説明

疼痛管理および視力のための治療装置

上皮欠損の治療のための治療用レンズは、間質および/またはボーマン膜上に治療用材料の層を備え、涙液から間質および/またはボーマン膜への水流を抑制することによって、角膜水分排出が回復され、角膜腫脹および光散乱を減少させることが可能である。層は、神経線維を被覆および保護し、疼痛を軽減し得る。層は、間質および/またはボーマン膜の前面からの光散乱を抑制する屈折率を備え得る。レンズは、上皮が再生すると、患者に視機能を提供する、湾曲前面を備え得る。治療用材料の層は、多くの方法によって、例えば、間質および/またはボーマン膜の露出表面に接着するように硬化されるスプレーによって、眼上に位置付けられることが可能である。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼の角膜を治療するための治療用カバーであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該カバーは、
疼痛を軽減させるために、該眼の間質および/またはボーマン膜上に位置付け可能である、治療用材料の層を備える、カバー。
【請求項2】
前記治療用材料の層は、神経線維を被覆および保護することによって、複数日間、疼痛を軽減させるように構成される、請求項1に記載の治療用カバー。
【請求項3】
眼の角膜の上皮欠損を治療するための治療用カバーであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該カバーは、
該眼の間質および/またはボーマン膜上に位置付け可能な治療用材料の層であって、該層が、該間質および/またはボーマン膜上に位置付けられるときに、該層を通した視機能のためのものである、治療材料の層
を備える、カバー。
【請求項4】
前記層が前記間質および/またはボーマン膜に接触すると、該層は、複数日間、前記レンズを通した視機能のために、該ボーマン膜および/または間質に接触するように構成される、請求項3に記載の治療用カバー。
【請求項5】
前記層は、該間質および/またはボーマン膜に複数日間、接触することによって、前記角膜の腫脹を抑制するように構成される、請求項3に記載の治療用カバー。
【請求項6】
前記層は、前記間質および/またはボーマン膜に複数日間、接触することによって、前記角膜および/またはボーマン膜の前面からの光散乱を抑制するように構成される、請求項3に記載の治療用カバー。
【請求項7】
前記層は、ある屈折率を備えることによって、前記間質および/またはボーマン膜の前面からの光散乱を抑制する、請求項3に記載の治療用カバー。
【請求項8】
眼の角膜の上皮欠損を治療するための治療用カバーであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該カバーは、
該角膜の腫脹を抑制するために、該眼の間質および/またはボーマン膜上に位置付け可能である、治療用材料の層
を備える、カバー。
【請求項9】
前記層は、前記眼上に位置付けられと、複数日間、前記角膜の腫脹を抑制するように構成される、請求項8に記載の治療用カバー。
【請求項10】
前記層は、複数日間、前記角膜の水分排出を回復するように構成される、請求項8に記載の治療用カバー。
【請求項11】
眼の角膜の上皮欠損を治療するための治療用カバーであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該カバーは、
該角膜からの光散乱を減少させるために、該眼の間質および/またはボーマン膜上に位置付け可能である、治療用材料の層
を備える、カバー。
【請求項12】
前記層は、前記角膜の腫脹を抑制することによって、前記間質および/またはボーマン膜からの光散乱を減少させるように構成される、請求項11に記載の治療用カバー。
【請求項13】
前記層は、ある屈折率を備え、前記間質および/またはボーマン膜の前面からの光散乱を抑制する、請求項11に記載の治療用カバー。
【請求項14】
前記層は、前記眼上に位置付けられると、複数日間、該眼が、該層を通して視認するように構成される、請求項1、8、または11に記載の治療用カバー。
【請求項15】
前記層は、複数日間、前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される、請求項1、8、または11に記載の治療用カバー。
【請求項16】
前記層の接着は、除去剤によって元に戻すことが可能である、請求項15に記載の治療用カバー。
【請求項17】
前記層は、前記眼に視機能を提供するように構成される、請求項1、8、または11に記載の治療用カバー。
【請求項18】
前記層は、角膜断層画像診断装置、光干渉断層画像診断装置、または波面収差計のうちの少なくとも1つによる測定のために、前記角膜の光学特性を向上させるように構成される、請求項1、8、または11に記載の治療用カバー。
【請求項19】
組織癒着のための光増感剤をさらに備え、前記光増感剤は、リボフラビン、インドシアニングリーン、ヤヌスグリーン、ローズベンガル、またはメチレンブルー、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項1、8、または11に記載の治療用カバー。
【請求項20】
前記層は、該層を硬化させるための光増感剤を備え、、前記光増感剤は、リボフラビン、インドシアニングリーン、ヤヌスグリーン、ローズベンガル、またはメチレンブルー、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項1、8、または11に記載の治療用カバー。
【請求項21】
前記層が、該層の周囲に円周方向に延在する周縁境界を備え、前記上皮欠損が、内側境界を備えることによって、空隙は、該周縁境界から該内側境界まで延在する、請求項1、8、または11に記載の治療用カバー。
【請求項22】
眼の角膜の上皮欠損を治療するための治療用カバーであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該カバーは、
該間質および/またはボーマン膜への水流を抑制するために、該眼の間質および/またはボーマン膜上に位置付け可能である、治療用材料の層
を備える、カバー。
【請求項23】
上皮および涙液は、前記間質および/またはボーマン膜上に配置され、前記層は、該眼の涙液から該間質および/またはボーマン膜への水流を抑制するように構成される、請求項22に記載の治療用カバー。
【請求項24】
前記治療用層は、前記上皮欠損を伴わずに、角膜の厚さの約10%以内に該角膜の腫脹を抑制するように構成される、請求項22に記載の治療用カバー。
【請求項25】
前記治療用層は、前記上皮欠損を伴わずに、角膜の厚さの約5%以内に該角膜の腫脹を抑制するように構成される、請求項24に記載の治療用カバー。
【請求項26】
前記治療用層は、前記上皮欠損を伴わずに、角膜の厚さの約2.5%以内に該角膜の腫脹を抑制するように構成される、請求項25に記載の治療用カバー。
【請求項27】
前記層は、固体、接着剤、ゲル、低接着性ゲル、または液体のうちの少なくとも1つを備える、請求項22に記載の治療用カバー。
【請求項28】
前記層は、前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される、下面を備える、請求項22に記載の治療用カバー。
【請求項29】
前記下面は、共有結合によって、前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される、請求項28に記載の治療用カバー。
【請求項30】
前記下面は、前記共有結合によって、該下面を前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される、フィブリン接着剤、ポリエチレングリコール接着剤、またはアルブミン接着剤のうちの少なくとも1つを備える、請求項29に記載の治療用カバー。
【請求項31】
前記下面は、機械的連結によって、前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成され、前記接着剤は、シアノアクリレートを備える、請求項28に記載の治療用カバー。
【請求項32】
前記下面は、表面電荷によって、前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される、請求項28に記載の治療用カバー。
【請求項33】
前記下面は、前記表面電荷によって、該下面を前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される、シアノアクリレート接着剤または刺毛接着剤のうちの少なくとも1つを備える、請求項32に記載の治療用カバー。
【請求項34】
前記下面は、1週間未満の間、前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される、請求項33に記載の治療用カバー。
【請求項35】
前記下面は、少なくとも1年間、前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される、請求項28に記載の治療用カバー。
【請求項36】
前記層は、前記眼の涙液に接触するための上面を備える、請求項28に記載の治療用カバー。
【請求項37】
前記層上に位置付け可能な治療用レンズをさらに備え、該層は、該治療用レンズに接着するように構成される上面を備える、請求項28に記載の治療用カバー。
【請求項38】
前記層または前記治療用レンズのうちの少なくとも1つ上に配置され、前記眼の視力を矯正する前屈折面をさらに備える、請求項28または37に記載の治療用カバー。
【請求項39】
前記層は、合成接着剤、天然および/または生物学的に誘導された接着剤、組み換え接着剤、またはハイブリッド接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項1、28、または37に記載の治療用カバー。
【請求項40】
前記合成接着剤は、ポリリシン接着剤、シアノアクリレート接着剤、またはポリエチレングリコール接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項39に記載の治療用カバー。
【請求項41】
前記天然および/または生物学的に誘導された接着剤は、フィブリン接着剤、またはRPG接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項39に記載の治療用カバー。
【請求項42】
前記組み換え接着剤は、フィブリン接着剤、ポリリシン接着剤、血漿から生物学的に誘導された接着剤、またはRPG接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項39に記載の治療用カバー。
【請求項43】
前記ハイブリッド接着剤は、アルブミンとグルタルアルデヒドとの接着剤を備える、請求項39に記載の治療用カバー。
【請求項44】
前記治療用材料は、前記上皮が再生すると、前記間質および/またはボーマン膜から前記下面を分離するように構成される生体適応性材料を備える、請求項28に記載の治療用カバー。
【請求項45】
前記層は、前記上皮上に延在し、前記上皮が再生すると、前記間質および/またはボーマン膜から前記下面を分離するように構成される、皮弁を備える、請求項44に記載の治療用カバー。
【請求項46】
前記治療用材料は、前記上皮が再生すると、前記層から脱落するように構成される生体適応性材料を備える、請求項28に記載の治療用カバー。
【請求項47】
前記治療用材料が、前記層を吸収するように構成される生体吸収性材料を備えることによって、前記上皮が再生し、該材料上に成長後、該上皮は、前記間質および/またはボーマン膜に接触する、請求項28に記載の治療用カバー。
【請求項48】
前記治療用材料は、前記上皮が再生し、前記材料上に成長後、前記間質および/またはボーマン膜上に残留するように構成される、移植可能材料を備える、請求項28に記載の治療用カバー。
【請求項49】
前記層は、レンズを備える、請求項22に記載の治療用カバー。
【請求項50】
前記レンズは、上面を備え、該上面は、湾曲し、前記涙液に接触するように構成され、該上面は、ある湾曲を備えることによって、約+/−1ジオプトリーの範囲内で、前記間質および/またはボーマン膜の焼灼断面の湾曲に対応する、請求項49に記載の治療用カバー。
【請求項51】
前記層は、前記間質および/またはボーマン膜に接触するように構成される下面を備え、該下面から前記上面までの該層の厚さは、約+/−10ミクロンの範囲内で均一であることによって、前記焼灼断面の湾曲に対応する、請求項50に記載の治療用カバー。
【請求項52】
前記レンズは、レーザ焼灼によって成形される上面を備え、該上面は、湾曲し、前記涙液に接触することにより、該上面によって、光を屈折させて患者の視力を矯正する、請求項49に記載の治療用カバー。
【請求項53】
前記治療用材料または前記治療用レンズのうちの少なくとも1つは、治療剤を備え、該治療剤は、鎮痛剤、抗炎症剤、抗生剤、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド、または上皮成長因子のうちの少なくとも1つを備え、上皮形成を増進させる、請求項28または37に記載の治療用カバー。
【請求項54】
前記鎮痛剤は、ガバペンチン、プロパラカイン、リドカイン、またはテトラカイン、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項53に記載の治療用カバー。
【請求項55】
前記抗生剤は、ドキシサイクリン(4−(ジメチルアミノ)−1,4,4a,5,5a,6,11,12a−オクタヒドロ−3,5,10,12,12a−ペンタヒドロキシ−6−メチル−1、11−ジオキソ−2−ナフタセンカルボキサミド一水和物、C22H24N2O8H2O)、アミノグリコシド類(例えば、ストレプトマイシン、アミカシン、ゲンタマイシン、トブラマイシン)、セファロスポリン類(例えば、ペニシリンを含む、β−ラクタム系)、テトラサイクリン系、アシクロビル、アマンタジン、ポリミキシンB、アムホテリシンB、アモキシシリン、アンピシリン、アトバクオン、アジスロマイシン、アジスロマイシン、バシトラシン、セファゾリン、セフェピム、セフォタキシム、セフォテタン、セフポドキシム、セフタジジム、セフチゾキシム、セフトリアキソン、セフロキシム、セファレキシン、クロラムフェニコール、クロトリマゾール、シプロフロキサシン、クラリスロマイシン、クリンダマイシン、ダプソーン、ジクロキサシリン、エリスロマイシン、フルコナゾール、フォスカルネット、ガンシクロビル、ガチフロキサシン、グリセオフルビン、イソニアジド、イトラコナゾール、ケトコナゾール、メトロニダゾール、ナフシリン、ネオマイシン、ニトロフラントイン、ナイスタチン、ペンタミジン、リファンピン、リファマイシン、バラシクロビル、バンコマイシン、あるいはそれらの誘導体のうちの1つまたはそれらの組み合わせを備える、請求項53に記載の治療用カバー。
【請求項56】
前記非ステロイド系抗炎症剤は、ジクロフェナク、ネパフェナク、またはスプロフェンコルヒチン、ナプロキセンナトリウム(ANAPROX(登録商標)およびANAPROXDS(登録商標)、(Roche);フルルビプロフェン(ANSAID(登録商標)、Pharmacia Pfizer);ジクロフェナクナトリウムおよびミソプロストール(ARTHROTEC(登録商標)、Searle Monsanto);バルデコキシブ(BEXTRA(登録商標)、Pfizer);ジクロフェナクカリウム(CATAFLAM(登録商標)、Novartis);セレコキシブ(CELEBREX(登録商標)、Searle Monsanto);スリンダク(CLINORIL(登録商標)、Merck);オキサプロジン(DAYPRO(登録商標)、Pharmacia Pfizer);サルサレート(DISALCID(登録商標)、3M);サリチレート(DOLOBID(登録商標)、Merck);ナプロキセンナトリウム(EC NAPROSYN(登録商標)、Roche);ピロキシカム(FELDENE(登録商標)、Pfizer);インドメタシン(INDOCIN(登録商標)、Merck);エトドラク(LODINE(登録商標)、Wyeth);メロキシカム(MOBIC(登録商標)、Boehringer Ingelheim);イブプロフェン(MOTRIN(登録商標)、Pharmacia Pfizer);ナプロキセン(NAPRELAN(登録商標)、Elan);ナプロキセン(NAPROSYN(登録商標)、Roche);ケトプロフェン(ORUDIS(登録商標)、ORUVAIL(登録商標)、Wyeth);ナブメトン(RELAFEN(登録商標)、SmithKline);トルメチンナトリウム(TOLECTIN(登録商標)、McNeil);コリンマグネシウムトリサリチル酸(TRILISATE(登録商標)、Purdue Fredrick);ロフェコキシブ(VIOXX(登録商標)、Merck)、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項53に記載の治療用カバー。
【請求項57】
前記ステロイドは、トリアムシノロン(Aristocort(登録商標);Kenalog(登録商標))、ベタメタゾン(Celestone(登録商標))、ブデゾニド、コルチゾン、デキサメタゾン(Decadron−LA(登録商標);Decadron(登録商標)ホスフェート;Maxidex(登録商標)およびTobradex(登録商標)(Alcon))、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン(Depo−Medrol(登録商標)、SoIu−Medrol(登録商標))、プレドニゾロン(酢酸プレドニゾロン、例えば、Pred Forte(登録商標)(Allergan);Econopred and Econopred Plus(登録商標)(Alcon);AK−Tate(登録商標)(Akorn);Pred Mild(登録商標)(Allergan);リン酸プレドニゾンナトリウム(Inflamase Mild and Inflamase Forte(登録商標)(Ciba);Metreton(登録商標)(Schering);AK−Pred(登録商標)(Akorn))、フルオロメトロン(酢酸フルオロメトロン(Flarex(登録商標)(Alcon);Eflone(登録商標))、フルオロメトロンアルコール(FML(登録商標)およびFML−Mild(登録商標)、(Allergan);Fluor OP(登録商標)))、リメキソロン(Vexol(登録商標)(Alcon))、メドリゾンアルコール(H MS(登録商標)(Allergan));ロテプレドノールエタボネート(Lotemax(登録商標)およびAlrex(登録商標)(Bausch & Lomb)、11−デスオキシコルチゾル、および酢酸アネコルタブ(Alcon))、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項53に記載の治療用カバー。
【請求項58】
前記成長因子は、線維芽細胞成長因子、フィブロネクチン、またはペプチド配列を備えるアルギニングリシンアスパラギン酸(RGD)、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項53に記載の治療用カバー。
【請求項59】
前記層は、下面と、上面とを備え、該下面は、前記間質および/またはボーマン膜上に定置するように構成され、該下面から該上面までの該層の厚さは、約+/−10ミクロンの範囲内で均一である、請求項22に記載の治療用カバー。
【請求項60】
前記層は、約1ミクロン乃至約200ミクロンの範囲内の厚さを備える、請求項22に記載の治療用カバー。
【請求項61】
前記範囲は、約1ミクロン乃至約100ミクロンである、請求項60に記載の治療用カバー。
【請求項62】
前記範囲は、約25ミクロン乃至約75ミクロンである、請求項61に記載の治療用カバー。
【請求項63】
前記範囲は、約30ミクロン乃至約70ミクロンである、請求項62に記載の治療用カバー。
【請求項64】
前記範囲は、約40ミクロン乃至約60ミクロンである、請求項63に記載の治療用カバー。
【請求項65】
前記治療用材料は、光を透過させるように構成される、光学的に透明な材料を備える、請求項22に記載の治療用カバー。
【請求項66】
前記治療用材料は、約1.337乃至約1.417の屈折率を備える、請求項22に記載の治療用カバー。
【請求項67】
前記治療用材料は、約1.357乃至約1.397の屈折率を備える、請求項66に記載の治療用カバー。
【請求項68】
前記治療用材料は、約1.367乃至約1.387の屈折率を備える、請求項67に記載の治療用カバー。
【請求項69】
前記治療用材料は、羊膜材料を備える、請求項22に記載の治療用カバー。
【請求項70】
眼の角膜の上皮欠損を治療するための治療用カバーシステムであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該カバーシステムは、
該眼の間質および/またはボーマン膜に接触して、該角膜からの光散乱を減少させるように構成される、治療用材料の層
を備える、カバーシステム。
【請求項71】
前記治療用層は、前記上皮欠損を伴わずに、角膜の厚さの約10%の範囲内で該角膜の腫脹を軽減させるように構成される、請求項70に記載の治療用カバー。
【請求項72】
前記層は、固体、接着剤、ゲル、低接着性ゲル、または液体のうちの少なくとも1つを備える、請求項70に記載の治療用カバーシステム。
【請求項73】
前記層は、前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される下面を備える、請求項70に記載の治療用カバーシステム。
【請求項74】
前記層上に定置するように構成される治療用レンズをさらに備え、該治療用レンズは、患者の視力を矯正するための前面と、前記上皮に嵌合するための後面とを備える、請求項70に記載の治療用カバーシステム。
【請求項75】
前記前面は、ある曲率半径を備え、前記眼の屈折異常に応じて、前記患者の視力を矯正する、請求項74に記載の治療用カバーシステム。
【請求項76】
前記後面が、前記レンズが前記上皮に嵌合する角膜の曲率半径に対応する曲率半径を備えることによって、該レンズは、該上皮に嵌合する、請求項74に記載の治療用カバーシステム。
【請求項77】
前記治療用材料は、光を透過させるために、光学的に透明な材料を備え、請求項70に記載の治療用カバーシステム。
【請求項78】
前記治療用材料は、約1.337乃至約1.417の屈折率を備える、請求項70に記載の治療用カバーシステム。
【請求項79】
前記治療用材料は、約1.357乃至約1.397の屈折率を備える、請求項78に記載の治療用カバーシステム。
【請求項80】
前記治療用材料は、約1.367乃至約1.387の屈折率を備える、請求項90に記載の治療用カバーシステム。
【請求項81】
眼の角膜の上皮欠損を治療するための治療用カバーであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜とともに、該間質および/またはボーマン膜上に配置される上皮および涙液を備え、該カバーは、
湾曲上面と、湾曲下面とを備え、該湾曲下面は、該上皮に接触するように成形される、治療用レンズと、
該レンズの下面と該間質および/またはボーマン膜との間に配置される治療用層であって、光散乱ならびに/あるいは該涙液から該間質および/またはボーマン膜への水流を抑制するように構成される、治療用層と
を備える、カバー。
【請求項82】
前記治療用層は、前記治療用レンズの下面と、前記間質および/またはボーマン膜とに接着される、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項83】
前記治療用層は、固体を備える、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項84】
前記層は、合成接着剤、天然および/または生物学的に誘導された接着剤、組み換え接着剤、またはハイブリッド接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項83に記載の治療用カバー。
【請求項85】
前記合成接着剤は、ポリリシン接着剤、シアノアクリレート接着剤、またはポリエチレングリコール接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項84に記載の治療用カバー。
【請求項86】
前記天然および/または生物学的に誘導された接着剤は、フィブリン接着剤、またはRPG接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項84に記載の治療用カバー。
【請求項87】
前記組み換え接着剤は、フィブリン接着剤、ポリリシン接着剤、血漿から生物学的に誘導された接着剤、またはRPG接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項84に記載の治療用カバー。
【請求項88】
前記ハイブリッド接着剤は、アルブミンとグルタルアルデヒドとの接着剤を備える、請求項84に記載の治療用カバー。
【請求項89】
前記治療用レンズは、前記上面から前記下面へと延在する少なくとも2つの開口を備え、前記上皮に接着される接着剤は、前記少なくとも2つの開口の中に配置され、該下面は、該上皮上に位置付けられる、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項90】
前記少なくとも2つの開口は、少なくとも4つの開口を備える、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項91】
前記治療用レンズは、シアノアクリレート接着剤、フィブリン接着剤、ポリエチレングリコール接着剤、またはアルブミン接着剤のうちの少なくとも1つによって、前記上皮に接着される、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項92】
前記治療用レンズは、組織癒着のための光増感剤によって、前記上皮に接着され、前記光増感剤は、リボフラビン、インドシアニングリーン、ヤーヌスグリーン、ローズベンガル、またはメチレンブルー、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項93】
前記治療用層は、低接着性ゲルを備える、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項94】
前記低接着性ゲルは、ヒアルロン酸または酢酸セルロースのうちの少なくとも1つを備える、請求項95に記載の治療用カバー。
【請求項95】
前記治療用層は、粘弾性材料を備える、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項96】
前記粘弾性材料は、ヒアルロン酸または酢酸セルロースのうちの少なくとも1つを備える、請求項95に記載の治療用カバー。
【請求項97】
前記治療用層は、液体を備え、該液体は、屈折率整合溶液、疎水性材料、疎水性マトリクス、高浸透圧性液体、疎水性液体のうちの少なくとも1つを備える、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項98】
前記液体は、グリセリン、デキストラン、シリコーン油、またはペルフルオロカーボンのうちの少なくとも1つを備える、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項99】
前記治療用層は、羊膜材料を備える、請求項81に記載の治療用カバー。
【請求項100】
眼の上皮上に定置するための治療用レンズであって、該レンズは、
湾曲上面と、湾曲下面とを備える、本体であって、該湾曲下面は、該上皮に接触するように成形され、該本体は、該本体を角膜に接着させる構造を備える、本体と
を備える、レンズ。
【請求項101】
構造は、外周を備え、該外周の表面積を増加させる、請求項100に記載の治療用カバー。
【請求項102】
少なくとも2つの開口は、前記上面から前記下面へと延在し、該下面が前記上皮に位置付けられると、該少なくとも2つの開口を通して、接着剤を該上皮に適用する、請求項100に記載の治療用カバー。
【請求項103】
前記少なくとも2つの開口は、少なくとも4つの開口を備える、請求項100に記載の治療用カバー。
【請求項104】
前記本体は、中心を備え、前記少なくとも2つの開口は、該中心から少なくとも3mmの所に配置される、請求項100に記載の治療用カバー。
【請求項105】
前記構造は、前記本体を前記接着剤に接着させるための周縁構造を備える、請求項100に記載の治療用カバー。
【請求項106】
前記構造は、導管、鋸歯状部、城郭状縁、屈曲、または粗面のうちの少なくとも1つを備える、請求項100に記載の治療用カバー。
【請求項107】
眼の角膜の上皮欠損を治療する方法であって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該方法は、
治療用材料を該眼に適用することによって、疼痛を抑制するために、該眼の間質および/またはボーマン膜上に配置される層を形成すること
を含む、方法。
【請求項108】
眼の角膜の上皮欠損を治療する方法であって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜とともに、該間質および/またはボーマン膜上に配置される上皮および涙液を備え、該方法は、
治療用材料を該眼に適用することによって、該眼の該間質および/またはボーマン膜上に配置される層を形成することであって、該層は、該眼の涙液から該間質および/またはボーマン膜への水流を最小にする、こと
を含む、方法。
【請求項109】
前記治療用材料は、スプレー、滴下、インクジェット蒸着プロセス、エアロゾル、微粒子、エレクトロスプレー、スパッタリング、またはモールド内への射出成形のうちの少なくとも1つによって適用される、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
前記治療用材料は、ある期間にわたって適用されて、前記層を形成する、請求項108に記載の方法。
【請求項111】
前記治療用材料が、モールドを用いて成形され、硬化されて前記層を形成することによって、該層は、前記間質および/またはボーマン膜に接着される、請求項108に記載の方法。
【請求項112】
前記治療用材料は、第1の部分と、第2の部分とを含む、二部分材料を備え、該第1の部分は、該第2の部分と混合されることによって、該治療用材料を硬化させ、前記層を前記間質および/またはボーマン膜に接着させる、請求項108に記載の方法。
【請求項113】
前記第1の部分は、タンパク質を備え、前記第2の部分は、架橋結合剤を備える、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
前記第1の部分は、前記間質および/またはボーマン膜に適用され、前記第2の部分は、治療用レンズに適用され、前記治療用レンズは、該第1の部分上に定置されることによって、該第1の部分を該第2の部分と混合し、前記治療用材料を硬化させる、請求項112に記載の方法。
【請求項115】
前記第1の部分は、該第1の部分および該第2の部分を前記間質および/またはボーマン膜上にスプレーすることによって、該第2の部分と混合される、請求項112に記載の方法。
【請求項116】
前記第1の部分および前記第2の部分がスプレーされることによって、該第1の部分は、前記間質および/またはボーマン膜上の該第2の部分と混合する、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記第1の部分および前記第2の部分がスプレーされることによって、該第1の部分および第2の部分が、ボーマン膜に適用される前に、該第1の部分は、該第2の部分と混合する、請求項115に記載の方法。
【請求項118】
層は、下面を備え、前記治療用材料が、硬化されることによって、該下面を前記間質および/またはボーマン膜に接着させる、請求項108に記載の方法。
【請求項119】
前記層は、上面を備え、該上面は、前記眼の涙液に接触する、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
前記層は、上面を備え、前記治療用材料が、硬化されることによって、該上面を治療用レンズに接着させる、請求項118に記載の方法。
【請求項121】
前記治療用材料層は、合成接着剤、天然および/または生物学的に誘導された接着剤、組み換え接着剤、またはハイブリッド接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項118または120に記載の方法。
【請求項122】
前記治療用材料は、生体適応性材料を備え、前記下面は、前記上皮が再生すると、前記間質および/またはボーマン膜から分離する、請求項118に記載の方法。
【請求項123】
前記層は、前記上皮上に延在し、該上皮が再生すると、前記間質および/またはボーマン膜から前記下面を分離する、皮弁を備える、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
前記治療用材料は、生体適応性材料を備え、前記生体適応性材料は、前記上皮が再生すると、前記層から脱落する、請求項118に記載の方法。
【請求項125】
前記治療用材料は、生体吸収性材料を備え、前記層が吸収されることによって、前記上皮は、該層が吸収された後、前記間質および/またはボーマン膜に接触する、請求項118に記載の方法。
【請求項126】
前記治療用材料は、前記上皮が再生し、該材料上に成長後、前記間質および/またはボーマン膜上に残留するように構成される移植可能材料を備える、請求項118に記載の方法。
【請求項127】
前記層は、下面と、上面とを備え、前記下面は、前記間質および/またはボーマン膜上にあって、該下面から該上面までの該層の厚さは、約+/−10ミクロンの範囲内で均一である、請求項108に記載の方法。
【請求項128】
前記層は、約1ミクロン乃至約200ミクロンの範囲内の均一な厚さを備える、請求項108に記載の方法。
【請求項129】
前記範囲は、約1ミクロン乃至約100ミクロンである、請求項108に記載の方法。
【請求項130】
前記範囲は、約25ミクロン乃至約75ミクロンである、請求項108に記載の方法。
【請求項131】
前記範囲は、約30ミクロン乃至約70ミクロンである、請求項108に記載の方法。
【請求項132】
前記範囲は、約40ミクロン乃至約60ミクロンである、請求項108に記載の方法。
【請求項133】
前記治療用材料は、光を透過させるように構成される、光学的に透明な材料を備える、請求項108に記載の方法。
【請求項134】
前記治療用材料は、約1.337乃至約1.417の範囲内の屈折率を備える、請求項108に記載の方法。
【請求項135】
前記治療用材料は、約1.357乃至約1.397の屈折率を備える、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
前記治療用材料は、約1.367乃至約1.387の屈折率を備える、請求項135に記載の方法。
【請求項137】
前記層は、レンズを備える、請求項108に記載の方法。
【請求項138】
前記レンズは、上面を備え、該上面は、湾曲し、該涙液に接触するように構成され、該湾曲上面は、約+/−1ジオプトリーの範囲内で、前記間質および/またはボーマン膜の焼灼断面の湾曲に対応する湾曲を備える、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
前記層は、下面を備え、該下面は、前記間質および/またはボーマン膜上に位置付けられ、該下面から前記上面までの前記層の厚さは、約+/−10ミクロンの範囲内で均一であることによって、前記焼灼断面の湾曲に対応する、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
前記レンズは、上面を備え、該上面が、該上面を成形するためにレーザによって焼灼されることによって、該上面は、湾曲させられ、前記涙液に接触して、光を屈折させて、該上面によって患者の視力を矯正する、請求項137に記載の方法。
【請求項141】
前記治療用材料または前記治療用レンズのうちの少なくとも1つは、治療剤を備え、該治療剤は、鎮痛剤、抗炎症剤、抗生剤、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド、または上皮成長因子のうちの少なくとも1つを備え、、上皮形成を増進させる、請求項118または120に記載の方法。
【請求項142】
前記鎮痛剤は、ガバペンチン、プロパラカイン、リドカイン、またはテトラカイン、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項141に記載の方法。
【請求項143】
前記抗生剤は、ドキシサイクリン(4−(ジメチルアミノ)−1,4,4a,5,5a,6,11,12a−オクタヒドロ−3,5,10,12,12a−ペンタヒドロキシ−6−メチル−1,11−ジオキソ−2−ナフタセンカルボキサミド一水和物、C22H24N2O8H2O)、アミノグリコシド類(例えば、ストレプトマイシン、アミカシン、ゲンタマイシン、トブラマイシン)、セファロスポリン類(例えば、ペニシリンを含む、β‐ラクタム系)、テトラサイクリン系、アシクロビル、アマンタジン、ポリミキシンB、アムホテリシンB、アモキシシリン、アンピシリン、アトバクオン、アジスロマイシン、アジスロマイシン、バシトラシン、セファゾリン、セフェピム、セフォタキシム、セフォテタン、セフポドキシム、セフタジジム、セフチゾキシム、セフトリアキソン、セフロキシム、セファレキシン、クロラムフェニコール、クロトリマゾール、シプロフロキサシン、クラリスロマイシン、クリンダマイシン、ダプソーン、ジクロキサシリン、エリスロマイシン、フルコナゾール、フォスカルネット、ガンシクロビル、ガチフロキサシン、グリセオフルビン、イソニアジド、イトラコナゾール、ケトコナゾール、メトロニダゾール、ナフシリン、ネオマイシン、ニトロフラントイン、ナイスタチン、ペンタミジン、リファンピン、リファマイシン、バラシクロビル、バンコマイシン、あるいはそれらの誘導体のうちの1つまたはそれらの組み合わせを備える、請求項141に記載の方法。
【請求項144】
前記非ステロイド系抗炎症剤は、ジクロフェナク、ネパフェナク、スプロフェン、コルヒチン、ナプロキセンナトリウム(ANAPROX(登録商標)およびANAPROXDS(登録商標)、(Roche);フルルビプロフェン(ANSAID(登録商標)、Pharmacia Pfizer);ジクロフェナクナトリウムおよびミソプロストール(ARTHROTEC(登録商標)、Searle Monsanto);バルデコキシブ(BEXTRA(登録商標)、Pfizer);ジクロフェナクカリウム(CATAFLAM(登録商標)、Novartis);セレコキシブ(CELEBREX(登録商標)、Searle Monsanto);スリンダク(CLINORIL(登録商標)、Merck);オキサプロジン(DAYPRO(登録商標)、Pharmacia Pfizer);サルサレート(DISALCID(登録商標)、3M);サリチレート(DOLOBID(登録商標)、Merck);ナプロキセンナトリウム(EC NAPROSYN(登録商標)、Roche);ピロキシカム(FELDENE(登録商標)、Pfizer);インドメタシン(INDOCIN(登録商標)、Merck);エトドラク(LODINE(登録商標)、Wyeth);メロキシカム(MOBIC(登録商標)、Boehringer Ingelheim);イブプロフェン(MOTRIN(登録商標)、Pharmacia Pfizer);ナプロキセン(NAPRELAN(登録商標)、Elan);ナプロキセン(NAPROSYN(登録商標)、Roche);ケトプロフェン(ORUDIS(登録商標)、ORUVAIL(登録商標)、Wyeth);ナブメトン(RELAFEN(登録商標)、SmithKline);トルメチンナトリウム(TOLECTIN(登録商標)、McNeil);コリンマグネシウムトリサリチル酸(TRILISATE(登録商標)、Purdue Fredrick);ロフェコキシブ(VIOXX(登録商標)、Merck)、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項141に記載の方法。
【請求項145】
前記ステロイドは、トリアムシノロン(Aristocort(登録商標);Kenalog(登録商標))、ベタメタゾン(Celestone(登録商標))、ブデソニド、コルチゾン、デキサメタゾン(Decadron−LA(登録商標);Decadron(登録商標)ホスフェート;Maxidex(登録商標)およびTobradex(登録商標)(Alcon))、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン(Depo−Medrol(登録商標)、Solu−Medrol(登録商標))、プレドニゾロン(酢酸プレドニゾロン、例えば、Pred Forte(登録商標)(Allergan);Econopred and Econopred Plus(登録商標)(Alcon);AK−Tate(登録商標)(Akorn);Pred Mild(登録商標)(Allergan);リン酸プレドニゾンナトリウム(Inflamase Mild and Inflamase Forte(登録商標)(Ciba);Metreton(登録商標)(Scheリング);AK−Pred(登録商標)(Akorn))、フルオロメトロン(酢酸フルオロメトロン(Flarex(登録商標)(Alcon);Eflone(登録商標))、フルオロメトロンアルコール(FML(登録商標)およびFML−Mild(登録商標)、(Allergan);Fluor OP(登録商標)))、リメキソロン(Vexol(登録商標)(Alcon))、メドリゾンアルコール(H MS(登録商標)(Allergan));ロテプレドノールエタボネート(Lotemax(登録商標)およびAlrex(登録商標)(Bausch & Lomb)、11−デスオキシコルチゾル、および酢酸アネコルタブ(Alcon))あるいはそれらの誘導体、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項141に記載の方法。
【請求項146】
前記成長因子は、線維芽細胞成長因子、フィブロネクチン、またはペプチド配列を備えるアルギニングリシンアスパラギン酸(RGD)、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項141に記載の方法。
【請求項147】
前記治療用材料は、羊膜材料を備える、請求項108に記載の方法。
【請求項148】
眼の角膜の上皮欠損を治療する方法であって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜とともに、該間質および/またはボーマン膜上に配置される上皮および涙液を備え、該方法は、
レンズの下面と該間質および/またはボーマン膜との間に配置される治療用層を適用することであって、該治療用層は、光散乱および/または該涙液から該間質および/またはボーマン膜への水流を抑制するように構成される、ことと、
治療用レンズを該上皮あるいは該間質および/またはボーマン膜のうちの少なくとも1つに接着することであって、該治療用レンズは、湾曲上面と、湾曲下面とを備え、該湾曲下面は、該上皮に接触するように成形され、該湾曲上面は、該患者の視力を矯正するように成形される、ことと
を備える、方法。
【請求項149】
前記治療用レンズは、前記上面から前記下面へと延在する少なくとも2つの開口を備え、接着剤が、該少なくとも2つの開口内に定置されて、該下面が、前記上皮上に位置付けられて、該治療用レンズを該上皮に接着させる、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
前記治療用層は、前記治療用レンズの下面を前記間質および/またはボーマン膜に接着させるために、硬化させられる、請求項148に記載の方法。
【請求項151】
前記治療用レンズは、合成接着剤、天然および/または生物学的に誘導された接着剤、組み換え接着剤、またはハイブリッド接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つによって、前記上皮に接着される、請求項148に記載の方法。
【請求項152】
前記合成接着剤は、ポリリシン接着剤、シアノアクリレート接着剤、またはポリエチレングリコール接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
前記天然および/または生物学的に誘導された接着剤は、フィブリン接着剤、またはRPG接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項151に記載の方法。
【請求項154】
前記組み換え接着剤は、フィブリン接着剤、ポリリシン接着剤、血漿から生物学的に誘導された接着剤、またはRPG接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項151に記載の方法。
【請求項155】
前記ハイブリッド接着剤は、アルブミンとグルタルアルデヒドとの接着剤を備える、請求項151に記載の方法。
【請求項156】
前記治療用レンズは、組織癒着のための光増感剤によって、前記上皮に接着され、前記光増感剤は、リボフラビン、インドシアニングリーン、ヤーヌスグリーン、ローズベンガル、またはメチレンブルー、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項148に記載の方法。
【請求項157】
眼の角膜の上皮欠損を治療する方法であって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜とともに、該間質および/またはボーマン膜上に配置される上皮および涙液を備え、該方法は、
治療用レンズを該角膜に適用して、前記接着剤と前記上皮欠損との相互作用を抑制すること
を備える、方法。
【請求項158】
前記治療用レンズは、湾曲上面と、湾曲下面とを備え、該湾曲下面は、前記上皮に接触するように成形されており、該治療用レンズは、前記上皮欠損から離れて配置される接着剤によって、該上皮に接着される、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
少なくとも2つの開口は、前記上面から前記下面へと延在し、接着剤が、前記上皮に位置付けられる前記下面によって、該少なくとも2つの開口を通して、前記上皮に適用される、請求項157に記載の方法。
【請求項160】
前記接着剤をスプレーすること、および/または接着剤の液滴を前記治療用レンズおよび/または前記角膜に適用することをさらに備える、請求項157に記載の方法。
【請求項161】
前記治療用レンズは、タック、返し、刺毛、またはナノ構造のうちの少なくとも1つを備える、少なくとも1つの機械的構造によって、前記角膜に接着される、請求項157に記載の方法。
【請求項162】
前記少なくとも1つの構造は、角膜縁に接着される、請求項161に記載の方法。
【請求項163】
前記治療用レンズは、ヒドロゲルとともに、前記治療用レンズを前記接着剤に接着させるための周縁構造を備える、請求項157に記載の方法。
【請求項164】
前記治療用レンズは、中心を備え、前記少なくとも2つの開口は、該中心から少なくとも3mmの所に配置される、請求項157に記載の方法。
【請求項165】
前記治療用レンズは、本体を前記接着剤に接着させるために、前記少なくとも2つの開口に露出された周縁構造を備える、請求項157に記載の方法。
【請求項166】
前記構造は、導管、鋸歯状部、城郭状縁、または粗面のうちの少なくとも1つを備える、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
前記層は、レンズを備える、請求項157に記載の方法。
【請求項168】
眼の角膜の上皮欠損を治療するための方法であって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該方法は、
該間質および/またはボーマン膜上に治療用材料の層を形成すること
を備える、方法。
【請求項169】
前記層は、前記間質および/またはボーマン膜の露出部分を横断するある距離にわたって均一の厚さを含む、均一層を備える、請求項168に記載の方法。
【請求項170】
前記層は、前記間質および/またはボーマン膜上に均一に蒸着される、均一層を備える、請求項168に記載の方法。
【請求項171】
前記層は、前記間質および/またはボーマン膜上に形成される、均一層を備える、請求項168に記載の方法。
【請求項172】
前記層を形成するために、マスキングおよび/またはスキャニングすることをさらに備える、請求項168に記載の方法。
【請求項173】
前記層は、光増感剤を備える、請求項168に記載の方法。
【請求項174】
光ビームによって、前記層を照射することをさらに備える、請求項168に記載の方法。
【請求項175】
前記層は、環状パターンで照射されることにより、環状ゾーンによって前記層を前記角膜に接着させる、請求項168に記載の方法。
【請求項176】
前記層は、羊膜材料を備える、請求項168に記載の方法。
【請求項177】
患者の眼の角膜の上皮欠損を治療するための方法であって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該方法は、
該上皮を除去して、屈折矯正を該眼に適用することと、
治療用層を該眼に適用することと
を備える、方法。
【請求項178】
前記患者は、介護士によって追跡治療を受け、前記治療用層は、追跡通院時に、該患者の疼痛に応じて適用される、請求項177に記載の方法。
【請求項179】
前記均一層は、前記眼の屈折矯正直後に適用される、請求項177に記載の方法。
【請求項180】
前記治療用層は、疼痛の軽減、視機能の提供、角膜水分排出の回復、角膜腫脹の抑制、もしくは角膜からの光散乱の抑制あるいは前記間質および/またはボーマン膜の前面からの光散乱の抑制のうちの少なくとも1つを行なうように構成される、溶液を備える、請求項177に記載の方法。
【請求項181】
前記溶液は、前記角膜のモル浸透圧濃度以上のモル浸透圧濃度、疎水性溶液、または前記角膜の屈折率と一致する屈折率のうちの少なくとも1つを備える、請求項180に記載の方法。
【請求項182】
前記溶液は、グリセリンまたは硫酸デキストランのうちの少なくとも1つを備える、請求項180に記載の方法。
【請求項183】
前記治療用層は、羊膜材料を備える、請求項177に記載の方法。
【請求項184】
患者の眼の角膜を治療するシステムであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該システムは、
該眼の間質および/またはボーマン膜上に配置するように構成されるハード治療用レンズであって、ハード材料を備えることによって、該患者が瞬きをするとき、該レンズ下の角膜組織を保護する、ハード治療用レンズと、
該レンズの中心から離れて配置されて、該レンズを該角膜に接着させる構造と
を備える、システム。
【請求項185】
前記レンズは、前記眼の結膜まで延在するように構成され、前記構造は、該レンズを該結膜に接着させるように位置付けられる、請求項184に記載のシステム。
【請求項186】
前記構造は、前記ハード治療用レンズを通る開口を備えることによって、該ハード治療用レンズを前記結膜に接着させるために、返しを受容する、請求項184に記載のシステム。
【請求項187】
前記ハード治療用レンズは、前記眼が瞬きするとき、前記間質および/またはボーマン膜にかかる圧力を抑制するように構成される、請求項184に記載のシステム。
【請求項188】
患者の眼の角膜を治療する治療用レンズであって、該治療用レンズは、
成形された透明材料を備えるレンズ本体であって、該角膜に接触するための後側を備える、本体と、
該後側に配置される接着剤であって、該接着剤が角膜に対して定置されると、該レンズを上皮、ボーマン膜、または間質のうちの少なくとも1つに接着させる、接着剤と
を備える、治療用レンズ。
【請求項189】
前記接着剤は、乾燥した水溶性接着剤を備え、該乾燥した水溶性接着剤は、前記角膜からの水によって、溶解し、レンズ本体を該角膜に接着させるように構成される、請求項188に記載の治療用レンズ。
【請求項190】
前記接着剤は、フィブリン接着剤、またはポリエチレングリコール接着剤、あるいはそれらの誘導体のうちの少なくとも1つを備える、請求項188に記載の治療用レンズ。
【請求項191】
前記接着剤は、除去剤によって除去するように構成される、除去可能接着剤を備える、請求項188に記載の治療用レンズ。
【請求項192】
前記接着剤は、フィブリンを備え、前記除去剤は、ストレプトキナーゼまたは組織プラスミノゲン活性化因子(TPA)のうちの少なくとも1つを備える、請求項188に記載の治療用レンズ。
【請求項193】
眼の角膜を治療するための治療用カバーであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該眼は結膜を備え、該カバーは、
該間質および/またはボーマン膜上に位置付け可能であることによって、該結膜の少なくとも一部上に延在する、治療用材料の層
を備える、カバー。
【請求項194】
眼の角膜を治療するための治療用レンズであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該眼は結膜を備える、該レンズは、
該間質および/またはボーマン膜の少なくとも一部上に位置付けられると、該結膜の少なくとも一部を被覆するように寸法設定される、レンズ本体
を備える、レンズ。
【請求項195】
眼の角膜を治療するための治療用レンズであって、
第1の成分と、
第2の成分と
を備える、レンズ。
【請求項196】
前記第1の成分は、ハード治療用レンズ材料を備え、前記第2の成分は、ソフト治療用レンズ材料を備える、請求項195に記載の治療用レンズ。
【請求項197】
前記ハード治療用レンズ材料は、PMMA、ガラス、または剛性ガス透過性材料のうちの少なくとも1つを備え、前記ソフト治療用レンズ材料は、ヒドロゲルまたはシリコンヒドロゲルのうちの少なくとも1つを備える、請求項196に記載の治療用レンズ。
【請求項198】
前記第1の成分は、中心に配置されて、前記ハード治療用レンズ材料によって、前記角膜の中心部分を保護し、前記第2の成分は、該第1の成分に接続されて、該第1の成分を支持する、請求項196に記載の治療用レンズ。
【請求項199】
前記第2の成分は、前記第1の成分の少なくとも周縁に配置されて、前記第2の成分を支持する、請求項198に記載の治療用レンズ。
【請求項200】
前記第1の成分は、前記第2の成分下の中心に配置される、請求項199に記載の治療用レンズ。
【請求項201】
前記第2の成分は、前記第1の成分に接続される、環状内側境界を備える、請求項199に記載の治療用レンズ。
【請求項202】
前記第2の成分は、前記角膜の上皮の粘膜に接着させるように構成される、粘膜接着剤組成を備える、請求項196に記載の治療用レンズ。
【請求項203】
前記粘膜接着剤組成は、抗生剤、抗炎症剤、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド、鎮痛剤、または麻酔剤のうちの少なくとも1つを含む、治療剤を備える、請求項202に記載の治療用レンズ。
【請求項204】
前記第1の成分下に配置され、該第1の成分をボーマン膜および/または間質に接着させる接着剤をさらに備え、該接着剤は、フィブリン系接着剤、ポリエチレングリコール系接着剤、アルブミン系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、または活性化された官能基を伴う少なくとも1つの改変タンパク質のうちの少なくとも1つを備える、請求項196に記載の治療用レンズ。
【請求項205】
眼を治療する方法であって、該方法は、
第1のレンズ成分および第2のレンズ成分を該眼上に定置することと、
接着剤によって、該第1のレンズまたは該第2の成分のうちの少なくとも1つを該眼に接着させることと
を備える、方法。
【請求項206】
前記第1の成分は、接着され、そして中心成分を備え、前記接着剤は、フィブリン系接着剤、ポリエチレングリコール系接着剤、アルブミン系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、または活性化された官能基を伴う少なくとも1つの改変タンパク質のうちの少なくとも1つを備える、請求項205に記載の方法。
【請求項207】
前記第2の成分は、周縁成分を備え、該第2の成分は、前記眼の上皮の粘膜に接着される、請求項205に記載の方法。
【請求項208】
前記接着剤は、ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド−co−アクリル酸−co−メタクリル酸ポリスチレンエチル)を備える、請求項207に記載の方法。
【請求項209】
前記第1の成分は、第1の接着剤によって、中心に、間質および/またはボーマン膜に接着され、第2の成分は、第2の接着剤によって、周縁方向に、上皮に接着される、請求項205に記載の方法。
【請求項210】
前記第2の接着剤は、前記上皮の粘膜に接着される、請求項209に記載の方法。
【請求項211】
眼の角膜を治療する方法であって、該方法は、
第1の材料を備える第1の層を該角膜上にスプレーすることと、
第2の材料を備える第2の層をスプレーすることであって、該第2の層は、該第1の材料上に配置される、ことと
を備える、方法。
【請求項212】
前記第1の層は、前記角膜の間質および/またはボーマン膜上にスプレーされ、該間質および/またはボーマン膜に接着する、請求項211に記載の方法。
【請求項213】
前記第1の層が、水に実質的に不透過性である薄型光学表面材料を備えることによって、該第1の層は、前記角膜の内皮揚水からの吸引によって、前記間質および/またはボーマン膜に接着可能となり、浮腫を制御し、光学的に透明のままである、請求項212に記載の方法。
【請求項214】
前記第2の層は、前記角膜の上皮上にスプレーされ、該上皮の粘膜に接着する、請求項211に記載の方法。
【請求項215】
前記第2の層は、前記第1の層に接触する第1の表面と、該第1の表面の反対側に配置される第2の表面とを備え、該第2の層が、該第2の表面によって該第1の表面の粗度を平滑化するために十分な厚さを有することによって、該第2の表面は、患者の視力のための光学表面を備える、請求項214に記載の方法。
【請求項216】
前記第1の層または前記第2の層のうちの少なくとも1つは、治療剤を備える、請求項211に記載の方法。
【請求項217】
前記治療剤は、抗生剤、抗炎症剤、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド、鎮痛剤、または麻酔剤のうちの少なくとも1つを備える、請求項216に記載の方法。
【請求項218】
前記第1の層は、羊膜材料を備える、請求項211に記載の方法。
【請求項219】
眼の角膜を治療する方法であって、
第1の材料を備える層を該角膜上にスプレーすることと、
該第1の材料上にレンズを定置することと
を備える、方法。
【請求項220】
前記第1の層は、前記角膜の間質および/またはボーマン膜上にスプレーされ、該間質および/またはボーマン膜に接着する、請求項219に記載の方法。
【請求項221】
眼の角膜を治療するためのシステムであって、
第1の材料を該角膜上にスプレーする噴霧器
を備える、システム。
【請求項222】
眼の視力を矯正するために、該眼の角膜の露出表面上に定置するための治療用カバーであって、該カバーは、
光学的に透明な透過性材料から成る中心部分を備える、レンズと、
該レンズの外側部分から延在し、該レンズを該角膜上に係留する、少なくとも1つのアンカと
を備える、カバー。
【請求項223】
前記少なくとも1つのアンカが、底面から先端へと第1の方向に延在する第1の縫合タックと、底面から先端へと該第1の方向と反対の第2の方向に延在する第2の縫合タックとを備えることによって、前記レンズは、該レンズが、該第1の縫合タックを該第1の方向に、該第2の縫合タックを該第2の方向に延在させるように回転されると、前記角膜上に係留される、請求項222に記載の治療用カバー。
【請求項224】
前記少なくとも1つのアンカは、前記タックの底面から該タックの先端まで約400ミクロン以下だけ延在するように構成される、タックまたは縫合糸のうちの少なくとも1つを備える、請求項222に記載の治療用カバー。
【請求項225】
前記少なくとも1つのアンカは、前記タックの底面から該タックの先端まで約200ミクロン以下だけ延在するように構成される、タックまたは縫合糸のうちの少なくとも1つを備える、請求項222に記載の治療用カバー。
【請求項226】
前記少なくとも1つのアンカは、前記タックの底面から該タックの先端まで約50ミクロン以下だけ延在するように構成される、タックまたは縫合糸のうちの少なくとも1つを備える、請求項222に記載の治療用カバー。
【請求項227】
前記少なくとも1つのアンカは、腐食すると、前記レンズを解放するように構成される、腐食性材料を備える、請求項222に記載の治療用カバー。
【請求項228】
前記少なくとも1つのアンカは、形状記憶材料を備える、請求項222に記載の治療用カバー。
【請求項229】
前記少なくとも1つのアンカは、前記外側部分上に配置されるタック、吸引カップ、斜面、縫合糸、タブ、または環状構造のうちの少なくとも1つを備える、請求項222に記載の治療用カバー。
【請求項230】
前記少なくとも1つのタックは、前記レンズの中心に向かって内側に傾斜している、請求項229に記載の治療用カバー。
【請求項231】
前記治療用レンズは、後面上に底面曲率半径を備え、前記角膜は、前面上に前面曲率半径を備え、前記治療用レンズの底面曲率半径は、該角膜の前面曲率半径以下である、請求項230に記載の治療用カバー。
【請求項232】
前記治療用レンズは、該レンズが、前記角膜上に位置付けられると、弾性力によって、前記少なくとも1つの周縁方向に傾斜したタックを内側に付勢するように構成される、請求項230に記載の治療用カバー。
【請求項233】
前記少なくとも1つのタックは、前記レンズの中心から外側に傾斜した、請求項229に記載の治療用カバー。
【請求項234】
前記治療用レンズは、後面上に底面曲率半径を備え、前記角膜は、前面上に前面曲率半径を備え、該底面曲率半径は、該前面曲率半径以上である、請求項233に記載の治療用カバー。
【請求項235】
前記治療用レンズは、該レンズが、前記角膜上に位置付けられると、弾性力によって、前記少なくとも1つのタックを外側に付勢するように構成される、請求項233に記載の治療用カバー。
【請求項236】
前記眼の瞳孔上に定置するための中心光学部分と、前記角膜の周縁部分または該眼の結膜のうちの少なくとも1つ上に延在する外側部分とが、該眼上に定置されると、該少なくとも1つのアンカは、前記外側周縁部分上に位置付けられ、前記レンズが、該角膜上に位置付けられると、該角膜の周縁部分または該眼の結膜のうちの少なくとも1つ内へと延在する、請求項233に記載の治療用カバー。
【請求項237】
前記少なくとも1つのアンカは、強膜または前記角膜の間質内へと延在せずに、前記結膜内へと延在するように寸法設定される長さを有する、請求項236に記載の治療用カバー。
【請求項238】
レンズが、湾曲した後面と、湾曲した前面とを備えることによって、該レンズは、約1ジオプトリー以下の屈折力を備える、請求項233に記載の治療用カバー。
【請求項239】
前記少なくとも1つのアンカは、前記外側部分上に配置される、少なくとも4つのタックを備える、請求項233に記載の治療用カバー。
【請求項240】
治療用カバーを眼の角膜の露出表面上に定置する方法であって、
光学的に透明な透過性材料を備えるレンズを提供することであって、該レンズは、該レンズの外側部分から延在する少なくとも1つのアンカを備える、ことと、
該レンズを該眼上に定置し、該少なくとも1つのアンカによって、該レンズを該角膜上に係留することと
を備える、方法。
【請求項241】
前記少なくとも1つのアンカは、少なくとも1つのタックを備える、請求項240に記載の方法。
【請求項242】
前記少なくとも1つのタックは、前記レンズの中心に向かって内側に傾斜した、請求項241に記載の方法。
【請求項243】
前記治療用レンズは、後面上に底面曲率半径を備え、前記角膜は、前面曲率半径を備え、前記治療用レンズの底面曲率半径は、前記角膜の前面曲率半径以下である、請求項242に記載の方法。
【請求項244】
前記治療用レンズは、該レンズが、前記角膜上に位置付けられると、弾性力によって、前記少なくとも1つの内向きに傾斜したタックを内側に付勢する、請求項242に記載の方法。
【請求項245】
レンズが、第1の構成を備えることによって、該レンズは、前記アンカを備える該レンズの外側部分によって、前記角膜または前記結膜のうちの少なくとも1つに係合し、該レンズが、前後方向の適所に押動されることによって、該レンズの外側部分は、該レンズが該角膜上に定置されると、該レンズの中心から外側に弾性的に伸縮され、第2の構成をとり、該アンカは、該レンズが解放されると、弾性力によって、内側に付勢され、該角膜または該結膜のうちの少なくとも1つに係合する、請求項240に記載の方法。
【請求項246】
前記治療用レンズを除去することをさらに備え、該レンズは、該レンズが除去されると、外側に伸縮される、請求項245に記載の方法。
【請求項247】
前記少なくとも1つのタックは、前記レンズの中心から外側に傾斜している、請求項241に記載の方法。
【請求項248】
前記治療用レンズは、後面上に底面曲率半径を備え、前記角膜は、前面上に前面曲率半径を備え、該底面曲率半径は、該前面曲率半径以上である、請求項247に記載の方法。
【請求項249】
前記治療用レンズは、該レンズが、前記角膜上に位置付けられると、弾性力によって、前記少なくとも1つのタックを外側に付勢する、請求項247に記載の方法。
【請求項250】
前記レンズは、前記レンズの中心に向かって内側に圧搾されて、弾性の圧搾構成をとり、該レンズが、前記眼上に定置されると、該レンズが解放され、解放構成をとることによって、前記少なくとも1つのアンカは、弾性力によって、前記角膜を外側に付勢し、該解放構成に係合する、請求項247に記載の方法。
【請求項251】
前記治療用レンズを除去することをさらに備え、該レンズは、該レンズが除去されると、内側に圧縮される、請求項250に記載の方法。
【請求項252】
患者の眼の角膜のための治療用カバーであって、
眼瞼の瞬きに抵抗するために十分な機械的抵抗によって、該眼上に位置付けるように構成される、レンズ
を備える、カバー。
【請求項253】
治療用カバーを前記眼の角膜上にスプレーする方法であって、
光学的に透過性層を該角膜上にスプレーすること
を備える、方法。
【請求項254】
眼の角膜を有する患者を治療する方法であって、
接着剤の層をレンズの外側部分上にスプレーすることによって、該レンズを該角膜に接着させること
を備える、方法。
【請求項255】
欠損を伴う上皮を有する患者の角膜を治療する治療用デバイスであって、
角膜の形状に適合するように適応され、前記角膜の腫脹を軽減させるカバー
を備える、デバイス。
【請求項256】
前記カバーは、該カバーが、前記上皮欠損にわたって、前記角膜上に定置されると、該角膜の腫脹の水分排出または最小化のうちの少なくとも1つを行なうように構成される、請求項255に記載のデバイス。
【請求項257】
前記カバーは、約200ミクロン以下の厚さと、少なくとも約5mmの幅とを備え、前記角膜に適合する、請求項255に記載のデバイス。
【請求項258】
前記カバーは、該カバーの少なくとも内側部分に沿って延在し、該カバーを通る水流を抑制する、疎水性層または上部疎水性表面のうちの少なくとも1つを備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項259】
前記疎水性層または前記上部疎水性表面のうちの少なくとも1つは、シリコーン、エラストマー、シリコーンエラストマー、シリコーンヒドロゲル、またはポリウレタンのうちの少なくとも1つを備える、請求項258に記載のデバイス。
【請求項260】
前記カバーは、該カバーの少なくとも内側部分に沿って延在し、前記角膜に沿う該カバーの摺動を抑制する、下部親水性層または親水性表面のうちの少なくとも1つを備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項261】
前記下部親水性層または前記下部親水性表面のうちの少なくとも1つは、ヒドロゲル、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、メタクリル酸(MA)、メチルメタクリレート(MMA)、N,N−ジメチルアクリルアミド(DMA);N−ビニルピロリドン(NVP)、ホスホリルコリン(PC)、ポリビニルアルコール(PVA)、またはポリビニルピロリドン(PVP)、トリス−(トリメチルシロキシシリル)プロピルビニルカルバメート(TPVC);N−カルボキシビニルエステル(NCVE);シリコーンヒドロゲル、ポリ[ジメチルシロキシル]ジ[シリルブタノール]ビス[ビニルカルバメート](PBVC);シリケート、プラズマ処理されたシリコーンヒドロゲル、ガラス質の島状体を生成するプラズマコーティング、高屈折率を伴う25nmプラズマコーティング、フィブリン、またはBioglueのうちの少なくとも1つを備える、請求項260に記載のデバイス。
【請求項262】
前記カバーは、少なくとも約80のDkを有する、少なくとも1つの材料を備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項263】
前記カバーは、約25乃至約100ミクロンの範囲内の厚さと、少なくとも約80のDkとを備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項264】
前記Dkは、酸素透過率パラメータを備え、該Dkは、少なくとも約350以上を備え、前記カバーが装着されると、複数日間、腫脹を抑制する、請求項263に記載のデバイス。
【請求項265】
前記カバーは、該カバーの少なくとも内側部分に沿って延在する、上部光学表面を備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項266】
前記カバーは、前記角膜の焼灼された表面輪郭に適合するように適応される、内側部分を備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項267】
前記内側部分は、前記角膜内に焼灼された収差に適合するように適応され、前記眼の収差を矯正する、請求項266に記載のデバイス。
【請求項268】
前記カバーは、コンタクトレンズを備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項269】
前記カバーが、下面から上面へと延在する実質的に均一厚を有する少なくとも内側部分を備えることによって、該カバーは、該カバーの少なくとも内側部分に約+/−1D以下の屈折力を有する、請求項255に記載のデバイス。
【請求項270】
前記カバーは、前記カバーの少なくとも外側部分に沿って延在する下部湾曲表面を備え、前記下部湾曲表面は、前記上皮欠損から離れて前記角膜に嵌合するように成形される、請求項255に記載のデバイス。
【請求項271】
前記外側部分は、前記角膜の非焼灼部分とシールを形成するように適応される、請求項270に記載のデバイス。
【請求項272】
前記外側部分は、カバー曲率半径を備え、該カバーの周縁部分が、前記上皮欠損から離れて、角膜の周縁部分に対して定置されると、伸縮するように構成され、該カバー半径は、該角膜の曲率半径未満である、請求項271に記載のデバイス。
【請求項273】
前記内側部分が、ソフト材料と、約200ミクロン以下の厚さとを備えることによって、該内側部分は、前記外側部分が、前記角膜の非焼灼部分とシールを形成すると、該角膜の焼灼された表面輪郭に適合する、請求項266に記載のデバイス。
【請求項274】
前記カバーは、下部平面表面と、該下部平面表面と反対側の上部光学表面とを備え、該カバーは、前記角膜の湾曲した表面に適合するように適応される、請求項255に記載のデバイス。
【請求項275】
前記カバーは、内側部分と、外側部分とを備え、該内側部分は、下部親水性表面を備え、上皮欠損下の露出間質組織に接触するように寸法設定され、該外側部分は、該上皮に接触するように寸法設定される、疎水性下面を備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項276】
前記内側部分は、前記露出間質組織の表面断面に適合し、前記露出表面に沿った摺動を抑制するように適応され、前記外側部分は、該外側部分が前記上皮に接触すると、シールを形成するように適応される、請求項275に記載のデバイス。
【請求項277】
前記上皮欠損が治癒すると、前記カバーを上皮欠損に対して保持するように構成される、コンタクトレンズをさらに備え、該カバーは、該コンタクトレンズが、該カバーを該上皮欠損に対して保持すると、前記角膜の湾曲した表面輪郭に適合するように適応される、請求項255に記載のデバイス。
【請求項278】
前記カバーは、腐食性材料含む、腐食性カバーを備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項279】
前記カバーは、第1の速度で腐食するように構成される外側部分と、第2の速度で腐食するように構成される内側部分とを備え、該第1の腐食速度は、該第2の腐食速度より速く、該カバーの内側部分の前に、該カバーの外側部分を腐食させる、請求項278に記載のデバイス。
【請求項280】
前記外側部分は、第1の量の架橋結合を備え、前記内側部分は、第2の量の架橋結合を備え、該内側部分の前に、該外側部分を腐食させる、請求項279に記載のデバイス。
【請求項281】
前記外側部分は、前記眼上への定置から24時間以内に腐食するように構成され、前記内側部分は、該眼上への定置後48時間で腐食するように構成される、請求項279に記載のデバイス。
【請求項282】
前記外側部分は、第1の外側部分と、該第1の外側部分の周縁の第2の外側部分とを備え、前記内側部分は、第1の内側部分と、該第1の内側部分から内側に配置される第2の内側部分とを備える、請求項279に記載のデバイス。
【請求項283】
前記カバーは、上面と、下面と、疎水性層と、親水性層とを備え、該疎水性層および前記親水性層はそれぞれ、該上面と該下面との間に配置され、該親水性層は、該下面により近接し、該疎水性層は、該上面により近接している、請求項255に記載のデバイス。
【請求項284】
前記親水性層は、羊膜材料を備える、請求項283に記載のデバイス。
【請求項285】
前記羊膜材料は、羊膜組織層、羊膜フィルム、コンタクトレンズ材料内に封入される羊膜粒子、羊膜溶液、羊膜組織修復または成長因子のうちの少なくとも1つを備える、請求項284に記載のデバイス。
【請求項286】
前記羊膜材料は、前記羊膜組織層を備え、該羊膜組織層は、前記疎水性層に接着される、請求項285に記載のデバイス。
【請求項287】
前記親水性層は、前記疎水性層の厚さの少なくとも約2倍の厚さを備える、請求項283に記載のデバイス。
【請求項288】
前記親水性層は、前記疎水性層の厚さの約半分以下の厚さを備える、請求項283に記載のデバイス。
【請求項289】
前記親水性層または前記疎水性層のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの単分子層を備える、請求項283に記載のデバイス。
【請求項290】
前記少なくとも1つの単分子層は、約40nm以下の厚さを備える、請求項289に記載のデバイス。
【請求項291】
前記親水性層は、前記少なくとも1つの単分子層を備える、請求項289に記載のデバイス。
【請求項292】
前記疎水性層は、前記少なくとも1つの単分子層を備える、請求項289に記載のデバイス。
【請求項293】
前記少なくとも1つの単分子層は、2つの単分子層を備え、前記疎水性層および前記親水性層はそれぞれ、該2つの単分子層のうちの1つを備える、請求項289に記載のデバイス。
【請求項294】
前記カバーが、前記疎水性層より前記上面に近接して配置される、第2の親水性層を備えることによって、該疎水性層は、該親水性層と該第2の親水性層との間に配置される、請求項283に記載のデバイス。
【請求項295】
前記カバーは、上皮欠損上に定置するように構成される内側部分と、該欠損から離れて、該上皮上に定置するように構成される外側部分とを備え、該カバーは、該外側部分に沿って延在し、流体を通過させる、少なくとも1つの導管をさらに備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項296】
前記少なくとも1つの導管は、前記外側部分の外側境界から前記内側部分へと延在する毛細管を備える、請求項295に記載のデバイス。
【請求項297】
前記少なくとも1つの導管は、前記外側部分の下面に沿って、該外側部分の外側境界から前記内側部分へと延在する、請求項295に記載のデバイス。
【請求項298】
前記流体は、気体または液体のうちの少なくとも1つを備える、請求項295に記載のデバイス。
【請求項299】
少なくとも1つの導管は、前記外側部分の厚さを通して延在する、複数の開口を備える、請求項295に記載のデバイス。
【請求項300】
前記カバーは、上面部分を備える上面と、該上面部分の反対側に配置される下面部分を備える下面とを備え、該上面部分は、該下面部分より平滑である、請求項255に記載のデバイス。
【請求項301】
前記下面部分は、間質表面に対する摩擦に対する第1の量の粗度を備え、前記上面部分は、第2の量の粗度を備え、該第2の量の粗度は、該第1の量の粗度未満であって、前記患者が瞬きをすると、コンタクトレンズまたは眼瞼のうちの少なくとも1つに沿って、該上面部分を摺動させ、該間質表面に沿う該下部部分の摺動を抑止する、請求項300に記載のデバイス。
【請求項302】
前記下面部分は、第1の量の粗度を備え、前記上面部分は、第2の量の粗度を備え、該第1の量の粗度は、該第2の量の粗度の少なくとも約2倍である、請求項300に記載のデバイス。
【請求項303】
前記上面部分は、光学的平滑表面を備える、請求項300に記載のデバイス。
【請求項304】
前記上面部分の光学的平滑表面は、約20/25以上の視力のRMS粗度を備える、請求項303に記載のデバイス。
【請求項305】
下面部分は、光学的粗面を備える、請求項300に記載のデバイス。
【請求項306】
前記光学的粗面は、前記カバーが前記角膜に対して定置される前は、約20/25未満の視力、該カバーが該角膜上に定置されると、少なくとも約20/25以上の視力のRMS粗度を備える、請求項305に記載のデバイス。
【請求項307】
下面部分は、約1.36乃至約1.40の範囲内の屈折率を有する材料を備える、請求項306に記載のデバイス。
【請求項308】
前記下面部分は、微小機械加工構造、焼灼構造、連結構造、ナノ構造、または刺毛構造のうちの少なくとも1つを備える、請求項300に記載のデバイス。
【請求項309】
前記カバーは、該カバーを前記角膜上に保持するための電荷を備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項310】
前記カバーは、薬物を備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項311】
前記カバーは、前記薬物を伴わない外側部分を備え、該カバーは、該薬物を放出するように構成される内側部分を備える、請求項310に記載のデバイス。
【請求項312】
前記内側部分は、前記薬物を放出するように構成され、第1の時間の間、該薬物を放出するように構成される第1の内側部分と、第2の時間の間、該薬物を放出するように構成される第2の内側部分とを備える、請求項311に記載のデバイス。
【請求項313】
前記第1の内側部分が、第1の全体長を備え、前記第2の内側部分が、第2の全体長を備え、前記第1の時間が、前記第2の時間未満であることによって、前記上皮は、求心的に発達し、前記上皮欠損を被覆するのにつれて、より多くの薬物が、該第2の内側部分から解放される、請求項312に記載のデバイス。
【請求項314】
前記第1の全体長が、約5mm以下を備え、前記第2の全体長が、約3mm以下を備え、前記第1の時間が、約1日以下を備え、前記第2の時間が、約2日以下であることによって、前記上皮は、求心的に発達し、前記上皮欠損を被覆するのにつれて、前記第2の内側部分からより多くの薬物が放出される、請求項313に記載のデバイス。
【請求項315】
前記カバーは、内側部分と、周縁部分とを備え、該内側部分は、前記患者が視認できるように構成される光学的に透過性材料を備え、前記外側部分は、光学的に不透過性材料を備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項316】
前記カバーは、バンデージに沿って延在し、該バンデージから前記角膜に下方力を付与するように構成される、構造を備える、請求項255に記載のデバイス。
【請求項317】
前記バンデージは、バンデージ用コンタクトレンズを備え、前記構造は、少なくとも2つの周縁構造を備え、該少なくとも2つの周縁構造は、該バンデージ用コンタクトレンズの下面に沿って延在するように構成される開口または突起のうちの少なくとも1つを備える、請求項316に記載のデバイス。
【請求項318】
患者の眼の角膜を治療する方法であって、
カバーを該角膜上に定置し、該角膜の腫脹を軽減させること
を備える、方法。
【請求項319】
前記眼瞼に対して検鏡を定置し、前記眼を露出させることによって、前記角膜を乾燥させることをさらに備え、該検鏡が該眼瞼に対して定置されると、前記カバーは、該角膜上に定置される、請求項318に記載の方法。
【請求項320】
レーザビームによって、前記角膜の露出間質組織を焼灼し、前記眼の視力を矯正することをさらに備える、請求項319に記載の方法。
【請求項321】
前記カバーの少なくとも一部は、前記乾燥した角膜の露出間質組織に対して定置され、該カバーが該露出間質組織に対して定置されると、該露出間質組織に対して定置される該カバーの一部は、生理学的水和未満に対応する水和量を備える、請求項320に記載の方法。
【請求項322】
前記カバーは、前記角膜と前記カバーの少なくとも一部との間にシールを形成し、前記角膜内への水流を減少させる、請求項318に記載の方法。
【請求項323】
前記カバーは、前記角膜の上皮欠損上に定置され、
該上皮欠損が治癒すると、該カバーを除去すること
をさらに備える、請求項318に記載の方法。
【請求項324】
前記上皮は、前記角膜上に残留し、前記カバーが除去されると、該カバーから分離する、請求項323に記載の方法。
【請求項325】
前記カバーが除去されると、前記眼に水を提供し、前記上皮から該カバーを弛緩させることをさらに備える、請求項324に記載の方法。
【請求項326】
前記カバーは、親水性である下面を備え、摺動を抑制する、請求項318に記載の方法。
【請求項327】
前記カバーは、実質的に水不透過性の材料を備え、前記シールが形成されると、前記角膜の腫脹の水分排出または最小化のうちの少なくとも1つを行なう、請求項318に記載の方法。
【請求項328】
前記角膜は、上皮欠損を備え、前記カバーは、前記シールが形成されると、前記間質に対して吸着し、該間質に接着するように構成される、下面または下部材料のうちの少なくとも1つを備え、該下面または下部材料のうちの少なくとも1つは、該間質に対するほど該上皮に実質的に接着しないように構成される、請求項318に記載の方法。
【請求項329】
前記下面または前記下部材料のうちの少なくとも1つは、親水性下面を備え、前記間質に接触し、前記上皮が、前記欠損を被覆すると、該親水性下面は、該上皮に対して、該間質より低い接着性を備える、請求項328に記載の方法。
【請求項330】
前記患者の視力を矯正するために、前記カバーが前記角膜上に定置されると、該カバーを焼灼することをさらに備える、請求項318に記載の方法。
【請求項331】
前記カバーは、実質的に酸素透過率材料を備える、請求項318に記載の方法。
【請求項332】
前記角膜は、上皮欠損を備え、前記カバーが該角膜上に定置され、上皮欠損が治癒すると、該カバーを除去することをさらに備える、請求項318に記載の方法。
【請求項333】
前記カバーは、コンタクトレンズを備える、請求項318に記載の方法。
【請求項334】
前記角膜を測定し、前記カバーの特徴を決定することと、
該特徴に応じて、複数のカバーの中から該カバーを選択することによって、該カバーが該角膜上に定置されると、前記シールが形成される、ことと
をさらに備える、請求項318に記載の方法。
【請求項335】
前記角膜を測定して、該角膜の湾曲を決定し、前記特徴が、前記カバーの下面の曲率半径を備える、請求項334に記載の方法。
【請求項336】
前記カバーは、羊膜材料を備える、請求項318に記載の方法。
【請求項337】
PRK後の患者の眼を治療する方法であって、該眼は、上皮と、該上皮の欠損とを備える、角膜を有し、該方法は、
該眼上にコンタクトレンズを定置することであって、これにより、該上皮の非焼灼領域とシールを形成して、該角膜の腫脹が軽減される、ことと、
該上皮の欠損が治癒すると、該コンタクトレンズを除去することと
を備える、方法。
【請求項338】
前記コンタクトレンズを前記眼に嵌合させ、前記シールを形成すること
をさらに備える、請求項337に記載の方法。
【請求項339】
前記コンタクトレンズは、表面または材料のうちの少なくとも1つを備え、前記シールが形成されると、該コンタクトレンズを通る水流を抑制し、前記角膜から水分排出させ、該コンタクトレンズは、該シールが形成されると、該コンタクトレンズを焼灼された間質に接着させ、前記上皮が再生すると、該上皮から該コンタクトレンズを解放する、親水性表面を含む、少なくとも内側部分を備え、該上皮欠損を被覆する、請求項337に記載の方法。
【請求項340】
前記コンタクトレンズは、少なくとも内側部分を備え、該内側部分は、前記シールが形成されると、焼灼された間質の前面に適応し、視力を矯正する、請求項337に記載の方法。
【請求項341】
前記コンタクトレンズは、前記上皮の非焼灼領域とシールを形成する、少なくとも外側部分を備える、請求項337に記載の方法。
【請求項342】
眼を治療する方法であって、
視力を改善するために、該眼を乾燥させること
を備える、方法。
【請求項343】
前記眼は、高浸透圧剤またはそこを通る水流を抑制するように構成される層のうちの少なくとも1つによって、乾燥される、請求項342に記載の方法。
【請求項344】
前記高浸透圧剤は、グリセリンまたはhealonのうちの少なくとも1つを備える、請求項343に記載の方法。
【請求項345】
水流を抑制するように構成される前記層は、疎水性層を備える、請求項343に記載の方法。
【請求項346】
前記眼は、上皮を含む角膜を備え、レーザビームによって、該上皮内の欠損を通して、該眼の角膜を焼灼することさらに備え、該眼が乾燥されると、該上皮は、該欠損を備える、請求項342に記載の方法。
【請求項347】
上皮欠損を有する眼を治療する治療用カバーであって、
レンズを備える、内側部分と、
内皮吸引によって、該眼に適合するように構成され、該レンズを備える内側部分を該上皮欠損上に保持する、外側部分と
を備える、カバー。
【請求項348】
前記内側部分は、該レンズが前記上皮欠損上に定置されると、該レンズの正面の光学平滑性を保持する剛性を備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項349】
前記内側部分は、第1の剛性を備え、前記レンズが前記上皮欠損上に定置されると、該レンズの正面の光学平滑性を保持し、前記外側部分は、前記角膜に適合し、該上皮欠損をシールする、第2の剛性を備え、該第1の剛性は、該第2の剛性を上回る、請求項347に記載のカバー。
【請求項350】
前記内側部分は、前記眼上への定置前の第1の内側構成と、該眼上への定置後の第2の内側構成とを備えるように構成され、該第2の内側構成は、前記第2の構成と実質的に類似し、前記レンズの光学特性を保持する、請求項347に記載のカバー。
【請求項351】
前記外側部分が、前記眼上への定置前の第1の外側構成と、該眼上への定置後の第2の外側構成とを備えるように構成され、該第2の外側構成が、該第1の外側構成と異なることによって、前記第2の構成は、前記上皮と適合し、内皮吸引によって、該上皮に対して、該外側部分をシールする、請求項350に記載のカバー。
【請求項352】
前記レンズを備える内側部分は、前記再生上皮を上回る剛性によって、前記レンズ下の再生上皮を平滑化するように構成される、請求項347に記載のカバー。
【請求項353】
前記内側部分および前記外側部分は、少なくとも約350の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項354】
前記内側部分および前記外側部分は、少なくとも約400の複合酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項355】
前記内側部分および前記外側部分は、少なくとも約500の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項356】
前記内側部分および前記外側部分はそれぞれ、少なくとも約350の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項357】
前記外側部分の酸素透過率Dkパラメータは、少なくとも約400を備える、請求項356に記載のカバー。
【請求項358】
前記外側部分の酸素透過率Dkパラメータは、少なくとも約500を備える、請求項356に記載のカバー。
【請求項359】
前記内側部分の酸素透過率Dkパラメータは、少なくとも約400を備える、請求項356に記載のカバー。
【請求項360】
前記内側部分の酸素透過率Dkパラメータは、少なくとも約500を備える、請求項356に記載のカバー。
【請求項361】
前記内側部分および前記外側部分はそれぞれ、水を抑制する疎水性層と、上部親水性層と、下部親水性層とを備え、該疎水性層は、該上部親水性層と該下部親水性層との間に配置される、請求項347に記載のカバー。
【請求項362】
前記上部親水性層は、上部潤滑コーティングまたは上部プラズマコーティングのうちの少なくとも1つを備え、前記下部親水性層は、下部潤滑コーティングまたは下部プラズマコーティングのうちの少なくとも1つを備える、請求項361に記載のカバー。
【請求項363】
前記内側部分の疎水性層および前記外側部分の疎水性層は、少なくとも約350のDkを有するシリコーンを備える、請求項361に記載のカバー。
【請求項364】
前記内側部分は、約200μm以下の厚さを備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項365】
前記内側部分は、約100μm以下の厚さを備える、請求項369に記載のカバー。
【請求項366】
前記外側部分は、約100μm以下の厚さを備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項367】
前記外側部分は、約50μm以下の厚さを備える、請求項371に記載のカバー。
【請求項368】
前記外側部分は、約50μm以下の周縁厚を備え、厚さの増加に伴って、前記中心部分に向かって延在する、請求項366に記載のカバー。
【請求項369】
前記外側部分は、下面に沿う曲率半径を備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項370】
前記内側部分は、前記下面に沿う曲率半径を備える、請求項369に記載のカバー。
【請求項371】
前記曲率半径は、約7mm乃至約8mmの範囲内にあることにより、内皮吸引によって、前記角膜の外側部分に接着する、請求項369に記載のカバー。
【請求項372】
前記外側部分は、前記上皮欠損の外側境界に適合するように構成される、請求項369に記載のカバー。
【請求項373】
前記カバーの外側部分が、焼灼ゾーンの外側の前記角膜の第1の湾曲に適合し、かつ該焼灼ゾーン内の該角膜の第2の湾曲に適合するように構成されることによって、該角膜は、該焼灼ゾーン上にシールされる、請求項369に記載のカバー。
【請求項374】
前記内側部分は、第1の材料片を備え、前記外側部分は、該第1の材料片に接着される、第2の材料片を備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項375】
前記内側部分および前記外側部分がともに、類似材料を備え、該内側部分が、第1の厚さを備え、該外側部分が、該第1の厚さ未満の第2の厚さを備えることによって、該内側部分は、前記角膜上に定置されると、光学正面を保持するように構成され、該外側部分は、前記上皮に適合するように構成される、請求項347に記載のカバー。
【請求項376】
前記内側部分が、第1の硬度を備え、前記外側部分が、第2の硬度を備え、該第1の硬度が、該第2の硬度を上回ることによって、該内側部分は、前記角膜上に定置されると、光学正面を保持するように構成され、外側部分は、前記上皮に適合するように構成される、請求項347に記載のカバー。
【請求項377】
前記内側部分および前記外側部分がともに、モールドから形成される単一片を備えることによって、前記カバーは、モールドから形成される単一材料片を備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項378】
前記レンズは、約−1D乃至約+1Dの範囲内の屈折力を備える、請求項347に記載のカバー。
【請求項379】
上皮欠損を有する眼を治療する方法であって、
該眼上に治療用カバーを定置することであって、該治療用カバーは、腫脹を軽減させるために、吸引によって、該角膜に接着される、こと
を備える、方法。
【請求項380】
前記上皮欠損は、視力を矯正するためのPRK手術による光学ゾーンの焼灼後の上皮欠損を備え、該光学ゾーン内に、前記角膜は、該PRK手術前の基準値から、該PRK手術後第1日目の時点の第1の値までの、約2%以下の第1の腫脹を備える、請求項379に記載の方法。
【請求項381】
前記第1日目の時点では、前記患者は、前記光学ゾーン上のカバーによって、少なくとも約20/30の視力能を有する、請求項380に記載の方法。
【請求項382】
前記光学ゾーン内に、前記角膜は、手術前の前記基準値から手術後第2日目の時点における第2の値までの、約5%以下の第2の腫脹を備える、請求項380に記載の方法。
【請求項383】
前記第2日目の時点では、前記患者は、前記光学ゾーン上のカバーによって、少なくとも約20/30の視力能を有する、請求項382に記載の方法。
【請求項384】
前記光学ゾーン内に、前記角膜は、手術前の前記基準値から手術後第3日目の時点の第3の値までの、約5%以下の第3の腫脹を備える、請求項382に記載の方法。
【請求項385】
前記第3日目の時点では、前記患者は、前記光学ゾーン上のカバーによって、少なくとも約20/30の視力能を有する、請求項384に記載の方法。
【請求項386】
前記カバーは、少なくとも約1週間、前記角膜上に定置され、該カバーが、高酸素透過率を備えることによって、該角膜は、前記第1日目後、約5%以下の腫脹を備える、請求項380に記載の方法。
【請求項387】
前記カバーが、前記光学ゾーン上に再生する上皮を上回る剛性を有するレンズを伴う、内側部分を備えることによって、前記患者は、少なくとも約20/30の視力能を有する、請求項386に記載の方法。
【請求項388】
前記光学ゾーン上に再生する上皮は、凹凸を備え、前記レンズが、前記角膜に接着されると、該凹凸上に光学形状を保持することによって、前記患者は、少なくとも約20/30の視力能を有する、請求項387に記載の方法。
【請求項389】
前記光学ゾーン上に再生する上皮は、凹凸を備え、前記レンズが、前記角膜に接着されると、該凹凸上に光学形状を保持することによって、前記患者は、少なくとも約20/30の視力能を有する、請求項387に記載の方法。
【請求項390】
前記カバーは、疎水性層と、少なくとも約350の酸素透過率Dkとを備える、請求項379に記載の方法。
【請求項391】
前記カバーは、焼灼の境界に適合し、前記角膜をシールする、請求項379に記載の方法。
【請求項392】
前記カバーは、前記上皮欠損の境界に適合し、前記角膜をシールする、請求項379に記載の方法。
【請求項393】
前記カバーは、内側部分と、外側部分とを備え、該外側部分は、前記角膜に適合し、該角膜をシールし、該内側部分は、レンズを備え、該レンズは、ある形状を備え、該外側部分が、該内側部分より剛性であることによって、該レンズの形状は、前記上皮が再生すると、実質的に保持され、前記欠損を閉鎖し、該角膜がシールされる、請求項379に記載の方法。
【請求項394】
前記上皮欠損は、ある面積の角膜組織を備え、該上皮欠損が治癒すると、該面積の角膜組織上の上皮層によって、前記カバーを除去することをさらに備える、請求項393に記載の方法。
【請求項395】
前記カバーが除去されると、該カバーが、前記上皮層から分離されることによって、該上皮層は、前記領域上に残留する、請求項394に記載の方法。
【請求項396】
コンタクトレンズが、前記カバー上に定置され、該カバーを前記角膜に接着させる、請求項379に記載の方法。
【請求項397】
前記コンタクトレンズは、前記カバーが、前記角膜に接着されると、該カバーから除去される、請求項396に記載の方法。
【請求項398】
前記コンタクトレンズは、該コンタクトレンズが、前記カバー上に位置付けられた後、約1時間以内に該カバーから除去される、請求項397に記載の方法。
【請求項399】
視力が改善し、創傷治癒が増進される、請求項397に記載の方法。
【請求項400】
上皮の移動速度が増加し、炎症性メディエータを備える涙液膜が、前記露出間質表面および/またはボーマン膜から抑制される、請求項397に記載の方法。
【請求項401】
眼の角膜の上皮欠損を治療するための治療用カバーであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該カバーは、
該眼の間質および/またはボーマン膜上に位置付け可能であって、該角膜の腫脹を抑制する、水不透過性材料の層
を備える、カバー。
【請求項402】
前記層は、前記眼上に位置付けられると、複数日間、前記角膜の腫脹を抑制するように構成される、請求項401に記載の治療用カバー。
【請求項403】
前記層は、前記複数日間、前記角膜の腫脹を最小にするように構成される、請求項402に記載の治療用カバー。
【請求項404】
前記層は、前記角膜の凹凸に適合し、前記腫脹を抑制するように構成される、請求項401に記載の治療用カバー。
【請求項405】
疎水性材料は、前記層の下面に沿って配置され、前記角膜に接着し、親水性材料は、上面に沿って配置され、前記眼の涙液に接触する、請求項401に記載の治療用カバー。
【請求項406】
前記層は、前記眼上に位置付けられると、複数日間、前記眼が、該層を通して視認するように構成される、請求項401に記載の治療用カバー。
【請求項407】
前記層は、複数日間、前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される、請求項401に記載の治療用カバー。
【請求項408】
前記治療用カバーが、前記上皮から分離するように構成されることによって、該上皮は、前記ボーマン膜および/または間質上に残留する、請求項407に記載の治療用カバー。
【請求項409】
前記層は、除去剤によって、前記上皮から分離するように構成される、請求項408に記載の治療用カバー。
【請求項410】
前記層は、前記眼に視機能を提供するように構成される、請求項401に記載の治療用カバー。
【請求項411】
前記層は、前記角膜の光学特性を向上させるように構成される、請求項401に記載の治療用カバー。
【請求項412】
眼の角膜の上皮欠損を治療するための治療用カバーであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該カバーは、
該間質および/またはボーマン膜への水流を抑制するために、該眼の間質および/またはボーマン膜上に位置付け可能である、少なくとも1層の治療用材料
を備える、カバー。
【請求項413】
上皮および涙液は、前記間質および/またはボーマン膜上に配置され、前記少なくとも1つの層は、前記眼の涙液から該間質および/またはボーマン膜への水流を抑制するように構成される、請求項412に記載の治療用カバー。
【請求項414】
前記少なくとも1つの層は、前記上皮欠損を伴わずに、角膜の厚さの約5%の範囲内に、該角膜の腫脹を軽減させるように構成される、請求項412に記載の治療用カバー。
【請求項415】
前記少なくとも1つの層は、前記上皮欠損を伴わずに、角膜の厚さの約2.5%の範囲内に、該角膜の腫脹を軽減させるように構成される、請求項414に記載の治療用カバー。
【請求項416】
前記少なくとも1つ層は、固体、接着剤、ゲル、低接着性ゲル、または液体のうちの少なくとも1つを備える、請求項412に記載の治療用カバー。
【請求項417】
前記少なくとも1つの層は、前記間質および/またはボーマン膜に接着するように構成される、下面を備える、請求項412に記載の治療用カバー。
【請求項418】
前記下面は、疎水性材料を備え、前記角膜に接着する、請求項417に記載の治療用カバー。
【請求項419】
前記下面は、前記疎水性材料によって、前記上皮に接着するように構成される、請求項417に記載の治療用カバー。
【請求項420】
前記少なくとも1つの層は、前記眼の涙液に接触するように構成される、親水性上面を備える、請求項417に記載の治療用カバー。
【請求項421】
前記少なくとも1つの層上に配置され、前記眼の視力を矯正する、前屈折面をさらに備える、請求項412に記載の治療用カバー。
【請求項422】
前記治療用材料は、前記上皮が再生すると、該上皮から前記下面を分離するように構成される、生体適応性材料を備える、請求項417に記載の治療用カバー。
【請求項423】
前記少なくとも1つの層は、レンズを備える、請求項412に記載の治療用カバー。
【請求項424】
前記レンズは、上面を備え、該上面は、湾曲し、前記涙液に接触するように構成され、該上面は、約+/−1ジオプトリーの範囲内で、前記間質および/またはボーマン膜の焼灼断面の湾曲に対応する湾曲を備える、請求項423に記載の治療用カバー。
【請求項425】
前記少なくとも1つの層は、前記間質および/またはボーマン膜に接触するように構成される下面を備え、該下面から前記上面までの前記少なくとも1つの層の厚さは、約+/−10ミクロンの範囲内で均一であることによって、前記焼灼断面の湾曲に対応する、請求項424に記載の治療用カバー。
【請求項426】
前記治療用材料は、光を透過させるように構成される、光学的に透明な材料を備える、請求項412に記載の治療用カバー。
【請求項427】
眼の角膜の上皮欠損を治療するための治療用カバーであって、該角膜は、間質および/またはボーマン膜を備え、該カバーは、
該眼の間質および/またはボーマン膜に接触して、該角膜からの光散乱を減少させるように構成される、治療用材料の層
を備える、カバーシステム。
【請求項428】
前記層上に定置するように構成される治療用レンズをさらに備え、該治療用レンズは、患者の視力を矯正する前面と、前記上皮に嵌合する後面とを備える、請求項424に記載の治療用カバーシステム。
【請求項429】
前記後面は、前記レンズが前記上皮に嵌合する角膜の曲率半径に対応する曲率半径を備えることによって、該レンズが該上皮に嵌合する、請求項428に記載の治療用カバーシステム。
【請求項430】
患者の眼の角膜のための治療用カバーであって、
該眼上に位置付けるように構成されるレンズを備える、第1の部分と、
上皮の凹凸に適合し、該第1の部分を角膜に接着させ、動作を抑制するように構成される、少なくとも第2の部分と
を備える、カバー。
【請求項431】
前記少なくとも第2の部分は、下部疎水性表面とともに構成され、前記眼瞼の瞬きを抑止するために十分な機械的抵抗によって、前記第1のレンズ部分を前記角膜に接着させる、請求項430に記載の治療用カバー。
【請求項432】
欠損を伴う上皮を有する患者の角膜を治療する治療用デバイスであって、
角膜の形状に適合し、該角膜の腫脹を軽減するように適応される少なくとも1つの領域を含む、カバー
を備える、デバイス。
【請求項433】
前記カバーは、該カバーが、前記上皮欠損にわたって、前記角膜上に定置されると、該角膜の腫脹の水分排出または最小化のうちの少なくとも1つを行なうように構成される、請求項432に記載のデバイス。
【請求項434】
前記カバーは、約200ミクロン以下の厚さと、少なくとも約5mmの幅と、を備え、前記角膜に適合する、請求項432に記載のデバイス。
【請求項435】
前記カバーは、該カバーの少なくとも内側部分に沿って延在し、該カバーを通る水流を抑制する、疎水性層または上部疎水性表面のうちの少なくとも1つを備える、請求項432に記載のデバイス。
【請求項436】
前記疎水性層または前記上部疎水性表面のうちの少なくとも1つは、シリコーン、エラストマー、シリコーンエラストマー、シリコーンヒドロゲル、またはポリウレタンのうちの少なくとも1つを備える、請求項435に記載のデバイス。
【請求項437】
前記カバーは、該カバーの少なくとも内側部分に沿って延在し、前記角膜に沿った該カバーの摺動を抑制する、下部親水性層または親水性表面のうちの少なくとも1つを備える、請求項432に記載のデバイス。
【請求項438】
前記下部親水性層または前記下部親水性表面のうちの少なくとも1つは、ヒドロゲル、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、メタクリル酸(MA)、メチルメタクリレート(MMA)、N,N−ジメチルアクリルアミド(DMA);N−ビニルピロリドン(NVP)、ホスホリルコリン(PC)、ポリビニルアルコール(PVA)、またはポリビニルピロリドン(PVP)、トリス−(トリメチルシロキシシリル)プロピルビニルカルバメート(TPVC);N−カルボキシビニルエステル(NCVE);シリコーンヒドロゲル、ポリ[ジメチルシロキシル]ジ[シリルブタノール]ビス[ビニルカルバメート](PBVC);シリケート、プラズマ処理されたシリコーンヒドロゲル、ガラス質の島状体を生成するプラズマコーティング、高屈折率を伴う25nmプラズマコーティング、フィブリン、またはBioglueのうちの少なくとも1つを備える、請求項437に記載のデバイス。
【請求項439】
前記カバーは、少なくとも約80のDkを備える、請求項432に記載のデバイス。
【請求項440】
前記カバーは、約25乃至約100ミクロンの範囲内の厚さと、少なくとも約80のDkとを備える、請求項432に記載のデバイス。
【請求項441】
前記Dkは、酸素透過率パラメータを備え、該Dkは、少なくとも約350以上を備え、前記カバーが装着されると、複数日間、腫脹を抑制する、請求項440に記載のデバイス。
【請求項442】
前記カバーは、該カバーの少なくとも内側部分に沿って延在する、上部光学表面を備える、請求項432に記載のデバイス。
【請求項443】
前記カバーは、前記角膜の焼灼された表面輪郭に適合するように適応される、内側部分を備える、請求項432に記載のデバイス。
【請求項444】
前記内側部分は、前記角膜内に焼灼された収差に適合するように適応され、前記眼の収差を矯正する、請求項443に記載のデバイス。
【請求項445】
前記カバーが、下面から上面へと延在する実質的に均一厚を有する少なくとも内側部分を備えることによって、該カバーは、該カバーの少なくとも内側部分に約−5D乃至約+5D範囲内の屈折力を有する、請求項432に記載のデバイス。
【請求項446】
前記範囲は、約−1D乃至約+1Dである、請求項445に記載のデバイス。
【請求項447】
前記カバーは、該カバーの少なくとも外側部分に沿って延在する下部湾曲表面を備え、該下部湾曲表面は、前記上皮欠損から離れて前記角膜に嵌合するように成形される、請求項432に記載のデバイス。
【請求項448】
前記外側部分は、前記角膜の非焼灼部分とシールを形成するように適応される、請求項447に記載のデバイス。
【請求項449】
前記外側部分は、カバー曲率半径を備え、前記カバーの周縁部分が、前記上皮欠損から離れて、角膜の周縁部分に対して定置されると、伸縮するように構成され、該カバー半径は、該角膜の曲率半径未満である、請求項448に記載のデバイス。
【請求項450】
前記内側部分が、ソフト材料と、約200ミクロン以下の厚さとを備えることによって、該内側部分は、前記外側部分が、前記角膜の非焼灼部分とシールを形成すると、該角膜の焼灼された表面輪郭に適合する、請求項443に記載のデバイス。
【請求項451】
前記カバーは、下部平面表面と、該下部平面表面と反対側の上部光学表面とを備え、該カバーは、前記角膜の湾曲表面に適合するように適応される、請求項432に記載のデバイス。
【請求項452】
前記カバーは、内側部分と、外側部分とを備え、該内側部分は、上皮欠損下の露出間質組織に接触するように寸法設定される、下部親水性表面を備え、該外側部分は、前記上皮に接触するように寸法設定される、疎水性下面を備える、請求項432に記載のデバイス。
【請求項453】
前記内側部分は、前記露出間質組織の表面断面に適合し、前記露出表面に沿った摺動を抑制するように適応され、前記外側部分は、前記外側部分が前記上皮に接触すると、シールを形成するように適応される、請求項452に記載のデバイス。
【請求項454】
前記上皮欠損が治癒すると、前記カバーを上皮欠損に対して保持するように構成される、コンタクトレンズをさらに備え、前記カバーは、前記コンタクトレンズが、前記カバーを前記上皮欠損に対して保持すると、前記角膜の湾曲表面輪郭に適合するように適応される、請求項432に記載のデバイス。
【請求項455】
患者の眼の角膜を治療する方法であって、
カバーを該角膜上に定置することであって、該カバーは、該角膜に接着され、該角膜の腫脹を軽減させる、こと
を備える、方法。
【請求項456】
前記眼瞼に対して検鏡を定置し、前記眼を露出させることによって、前記角膜を乾燥させることをさらに備え、該検鏡が該眼瞼に対して定置されると、前記カバーは、該角膜上に定置される、請求項455に記載の方法。
【請求項457】
レーザビームによって、前記角膜の露出間質組織を焼灼し、前記眼の視力を矯正することをさらに備える、請求項456に記載の方法。
【請求項458】
前記カバーの少なくとも一部は、前記乾燥した角膜の露出間質組織に対して定置され、該カバーが該露出間質組織に対して定置されると、該露出間質組織に対して定置される該カバーの一部は、生理学的水和未満に対応する水和量を備える、請求項457に記載の方法。
【請求項459】
前記カバーは、前記角膜と該カバーの少なくとも一部との間にシールを形成し、該角膜内への水流を減少させる、請求項455に記載の方法。
【請求項460】
前記カバーは、外側周縁を備え、前記上皮は、該外側周縁の少なくとも一部上に成長する、請求項455に記載の方法。
【請求項461】
前記カバーが、前記上皮上に定置されることによって、該上皮が、前記外側周縁上に成長すると、該上皮は、該外側周縁下に配置される、請求項460に記載の方法。
【請求項462】
前記カバーは、前記角膜の上皮欠損上に定置され、
該上皮欠損が治癒されると、該カバーを除去すること
を備える、請求項455に記載の方法。
【請求項463】
前記上皮は、前記角膜上に残留し、該カバーが除去されると、該カバーから分離する、請求項462に記載の方法。
【請求項464】
前記カバーが除去されると、前記眼に水を提供し、前記上皮から該カバーを弛緩させることをさらに備える、請求項463に記載の方法。
【請求項465】
前記カバーは、親水性である下面を備え、摺動を抑制する、請求項455に記載の方法。
【請求項466】
前記カバーは、実質的に水不透過性の材料を備え、前記シールが形成されると、前記角膜の腫脹の水分排出または最小化のうちの少なくとも1つを行なう、請求項455に記載の方法。
【請求項467】
前記角膜は、上皮欠損を備え、前記カバーは、前記シールが形成されると、前記間質に対して吸着し、該間質に接着するように構成される、下面または下部材料のうちの少なくとも1つを備え、該下面または下部材料のうちの少なくとも1つは、該間質に対するほど該上皮に実質的に接着しないように構成される、請求項455に記載の方法。
【請求項468】
前記下面または前記下部材料のうちの少なくとも1つは、親水性下面を備え、前記間質に接触し、前記上皮が、前記欠損を被覆すると、該親水性下面は、該上皮に対して、該間質より低い接着性を備える、請求項467に記載の方法。
【請求項469】
前記カバーは、実質的に酸素透過率材料を備える、請求項455に記載の方法。
【請求項470】
前記角膜は、上皮欠損を備え、前記カバーが該角膜上に定置され、上皮欠損が治癒すると、該カバーを除去することをさらに備える、請求項455に記載の方法。
【請求項471】
前記角膜を測定し、前記カバーの特徴を決定することと、
該特徴に応じて、複数のカバーの中から該カバーを選択することによって、該カバーが該角膜上に定置されると、前記シールが形成される、ことと
をさらに備える、請求項455に記載の方法。
【請求項472】
前記角膜を測定して、該角膜の湾曲を決定し、前記特徴が、前記カバーの下面の曲率半径を備える、請求項471に記載の方法。
【請求項473】
前記カバーは、約−5D乃至約−5Dの範囲内の屈折力を備える、請求項471に記載の方法。
【請求項474】
前記範囲は、約−1D乃至約+1Dであって、前記カバーの厚さを減少させる、請求項473に記載の方法。
【請求項475】
上皮と、該上皮の欠損とを備える、角膜を有する、PRK後の患者の眼を治療する方法であって、
該眼上にコンタクトレンズを定置し、該上皮の非焼灼領域とシールを形成することによって、該角膜の腫脹が軽減される、ことと、
該上皮の欠損が治癒すると、該コンタクトレンズを除去することと
を備える、方法。
【請求項476】
前記コンタクトレンズは、表面または材料のうちの少なくとも1つを備え、前記シールが形成されると、該コンタクトレンズを通る水流を抑制し、前記角膜から水分排出させ、該コンタクトレンズは、該シールが形成されると、該コンタクトレンズを焼灼された間質に接着させ、前記上皮が再生すると、該上皮から該コンタクトレンズを解放する、親水性表面を含む、少なくとも内側部分を備え、前記上皮欠損を被覆する、請求項475に記載の方法。
【請求項477】
上皮欠損を伴う角膜を有する眼を治療する治療用カバーであって、
レンズを備える、内側部分と、
該眼の角膜の凹凸に適合するように構成され、該レンズを備える内側部分を該上皮欠損上に保持する、外側部分と
を備える、カバー。
【請求項478】
前記凹凸は、上皮欠損を備える、請求項477に記載のカバー。
【請求項479】
前記凹凸は、間質欠損を備える、請求項477に記載のカバー。
【請求項480】
水不透過性層は、前記内側部分を横断して延在し、前記外側部分は、吸水によって、該内側部分および該外側部分を前記角膜に接着させる、請求項477に記載のカバー。
【請求項481】
前記内側部分は、前記レンズが前記上皮欠損上に定置されると、該レンズの正面の光学平滑性を保持する剛性を備える、請求項477に記載のカバー。
【請求項482】
前記内側部分は、第1の剛性を備え、前記レンズが前記上皮欠損上に定置されると、該レンズの正面の光学平滑性を保持し、前記外側部分は、前記角膜に適合し、該上皮欠損をシールする、第2の剛性を備え、該第1の剛性は、該第2の剛性を上回る、請求項477に記載のカバー。
【請求項483】
前記内側部分は、前記眼上への定置前の第1の内側構成と、該眼上への定置後の第2の内側構成とを備えるように構成され、該第2の内側構成は、前記第2の構成と実質的に類似し、前記レンズの光学特性を保持する、請求項477に記載のカバー。
【請求項484】
前記外側部分が、前記眼上への定置前の第1の外側構成と、該眼上への定置後の第2の外側構成とを備えるように構成され、該第2の外側構成が、該第1の外側構成と異なることによって、前記第2の構成は、前記上皮と適合し、内皮吸引によって、該上皮に対して、該外側部分をシールする、請求項483に記載のカバー。
【請求項485】
前記内側部分および前記外側部分はそれぞれ、水を抑制する疎水性層と、上部親水性層と、下部親水性層とを備え、該疎水性層は、該上部親水性層と該下部親水性層との間に配置される、請求項477に記載のカバー。
【請求項486】
前記外側部分は、少なくとも約200の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項477に記載のカバー。
【請求項487】
前記外側部分は、少なくとも約350の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項487に記載のカバー。
【請求項488】
前記外側部分は、少なくとも約400の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項488に記載のカバー。
【請求項489】
前記外側部分は、少なくとも約500の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項488に記載のカバー。
【請求項490】
前記内側部分は、少なくとも約100の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項477に記載のカバー。
【請求項491】
前記外側部分は、少なくとも約200の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項490に記載のカバー。
【請求項492】
前記外側部分は、少なくとも約350の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項491に記載のカバー。
【請求項493】
前記外側部分は、少なくとも約400の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項492に記載のカバー。
【請求項494】
前記外側部分は、少なくとも約500の酸素透過率Dkパラメータを備える、請求項493に記載のカバー。
【請求項495】
内側部分は、約ショアA30デュロメータ乃至ロックウェルスケールに基づく約94Mの範囲内の硬度パラメータを備える、請求項485に記載のカバー。
【請求項496】
外側部分は、約20乃至約80の範囲内のショアAデュロメータ硬度パラメータを備える、請求項485に記載のカバー。
【請求項497】
前記内側部分の疎水性層および前記外側部分の疎水性層は、少なくとも約200Dkを有するシリコーンを備える、請求項485に記載のカバー。
【請求項498】
前記内側部分は、約200μm以下の厚さを備える、請求項477に記載のカバー。
【請求項499】
前記外側部分は、約100μm以下の周縁厚を備え、厚さの増加に伴って、前記中心部分に向かって延在する、請求項477に記載のカバー。
【請求項500】
前記外側部分は、下面に沿う曲率半径を備える、請求項477に記載のカバー。
【請求項501】
前記外側部分は、前記上皮欠損の外側境界に適合するように構成される、請求項500に記載のカバー。
【請求項502】
前記カバーの外側部分が、焼灼ゾーンの外側の前記角膜の第1の湾曲に適合し、かつ該焼灼ゾーン内の該角膜の第2の湾曲に適合するように構成されることによって、該角膜は、該焼灼ゾーン上にシールされる、請求項500に記載のカバー。
【請求項503】
前記内側部分は、第1の材料片を備え、前記外側部分は、該第1の材料片に接着される、第2の材料片を備える、請求項477に記載のカバー。
【請求項504】
前記内側部分および前記外側部分が、類似材料を備え、該内側部分が、第1の厚さを備え、該外側部分が、前記第1の厚さ未満の第2の厚さを備えることによって、該内側部分は、前記角膜上に定置されると、光学正面を保持するように構成され、外側部分は、前記角膜の凹凸に適合するように構成される、請求項477に記載のカバー。
【請求項505】
前記内側部分が、第1の硬度を備え、前記外側部分が、第2の硬度を備え、該第1の硬度が、該第2の硬度を上回ることによって、該内側部分は、前記角膜の凹凸上に定置されると、光学正面を保持するように構成される、請求項477に記載のカバー。
【請求項506】
前記前記角膜の凹凸は、間質の凹凸を備える、請求項505に記載のカバー。
【請求項507】
前記前記角膜の凹凸は、上皮の凹凸を備える、請求項505に記載のカバー。
【請求項508】
上皮欠損を伴う角膜を有する眼を治療する方法であって、
該眼の角膜上に治療用カバーを定置することであって、該治療用カバーが、該角膜に接着されると、該角膜の腫脹が軽減する、こと
を備える、方法。
【請求項509】
前記カバーは、吸水によって、前記角膜に接着される、請求項508に記載の方法。
【請求項510】
前記内皮は、前記角膜から水を揚水し、該角膜上に前記カバーを吸着させる、請求項509に記載の方法。
【請求項511】
前記上皮欠損は、視力を矯正するためのPRK手術による光学ゾーンの焼灼後の上皮欠損を含み、該光学ゾーン内に、前記角膜は、前記PRK手術前の基準値から、該PRK手術後第1日目の値まで、約5%以下の第1の腫脹を備える、請求項508に記載の方法。
【請求項512】
前記第1日目の時点では、前記患者は、前記光学ゾーン上のカバーによって、少なくとも約20/30の視力能を有する、請求項511に記載の方法。
【請求項513】
前記第1日目の時点における、前記第1の腫脹が、約2%以下を備えることによって、患者は、前記光学ゾーン上のカバーによって、少なくとも約20/30の視力能を有する、請求項511に記載の方法。
【請求項514】
前記角膜の腫脹が、最小化されることによって、該角膜は、術前の水和量まで実質的に回復される、請求項511に記載の方法。
【請求項515】
前記カバーは、内側部分と、外側部分とを備え、該外側部分は、前記角膜に適合し、該角膜をシールし、該内側部分は、レンズを備え、該レンズは、ある形状を備え、該外側部分が、該内側部分より剛性であることによって、該レンズの形状は、該上皮が再生すると、実質的に保持され、前記欠損を閉鎖し、該角膜がシールされる、請求項508に記載の方法。
【請求項516】
前記上皮欠損は、ある面積の角膜組織を備え、該上皮欠損が治癒すると、該面積の角膜組織上の上皮層によって、前記カバーを除去することをさらに備える、請求項515に記載の方法。
【請求項517】
前記カバーが除去されると、該カバーが、前記上皮層から分離されることによって、該上皮層は、前記面積上に残留する、請求項516に記載の方法。
【請求項518】
コンタクトレンズが、前記カバー上に定置され、該カバーを前記角膜に接着させる、請求項508に記載の方法。
【請求項519】
前記コンタクトレンズは、前記カバーが、前記角膜に接着されると、該カバーから除去される、請求項518に記載の方法。
【請求項520】
前記コンタクトレンズは、該コンタクトレンズが、前記カバー上に位置付けられた後に、約1時間以内に該カバーから除去される、請求項519に記載の方法。
【請求項521】
上皮欠損を伴う角膜を有する眼を治療する方法であって、
該角膜上に治療用カバーを定置することであって、該治療用カバーは、該治療用カバーが該角膜に接着されると、該眼の光学収差を矯正する、こと
を備える、方法。
【請求項522】
前記光学収差は、前記角膜の凹凸に対応する、請求項521に記載の方法。
【請求項523】
前記光学収差は、前記間質の凹凸に対応する、請求項522に記載の方法。
【請求項524】
前記光学収差は、前記上皮の凹凸に対応する、請求項522に記載の方法。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図1C】
image rotate

【図1C1】
image rotate

【図1C2】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図2B1】
image rotate

【図2C】
image rotate

【図2D】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図3B1】
image rotate

【図3C】
image rotate

【図3D】
image rotate

【図3E】
image rotate

【図3F】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図4C】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図5B1】
image rotate

【図5B2】
image rotate

【図5B3】
image rotate

【図5B4】
image rotate

【図5B5】
image rotate

【図5C】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図6C】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図9A】
image rotate

【図9B】
image rotate

【図9C】
image rotate

【図9D】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図11A】
image rotate

【図12A】
image rotate

【図13A】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15A】
image rotate

【図16A】
image rotate

【図16B】
image rotate

【図17A】
image rotate

【図17B】
image rotate

【図17C】
image rotate

【図17D】
image rotate

【図17E】
image rotate

【図17F】
image rotate

【図17G】
image rotate

【図17H】
image rotate

【図17I】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19A】
image rotate

【図19B1】
image rotate

【図19B2】
image rotate

【図19B3】
image rotate

【図20A】
image rotate

【図20B】
image rotate

【図20C】
image rotate

【図20D】
image rotate

【図20E】
image rotate

【図20E1】
image rotate

【図20E2】
image rotate

【図20F】
image rotate

【図20G】
image rotate

【図20H】
image rotate

【図20H1】
image rotate

【図20H2】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22A】
image rotate

【図22B】
image rotate

【図22C】
image rotate

【図22D】
image rotate

【図23A】
image rotate

【図23B】
image rotate

【図24A】
image rotate

【図24B】
image rotate

【図24C】
image rotate

【図24D】
image rotate

【図25A】
image rotate

【図25B】
image rotate

【図25C】
image rotate

【図25D】
image rotate

【図26A】
image rotate

【図26B】
image rotate

【図26C】
image rotate

【図26D】
image rotate

【図27A】
image rotate

【図28A】
image rotate

【図28A1】
image rotate

【図28B】
image rotate

【図28B−1】
image rotate

【図28B−2】
image rotate

【図28B−3】
image rotate

【図28B−4】
image rotate

【図28C】
image rotate

【図28D】
image rotate

【図28E】
image rotate

【図28F】
image rotate

【図28G】
image rotate

【図28H】
image rotate

【図28I】
image rotate

【図28J】
image rotate

【図28K】
image rotate

【図28L】
image rotate

【図28M】
image rotate

【図28M−1】
image rotate

【図28M−2】
image rotate

【図28N】
image rotate

【図28O】
image rotate

【図28P】
image rotate

【図28Q】
image rotate

【図28R】
image rotate

【図29A】
image rotate

【図29A−1】
image rotate

【図29A−2】
image rotate

【図29A−3】
image rotate

【図29A−4.29A−5】
image rotate

【図29B−1】
image rotate

【図29B−2】
image rotate

【図29C】
image rotate

【図29C1】
image rotate

【図29C2】
image rotate

【図29C3】
image rotate

【図29C4】
image rotate

【図29C5】
image rotate

【図29C6】
image rotate

【図29C7】
image rotate

【図29C8−1】
image rotate

【図29C8−2】
image rotate

【図29C8−3】
image rotate

【図29D】
image rotate

【図29E1】
image rotate

【図29E2】
image rotate

【図29E3】
image rotate

【図29E4】
image rotate

【図29E5】
image rotate

【図29F1】
image rotate

【図29F2】
image rotate

【図29F3】
image rotate

【図29G】
image rotate

【図29H】
image rotate

【図29H1】
image rotate

【図29H2】
image rotate

【図29H3】
image rotate

【図29I】
image rotate

【図29J1】
image rotate

【図29J2】
image rotate

【図29K1】
image rotate

【図29K2】
image rotate

【図29L】
image rotate

【図29M1A】
image rotate

【図29M1B】
image rotate

【図29M1C】
image rotate

【図29M1D】
image rotate

【図29M1E】
image rotate

【図29M1F】
image rotate

【図29M1G】
image rotate

【図29M1H】
image rotate

【図29N】
image rotate

【図29N−1】
image rotate

【図29N−2】
image rotate

【図29N−3】
image rotate

【図29O】
image rotate

【図29P】
image rotate

【図29Q】
image rotate

【図29R】
image rotate

【図30A】
image rotate

【図30B】
image rotate

【図30C】
image rotate

【図30D】
image rotate

【図31A】
image rotate

【図31B】
image rotate

【図32A】
image rotate

【図32B】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34】
image rotate

【図35】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate

【図38A】
image rotate

【図38B】
image rotate

【図38C】
image rotate

【図38D】
image rotate

【図38E】
image rotate

【図39A】
image rotate

【図39B】
image rotate

【図39C】
image rotate

【図40】
image rotate

【図41A】
image rotate

【図41B】
image rotate

【図41C】
image rotate

【図42】
image rotate

【図42A】
image rotate

image rotate

【図43】
image rotate


【公表番号】特表2011−516154(P2011−516154A)
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−502997(P2011−502997)
【出願日】平成21年4月6日(2009.4.6)
【国際出願番号】PCT/US2009/002166
【国際公開番号】WO2009/145842
【国際公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【出願人】(510263582)フォーサイト ラブズ, エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】