説明

睫毛カール施術方法

【課題】睫毛カールを手際よくかつ美しく仕上げることができる睫毛カール用ロッド部材を提供する。
【解決手段】裏面1aに接着層5aおよびこの接着層5a上に剥離紙5bを有し伸縮性および可撓性を有するテープ1と、このテープ1の表面1bの一端10aに沿って接着された睫毛を巻き付けるための曲面3aおよび可撓性を有し例えば天然性の生ゴム材にて成るロッド3とにて構成される睫毛カール用ロッド部材4で、睫毛の生え際に沿って瞼にテープ1のロッド2が貼り付けられた一端10aの裏面1aの接着層5aを貼り付け、テープ1の一端10aが瞼に貼り付けられた状態からテープ1の他端10bを眉毛側に引き上げて睫毛を根元側から起こしてこの起こした状態を保つようにテープ1の裏面1aの接着されていない接着層5aを瞼に貼り付けて使用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、睫毛カールを手際よくかつ美しく仕上げることができる睫毛カール用ロッド部材および睫毛カール施術方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の睫毛カール施術方法は、瞼に直接ロッドを糊付けして、ロッド上に睫毛を巻き付けてパーマを施術する方法にて行われている(例えば、特許文献1参照)。よって、睫毛をロッドに沿わすように立ち上げるためには、例えば瞼を上に引き上げて、その状態を保持したまま瞼にテープを貼って固定しなければならない。
【0003】
【特許文献1】特開2005−237628号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の睫毛カール施術方法は、瞼に直接ロッドを貼り付けているため、ロッドを貼り付けるためには強力な接着剤の利用が必要となり瞼に負担がかかり、瞼が肌荒れする場合がある。また、ロッドは小さく瞼に上手く接着することができなかったり、ロッドに睫毛を接着する際に睫毛を立ち上がることが困難で手際が悪くなるという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、睫毛カールを手際よくかつ美しく仕上げることができる睫毛カール用ロッド部材および睫毛カール施術方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、裏面に接着層を有し伸縮性および可撓性を有するテープと、テープの表面の一端に沿って接着された睫毛を巻き付けるための曲面および可撓性を有するロッドとにて成るものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明の睫毛カール用ロッド部材は、裏面に接着層を有し伸縮性および可撓性を有するテープと、テープの表面の一端に沿って接着された睫毛を巻き付けるための曲面および可撓性を有するロッドとにて成るので、睫毛カール用ロッド部材を睫毛の生え際に手際よく貼り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1における睫毛カール用ロッド部材の構成を示した斜視図および側面図、図2は図1に示した睫毛カール用ロッド部材を作成する工程を示した図、図3ないし図5は図1に示した睫毛カール用ロッド部材を用いた睫毛カール施術方法を示した図である。図において、本実施の形態の睫毛カール用ロッド部材4は、裏面1aに接着層5aを有し伸縮性および可撓性を有するテープ1と、テープ1の表面1bの一端10aに例えば両面テープ2にて接着された睫毛を巻き付けるための曲面3aおよび可撓性を有するロッド3とにて成る。そして、睫毛カール用ロッド部材4を使用する前には、テープ1の裏面1aの接着層5a上には剥離紙5bが形成されている。但し、図1(b)において、テープ1、接着層5a、剥離紙5b、両面テープ2はこれらの構成位置を明確にするために、実際の厚みより厚く示しているものである。
【0009】
次に、上記のように構成された睫毛カール用ロッド部材4を作成する工程を図2を交えて説明する。まず、裏面1aに接着層および接着層上に剥離紙(接着層および剥離紙は図1以外において全ての図示を省略している)を有し、伸縮性および可撓性を有するテープ巻材100の一端10aに、必要長さ分の両面テープ2の一方の面の剥離紙を外して接着する(図2(a))。次に、ゴムチューブ巻材30(図2(b))を必要な長さ、一般的な成人の目頭から目尻の長さLである例えば40mmの長さのゴムチューブ材31に切断する(図2(c))。次に、ゴムチューブ材31を径方向に半分(図2(c)に点線にて示す位置)と成るように切断してロッド3を作成する(図2(d))。尚、ここでは径方向の半分の位置にて切断する例を示したが、これに限られることはなく、睫毛のカール度合いや、睫毛の長さに応じて、例えば、径方向において、1/3や、2/3に切断してロッド3として用いる場合も考えられる。
【0010】
次に、両面テープ2が一端10aに接着されたテープ巻材100を必要な長さ、ロッド3と同一の長さLである例えば40mmの長さのテープ1に切断する(図2(e))。そして、テープ1の表面1bの一端10aの両面テープ2の他方の面の剥離紙を外して、先ほど作成したロッド3を接着して図1に示すような睫毛カール用ロッド部材4を形成する。尚、上記にて示した睫毛カール用ロッド部材4の製造方法は1例であり、他の方法にて製造することが可能であることは言うまでもなく、特に工場にて大量生産する場合は、睫毛カール用ロッド部材4の構造としては同様のものが製造されるものの、例えば、ロッドをテープに接着する際に接着剤にて接着する方法や、ロッドおよびテープの長さを、テープ上にロッドを貼り付けた後に切り分けて行う方法など上記に示した製造方法とは異なる製造方法にて製造することが考えられる。
【0011】
ここで用いたテープ巻材100は、例えば、ポリウレタン不織布にて成る「株式会社ニチバン」のソフポア(登録商標)である。本願発明者は様々なテープを使用して実験を繰り返した結果、ポリウレタン不織布にて成るこの商品が本願睫毛カール用ロッド部材4としての必要な伸縮性および可撓性を有していることを発見した。さらに、このテープ巻材100の接着層は、低刺激性のアクリル系粘着剤にて成り、肌に対して低刺激であるため採用したものである。但し、同様な条件を備えている他の部材を利用しても良いことは言うまでもない。また、ここでは一端10aから他端10bまでの幅Lが25mmのものを利用した。
【0012】
そして、ロッド3を作成するためのゴムチューブ巻材30は例えば、天然性の生ゴム材にて成り。例えば、「有限会社扶桑ゴム産業」のアメゴムチューブを用いることが可能であり、ゴム硬度が35程度、伸びが690%程度で、厚みが1mm程度にて成り、内径Rは、3mm、4mm、5mmを有するもののいずれかを、睫毛の長さおよびカール度合いにあわせて必要となる大きさを選択して用いる。また、両面テープ2はロッド3がテープ1の表面1bに接着できる程度の接着力を有していればよく、また、両面テープ2は直接肌に触れる部分ではないため肌荒れを考慮する必要はほとんどない。そして両面テープ2の幅Lはロッド3が接着できる程度の幅、例えば7mmの幅を有するものを利用すれば、上記に示したロッド3の内径Rが何れの場合であっても十分に利用することが可能となる。また、ロッド3の内径Rに合わせて両面テープ2の幅Lを変更させても良いことは言うまでもない。さらに、テープ1の表面1bへのロッド3の接着は両面テープ2でなくとも、他の液体状の接着剤などを用いることも可能である。但し、液体状の接着剤を用いる場合には、接着剤が乾くまで利用することができないため睫毛カール用ロッド部材4を作成するのに時間を要する。
【0013】
次に上記のように構成された睫毛カール用ロッド部材4を用いた睫毛カールの施術方法について図3ないし図5を交えて説明する。尚、図3ないし図5においては、ロッド3の部分を、便宜上平面的に表し、点ハッチングの領域にて示している。また、図3ないし図5においては、左目の睫毛6、瞼7、(この発明おいて睫毛6および瞼7とは目の上側の上睫毛および上瞼を示しているものである)および眉毛8、そして、下睫毛60を示しているが、右目も以下に示す睫毛カール施術方法は同様に行うことは言うまでもなくその説明を省略して示す。また、図3においては、平面図および側面図を示している。また、下睫毛60は今回の睫毛カールを施術する対象外であるため、平面図においては省略して示し、側面図のみに示している。
【0014】
まず、睫毛6の汚れを例えばコットンなどにて拭き取ることにより除去する(図3(a−1)、(a−2))。次に、睫毛カール用ロッド部材4のテープ1の裏面1aの剥離紙を取り除き、テープ1のロッド3が接着されている一端10aの裏面1aの接着層を目頭側に当て接着する。そして、テープ1のロッド3の接着されている一端10aの接着層を目尻側に持って行き、睫毛6の生え際に沿って瞼7に睫毛カール用ロッド部材4のテープ1の一端10aを貼り付ける(図3(b−1)、(b−2))。この際、テープ1およびロッド3は可撓性を有しているため、テープ1を睫毛6の生え際に沿って湾曲を作りながら貼り付けを行うことが可能となる。よって、個人個人の睫毛6の生え際の形状に合わせて対応することが可能となる。尚、この睫毛カール用ロッド部材4を瞼6の長さに合わせて貼り付ける工程において、睫毛カール用ロッド部材4の長さLが長いようであれば個人の瞼6の長さに応じてのハサミなどを用いて施術者が適宜切断して利用することが可能である。これは、ロッド6およびテープ1がハサミにて容易に切断できるものにて構成されているためである。
【0015】
次に、テープ1の他端10bを例えばピンセットまたは施術者の手で眉8の方向(図3(c)において、矢印Aの方向)に引っ張り、睫毛6の根元側を起こすように引き上げる。そして、この状態を保つためにテープ1の裏面1aの接着層の未接着の部分を瞼7に貼り付ける(図3(c−1)、(c−2))。特に、図3(b−2)から図3(c−2)の図を比較してわかるように、通常人間が瞼7を閉じた状態では、睫毛6と下睫毛60とは重なった状態となる(図3(b−1))。しかしながら、本願発明の睫毛カール用ロッド部材4を瞼7の睫毛の6の生え際に貼り付けた状態から引き上げると、睫毛6は瞼7が上方向に引き上げられるとともに上方向に引き上げられ、図3(c−2)に示したように、睫毛6は下睫毛60から離れて立ち上がった状態を維持することができる。
【0016】
この際、テープ1は有る程度の伸縮性を有しているもの使用しているため、手際よくかつ正確に引き上げることが可能となり、睫毛6の根元側を所望の起こし状態とすることが可能となる。また、この後睫毛カール終了まで、テープ1の接着面は瞼7に接着された状態が維持されるが、ここではテープ1の接着層は低刺激性のアクリル系粘着剤にて形成されているため、肌の弱い場合でもあっても睫毛カール終了まで接着されていたとしてもかぶれを心配する必要は少ない。尚、ここではテープ1の接着層が低刺激性のアクリル系粘着剤にて形成されている例を示したが、これに限られることはなく、テープ1の接着層は瞼7に対して睫毛カールの施術開始から終了までの接着力を有しており、かつ、肌に対して低刺激であればよいことは言うまでもない。
【0017】
次に、睫毛6またはロッド3の曲面3aに水溶性の接着剤を例えば刷毛にて塗布する。尚、ここでは水溶性の接着剤を使用する例を示したが、これに限られることはなく、他の接着剤でもよいことは言うまでもない、但し、睫毛カール施術後に容易に取り除くことが可能なものがよいことは言うまでもない。次に、例えば竹串20を用いて睫毛6を根元から持ち上げるように整えて(図3(d)において、矢印Bの方向)、ロッド3の曲面3aに睫毛6を巻き付けるようにして貼り付けていく(図3(d))。そして、ロッド3の曲面3aに貼り付けられた睫毛6に、ロッド3上に固定された睫毛3の形状を維持するようにカール施術を行い睫毛6にカールをかける工程行う。具体的な例としては、例えばパーマ処理または加熱処理を行い睫毛6にカールをかける。例えば加熱処理を行う場合には、このロッド3の表面に睫毛6を貼り付けた工程の後に、ロッド3の曲面3aに貼り付けられている睫毛6を根元側から毛先側にかけて加熱していき、睫毛6にカールをかける。
【0018】
また、パーマ処理を行う場合には、所望の睫毛6のカールを得るためにロッド3の曲面3aに貼り付けられている睫毛6の根元側から睫毛カール第1液21(例えば、ジェル状にてなり垂れにくい形状にて形成されていることが望ましい)を例えば、竹串20の先端にて取り、睫毛6上を例えば目頭から目尻にかけて横にスライドさせるように塗布し、第1の所定時間、例えば10分程度放置する。尚、第1の所定時間とは、睫毛6の毛質などにより適宜設定されるものである。この際、睫毛6の必要となるカール度合いは睫毛カール第1液21の塗布幅L(睫毛6の根元側より上部における幅)により自在に設定することが可能となる。次に、睫毛カール第1液21を例えば綿棒22で睫毛6の根元側から毛先側に向かって(図4(b)において、矢印Cの方向)拭き取る(図4(b))。尚、この工程は、睫毛カール第1液21の成分の残存により睫毛6と睫毛カール第1液21との過剰反応を防止する目的と、さらに、次に行う睫毛カール第2液の塗布において、睫毛カール第1液21の成分が阻害せず睫毛6に対して正常に作用するために行うためのものである。
【0019】
次に、上記に示した睫毛カール第1液21を塗布した同じ箇所に、同じ要領、すなわち竹串20の先端に睫毛カール第2液(例えば、ジェル状にて成り垂れにくい形状にて形成されていることが望ましい)をとり、睫毛6上を例えば目頭から目尻にかけて横にスライドさせるように塗布していく。そして、睫毛カール第1液21の第1の所定時間と同じ、第2の所定時間、例えば10分程度放置する。次に、睫毛カール第2液を睫毛カール第1液21と同様に例えば綿棒22で睫毛6の根元側から毛先側に向かって(図4(d)において、矢印Cの方向)拭き取る(図4(d))。尚、この工程は、次に行うトリートメントの塗布において、睫毛カール第2液23の成分が阻害せず睫毛6に対して正常に作用するために行うためのものである。以上の工程にてパーマ処理の工程を終了する。
【0020】
以下の工程はパーマ処理および加熱処理の何れの工程においても同様に行うものである。次に、睫毛6のトリートメントのために、ローション24を例えば綿棒22に含ませて、睫毛6に塗布して3分〜5分程度放置する。次に、例えば綿棒22に接着剤を取り除くためのクレンジング剤25を含ませ塗布しながらロッド3と睫毛6とを丁寧に剥がしていき(図5(b))、睫毛カール用ロッド部材4を瞼7からはがす。次に、睫毛6に付着している接着剤が残存していれば、それを取り除く為に水を含ませたコットンで拭き、睫毛6に水をかけて水洗いする。そして、水を拭き取れば睫毛カールが完成する。
【0021】
上記に示したように、本願発明の実施の形態1における睫毛カール施術方法が行われる。よって、テープ1の可撓性とは、上記にて説明した睫毛カール施術方法において、睫毛カール用ロッド部材4を睫毛6の生え際に沿って瞼7にそのテープ1の一端10aを貼り付ける工程、および、その後の工程の瞼7上に貼り付ける工程において、瞼7の形状にあわせて自由に変形させて沿わすことができる程度の可撓性を示している。また、ロッド3の可撓性とは、睫毛カール用ロッド部材4を睫毛6の生え際に沿って瞼7にそのテープ1の一端10aを貼り付ける工程において、睫毛6の生え際に沿って瞼7に貼り付けられるテープ1の湾曲した形状とほぼ同様に変形する程度の可撓性を示している。また、テープ1の伸縮性とは、上記にて説明した睫毛カール施術方法において、睫毛6を引き上げる工程において、テープ1を引き上げやすく、また、引き上げた状態を保持できる程度に自由に変形させて沿わすことができる程度の伸縮性を示している。よって、テープ1の伸縮性および可撓性、および、ロッド3の可撓性は、上記に示した睫毛カール施術方法可能な程度のものであれば、本実施の形態にて示した具体例以外の部材でも利用することが可能であることは言うまでもなく、同様の効果を奏することが可能となる。
【0022】
特にロッド3には、天然性の生ゴム材を利用する例を示したが、これに限られることはなく、シリコンゴム材などの利用も可能であるが、シリコンゴム材の場合には、シリコンゴム材にて成るロッドをテープに貼り付ける場合に特殊な接着剤が必要となる。睫毛を貼り付ける場合にも同様に特別は接着剤が必要となる。また、軟プラスティック材など条件にあてはまるものであれば利用することが可能であることは言うまでもない。しかしながら、本願発明の機能を有しており、さらに、コストの面を考慮すると、天然性の生ゴム材が現時点においては優れているものと考えられる。
【0023】
上記のように構成された実施の形態1の睫毛カール用ロッド部材および睫毛カール施術方法によれば、テープおよびロッドが可撓性を有しているため、睫毛カール用ロッド部材を瞼に手際よくかつ正確に設置することが可能となり、かつ、様々な個性のある瞼のカーブに対応して睫毛カールを施術することができる。さらに、テープに有る程度の伸縮性を有しているため、睫毛を立ち上げるための工程が、手際よく、かつ、正確に施術することが可能となる。また、睫毛カール施術方法において、睫毛に加熱処理またはパーマ処理を行う場合、ロッドの曲面上に貼り付けれた睫毛のみに処理を行うことが可能となり、睫毛の生え際が加熱されたり、または、睫毛の生え際にパーマ液が付着することを防止できる。また、本願発明の睫毛カール用ロッド部材を構成しているテープ、および、ロッドなどは安価なものにて形成することが可能なため、低コストにて睫毛カールの施術を行うことができるとともに、低コストであるため1回毎に使い捨てが可能となり、特に睫毛カール用ロッド部材の使い回しにより睫毛カールで問題となる、他人間の眼病がうつることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】この発明の実施の形態1の睫毛カール施術方法に用いる睫毛カール用ロッド部材の構成を示す図である。
【図2】図1に示した睫毛カール用ロッド部材を作成する工程を示した図である。
【図3】図1に示した睫毛カール用ロッド部材を用いた睫毛カール施術方法である。
【図4】図1に示した睫毛カール用ロッド部材を用いた睫毛カール施術方法である。
【図5】図1に示した睫毛カール用ロッド部材を用いた睫毛カール施術方法である。
【符号の説明】
【0025】
1 伸縮性粘着テープ、1a 裏面、1b 表面、3 ロッド、3a 曲面、
4 睫毛カール用ロッド部材、5 剥離紙、5a 接着層、6 睫毛、7 瞼、8 眉、10a 一端、10b 他端。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
裏面に接着層を有し伸縮性および可撓性を有するテープと、上記テープの表面の一端に沿って接着された睫毛を巻き付けるための曲面および可撓性を有するロッドとにて成ることを特徴とする睫毛カール用ロッド部材。
【請求項2】
上記テープの裏面の接着層上に剥離紙を有することを特徴とする請求項2に記載の睫毛カール用ロッド部材。
【請求項3】
上記テープは、ポリウレタン不織布にて成ることを特徴とする請求項4または請求項3に記載の睫毛カール用ロッド部材。
【請求項4】
上記テープの接着層は、低刺激性のアクリル系粘着剤にて成ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の睫毛カール用ロッド部材。
【請求項5】
上記ロッドは、天然生ゴム材にて成ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の睫毛カール用ロッド部材。
【請求項6】
睫毛を巻き付けるため曲面および可撓性を有するロッドが表面の一端に沿って接着され裏面に接着層を有し伸縮性および可撓性を有するテープを、上記睫毛の生え際に沿って瞼に上記テープの上記ロッドが貼り付けられた一端の裏面の接着層を貼り付ける工程と、上記テープの一端が上記瞼に貼り付けられた状態から上記テープの他端を眉毛側に引き上げて上記睫毛を根元側から起こしてこの起こした状態を保つように上記テープの裏面の接着されていない接着層を上記瞼に貼り付ける工程と、上記ロッド表面に沿わせるように上記睫毛を貼付剤にて上記ロッド上に巻き付けて貼り付ける工程と、上記ロッド上に固定された上記睫毛の形状を維持するようにカール施術を行い上記睫毛にカールをかける工程とを備えたことを特徴とする睫毛カール施術方法。
【請求項7】
上記カール施術を行う工程として、上記ロッド表面上に貼り付けられた上記睫毛上にパーマ液を塗布して行う工程、または上記ロッド表面上に貼り付けられた上記睫毛を加熱して行う工程のいずれかにて成ることを特徴とす請求項6に記載の睫毛カール施術方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−275113(P2007−275113A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−101878(P2006−101878)
【出願日】平成18年4月3日(2006.4.3)
【特許番号】特許第3978457号(P3978457)
【特許公報発行日】平成19年9月19日(2007.9.19)
【出願人】(506048544)有限会社 プリアンファ (3)
【Fターム(参考)】