説明

画像表示装置

【課題】ユーザにとって思い出深い土地の情報を適切にユーザに配信し、ユーザがまたその土地に行きたくなる気持ちにさせることができる画像表示装置を提供すること。
【解決手段】重要地名の判定手法として、「夏休み」や「冬休み」等の特定の時期に訪れる土地を重要地名と判定するようにしても良い。さらに、画像内に人物が写っている場合には、その人物の表情から、その画像が思い出になるか否かを判定するようにしても良い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像を表示させるための画像表示装置に関し、特に日記テキスト等の文章に関連付けられた画像を表示する画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ホームページに比べて作成が手軽な、所謂ブログ(blog:weblogの略)が流行している。また、このようなブログを使いやすくするアイデアも色々提案されている。
【0003】
例えば、ブログはアップロードされたコンテンツが新しいものから順番に表示される、日記に近い体裁になっているものが多いが、こうしたブログをユーザが日々日記をつける感覚で簡単に作成できるシステムが提案されており、こうしたシステムを利用した様々なサービスも行われている。
【0004】
ところで、例えば、ある場所に旅行をしたことがある人が、久しぶりにその場所に旅行をしたときに、その土地が開発工事等で変化してしまっていると、がっかりしてしまうということがあった。このような場合、風景が変化する旨の情報を事前に知り、風景が変化する前にその土地に赴いて撮影をしておきたいと思うであろうことが考えられる。このような風景の変化に応じた撮影に関連する技術として、例えば、特許文献1においては、工事の予定情報に従った順番で工事現場を撮影することにより、工事現場における各作業工程の画像を取得している。これにより、各作業工程における工事現場の変化に応じた画像を、作業手順どおりに撮影して得ることが可能である。
【0005】
また、土地開発のような大きな変化がなくても、例えばその土地の紅葉やお祭り等のイベントがあれば、その土地に愛着を持った人であれば、その土地に行ってみたいと思うであろうことが考えられる。このような土地情報の配信に関する技術として、例えば、特許文献2においては、個人が興味を持った土地の各種情報を個人に配信できるようにしている。
【特許文献1】特開2005−51665号公報
【特許文献2】特開2002−157253号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、特許文献1において提案されている技術は、予めスケジュールされた予定に従って撮影する技術であり、不測の事態による風景の変化まで考慮できるものではない。また、特許文献2において提案されている技術では、風景の変化やイベント情報以外の不必要な情報までも配信されるおそれがある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ユーザにとって思い出深い土地の情報を適切にユーザに配信し、ユーザがまたその土地に行きたくなる気持ちにさせることができる画像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の画像表示装置は、位置情報を付帯した画像ファイルを記録するコンテンツ記録部と、上記記録部に記録された上記画像ファイルの画像中に表情の良い画像が含まれているかを判定することによって、上記位置情報から表示用の重要地名を抽出する重要地名記録部と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザにとって思い出深い土地の情報を適切にユーザに配信し、ユーザがまたその土地に行きたくなるような気持ちにさせることができる画像表示装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置を備える画像表示システムの構成を示す図である。図1に示す画像表示システムは、本発明の一実施形態に係る画像表示装置としての機能を有するサーバ1と、検索サイト2と、パーソナルコンピュータ(PC)3とを有し、これらがネットワーク4を介してそれぞれデータ通信自在に接続されている。また、PC3にはデジタルカメラ5がデータ通信自在に接続され、デジタルカメラ5において撮影して得られた画像ファイルを、PC3から、ネットワーク4を介してサーバ1に送信可能になされている。
【0012】
サーバ1は、通信部11と、記録部12と、重要地名記録部13と、情報表示制御部14とを有している。
【0013】
通信部11は、サーバ1が検索サイト2、PC3と通信する際の通信制御を行う。
【0014】
記録部12は、コンテンツ記録部12aと、地名記録部12bとを有している。コンテンツ記録部12aは日記等の文章ファイルとデジタルカメラ5等から送信される画像ファイルとを含むコンテンツをその作成日付と関連付けて記録する。地名記録部12bはコンテンツ記録部12aに記録されているコンテンツから地名情報を抽出し、抽出した地名情報を、コンテンツに対応付けられた日付毎に整理して記録する。
【0015】
重要地名記録部13は、嗜好データベース13aを有し、嗜好データベース13aに記録されている情報等から、地名記録部12bに記録されている地名の中でユーザが愛着を持っている土地の地名(以下、重要地名と称する)を抽出して記録する。また、この重要地名を検索キーワードとして検索サイト2にアクセスして記事の検索を行い、検索した記事から重要地に係る重要イベント情報を取得して記録する。
【0016】
情報表示制御部14はコンテンツ記録部12aに記録されているコンテンツをPC3のディスプレイ上に表示させる際の制御を行う。また、情報表示制御部14は重要地に係るイベント情報を所定の条件に従って表示させる際の制御も行う。
【0017】
検索サイト2は、重要地名記録部13によって抽出された重要地名を検索キーワードとして重要地名に関する記事を検索する。
【0018】
PC3はウェブページをブラウジングするためのディスプレイやウェブページ上で各種操作を行うためのマウスやキーボード等の各種操作部を有する、一般的なコンピュータである。
【0019】
デジタルカメラ5は、被写体を撮影して画像ファイルを作成する。このデジタルカメラ5の構成は特に限定されるものではないが、デジタルカメラ5にGPS機能を持たせれば、重要地名の位置情報を画像ファイルに付帯させておくことが可能である。なお、画像ファイルをPC3又はサーバ1に入力できるものであれば、必ずしもデジタルカメラ5を用いる必要はない。
【0020】
以上のような画像表示システムにおいて、ユーザがPC3から画像ファイル及び文章ファイルをサーバ1に送ると、画像ファイル及び文章ファイルはサーバ1の通信部11において受信される。その後、受信された画像ファイル及び文章ファイルはコンテンツ記録部12aに記録される。なお、デジタルカメラ5にネットワーク4に接続する機能を持たせた場合にはデジタルカメラ5からサーバ1に直接、画像ファイルを送信することも可能である。
【0021】
ここで、本実施形態においては、デジタルカメラ5によって得られる画像ファイルの例えばヘッダ部に撮影日付(日時)情報が記録されている。また、PC3で作成される文章ファイルも日記形式等の日付を含む形式で記述されている。また、画像ファイルに写っている土地の地名が特定できる場合(例えばGPS機能を利用して)や文書ファイルに地名が含まれている場合には、それらによって特定される地名情報が日付毎に地名記録部12bに記録される。
【0022】
重要地名記録部13では、コンテンツ記録部12aに記録されている文書ファイルや画像ファイルにおいて、文章中に何度も出てくる地名や、定期的に撮影がなされている地名、愛着を持っていると考えられる地名等を重要地名として抽出して記録する。なお、愛着を持っている地名か否かの判定は、嗜好データベース13aを用いて行われる。嗜好データベース13aには、例えば「楽しい」、「嬉しい」、「気持ちいい」、「懐かしい」等の、その土地に好印象を持っていることを示す好印象テキストが記録されている。そして、重要地名か否かの判定においては、文書ファイルに、地名とともに好印象テキストが含まれている場合に、ユーザがその土地に愛着を持っていると判定する。
【0023】
例えば、図2の参照符号101で示すようなブログ記事(画像付き日記文章)がユーザによって作成された場合、記事の作成日「1月20日」と「昨日」のテキストとから、記事の内容が「1月19日」に起こったことが分かる。また、「メードリンク」という地名テキストと「楽しい」という好印象テキストとが含まれているので、そのときの体験はユーザによって楽しいものであり、「メードリンク」という土地がそのユーザにとって愛着のある重要地であると判定される。これらの判定結果は例えば参照符合102で示すような形式で日付毎に管理される。
【0024】
また、重要地名の判定手法として、「夏休み」や「冬休み」等の特定の時期に訪れる土地を重要地名と判定するようにしても良い。さらに、画像内に人物が写っている場合には、その人物の表情から、その画像が思い出になるか否かを判定するようにしても良い。
【0025】
以上のような各種の手法によって、重要地名が抽出されると、抽出された重要地名を検索キーワードとして検索サイト2において検索が行われ、重要地における重要イベント情報が取得される。ここで取得された重要イベント情報は所定の条件に従ってPC3に表示される。この所定の条件について後述する。
【0026】
図3は、サーバ1によって実行される制御について示すフローチャートである。図3において、サーバ1はPC3又はデジタルカメラ5から画像ファイル又は文章ファイルを含むコンテンツが入力されたか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1において、画像ファイル又は文章ファイルを含むコンテンツが入力された場合に、入力されたコンテンツをコンテンツ記録部12aに記録させる(ステップS2)。その後、サーバ1は、入力されたコンテンツから地名を特定できるか否かを判定する(ステップS3)。例えば画像ファイルの場合にはGPSによって測定された地名情報(若しくは撮影位置情報)が含まれているか否かによって判定する。また、文章ファイルの場合には、図2で示したように地名テキストが含まれているか否かによって判定する。ステップS3の判定において、入力されたコンテンツから地名を特定できない場合に、サーバ1は図3の処理を終了する。
【0027】
一方、ステップS3の判定において、地名が特定できた場合にサーバ1は特定できた地名を日付と関連付けて地名記録部12bに記録させる(ステップS4)。次に、サーバ1は、ユーザによって入力されたコンテンツに好印象テキストが含まれているか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5の判定において、「楽しい」、「嬉しい」、「気持ちいい」、「懐かしい」等の好印象テキストがコンテンツに含まれていない場合(画像ファイルのみのコンテンツの場合も含む)に、サーバ1は、ユーザによって入力されたコンテンツの内容が、休日又は休暇(休暇は予めユーザが設定しておくものとする)に対応する日のものであるか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6の判定において、コンテンツの内容が休日又は休暇に対応する日のものでない場合に、サーバ1は、ユーザによって入力されたコンテンツにおける画像内の人物の表情が良好なものであるか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7の判定において、画像内の人物の表情が良好なものでない場合(文章ファイルのみのコンテンツの場合も含む)に、サーバ1は図3に示す処理を終了する。
【0028】
ここで、ステップS7の表情判定について説明する。図4は、良好な表情判定処理の詳細について示すフローチャートである。図4において、まず、サーバ1は画像内の陰影分布から画像内の顔部における目部、口部を検出する(ステップS101)。より具体的には画像のコントラストを強調した状態で画像内において略円形をしている顔部を検出し、顔部内の陰影の分布から目部及び鼻部を検出する。
【0029】
ステップS101において目部、鼻部を検出した後、サーバ1は、両目の瞳を結ぶ直線Aの上側の白眼部分の面積EA(図5(a)参照)を求める(ステップS102)。次に、サーバ1は、両目の瞳を結ぶ直線Aの下側の白眼部分の面積EB(図5(a)参照)を求める(ステップS103)。EA及びEBを求めた後、サーバ1は、EAとEBの差をEAとEBの和で正規化した値REを求める(ステップS104)。ここで、笑顔の場合には図5(a)に示すようにEBが0に近くなるため、結果REが大きくなる。逆に困った顔の場合には図5(b)に示すようにEAが0に近くなるため、結果REが小さくなる。したがって、REの大小から良好な表情であるか否かを判定することが可能である。
【0030】
REを求めた後、サーバ1は、口の両端を結ぶ直線Bの上側の唇部分の面積LA(図5(b)参照)を求める(ステップS105)。次に、サーバ1は、口の両端を結ぶ直線Bの下側の唇部分の面積LB(図5(b)参照)を求める(ステップS106)。LA及びLBを求めた後、サーバ1は、LBとLAの差をLAとLBの和で正規化した値RLを求める(ステップS107)。ここで、笑顔の場合には図5(a)に示すようにLAが0に近くなるため、結果RLが大きくなる。逆に困った顔の場合には図5(b)に示すようにLBが小さくなるため、結果RLが小さくなる。したがって、RLの大小からも良好な表情であるか否かを判定することが可能である。
【0031】
RE及びRLを求めた後、サーバ1はREとRLの和Rを求める(ステップS108)。このRは大きいほどそのときの表情は笑顔(良好な表情)に近いものとなる。さらに、図5(a)の矢印Cで示したように口の端部に影があったり、歯が見えていたりすると笑顔の確率が高い。そこで、サーバ1は口部分に歯(白部分)が検出され、かつ口端部に影があるか否かを判定する(ステップS109)。ステップS109の判定において、口部分に歯が検出され、かつ口端部に影がある場合に、サーバ1はRに1を加算する(ステップS110)。
【0032】
一方、ステップS109の判定において、口部分に歯が検出され、かつ口端部に影がない場合、若しくはステップS110の後、サーバ1は眉間部分(目の間部分)に矢印Dで示すような皺があるか否かを判定する(ステップS111)。ステップS111の判定において、眉間部分に皺がある場合に、サーバ1はRから1を減算する(ステップS112)。即ち、眉間に皺が検出されるような表情では笑顔とは言えないのでステップS111の判定を行う。
【0033】
以上のようにして求められるRは笑顔に近いほど高い数値となる。このRにより、画像に写っている人物被写体の表情が良好か否かを判定することが可能である。即ち、ステップS111又はステップS112の後、サーバ1はRの値が所定値(ここでは2としている)以上であるか否かを判定する(ステップS113)。そして、ステップS113の判定において、Rが2以上である場合に、サーバ1は人物の表情が良好な表情であると判定する(ステップS114)。一方、ステップS113の判定において、Rが2未満である場合に、サーバ1は人物の表情が良好な表情でないと判定する(ステップS115)。ステップS114又はステップS115の後、図4の処理を抜ける。なお、画像内には複数の人物が存在している場合も考えられる。この場合には、例えば、画像内の人数分だけのRを求め、過半数以上の人物に対するRが所定値以上の場合に良い表情の画像と判定するようにすれば良い。
【0034】
ここで、再び図3の説明に戻る。図3のステップS5の判定において好印象テキストがコンテンツに含まれている場合、ステップS6の判定においてコンテンツの内容が休日又は休暇に対応する日のものである場合、ステップS7の判定において画像内の人物の表情が良好なものである場合に、サーバ1はステップS4において記録した地名を重要地名に設定するとともに(ステップS8)、該重要地名に関連付けられた日付を重要日付に設定する(ステップS9)。その後に、サーバ1は図3に示す処理を終了する。
【0035】
また、ステップS1の判定において、コンテンツの入力がなされていない場合に、サーバ1は、所定周期(例えば、1日や1週間)が経過したか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定において、所定周期が経過した場合に、サーバ1はステップS8において設定した重要地名を検索キーワードとして、検索サイト2にアクセスして記事の検索を行う(ステップS11)。記事の検索終了後、サーバ1は、検索した記事の中に重要イベント情報があるか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12の判定において、検索した記事の中に、紅葉の情報、土地開発の情報、祭りの情報等の重要イベント情報がある場合に、サーバ1はその重要地におけるイベント情報をステップS2において記録したコンテンツとともに例えば図6のようにしてPC3のディスプレイ上に表示させる(ステップS14)。その後に、サーバ1は図3の処理を終了する。
【0036】
例えば、図6は、重要地とされたメードリンクにおいて工事がなされる場合を示しており、このような記事が検索サイト2を利用して検索された場合には、工事がなされる旨の情報201と、その重要地に関してユーザが作成したコンテンツ202とがPC3に表示される。図6のような工事の開発計画の情報であれば、ユーザにとって懐かしい風景が変わってしまうおそれがあるので、ユーザは往時を懐かしむとともに、風景が変わってしまう前にその土地にまた出かけたくなったりする。
【0037】
ここで、図6に示す重要イベント情報の表示は、重要イベント情報の取得後、ユーザによってPC3の電源が投入された場合に1回のみ表示させるようにしても良いし、重要イベントが実施されるまでは定期的に表示させるようにしても良い。
【0038】
また、ステップS12の判定において、検索した記事の中に重要イベント情報がない場合に、サーバ1は、重要日付に基づいて決定される重要期日になったか否かを判定する(ステップS13)。この重要期日とは、ステップS9において重要日付化した日付と同じ日付(即ち、1年後、2年後、…)の所定日前(例えば20日)以降の日付のことである。ステップS13の判定において、重要期日になった場合に、サーバ1は重要日付が近づいている旨の情報を、ステップS2において記録したコンテンツとともにPC3のディスプレイ上に表示させる(ステップS14)。その後に、サーバ1は図3の処理を終了する。このようにしておくことにより、例えば入学式に撮影した画像を1年毎に鑑賞する等することが可能となる。これによってユーザは、懐かしい画像を思い出し、懐旧の情に浸ることができる。
【0039】
また、ステップS10の判定において、所定周期が経過していない場合に、サーバ1はユーザによってコンテンツの再生指示がなされたか否かを判定する(ステップS15)。
そして、ステップS15の判定において、コンテンツの再生指示がなされていない場合には、図3の処理を終了する。一方、ステップS15の判定において、コンテンツの再生指示がなされた場合に、サーバ1はユーザによって選択されたコンテンツをPC3において再生する(ステップS16)。その後、図3の処理を終了する。
【0040】
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザがわざわざ時間をかけてイベント情報の検索を行わなくとも、重要なイベントがある土地に関するコンテンツを検索し、その検索したコンテンツを、相応しいタイミングでユーザに呈示することが可能である。このようにして呈示されたコンテンツを見せることにより、ユーザの懐かしさをかきたて、またその土地に行きたくさせたりすることができる。また、重要イベント情報はそのイベントが実際に行われる前に呈示するので、ユーザがその土地に再び行ったときに風景が変化していてユーザをがっかりさせたりする可能性を低減させることが可能である。
【0041】
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0042】
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像表示装置を備える画像表示システムの構成を示す図である。
【図2】重要地名について説明するための図である。
【図3】サーバによって実行される制御について示すフローチャートである。
【図4】良好な表情判定処理の詳細について示すフローチャートである。
【図5】図5(a)は良好な表情の例を示す図であり、図5(b)は良好でない表情の例を示す図である。
【図6】重要イベント情報の表示例について示す図である。
【符号の説明】
【0044】
1…サーバ、2…検索サイト、3…パーソナルコンピュータ(PC)、4…ネットワーク、5…デジタルカメラ、11…通信部、12…記録部、12a…コンテンツ記録部、12b…地名記録部、13…重要地名記録部、13a…嗜好データベース、14…情報表示制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置情報を付帯した画像ファイルを記録するコンテンツ記録部と、
上記記録部に記録された上記画像ファイルの画像中に表情の良い画像が含まれているかを判定することによって、上記位置情報から表示用の重要地名を抽出する重要地名記録部と、
を具備することを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
上記重要地名は、上記地名の土地に対応する記事を検索するための検索キーワードであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
上記重要地名は、上記画像ファイルが定期的に撮影された画像、または特定の時期に撮影された画像であるかによって重要地名として抽出されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項4】
位置情報を付帯した画像ファイルを記録するコンテンツ記録部と、
上記記録部に記録された上記画像ファイルの画像中に特定の時期に撮影された画像が含まれているかを判定することによって、上記位置情報から表示用の重要地名を抽出する重要地名記録部と、
を具備することを特徴とする画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−256346(P2012−256346A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−174489(P2012−174489)
【出願日】平成24年8月7日(2012.8.7)
【分割の表示】特願2007−98575(P2007−98575)の分割
【原出願日】平成19年4月4日(2007.4.4)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】