直播用高速点播機構
【課題】本発明は、高速作業条件でも一定の範囲内の点播長辺長を確保し、精度の高い点播形状を構成できる直播用高速点播機構を提供すること。
【解決手段】上方シュートの種子供給口９から連続的にロールカバー３内に種子が落下供給され、回転する点播ロール２によって種子搬送溝７に入った種子はロールカバー３に沿って種子吐出口１０に運ばれ、種子吐出口１０から塊状となって圃場へ落下される。前記点播ロール２の回転方向に対して種子搬送溝７の後方に送風用ピンホール８が配置されていることから、送風用パイプ４の開口部１１が前記送風用ピンホール８と一致した時に、前記種子搬送溝７から全ての種子が放り出された直後に送風を開始するように構成されている。これにより、放り出しが遅れた塊状の種子に送風用ピンホール８からの送風が当たり、種子の落下速度を高めることにより、高速作業条件でも一定範囲内の点播長辺長を確保することができる。
【解決手段】上方シュートの種子供給口９から連続的にロールカバー３内に種子が落下供給され、回転する点播ロール２によって種子搬送溝７に入った種子はロールカバー３に沿って種子吐出口１０に運ばれ、種子吐出口１０から塊状となって圃場へ落下される。前記点播ロール２の回転方向に対して種子搬送溝７の後方に送風用ピンホール８が配置されていることから、送風用パイプ４の開口部１１が前記送風用ピンホール８と一致した時に、前記種子搬送溝７から全ての種子が放り出された直後に送風を開始するように構成されている。これにより、放り出しが遅れた塊状の種子に送風用ピンホール８からの送風が当たり、種子の落下速度を高めることにより、高速作業条件でも一定範囲内の点播長辺長を確保することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、稲作における直播栽培に好適に利用できるようにした直播式の播種機の直播用高速点播機構に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、稲作における直播栽培に好適に利用できるようにした直播式の播種機が知られている（特許文献１、２を参照）。
この公知技術では、ホッパからの種子を切り出す繰出しロールの下方に回転ビータを備えた点播ユニットを配置し、繰出しロールから定量供給された種子を回転ビータによって圃場に打ち出して点播するものである。繰出しロールからの複数の種子を一団の塊状として回転ビータ側に供給できるので、種子を垂れ流すようにして送り込む場合に比べると回転ビータの一つの谷部の中に集約して種子を充填でき、その結果圃場の土中に打ち込まれる種子も複数個の塊状のものとして播種することができるものである。
また、本出願人が開発した、精密に点播するための点播機構を有し、既存の播種機へ容易に組み込むことを可能とした直播用播種機が知られている（特許文献３を参照）。
この公知技術は、点播シュートには、繰出しシュートから落下してきた種子を案内する垂直円筒部と該垂直円筒部と直交する軸方向に垂直円筒部と一体に円筒体の外部バルブを形成し、前記外部バルブ内には摺動回転可能に円筒体の内部バルブを設け、外部バルブと内部バルブの連動により作動するロータリーバルブを構成しているものである。この点播するための点播機構は、市販機よりも播種機に対する占有面積が小さく、またロータリーバルブ内の種子の動きを小さく抑える精密な点播きが可能となるものである。
【特許文献１】特開平１０−２３８０９号公報
【特許文献２】特開平１１−２２５５１４号公報
【特許文献３】特開２００１−２４５５０７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明は、稲作における直播栽培に好適に利用できるようにした直播式の播種機において、高速作業条件でも一定の範囲内の点播長辺長を確保し、精度の高い点播形状を構成できる直播用高速点播機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明の直播用高速点播機構は、直播式播種機の機台に固定された駆動用モータからなる外部動力と、該外部動力の水平出力回転軸に固定されたピニオン歯車より水平回転される点播ロールと、前記点播ロールに外嵌し上部に種子供給口、下部に種子吐出口を有するロールカバーと、前記点播ロールの回転中心部に内嵌し、該点播ロールにエアを送風する送風パイプとから構成され、前記点播ロールの外周面には有底の種子搬送溝を等間隔で複数個配置すると共に各種子搬送溝と隣接する位置に前記送風パイプからのエアを吹き出す送風用ピンホールを配置したものである。
前記点播ロールの外周面には有底の種子搬送溝を等間隔で２〜６個配置して種子を種子供給口から種子吐出口へ塊状に給送するものである。
前記送風用ピンホールを各種子搬送溝と隣接する点播ロールの回転方向の後方位置に配置した。
前記送風パイプには前記ロールカバーの種子吐出口と一致する鉛直下方に開口部を設けてあり、前記開口部は、前記点播ロールの回転によって開閉し、前記点播ロールの送風用ピンホールと送風パイプの開口部が一致した時のみエアが吐出されるものである。
【発明の効果】
【０００５】
本発明の直播用高速点播機構は、播種ロールの送風用ピンホールが回転方向に対して種子搬送溝の後方に配置されていることから、種子搬送溝から全ての種子が繰り出された直後に送風を開始する機構としたので、繰り出しが遅れた種子の落下速度を高めることが可能となり、高速作業条件でも一定の範囲内の点播長辺長を確保し、精度の高い点播形状を構成できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明の直播用高速点播機構の一実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図１は、本発明の直播用高速点播機構の正面図であり、直播式播種機の機台Ｍに固定された駆動用モータからなる外部動力１と、該外部動力１の水平出力回転軸に固定されたピニオン歯車（図示せず）により水平回転駆動される円筒体の点播ロール２と、前記点播ロール２に外嵌し上部に種子供給口９、下部に種子吐出口１０を有するロールカバー３と、前記点播ロール２の回転中心部に内嵌する中空状の送風パイプ４とから構成され、該送風パイプ４の周りを前記点播ロール２が回転するものである。
なお、前記外部動力１は、電気又は油圧の駆動用モータで良い。
【０００７】
図２の図１Ａ−Ａ矢視断面図に示すように、内側から送風パイプ４、点播ロール２、ロールカバー３が密接に嵌合した３層からなり、前記外部動力１のピニオン歯車５から前記点播ロール２の駆動用平歯車６を介して点播ロール２のみが送風パイプ４の周りを水平回転する構造である。
なお、図１に示すように前記送風パイプ４の駆動用平歯車６の外側には抜け防止用のフランジを設けると良い。
【０００８】
図３の点播ロールの斜視図に示すように、前記点播ロール２の外周面には楕円長孔有底の種子搬送溝７を等間隔で４個配置し、各種子搬送溝７と隣接する位置、すなわち点播ロール２の回転方向の後方位置に送風用ピンホール８を多数個配置し、さらに前記点播ロール２の片側周縁縁全体に前記外部動力１のピニオン歯車５に螺合する駆動用平歯車６を設ける。
前記種子搬送溝７は、ロールカバー３の種子供給口９から落下してきた種子を受け取る構造であればどのような形状でも良いし、個数は４個に限らず２〜６個の範囲で適宜設けることができる。
前記送風用ピンホール８は、連続的に送られてきた種子が入り込まないように直径３ｍｍ以下の中央部空間に貫通した多数個の穴である。
【０００９】
前記ロールカバー３は、図２に示すように鉛直方向の上下２箇所が開口しており、上方シュートが種子供給口９、下方シュートが種子吐出口１０である。
前記送風パイプ４には、図２に示すように前記ロールカバー３の種子吐出口１０の開口部と一致する鉛直下方にのみ開口部１１を設けてあり、前記送風パイプ４の開口部１１は、前記点播ロール２の回転によって開閉し、前記点播ロール２の送風用ピンホール８と送風パイプ４の開口部１１が一致した時のみエアが吐出される。
【００１０】
次に、本発明の直播用高速点播機構の操作動作を添付図面に基づいて、以下に説明する。
直播用高速点播機構を分解して示す図４の平面図に示すように、上方シュートの種子供給口９から連続的にロールカバー３内に種子が落下供給され、連続的に落下供給された種子は、ロールカバー３の種子供給口９から回転する点播ロール２の外周面に受け止められて所定量が堆積し、堆積した種子はロールカバー３の種子供給口９下部に保持されて、回転してきた種子搬送溝７に順次に落下する。
前記種子搬送溝７は、連続的に送られてきた種子を所定量にまとめることができる。
回転する点播ロール２によって種子搬送溝７に入った種子はロールカバー３に沿って種子吐出口１０に運ばれ、種子吐出口１０から塊状となって圃場へ落下される。
前記点播ロール２の回転方向に対して種子搬送溝７の後方に送風用ピンホール８が配置されていることから、送風用パイプ４の開口部１１が前記送風用ピンホール８と一致した時に、前記種子搬送溝７から全ての種子が放り出された直後に送風を開始するように構成されている。
これにより、放り出しが遅れた塊状の種子に送風用ピンホール８からの送風が当たり、種子の落下速度を高めることにより、高速作業条件でも一定範囲内の点播長辺長を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】本発明の直播用高速点播機構の正面図である。
【図２】図１Ａ−Ａ矢視断面図である。
【図３】点播ロールの斜視図である。
【図４】直播用高速点播機構を分解して示す平面図である。
【符号の説明】
【００１２】
１ 外部動力
２ 点播ロール
３ ロールカバー
４ 送風パイプ
５ ピニオン歯車
６ 駆動用平歯車
７ 種子搬送溝
８ 送風用ピンホール
９ 種子供給口
１０ 種子吐出口
１１ 開口部
【技術分野】
【０００１】
本発明は、稲作における直播栽培に好適に利用できるようにした直播式の播種機の直播用高速点播機構に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、稲作における直播栽培に好適に利用できるようにした直播式の播種機が知られている（特許文献１、２を参照）。
この公知技術では、ホッパからの種子を切り出す繰出しロールの下方に回転ビータを備えた点播ユニットを配置し、繰出しロールから定量供給された種子を回転ビータによって圃場に打ち出して点播するものである。繰出しロールからの複数の種子を一団の塊状として回転ビータ側に供給できるので、種子を垂れ流すようにして送り込む場合に比べると回転ビータの一つの谷部の中に集約して種子を充填でき、その結果圃場の土中に打ち込まれる種子も複数個の塊状のものとして播種することができるものである。
また、本出願人が開発した、精密に点播するための点播機構を有し、既存の播種機へ容易に組み込むことを可能とした直播用播種機が知られている（特許文献３を参照）。
この公知技術は、点播シュートには、繰出しシュートから落下してきた種子を案内する垂直円筒部と該垂直円筒部と直交する軸方向に垂直円筒部と一体に円筒体の外部バルブを形成し、前記外部バルブ内には摺動回転可能に円筒体の内部バルブを設け、外部バルブと内部バルブの連動により作動するロータリーバルブを構成しているものである。この点播するための点播機構は、市販機よりも播種機に対する占有面積が小さく、またロータリーバルブ内の種子の動きを小さく抑える精密な点播きが可能となるものである。
【特許文献１】特開平１０−２３８０９号公報
【特許文献２】特開平１１−２２５５１４号公報
【特許文献３】特開２００１−２４５５０７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明は、稲作における直播栽培に好適に利用できるようにした直播式の播種機において、高速作業条件でも一定の範囲内の点播長辺長を確保し、精度の高い点播形状を構成できる直播用高速点播機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明の直播用高速点播機構は、直播式播種機の機台に固定された駆動用モータからなる外部動力と、該外部動力の水平出力回転軸に固定されたピニオン歯車より水平回転される点播ロールと、前記点播ロールに外嵌し上部に種子供給口、下部に種子吐出口を有するロールカバーと、前記点播ロールの回転中心部に内嵌し、該点播ロールにエアを送風する送風パイプとから構成され、前記点播ロールの外周面には有底の種子搬送溝を等間隔で複数個配置すると共に各種子搬送溝と隣接する位置に前記送風パイプからのエアを吹き出す送風用ピンホールを配置したものである。
前記点播ロールの外周面には有底の種子搬送溝を等間隔で２〜６個配置して種子を種子供給口から種子吐出口へ塊状に給送するものである。
前記送風用ピンホールを各種子搬送溝と隣接する点播ロールの回転方向の後方位置に配置した。
前記送風パイプには前記ロールカバーの種子吐出口と一致する鉛直下方に開口部を設けてあり、前記開口部は、前記点播ロールの回転によって開閉し、前記点播ロールの送風用ピンホールと送風パイプの開口部が一致した時のみエアが吐出されるものである。
【発明の効果】
【０００５】
本発明の直播用高速点播機構は、播種ロールの送風用ピンホールが回転方向に対して種子搬送溝の後方に配置されていることから、種子搬送溝から全ての種子が繰り出された直後に送風を開始する機構としたので、繰り出しが遅れた種子の落下速度を高めることが可能となり、高速作業条件でも一定の範囲内の点播長辺長を確保し、精度の高い点播形状を構成できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明の直播用高速点播機構の一実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図１は、本発明の直播用高速点播機構の正面図であり、直播式播種機の機台Ｍに固定された駆動用モータからなる外部動力１と、該外部動力１の水平出力回転軸に固定されたピニオン歯車（図示せず）により水平回転駆動される円筒体の点播ロール２と、前記点播ロール２に外嵌し上部に種子供給口９、下部に種子吐出口１０を有するロールカバー３と、前記点播ロール２の回転中心部に内嵌する中空状の送風パイプ４とから構成され、該送風パイプ４の周りを前記点播ロール２が回転するものである。
なお、前記外部動力１は、電気又は油圧の駆動用モータで良い。
【０００７】
図２の図１Ａ−Ａ矢視断面図に示すように、内側から送風パイプ４、点播ロール２、ロールカバー３が密接に嵌合した３層からなり、前記外部動力１のピニオン歯車５から前記点播ロール２の駆動用平歯車６を介して点播ロール２のみが送風パイプ４の周りを水平回転する構造である。
なお、図１に示すように前記送風パイプ４の駆動用平歯車６の外側には抜け防止用のフランジを設けると良い。
【０００８】
図３の点播ロールの斜視図に示すように、前記点播ロール２の外周面には楕円長孔有底の種子搬送溝７を等間隔で４個配置し、各種子搬送溝７と隣接する位置、すなわち点播ロール２の回転方向の後方位置に送風用ピンホール８を多数個配置し、さらに前記点播ロール２の片側周縁縁全体に前記外部動力１のピニオン歯車５に螺合する駆動用平歯車６を設ける。
前記種子搬送溝７は、ロールカバー３の種子供給口９から落下してきた種子を受け取る構造であればどのような形状でも良いし、個数は４個に限らず２〜６個の範囲で適宜設けることができる。
前記送風用ピンホール８は、連続的に送られてきた種子が入り込まないように直径３ｍｍ以下の中央部空間に貫通した多数個の穴である。
【０００９】
前記ロールカバー３は、図２に示すように鉛直方向の上下２箇所が開口しており、上方シュートが種子供給口９、下方シュートが種子吐出口１０である。
前記送風パイプ４には、図２に示すように前記ロールカバー３の種子吐出口１０の開口部と一致する鉛直下方にのみ開口部１１を設けてあり、前記送風パイプ４の開口部１１は、前記点播ロール２の回転によって開閉し、前記点播ロール２の送風用ピンホール８と送風パイプ４の開口部１１が一致した時のみエアが吐出される。
【００１０】
次に、本発明の直播用高速点播機構の操作動作を添付図面に基づいて、以下に説明する。
直播用高速点播機構を分解して示す図４の平面図に示すように、上方シュートの種子供給口９から連続的にロールカバー３内に種子が落下供給され、連続的に落下供給された種子は、ロールカバー３の種子供給口９から回転する点播ロール２の外周面に受け止められて所定量が堆積し、堆積した種子はロールカバー３の種子供給口９下部に保持されて、回転してきた種子搬送溝７に順次に落下する。
前記種子搬送溝７は、連続的に送られてきた種子を所定量にまとめることができる。
回転する点播ロール２によって種子搬送溝７に入った種子はロールカバー３に沿って種子吐出口１０に運ばれ、種子吐出口１０から塊状となって圃場へ落下される。
前記点播ロール２の回転方向に対して種子搬送溝７の後方に送風用ピンホール８が配置されていることから、送風用パイプ４の開口部１１が前記送風用ピンホール８と一致した時に、前記種子搬送溝７から全ての種子が放り出された直後に送風を開始するように構成されている。
これにより、放り出しが遅れた塊状の種子に送風用ピンホール８からの送風が当たり、種子の落下速度を高めることにより、高速作業条件でも一定範囲内の点播長辺長を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】本発明の直播用高速点播機構の正面図である。
【図２】図１Ａ−Ａ矢視断面図である。
【図３】点播ロールの斜視図である。
【図４】直播用高速点播機構を分解して示す平面図である。
【符号の説明】
【００１２】
１ 外部動力
２ 点播ロール
３ ロールカバー
４ 送風パイプ
５ ピニオン歯車
６ 駆動用平歯車
７ 種子搬送溝
８ 送風用ピンホール
９ 種子供給口
１０ 種子吐出口
１１ 開口部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
直播式播種機の機台に固定された駆動用モータからなる外部動力と、該外部動力の水平出力回転軸に固定されたピニオン歯車より水平回転される点播ロールと、前記点播ロールに外嵌し上部に種子供給口、下部に種子吐出口を有するロールカバーと、前記点播ロールの回転中心部に内嵌し、点播ロールにエアを送風する送風パイプとから構成され、前記点播ロールの外周面には有底の種子搬送溝を等間隔で複数個配置すると共に各種子搬送溝と隣接する位置に前記送風パイプからのエアを吹き出す送風用ピンホールを配置したことを特徴とする直播用高速点播機構。
【請求項２】
前記点播ロールの外周面には有底の種子搬送溝を等間隔で２〜６個配置して連続して供給された種子を種子供給口から種子吐出口へ塊状に給送することを特徴とする請求項１記載の直播用高速点播機構。
【請求項３】
前記送風用ピンホールを各種子搬送溝と隣接する点播ロールの回転方向の後方位置に配置したことを特徴とする請求項１記載の直播用高速点播機構。
【請求項４】
前記送風パイプには前記ロールカバーの種子吐出口と一致する鉛直下方に開口部を設けてあり、前記開口部は、前記点播ロールの回転によって開閉し、前記点播ロールの送風用ピンホールと送風パイプの開口部が一致した時のみエアが吐出されることを特徴とする請求項１記載の直播用高速点播機構。
【請求項１】
直播式播種機の機台に固定された駆動用モータからなる外部動力と、該外部動力の水平出力回転軸に固定されたピニオン歯車より水平回転される点播ロールと、前記点播ロールに外嵌し上部に種子供給口、下部に種子吐出口を有するロールカバーと、前記点播ロールの回転中心部に内嵌し、点播ロールにエアを送風する送風パイプとから構成され、前記点播ロールの外周面には有底の種子搬送溝を等間隔で複数個配置すると共に各種子搬送溝と隣接する位置に前記送風パイプからのエアを吹き出す送風用ピンホールを配置したことを特徴とする直播用高速点播機構。
【請求項２】
前記点播ロールの外周面には有底の種子搬送溝を等間隔で２〜６個配置して連続して供給された種子を種子供給口から種子吐出口へ塊状に給送することを特徴とする請求項１記載の直播用高速点播機構。
【請求項３】
前記送風用ピンホールを各種子搬送溝と隣接する点播ロールの回転方向の後方位置に配置したことを特徴とする請求項１記載の直播用高速点播機構。
【請求項４】
前記送風パイプには前記ロールカバーの種子吐出口と一致する鉛直下方に開口部を設けてあり、前記開口部は、前記点播ロールの回転によって開閉し、前記点播ロールの送風用ピンホールと送風パイプの開口部が一致した時のみエアが吐出されることを特徴とする請求項１記載の直播用高速点播機構。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００８−２８９３６６（Ｐ２００８−２８９３６６Ａ）
【公開日】平成２０年１２月４日（２００８．１２．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−１３４８９７（Ｐ２００７−１３４８９７）
【出願日】平成１９年５月２２日（２００７．５．２２）
【出願人】（５９１１０８１７８）秋田県 (126)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年１２月４日（２００８．１２．４）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年５月２２日（２００７．５．２２）
【出願人】（５９１１０８１７８）秋田県 (126)
【Ｆターム（参考）】
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