説明

病院紹介サーバ及び病院紹介プログラム

【課題】健康管理機器を用いて身体測定をした利用者に対して、実際の医療現場の基準に即した正確な通院要否判断を可能ならしめ得る病院紹介システムを、提供する。
【解決手段】健康管理データベース4には、複数の病院が夫々提供した各種身体測定値の判定基準を定義するとともに提供元病院の識別情報が登録された複数の病院基準値テーブル43が、格納されている。
健康管理サーバ6は、利用者の健康管理機器1から各種身体測定値を含むメッセージを受信すると、健康管理データベース4から全病院基準値テーブル43を夫々読み出し、各病院基準値テーブル43毎に、そのテーブル43に定義されている判定基準に対して前記メッセージに含まれる各身体測定値を適用して、その危険度を判定する。そして、各病院の病院名を、その病院が提供した病院基準値テーブル43に基づいて判定された危険度の種類及び程度とともに併記した電子情報を、メッセージ送信元利用者へ送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者の端末から送信されて来る利用者の各種身体測定値に基づき、当該身体測定値が異常であると認める病院を紹介する病院紹介サーバ及び病院紹介プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電子技術の普及に伴い、各種の身体測定が可能な健康管理機器が販売されている。例えば、電子体温計,血圧計,体重計,体脂肪計等である。そのため、家庭において、これら健康管理機器を用いて、自己又は家族の身体測定値を測定することができるように、なってきている。そして、一般の利用者は、これらの健康管理機器の説明書や一般文献により一般的なものとして紹介されている「正常範囲」と各測定値とを比較して、何れかの測定値が「正常範囲」を外れている場合に不安をは、精密検査を受ける必要性や治療を受ける必要性を検討し、何れかが必要な場合に初めて病院に通い出していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、健康管理機器の説明書や一般文献により一般的なものとして紹介されている各種身体測定値の「正常範囲」は、多くの医学者や医師が主張する正常範囲の平均的なものであり、当たり障りのないものでしかなかった。
【0004】
ところが、医師の専門性や判断能力が高くなると、身体測定値の正常範囲の基準をより厳密に設定することが可能になる。また、病院毎に、そのポリシーに依り、基準が異なることが多い。
【0005】
そのため、利用者が、一般的なものとして紹介されている正常範囲を参照し、身体測定値がその正常範囲を外れていると判断して病院へ行ったとしても、病院又は医師に依っては、問題なしと診断される場合もある。この場合、当該利用者の身体が完全に正常であれば良いのであるが、当該利用者が実際には疾病に罹患しているにも拘わらず、当該医師が当該疾病を専門外としていたことに因り、また、当該病院のポリシーにより、問題なしと診断されたのであれば、当該利用者は早期治療のチャンスを逸することになり、また、当該医師又は病院にとっても、医療ミスの責任を追及されかねない。
【0006】
他方、医学の進歩に比較してかかる「正常範囲」が古くなり、従来「正常範囲」内とされていた値が、ある種の疾病の徴候であると考えられるようになることもあり得る。その場合には、身体測定値がその「正常範囲」内であると判断して病院へ行かなかったことにより、かかる疾病の徴候を見逃してしまうこともある。
【0007】
本発明は、ネットワーク技術を利用して、健康管理機器を用いて身体測定をした利用者に対して、実際の医療現場の基準に即した厳密な通院要否判断を可能ならしめる病院紹介サーバ,及び、ネットワークに接続されたサーバ装置をかかる病院紹介サーバとして機能させる病院紹介プログラムの提供を、課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために案出された本発明による病院紹介サーバは、利用者の身体を測定することによって得た測定値を送信する端末とネットワークを通じてデータ通信が可能であるとともに、複数の病院が夫々提供した身体測定値の判定基準及び提供元病院の識別情報を夫々定義した複数の判定基準情報を格納したデータベースに接続されたサーバ装置であって、何れかの利用者の前記端末から身体測定値及び当該利用者の識別情報を含むメッセージを受信すると、データベースから全ての判定基準情報を読み出す判定基準情報読出手段と、この基準値情報読出手段により読み出された各判定基準情報毎に、夫々、判定基準情報に含まれる判定基準に対して前記メッセージ中に含まれる身体測定値を適用して、当該身体測定値が異常であるか正常であるかの判定を行う判定手段と、この判断手段による各判定基準情報毎の判定結果を、各判定基準情報に含まれる各病院の識別情報に対応した提供元病院名とともに列挙した電子情報を生成する電子情報生成手段と、この電子情報生成手段により生成された電子情報を、前記メッセージ中に含まれる利用者の識別情報に対応した当該利用者宛てに送信する電子情報送信手段とを、備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明による病院紹介プログラムは、ネットワークを通じて利用者との間でデータ通信が可能であるとともに、複数の病院が夫々提供した身体測定値の判定基準及び提供元病院の識別情報を夫々定義した複数の判定基準情報を格納したデータベースに接続されたコンピュータに対して、何れかの利用者の前記端末から身体測定値及び当該利用者の識別情報を含むメッセージを受信すると、データベースから全ての判定基準情報を読み出す判定基準情報読出処理,この基準値情報読出処理により読み出された各判定基準情報毎に、夫々、判定基準情報に含まれる判定基準に対して前記メッセージ中に含まれる身体測定値を適用して、当該身体測定値が異常であるか正常であるかの判定を行う判定処理,この判断処理による各判定基準情報毎の判定結果を、各判定基準情報に含まれる各病院の識別情報に対応した提供元病院名とともに列挙した電子情報を生成する電子情報生成処理,及び、この電子情報生成処理により生成された電子情報を、前記メッセージ中に含まれる利用者の識別情報に対応した当該利用者宛てに送信する電子情報送信処理を実行させることを、特徴とする。
【0010】
このように構成されると、ユーザは、身体測定可能なセンサを有する端末又は身体測定値を入力できる端末を用いて、自己の身体測定値を含むメッセージを、病院紹介サーバ(病院紹介プログラムを実行するコンピュータ,以下同じ)へ送信する。すると、病院紹介サーバは、予め複数の病院から夫々提供されていた判定基準情報をデータベースから読み出して、各判定基準情報に基づいて、夫々、メッセージ中に含まれる身体測定値が異常であるか正常であるかの判定を行う。その各判定基準情報に基づく判定の結果は、その判定基準情報の提供元病院の病院名とともに、電子情報中に列挙され、この電子情報が、利用者に送信される。利用者は、電子情報の内容を画面に表示させることにより、自己の身体測定値を異常と認め得るる病院の存在と、その病院名を知ることができる。
【発明の効果】
【0011】
以上のように構成された本発明によれば、健康管理機器を用いて身体測定をした利用者に対して、実際の医療現場の基準に即した厳密な通院要否判断を可能ならしめることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態である病院紹介システムを、説明する。
【0013】
(システム構成)
図1は、本実施例による病院紹介システムの構成を示す概略構成図であり、図2は、病院紹介システムを構成する各装置間でのデータの流れを示すデータフロー図である。この図1に示されるように、この病院紹介システムは、システムの中核となる健康管理サーバ6と、この健康管理サーバ6に対してインターネットNを通じて接続及び通信可能な個々の利用者所有の健康管理機器1,及びパーソナルコンピュータ2又は携帯電話3と、健康管理サーバ6に対してLAN(Local Area Network)を通じて接続された健康管理データベース(サーバ)4と、これら健康管理サーバ6及び健康管理データベース(サーバ)4に対してインターネット,専用回線,LAN等のネットワークWを通じてアクセス可能な多数台の病院端末5とから、構成されている。
【0014】
このうち、健康管理機器1は、利用者(被検査者)に対して複数種類の身体測定を行って夫々測定値を取得し、それら測定値をインターネットN経由で健康管理サーバ6へ送信する装置である(利用者の身体を測定することによって得た測定値を送信する端末に相当)。この健康管理機器1は、本実施例では、図1に示すようにPDA(Personal Digital Assistance)型であり且つ無線通信機能を備えた一台の携帯端末であると想定しているが、例えば体重や身長を測定可能なものであるとするならば、据置型の端末であることが自然であり、そうであれば、インターネットNへの接続は、電話回線やブロードバンドによる有線通信であれば良い。また、この健康管理機器1は、それ自体で直接インターネットNに接続する機能を有していても良いが、ルータを通じてインターネットNに接続されているホームネットワークが利用者の自宅に構築されているならば、このホームネットワークを通じて、インターネットNに接続する機能を有するものであっても良い。その場合、健康管理機器1の形態がPDA型であっても、無線通信機能は、携帯電話やPHS通信を利用したものでなくても、例えば、無線LANを利用するものであっても十分である。また、その場合には、健康管理機器2は、単独の筐体に全種類の身体測定機能を備えたものでなくてもよく、夫々が個別の身体測定機能を備えた複数の機器から構成されても良い。
【0015】
図3は、上述したように携帯端末の形態のものとして構成された健康管理機器1の内部回路構成を示すブロック図である。この図3に示すように、この健康管理機器1は、CPU10と、バスBを通じて夫々CPU10に接続されたキーボード/タッチパネル11,体温センサ12,血圧センサ13,その他のセンサ14,ディスプレイ15,ROM16及び通信装置17とから、構成されている。
【0016】
体温センサ12は利用者(被測定者)の体温を測定して測定値としての体温をCPU10に入力するセンサである。また、血圧センサ13は利用者(被測定者)の血圧を測定して測定値としての最高血圧及び最低血圧をCPU10に入力するセンサである。また、その他のセンサ14は、それ以外の種類の身体測定を行って測定値をCPU
10に入力するセンサである。例えば、当該健康管理機器2が大型なものであっても良いならば、このセンサ14として、被検査者の体重を計測して測定値としての体重値をCPU10に入力する体重センサや、被検査者の身長を計測して測定値としての身長値をCPU10に入力する身長センサを、採用することができる。また、センサの技術が向上すれば、例えば、尿酸値,タンパク質等を計測するセンサを、センサ14として、追加可能である。
【0017】
ディスプレイ15は、CPU10からの制御に従い、このCPU10が表示を命じた情報を表示するための表示装置であり、例えば、液晶パネルを採用することができる。
【0018】
キーボード/タッチパネル11は、利用者(被測定者)によって操作されることにより、CPU10に各種コマンドやデータを入力することができる入力装置である。例えば、上述したその他のセンサ14として、体重センサや身長センサを組み込むことができない場合には、別途測定された体重値や身長値が、このキーボード/タッチパネル11を通じて、CPU10に入力される。なお、タッチパネル及びキーボードは、何れか一方のみが採用されても良いし、両者がともに採用されても良い。また、タッチパネルは、ディスプレイ15上に設置された透明なものであっても良い。
【0019】
ROM16は、CPU10が読み込んで実行するプログラムを格納している。
【0020】
CPU10は、ROM16からプログラムを読み込んで実行することにより、各センサ12〜14をアクティブにして、これらセンサ12〜14が測定して入力した測定値を取り込む。また、CPU10は、これら測定値に対して、所定の計算を実行することによって複合値,例えば、BMI(Body Man Index)値(=体重値/身長値)を算出することができる。また、CPU10は、これら測定値,BMI値を、ディスプレイ15上に表示させる。さらに、CPU10は、図4に示すように、測定値の健康管理サーバ1への送信を利用者(被測定者)に問うメッセージをディスプレイ15上に表示させた後に、キーボード/タッチパネル11を通じて送信する旨のコマンドが入力された場合には、通信装置17を制御して、それまでに各センサ12〜14から入力されていた身体測定値(キーボード/タッチパネル11を通じて入力された身体測定値を含む)及びBMI値を、それらの測定日時,当該利用者(被検査者)の年齢及び識別情報(氏名,ID)とともに含むメッセージを、インターネットN経由で健康管理サーバ1へ送信させる。なお、当該利用者(被検査者)の年齢及び識別情報(氏名,ID)は、予め、ROM16に記憶されているものとする。
【0021】
通信装置17は、インターネットに繋がる図示せぬ地上局との間で無線通信を行い、CPU10から受け取った信号を無線信号に変換して図示せぬ地上局へ送信し、また、図示せぬ地上局から受信した無線信号を信号変換してCPU10に伝達する装置である。
【0022】
図1の説明に戻って、パーソナルコンピュータ2又は携帯電話3は、何れも、インターネット接続機能及びメール送受信機能を備えた通常のものである。
【0023】
他方、各病院端末5は、夫々、別々の病院に保有・設置されたコンピュータ(単独のパーソナルコンピュータ,若しくは、電子カルテシステムを構成する端末)であり、健康管理データベース(サーバ)4に対して、その運営主である病院が独自に設定した上記各測定値に対するの判定基準や自病院についての基本情報を健康管理データベースサーバ1へ登録するアップロード機能を有するとともに、健康管理サーバ6から、何れかの利用者(被検査者)の身体測定値が添付されている診断予約申し入れのメッセージを、電子メールその他の電子データとして、受信する。
【0024】
健康管理データベース(サーバ)4は、上述したように、各病院端末5からアップロードされた各測定値に対する判定基準を、所定の形式に変換してディスクに保存するとともに、健康管理サーバ6に参照させる。また、各病院端末5からアップロードされた病院の基本情報を、所定の形式に変換してディスクに保存するとともに、健康管理サーバ6を介して間接的に受信したパーソナルコンピュータ2又は携帯電話3からの要求に応じて参照させる。また、健康管理サーバ6からアップロードされた各利用者(被測定者)の身体測定値を、所定の形式に変換してディスクに保存するとともに、以後、この健康管理サーバ6自身に参照させる。
【0025】
図5は、健康管理データベース(サーバ)4において上述した病院の基本情報のデータを保存する形式であるテーブル(病院基本情報テーブル41)を示す表である。この図5に示すように、病院基本情報テーブル41には、その病院に対して一意に付与された識別番号である病院コード,その病院の病院名,住所,電話番号,その病院に駐車場があるかどうか(あれば、更に、駐車可能台数)を示す情報,その取扱課名を示すコード(0:内科,1:外科,2:耳鼻科,・・・),そのメールアドレス,等の情報(備考)を、登録することができる。健康管理データベース(サーバ)4は、このような病院基本情報テーブル41を、病院端末5を設置している病院毎に作成して、保存している。
【0026】
また、図6は、健康管理データベース(サーバ)4において上述した利用者(被測定者)の身体測定値を格納する形式であるテーブル(測定値連携テーブル42)を示す表である。この図6に示すように、測定値連携テーブル42には、その利用者(被測定者)に対して一意に付与された識別番号であるID(当該健康管理サーバ6がインターネット・プロバイダにより運営されている場合には、当該プロバイダによって当該利用者に付与されたサービス会員IDが用いられても良い),その利用者(被測定者)の名前,その利用者(被測定者)の健康管理機器1から最新に送信されて来た身体測定値の測定日,測定時刻,その健康測定機器1の種別を示すコード(0,1,2,・・),その利用者(被測定者)の連絡先を示す電話番号や電子メールアドレス(当該健康管理サーバ6がインターネット・プロバイダにより運営されている場合には、当該プロバイダの会員データベースに登録されている当該利用者についての情報から、抽出されたものでも良い),上記最新の身体測定値を示す文字列を、登録することができる。健康管理データベース(サーバ)4は、このような測定値連携テーブル42を、身体測定値を送信してきた利用者(被測定者)毎に作成して、保している。
【0027】
また、図7は、健康管理データベース(サーバ)4において上述した病院毎の判定基準を保存する形式であるテーブル(病院の基準値テーブル43)を示す表である。この図7に示すように、病院の基準値テーブル43には、その病院に対して一意に付与された識別番号である病院コードが登録されているとともに、被測定者の年齢及び性別の組合せ毎に、その年齢における各種身体測定値の基準値(身長[mm],体重[g],体温[1/10℃],最高血圧[mmHg],最低血圧[mmHg])及びBMI値の基準値([1/100),それら測定値及びBMI値の基準値に対する過剰側のズレの比率を、危険レベル毎に区切って示す判定基準(体重許容上限範囲(%),体温許容上限範囲(%),最高血圧許容上限範囲(%),最低血圧許容上限範囲(%),BMI許容上限範囲(%)),及び、それら測定値及びBMI値の基準値に対する不足側のズレの比率を、危険レベル毎に区切って示す判定基準(体重許容下限範囲(%),体温許容下限範囲(%),最高血圧許容下限範囲(%),最低血圧許容下限範囲(%),BMI許容下限範囲(%))を、登録することができる。なお、各上限範囲の欄に記載された夫々カンマで区切られた5つの百分率は、左側から順に、危険度1と判断されるズレの上限,危険度2と判断されるズレの上限,危険度3と判断されるズレの上限,危険度4と判断されるズレの上限,危険度5と判断されるズレの上限を示す(危険度の数字が大きくなる程危険度が高いことを意味する。)。同様に、各下限範囲の欄に記載された夫々カンマで区切られた5つの百分率は、左側から順に、危険度1と判断されるズレの下限,危険度2と判断されるズレの下限,危険度3と判断されるズレの下限,危険度4と判断されるズレの下限,危険度5と判断されるズレの下限を示す(危険度の数字が大きくなる程危険度が高いことを意味する。最も右側の百分率を超える範囲は危険度6と判断される。)。健康管理データベース(サーバ)4は、このような病院の基準値テーブル43(身体測定値の判定基準及び提供元病院の識別情報を夫々定義した判定基準情報に相当)を、病院端末5を設置している病院毎に作成して、保存している。
【0028】
図1の説明に戻って、健康管理サーバ6は、或る利用者(被検査者)の健康管理機器1から身体測定値及BMI値を含むメッセージ(身体測定値及び利用者の識別情報を含むメッセージに相当)を受信すると、当該利用者(被検査者)についての連絡先を取得(図示せぬ会員データベースを参照して取得)した上で、これらとメッセージ中の情報とを結合してなる測定値連携テーブル43を健康管理データベースサーバ1へアップロードするとともに、健康管理データベース(サーバ)4から全ての病院の基準値テーブル43を読み出す(判定基準情報読出手段に相当)。そして、各病院毎に、その病院が提供した基準値テーブル43に定義された判定基準に当該利用者(被検査者)の身体測定値及BMI値を適用し、それら身体測定値及BMI値の危険度を判定する(判定基準情報毎に、夫々、判定基準情報に含まれる判定基準に対して前記メッセージ中に含まれる身体測定値を適用して、当該身体測定値が異常であるか正常であるかの判定を行う判定手段に相当)。そして、各病院毎に、その病院が提供した基準値テーブル43に基づいた判定により高度の危険性が認められた身体測定値又はBMI値の種別を指摘する内容の電子メールを、当該利用者(被検査者)のメールアドレス宛,即ち、パーソナルコンピュータ2又は携帯電話3へ送信する。何ら異常が認められない場合にはその旨を通知する電子メール(電子情報に相当)を生成し(電子情報生成手段に相当)、当該利用者(被検査者)のメールアドレス宛,即ち、パーソナルコンピュータ2又は携帯電話3へ送信する(電子情報送信手段に相当)。
【0029】
図8は、異常が認められた場合に送信された電子メールに基づきパーソナルコンピュータ2又は携帯電話3の画面に表示される測定結果通知画面の例である。この図8に示すように、この画面には、上述した病院の基準値テーブル4を提供した各病院の病院名が、夫々が提供した基準値テーブル4に基づく判定結果として得られた危険度の大きい身体測定値又はBMI値の種類及びその危険度の程度(例えば、危険度が4以上であれば「通院推奨」,危険度が2以上であれば「注意」,何れの身体測定値及びBMI値についても危険度が1であれば「問題なし」)と併記される。また、この測定結果画面には、電子メールデータ中に組み込まれたタグにより、当該利用者(被検査者)が病院の診察予約を希望する場合に操作される「はい」ボタン100,病院の診察予約を希望しない場合に操作される「いいえ」ボタン101が、表示される。また、上述した各病院名の脇には、当該利用者(被検査者)が病院の診察予約を希望する場合に、予約先病院のとして指定するためのオプションボタン102が、表示される。上記タグには、利用者(被検査者)が何れかの病院名に付されたオプションボタン102が選択された状態で「はい」ボタン100が操作された場合に、これらパーソナルコンピュータ2又は携帯電話3内にインストールされている図示せぬブラウザプログラムに対して、選択されたオプションボタン102に対応した病院に対する予約を希望する旨のメッセージを健康管理サーバ6へ送信させる設定が、組み込まれている。
【0030】
そして、健康管理サーバ6は、当該利用者(被検査者)のパーソナルコンピュータ2又は携帯電話3から、上述したように選択された病院に対する診察予約を希望する旨のメッセージを受信すると、健康管理データベース(サーバ)4から当該利用者(被検査者)の測定値連携テーブル42を読み出し、この測定値連携テーブル42に記録された各種情報とともに、当該利用者(被検査者)が診察予約を申し入れる旨の電子情報(電子メール,ウェブデータ等)を、選択された病院の病院端末5へ送信する。次いで、健康管理サーバ6は、健康管理データベース(サーバ)4から当該病院の病院基本情報テーブル41を読み出して、その病院基本情報テーブル41の内容並びに当該利用者の身体測定日及びBMI値を含むウェブデータを生成して、パーソナルコンピュータ2又は携帯電話3に応答し、その図示せぬブラウザにより画面表示させる。図9は、このウェブブラウザに基づいて図示せぬブラウザが表示させる病院予約申入完了画面を示す画面例である。
【0031】
なお、上記電子情報を病院端末5が受信した病院では、病院端末5の機能により自動的に、又は、手動で、予約可能な日時の候補を探し、その日時を、電子メール等により予約申し入れした利用者に提示する(なお、上記電子情報に含まれる身体測定値やBMI値の異常の程度が大きい場合には、当該病院は、緊急を要すると判断して、他に優先して早い日時に予約を受け入れることが、期待される)。そして、提示された日時の中から利用者(被測定者)が何れかの日時を選択して、その日時での予約を当該病院に連絡(電子メール又は電話)し、当該病院がそれに承諾すると、診断の予約が正式に成立することになる。
【0032】
以下、図10のブロック図に基づいて、病院紹介サーバ装置としての健康管理サーバ6の回路構成を説明する。この図10に示すように、健康管理サーバ6は、通常のサーバと全く同じハードウェア構成を有している。具体的には、プログラム65を格納したハードディスク61と、このプログラム65を読み込むことによって上述した動作(処理,制御)を実行するコンピュータ自体であるCPU60と、CPU60が処理を実行するに際して作業領域が展開される主記憶装置であるRAM62と、インターネットNに接続されたネットワークインタフェース63と、LAN62に接続されたLANアダプタ64とを、互いにバスBにより接続した形態で、内蔵している。
【0033】
(処理)
上記プログラム65は、サーバ用のOS,WWWサーバプログラム,及び、各種CGIやサーブレット等のアプリケーションプログラムの集合体である(病院紹介プログラムに相当)。このプログラム65によってCPU60が実行する処理のうち、何れかの利用者(被測定者)の健康管理機器1から身体測定値及BMI値を含むメッセージを受信することによってスタートして当該利用者(被検査者)のメールアドレス宛,即ち、パーソナルコンピュータ2又は携帯電話3へ電子メールを送信するまでの処理を、図11を参照して説明する。
【0034】
スタート後最初のS001では、CPU60は、健康管理データベース(サーバ)4から、最初の病院基準値テーブル43を読み出して、RAM62に読み込む。続いて、CPU60は、S001(若しくは、後述するS012)にて読み出した病院の基準値テーブル43に基づいて、受信したメッセージに含まれる各測定値及びBMI値に異常が認められるか否かをチェックするために、S002乃至S012のループ処理を実行する。
【0035】
このループ処理に入って最初のS002では、CPU60は、S001(若しくは、後述するS012)にて読み出した病院の基準値テーブル43内を、受信したメッセージに含まれる利用者(被測定者)の年齢及び性別を検索キーとして検索し、その年齢及び性別に該当するレコードを読み出す。
【0036】
次のS003では、CPU60は、S002にて検索したレコードに定義された体重の標準値と受信したメッセージに含まれる体重の測定値との比率を算出する。そして、前者よりも後者の方が大きい場合には、算出された比率が、同レコード中の体重許容上限範囲に列挙される各百分率によって区切られたどの危険度(1〜6)の範囲であるかを判定する。他方、前者よりも後者の方が小さい場合には、算出された比率が、同レコード中の体重許容下限範囲に列挙される各百分率によって区切られたどの危険度(1〜6)の範囲であるかを判定する。そして、判定された危険度が予め設定された危険度よりも低ければ、異常がないとして処理をそのままS005へ進める。これに対して、判定された危険度が予め設定された危険度よりも高ければ、異常があるとして処理をS004へ進める。S004では、CPU60は、S001(若しくは、後述するS012)にて読み出した病院の基準値テーブル43中の病院コードに対応させて、体重について判定された危険度をRAM62に一時記憶させる。S004の完了後、CPU60は、処理をS005へ進める。
【0037】
S005では、CPU60は、S002にて検索したレコードに定義されたBMIの標準値と受信したメッセージに含まれるBMI値との比率を算出する。そして、前者よりも後者の方が大きい場合には、算出された比率が、同レコード中のBMI許容上限範囲に列挙される各百分率によって区切られたどの危険度(1〜6)の範囲であるかを判定する。他方、前者よりも後者の方が小さい場合には、算出された比率が、同レコード中のBMI許容下限範囲に列挙される各百分率によって区切られたどの危険度(1〜6)の範囲であるかを判定する。そして、判定された危険度が予め設定された危険度よりも低ければ、異常がないとして処理をそのままS007へ進める。これに対して、判定された危険度が予め設定された危険度よりも高ければ、異常があるとして処理をS006へ進める。S006では、CPU60は、S001(若しくは、後述するS012)にて読み出した病院の基準値テーブル43中の病院コードに対応させて、BMI値について判定された危険度をRAM62に一時記憶させる。S006の完了後、CPU60は、処理をS007へ進める。
【0038】
S007では、CPU60は、S002にて検索したレコードに定義された体温の標準値と受信したメッセージに含まれる体重の測定値との比率を算出する。そして、前者よりも後者の方が大きい場合には、算出された比率が、同レコード中の体温許容上限範囲に列挙される各百分率によって区切られたどの危険度(1〜6)の範囲であるかを判定する。他方、前者よりも後者の方が小さい場合には、算出された比率が、同レコード中の体温許容下限範囲に列挙される各百分率によって区切られたどの危険度(1〜6)の範囲であるかを判定する。そして、判定された危険度が予め設定された危険度よりも低ければ、異常がないとして処理をそのままS009へ進める。これに対して、判定された危険度が予め設定された危険度よりも高ければ、異常があるとして処理をS008へ進める。S008では、CPU60は、S001(若しくは、後述するS012)にて読み出した病院の基準値テーブル43中の病院コードに対応させて、体温について判定された危険度をRAM62に一時記憶させる。S008の完了後、CPU60は、処理をS009へ進める。
【0039】
S009では、CPU60は、S002にて検索したレコードに定義された最高血圧の標準値と受信したメッセージに含まれる最高血圧の測定値との比率を算出する。そして、前者よりも後者の方が大きい場合には、算出された比率が、同レコード中の最高血圧許容上限範囲に列挙される各百分率によって区切られたどの危険度(1〜6)の範囲であるかを判定する。他方、前者よりも後者の方が小さい場合には、算出された比率が、同レコード中の最高血圧許容下限範囲に列挙される各百分率によって区切られたどの危険度(1〜6)の範囲であるかを判定する。これとともに、CPU60は、同レコードに定義された最低血圧の標準値と受信したメッセージに含まれる最低血圧の測定値との比率を算出する。そして、前者よりも後者の方が大きい場合には、算出された比率が、同レコード中の最低血圧許容上限範囲に列挙される各百分率によって区切られたどの危険度(1〜6)の範囲であるかを判定する。他方、前者よりも後者の方が小さい場合には、算出された比率が、同レコード中の最低血圧許容下限範囲に列挙される各百分率によって区切られたどの危険度(1〜6)の範囲であるかを判定する。そして、最高血圧及び最低血圧について判定された危険度が予め設定された危険度よりも低ければ、異常がないとして処理をそのままS009へ進める。これに対して、最高血圧又は最低血圧の何れかについて判定された危険度が予め設定された危険度よりも高ければ、異常があるとして処理をS010へ進める。S010では、CPU60は、S001(若しくは、後述するS012)にて読み出した病院の基準値テーブル43中の病院コードに対応させて、最高血圧及び最低血圧について判定された危険度をRAM62に一時記憶させる。S010の完了後、CPU60は、処理をS011へ進める。
【0040】
なお、上述したように、健康管理機器1のセンサ14としてどのようなセンサが採用されるかに依り、上記した以外の身体測定値(例えば、上述した尿酸値,タンパク質)がメッセージに含まれる可能性がある。このようにしてメッセージに含まれる身体測定値の種類が増えた場合には、S011が実行される前に、増加した各身体測定値の危険度を判定するためのS003〜S010と同様の判定処理及びRAMへの記憶処理が、実行される。
【0041】
S011では、今回受信したメッセージに関して、全ての病院の基準値テーブル43を読み込んだか否かをチェックする。そして、未だ全ての病院の基準値テーブル43を読み込んでいない場合には、S012において、次の病院の基準値テーブル43を健康管理データベース(サーバ)4から読み出して、RAM62に読み込んだ後に、当該新たに読み込んだ病院の基準値テーブル43に基づくチェックを行うために、処理をS002に戻す。
【0042】
これに対して、S002乃至S012のループ処理を繰り返した結果として全ての病院の基準値テーブル43を読み込んだとS011にて判断した場合には、CPU60は、処理をS013へ進める。S013では、CPU60は、各回のループ処理におけるS004,S006,S008,S010にてRAM62に一時記憶された情報(各病院の病院コードに関連付けられた危険度の高い測定値を指摘する情報)に基づいて、上述した測定結果通知画面(図8参照)を表示させるための電子メールを生成して、受信したメッセージ中に含まれる当該利用者(被測定者)のIDに対応して図示せぬ会員データベースから読み出された当該利用者(被測定者)のメールアドレス宛(パーソナルコンピュータ2又は携帯電話3宛)に、送信する。
【0043】
次のS014では、受信したメッセージ中に含まれる情報と上記メールアドレスとを結合するこによって上記測定値連携テーブル(図6)を生成し、健康管理データベース(サーバ)4へアップロードする。S014を完了すると、変更管理プログラム16に従って動作するCPU10は、このプロセスを終了する。
【0044】
(作用)
以上のように構成された本実施例の病院紹介システムによると、利用者は、自己保有の健康管理機器1の各センサ12〜14を用いて、自己の身体を測定する。そして、センサが不足している身体測定の項目については、別の測定機器を用いて測定した上で、その測定値を、健康管理機器1のキーボード/タッチパネル11に入力する。しかる後に、利用者が、送信する旨のコマンドをキーボード/タッチパネル11に入力すると、各測定値及び測定値に基づいて算出されたBMI値が、健康管理サーバ6へ送信され、各病院毎に、その病院が提供している判定基準に利用者の身体測定値及びBMI値が適用され、夫々の危険度が判定される。その上で、健康管理サーバ6は、各病院の病院名を、その病院が提供する判定基準に基づいて危険度が高いと判定された測定値の種類及びその程度を指摘する内容の電子メールを、当該利用者(被測定者)のメールアドレス宛に送信する。従って、利用者(ユーザ)は、この電子メールの内容を表示させた画面において、自己の身体測定値に異常を見出す病院の病院名を知ることができる。よって、その病院で診察を受ければ、危険度が高いと判定された測定値が得られた原因を、診断してもらうことが、十分に期待できるのである。
【0045】
(変形例)
本発明において、測定結果通知画面(図8)の「はい」ボタン100が操作された場合に送信される電子メール(選択された病院へ診察予約を申し入れるための電子メール)は、健康管理サーバ6ではなく、直接、選択された病院へ送信されても良い。この場合、この電子メールに、身体測定値及びBMI値の全て又は異常とされたもののみが含まれても良いが、予約成立前に個人情報を開示することに問題があるのであれば、予約成立後に、これらの情報が病院へ送信されるよう構成すれば良い。
【0046】
また、上記実施例では、測定結果画面は、電子メールとして当該利用者(被測定者)のパーソナルコンピュータ2又は携帯電話3へ送信されたが、健康管理機器1自体が電子メール受信機能を持つのであれば、そのアドレス宛ての電子メールとして、また、この健康管理機器1自体がウェブブラウズ機能を持つのであれば、HTTPレスポンスメッセージとして、この健康管理機器1自体に送信されても良い。
【0047】
また、病院の基準値テーブル43には、各身体測定値に対するの判定式(連立不等式等)が、登録されていても良い。その場合、図11に示す処理におけるS003乃至S010は、その判定式に身体測定値を代入することによって判定を行い、異常であればその旨をRAM62に一時記憶する処理に、置き換えられる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施の形態である病院予約システムの構成を示す概略構成図
【図2】病院紹介システムを構成する各装置間でのデータの流れを示すデータフロー図
【図3】健康管理機器の内部回路構成を示すブロック図
【図4】ディスプレイの画面例を示す図
【図5】病院基本情報テーブルのデータ構造を示す表
【図6】測定値連携テーブルのデータ構造を示す表
【図7】病院の基準値テーブルのデータ構造を示す表
【図8】測定結果通知画面を示す図
【図9】病院予約申入完了画面
【図10】健康管理サーバの内部回路構成を示すブロック図
【図11】健康管理機器から身体測定値及BMI値を含むメッセージを受信することによってスタートする処理を示すフローチャート
【符号の説明】
【0049】
1 健康管理機器
2 パーソナルコンピュータ
3 携帯電話
4 健康管理データベース(サーバ)
5 病院端末
6 健康管理サーバ
41 病院基本情報テーブル
42 測定値連携テーブル
43 病院の基準値テーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の身体を測定することによって得た測定値を送信する端末とネットワークを通じてデータ通信が可能であるとともに、複数の病院が夫々提供した身体測定値の判定基準及び提供元病院の識別情報を夫々定義した複数の判定基準情報を格納したデータベースに接続されたサーバ装置であって、
何れかの利用者の前記端末から身体測定値及び当該利用者の識別情報を含むメッセージを受信すると、データベースから全ての判定基準情報を読み出す判定基準情報読出手段と、
この基準値情報読出手段により読み出された各判定基準情報毎に、夫々、判定基準情報に含まれる判定基準に対して前記メッセージ中に含まれる身体測定値を適用して、当該身体測定値が異常であるか正常であるかの判定を行う判定手段と、
この判断手段による各判定基準情報毎の判定結果を、各判定基準情報に含まれる各病院の識別情報に対応した提供元病院名とともに列挙した電子情報を生成する電子情報生成手段と、
この電子情報生成手段により生成された電子情報を、前記メッセージ中に含まれる利用者の識別情報に対応した当該利用者宛てに送信する電子情報送信手段と
を備えることを特徴とする病院紹介サーバ。
【請求項2】
前記メッセージには複数種類の身体測定値が含まれ、
前記各判定基準情報は前記複数種類の身体測定値の判定基準を定義し、
前記判定手段は、前記判定基準情報に含まれる各種類の身体測定値の判定基準に対して前記メッセージに含まれる各身体測定値を夫々適用して、各身体測定値が夫々異常であるか正常であるかの判定を夫々行い、
前記電子情報生成手段は、各病院毎に、異常と判断された身体測定情報の種類も列挙した前記電子情報を生成する
ことを特徴とする請求項1記載の病院紹介サーバ装置。
【請求項3】
ネットワークを通じて利用者との間でデータ通信が可能であるとともに、複数の病院が夫々提供した身体測定値の判定基準及び提供元病院の識別情報を夫々定義した複数の判定基準情報を格納したデータベースに接続されたコンピュータに対して、
何れかの利用者の前記端末から身体測定値及び当該利用者の識別情報を含むメッセージを受信すると、データベースから全ての判定基準情報を読み出す判定基準情報読出処理,
この基準値情報読出処理により読み出された各判定基準情報毎に、夫々、判定基準情報に含まれる判定基準に対して前記メッセージ中に含まれる身体測定値を適用して、当該身体測定値が異常であるか正常であるかの判定を行う判定処理,
この判断処理による各判定基準情報毎の判定結果を、各判定基準情報に含まれる各病院の識別情報に対応した提供元病院名とともに列挙した電子情報を生成する電子情報生成処理,及び、
この電子情報生成処理により生成された電子情報を、前記メッセージ中に含まれる利用者の識別情報に対応した当該利用者宛てに送信する電子情報送信処理
を実行させることを特徴とする病院紹介プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−264983(P2007−264983A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−88651(P2006−88651)
【出願日】平成18年3月28日(2006.3.28)
【出願人】(591117192)ニフティ株式会社 (144)
【Fターム(参考)】