説明

画像形成装置

【課題】廃トナー落ちが発生するのを防止することができ、画像品位を向上させることができるようにする。
【解決手段】像担持体上に残留した現像剤を除去するクリーニング装置と、回転自在に配設され、除去された現像剤を搬送する現像剤搬送部材と、該現像剤搬送部材に沿って配設され、搬送される現像剤を案内する案内部25とを有する。現像剤搬送部材の回転方向は、前記像担持体の回転方向と同じにされる。現像剤搬送部材の回転方向は、前記像担持体の回転方向と同じにされるので、低温低湿の環境下で、高デューティの画像を形成する際に、像担持体上に残留した現像剤がクリーニング装置によって多量に除去されても、除去された現像剤が画像形成装置の装置本体内に落下するのを防止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真式のプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、感光体ドラムの表面を一様に、かつ、均一に帯電させ、帯電させられた表面を露光して静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成するようにしている。そして、該トナー像は記録用紙に転写された後、定着させられて画像が形成される。
【0003】
ところで、従来、画像形成装置においては、駆動源を少なくするために、感光体ドラムと接触する各ローラにギヤを取り付け、該各ギヤと、感光体ドラムに取り付けられたギヤとを噛(し)合させ、感光体ドラムに連動させて各ローラを回転させるようになっている。したがって、各ローラは、感光体ドラムの回転方向と逆の方向に回転させられる。
【0004】
図2は従来の画像形成装置の概念図である。
【0005】
図において、10は現像装置、11は感光体ドラム、12はトナー供給ローラ、13は現像ローラ、14は帯電ローラ、15は転写ローラ、16はトナーカートリッジ、17はトナー槽、18はLEDヘッド、19はクリーニングブレード、20はスパイラルスプリング、21は記録用紙、22は現像ブレードである。
【0006】
前記構成の画像形成装置において、感光体ドラム11の表面を、帯電ローラ14によって一様に、かつ、均一に帯電させ、LEDヘッド18によって露光して静電潜像を形成し、現像ローラ13によって搬送されたトナーを前記静電潜像に付着させてトナー像を形成し、該トナー像を転写ローラ15によって記録用紙21に転写する。
【0007】
そして、記録用紙21への転写が終わった後に感光体ドラム11上に残留したトナーはクリーニングブレード19によって掻(か)き取られ、該掻き取られたトナーは、感光体ドラム11と逆の方向、すなわち、矢印X方向に回転するスパイラルスプリング20によって搬送され、図示されない廃トナー収容部に送られる(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
なお、前記スパイラルスプリング20によって搬送されるトナーを案内するために、スパイラルスプリング20を包囲して案内部25が配設される。該案内部25は、スパイラルスプリング20と感光体ドラム11との間において上方に向けて突出させて形成された第1のリブ26、及びスパイラルスプリング20を挟んで、感光体ドラム11と対向させ、かつ、上方に向けて突出させて形成された第2のリブ27を備える。
【特許文献1】特開2000−181224号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、前記従来の画像形成装置においては、クリーニングブレード19によって掻き取られたトナーは、スパイラルスプリング20の矢印X方向の回転に伴って、第1のリブ26とスパイラルスプリング20との間に集まりやすい。
【0010】
したがって、低温低湿の環境下で、高デューティの画像を形成する際に、感光体ドラム11上に残留したトナーが前記クリーニングブレード19によって多量に掻き取られると、掻き取られたトナーが第1のリブ26を乗り越えて画像形成装置の装置本体内に落下してしまう。
【0011】
そして、トナーが幅方向の装置本体内に落下すると、廃トナー落ちとなって画像不良が発生し、画像品位が低下してしまう。特に、画像形成装置の高速化に伴って、前記廃トナー落ちによる画像不良が一層発生してしまう。
【0012】
本発明は、前記従来の画像形成装置の問題点を解決して、廃トナー落ちが発生するのを防止することができ、画像品位を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
そのために、本発明の画像形成装置においては、像担持体上に残留した現像剤を除去するクリーニング装置と、回転自在に配設され、除去された現像剤を搬送する現像剤搬送部材と、該現像剤搬送部材に沿って配設され、搬送される現像剤を案内する案内部とを有する。
【0014】
そして、前記現像剤搬送部材の回転方向は、前記像担持体の回転方向と同じにされる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、画像形成装置においては、像担持体上に残留した現像剤を除去するクリーニング装置と、回転自在に配設され、除去された現像剤を搬送する現像剤搬送部材と、該現像剤搬送部材に沿って配設され、搬送される現像剤を案内する案内部とを有する。
【0016】
そして、前記現像剤搬送部材の回転方向は、前記像担持体の回転方向と同じにされる。
【0017】
この場合、前記現像剤搬送部材の回転方向は、前記像担持体の回転方向と同じにされるので、低温低湿の環境下で、高デューティの画像を形成する際に、像担持体上に残留した現像剤がクリーニング装置によって多量に除去されても、除去された現像剤が画像形成装置の装置本体内に落下するのを防止することができる。したがって、画像品位を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
【0019】
図3は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概念図である。
【0020】
図において、10は現像装置であり、該現像装置10は、ケース10a内に、矢印A方向に回転自在に配設された像担持体としての感光体ドラム11、矢印B方向に回転自在に配設された帯電装置としての帯電ローラ14、矢印C方向に回転自在に配設された現像剤担持体としての現像ローラ13、矢印D方向に回転自在に配設された現像剤供給ローラとしてのトナー供給ローラ12、現像ブレード22、クリーニング装置としてのクリーニングブレード19、感光体ドラム11と平行に延在させられ、回転自在に配設された現像剤搬送部材としてのスパイラルスプリング20を備える。なお、現像ローラ13、トナー供給ローラ12、現像ブレード22等によって現像器が構成され、該現像器は、現像剤槽としてのトナー槽17内に配設される。また、16は、前記ケース10aに対して着脱自在に配設されたトナーカートリッジである。
【0021】
前記ケース10a外に、感光体ドラム11と対向させて露光装置としてのLEDヘッド18が配設されるとともに、感光体ドラム11と対向させて、転写装置としての転写ローラ15が矢印E方向に回転自在に配設される。
【0022】
ところで、前記プリンタにおいては、駆動源を少なくするために、感光体ドラム11と接触する各ローラ、すなわち、現像ローラ13、帯電ローラ14、転写ローラ15等にギヤを取り付け、該各ギヤと、感光体ドラム11に取り付けられたギヤとを噛合させ、感光体ドラム11に連動させて各現像ローラ13、帯電ローラ14、転写ローラ15等を回転させるようになっている。したがって、各現像ローラ13、帯電ローラ14、転写ローラ15等は、感光体ドラム11の回転方向と逆の方向に回転させられる。なお、トナー供給ローラ12は、現像剤としてのトナーを摩擦によって帯電させるために、現像ローラ13と同じ方向に回転させられる。21は普通紙、複写紙、封筒、OHPシート等の記録用紙であり、該記録用紙21は図示されない搬送部材によって矢印F方向に搬送される。
【0023】
そして、画像形成時において、感光体ドラム11の表面を、帯電ローラ14によって−700〔V〕の電位で一様に、かつ、均一に帯電させ、LEDヘッド18によって露光して実質0〔V〕の電位にして静電潜像を形成する。また、トナー槽17内のトナーは、トナー供給ローラ12によって現像ローラ13に送られ、現像ローラ13上において現像ブレード22によって均一に薄層化される。
【0024】
そのために、現像ローラ13に−200〔V〕の電圧が印加され、それに伴って、現像ローラ13上のトナーは、−200〔V〕の電位で帯電させられる。したがって、静電潜像を形成する感光体ドラム11の電位とトナーの電位との差を表す電位差によって、トナーが吸着され、静電潜像を現像して現像剤像としてのトナー像を形成する。該トナー像は+1700〔V〕の電圧が印加された転写ローラ15によって吸引され、記録用紙21に転写される。このようにして画像が形成される。
【0025】
そして、記録用紙21への転写が終わった後に感光体ドラム11上に残留したトナーは、クリーニングブレード19によって掻き取られて除去され、現像剤搬送部としてのトナー搬送部p1に落下させられる。該トナー搬送部p1は、スパイラルスプリング20、該スパイラルスプリング20に沿って配設され、スパイラルスプリング20によって搬送されるトナーを案内する案内部25を備える。したがって、トナー搬送部p1に落下させられたトナーは、スパイラルスプリング20の回転に伴って、プリンタの幅方向の全体を一定方向に搬送され、図示されない現像剤収容部としての廃トナー収容部に蓄積される。そのために、前記案内部25は、スパイラルスプリング20と感光体ドラム11との間において上方に向けて突出させて形成された第1のリブ26、及びスパイラルスプリング20を挟んで、感光体ドラム11と対向させ、かつ、上方に向けて突出させて形成された第2のリブ27を備える。なお、第1、第2のリブ26、27によって現像剤落下防止部材が構成される。
【0026】
次に、感光体ドラム11、トナー供給ローラ12、現像ローラ13、クリーニングブレード19及び現像ブレード22について詳細に説明する。
【0027】
前記感光体ドラム11は150〔mm/sec〕、現像ローラ13は192〔mm/sec〕、トナー供給ローラ12は99〔mm/sec〕の周速度でそれぞれ矢印A、C、D方向に回転させられる。
【0028】
また、現像ブレード22は、厚さが0.08〔mm〕の金属製の薄板から成り、先端が現像ローラ13に圧接させられる。そして、前記トナー供給ローラ12に−300〔V〕の電圧が、前記現像ローラ13に−200〔V〕の電圧が印加される。また、トナー供給ローラ12によって現像ローラ13に供給されたトナーは、現像ローラ13との摩擦帯電によって負の極性に帯電させられ、現像ローラ13に吸着され、さらに、現像ブレード22によって均一に薄層化され、現像ローラ13上にトナー層が形成される。
【0029】
現像ローラ13に吸着されたトナーは、現像ローラ13と圧接させられた感光体ドラム11上の静電潜像に付着させられ、トナー像を形成する。そして、該トナー像は、転写ローラ15によって+1.7〔KV〕の電位差で記録用紙21に転写される。このとき、感光体ドラム11上に残留したトナーは、感光体ドラム11の回転方向と対向させて、かつ、突入角度が13.87〔°〕で圧接させられ、厚さが2〔mm〕のウレタンゴム製のクリーニングブレード19によって掻き取られ、トナー搬送部p1に落下する。
【0030】
落下したトナーは、スパイラルスプリング20の回転に伴って搬送され、前記廃トナー収容部に送られ、該廃トナー収容部において蓄積される。
【0031】
次に、スパイラルスプリング20について詳細に説明する。
【0032】
図1は本発明の第1の実施の形態におけるトナー搬送部の要部を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるトナー搬送部の動作を示す図である。
【0033】
図において、11は感光体ドラム、14は帯電ローラ、20はスパイラルスプリング、25は案内部であり、前記感光体ドラム11の一端にギヤ24が、帯電ローラ14の一端にギヤ28が、スパイラルスプリング20の一端にギヤ23が取り付けられ、前記ギヤ23、24とギヤ28とが噛合させられる。
【0034】
前記スパイラルスプリング20は、ばね用の太さが1〔mm〕のステンレス鋼の線材から成り、空洞になるように、所定の径、所定のピッチ及び所定の傾き角度で線材をスパイラルに巻いて形成され、プリンタの幅方向においてトナー搬送部p1の全体にわたって延在させられる。
【0035】
そして、本実施の形態においては、感光体ドラム11が矢印A方向に回転させられると、感光体ドラム11の回転がギヤ24、28、23を介してスパイラルスプリング20に伝達されるので、スパイラルスプリング20は矢印Y方向に、すなわち、感光体ドラム11と同じ方向に回転させられ、それに伴って、トナーは一端、すなわち、ギヤ23側から他端に向けて搬送され、ケース10a(図3)の他端に配設された図示されないトナー排出口から前記廃トナー収容部に送られる。なお、スパイラルスプリング20は従来のスパイラルスプリング20と逆方向に回転させられるので、スパイラルの巻き方向も従来のスパイラルスプリング20と逆にされる。
【0036】
ところで、トナー搬送部p1に落下させられたトナーは、スパイラルスプリング20の回転に伴って、第2のリブ27とスパイラルスプリング20との間に集まりやすくなるが、本実施の形態においては、第1のリブ26の高さH1は、装置本体のロワベースフレームfrの底面から10〔mm〕であるのに対して、第2のリブ27の高さH2は、スパイラルスプリング20との間に集まったトナーが乗り越えることがないように、ロワベースフレームfrの底面から20〔mm〕にされ、第1のリブ26の高さH1より大きく、2倍にされる。
【0037】
したがって、低温低湿の環境下で、高デューティの画像を形成する際に、感光体ドラム11上に残留したトナーが前記クリーニングブレード19によって多量に掻き取られても、掻き取られたトナーが第2のリブ27を乗り越えて画像形成装置の装置本体内に落下するのを防止することができる。その結果、廃トナー落ちが発生するのを防止することができ、画像品位を向上させることができる。
【0038】
ところで、本実施の形態において、スパイラルスプリング20は、線材を空洞になるようにスパイラルに巻いて形成されるので、プリンタが高速化され、スパイラルスプリング20の回転速度が高くなりすぎると、トナーがスパイラルスプリング20をすり抜けてしまう。
【0039】
図5は本発明の第1の実施の形態におけるトナーの搬送状態を示す図である。
【0040】
図において、20はスパイラルスプリングであり、矢印Y方向に回転させられることによってトナーを矢印G方向に搬送する。ところが、スパイラルスプリング20の回転速度が高くなりすぎると、スパイラルスプリング20の空洞内のトナーがスパイラルスプリング20をすり抜けてしまう。その結果、トナーの搬送効率が低くなり、十分にマージンのある搬送能力を得ることができない。
【0041】
そこで、トナーの搬送効率を高くすることができるようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、プリンタの構成は第1の実施の形態と同じであるので、図3を援用して説明を省略する。
【0042】
図6は本発明の第2の実施の形態におけるスパイラルねじを示す正面図、図7は本発明の第2の実施の形態におけるトナーの搬送状態を示す図である。
【0043】
図において、30は現像剤搬送部材としてのスパイラルねじであり、該スパイラルねじ30は、プラスチック又は金属から成り、軸31及び長さ方向に形成された軸31の外周面に螺(ら)旋状に形成されたスパイラル32を備える。本実施の形態において、スパイラルねじ30の回転方向、長さ、径、スパイラル32のピッチ、及びスパイラル32の傾き角度は、前記スパイラルスプリング20(図5)と同じにされる。
【0044】
この場合、スパイラルねじ30を回転させると、図7に示されるように、スパイラル32の面によって現像剤としてのトナーが押され、搬送されるので、スパイラルねじ30の回転速度が高くなっても、トナーがすり抜けることがなくなる。したがって、トナーの搬送効率を高くすることができ、十分にマージンのある搬送能力を得ることができる。
【0045】
また、前記スパイラルねじ30は、プラスチック又は金属によって形成されるので、プリンタのコストを低くすることができる。
【0046】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、プリンタの構成は第1の実施の形態と同じであるので、図3を援用して説明を省略する。
【0047】
図8は本発明の第3の実施の形態における羽根付回転体を示す正面図、図9は本発明の第3の実施の形態におけるはねを示す図である。
【0048】
図において、40は現像剤搬送部材としての羽根付回転体であり、該羽根付回転体40は、プラスチック又は金属から成り、軸41及びプリンタの幅方向に延在させて配設され、軸41の外周面に傾斜させて形成された複数のはね42を備える。該各はね42は、楕(だ)円形の形状を有し、所定の径Lの範囲において、所定のピッチRで、所定の傾き角度fで軸に対して傾斜させて配設される。また、各はね42は、交互に一つ置きに角度が90〔°〕ずらして形成され、前記傾き角度fは、現像剤としてのトナーの搬送方向において、各はね42の前端と、隣接するはね42の後端とが軸方向においてオーバラップするように設定される。
【0049】
前記はね42の厚さは、1〜2〔mm〕程度にされるので、十分に強度を大きくすることができ、羽付回転体40を回転させる際に必要になるトルクを小さくすることができる。
【0050】
本実施の形態において、羽根付回転体40の回転方向、長さ、径L及びピッチRは、前記スパイラルスプリング20(図5)及びスパイラルねじ30(図7)と同じにされる。
【0051】
なお、一端からはね42によって搬送されるトナーは、次のはね42によって拾われ、他端に向けて搬送されるが、前記傾き角度fが小さく、各はね42の前端と、隣接するはね42の後端とが軸方向においてオーバラップしているので、はね42が1回転するときのストロークを大きくすることができ、はね42がトナーを拾う効率を高くすることができる。したがって、トナーの搬送効率を高くすることができ、十分にマージンのある搬送能力を得ることができる。
【0052】
また、各はね42は、交互に一つ置きに角度が90〔°〕ずらして形成されるので、はね42によって拾われたトナーが次のはね42によって拾われるタイミングを短くすることができ、トナーの搬送効率を一層高くすることができる。
【0053】
さらに、はね42は、楕円形の形状を有するので、逃げの空間を形成することができる。したがって、各はね42間に進入したトナーによるトナー詰りが発生するのを防止することができる。
【0054】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるトナー搬送部の要部を示す図である。
【図2】従来の画像形成装置の概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概念図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるトナー搬送部の動作を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるトナーの搬送状態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるスパイラルねじを示す正面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるトナーの搬送状態を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態における羽根付回転体を示す正面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるはねを示す図である。
【符号の説明】
【0056】
11 感光体ドラム
19 クリーニングブレード
20 スパイラルスプリング
25 案内部
30 スパイラルねじ
31、41 軸
32 スパイラル
40 羽根付回転体
42 はね

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)像担持体上に残留した現像剤を除去するクリーニング装置と、
(b)回転自在に配設され、除去された現像剤を搬送する現像剤搬送部材と、
(c)該現像剤搬送部材に沿って配設され、搬送される現像剤を案内する案内部とを有するとともに、
(d)前記現像剤搬送部材の回転方向は、前記像担持体の回転方向と同じにされることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記現像剤搬送部材は線材をスパイラルに巻いて形成される請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記現像剤搬送部材は、軸及び軸の外周面に形成されたスパイラルを備える請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記現像剤搬送部材は、軸及び軸の外周面に形成された複数のはねを備える請求項1に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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