着脱式貼着照明器具
【課題】グラス底面などのガラス面に自在に貼り付き、表層と電気部品を着脱式として表層のみの水洗い、また交換を可能とする着脱式貼着照明器具を提供する。
【解決手段】貼着層１０を備えた支持体７に、少なくとも電池２、導線３、スイッチ４、１個以上の発光ダイオード５からなる発光システムを含む基盤１の輪郭に等しい凹部を設け、両者を着脱式としたことを特徴とする着脱式貼着照明器具。
【解決手段】貼着層１０を備えた支持体７に、少なくとも電池２、導線３、スイッチ４、１個以上の発光ダイオード５からなる発光システムを含む基盤１の輪郭に等しい凹部を設け、両者を着脱式としたことを特徴とする着脱式貼着照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明はグラス底面等のガラス面に貼付け、発光することでグラスなどのコップ類及び飲料物及び空間を演出するための照明器具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
一般に、コップの下に配しコップの重みを利用したスイッチで発光しコップ及び飲料を照らし審美性の向上を図る、発光機能を有するコースターの発明は知られている（特許文献１参照）。また、無数の電球を間隔をおいて一連の電気コード上に配した発明は知られている（特許文献２参照）。
【特許文献１】特開平５−２４５０３１号広報
【特許文献２】特開２００２−２６０４０５号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
ところが次のような問題があった。
（イ）コースターが単体で発光しているためコップを口元へ運んだり持ち歩く際、コースターとコップの距離が離れてしまい照明によるコップ及び飲料物への一定の効果が得られない。
（ロ）コースター本体内に発光ダイオード、電池、配線を含む内部構造が仕組まれているため水洗い時の水分の侵入による故障を恐れ、表面が汚れても拭き取るに止まらざるをえない。
（ハ）本体の設置場所をコンセントの位置に左右される。
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
発光システムを含む基盤を、表層となる支持体に繰り返し着脱可能な状態で装着する。
支持体に貼着層を設ける。貼着層は支持体に永久的あるいは強力に貼着し、その他の貼着面はそれより低い貼着力とする。以上を特徴とする着脱式貼着照明器具である。
【発明の効果】
【０００５】
（イ）本体をグラス底面に貼着するため、グラスを置いた状態から口元へ運んだり持ち歩く際にもグラスと照明器具の関係は一定の状態が保たれ、照明によるグラス及び飲料物への効果が一定である。
（ロ）本発明品の使用効果により暗所における本発明品装着状態の２つ以上のグラスの移動時の接触、転倒、破損を防ぐ。
（ハ）故障の原因となる電気部品を含む基盤を取り外して、本体表層となる支持体を水洗いでき清潔である。
（ニ）貼着層の支持体への貼着力をその他の被貼着物に対する貼着力よりも高く設定することで、被貼着物からの取り外し時の剥がし残しによる汚れを防ぐ。
（ホ）コンセントの位置に関係なく設置箇所、設置個数が自在である。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
（イ）盆型の基盤（１）には少なくとも電池（２）、導線（３）、スイッチ（４）、１個以上の発光ダイオード（５）を内に配し、蓋（６）で嵌着密閉する。蓋（６）は発光ダイオード（５）の発光方向を妨げないように、発光ダイオード（５）を配した位置に応じて全面あるいは部分的に透明な材を具有するものとする。
（ロ）ゴム、発砲ゴム、シリコン、ウレタン等の柔軟な素材で形成した支持体（７）に、蓋（６）を含む基盤（１）の外面輪郭に沿った形の凹部を設ける。
（ハ）支持体（７）に蓋（６）で嵌着密閉した状態の基盤（１）をはめ込むと同時に、つめ（８）とつめ受け（９）が合致し、該蓋（６）で嵌着密閉した状態の該基盤（１）を該支持体（７）に着脱可能な状態で固定する。
（ニ）支持体（７）における、少なくとも被貼着物に面する箇所に粘着性の貼着層（１０）を設ける。
（ホ）貼着層（１０）の材質は本体を被貼着物に任意の時間貼着し続け、かつ任意に剥がし易いものとすべく、圧着粘着剤や粘着性両面テープを採用する。また該貼着層（１０）は支持体（７）に永久的に貼着あるいは強力に貼着させることを目的としグラス底面及びガラス面等に対する貼着力よりも高い貼着力で該支持体（７）に貼着することで、グラス面及びガラス面等に装着後剥がす際に比較的剥がし易く、剥がし残しが生じにくくする。特に粘着性シリコン、粘着性ウレタンを採用の際は永久的に該支持体（７）との圧着貼着をし、またグラス底面およびガラス面等に対する面は貼着を繰り返しても貼着力が衰えることなく、ホコリ等の異物が張り付いてしまっても石鹸水などで洗浄すれば元の粘着性の貼着力が回復する。
（ヘ）貼着面方向へ発光させたい場合は、発光ダイオード（５）の配置に応じて支持体（７）に発光口（１１）を設ける。本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明を使用するときは、上記の着脱式照明器具を貼着層（１０）の粘着性を利用し、グラス底面やガラス面等の平面、あるいは貼着層（１０）の表面形状に則した面に圧着する。本体貼着前後にスイッチ（４）を入れる。なお、支持体（７）が汚れた時は、蓋（６）で嵌着密閉をした状態の基盤（１）を支持体（７）から取り外し支持体（７）を水洗いし、清潔さを回復させる。
粘着層（１０）の表面にホコリ等が付着し貼着力が低下した時は、蓋（６）で嵌着密閉をした状態の基盤（１）を支持体（７）から取り外し水洗いし貼着力を回復させるか、貼着層を新品に取り替える。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の分離斜視図
【図２】本発明の断面図
【図３】本発明の他の実地例を示す断面図
【図４】本発明の使用状態を示す断面図
【符号の説明】
【０００８】
１ 基盤
２ 電池
３ 導線
４ スイッチ
５ 発光ダイオード
６ 蓋
７ 支持体
８ つめ
９ つめ受け
１０ 貼着層
１１ 発光口
１２ グラス
１３ 本体
【技術分野】
【０００１】
本発明はグラス底面等のガラス面に貼付け、発光することでグラスなどのコップ類及び飲料物及び空間を演出するための照明器具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
一般に、コップの下に配しコップの重みを利用したスイッチで発光しコップ及び飲料を照らし審美性の向上を図る、発光機能を有するコースターの発明は知られている（特許文献１参照）。また、無数の電球を間隔をおいて一連の電気コード上に配した発明は知られている（特許文献２参照）。
【特許文献１】特開平５−２４５０３１号広報
【特許文献２】特開２００２−２６０４０５号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
ところが次のような問題があった。
（イ）コースターが単体で発光しているためコップを口元へ運んだり持ち歩く際、コースターとコップの距離が離れてしまい照明によるコップ及び飲料物への一定の効果が得られない。
（ロ）コースター本体内に発光ダイオード、電池、配線を含む内部構造が仕組まれているため水洗い時の水分の侵入による故障を恐れ、表面が汚れても拭き取るに止まらざるをえない。
（ハ）本体の設置場所をコンセントの位置に左右される。
本発明はこれらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
発光システムを含む基盤を、表層となる支持体に繰り返し着脱可能な状態で装着する。
支持体に貼着層を設ける。貼着層は支持体に永久的あるいは強力に貼着し、その他の貼着面はそれより低い貼着力とする。以上を特徴とする着脱式貼着照明器具である。
【発明の効果】
【０００５】
（イ）本体をグラス底面に貼着するため、グラスを置いた状態から口元へ運んだり持ち歩く際にもグラスと照明器具の関係は一定の状態が保たれ、照明によるグラス及び飲料物への効果が一定である。
（ロ）本発明品の使用効果により暗所における本発明品装着状態の２つ以上のグラスの移動時の接触、転倒、破損を防ぐ。
（ハ）故障の原因となる電気部品を含む基盤を取り外して、本体表層となる支持体を水洗いでき清潔である。
（ニ）貼着層の支持体への貼着力をその他の被貼着物に対する貼着力よりも高く設定することで、被貼着物からの取り外し時の剥がし残しによる汚れを防ぐ。
（ホ）コンセントの位置に関係なく設置箇所、設置個数が自在である。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
（イ）盆型の基盤（１）には少なくとも電池（２）、導線（３）、スイッチ（４）、１個以上の発光ダイオード（５）を内に配し、蓋（６）で嵌着密閉する。蓋（６）は発光ダイオード（５）の発光方向を妨げないように、発光ダイオード（５）を配した位置に応じて全面あるいは部分的に透明な材を具有するものとする。
（ロ）ゴム、発砲ゴム、シリコン、ウレタン等の柔軟な素材で形成した支持体（７）に、蓋（６）を含む基盤（１）の外面輪郭に沿った形の凹部を設ける。
（ハ）支持体（７）に蓋（６）で嵌着密閉した状態の基盤（１）をはめ込むと同時に、つめ（８）とつめ受け（９）が合致し、該蓋（６）で嵌着密閉した状態の該基盤（１）を該支持体（７）に着脱可能な状態で固定する。
（ニ）支持体（７）における、少なくとも被貼着物に面する箇所に粘着性の貼着層（１０）を設ける。
（ホ）貼着層（１０）の材質は本体を被貼着物に任意の時間貼着し続け、かつ任意に剥がし易いものとすべく、圧着粘着剤や粘着性両面テープを採用する。また該貼着層（１０）は支持体（７）に永久的に貼着あるいは強力に貼着させることを目的としグラス底面及びガラス面等に対する貼着力よりも高い貼着力で該支持体（７）に貼着することで、グラス面及びガラス面等に装着後剥がす際に比較的剥がし易く、剥がし残しが生じにくくする。特に粘着性シリコン、粘着性ウレタンを採用の際は永久的に該支持体（７）との圧着貼着をし、またグラス底面およびガラス面等に対する面は貼着を繰り返しても貼着力が衰えることなく、ホコリ等の異物が張り付いてしまっても石鹸水などで洗浄すれば元の粘着性の貼着力が回復する。
（ヘ）貼着面方向へ発光させたい場合は、発光ダイオード（５）の配置に応じて支持体（７）に発光口（１１）を設ける。本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明を使用するときは、上記の着脱式照明器具を貼着層（１０）の粘着性を利用し、グラス底面やガラス面等の平面、あるいは貼着層（１０）の表面形状に則した面に圧着する。本体貼着前後にスイッチ（４）を入れる。なお、支持体（７）が汚れた時は、蓋（６）で嵌着密閉をした状態の基盤（１）を支持体（７）から取り外し支持体（７）を水洗いし、清潔さを回復させる。
粘着層（１０）の表面にホコリ等が付着し貼着力が低下した時は、蓋（６）で嵌着密閉をした状態の基盤（１）を支持体（７）から取り外し水洗いし貼着力を回復させるか、貼着層を新品に取り替える。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の分離斜視図
【図２】本発明の断面図
【図３】本発明の他の実地例を示す断面図
【図４】本発明の使用状態を示す断面図
【符号の説明】
【０００８】
１ 基盤
２ 電池
３ 導線
４ スイッチ
５ 発光ダイオード
６ 蓋
７ 支持体
８ つめ
９ つめ受け
１０ 貼着層
１１ 発光口
１２ グラス
１３ 本体
【特許請求の範囲】
【請求項１】
貼着層を備えた支持体に、発光システムを含む基盤の輪郭に等しい凹部を設け両者を着脱式としたことを特徴とする着脱式貼着照明器具。
【請求項１】
貼着層を備えた支持体に、発光システムを含む基盤の輪郭に等しい凹部を設け両者を着脱式としたことを特徴とする着脱式貼着照明器具。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００８−１４７１５０（Ｐ２００８−１４７１５０Ａ）
【公開日】平成２０年６月２６日（２００８．６．２６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−３５７１５０（Ｐ２００６−３５７１５０）
【出願日】平成１８年１２月８日（２００６．１２．８）
【出願人】（５０７０１０８４３）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年６月２６日（２００８．６．２６）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年１２月８日（２００６．１２．８）
【出願人】（５０７０１０８４３）
【Ｆターム（参考）】
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