘導電流Ieを発生して発熱する導電体層31、およびこの熱に反応して発色するイエロー、マゼンタ、シアン感熱発色層33〜35を有するカラー感熱記録紙10を用い、高周波電流Ihの印加により高周波磁界Hを発生させる1ターンコイル40aが配された記録ヘッド17と、記録する画像に応じて、導電体層31に発生させる熱のエネルギーを制御するシステムコントローラ19とを備える。システムコントローラ19は、高周波電流Ihの印加時間、大きさ、周波数、および記録ヘッド17とカラー感熱記録紙10との距離のうち、いずれか1つを変化させることで、上記制御を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録ヘッドを用いて記録材料に画像を形成する方法および装置、記録ヘッド、並びに記録材料に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置として、サーマルプリンタ、例えば、シアン、マゼンタ、イエローに発色する感熱発色層を支持体上に順に層設したカラー感熱記録紙を用いて、フルカラープリントを得るカラー感熱プリンタが知られている。このカラー感熱プリンタでは、副走査方向にカラー感熱記録紙を搬送する間に、主走査方向に複数の発熱素子がライン状に配列されたサーマルヘッドにて熱記録を行う。また、サーマルプリンタの一種である熱昇華型プリンタでは、サーマルヘッドの発熱素子からの熱を感熱リボンの染料層に伝達させて昇温することで、受像紙に熱転写させて画像を形成している。
【0003】
サーマルヘッドは、発熱素子の発熱により生じた熱が蓄熱し、記録中に温度が上昇していくため、その分記録紙に与える熱エネルギーが大きくなり、画像の濃度が本来よりも高くなるという問題があった。この問題を解決するために、サーマルヘッドの近傍にファンを取り付け、このファンでサーマルヘッドを常時強制冷却するサーマルプリンタや、サーマルヘッドの温度を測定し、この温度測定結果に基づいて、発熱素子に与える駆動エネルギーを制御するサーマルプリンタが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平7−61020号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、サーマルヘッドの蓄熱による画像の濃度変化を抑えるためには、上記の手法のように、ファンや温度センサ、発熱素子の駆動シーケンスなど、製品のコストアップに繋がる要素を追加する必要があった。このため、本来の用途である画像を記録するという機能を確保しつつ、且つ製品のコストアップに繋がる要素を必要としない記録ヘッドの開発が望まれていた。
【0006】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、製品のコストダウンに寄与することができる画像形成方法および装置、記録ヘッド、並びに記録材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成方法は、高周波電流の印加により高周波磁界を発生させる第1の導電体が配された記録ヘッドと、前記高周波磁界により誘導電流を発生して発熱する第2の導電体、およびこの熱に反応して発色する感熱発色体を有する記録材料とを用い、記録する画像に応じて、前記第2の導電体に発生させる熱のエネルギーを制御することを特徴とする。
【0008】
なお、前記第2の導電体は、強磁性を有することが好ましい。また、前記高周波電流の印加時間、大きさ、周波数、および前記記録ヘッドと前記記録材料との距離のうち、いずれか1つを変化させることで、前記制御を行うことが好ましい。
【0009】
また、本発明の画像形成装置は、高周波磁界により誘導電流を発生して発熱する第2の導電体、およびこの熱に反応して発色する感熱発色体を有する記録材料を用い、高周波電流の印加により前記高周波磁界を発生させる第1の導電体が配された記録ヘッドと、記録する画像に応じて、前記第2の導電体に発生させる熱のエネルギーを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
なお、前記第2の導電体は、強磁性を有することが好ましい。また、前記制御手段は、前記高周波電流の印加時間、大きさ、周波数、および前記記録ヘッドと前記記録材料との距離のうち、いずれか1つを変化させることで、前記制御を行うことが好ましい。
【0011】
また、本発明の記録ヘッドは、高周波電流の印加により高周波磁界を発生させる導電体が配されたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の記録材料は、高周波磁界により誘導電流を発生して発熱する導電体、およびこの熱に反応して発色する感熱発色体を有することを特徴とする。なお、前記導電体は、強磁性を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の画像形成方法および装置、記録ヘッド、並びに記録材料によれば、高周波電流の印加により高周波磁界を発生させる第1の導電体が配された記録ヘッドと、高周波磁界により誘導電流を発生して発熱する第2の導電体、およびこの熱に反応して発色する感熱発色体を有する記録材料とを用い、制御手段により、記録する画像に応じて、第2の導電体に発生させる熱のエネルギーを制御するので、従来のサーマルヘッドと比べてエネルギー変換効率が飛躍的に向上するとともに、蓄熱による画像の濃度変化を抑えるための冷却や温度補正が不要となる。したがって、製品のコストダウンに寄与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1において、本発明を適用したカラー感熱プリンタ2には、記録材料として、長尺のカラー感熱記録紙(以下、単に記録紙という)10が使用される。記録紙10は、ロール状に巻かれた記録紙ロール11の形態でカラー感熱プリンタ2にセットされる。
【0015】
図2に示すように、記録紙10は、支持体30上に導電体層31、反射層32、イエロー感熱発色層33、マゼンタ感熱発色層34、シアン感熱発色層35、および保護層36が順次層設された構造となっている。導電体層31は、導電性を有する材料、例えばアルミの薄膜、またはアルミ粉入り薄膜、あるいは、導電性および強磁性を有する材料、例えば鉄の薄膜、または鉄粉入り薄膜からなる。反射層32は、酸化チタンの薄膜からなり、導電体層31が保護層36側から見えないように、導電体層31を覆っている。なお、導電体層31は、鉄のように透磁率の高い強磁性導電体である方が、後述する誘導電流Ieが大きくなるので好ましい。
【0016】
イエロー感熱発色層33は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最上層となるシアン感熱発色層35は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。
【0017】
イエロー感熱発色層33は、420〜450nmの近紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層34は、イエロー感熱発色層33とシアン感熱発色層35との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365〜390nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。なお、例えばブラック感熱発色層を設けて4層構造にした記録紙を使用してもよい。
【0018】
図1において、記録紙ロール11の外周面には、搬送モータ12によって回転される給紙ローラ13が当接している。搬送モータ12はステッピングモータであり、モータドライバ14から入力される駆動パルスによって駆動される。給紙ローラ13が図中反時計方向に回転すると、記録紙ロール11は図中時計方向に回転し、記録紙10が記録紙ロール11から送り出される。給紙ローラ13が図中時計方向に回転すると、記録紙ロール11は図中反時計方向に回転し、記録紙10が記録紙ロール11に巻き戻される。
【0019】
記録紙ロール11から送り出された記録紙10は、水平方向に配置された搬送経路内に送り込まれる。この搬送経路内には、記録紙10を挟み込んで搬送する搬送ローラ対15および排紙ローラ対16が配置されている。搬送ローラ対15および排紙ローラ対16は、搬送モータ12によって回転されるキャプスタンローラ15a、16aと、このキャプスタンローラ15a、16aに圧接するピンチローラ15b、16bとからなり、記録紙10を図中A方向(給紙方向)とB方向(巻戻方向、ともに副走査方向)とに往復搬送する。
【0020】
給紙ローラ13と搬送ローラ対15との間には、記録ヘッド17が設けられている。記録ヘッド17の記録紙10に対向する表面には、記録紙10の搬送方向と直交する方向(主走査方向)に、複数の記録素子40(図3参照)がライン状に配列された記録素子アレイ18が設けられている。記録素子アレイ18は、記録紙10と一定の間隔をおいて配置されており(図3も参照)、システムコントローラ19からヘッドドライバ20に入力された駆動データに基づいて駆動し、記録紙10の各感熱発色層33〜35を発色させる。
【0021】
図3に示すように、記録素子40は、1ターンコイル40aからなる。1ターンコイル40aは、トランジスタなどのスイッチ41を介して高周波電源42に接続されている。1ターンコイル40aと高周波電源42を結ぶ配線は、より線となっている。1ターンコイル40aには、高周波電源42により高周波電流Ihが印加される。この高周波電流Ihは、1ターンコイル40aと導電体層31との間に高周波磁界Hを発生させる。高周波磁界Hの磁束Φは、紙面と直交する方向に1ターンコイル40aおよび導電体層31を貫き、これらの間をループする略円形状となる。
【0022】
高周波磁界Hが1ターンコイル40aと導電体層31との間に発生すると、導電体層31の高周波磁界Hの磁束Φが貫く部分には、高周波による磁束Φの向きの変化を打ち消すように、誘導電流Ieが発生して発熱する。誘導電流Ieにより導電体層31に局所的に生じた熱は、反射膜32を通して各感熱発色層33〜35に伝達される。この導電体層31で生じた熱によって、各感熱発色層33〜35の局所的に発熱した部分の近傍のみが選択的に発色する。
【0023】
システムコントローラ19は、高周波電流Ihの印加時間、大きさ、周波数のうち、いずれか1つを変化させることで、導電体層31に生じる熱のエネルギーが、記録する画像の濃度に応じた適切な値となるように、ヘッドドライバ20、スイッチ41、および高周波電源42を介して記録素子40の駆動を制御する。
【0024】
図1において、搬送ローラ対15のA方向下流側には、記録紙10の記録面に対面して定着器21が配置されている。また、定着器21と排紙ローラ対16との間には、記録紙10を所定のプリントサイズにカットするカッター22が配置されている。さらに、排紙ローラ対16のA方向下流側には、画像記録済みの記録紙10を外部に排出する排紙口23が設けられている。
【0025】
定着器21は、発光ピーク波長が420〜450nmの近紫外線を放出してイエロー感熱発色層33を定着するイエロー用定着光源21aと、発光ピーク波長が365〜390nmの紫外線を放出してマゼンタ感熱発色層34を定着するマゼンタ用定着光源21bとからなる。各光源21a、21bは、ランプドライバ24によって駆動される。
【0026】
次に、上記構成を有するカラー感熱プリンタ2の動作について説明する。画像記録開始操作が実行されると、搬送モータ12の正転によって給紙ローラ13が反時計方向に回転され、記録紙10が記録紙ロール11からA方向に送り出される。記録紙10の先端部は搬送経路内を移動して、搬送ローラ対15にニップされ、さらにA方向下流側に搬送される。
【0027】
記録紙10が画像記録開始位置に到達すると、高周波電源42から記録素子40の1ターンコイル40aに高周波電流Ihが印加される。これにより、1ターンコイル40aと導電体層31との間に高周波磁界Hが発生し、導電体層31の高周波磁界Hの磁束Φが貫く部分に誘導電流Ieが発生して発熱する。この導電体層31に局所的に生じた熱により、イエロー感熱発色層31の局所的に発熱した部分が選択的に発色される。
【0028】
このとき、システムコントローラ19により、高周波電流Ihの印加時間、大きさ、周波数のうち、いずれか1つが変化され、導電体層31に生じる熱のエネルギーが、記録する画像の濃度に応じた適切な値となるように、ヘッドドライバ20、スイッチ41、および高周波電源42を介して記録素子40の駆動が制御される。このようにして、記録紙10がA方向に搬送されながら、イエロー感熱発色層33にイエロー画像が記録される。
【0029】
イエロー画像の記録が完了すると、記録画像の後端が定着器21のイエロー用定着光源21aに対面する位置まで搬送され、搬送モータ12の回転が停止される。次いで、ランプドライバ24によりイエロー用定着光源21aが点灯され、搬送モータ12が逆転されて記録紙10がB方向に巻き戻されながら、画像記録済みのイエロー感熱発色層33が定着される。
【0030】
イエロー感熱発色層33の定着後、記録画像の先端が記録素子アレイ18に対面する位置まで搬送され、搬送モータ12の回転が停止される。そして、イエロー画像記録時と同様に、システムコントローラ19により記録素子40の駆動が制御されつつ、記録紙10がA方向に搬送されながら、記録紙10のマゼンタ感熱発色層34にマゼンタ画像が記録される。
【0031】
マゼンタ画像の記録が完了すると、記録画像の後端が定着器21のマゼンタ用定着光源21bに対面する位置まで搬送され、搬送モータ12の回転が停止される。そして、イエロー画像定着時と同様に、ランプドライバ24によりマゼンタ用定着光源21bが点灯され、搬送モータ12が逆転されて記録紙10がB方向に巻き戻されながら、画像記録済みのマゼンタ感熱発色層34が定着される。
【0032】
マゼンタ感熱発色層34の定着後、記録画像の先端が記録素子アレイ18に対面する位置まで搬送され、搬送モータ12の回転が停止される。そして、イエロー、マゼンタ画像記録時と同様に、記録紙10のシアン感熱発色層35にシアン画像が記録される。
【0033】
画像記録後の記録紙10は、搬送ローラ対15によりA方向に搬送され、カッター22により所定のプリントサイズに切断された後、排紙ローラ対16により排紙口23から外部に排出される。
【0034】
上記のように、高周波電流Ihの印加により高周波磁界Hを発生させる1ターンコイル40aが配された記録ヘッド17と、高周波磁界Hにより誘導電流Ieを発生して発熱する導電体層31、およびこの熱に反応して発色する各感熱発色層33〜35を有する記録紙10とを用い、システムコントローラ19により、記録する画像に応じて、導電体層31に発生させる熱のエネルギーを制御するので、従来のサーマルヘッドのように発熱素子の熱がエネルギーロスとなって蓄熱することがなく、蓄熱による画像の濃度変化が発生することがない。したがって、画像の濃度変化を抑えるためのファンや温度補正が不要となり、製品のコストダウンに寄与することができる。
【0035】
また、記録素子アレイ18が記録紙10と一定の距離をおいて配置され、非接触で記録紙10に画像を記録するので、面荒れの無い高画質なプリントを得ることができる。さらに、記録ヘッド17自体は発熱することがなく、高周波磁界Hにより間接的に導電体層31を発熱させて各感熱発色層33〜35を加熱するので、従来のサーマルヘッドと比べて、エネルギー変換効率が飛躍的に向上したといえる。
【0036】
上記実施形態では、システムコントローラ19により、高周波電流Ihの印加時間、大きさ、周波数のうち、いずれかを変化させることで、記録する画像の濃度に応じて導電体層31に発生させる熱のエネルギーを制御しているが、図4に示すカラー感熱プリンタ50のように、ラックアンドピニオンやスライドレールなどの移動機構51を記録ヘッド17に接続し、この移動機構51により、記録紙10と記録ヘッド17との距離を変化させることで、上記制御を行ってもよい。
【0037】
上記実施形態では、イエロー、マゼンタ、シアン感熱発色層33〜35を有する記録紙10を例示して説明したが、一層のみの感熱発色層を有する記録紙を用いてもよい。この場合、定着器21は不要となる。また、感熱発色層に磁性体を添加して、感熱発色層自身を導電体層としてもよい。
【0038】
上記実施形態では、1個の記録ヘッド17に対して記録紙10を往復搬送させることで、イエロー、マゼンタ、シアンの熱記録および定着を行う往復印画方式のカラー感熱プリンタ2を例示して説明したが、複数個の記録ヘッドに対して記録紙を1回通過させ、その間に各記録ヘッドでイエロー、マゼンタ、シアンの熱記録を行ういわゆる1パス方式にも本発明を適用することができる。
【0039】
また、上記実施形態では、画像形成装置として、カラー感熱プリンタ2を例に挙げて説明したが、他のサーマルプリンタ、例えば熱転写型、熱昇華型プリンタなどに本発明を適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】カラー感熱プリンタの構成を示す概略図である。
【図2】カラー感熱記録紙の構成を示す拡大断面図である。
【図3】記録素子40の構成、および高周波電流による高周波磁界と誘導電流との関係を模式的に示す説明図である。
【図4】本発明の別の実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
【0041】
2、50 カラー感熱プリンタ
10 カラー感熱記録紙(記録紙)
17 記録ヘッド
18 記録素子アレイ
19 システムコントローラ
20 ヘッドドライバ
21 定着器
31 導電体層
33〜35 イエロー、マゼンタ、シアン感熱発色層
40 記録素子
42 高周波電源
51 移動機構


【特許請求の範囲】
【請求項1】
高周波電流の印加により高周波磁界を発生させる第1の導電体が配された記録ヘッドと、
前記高周波磁界により誘導電流を発生して発熱する第2の導電体、およびこの熱に反応して発色する感熱発色体を有する記録材料とを用い、
記録する画像に応じて、前記第2の導電体に発生させる熱のエネルギーを制御することを特徴とする画像形成方法。
【請求項2】
前記第2の導電体は、強磁性を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
【請求項3】
前記高周波電流の印加時間、大きさ、周波数、および前記記録ヘッドと前記記録材料との距離のうち、いずれか1つを変化させることで、前記制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成方法。
【請求項4】
高周波磁界により誘導電流を発生して発熱する第2の導電体、およびこの熱に反応して発色する感熱発色体を有する記録材料を用い、
高周波電流の印加により前記高周波磁界を発生させる第1の導電体が配された記録ヘッドと、
記録する画像に応じて、前記第2の導電体に発生させる熱のエネルギーを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
前記第2の導電体は、強磁性を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記高周波電流の印加時間、大きさ、周波数、および前記記録ヘッドと前記記録材料との距離のうち、いずれか1つを変化させることで、前記制御を行うことを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
高周波電流の印加により高周波磁界を発生させる導電体が配されたことを特徴とする記録ヘッド。
【請求項8】
高周波磁界により誘導電流を発生して発熱する導電体、およびこの熱に反応して発色する感熱発色体を有することを特徴とする記録材料。
【請求項9】
前記導電体は、強磁性を有することを特徴とする請求項8に記載の記録材料。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−26979(P2006−26979A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−206196(P2004−206196)
【出願日】平成16年7月13日(2004.7.13)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】