説明

画像形成装置の定着装置

【課題】加熱ローラのローラ端部の温度状態のみならず、該加熱ローラの軸受の摩耗具合を検知することができる画像形成装置の定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置4は、熱源37で加熱される加熱ローラ31と、加熱ローラ31の外周面に圧接する加圧部材32と、加熱ローラ31の軸方向端部を回転自在に支持する軸受43と、加熱ローラ31の外周面の温度を検知する温度センサ71とを備える。温度センサ71は軸受43に設けた装着部72に装着されて、軸受43で支持される加熱ローラ31のジャーナル部70に接触している。温度センサ71を、ジャーナル部70のうち、加熱ローラ31のニップ部33側の周面に密着する状態で配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー画像を記録用紙に定着させる画像形成装置の定着装置に関する。
【背景技術】
【0002】
中サイズ、あるいは小サイズの記録紙の定着処理を行う場合には、加熱ローラのローラ端部の温度が上昇しやすい。とくに、小サイズの記録用紙の定着処理を連続して行う状況では、ローラ端部が過熱状態に陥りやすく、場合によっては、加熱ローラの両端を支持する耐熱樹脂製の軸受が熱変形するおそれがある。かかる不都合を防止するため、加熱ローラのローラ端部の近傍に温度検出用のセンサを配置することは公知であり、例えば特許文献1では、加熱ローラの軸受の内面に温度センサを組み付けている。これによれば、加熱ローラの軸受で支持される部分の周面温度を検知することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−334032号公報(段落番号0019、図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、耐熱樹脂で形成した軸受は、上記のような熱変形の問題以外にも、画像形成装置を長期にわたって使用するときに、軸受面が摩耗しやすいという問題を抱えている。加熱ローラは常に加圧ローラから押付力を受けるため、軸受面の摩耗はニップ部と反対側のローラ周面を支持する部分で発生する。とくに、加熱ローラを駆動するギヤ側の軸受面は、駆動ギヤに押付けられるためさらに摩耗しやすい。軸受の摩耗が進行すると、記録用紙に対する加熱および加圧処理を適切に行うのが困難となり、トナーを十分に定着できない、あるいは記録用紙にしわが発生するなどの定着不良を生じやすい。
【0005】
以上のように、加熱ローラの軸受には、過熱による「変形」のみならず、「磨耗」という課題も抱えているところ、特許文献1のような形態では磨耗具合を検知することが全くできず、その点に改良の余地があった。
【0006】
本発明の目的は、加熱ローラのローラ端部の温度状態のみならず、該加熱ローラの軸受の摩耗具合を検知することができる画像形成装置の定着装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像形成装置の定着装置は、熱源37で加熱される加熱ローラ31と、加熱ローラ31の外周面に圧接する加圧部材32と、加熱ローラ31の軸方向端部を回転自在に支持する軸受43と、加熱ローラ31の外周面の温度を検知する温度センサ71とを備える。温度センサ71は軸受43に設けた装着部72に装着されて、軸受43で支持される加熱ローラ31のジャーナル部70に接触している。温度センサ71を、ジャーナル部70のうち、加熱ローラ31のニップ部33側の周面に密着する状態で配置することを特徴とする。
【0008】
装着部72を、軸受43の軸受面に凹み形成されて、軸受43の軸受面および外端面のそれぞれにおいて開口する溝で構成する。
【0009】
温度センサ71をセンサ支持具73に装着する。温度センサ71およびセンサ支持具73を、装着部72に対して軸受43の軸受面側から嵌込む。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、軸受43で支持される加熱ローラ31のジャーナル部70に密着する状態で、温度センサ71を配置した。これによれば、ジャーナル部70の温度を的確に検知して、ジャーナル部70が過熱状態に陥るのを防止することができ、従って、軸受43の熱変形を未然に防止することができる。
【0011】
加えて本発明においては、加圧部材32による加熱ローラ31に対する押圧方向を考慮して、温度センサ71をジャーナル部70におけるニップ部33側に配置した。これによれば、該温度センサ71による検出温度に基づいて、加熱ローラ31の軸受43の磨耗具合を検知することができる。すなわち、軸受43の軸受面の圧接部(ジャーナル部70と圧接する部分)が磨耗すると、加熱ローラ31は加圧部材32に押されて温度センサ71から隔離する。これに伴い、温度センサ71による検知温度が、ジャーナル部70の実際の温度よりも低くなる、あるいは加熱ローラ31の外周面に設けた他の温度センサの検知温度に比べて低くなるといった現象が生じる。これらのことから、軸受43の圧接部が磨耗していると判定することができる。以上より、当該判定結果に基づき、ユーザに定着装置のメンテナンス時期を知らせることができるので、軸受43の磨耗に起因するトナーの定着不良に早期に対処することが可能となる。また本発明によれば、ジャーナル部70の温度を検知する温度センサ71を利用して、軸受43の磨耗を検知するので、磨耗を検知するために新たなセンサ等を設ける必要が無く、磨耗検知機能の導入に伴う画像形成装置のコストアップを抑えることができる点でも優れている。
【0012】
温度センサ71が装着される装着部72を、軸受43の軸受面および外端面のそれぞれにおいて開口する溝で構成すると、温度センサ71の装着部72に対する取付作業を簡便に行うことができる。具体的には、軸受面の側から温度センサ71を装着部72に装着する場合には、温度センサ71の装着状態を、外端面の開口を介して目視しながら取付作業を行うことができ、温度センサ71を的確に組むことができる。また、外端面の開口の側から温度センサ71を装着部72に装着する場合には、温度センサ71を差込み操作するだけで装着部72に装着できるので、温度センサ71の取付作業を簡便に行える。
【0013】
温度センサ71をセンサ支持具73に装着し、これら両者71・73を装着部72に対して軸受43の軸受面側から嵌込むようにすると、装着部72に組付けた温度センサ71をセンサ支持具73で遊動不能に固定できる。従って、温度センサ71をジャーナル部70に確実に接触させて、ジャーナル部70の温度を安定した状態で検知できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の定着装置の縦断正面図である。
【図2】画像形成装置の概略構成図である。
【図3】定着装置の平面図である。
【図4】定着装置の要部の横断平面図である。
【図5】定着装置の軸受、温度センサおよびセンサ支持具の分解斜視図である。
【図6】加熱ローラが温度センサから離れた状態を示す縦断正面図である。
【図7】別実施形態に係る定着装置の概略縦断正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(実施形態) 図1から図6に、本発明に係る画像形成装置の定着装置を、コピー機能とファクシミリ機能とを備えた複合機の定着部に適用した実施形態を示す。図2において複合機1は、記録用紙が堆積状に収容される給紙カセット2と、給紙カセット2から送られてきた記録用紙上にトナー画像を形成する画像形成部3と、画像形成部3を経た記録用紙に加熱加圧処理を施してトナー画像を定着させる定着部(定着装置)4とを備える。複合機1の内部には、給紙カセット2から画像形成部3および定着部4を経て排紙部5に至る用紙搬送路6が形成されている。排紙部5の上方には画像読取部7が配置されている。画像読取部7の前面には各種操作ボタンを有する操作パネル8が設けられており、画像読取部7の上面には自動原稿搬送装置(ADF)9が設けられている。なお、本発明における前後、左右、上下とは、各図に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。
【0016】
給紙カセット2は、記録用紙を用紙搬送路6に繰り出すための給紙ローラ13と、給紙ローラ13に圧接して記録用紙の重送を防止する摩擦パッド14とを備える。用紙搬送路6における給紙ローラ13と画像形成部3との間には、後述する感光体ドラム21上のトナー画像と同期するように画像形成部3への給紙タイミングを制御するレジストローラ対15が設けられている。用紙搬送路6における定着部4の下流側には、トナー画像が定着された記録用紙を排紙部5へ向けて送り出す搬送ローラ対16と、記録用紙を排紙部5へ排出する排出ローラ対17とが設けられている。
【0017】
画像形成部3は感光体ドラム21を中心として構成される。画像形成時における感光体ドラム21は、図2において反時計回り方向に回転している。感光体ドラム21の周囲には、その回転方向に沿って、コロナ帯電式の帯電器22と、LEDヘッド23と、現像器24と、転写ローラ25と、クリーニング部26とが順に設けられている。LEDヘッド23は、帯電器22によって帯電状態とされた感光体ドラム21の表面を露光して、静電潜像を形成する。現像器24は、感光体ドラム21の表面にトナーを供給して、静電潜像に即したトナー画像を形成する。転写ローラ25は、感光体ドラム21の表面に形成されたトナー画像を記録用紙に転写する。クリーニング部26は、感光体ドラム21の表面の電荷および残留トナーを除去する。現像器24の上側には、現像器24に対してトナーを供給するトナーカートリッジ27が配置されている。
【0018】
画像形成部3でトナー画像を形成された記録用紙は、定着部4に搬送されて加熱加圧処理を施される。図3に示すように定着部4は、加熱ローラ31と加圧ローラ(加圧部材)32とを備えており、両ローラ31・32の間に、記録用紙に対する加熱加圧処理を施すニップ部33が形成される。両ローラ31・32は、上面が開口する四角箱状のケース34内に組み付けられている。
【0019】
加熱ローラ31は、熱伝導率が高いアルミニウム等を素材とする金属円筒管であり、加熱ローラ31を加熱するための棒状のヒータ(熱源)37が内蔵されている。ヒータ37はハロゲンランプで構成されて、加熱ローラ31を軸方向(前後方向)に貫通している。ヒータ37の前後端はビス38でケース34に固定されている。加熱ローラ31の外周面には、トナーの剥離性向上を目的として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)によるコーティング処理が施されている。加熱ローラ31の後端部には、不図示の駆動部の終段ギヤに噛み合うギヤ39が装着されており、加熱ローラ31は駆動部からの回転駆動力を受けて回転する。
【0020】
図4に示すように、加熱ローラ31の前後端はそれぞれ、耐熱性樹脂からなる円筒状の軸受43で支持されている。ケース34の内部には、前後に対向する一対の側板44が取り付けられており、各側板44に開口した円形の取付孔45に軸受43が嵌め込まれている。各取付孔45の周面には前後方向の突条46(図1参照)が形成されており、各軸受43の外周面には溝47(図5参照)が形成されている。そして、突条46が溝47に入り込むことにより、軸受43が側板44に対して回り止めされている。各側板44の下端には締結座48が設けられており、側板44はケース34の内底面にビス49で締結固定されている。
【0021】
図3に示すように加圧ローラ32は、前後方向に長い回転軸55の外周面にシリコーンゴム等からなる弾性体層56を形成し、さらにその外周面に加熱ローラ31と同様のPTFEコーティング処理を施してなる。弾性体層56の前後寸法は、加熱ローラ31の前後寸法よりも小さく設定されており、ニップ部33の前後寸法は弾性体層56の前後寸法に等しい。回転軸55の前後端部は弾性体層56の前後面から突出している。
【0022】
図1に示すように、回転軸55の前後端部には、加熱ローラ31に向かって開口する断面U字状の軸受部材59が装着されており、これら軸受部材59によって加圧ローラ32は回転自在に支持されている。各軸受部材59は、側板44と平行な板状に形成された揺動板60で支持されている。各揺動板60は、前後方向の揺動軸61を介して側板44に支持されており、該揺動軸61を中心として側板44に対して揺動自在とされている。また側板44には、前後方向のガイドピン62が固定されており、揺動板60には、ガイドピン62が入り込む長孔状のガイド孔63が形成されている。ガイド孔63の長さ方向の側縁は、揺動軸61を中心とする部分円弧状に湾曲されている。
【0023】
各揺動板60は、加熱ローラ31に接近する方向に引張ばね66で付勢されている。揺動板60が加熱ローラ31に向かって付勢されることにより、加圧ローラ32の弾性体層56の外周面が、加熱ローラ31の軸方向中央部の外周面に圧接して、両ローラ31・32の接触部分に、ローラ軸方向に長いニップ部33が形成されている。各揺動板60の上端と、各側板44の上端とには、引張ばね66の端部を掛け止めるためのフック67・68が形成されている。
【0024】
軸受43で支持される加熱ローラ31のジャーナル部70の周面温度を検知するため、加熱ローラ31の軸方向両端に、サーミスタからなる端部温度センサ(温度センサ)71・71が設けられている。図4および図5に示すように、各軸受43の軸受面には、端部温度センサ71を装着するための装着部72が凹み形成されている。また、軸受43には、装着部72に連続して、軸受43の前後方向外側の端面において開口する開口溝79と、軸受43の外周面において開口する挿入溝80とが形成されている。
【0025】
端部温度センサ71はセンサ支持具73に装着されており、これら端部温度センサ71およびセンサ支持具73が、装着部72に対して軸受43の軸受面側から嵌め込まれている。センサ支持具73は、断面L字状の金具からなるベース75と、ベース75および端部温度センサ71の間に介在するスポンジ状の弾性体76とで構成されている。ベース75は、一方の面に弾性体76および端部温度センサ71が取り付けられた取付部77と、取付部77の他方の面側に設けられて取付部77に直交する差込部78とからなる。差込部78は挿入溝80に挿入されて、その先端が挿入溝80の開口から突出している。弾性体76は、装着部72のローラ径方向の寸法誤差を吸収して、端部温度センサ71を加熱ローラ31の外周面に確実に接触させるために設けられており、自由状態における端部温度センサ71は、軸受43の軸受面から僅かに突出する。加熱ローラ31と軸受43とを組み付けた状態において、端部温度センサ71と加熱ローラ31との接触状態を、開口溝79を介して確認することができる。
【0026】
図3に示すように、加熱ローラ31の軸方向中央部には、サーミスタからなる中央温度センサ81が設けられており、この中央温度センサ81による検知温度に基づいて、ヒータ37の温度制御が行われる。また、端部温度センサ71による検知温度、すなわちジャーナル部70の外周面温度が、予め設定された閾値に達した場合には、ヒータ37への通電が遮断される。
【0027】
端部温度センサ71は、以上のような加熱ローラ31のローラ端部の温度検知に加えて、軸受43の摩耗具合を検知する目的で配置される。このように軸受43の磨耗具合を検知するため、本実施形態においては、端部温度センサ71をジャーナル部70のニップ部33側に配置している。
【0028】
端部温度センサ71は、以下のようなメカニズムで軸受43の磨耗具合を検知する。すなわち、加熱ローラ31は、加圧ローラ32によって加圧ローラ32から離れる方向へ押されて、軸受43の軸受面に圧接されている。このため、軸受43の軸受面の圧接部(ジャーナル部70と圧接する部分)に磨耗が無い常態においては、加圧ローラ32からの押圧力を受けながらも加熱ローラ31は端部温度センサ71との接触状態を維持できる。しかし、圧接部が磨耗すると、図6に示すように、加熱ローラ31は加圧ローラ32に押されて端部温度センサ71から隔離する。このように、加熱ローラ31が端部温度センサ71から隔離すると、端部温度センサ71による検知温度が、中央温度センサ81による検知温度に比べて低くなるため、軸受43の磨耗具合を検知することができる。具体的には、中央温度センサ81は、不図示のばね等で加熱ローラ31の外周面に向かって付勢されており、軸受43の軸受面の磨耗の有無に関係無く、加熱ローラ31の外周面に密着されている。加熱ローラ31の軸方向中央部とジャーナル部70は、ヒータ37で等しく加熱されるため、両者の周面温度の上昇速度はほぼ等しい。また、記録用紙に対して定着処理を行うと、記録用紙に熱を奪われて、軸方向中央部の周面温度のみが低下し、記録用紙が通過しないジャーナル部70の方が高温となる。以て、端部温度センサ71による検知温度が、中央温度センサ81による検知温度よりも一定以上低いときは、軸受43の磨耗が進んで、加熱ローラ31が端部温度センサ71から大きく離れていると判定することができる。このときには、例えば定着部4のメンテナンス時期を知らせるランプを点灯させる。尚、前後一対の端部温度センサ71・71の温度差に基づいて、磨耗具合を検知するようにしても良い。
【0029】
以上のように、本実施形態では、端部温度センサ71の検知温度に基づいて、軸受43の軸受面の磨耗を検知できるようにしたので、軸受43の磨耗に起因するトナーの定着不良に早期に対処することができる。また本実施形態によれば、ジャーナル部70の温度を検知する温度センサ71を利用して、軸受43の磨耗を検知するので、磨耗を検知するために新たなセンサ等を設ける必要が無く、磨耗検知機能の導入に伴う画像形成装置のコストアップを抑えることができる点でも優れている。
【0030】
本発明における加圧部材は、上記実施形態における加圧ローラ32である必要は無く、例えば図7に示すように、一対のローラ85に巻き掛けられたシリコーンゴム等からなる無端状の加圧ベルト32を適用することができる。ここでは、両ローラ85・85間に位置するベルト部分が加熱ローラ31の外周面に圧接し、当該ベルト部分と加熱ローラ31の間にニップ部33が形成されている。端部温度センサ71は、上記実施形態と同様に、加熱ローラ31のジャーナル部70のニップ部33側に配置されている。
【0031】
その他、上記実施形態では、前後一対の軸受43・43のそれぞれに端部温度センサ71を取り付けたが、端部温度センサ71を取り付けるのは前後いずれか一方の軸受43のみであってもよい。センサ支持具73の構成は上記で示したものに限られず、例えばベース75と弾性体76の一方を省略することができる。また、センサ支持具73は、ビス等を用いて装着部72に固定してもよい。さらに、センサ支持具73を省略して、装着部72に直接端部温度センサ71を取り付けるようにしてもよい。本発明における熱源は、棒状のヒータ37である必要はなく、面状のシートヒータあるいはランプなどであってもよい。
【符号の説明】
【0032】
4 定着装置(定着部)
31 加熱ローラ
32 加圧部材(加圧ローラ・加圧ベルト)
33 ニップ部
37 熱源(ヒータ)
43 軸受
70 ジャーナル部
71 温度センサ(端部温度センサ)
72 装着部
73 センサ支持具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱源で加熱される加熱ローラと、該加熱ローラの外周面に圧接する加圧部材と、前記加熱ローラの軸方向端部を回転自在に支持する軸受と、前記加熱ローラの外周面の温度を検知する温度センサとを備えた画像形成装置の定着装置であって、
前記温度センサは前記軸受に設けた装着部に装着されて、前記軸受で支持される前記加熱ローラのジャーナル部に接触しており、
前記温度センサが、前記ジャーナル部のうち、前記加熱ローラのニップ部側の周面に密着する状態で配置されていることを特徴とする画像形成装置の定着装置。
【請求項2】
前記装着部が、前記軸受の軸受面に凹み形成されて、前記軸受の軸受面および外端面のそれぞれにおいて開口する溝で構成してある請求項1に記載の画像形成装置の定着装置。
【請求項3】
前記温度センサがセンサ支持具に装着されており、
前記温度センサおよび前記センサ支持具が、前記装着部に対して前記軸受の軸受面側から嵌込んである請求項2に記載の画像形成装置の定着装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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