説明

画像編集装置、画像編集方法およびプログラム

【課題】複数の画像をページに配置する際に、あるページで画像のレイアウトが変更されても、ユーザに手間をかけることなく、他のページに必ず画像が配置されるようにする。
【解決手段】複数の画像を、所定の順序に従ってページの見開き又は単葉に配置する画像編集装置において、前記画像が配置される形式を単葉から見開きに変更する変更手段と、前記変更手段が前記画像が配置される形式の変更を行うとき、前記変更を行う対象の画像より後の順番で単葉に配置されている画像を繰り上げる繰り上げ処理か、または、前記変更を行う対象の画像より後の順番で単葉に配置されている画像を繰り下げる繰り下げ処理を行うことによって、前記複数の画像を並べ替えて各ページに再配置する再配置手段とを設け、画像のレイアウトを単葉から見開きに変更しても画像を持たないページができないようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の画像をページの見開き又は単葉に配置する画像編集装置、画像編集方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複数の画像をページに配置し、画面に表示するものがある。そして、ユーザの操作により、あるページ上で画像の配置場所を変更等して画像のレイアウトを変更すると、他のページのレイアウトにも影響を与えてしまうことがあった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−148976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
あるページで画像のレイアウトが変更されたときに、他のページのレイアウトも変更されて他のページから画像が無くなってしまうと、画像のレイアウト結果を出力した場合に画像の無いページが出力されることになる。例えば、画像のレイアウト結果を用紙に印刷する場合には、画像の無いページの用紙が無駄になってしまう。
本発明は前述の問題点に鑑み、あるページで画像のレイアウトが変更されても、ユーザに手間をかけることなく、他のページに必ず画像が配置されるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の画像編集装置は、複数の画像を、所定の順序に従ってページの見開き又は単葉に配置する画像編集装置において、前記画像が配置される形式を単葉から見開きに変更する変更手段と、前記変更手段が前記画像が配置される形式の変更を行うとき、前記変更を行う対象の画像より後の順番で単葉に配置されている画像を繰り上げる繰り上げ処理か、または、前記変更を行う対象の画像より後の順番で単葉に配置されている画像を繰り下げる繰り下げ処理を行うことによって、前記複数の画像を並べ替えて各ページに再配置する再配置手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、あるページで画像のレイアウトが変更されても、ユーザに手間をかけることなく、他のページに必ず画像が配置されることとなり、画像のレイアウト結果を用紙に印刷する際に用紙の無駄を発生させずに済む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】画像編集装置の装置構成を説明するためのブロック図である。
【図2】見開き設定を行った場合の一例を示す図である。
【図3】画像の繰り上げにおける画像の配置情報の一例を示す図である。
【図4】画像の繰り上げ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】画像の繰り下げにおける画像の配置情報の一例を示す図である。
【図6】画像の繰り下げ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】画像順番との差が少ない画像の配置調整の配置情報の一例を示す図である。
【図8】画像の削除での配置調整が元に戻る配置情報の一例を示す図である。
【図9】画像操作での配置調整を元に戻す処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<第1の実施形態>
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の画像編集装置の構成例を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、画像編集装置100はCRTディスプレイ101、VRAM102、BMU103、キーボード104、PD105、CPU106、ROM107、RAM108、HDD109、FDD110、ネットワークI/F111を有する。CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ101には、例えば編集中の電子アルバム、文書、図形、画像その他の編集情報、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインタフェース情報が表示される。
【0009】
VRAM102には、CRTディスプレイ101に表示するための画像が描画される。このVRAM102に生成された画像データは、所定の規定に従ってCRTディスプレイ101に転送され、これによりCRTディスプレイ101に画像が表示される。BMU(ビットムーブユニット)103は、例えば、メモリ間(例えば、VRAM102と他のメモリとの間)のデータ転送や、メモリと各I/Oデバイス(例えば、ネットワークI/F111)との間のデータ転送を制御する。
【0010】
キーボード104は、文書等を入力するための各種キーを有する。PD(ポインティングデバイス)105は、例えば、CRTディスプレイ101に表示されたアイコン、メニューその他のコンテンツを指示またはオブジェクトのドラッグドロップのために使用される。
【0011】
CPU106は、ROM107、HDD109又はフレキシブルディスクに格納されたOSや後述する画像編集プログラム等の制御プログラムに基づいて、各デバイスを制御する。ROM107は、各種制御プログラムやデータを保存する。RAM108は、CPU106のワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラムのロード領域等を有する。HDD109は、画像編集装置100内で実行される各制御プログラムや画像データ、テキストデータ、音声データ等のコンテンツデータを格納する。ネットワークI/F111は、他の情報処理装置やプリンタ等とネットワークを介して通信を行う。
【0012】
CPUバス112は、アドレスバス、データバス及びコントロールバスを含む。CPU106に対する制御プログラムの提供は、ROM107、HDD109、FDD110から行うこともできるし、ネットワークI/F111を介してネットワーク経由で他の情報処理装置等から行うこともできる。
【0013】
本実施形態の画像編集装置100のCPU106は、ユーザ操作に応答して、画像編集プログラムを起動し、HDD109に保存されている複数の画像データの中から、電子アルバムに利用するものを選択する。そして、選択対象の複数の画像データを電子アルバムを構成する複数のページに振り分けて配置し、配置結果をCRTディスプレイ101に表示する。ここで、画像データは選択順、撮影日時順またはファイル名順などの所定の条件に基づく画像順番を持ち、まずは先頭のページから所定の順序に従って配置される。
【0014】
図3は、本実施形態に係る画像データの配置情報の一例を示している。
301は画像順番である。画像順番は、画像データの入れ替え指示を受けて画像データの順番が変わる時に変更される。
302は画像データの表示順番であり、画像編集画面に電子アルバムのページへの配置結果として表示される順である。
【0015】
303は、画像データのページ上でのレイアウト形式を示している。画像データが1つのページに配置される形式のものを単葉、画像データがページの見開き、すなわち前のページと後ろのページの2つのページに跨って配置される形式のものを見開きとする。なお、複数の画像を組にして同一ページに配置する場合や、複数の画像を組にして同一見開きに配置する場合にも、これらのレイアウト形式が同様に適用される。
【0016】
304は、画像データを固有に識別するためのデータ名を示している。説明の便宜上、区別しやすいように英字A〜Hを設定しているが、画像データを直接持つか、または、ファイルパスやURLなど画像データを間接的に持ってもよい。
305は、画像データと組となるコメントであり、テキストデータである。このように、画像データと組となるようにコメントを持つことで、画像とともにコメントも移動することができる。なお、本実施形態では、画像の配置情報を配列で示しているがリスト形式あるいは、DBを利用したリレーション形式などでもよい。
【0017】
図3(a)は、画像の配置結果の初期状態の配置情報を示し、画像順番と表示順番は一致している。そして、配置情報が図3(a)の時にCPU106が本実施形態のCRTディスプレイ101に表示する画像編集画面の一例を図2(a)に示す。
【0018】
図4は、本実施形態に係る画像編集装置100の画像編集の動作手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザ操作によってCPU106が画像編集画面に表示中の画像のレイアウト形式を単葉から見開きに変更するための指示を受けると、以下の処理を順に実行する。
S401にて、CPU106は変数Iに変更対象の画像データの画像順番301と、変数CNTに画像順番301の最大値をそれぞれ設定する。図3(a)の場合、変更対象が画像データB306であれば、変数Iには画像データBの画像順番の“2”が設定される。また、変数CNTには、画像順番の最大値である“8”が設定される。
【0019】
次に、S402にて、CPU106は画像順番が変数I以降の画像データの表示順番をクリアする。図3の場合、画像順番が“2”以降の画像データの表示順番がクリアされ、図3(a)の状態から図3(b)の状態となる。
【0020】
次に、S403にて、CPU106は変数Jに画像順番が変数Iより前の画像データの表示順番の最大値に1を足した値を設定する。図3(b)の場合、画像順番“2”より前には画像順番“1”の画像データA307だけが存在し、最大値となるので、変数Jには“2”が設定される。なお、画像データが全く残っていない場合には、変数Jに1が設定される。
【0021】
S404にて、CPU106は全ての画像の表示順番が設定されたかどうかを判定して、設定されていなければS405へ処理を進め、設定されていればS415へ処理を進める。
S405にて、CPU106は画像順番で変数Iの示す画像の表示順番を確認し、設定済みであればS414に処理を進め、未設定であればS406へ処理を進める。
S406にて、CPU106は画像順番で変数Iの示す画像のレイアウト形式を確認し、単葉であれば、S412に処理を進め、見開きであればS407へ処理を進める。図3(b)の場合、画像順番“2”の画像のレイアウト形式は見開きであるので、S407へ進む。
【0022】
次に、S407にて、CPU106は変数Jの示す表示順番が見開きを構成する2つのページのうち、前のページに当たるか否かを判定する。この判定の結果、見開きページのうち前のページであればS412に処理を進め、見開きページのうち後のページであればS408に処理を進める。図3(b)の場合、表示順番“2”は見開きページのうち、後のページであるので、S408へ進む。
【0023】
S408にて、CPU106は画像順番が変数Iより後で、かつ表示順番が未設定、かつレイアウト形式が単葉の画像データを検索し、このような条件を満たす画像が存在すればS409へ処理を進め、存在しなければS410へ処理を進める。図3(b)の場合、画像データCが検索される。
【0024】
S409にて、CPU106はS408にて検索された画像データの表示順番に変数Jの値を設定する。ここで、配置情報は図3(b)の状態から図3(c)の状態に更新され、画像データC308の表示順番に“2”が設定される。その後、S411にて、CPU106は変数Jをインクリメントする。
【0025】
S412にて、CPU106は画像順番が変数Iの画像データの表示順番に、変数Jの値を設定する。ここで、配置情報は図3(c)の状態から図3(d)の状態に更新され、画像データB309の表示順番に“3”が設定される。その後、S413にて、CPU106は変数Jをインクリメントする。そして、S414にて、CPU106は変数Iをインクリメントし、その後、S404へ処理を進める。
【0026】
一方、S410にて、CPU106は条件を満たす画像データが存在しないため、画像データの存在しないページが発生したことをRAM108に記録する。このように画像のないページが発生するのは、単葉の画像の合計枚数が奇数の場合であり、最も簡単なケースは、画像が1枚だけで単葉となっている場合である。
【0027】
S415にて、CPU106はS410にて画像のないページが発生したことがRAM108に記録されているかどうかを判定し、画像のないページが発生している場合にはS416へ処理を進め、画像のないページが発生していない場合には処理を終了する。
S416にて、CPU106は画像のないページがあることを示すメッセージをダイアログ画面に表示することによってユーザに通知を行い、処理を終了する。ダイアログ画面に表示されるメッセージの内容は画像のないページの番号でもよいし、画像のないページそのものであってもよい。
【0028】
このように処理を行うことで、配置情報は図3(d)の状態から図3(e)の状態に更新され、なるべく画像順番を保ちながら、画像のないページが存在しないように表示順番が自動的に設定される。そして、CPU106は、図3(e)の配置情報に従って図2(b)のような配置結果を画像編集画面に表示する。
【0029】
図9は、本実施形態に係る画像編集装置100が上述のように画像の再配置を行った後、さらに編集を行う動作の手順の一例を示している。
S901において、CPU106はユーザの操作が画像の挿入かどうかを判断し、画像の挿入の場合はS902に処理を進め、画像の挿入でなければS904に処理を進める。
【0030】
S902においては、CPU106は画像の挿入処理を行い、その後、S903に処理を進める。
S903においては、CPU106は挿入した画像の表示順番を取得し、取得された表示順番を画像順番に設定し、その後、S906に処理を進める。
【0031】
一方、S904に進んだ場合には、CPU106はユーザの操作が画像の削除かどうかを判断し、画像の削除の場合はS905に処理を進め、画像の削除でなければS907に処理を進める。S905においては、CPU106は画像の削除処理を行い、その後、S906に処理を進める。
【0032】
S906にて、CPU106は削除または挿入によって不連続となった画像順番を連番になるように調整を行い、その後、S912に処理を進める。例えば、図3(e)において、CPU106は画像データAの削除の指示を受け付けると、図8(a)に示すように、画像データAの配置情報を削除する。そして、“2”からの不連続となっている画像順番を“1”からの連番になるように編集内容に応じて調整して配置情報を更新する。そして、S912にてCPU106は、図8(b)に示すように、画像順番によって表示順番を更新し、更新された表示順番に従って画像の再配置処理を行い、終了する。これにより、図3(e)で画像データBと画像データCや画像データEと画像データFは表示順番が入れ替わっていたが、図3(a)で設定されていた画像順番に沿って元に戻る。
【0033】
一方、S904の判断の結果、ユーザの操作が画像の削除でなかった場合には、S907において、CPU106はユーザの操作が画像のレイアウト形式の変更かどうかを判断する。この判断の結果、画像のレイアウト形式の変更の場合はS911に処理を進め、そうでなければS908に処理を進める。
【0034】
S908においては、CPU106はユーザの操作が画像の入れ替えを指示するかどうかを判断し、画像の入れ替えの場合はS909に処理を進め、画像の入れ替えでなければS910に処理を進める。
S909においては、CPU106は表示順番を画像順番に設定し、その後、S910に進む。
【0035】
S910においては、CPU106はユーザの操作に従った処理を行い、その後、処理を終了する。
一方、S907からS911に進んだ場合には、CPU106は画像のレイアウト形式を変更する。このように処理することで、画像の入れ替えが行われた場合には、表示されている画像の表示順番が、新たな画像順番となる。なお、見開きが最終ページで画像のないページが発生してしまう場合は画像編集画面に警告を表示する。
【0036】
<第2の実施形態>
以下では、第1の実施形態と同様の部分については説明を省略し、本実施形態に特有の部分について詳細に説明する。
図5は、本実施形態における画像の配置情報の一例を示す図であり、図6は、本実施形態に係る画像編集装置画像編集の動作手順の一例を示すフローチャートである。なお、図6において、S401〜S407、S415及びS416は、前述した図4のフローチャートの各ステップの処理と同様であるので、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
【0037】
S407の判定の結果、見開きページのうち前のページであればS609に進み、後のページであればS607に進む。S607においては、CPU106は画像順番が変数Iより前で、表示順番がクリアされずに設定されている単葉の画像の表示順番を取得し、取得された表示順番を画像順番が変数Iの画像データの表示順番に設定する。ここでは、図3(b)に示すように、画像順番が“1”の画像データA307の表示順番“1”が取得される。その後、S608に進む。
【0038】
S608において、CPU106は画像順番が変数Iより前で、表示順番がクリアされずに設定されている単葉の画像データの表示順番に変数Jの値を設定する。ここでは、図5(c)に示すように、画像順番が“1”の画像データA508の表示順番が“2”に更新され、画像順番が“2”の画像データB509の表示順番が“1”に設定される。その後、S610へ処理を進める。ステップS610においては、CPU106は変数Jをインクリメントする。次に、ステップS611において、CPU106は変数Iをインクリメントし、その後、ステップS604へ処理を進める。
一方、S609においては、CPU106は画像順番が変数Iの画像データの表示順番に、変数Jの値を設定する。
【0039】
前述のように処理を行うことで、配置情報は図5(c)の状態から図5(d)の状態に更新され、なるべく画像順番を保ちながら、画像のないページが存在しないように表示順番が自動的に設定される。さらに、画像を繰り下げるようにしたことで、画像のないページは最終ページになるため、画像のないページを容易に探すことができる。そして、CPU106は、図5(d)の配置情報に従って、図2(c)のような配置結果を画像編集画面に表示する。
【0040】
<第3の実施形態>
以下の説明では、第1および第2の実施形態と同様の部分については説明を省略し、本実施形態に特有の部分について詳細に説明する。
図7は、本実施形態における配置情報の一例を示している。
繰り上げ画像表示順番702は、第1の実施形態のように繰り上げを行った場合の画像の表示順番である。繰り下げ画像表示順番703は、第2の実施形態のように繰り下げを行った場合の画像の表示順番である。
【0041】
CPU106は画像順番を、繰り上げ画像表示順番702および繰下げ画像表示順番703それぞれと比較し、差が少ない方を判断し、差が少ないと判別された表示順番に従って画像を配置して画像編集画面に表示する。
【0042】
一例を示すと、図7において、画像順番301と繰り上げ画像表示順番702が一致しないのは4か所であり、画像順番301と繰り下げ画像表示順番が一致しないのは3か所であるため、CPU106は繰り下げ画像表示順番703の方が差が少ないと判断する。なお、繰り上げ画像表示順番702と繰り下げ画像表示順番703とで差がない場合は、繰り下げ画像表示順番703にするようにしてもよい。
【0043】
また、繰り上げ処理や繰り下げ処理を行う場合には、いずれの方法で配置するかを決定した後に、ユーザに対するメッセージを表示するようにしてもよい。このように処理を行うことで、元の画像順番との差が少ない表示順番を設定し、ユーザに違和感を与えることを小さくすることができる。
【0044】
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像を、所定の順序に従ってページの見開き又は単葉に配置する画像編集装置において、
前記画像が配置される形式を単葉から見開きに変更する変更手段と、
前記変更手段が前記画像が配置される形式の変更を行うとき、前記変更を行う対象の画像より後の順番で単葉に配置されている画像を繰り上げる繰り上げ処理か、または、前記変更を行う対象の画像より後の順番で単葉に配置されている画像を繰り下げる繰り下げ処理を行うことによって、前記複数の画像を並べ替えて各ページに再配置する再配置手段とを有することを特徴とする画像編集装置。
【請求項2】
前記再配置手段は、前記繰り上げ処理を行った場合と繰り下げ処理を行った場合のうち、画像の所定の順序との差が少ない方の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像編集装置。
【請求項3】
前記画像をページに挿入または削除することによって編集する編集手段と、
前記編集手段の編集内容に従って前記画像の所定の順序を調整する調整手段とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像編集装置。
【請求項4】
前記再配置手段は、画像の繰り上げに合わせて、ページに記載したコメントも移動することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像編集装置。
【請求項5】
複数の画像を、所定の順序に従ってページの見開き又は単葉に配置する画像編集方法において、
前記画像が配置される形式を単葉から見開きに変更する変更工程と、
前記変更工程において、前記画像が配置される形式の変更を行うとき、前記変更を行う対象の画像より後の順番で単葉に配置されている画像を繰り上げる繰り上げ処理か、または、前記変更を行う対象の画像より後の順番で単葉に配置されている画像を繰り下げる繰り下げ処理を行うことによって、前記複数の画像を並べ替えて各ページに再配置する再配置工程とを有することを特徴とする画像編集方法。
【請求項6】
複数の画像を、所定の順序に従ってページの見開き又は単葉に配置する処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記画像が配置される形式を単葉から見開きに変更する変更工程と、
前記変更工程において、前記画像が配置される形式の変更を行うとき、前記変更を行う対象の画像より後の順番で単葉に配置されている画像を繰り上げる繰り上げ処理か、または、前記変更を行う対象の画像より後の順番で単葉に配置されている画像を繰り下げる繰り下げ処理を行うことによって、前記複数の画像を並べ替えて各ページに再配置する再配置工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項7】
請求項6に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−186927(P2011−186927A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−53406(P2010−53406)
【出願日】平成22年3月10日(2010.3.10)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】