説明

画面表示装置、画面表示方法及び画面表示プログラム

【課題】特定の用途に限った出力情報の生成とはならずにユーザによる汎用的なカスタマイズを可能にする。
【解決手段】カスタマイズ表示システムを使って、表示手段(ローカル表示部3やリモート表示部4等のユーザインターフェース)に表示する画面内容は、1つ1つのサービス(装置が提供する機能)に対応した画面構成情報を基本情報である「画面定義データ」として保持しておく画面定義データ保管手段11と、それに基づいて表示内容を決定する画面定義データ管理手段22と、実際に表示画面を生成する各画面生成手段によって、表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画面表示装置、画面表示方法及び画面表示プログラムに関し、特に、複数のユーザインターフェースに対応する画面表示装置、画面表示方法及び画面表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
本発明に関連する関連技術として、特許文献1,2を挙げる。特許文献1に記載の「サーバ装置および情報端末装置およびデータ処理方法および記憶媒体」は、コントローラに表示されたコントロールパネルに従ってリモートコントロールされるように、一方の表示手段の内容に基いて表示することを開示する。また、特許文献2に記載の「マンマシンインターフェイスの設定方法およびその方法を用いた情報処理システム、システム構築用のプログラミング方法およびプログラミングシステム、ならびに情報処理用の記録媒体」は、入力情報を決まった変換書式に基づき複数の出力情報を生成することを開示する。
【特許文献1】特開2003−11463号公報
【特許文献2】特開2002−41195号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
画像形成装置など電子機器をユーザが操作し、利用する際のユーザインターフェース(ユーザに提供するインターフェイス。以下、「UI」と略記する。)を提供する表示手段は、装置に用意されている表示手段(ローカル表示手段)、および、ネットワークを介してPCなどの情報装置の表示手段(リモート表示手段)がある。
【0004】
ローカル表示手段は、装置の大きさなどから、表示手段は一般的にPCのディスプレイに比べて小さく、操作も、タッチパネルなど画面を直接、人間の指で操作したり、周辺にある装置上のハードキーによって操作したりする。一方、リモート表示手段は、PC上で動くアプリケーションを使って、ディスプレイ上に表示し、キーボードやマウスを使って、操作するのが一般的である。
【0005】
こうした表示手段の違いから、ローカル表示手段でのUIでは、例えば、タッチパネルを持ち、人間の指で操作することを前提に、表示画面内のボタン等の構成要素を大きく用意したり、限られた画面領域内で、情報を多く見せることができるような最適に配置したり、ユーザにもインタラクティブでわかり易い画面を提供することが求められている。一方、リモート表示手段からのUIは、PC上で一般的に利用されているアプリケーションと同等のUIで装置を利用することが、ユーザにとっても利用し易いものであり、その場合、ローカル表示手段でのUIとは異なったものになる。
【0006】
PCでのリモートデスクトップ機能のように、ローカル表示手段を、リモート表示手段の中に表示させ、かつ、装置上にあるハードキー等の入力手段も、仮想的に、PC上のアプリケーションに用意させることで、見た目は同等のUIを提供させる方法もあるが、そのような場合、ローカル表示手段を使って作られた画面をリモート表示手段で使うことになり、ユーザに使い易いものとは言えない。
【0007】
また、ローカル表示手段は、一般的に、装置上の表示手段がPCのように汎用的に作られていないので、音声読み上げや色弱者対応などが難しく、すべてのユーザを対してアクセシビリティな対応をするのは、PCで、様々なアクセシビリティツールや環境と使って行うことが容易である。
【0008】
ローカル表示手段、あるいは、リモート表示手段上で、ユーザインターフェースをカスタマイズして、表示手段の違いに応じて、画面を提供するためのカスタマイズ方法やカスタマイズシステムとしては、それぞれの画面構成の違いから、別々に用意して、利用することが一般的で考えられる。また、従来技術としては、「ジョブの登録を行なった情報端末装置の特徴に応じた設定画面を用いて、ユーザが画像処理装置に対する所定の設定を操作性よく、かつ容易に行える」ようにするもの(特許文献1)や、「入力情報を決まった変換書式に基づき複数の出力情報を生成する」という一般的な業務フローによる情報処理の方式が考えられている(特許文献2)。そうしたものは、ジョブの登録や変換書式を用いて、一定の基準に従って、出力情報を生成しているが、特定の用途に限った、出力情報の生成になっていて、汎用的に出力を切り替えるという、ユーザによるカスタマイズ可能なものではないという問題がある。
【0009】
そこで本発明は、上記実情に鑑みて、特定の用途に限った出力情報の生成とはならずにユーザによる汎用的なカスタマイズを可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を特徴とする。
【0011】
本発明に係る画面表示装置は、複数のユーザインターフェースに対応する画面表示装置であって、装置が提供する機能に関する情報を前記ユーザインターフェースに表示させるための構成要素となる画面構成要素の配置情報を定義した画面定義データを、前記ユーザインターフェース毎に対応させて記憶する画面定義データ記憶手段と、前記ユーザインターフェースに画面を表示する場合に、当該ユーザインターフェースに対応する前記画面定義データを前記画面定義データ記憶手段から読み出す画面定義データ管理手段と、前記画面定義データ管理手段が読み出した前記画面定義データに基づいて前記ユーザインターフェースに表示する画面を生成する画面生成手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る画面表示方法は、複数のユーザインターフェースに対応して、装置が提供する機能に関する情報を前記ユーザインターフェースに表示させるための構成要素となる画面構成要素の配置情報を定義した画面定義データを、前記ユーザインターフェース毎に対応させて記憶する画面定義データ記憶工程と、前記ユーザインターフェースに画面を表示する場合に、当該ユーザインターフェースに対応する前記画面定義データを読み出す画面定義データ管理工程と、読み出された前記画面定義データに基づいて前記ユーザインターフェースに表示する画面を生成する画面生成工程と、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る画面表示プログラムは、複数のユーザインターフェースに対応する画面表示装置を、装置が提供する機能に関する情報を前記ユーザインターフェースに表示させるための構成要素となる画面構成要素の配置情報を定義した画面定義データを、前記ユーザインターフェース毎に対応させて記憶する画面定義データ記憶手段と、前記ユーザインターフェースに画面を表示する場合に、当該ユーザインターフェースに対応する前記画面定義データを前記画面定義データ記憶手段から読み出す画面定義データ管理手段と、前記画面定義データ管理手段が読み出した前記画面定義データに基づいて前記ユーザインターフェースに表示する画面を生成する画面生成手段と、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、特定の用途に限った出力情報の生成とはならずにユーザによる汎用的なカスタマイズを可能にすることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を実施形態により詳細に説明するが、本発明は、コントローラ(制御装置)を有する電子機器において、その機能を利用するために、コントローラ自身、又は、リモートからの表示手段に対して表示することが可能なものの表示カスタマイズに関するものであり、決して本実施形態に限定して解釈されるものではない。上記電子機器としては、例えば、コントローラを有する電子機器としての、複写機、プリンター、スキャナー、及び、それら機能を有する複合機器などがある。
【0016】
本実施形態の要点は、カスタマイズ表示システムを使って、表示手段に表示する画面内容は、1つ1つのサービスに対応した画面構成情報を基本情報として保持しておく記憶手段と、それに基づいて表示内容を決定する制御手段と、実際に表示画面を生成する各表示画面生成手段によって、表示することができることにある。
【0017】
本実施形態のカスタマイズ表示システムは、そのサ−ビスに対応する画面を表示する際の基本構成情報に加えて、カスタマイズ提供するにあたって構成される画面定義データ「=画面セット」を使って、あるサービスを利用する際の画面内容のカスタマイズ表示を行う。1つの画面セットは、画面内に配置される各機能を実現するための複数の「機能セット」から構成される。さらに、各機能セットはそれぞれ、最終的に構成される素となる「要素」が集まったものであり、その要素はそれが置かれる配置情報と関連付けられている。
【0018】
それら機能セットとしてまとめたものは、画面定義データとして、そのサービスを実現するために、カスタマイズツールにより作成され、実際のカスタマイズ画面を表示する際に利用される。各要素が置かれる配置情報には、それが置かれる画面種別とその画面内の配置場所、表示する条件、及び、他の要素との組合せからの優先順位やデフォルト表示条件等々の情報を持っている。これら情報は、カスタマイズツールにより記憶手段に格納され、サービス利用時に、画面を表示する際に制御手段により参照され、表示手段によって表示される。各機能セットは直接、要素が集まったものでなくても、複数のサブ機能セットに分けて保持してもよく、その場合は、各サブ機能セットが最終的な構成素となる要素から構成される。
【0019】
以下、カスタマイズ表示システムを実施する例として、電子機器の1つである画像形成装置を用いる。一方、画面をカスタマイズする手段には、画像形成装置のLCD上で行うものや、画像形成装置とLANなどのネットワークで接続されたパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略記する)などで行うものなどがある。また、カスタマイズした画面定義データの保存先としては、画像形成装置内であっても良いし、ネットワーク接続された画面定義データを管理するサーバであっても良い。本実施形態では、カスタマイズはネットワークで接続されたPC上で行うものとし、画面定義データは画像形成装置のハードディスクなど、不揮発の記憶装置へ保存するというケースについて説明する。
【0020】
図1に本実施形態の全体の構成を示す。図1において、本実施形態の画像形成装置は、記憶部1と制御部2と、ローカル表示部3、UIカスタマイズツール5を備え、リモート表示部4とネットワークを介して接続されている。制御部3とUIカスタマイズツール5、制御部3とリモート表示部は、それぞれ通信手段21と55、通信手段25と41を介して、ネットワーク等の通信経路により接続されている。
【0021】
ローカル画面生成手段23は、画面定義データ管理手段22を介して、画面定義データ保管手段11に蓄積された画面定義データを読み取り、画面定義データに記述された、画像データやボタン、メッセージ、アイコンなどの座標や形状、サイズなどに従って、LCDなどのローカル表示部3に表示する画面の生成を行う。また、リモート画面生成手段24は、同様に、通信手段25,41を介して、リモート表示部4に表示する画面の生成を行う。
【0022】
カスタマイズ手段51は、カスタマイズのベースとなる画面定義データを読み取るために、画面定義データ入出力手段57、通信手段55、21及び画面定義データ管理手段22を介して画面定義データ保管手段11に蓄積されている画面定義データを読み取り、カスタマイズ画面を生成する。
【0023】
カスタマイズ手段51は、画面構成要素の表示/非表示を変更する表示/非表示変更手段52、画面構成要素の配置を変更するための座標変更手段53、画面構成要素の大きさを変更するサイズ変更手段54などを備える。カスタマイズ手段51でカスタマイズを行い、新規保存若しくは上書き保存を行うと、画面定義データ入出力手段57は、カスタマイズした結果を画面定義データとして出力し、通信手段55、21及び画面定義データ管理手段22を介して画面定義データ保管手段11へ保存する。
【0024】
カスタマイズプレビュー手段56は、カスタマイズ手段51でまだ確定していない情報に基づいて、プレビュー表示を行うことが可能で、ローカル表示部3、リモート表示部4での表示の確認を行うことができる。次に、カスタマイズ表示システムにおける、画面の表示、編集、プレビューの実施形態について、それぞれ、図を用いながら説明する。
【0025】
<画面の表示>
図2、図3、図4に画面定義データの例を示す。図2は、「コピートップ画面」を生成する際に参照される画面定義データの一部で、「表示手段共通画面定義データ」を示す。図2中、「機能」は、画面内において、ユーザに1つ1つ機能を提供する単位である。「機能識別子」は、それぞれの機能を識別して、各機能をどのように配置するか決める際や、機能名を表示する際に利用する識別子である。「配置順」は、「機能」を画面に表示する際の優先順位を示す。「種別」は、どのようなタイプの画面構成要素であるかが示す。「種別属性」は、「種別」につく、属性を示す。「要素」は、それぞれの「機能」を構成する最小単位を示す。それぞれの「機能」と同一行に配置される「要素」が、その機能に属する要素であることを示す。
【0026】
図3では、ローカル表示手段において、要素を表示する際の、画面定義データの一部で、「ローカル表示手段画面定義データ」を示す。図2で現れた「要素」の情報を、要素1つ1つ示したもので、ローカル表示手段では、種別、座標、サイズ、形状、フォントサイズ、表示の有無などの情報を持つ。「識別子」はボタン押下時にどんな振る舞いをするのか、表示する文字列や状態の変更を行う時に利用する識別子である。「種別」は画面構成要素の何であるかが記述される。「座標」はLCDなどの表示部の左上を基点とした、画面構成要素の位置情報で、「サイズ」は画面構成要素の幅と高さを表したものである。「形状」はボタンやアイコンなどを表示する際にロードするビットマップなどを示したものである。「フォントサイズ」はボタン上の文字列や、メッセージのフォントサイズが記述され、「表示」はカスタマイズにより表示/非表示の設定結果が記述される。
【0027】
図4では、リモート表示手段において、要素を表示する際の、画面定義データの一部で、「リモート表示手段画面定義データ」を示す。第2図で現れた「要素」の情報を、要素1つ1つ示したもので、リモート表示手段では、種別、付属情報、表示順、表示の有無などの情報を持つ。
【0028】
図5に、図2、図3、図4に例示した画面定義データを読み込んで、ローカル表示手段に表示した例を示す。図6に、図2、図3、図4に例示した画面定義データを読み込んで、リモート表示手段に表示した例を示す。それぞれの画面構成要素は、種別、座標、サイズ、形状などから画面上に生成され、識別子が設定される。画像形成装置の状態や設定されている言語などにより、メッセージの文字列やボタン上の文字列を識別子を指定して表示の更新が行われる。
【0029】
図1の制御部2の画面定義データ管理手段22は、記憶部1の画面定義データ保管手段11から、図2の画面定義データを読み込み、その記載された機能を、配置順に、まず、機能のタイトル名称を、用語IDから、現在表示している言語情報に基づいて、表示処理を実行する。続いて、種別、種別属性の情報に基づいて、要素を表示するが、ローカル表示手段の場合、図1のローカル画面生成手段23は、図3のローカル表示手段用の画面定義データを使って、表示する画面を生成する。一方、リモート表示手段の場合、図1のリモート画面生成手段24は、図4のリモート表示手段用の画面定義データを使って、表示する画面を生成する。
【0030】
したがって、本実施形態は、画面定義データ(画面セット)を各機能セット、各要素に分解して保持しているので、異なったユーザインターフェースを用いて画面表示する場合でも、同一サービスの画面を表示することができる。
【0031】
<画面の編集>
図7に、本実施形態に係るカスタマイズツールの画面表示の例を示す。図7に示す例は、「コピー(通常画面)」アプリケーション画面の画面レイアウト設定画面である。図7の上部、プレビュー表示エリア71に、現在の画面定義データに基づく、画面を表示している。図7の下部は、現在の画面定義データに含まれる機能毎の画面構成要素を設定するエリアである。機能カテゴリ欄72は、構成要素設定表示欄721を含む構成である。
【0032】
図7において、ここで、「トレイ選択」カテゴリ欄の「再編集」ボタンを選択すると、図8の「トレイ選択機能カスタマイズ」画面に移行し、トレイの表示順序、及び、各トレイの表示・非表示を選択できる。図8に示す例では、いま、トレイ2,3、手差しトレイの「機能を表示」のチェックを外すことで、非表示にしている。
【0033】
図8の画面の「戻る」ボタン押下で、図9に示す画面レイアウト設定画面に戻り、その画面から、「登録」ボタン93を押下することで、編集作業が完了する。この過程の中で、カスタマイズ表示システムは、図1のUIカスタマイズツール5のカスタマイズ手段51から、画面定義データ入出力手段57、通信手段55を介して、制御部2の通信手段2、及び、画面定義データ管理手段22を使って、最終的に、画面定義データ保管手段11に格納され、編集後のデータが完了される。
【0034】
図10は、編集後の画面データ定義データの一部である。編集前の図3を比べてみるとわかるように、要素の第3トレイボタンの「表示」が「しない」に変更されている。これにより、リモート、ローカルの各表示手段の、トレイ機能において、第3トレイ、及び、図10の定義データにない、第4トレイ、手差しも含めて、トレイ機能の各ボタンを非表示になる。
【0035】
したがって、本実施形態は、画面を構成するのに必要な各機能セット、各要素に基づいて、画面定義データを編集できるので、異なった表示手段でも、編集した画面定義データで同一サービスの画面を表示することできる。
【0036】
<画面のプレビュー>
上記画面の編集の説明のなかで、図9に戻ってから、「登録」ボタン93押下によって、編集作業を完了させる前に、トレイ選択の「プレビュー」ボタンを押すと、図7のプレビュー表示エリア71によって、トレイ表示エリアのトレイ2,3、手差しボタンがなくなっていることを確認できる。ユーザは、このプレビュー画面で、確かにボタンが非表示になったことを確認して、「登録」ボタンを押すことにより、ユーザのカスタマイズ操作が正しく行ったことを、編集作業完了前に、確認することができる。この一連の動作は、カスタマイズ表示システムにおいて、図1のUIカスタマイズツール51と、カスタマイズプレビュー手段52とで、行っている。
【0037】
したがって、本実施形態は、編集して作成した画面定義データに基づいて、プレビューすることができるので、異なった表示手段で同一のサービスを提供されているかを事前に確認できる。
【0038】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明による実施形態に係る画像形成装置を含む全体システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の画面定義データの例を示す図である。
【図3】本実施形態の画面定義データの例を示す図である。
【図4】本実施形態の画面定義データの例を示す図である。
【図5】本実施形態の画面定義データを読み込んでローカル表示手段に表示した画面を例示する図である。
【図6】本実施形態の画面定義データを読み込んでリモート表示手段に表示した画面を例示する図である。
【図7】本実施形態のカスタマイズツールの画面表示を例示する図である。
【図8】本実施形態のカスタマイズツールの画面表示を例示する図である。
【図9】本実施形態のカスタマイズツールの画面表示を例示する図である。
【図10】本実施形態の画面定義データに変更を加えた場合の例を示す図である。
【符号の説明】
【0040】
1 記憶部
11 画面定義データ保管手段
2 制御部
22 画面定義データ管理手段
23 ローカル画面生成手段
24 リモート画面生成手段
3 ローカル表示部
4 リモート表示部
5 UIカスタマイズツール
51 カスタマイズ手段
52 表示/非表示変更手段
53 座標変更手段
54 サイズ変更手段
56 カスタマイズプレビュー手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザインターフェースに対応する画面表示装置であって、
装置が提供する機能に関する情報を前記ユーザインターフェースに表示させるための構成要素となる画面構成要素の配置情報を定義した画面定義データを、前記ユーザインターフェース毎に対応させて記憶する画面定義データ記憶手段と、
前記ユーザインターフェースに画面を表示する場合に、当該ユーザインターフェースに対応する前記画面定義データを前記画面定義データ記憶手段から読み出す画面定義データ管理手段と、
前記画面定義データ管理手段が読み出した前記画面定義データに基づいて前記ユーザインターフェースに表示する画面を生成する画面生成手段と、
を有することを特徴とする、画面表示装置。
【請求項2】
前記ユーザインターフェースの編集指示の入力に応じ、前記画面定義データを編集する編集手段をさらに有し、
前記画面定義データ管理手段は、前記編集手段が編集した前記画面定義データを前記画面定義データ記憶手段に記憶させることを特徴とする、請求項1記載の画面表示装置。
【請求項3】
前記編集手段は、前記画面生成手段により前記画面定義データに基づいて生成される画面をプレビューする編集プレビュー手段をさらに有することを特徴とする、請求項2記載の画面表示装置。
【請求項4】
複数のユーザインターフェースに対応して、
装置が提供する機能に関する情報を前記ユーザインターフェースに表示させるための構成要素となる画面構成要素の配置情報を定義した画面定義データを、前記ユーザインターフェース毎に対応させて記憶する画面定義データ記憶工程と、
前記ユーザインターフェースに画面を表示する場合に、当該ユーザインターフェースに対応する前記画面定義データを読み出す画面定義データ管理工程と、
読み出された前記画面定義データに基づいて前記ユーザインターフェースに表示する画面を生成する画面生成工程と、
を含むことを特徴とする、画面表示方法。
【請求項5】
複数のユーザインターフェースに対応する画面表示装置を、
装置が提供する機能に関する情報を前記ユーザインターフェースに表示させるための構成要素となる画面構成要素の配置情報を定義した画面定義データを、前記ユーザインターフェース毎に対応させて記憶する画面定義データ記憶手段と、
前記ユーザインターフェースに画面を表示する場合に、当該ユーザインターフェースに対応する前記画面定義データを前記画面定義データ記憶手段から読み出す画面定義データ管理手段と、
前記画面定義データ管理手段が読み出した前記画面定義データに基づいて前記ユーザインターフェースに表示する画面を生成する画面生成手段と、
として機能させることを特徴とする、画面表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−9167(P2010−9167A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−165481(P2008−165481)
【出願日】平成20年6月25日(2008.6.25)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】