説明

画像形成装置

【課題】潜像保持体の外周面に残留した現像剤を清掃する清掃手段から落下した現像剤による転写媒体の画像汚れを抑制することができる画像形成装置を得る。
【解決手段】画像形成装置10は、感光体62と、一次転写ロール67と、中間転写ベルト68と、一次転写後の感光体62の外周面に残留したトナーを清掃するクリーニング装置90と、感光体62を除電する光Lを出射する除電ランプ102と、除電ランプ102の光Lを感光体62の外周面に案内すると共に、クリーニング装置90から落下するトナーTを上面で受けるリフレクタ104と、を有する。ここで、クリーニング装置90から落下するトナーTは、リフレクタ104で受け止められて中間転写ベルト68への落下が抑制されるので、中間転写ベルト68上の画像汚れを抑制することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1の画像形成装置は、感光体と除電用の点光源との間に導光板を設けており、点光源から出射された光は、導光板内を通過して感光体の外周面に照射されている。
【0003】
特許文献2の画像形成装置は、感光体表面の残留トナーを掻き取るクリーニングブレードが、イレース光源の光を感光体へ導く導光板としての機能を有している。
【0004】
特許文献3の画像形成装置は、感光体の表面に光を照射して除電する除電器を有しており、除電器は、光を出射する光源と、出射された光が通過可能であると共に帯電された感光体の表面と同じ極性のバイアス電圧が印可される導電部とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−008973号
【特許文献2】特開2002−244519号
【特許文献3】特開2010−008755号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、帯電前の潜像保持体の外周面を除電する除電手段を有する構成において、潜像保持体の外周面に残留した現像剤を清掃する清掃手段から落下した現像剤による転写媒体の画像汚れを抑制することができる画像形成装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、回転可能に設けられ外周面で潜像を保持する潜像保持体と、前記潜像を現像剤で現像して得られた現像剤像を転写媒体に転写する転写手段と、前記潜像保持体の回転方向で前記転写手段よりも下流側に設けられ、転写後の前記潜像保持体の外周面に残留した現像剤を清掃する清掃手段と、前記転写手段と前記清掃手段との間に配置され、前記潜像保持体を除電する光を出射する光源と、前記清掃手段の下側で且つ現像剤が転写される転写媒体の搬送経路の上側に前記清掃手段から落下する現像剤を上面で受けるように設けられ、前記光源の光を前記潜像保持体の外周面に案内する案内部材と、を有する。
【0008】
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、前記案内部材の上面から現像剤を吸引する吸引手段が設けられている。
【0009】
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、前記転写手段と前記案内部材との間で前記潜像保持体の外周面と対向して配置され、転写後の前記潜像保持体の外周面を帯電させる転写後帯電手段が設けられ、前記吸引手段は、前記案内部材上の現像剤を吸引すると共に前記転写後帯電手段から吸気する。
【0010】
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、前記案内部材の上面には、接地された導電性部材が取付けられている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明は、帯電前の潜像保持体の外周面を除電する除電手段が転写手段の上側に設けられた構成において、清掃手段の下側で現像剤の回収を行わない構成に比べて、潜像保持体の外周面に残留した現像剤を清掃する清掃手段から落下した現像剤による転写媒体の画像汚れを抑制することができる。
【0012】
請求項2の発明は、案内部材上の現像剤を吸引しない構成に比べて、案内部材上から潜像保持体へ現像剤が再度付着するのを防ぐことができる。
【0013】
請求項3の発明は、転写後帯電手段の排気を行わない構成に比べて、現像剤の回収と放電生成物の排気を同時に行うことができる。
【0014】
請求項4の発明は、案内部材の上面に絶縁部材を設けた構成に比べて、案内部材への現像剤の固着を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る画像形成部の構成図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る除電部周辺の構成を示す説明図である。
【図4】(A)本発明の第1実施形態に係る除電部の下方に設けられた排気口を示す斜視図である。(B)本発明の第1実施形態に係る吸気部による吸気状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る除電部周辺におけるトナーの回収状態を示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る除電部周辺の構成を示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る除電部周辺におけるトナーの回収状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例について説明する。
【0017】
図1には、第1実施形態の一例としての画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、上下方向(矢印V方向)の下側から上側へ向けて、記録用紙Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上に設けられ用紙収容部12から供給される記録用紙Pに画像形成を行う画像形成部14と、画像形成部14の上に設けられ読取原稿Gを読み取る原稿読取部16と、画像形成部14内に設けられ画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20と、を含んで構成されている。なお、以後の説明では、画像形成装置10の装置本体10Aの上下方向を矢印V方向、左右(水平)方向を矢印H方向、奥行き(水平)方向を矢印D方向と記載する。
【0018】
用紙収容部12は、サイズの異なる記録用紙Pが収容される第1収容部22、第2収容部24、及び第3収容部26が設けられている。第1収容部22、第2収容部24、及び第3収容部26には、収容された記録用紙Pを画像形成装置10内に設けられた搬送路28に送り出す送り出しロール32が設けられており、搬送路28における送り出しロール32よりも下流側には、記録用紙Pを一枚ずつ搬送するそれぞれ一対の搬送ロール34及び搬送ロール36が設けられている。また、搬送路28における記録用紙Pの搬送方向で搬送ロール36よりも下流側には、記録用紙Pを一端停止させるとともに、決められたタイミングで後述する二次転写位置へ送り出す位置合せロール38が設けられている。
【0019】
搬送路28の上流側部分は、画像形成装置10の正面視において、矢印V方向に向けて用紙収容部12の左側から画像形成部14の左側下部まで直線状に設けられている。また、搬送路28の下流側部分は、画像形成部14の左側下部から画像形成部14の右側面に設けられた排紙部15まで設けられている。さらに、搬送路28には、記録用紙Pの両面に画像形成を行うために記録用紙Pが搬送及び反転される両面搬送路29が接続されている。
【0020】
両面搬送路29は、画像形成装置10の正面視において、搬送路28と両面搬送路29の切り替えが行われる第1切替部材31と、画像形成部14の右側下部から用紙収容部12の右側まで矢印−V方向(図示の下方向)に直線状に設けられた反転部33と、反転部33に搬送された記録用紙Pの後端が進入するとともに矢印H方向(図示の左方向)に搬送される搬送部37と、反転部33と搬送部37の切り替えが行われる第2切替部材35と、を有している。そして、反転部33には一対の搬送ロール42が間隔をあけて複数箇所に設けられており、搬送部37には一対の搬送ロール44が間隔をあけて複数箇所に設けられている。
【0021】
第1切替部材31は三角柱状の部材であり、図示しない駆動手段によって先端部が搬送路28又は両面搬送路29のいずれか一方に移動されることで、記録用紙Pの搬送方向を切り替えるようになっている。同様に、第2切替部材35は正面視で三角柱状の部材であり、図示しない駆動手段によって先端部が反転部33又は搬送部37のいずれか一方に移動されることで、記録用紙Pの搬送方向を切り替えるようになっている。なお、搬送部37の下流側端部は、搬送路28の上流側部分にある搬送ロール36の手前側に案内部材(図示省略)により接続されている。また、画像形成部14の左側面には、折り畳み式の手差給紙部46が設けられており、手差給紙部46から搬送路28の位置合せロール38の手前までが接続されている。
【0022】
原稿読取部16は、読取原稿Gを1枚ずつ自動で搬送する原稿搬送装置52と、原稿搬送装置52の下側に配置され1枚の読取原稿Gが載せられるプラテンガラス54と、原稿搬送装置52によって搬送された読取原稿G又はプラテンガラス54に載せられた読取原稿Gを読み取る原稿読取装置56とが設けられている。
【0023】
原稿搬送装置52は、一対の搬送ロール53が複数配置された自動搬送路55を有しており、自動搬送路55の一部は、読取原稿Gがプラテンガラス54上を通るように配置されている。また、原稿読取装置56は、プラテンガラス54の左端部に静止した状態で原稿搬送装置52によって搬送された読取原稿Gを読み取り、又は矢印H方向に移動しながらプラテンガラス54に載せられた読取原稿Gを読み取るようになっている。
【0024】
一方、画像形成部14は、装置本体10Aの中央に潜像保持体の一例としての円筒状の感光体62が設けられている。感光体62は、図示しない駆動手段によって矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転すると共に、光照射によって形成される静電潜像を保持するようになっている。また、感光体62の上方で且つ感光体62の外周面と対向する位置には、感光体62の外周面を帯電する帯電装置64が設けられている。
【0025】
図2に示すように、帯電装置64は、感光体62の回転方向(矢印+R方向)で間隔をあけ且つ感光体62の軸方向(矢印D方向)に沿って架設された2本のチャージワイヤ64Aと、チャージワイヤ64Aと感光体62の外周面との間に配置されたグリッド電極64Bとを含んで構成されている。そして、帯電装置64では、チャージワイヤ64Aに電圧が印加されることにより、チャージワイヤ64Aと接地された感光体62との電位差でコロナ放電が生じ、感光体62の外周面が設定された極性(一例としてマイナス極性)に帯電される。なお、グリッド電極64Bにバイアス電圧が印加されることで放電電流が制御され、感光体62の帯電状態が保持されるようになっている。
【0026】
また、感光体62の回転方向における帯電装置64よりも下流側で且つ感光体62の外周面と対向する位置には、露光装置66が設けられている。露光装置66は、LED(Light Emitting Diode)で構成されており、帯電装置64により帯電した感光体62の外周面に、各トナー色に対応した画像信号に基づき光を照射(露光)して、静電潜像を形成するようになっている。なお、露光装置66はLED方式に限らず、例えば、レーザ光をポリゴンミラーで走査するものであってもよい。
【0027】
感光体62の回転方向において、露光装置66の露光光が照射される部位よりも下流側には、感光体62の外周面に形成された静電潜像を決められた色のトナーで現像して可視化させる回転切り替え式の現像装置70が設けられている。そして、感光体62の回転方向で現像装置70よりも下流側であり且つ感光体62の下側には、感光体62の外周面に形成されたトナー画像が転写される転写媒体の一例としての中間転写ベルト68が設けられている。
【0028】
中間転写ベルト68は、無端状であり、制御部20(図1参照)により回転駆動される駆動ロール61、中間転写ベルト68に張力を付与するための張力付与ロール63、中間転写ベルト68の裏面に接触して従動回転する複数の搬送ロール65、及び後述する二次転写位置において中間転写ベルト68の裏面に接触して従動回転する補助ロール69に巻き掛けられている。そして、中間転写ベルト68は、駆動ロール61が回転することにより、矢印−R方向(図示の反時計回り方向)に周回移動するようになっている。なお、中間転写ベルト68が周回移動する経路が、転写媒体の搬送経路の一例である。
【0029】
また、中間転写ベルト68を挟んで感光体62の反対側には、感光体62の外周面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト68に一次転写させる転写手段の一例としての一次転写ロール67が設けられている。一次転写ロール67は、感光体62と中間転写ベルト68とが接触する位置から中間転写ベルト68の移動方向下流側に離れた位置で、中間転写ベルト68の裏面に接触している。そして、一次転写ロール67は、図示しない電源から通電されることにより、接地されている感光体62との電位差で感光体62のトナー画像を中間転写ベルト68に一次転写するようになっている。
【0030】
さらに、中間転写ベルト68を挟んで補助ロール69の反対側には、中間転写ベルト68上に一次転写されたトナー画像を記録用紙Pに二次転写させる二次転写ロール71が設けられており、二次転写ロール71と補助ロール69との間が記録用紙Pへトナー画像を転写する二次転写位置(図2の位置Q)とされている。二次転写ロール71は、中間転写ベルト68の表面に接触している。そして、二次転写ロール71は、図示しない電源から通電されることにより、接地されている補助ロール69との電位差で中間転写ベルト68のトナー画像を記録用紙P(図1参照)に二次転写するようになっている。
【0031】
また、中間転写ベルト68を挟んで駆動ロール61の反対側には、中間転写ベルト68の二次転写後の残留トナーを回収するクリーニングユニット85が設けられている。さらに、中間転写ベルト68の周囲で張力付与ロール63と対向する位置には、中間転写ベルト68の表面に付されたマーク(図示省略)を検知することで中間転写ベルト68上の予め定めた基準位置を検出し、画像形成処理の開始タイミングの基準となる位置検出信号を出力する位置検出センサ83が設けられている。
【0032】
一方、感光体62の回転方向で一次転写ロール67よりも下流側には、中間転写ベルト68に一次転写されずに感光体62の外周面に残留した残留トナー等を清掃する清掃手段の一例としてのクリーニング装置90が設けられている。
【0033】
クリーニング装置90は、矢印D方向を長手方向とする筐体92を有しており、筐体92における感光体62側の側壁には開口部92Aが形成されている。開口部92Aの上縁には、クリーニングブレード93の上端部が取付けられており、開口部92Aの下縁には、シール部材94の下端部が取付けられている。また、筐体92の内側には、開口部92Aを介して感光体62の外周面に接触するブラシロール96が回転可能に設けられており、ブラシロール96に対して感光体62とは反対側には、筐体92内に回収されたトナーを矢印D方向に搬送する搬送部材98が回転可能に設けられている。なお、筐体92内のブラシロール96及び搬送部材98が設けられた小室をクリーニング室95Aとする。
【0034】
クリーニングブレード93は、下端部(先端部)が感光体62の回転方向(矢印+R方向)の上流側に向くように配置されると共に感光体62の外周面に接触しており、感光体62の外周面に付着したトナーを先端部で掻き取るようになっている。そして、クリーニングブレード93及びブラシロール96により、感光体62の外周面に残留したトナーなどを回収する構成となっている。
【0035】
また、シール部材94は、矢印D方向を長手方向として取付けられた可撓性を有する矩形状のシート材であり、ブラシロール96で掻き落されたトナーが筐体92の外側へ流出しないように、先端部が感光体62とブラシロール96との接触部位に向けて配置されている。そして、シール部材94の先端部は、感光体62の外周面に負荷を与えないように接触している。
【0036】
なお、シール部材94は、感光体62の外周面に付着したトナーを強制的に掻き落すほどの外力を作用させるものではないので、感光体62の外周面に付着したトナーは、シール部材94を通過して、ブラシロール96及びクリーニングブレード93まで搬送される。ただし、シール部材94の先端が感光体62の外周面と接触していることから、シール部材94と感光体62との接触位置から下方側へトナーが落下することがある。
【0037】
また、クリーニング装置90の下流側で且つ帯電装置64の上流側には、クリーニング装置90による残留トナーの回収後の感光体62の外周面を除電する除電ランプ75が設けられている。
【0038】
一方、図1に示すように、二次転写ロール71によるトナー画像の二次転写位置は、前述の搬送路28の途中に設定されている。そして、搬送路28における記録用紙Pの搬送方向(矢印Aで図示)で二次転写ロール71よりも下流側には、二次転写ロール71によってトナー画像が転写された記録用紙Pにトナー画像を定着させる定着装置80が設けられている。
【0039】
定着装置80は、記録用紙Pのトナー画像面側(上側)に配置され通電により発熱する熱源を有する加熱ロール82と、加熱ロール82の下側に配置され記録用紙Pを加熱ロール82の外周面に向けて加圧する加圧ロール84とを含んで構成されている。さらに、搬送路28における記録用紙Pの搬送方向で定着装置80よりも下流側には、排紙部15又は反転部33へ向けて記録用紙Pを搬送する搬送ロール39が設けられている。
【0040】
また、原稿読取装置56の下側で現像装置70よりも上側には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、第1特別色(E)、第2特別色(F)の各トナーを収容するトナーカートリッジ78Y、78M、78C、78K、78E、78Fが矢印H方向に並んで交換可能に設けられている。第1特別色E及び第2特別色Fは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック以外の特別色(透明を含む)から選択され、または、選択されないようになっている。
【0041】
そして、現像装置70では、第1特別色E及び第2特別色Fが選択された場合は、Y、M、C、K、E、Fの6色での画像形成を行い、第1特別色E及び第2特別色Fが選択されない場合は、Y、M、C、Kの4色での画像形成を行うようになっている。なお、本実施形態では、一例として、Y、M、C、Kの4色で画像形成を行い、第1特別色E及び第2特別色Fを未使用とした場合について説明するが、他の例として、Y、M、C、Kの4色と第1特別色E又は第2特別色Fを用いて5色で画像形成を行ってもよい。
【0042】
図2に示すように、現像装置70は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、第1特別色(E)、第2特別色(F)の各トナー色にそれぞれ対応する現像器72Y、72M、72C、72K、72E、72Fが、周方向に(反時計回り方向にこの順番で)並んで配置されており、回転手段であるモータ(図示省略)によって中心角で60°ずつ回転することで、現像処理を行う現像器72Y、72M、72C、72K、72E、72Fが切り替えられ、感光体62の外周面と対向するようになっている。なお、現像器72Y、72M、72C、72K、72E、72Fは同様の構成となっているため、ここでは現像器72Yについて説明し、他の現像器72M、72C、72K、72E、72Fについては説明を省略する。
【0043】
現像器72Yは、本体となるケース部材76を有しており、ケース部材76内にトナーカートリッジ78Y(図1参照)からトナー供給路(図示省略)を経由して供給されるトナー及びキャリアから成る現像剤(図示省略)が充填されている。また、ケース部材76には、感光体62の外周面と対向して矩形状の開口部76Aが形成されており、開口部76Aには、外周面が感光体62の外周面と対向する現像ロール74が設けられている。さらに、ケース部材76内で開口部76Aに近い部位には、現像剤の層厚を規制するための板状の規制部材79が、開口部76Aの長手方向に沿って設けられている。
【0044】
現像ロール74は、回転可能に設けられた円筒状の現像スリーブ74Aと、現像スリーブ74Aの内側に固定された複数の磁極から成る磁性部材74Bとで構成されており、現像スリーブ74Aが回転することで現像剤(キャリア)の磁気ブラシが形成されると共に、規制部材79で層厚が規制されることで、現像スリーブ74Aの外周面に現像剤層を形成するようになっている。そして、現像スリーブ74Aの外周面の現像剤層は、感光体62に対向する位置に搬送され、感光体62の外周面に形成された潜像(静電潜像)に応じたトナーを付着させて現像を行う。
【0045】
また、ケース部材76内には、螺旋状に形成された搬送ローラ77が2本回転可能に並列配置されており、この2本の搬送ローラ77が回転することで、ケース部材76内に充填された現像剤が、現像ロール74の軸方向(現像器72Yの長手方向)に循環搬送されるようになっている。なお、各現像器72Y、72M、72C、72K、72E、72Fに設けられた6本の現像ロール74は、隣の現像ロール74との間隔が中心角60°となるように周方向に配置されており、現像器72の切り替えにより、次の現像ロール74が感光体62の外周面と対向するようになっている。
【0046】
次に、画像形成装置10における画像形成工程について説明する。
【0047】
図1に示すように、画像形成装置10が作動すると、画像処理装置(図示省略)又は外部から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、第1特別色(E)、第2特別色(F)の各色の画像データが露光装置66に順次出力される。このとき、一例として、現像装置70は、現像器72Y(図2参照)が感光体62の外周面と対向するように回転し保持されている。
【0048】
続いて、帯電装置64において、チャージワイヤ64A(図2参照)に通電し、接地された感光体62との間に電位差が生じることでコロナ放電が行われ、感光体62の外周面が帯電される。このとき、グリッド電極64B(図2参照)にはバイアス電圧が印加されており、感光体62の帯電電位(放電電流)が許容範囲内となるように制御されている。
【0049】
続いて、露光装置66から画像データに応じて出射された光は、帯電装置64により帯電された感光体62の外周面(表面)を露光し、感光体62の外周面にはイエローの画像データに対応した静電潜像が形成される。さらに、感光体62の外周面に形成された静電潜像は、現像器72Yによってイエローのトナー画像として現像される。そして、感光体62の外周面のイエローのトナー画像は、一次転写ロール67によって中間転写ベルト68に転写される。
【0050】
続いて、図2に示すように、現像装置70が矢印+R方向に60°回転され、現像器72Mが感光体62の外周面と対向する。そして、帯電、露光、現像の各工程が行われ、感光体62の外周面のマゼンタのトナー画像は、一次転写ロール67によって中間転写ベルト68のイエローのトナー画像上に転写される。同様にして、シアン(C)、黒(K)、さらに色設定に応じて第1特別色(E)、及び第2特別色(F)のトナー画像が中間転写ベルト68上に順次多重転写される。
【0051】
一方、図1に示すように、用紙収容部12から送り出され、搬送路28を搬送されてきた記録用紙Pは、位置合せロール38により、中間転写ベルト68への各トナー画像の多重転写とタイミングを合わせて二次転写位置(図2の位置Q)に搬送される。そして、中間転写ベルト68上に多重転写されたトナー画像は、二次転写位置に搬送されてきた記録用紙P上に二次転写ロール71によって二次転写される。
【0052】
続いて、トナー画像が転写された記録用紙Pは、定着装置80に向けて矢印A方向(図示の右方向)に搬送される。そして、定着装置80では、トナー画像が、加熱ロール82及び加圧ロール84によって加熱、加圧されることで記録用紙Pに定着される。さらに、トナー画像が定着された記録用紙Pは、一例として、排紙部15に排出される。
【0053】
なお、記録用紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着装置80で表面に画像定着を行った後、記録用紙Pを矢印−V方向に沿って反転部33に送り込むと共に矢印+V方向に沿って送り出すことで、記録用紙Pの先端と後端を入れ替える。そして、記録用紙Pを両面搬送路29によって矢印B方向(図示の左方向)に搬送し、さらに搬送路28に送り込んで、記録用紙Pの裏面の画像形成及び定着を行う。
【0054】
次に、除電部100及び除電部100周辺の構成について説明する。
【0055】
図3に示すように、クリーニング装置90の筐体92は、ブラシロール96及び搬送部材98が上方に配置される湾曲壁92Bを有している。湾曲壁92Bの下面には、矢印V方向の下側へ直立したD−V面となる側壁92C及びH−V面となる1組の側壁92Dとが設けられており、側壁92C及び側壁92Dの下端部には、矢印H方向に延設された平板状の底壁92Eが設けられている。
【0056】
側壁92C、側壁92D、及び底壁92Eは、湾曲壁92Bと一体成形されており、筐体92は、湾曲壁92B、側壁92C、側壁92D、及び底壁92Eで囲まれた除電室95Bが形成されている。また、筐体92は、湾曲壁92B、1組の側壁92D、及び底壁92Eの各端部を縁部とする開口部92Fが形成されている。
【0057】
ここで、除電室95B内には、感光体62の回転方向(矢印+R方向)において、上流側には転写後帯電手段の一例としての転写後コロトロン110が設けられており、転写後コロトロン110よりも下流側で且つシール部材94よりも上流側には除電部100が設けられている。なお、除電部100は、クリーニング装置90による残留トナーの回収前に静電気による感光体62へのトナーの付着力を低減させるためだけのものではない。画像形成装置10(図1参照)において、感光体62が小径で且つ画像形成速度が高速の場合に、除電ランプ75による感光体62の除電が不十分となることを抑制するため、事前に除電を行っておくという役割も有している。
【0058】
転写後コロトロン110は、電圧印加部(図示省略)により電圧が印加されるチャージワイヤ112と、チャージワイヤ112を覆うと共に感光体62側に開口部114Aが形成され且つ接地されたシールド部材114とを含んで構成されている。シールド部材114は、開口部114Aとは反対側(排気口109側)に設けられた側壁114Bに貫通孔114Cが形成されており、シールド部材114の内側から排気口109まで空気が流通可能となっている。
【0059】
また、転写後コロトロン110は、一次転写ロール67(図2参照)によるトナーの一次転写後において、感光体62の外周面に残留する逆極性(本実施形態では一例としてプラス極性)の電荷を、帯電装置64(図2参照)により帯電する極性であるマイナス極性とする作用を有している。これは、逆極性の電荷があると、除電部100による除電で除電しきれないためである。
【0060】
一方、除電部100は、光源の一例としての除電ランプ102と、除電ランプ102から出射された光L(図示の一点鎖線)を反射しながら感光体62の外周面に案内する案内部材の一例としてのリフレクタ104とを含んで構成されている。
【0061】
除電ランプ102は、側壁92Cに隣接して配置されており、即ち、一次転写ロール67(図2参照)とクリーニング装置90との間に配置されている。そして、除電ランプ102は、電源部(図示省略)からの給電により発光して、感光体62を除電する光Lを出射するようになっている。また、除電ランプ102は、光Lの出射方向である矢印H方向の側壁に開口部105Aが形成されたカバー部材105で覆われており、開口部105Aが光Lの出射口となっている。
【0062】
リフレクタ104は、矢印H方向で開口部105Aと対向配置され光Lが入射する入射部104Aと、入射部104Aから矢印H方向に対して斜め上方(図示の右上方向)に延びる傾斜部104Bと、傾斜部104Bの上端から矢印H方向に平坦状に延び光Lが感光体62に向けて出射される出射部104Cと、出射部104Cの感光体62側の端部から矢印V方向上側に決められた高さで突出した凸部104Dとが一体成形された導光部材である。そして、リフレクタ104は、クリーニング装置90の下側で且つ中間転写ベルト68(図2参照)の上側に配置されている。また、凸部104Dは、シール部材94の先端と感光体62の外周面とが接触する位置の下側に配置されている。
【0063】
入射部104Aは、カバー部材105の開口部105Aが形成された側面105Bと対向配置され光Lが入射する鉛直面である入射面104Eを有しており、出射部104Cは、感光体62の外周面と対向配置され光Lが出射する出射面104Fを有している。また、リフレクタ104は、上面104Gと下面104Hとを有しており、リフレクタ104内部における上面104G及び下面104Hは光Lの反射面とされている。これにより、リフレクタ104では、一例として、入射面104Eから入射した光Lが下面104H、上面104Gで反射され、出射面104Fから感光体62の外周面へ出射されるようになっている。
【0064】
湾曲壁92Bの感光体62側の端部には、前述のシール部材94が取付けられた鉛直壁である取付部92Gが一体で形成されている。そして、取付部92Gの底面とリフレクタ104の上面104Gとの間に吸気口108が形成されている。
【0065】
図4(A)に示すように、吸気口108は、一例として、矢印D方向を長手方向とする矩形状であり、矢印D方向に間隔をあけて複数形成されている。また、除電室95B内における側壁92Dの下部で側壁92Cに隣接する部位には、側壁92Dを矢印D方向に貫通した排気口109が形成されている。
【0066】
図4(B)に示すように、筐体92における排気口109の外側には、吸引手段の一例としての吸引ファン116が取付けられており、吸引ファン116の排気口109とは反対側には排気ダクト118が設けられている。吸引ファン116は、制御部20(図1参照)により動作又は動作停止が制御されており、吸引ファン116の動作時には、矢印Sで示すように除電室95Bの内側及びシールド部材114(図3参照)の内側を吸気すると共に、筐体92の外側へ排気を行うようになっている。なお、排気ダクト118は、画像形成装置10(図1参照)の背面のカバーに形成された排気口(図示省略)まで延設されており、この排気口には、トナーなどを取り除く集塵用のフィルタ及び放電により生じるオゾンを取り除くオゾンフィルタ(図示省略)が設けられている。
【0067】
次に、第1実施形態の作用について説明する。
【0068】
図5に示すように、画像形成部14(図1参照)において画像形成が開始され、矢印+R方向に感光体62が回転する。また、吸引ファン116(図4(B)参照)が駆動され、排気口109からの排気が開始される。そして、転写後コロトロン110により感光体62の外周面の電荷がマイナス極性に揃えられた後、除電ランプ102から出射された光Lが、リフレクタ104で案内されて感光体62の外周面に照射される。これにより、感光体62のマイナス極性の電荷がクリーニングブレード93による清掃に適した程度まで消失するように除電が行われる。
【0069】
なお、転写後コロトロン110において、コロナ放電により放電生成物(一例としてオゾン)が生じるが、シールド部材114の内側から外側まで貫通孔114Cにより空気が流通可能となっており、即ち、貫通孔114Cにおいて吸気(排気)が行われているため、この放電生成物は、貫通孔114C及び排気口109を通ってフィルタ(図示省略)で回収される。
【0070】
また、中間転写ベルト68(図2参照)に一次転写されなかったトナーT(図示の白丸)は、感光体62の外周面に付着(残留)した状態でクリーニング装置90まで搬送される。そして、トナーTは、クリーニングブレード93(図2参照)及びブラシロール96により感光体62の外周面から掻き落とされ、筐体92内に回収されると共に、搬送部材98で搬送される。なお、図5では、トナーTのうち、感光体62の外周面に付着しているものをトナーTA、シール部材94と感光体62との接触位置から落下したものをトナーTB、クリーニング装置90により回収されたものをトナーTCとして区別している。また、トナーTA、TCを白丸、トナーTBを黒丸で図示している。
【0071】
ここで、感光体62の外周面とシール部材94との接触位置では、付着力の弱いトナーTBがシール部材94の先端で掻き落されることがあるが、リフレクタ104の端部である凸部104Dがシール部材94と感光体62との接触位置の下方に位置しているため、落下したトナーTBは、リフレクタ104の上面104Gで受け止められる。これにより、落下したトナーTBが中間転写ベルト68(図2参照)まで落下することが抑制されるので、中間転写ベルト68上の画像汚れが抑制される。
【0072】
さらに、吸引ファン116(図4(B)参照)により、矢印S方向の吸気(排気)が行われているため、リフレクタ104の上面104Gに落下したトナーTBは、吸気口108から除電室95B内に吸いこまれる。そして、トナーTBは、上面104G上を矢印方向に移動すると共に側面105Bと入射面104Eとの隙間を通って底壁92E上に落下し、排気口109から除電室95Bの外側へ排出され、フィルタ(図示省略)で回収される。
【0073】
このように、吸気口108からの吸気が連続して行われており、リフレクタ104の上面104Gに落下したトナーTBが強制的に回収されるため、感光体62の外周面にトナーTBが再度付着することが抑制される。なお、トナーTBの落下量は、除電ランプ102から出射される光Lを遮断するほどではないため、感光体62の除電状態に影響することはない。
【0074】
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の一例について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一の部材には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する場合がある。
【0075】
図6には、第2実施形態の画像形成装置120におけるクリーニング装置90の周辺部が示されている。画像形成装置120は、前述の画像形成装置10(図1参照)において、転写後コロトロン110はそのままで、除電部100に換えて除電部130が設けられた構成となっている。
【0076】
除電部130は、除電ランプ102とリフレクタ104とを含んで構成されており、さらに、リフレクタ104の上面104G上には、導電性を有すると共に接地された導電シート124が貼り付けられている。
【0077】
次に、第2実施形態の作用について説明する。
【0078】
図7に示すように、画像形成部14(図1参照)において画像形成が開始され、矢印+R方向に感光体62が回転する。また、吸引ファン116(図4(B)参照)が駆動され、排気口109からの排気が開始される。そして、転写後コロトロン110により感光体62の外周面の電荷がマイナス極性に揃えられた後、除電ランプ102から出射された光Lが、リフレクタ104で案内されて感光体62の外周面に照射される。これにより、感光体62のマイナス極性の電荷がクリーニングブレード93による清掃に適した程度まで消失するように除電が行われる。
【0079】
なお、転写後コロトロン110において、コロナ放電により放電生成物(一例としてオゾン)が生じるが、シールド部材114の内側から外側まで貫通孔114Cにより空気が流通可能となっており、即ち、貫通孔114Cにおいて吸気が行われているため、この放電生成物は、貫通孔114C及び排気口109を通ってフィルタ(図示省略)で回収される。
【0080】
一方、中間転写ベルト68(図2参照)に一次転写されなかったトナーTAは、感光体62の外周面に付着(残留)した状態でクリーニング装置90まで搬送される。そして、トナーTAは、クリーニングブレード93(図2参照)及びブラシロール96により感光体62の外周面から掻き落とされ、筐体92内に回収される(トナーTC)と共に、搬送部材98で搬送される。
【0081】
ここで、感光体62の外周面とシール部材94との接触位置では、付着力の弱いトナーTBがシール部材94の先端で掻き落されることがあるが、リフレクタ104の端部である凸部104Dがシール部材94と感光体62との接触位置の下方に位置しているため、落下したトナーTBは、リフレクタ104の上面104G上の導電シート124で受け止められる。これにより、落下したトナーTBが中間転写ベルト68(図2参照)まで落下することが抑制されるので、中間転写ベルト68上の画像汚れが抑制される。
【0082】
さらに、吸引ファン116(図4(B)参照)により、矢印S方向の吸気(排気)が行われているため、導電シート124に落下したトナーTBは、吸気口108から除電室95B内に強制的に吸いこまれる。そして、トナーTBは、導電シート124上を矢印方向に移動すると共に側面105Bと入射面104Eとの隙間を通って底壁92E上に落下し、排気口109から除電室95Bの外側へ排出され、フィルタ(図示省略)で回収される。このように、吸気口108からの吸気が連続して行われており、導電シート124に落下したトナーTBが強制的に回収されるため、感光体62の外周面にトナーTBが再度付着することが抑制される。
【0083】
また、導電シート124が接地されているため、導電シート124に落下したトナーTBの極性に関わらず、導電シート124へのトナーTBの静電引力による付着力は弱まる。これにより、導電シート124及びリフレクタ104へのトナーTBの固着が抑制される。このように、第2実施形態の画像形成装置120においても、トナーTBの回収と放電生成物の排気が同時に行われる。
【0084】
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
【0085】
吸引ファン116を用いずにリフレクタ104上に落下したトナーTを堆積させ、リフレクタ104を交換することでトナーTを回収してもよい。この場合、リフレクタ104の上面に粘着性を有するコーティングを行い、感光体62への再付着を抑制してもよい。また、排気口109を側壁92C側に形成してもよい。さらに、転写後コロトロン110が無い構成であってもよく、この場合、トナーTの吸引用として、専用の吸引手段を設けてもよい。
【符号の説明】
【0086】
10 画像形成装置
62 感光体(潜像保持体の一例)
67 一次転写ロール(転写手段の一例)
68 中間転写ベルト(転写媒体の一例)
73 クリーニング装置(清掃手段の一例)
102 除電ランプ(光源の一例)
104 リフレクタ(案内部材の一例)
110 転写後コロトロン(転写後帯電手段の一例)
116 吸引ファン(吸引手段の一例)
120 画像形成装置
124 導電シート(導電性部材の一例)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転可能に設けられ外周面で潜像を保持する潜像保持体と、
前記潜像を現像剤で現像して得られた現像剤像を転写媒体に転写する転写手段と、
前記潜像保持体の回転方向で前記転写手段よりも下流側に設けられ、転写後の前記潜像保持体の外周面に残留した現像剤を清掃する清掃手段と、
前記転写手段と前記清掃手段との間に配置され、前記潜像保持体を除電する光を出射する光源と、
前記清掃手段の下側で且つ現像剤が転写される転写媒体の搬送経路の上側に前記清掃手段から落下する現像剤を上面で受けるように設けられ、前記光源の光を前記潜像保持体の外周面に案内する案内部材と、
を有する画像形成装置。
【請求項2】
前記案内部材の上面から現像剤を吸引する吸引手段が設けられている請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記転写手段と前記案内部材との間で前記潜像保持体の外周面と対向して配置され、転写後の前記潜像保持体の外周面を帯電させる転写後帯電手段が設けられ、
前記吸引手段は、前記案内部材上の現像剤を吸引すると共に前記転写後帯電手段から吸気する請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記案内部材の上面には、接地された導電性部材が取付けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−185308(P2012−185308A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−48149(P2011−48149)
【出願日】平成23年3月4日(2011.3.4)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】