説明

直接的に加速度を検出しない能動的な振動減衰装置

【課題】加速度センサが不要な振動減衰装置を提供する。
【解決手段】能動的な振動減衰装置2は振動性の機械構造体1に対して相対的に移動可能である補償質量3を有する。能動的な振動減衰装置2の制御装置5によって、その制御装置5から供給される測定量に基づいて空間内における機械構造体1の絶対運動が求められ、それを考慮して機械構造体1の振動を減衰させる補償質量3のための補償運動が求められる。機械構造体1上に配置され補償質量3に作用する補償駆動装置4が、制御装置5によって制御され、補償質量3が補償駆動装置4により機械構造体1に対して相対的に移動される。制御装置5に供給される測定量が、補償駆動装置4の実際量および/又は機械構造体1に対する補償質量3の相対的な位置および/又は機械構造体1に対する補償質量3の相対的な位置の少なくとも1つの時間微分を含み、機械構造体1の絶対運動が制御装置5によって求められる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動性の機械構造体に対して相対的に移動可能な補償質量を有する能動的な振動減衰装置のための作動方法であって、
能動的な振動減衰装置の制御装置によって、制御装置から供給される測定量に基づいて、空間内における機械構造体の絶対運動が求められ、
制御装置によって、その求められた絶対運動が考慮されて、機械構造体の振動を減衰させる補償質量のための補償運動が求められ、
機械構造体上に配置されて補償質量に作用する補償駆動装置が、制御装置によって、その求められた補償運動に応じて制御されることにより、補償質量が、補償駆動装置により機械構造体に対して相対的にその補償運動に応じて移動される、
作動方法に関する。
【0002】
更に、本発明は、能動的な振動減衰装置の制御装置によって直ちに実行可能である機械コードを含み、制御装置による機械コードの実行が、このような作動方法に従って制御装置が能動的な振動減衰装置を作動させることを生じさせる、制御プログラムに関する。
【0003】
更に、本発明は、制御装置が、このような作動方法に従って能動的な振動減衰装置を作動させるように構成又はプログラムされている、能動的な振動減衰装置の制御装置に関する。
【0004】
更に、本発明は、
能動的な振動減衰装置が、振動性の機械構造体に対して相対的に運動可能である補償質量を有し、
能動的な振動減衰装置が、機械構造体上に配置されて補償質量に作用する補償駆動装置を有し、その補償駆動装置により補償質量が機械構造体に対して相対的に移動可能であり、
能動的な振動減衰装置が、補償駆動装置の実際量および/又は機械構造体に対する補償質量の相対的な位置および/又は機械構造体に対する補償質量の相対的な位置の少なくとも1つの時間微分を検出することを可能にするセンサを有し、
能動的な振動減衰装置が制御装置を有し、その制御装置が、前記センサによって検出された量を受け取るべく、前記センサにデータ技術的に接続されている、
能動的な振動減衰装置に関する。
【背景技術】
【0005】
上述の対象は公知である。
【0006】
振動性の機械構造体の望ましくない振動を検出し補償することを可能にするためには、振動性の機械構造体の正確な変位を検出することが必要である。従来技術において、これは一般に振動性の機械構造体に加速度センサを配置し、この加速度センサにより振動性の機械構造体の加速度(補足するに、絶対加速度)を検出することによって実現される。次いで、その加速度に基づいて、通常は二回積分することによって、振動性の機械構造体の振動に起因した変位を求め、その後の振動を減衰させることができる。
【0007】
加速度センサは、どんな場合にも自由に使用できるわけではなく、あらゆる場合に使用できるとは限らない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の課題は、加速度センサがなくても、振動性の機械構造体の絶対運動を求め得る可能性を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この課題は、請求項1の特徴を有する作動方法によって解決される。本発明による作動方法の実施形態は、従属請求項2乃至5に記載されている。
【0010】
本発明よれば、冒頭に述べた如き作動方法を次によって構成する。即ち、制御装置に供給される測定量が、補償駆動装置の実際量および/又は機械構造体に対する補償質量の相対的な位置および/又は機械構造体に対する補償質量の相対的な位置の少なくとも1つの時間微分を含み、空間内における機械構造体の絶対運動が制御装置によって前記の量に基づいて求められる。
【0011】
好ましい実施形態では、前記測定量が、一方では補償駆動装置の実電流又は実トルクを含み、他方では機械構造体に対する補償質量の相対的な位置の1次の時間微分を含む。この方法によって絶対運動の算定が格別に簡単になる。
【0012】
絶対運動の算定のために、付加的に他の測定量を使用することができる。しかし、測定量は前記の量しか含まないのが好ましい。
【0013】
補償質量は、制御装置によって、補償駆動装置の相応の制御により、その補償運動に加えて機械構造体に対する相対的な重畳運動をともなって移動させられるのがよい。この方法によって、測定量検出の障害的となる非線形の摩擦作用を最小限にすることができる。重畳運動は、どの時点でも重畳運動の1次、2次および/又は3次の時間微分が、0でないように定められていることが好ましい。
【0014】
重畳運動は、一般に振動である。その振動の振幅は、必要に応じて定めることができる。その振動の周波数は、一般に比較的低い。
【0015】
振動性の機械構造体が作動上、送り移動されない場合には、上述の措置は完全に十分である。特に、この場合には、振動性の機械構造体の絶対運動に基づいて直接的に、即ち他の可変量の考慮を必要とすることなしに、補償運動を求めることができる。しかし、それに代えて、機械構造体が構造体駆動装置により目標送り運動に応じて送り移動されてもよい。この場合には、目標送り運動が、制御装置によって補償運動の算定時に考慮されるとよい。
【0016】
前記課題は、更に、請求項6記載の制御プログラムによって解決される。本発明によれば、制御装置による機械コードの実行が、本発明による作動方法に従って制御装置が能動的な振動減衰装置を作動させることを生じさせる。
【0017】
前記課題は、更に、請求項7の特徴を有する制御装置によって解決される。本発明によれば、制御装置が、本発明による作動方法に従って能動的な振動減衰装置を作動させるように構成又はプログラムされている。
【0018】
前記課題は、更に、請求項8の特徴を有する能動的な振動減衰装置によって解決される。本発明によれば、制御装置が本発明に従って構成又はプログラムされていることによって、冒頭に述べた様式の能動的な振動減衰装置が構成されている。
【0019】
この発明の上述の特性、特徴および利点ならびにこれらを達成する方法は、図面を参照して詳細に説明する以下の実施例の記載に基づいて、更に明確に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は振動性の機械構造体および能動的な振動減衰装置を示す概略構成図である。
【図2】図2はフローチャートである。
【図3】図3は制御ブロック図である。
【図4】図4は図3のより詳細な制御ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1に従って、振動性の機械構造体1の振動が減衰させられるべきである。このために能動的な振動減衰装置2が存在する。能動的な振動減衰装置2は、補償質量3、補償駆動装置4、制御装置5および複数のセンサ6を有する。
【0022】
補償質量3は振動性の機械構造体1に対して相対的に移動可能である。補償駆動装置4は振動性の機械構造体1上に配置されている。補償駆動装置4は補償質量3に作用する。補償駆動装置4により、補償質量3は、振動性の機械構造体1に対して相対的に移動可能である。
【0023】
複数のセンサ6により、補償駆動装置4の実際量I,M、振動性の機械構造体1および/又は振動性の機械構造体1に対する補償質量3の相対的な位置x’の少なくとも1つの時間微分v’が検出可能である。特に、センサ6により、一方では補償駆動装置4の実電流I又はその代わりの実トルクMが、他方では振動性の機械構造体1に対する補償質量3の速度v’が検出可能である。
【0024】
制御装置5は、センサ6によって検出された量I,M,v’を受け取るべく、センサ6にデータ技術的に接続されている。制御装置5は、能動的な振動減衰装置2を以下において詳述する作動方法に従って作動させるように構成されている。
【0025】
図1に従って、制御装置5は内部にマイクロプロセッサ8を有する。従って、制御装置5は、一般にコンピュータプログラム7を実行するソフトウェアプログラミングが可能な制御装置として構成されている。コンピュータプログラム7は、制御装置5(正確には、制御装置5のマイクロプロセッサ8)によって直ちに実行可能な機械コード9を含む。機械コード9の実行は、制御装置5が能動的な振動減衰装置2を本発明による作動方法に従って作動させることを生じさせる。従って、コンピュータプログラム7は、制御装置5の適切な構成を生じさせる。
【0026】
コンピュータプログラム7は、任意の方法で制御装置5に供給される。例えば、コンピュータプログラム7は、機械読取可能な形で、特に電子的な形でデータ媒体10上に記憶され、このデータ媒体10を介して制御装置5に供給されるとよい。図1によれば、単に模範的にすぎないが、データ媒体10がUSBメモリスチックとして構成されている。しかし、この構成は容易に変更することができる。
【0027】
以下において、本発明による作動方法を、図2を参照して更に詳細に説明する。
【0028】
図2によれば、制御装置5は、ステップS1において、センサ6から該センサの測定量M,I,v’を受け取り、特に補償駆動装置4の実トルクM又は実電流Iと、振動性の機械構造体1に対する補償質量3の相対的な実速度v’とを受け取る。必要ならば、更に他の量を受け取ってもよい。
【0029】
ステップS2において、制御装置5は、受け取った測定量I,M,v’に基づいて、空間内における振動性の機械構造体1の実加速度aを求める。実加速度aは、振動性の機械構造体1の絶対運動にとって特徴的である。ステップS2は、空間内における機械構造体1の絶対運動の算定に相当する。
【0030】
図3から分かるように、振動性の機械構造体1は、構造体駆動装置10により目標送り運動に応じて送り移動される。この場合に、その目標送り運動は、制御装置5によって補償運動K*の算定時に考慮される。最も簡単には、これは、図3によれば、次のように行なわれる。即ち、振動性の機械構造体1の目標送り運動に対応する目標加速度a*が、振動性の機械構造体1の求められた実加速度aから減算され、この方法で求められた合成加速度δaに基づいて、補償運動K*が求められることによって行なわれる。
【0031】
以下においては、専ら、振動性の機械構造体1が目標送り運動に応じて送り移動され、従って、振動性の機械構造体1の実加速度aと目標加速度a*との差に基づいて合成加速度δaが補償運動K*の算定のために考慮される場合を説明する。振動性の機械構造体1が送り移動されない場合に、これは、単に目標加速度a*が0に一致している場合、即ち合成加速度δaが実加速度aに一致している場合にすぎない。
【0032】
図2によれば、制御装置は、ステップS3において、その求めた絶対運動を考慮して、つまり合成加速度δaに基づいて、補償質量3のための補償運動K*を算定する。この算定は、制御装置5によって、補償運動K*が機械構造体1の振動を減衰させるように行なわれる。この相応の算定方法は当業者にとって周知である。特に、この算定は、以下において図4を参照して説明するようにして行なわれるとよい。
【0033】
図4の例によれば、合成加速度δaに基づく2つの積分要素11における二重積分によって、先ず機械構造体1の合成速度δvが求められ、次いで機械構造体1の合成実際位置δxが求められる。
【0034】
合成速度δvおよび合成位置δxは、倍率要素12において、適切な倍率を掛算されるとよい。これらの倍率要素12において、dは所望の減衰を表し、mは補償質量3の質量(kg)を表す。
【0035】
適切な倍率を掛けられた両量は、図4に従って調節機構13に導入され、調節機構13は機械構造体1に対する補償質量3の相対的な位置x’および速度v’を調節する。調節機構13は内部に位置調節器14と速度調節器15とを有し、場合によっては電流調節器16も有する。調節機構13は補償駆動装置4に作用する。実際量x’,v'として、調
節機構13は、機械構造体1に対する補償質量3の相対的な位置x’と、それに対応する速度v’とを供給される。速度v’は、例えば微分要素17において、位置x’の微分によって求められる。目標量x’*として、調節機構13は目標位置x’*を供給される。目標位置x’*は一定又は時間的に可変であり得る。
【0036】
合成加速度δa又は合成加速度δaから導き出された量に周波数フィルタ処理を施すとよい。この種のフィルタ処理は当業者にとって周知である。そのフィルタ処理は図4には一緒に示されていない。
【0037】
図2によれば、制御装置5はステップS4において補償駆動装置4を補償運動K*に応じて制御する。それによって、補償質量3は、補償駆動装置4により機械構造体1に対して相対的に補償運動K*に応じて移動される。しかし、補償質量3は、補償運動K*によって規定された移動方向に該当する限り、機械構造体1に対しては支持されない。これは、いわば補償質量3が、補償駆動装置4に載せられて一緒に移動することによって実現される。代替として、補償質量3は、機械構造体1に対して相対的に、送り移動方向に対して直角に、例えば案内レールを介して案内されてもよい。しかし、この場合にも、補償質量3から機械構造体1への直接的な力伝達、即ち補償駆動装置4を迂回した力伝達は行なわれない。
【0038】
制御装置5は補償駆動装置4を専ら補償運動K*に応じて制御することができる。代替として(図1参照)、補償質量3が、制御装置5によって、機械構造体1に対して相対的な重畳運動Z*を付加的にともなう補償駆動装置4の相応の制御により移動されることも可能である。例えば、この目的のために位置目標値x’*(図4参照)が相応に変調される。好ましくは、重畳運動Z*は次のように定められる。即ち、重畳運動Z*に関して、どの時点でも次の量のうち少なくとも1つが0でないように定められる。
1次の時間微分、即ち機械構造物1に対する補償質量3の相対的な運動の重畳運動Z*によって生じる速度成分、
2次の時間微分、即ち機械構造物1に対する補償質量3の相対的な運動の重畳運動Z*によって生じる加速度成分、
3次の時間微分、即ち機械構造物1に対する補償質量3の相対的な運動の重畳運動Z*によって生じる加々速度成分。
【0039】
通常、重畳運動Z*は振動である。その振動の周波数は機械構造体3の共振スペクトルの外側にあって、例えば十分に低い周波数でなければならない。
【0040】
従って、本発明により、制御装置5が加速度信号を直接的に使用できない場合にも、振動性の機械構造体1の振動を効果的に減衰させることができる。
【0041】
本発明を細部において好ましい実施例によって詳細に図解して説明したが、本発明が、その開示例に限定されることはない。これから、その他の変形を当業者によって本発明の保護範囲を逸脱することなく導き出すことができる。
【符号の説明】
【0042】
1 振動性の機械構造体
2 能動的な振動減衰装置
3 補償質量
4 補償駆動装置
5 制御装置
6 センサ
7 コンピュータプログラム
8 マイクロプロセッサ
9 機械コード
10 構造体駆動装置
11 積分要素
12 乗算要素
13 調節機構
14 位置調節器
15 速度調節器
16 電流調節器
17 微分要素

【特許請求の範囲】
【請求項1】
振動性の機械構造体(1)に対して相対的に移動可能な補償質量(3)を有する能動的な振動減衰装置(2)のための作動方法であって、
前記能動的な振動減衰装置(2)の制御装置(5)によって、前記制御装置(5)から供給される測定量(M,I,v’)に基づいて、空間内における前記機械構造体(1)の絶対運動が求められ、
前記制御装置(5)によって、求められた前記絶対運動が考慮されて、前記機械構造体(1)の振動を減衰させる前記補償質量(3)のための補償運動(K*)が求められ、
前記機械構造体(1)上に配置されて前記補償質量(3)に作用する補償駆動装置(4)が、前記制御装置(5)によって、求められた前記補償運動(K*)に応じて制御されることにより、前記補償質量(3)が、前記補償駆動装置(4)により前記機械構造体(1)に対して相対的に前記補償運動(K*)に応じて移動され、
前記制御装置(5)に供給される前記測定量(M,I,v’)が、前記補償駆動装置(4)の実際量(M,I)および/又は前記機械構造体(1)に対する前記補償質量(3)の前記相対的な位置(x’)および/又は前記機械構造体(1)に対する前記補償質量(3)の前記相対的な位置(x’)の少なくとも1つの時間微分(v’)を含み、空間内における前記機械構造体(1)の絶対運動が前記制御装置(5)によって前記の量(M,I,v’)に基づいて求められる、
作動方法。
【請求項2】
前記測定量(M,I,v’)が、一方では前記補償駆動装置(4)の前記実電流(I)又は前記実トルク(M)を含み、他方では前記機械構造体(1)に対する前記補償質量(3)の前記相対的な位置(x’)の1次の時間微分(v’)を含むことを特徴とする請求項1記載の作動方法。
【請求項3】
前記測定量(M,I,v’)が、請求項1又は2記載の量しか含まないことを特徴とする請求項1又は2記載の作動方法。
【請求項4】
前記補償質量(3)が、前記制御装置(5)によって、前記補償駆動装置(4)の相応の制御により、前記補償運動(K*)に加えて前記機械構造体(1)に対する前記相対的な重畳運動(Z*)をともなって移動させられ、どの時点でも前記重畳運動(Z*)の1次、2次および/又は3次の時間微分が0でないことを特徴とする請求項1乃至3の1つに記載の作動方法。
【請求項5】
前記機械構造体(1)が、構造体駆動装置(10)により目標送り運動に応じて送り移動され、前記目標送り運動が、前記制御装置(5)によって、前記補償運動(K*)の算定時に考慮されることを特徴とする請求項1乃至4の1つに記載の作動方法。
【請求項6】
能動的な振動減衰装置(2)の制御装置(5)によって直ちに実行可能である機械コード(9)を含み、前記制御装置(5)による前記機械コード(9)の実行が、請求項1乃至5の1つに記載の作動方法の全てのステップを有する作動方法に従って、前記制御装置(5)が前記能動的な振動減衰装置(2)を作動させることを生じさせる、制御プログラム。
【請求項7】
前記制御装置が、請求項1乃至5の1つに記載の作動方法の全てのステップを有する作動方法に従って、前記能動的な振動減衰装置(2)を作動させるように構成又はプログラムされている、能動的な振動減衰装置(2)の制御装置。
【請求項8】
前記能動的な振動減衰装置(2)が、振動性の機械構造体(1)に対して相対的に移動可能である前記補償質量(3)を有し、
前記能動的な振動減衰装置(2)が、前記機械構造体(1)上に配置されて前記補償質量(3)に作用する補償駆動装置(4)を有し、前記補償駆動装置(4)により前記補償質量(3)が前記機械構造体(1)に対して相対的に移動可能であり、
前記能動的な振動減衰装置(2)が、前記補償駆動装置(4)の実際量(M,I)および/又は前記機械構造体(1)に対する前記補償質量(3)の相対的な位置(x’)および/又は前記機械構造体(1)に対する前記補償質量(3)の相対的な位置(x’)の少なくとも1つの時間微分(v’)を検出することを可能にするセンサ(6)を有し、
前記能動的な振動減衰装置(2)が制御装置(5)を有し、前記制御装置が請求項7の記載に従って構成又はプログラムされており、かつ前記センサ(6)によって検出される量(M,I,v’)を受け取るべく、前記センサ(6)にデータ技術的に接続されている、
能動的な振動減衰装置(2)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−80468(P2013−80468A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−210946(P2012−210946)
【出願日】平成24年9月25日(2012.9.25)
【出願人】(390039413)シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト (2,104)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Wittelsbacherplatz 2, D−80333 Muenchen, Germany