説明

砂利ネットの洗浄方法、砂利ネットを洗浄するためのパレット及び石を洗浄するためのパレット

【課題】作業者の負担を軽減するとともに作業時間を短くすることができる砂利ネットの洗浄方法及び砂利ネットを洗浄する際に好適な砂利ネットを洗浄するためのパレットを提供することを課題とする。
【解決手段】袋状のネットの中に石が充填された砂利ネットJを洗浄する方法であって、パレット1の上に砂利ネットJを載置する載置工程と、移動式昇降機Fを用いてパレット1を水Wが貯留された貯水槽6内に運ぶ搬送工程と、貯水槽6内でパレット1を昇降させて砂利ネットJを洗浄する洗浄工程と、を含むこと特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、馬場等のスポーツフィールドで透水性の土嚢として用いられる砂利ネットの洗浄方法及び砂利ネットを洗浄するためのパレットに関する。
【背景技術】
【0002】
馬場のダートコースの表層体は、クッション砂やゴムチップ等の粒径の小さい表層材料を敷きつめて構成されている。この表層材料が風雨によって外部に流出しないように、ダートコースの脇に、例えば「砂利ネット」と呼ばれる複数の透水性の土嚢を配置することが知られている。特許文献1に記載の通常の土嚢であると、ダートコース上に水が溜まってしまうため、砂利ネットは、袋状のネットの中に比較的粒径の大きい単粒砕石が充填されて構成されている。砂利ネットによれば、表層材料の流出を防止するとともにダートコースに溜まった水を排水することができる。
【0003】
砂利ネットは、長期間使用すると砕石間の目地に表層材料や、草、根等が入り込み目詰まりを起こす可能性があるため、定期的に洗浄を行うことが好ましい。従来は、砂利ネットの洗浄を行う際には、作業員が例えば2人がかりで砂利ネットを持ち上げ、タイヤショベルのホッパー内に貯留された水の中で砂利ネットを昇降させ表層材料や草、根等を洗い落としていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−229340
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、砂利ネットは非常に重く、また、例えば一周約6000mダートコースにおいては砂利ネットを1万個以上設置するため、従来の洗浄方法では作業者の負担が大きく、作業時間も長くなるという問題があった。
【0006】
本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、作業者の負担を軽減するとともに作業時間を短くすることができる砂利ネットの洗浄方法、砂利ネットを洗浄する際に好適な砂利ネットを洗浄するためのパレット及び石を洗浄する際に好適な石を洗浄するためのパレットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するために本発明は、袋状のネットの中に石が充填された砂利ネットを洗浄する方法であって、パレットの上に前記砂利ネットを載置する載置工程と、移動式昇降機を用いて前記パレットを水が貯留された貯水槽内に運ぶ搬送工程と、前記貯水槽内で前記パレットを昇降させて前記砂利ネットを洗浄する洗浄工程と、を含むこと特徴とする。
【0008】
かかる方法によれば、パレットに複数の砂利ネットを載置して、移動式昇降機によってパレットごと貯水槽の水中内で昇降させるだけで、砂利ネットを洗浄することができる。これにより、作業者の負担を軽減することができるとともに作業時間を大幅に短縮できる。移動式昇降機としては、フォークリフトやクレーン車等を用いることができる。
【0009】
また、前記パレットは、前記砂利ネットが載置される網状の載置板部と、前記載置板部の上に、前記移動式昇降機の一部が係止される部位を備えた係止枠部と、を有することが好ましい。
【0010】
例えば、移動式昇降機としてフォークリフトを用いる場合、従来の板状のパレットでは貯水槽内で昇降させることができない。つまり、従来の通常のパレットは、板状部材の対向する側面同士を貫通する係止孔が設けられている。この係止孔にフォークリフトのツメ部を挿入して、貯水槽に搬送しても、ツメ部が貯水槽を構成する壁に当ってしまうため貯水槽内でパレットを昇降させることができない。しかし、本発明の構成によれば、載置板部の上に係止枠部を備えているため、係止枠部とフォークリフトのツメとの係止位置を、載置される砂利ネットよりも上に設定できるため、貯水槽内で砂利ネットをパレットごと昇降させ、洗浄することができる。
【0011】
また、前記係止枠部は、前記載置板部に対して傾倒可能に形成されていることが好ましい。かかる方法によれば、係止枠部を折りたたむことによって、パレット自体の持ち運びや収納が容易になる。
【0012】
また、本発明は、袋状のネットの中に石が充填された砂利ネットを水の中で昇降させて洗浄するためのパレットであって、前記砂利ネットが載置される網状の載置板部と、前記載置板部の上に、移動式昇降機の一部が係止される部位を備えた係止枠部と、前記載置板部と前記係止枠部の間に介設されたヒンジ部と、を有することを特徴とする。
【0013】
かかる構成によれば、例えば、移動式昇降機としてフォークリフトを用いる場合、係止枠部とフォークリフトのツメ部との係止位置を、載置される砂利ネットよりも上に設定できるため、貯水槽内で砂利ネットをパレットごと昇降させ洗浄することができる。また、ヒンジ部を設けているため、係止枠部を傾倒でき、パレット自体の持ち運びや収納が容易になる。
【0014】
また、本発明は、石を水の中で昇降させて洗浄するためのパレットであって、前記石が載置される網状の載置板部と、前記載置板部の上に、移動式昇降機の一部が係止される部位を備えた係止枠部と、前記載置板部の周囲に立設された網状の壁部と、を有し、前記載置板部及び前記壁部の網目は、前記石の粒径よりも小さい寸法で形成されていることを特徴とする。
【0015】
かかる構成によれば、例えば、移動式昇降機としてフォークリフトを用いる場合、係止枠部とフォークリフトのツメ部との係止位置を、載置される砂利ネットよりも上に設定できるため、貯水槽内で砂利ネットをパレットごと昇降させ、洗浄することができる。一方、石のみを洗浄する場合や、砂利ネットのネットが破損している場合等、洗浄中に石が貯水槽内にこぼれてしまい、こぼれた石の回収作業が煩雑になるという問題がある。しかし、本発明によれば、載置板部及び壁部の網目を砂利ネットに充填された石の粒径よりも小さくなっているため、貯水槽内に石がこぼれるのを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る砂利ネットの洗浄方法によれば、作業者の負担を軽減するとともに作業時間を短くすることができる。また、本発明に係る砂利ネットを洗浄するためのパレット及び石を洗浄するためのパレットによれば、好適に洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本実施形態に係るパレットを示した一部透過分解斜視図である。
【図2】本実施形態に係る貯水槽を示した斜視図である。
【図3】本実施形態に係る砂利ネットの洗浄方法を示した模式図であって、(a)は載置行程、(b)は搬送工程及び洗浄工程を示す。
【図4】パレットの変形例を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る砂利ネットの洗浄方法は、パレット、貯水槽及び移動式昇降機を用いて砂利ネットの洗浄を行うものである。まずは、用いる装置の各構成について説明する。説明中の上下左右前後は、図1中の矢印にしたがう。
【0019】
砂利ネットJは、図1に示すように、砕石SとネットNとで構成されている。砕石Sは単粒砕石であって、ネットNの内部に充填されている。ネットNは、袋状になっており、例えば樹脂で構成されている。ネットNの網目の寸法は、砕石Sの粒径よりも小さくなっている。砂利ネットJは、例えば馬場のダートコースの脇において、ダートコースに沿って複数個並設される。
【0020】
砂利ネットJの砕石S,S間には目地が形成されており、その目地に水が通るようになっている。砂利ネットJによれば、ダートコースに敷きつめられている表層材料の外部への流出を防ぐとともに、雨水を透過させて排水することができる。
【0021】
パレット1は、図1に示すように、載置板部2と、一対の係止枠部3と、ヒンジ部4と、固定バー5とで構成されている。パレット1の材料は特に制限されないが、本実施形態では金属部材で構成されている。
【0022】
載置板部2は、板状を呈し砂利ネットJが載置される部位である。載置板部2は、外枠部11と、外枠部11の内側に形成された網目部12とで構成されている。網目部12は、格子状を呈し上下に貫通している。網目部12の網目の寸法は、砂利ネットJを安定して載置できる大きさに設定されている。網目部12を設けることにより、パレット1を昇降させた際に、砂利ネットJ内に水が通りやすくなるため、洗浄効率を高めることができる。なお、砂利ネットJから砕石Sがこぼれやすい場合は、網目部12の網目の寸法を砕石Sの粒径よりも小さく設定してもよい。
【0023】
係止枠部3は、枠状を呈し後記するフォークリフトFのツメ部F1が係止される部位である。係止枠部3は、載置板部2の前後方向に対向して一対設けられている。係止枠部3は、載置板部2に立設する一対の立設部21と、一対の立設部21に架け渡される横架部22とで構成されている。立設部21及び横架部22はいずれも金属製の角材で構成されている。立設部21は、載置板部2の角部にそれぞれ立設されている。
【0024】
係止枠部3の高さは載置する砂利ネットJの個数や大きさによって適宜設定すればよいが、横架部22に後記するフォークリフトFのツメ部F1を係止させた際に、砂利ネットJとツメ部F1とが干渉しないように設定することが好ましい。なお、本実施形態では、係止枠部3の形状は側面視矩形としたが、これに限定されるものではない。係止枠部3は、フォークリフト(移動式昇降機)Fの一部が係止可能な部位を備えていればどのような形状であってもよい。
【0025】
ヒンジ部4は、係止枠部3の両端部に形成され係止枠部3を傾倒可能にする部位である。ヒンジ部4は、載置板部2の角部に形成された一対のヒンジプレート31とピン32とで構成されている。一対のヒンジプレート31は、立設部21の下部を挟むように形成されている。ピン32は、ヒンジプレート31,31の貫通孔(図示省略)と、立設部21の下部の貫通孔(図示省略)に挿入されている。これにより、係止枠部3は、載置板部2に対して前後方向に傾倒可能になっている。
【0026】
固定バー5は、棒状を呈し一対の係止枠部3を起立した状態に維持する部材である。固定バー5は、本体部41と本体部41の端部に垂直に設けられた一対の挿入部42とで形成されている。挿入部42は、横架部22,22の中央に形成された固定孔22a,22aにそれぞれ挿入される。固定孔22a,22aに固定バー5の挿入部42が挿入されることにより、一対の係止枠部3を起立した状態に維持することができる。
【0027】
貯水槽6は、図2に示すように、上方が開放した箱状を呈し内部に水Wを貯留する。貯水槽6は、タンク51と、タンク51の下部に形成された水抜きパイプ52とを有する。タンク51は、その内部においてパレット1が昇降可能な大きさになっている。
【0028】
次に、砂利ネットの洗浄方法について説明する。本実施形態に係る砂利ネットの洗浄方法では、載置工程と、搬送工程と、洗浄工程とを行う。
【0029】
載置工程では、図3の(a)に示すように、パレット1の上に単数又は複数の砂利ネットJを載置する。砂利ネットJは平積みでもよいし、積み上げてもよい。また、載置工程は、人力で行ってもよいし、機械を用いて行ってもよい。載置工程では、固定バー5を一対の係止枠部3に固定する前に砂利ネットJを載置してもよいし、固定した後に砂利ネットJを載置してもよい。
【0030】
搬送工程では、図3の(a)及び(b)に示すように、パレット1の一対の横架部22の下にフォークリフトFのツメ部F1を挿入し、車両Vの荷台に配置された貯水槽6の内部までパレット1を搬送する。
【0031】
洗浄工程では、フォークリフトFによって砂利ネットJが載置されたパレット1ごと昇降させる。これにより、砂利ネットJの砕石S,S間の目地に詰まった表層材料や、草、根等が分離し、載置板部2の網目部12や係止枠部3の枠内を通過して、貯水槽6の底部に落下する。複数回昇降させて洗浄が終わったら、貯水槽6からパレット1を引き上げて、砂利ネットJを元に置いてあった場所に設置する。
【0032】
以上説明した砂利ネットの洗浄方法によれば、パレット1に複数の砂利ネットJを載置して、フォークリフト(移動式昇降機)Fによってパレット1ごと貯水槽6の水中内で昇降させるだけで、砂利ネットJを洗浄することができる。これにより、作業者の負担を軽減することができるとともに作業時間を大幅に短縮できる。
【0033】
また、本実施形態によれば、載置板部2の上に枠状に立設された係止枠部3が形成されているため、係止枠部3の横架部22とフォークリフトFのツメ部F1との係止位置を載置される砂利ネットJよりも上に設定できる。これにより、パレット1を貯水槽6の内部で昇降させる際に、貯水槽6を構成する壁とツメ部F1との干渉を回避することができる。また、これにより、例えば、貯水槽6の幅よりもフォークリフトFのツメ部F1の長さが大きい場合であっても、洗浄することができる。
【0034】
また、固定バー5を固定孔22aから外すことにより、係止枠部3を倒すことができるため、パレット1を平らにすることができる。これにより、パレット1の搬送及び収納を容易に行うことができる。また、固定バー5を設けることで、一対の係止枠部3を起立した状態に容易に維持することができる。
【0035】
また、載置板部2は上下に貫通する網目部12を備えているため、昇降させた際の水の通りが向上し、洗浄効率を高めることができる。また、係止枠部3の前後方向は大きく開放されているため、水の通りが向上し、洗浄効率をより高めることができる。
【0036】
また、本実施形態では、貯水槽6を車両Vの荷台に載せることにより、貯水槽6を移動させながら洗浄を行うことができる。これにより、作業効率を高めることができる。
【0037】
次に、パレットの変形例について説明する。図4は、パレットの変形例を示した斜視図である。パレット1Aは、図4に示すように、載置板部61と、一対の係止枠部71と、ヒンジ部81と、壁部91と、で構成されている。パレット1Aは、特に、砂利ネットJのネットNが破れている場合や石のみを洗浄する場合等に用いられる。
【0038】
載置板部61は、外枠部62と外枠部62の内側に形成された網目部63とを有する。網目部63の網目の寸法は、砂利ネットJの砕石Sが通過しないように、砕石Sの粒径よりも小さくなっている。
【0039】
各係止枠部71は、一対の立設部72と、立設部72に架け渡された横架部73とを有する。係止枠部71,71同士は前後方向に延設されたサポート部84,84によって連結されている。
【0040】
ヒンジ部81は、一対の立設部72の下端に取り付けられた一対のヒンジプレート82(図4では一つのみ描画)とピン83とで構成されている。載置板部61の後側は、ヒンジ部81を介して立設部72に連結されている。これにより、載置板部61の前側は、ピン83を支点に開閉可能になっている。
【0041】
壁部91は、隣り合う立設部72,72に接続され、載置板部61の四方の周囲を囲むように形成されている。壁部91は、板状を呈し網目部92が形成されている。網目部92の網目の寸法は、砂利ネットJの砕石Sが通過しないように、砕石Sの粒径よりも小さくなっている。壁部91の前側の下端には、枠状を呈する一対のロック部93が形成されている。載置板部61が閉じた状態で、ロック部93にロックピン(図示省略)を挿入することで、載置板部61が閉じた状態を維持できる。
【0042】
パレット1Aを用いた砂利ネットの洗浄方法は、前記した実施形態と同等であるため説明を省略する。パレット1Aによれば、載置板部61の上に枠状に立設された係止枠部71が形成されているため、係止枠部71の横架部73とフォークリフトFのツメ部F1との係止位置を、載置される砂利ネットJよりも上に設定できる。これにより、パレット1Aを貯水槽6の内部に昇降させる際に、貯水槽6を構成する壁とツメ部F1との干渉を回避することができる。
【0043】
ここで、砂利ネットJは、経年劣化によりネットNが破ける場合がある。このような場合に、前記した実施形態のパレット1で洗浄を行うと貯水槽6の中に砕石Sがこぼれてしまい、その砕石Sの回収作業が困難になる。しかし、パレット1Aによれば、載置板部61及び壁部91の網目の寸法を砕石Sの粒径よりも小さくしているため、パレット1Aの外部に砕石Sがこぼれるのを防ぐことができる。
【0044】
また、破れた砂利ネットJを洗浄した後は、目地に詰まった表層材料や草、根等は貯水槽6の底部に沈み、砕石Sはパレット1A内に残留する。ロックピンを外して載置板部61を開放することにより、砕石Sのみを取り出すことができるため、砕石Sを新たな砂利ネットJを製造する際に再利用することができる。
なお、パレット1Aは、砂利ネットJとは関係なく、石のみを洗浄する際にも好適に利用することができる。
【0045】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。例えば、本実施形態では、移動式昇降機としてフォークリフトを用いたが、移動(自走)可能であって、かつ、物を昇降できる機械であれば、これに限定されるものではない。移動式昇降機は、例えば、クレーン車であってもよい。クレーン車を用いる場合は、係止枠部にワイヤを引掛けて吊り上げて洗浄を行えばよい。
【0046】
また、本実施形態ではヒンジ部4を用いたが、必要に応じて適宜設ければよい。また、ヒンジ部4の構造については、係止枠部3が傾倒可能であれば他の構造であってもよい。また、本実施形態では係止枠部3を一対設けたが、ヒンジ部4を用いない形態にすることで係止枠部3を一つにすることもできる。また、本実施形態では、砂利ネットJを馬場のダートコースに設ける場合について例示したが、他の場所に設置する場合においても本発明を適用することができる。
【符号の説明】
【0047】
1 パレット
2 載置板部
3 係止枠部
4 ヒンジ部
5 固定バー
6 貯水槽
11 外枠部
12 網目部
21 立設部
22 横架部
91 壁部
92 網目部
F フォークリフト(移動式昇降機)
F1 ツメ部
J 砂利ネット
N ネット
S 砕石
V 車両
W 水

【特許請求の範囲】
【請求項1】
袋状のネットの中に石が充填された砂利ネットを洗浄する方法であって、
パレットの上に前記砂利ネットを載置する載置工程と、
移動式昇降機を用いて前記パレットを水が貯留された貯水槽内に運ぶ搬送工程と、
前記貯水槽内で前記パレットを昇降させて前記砂利ネットを洗浄する洗浄工程と、を含むこと特徴とする砂利ネットの洗浄方法。
【請求項2】
前記パレットは、
前記砂利ネットが載置される網状の載置板部と、
前記載置板部の上に、前記移動式昇降機の一部が係止される部位を備えた係止枠部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の砂利ネットの洗浄方法。
【請求項3】
前記係止枠部は、前記載置板部に対して傾倒可能に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の砂利ネットの洗浄方法。
【請求項4】
袋状のネットの中に石が充填された砂利ネットを水の中で昇降させて洗浄するためのパレットであって、
前記砂利ネットが載置される網状の載置板部と、
前記載置板部の上に、移動式昇降機の一部が係止される部位を備えた係止枠部と、
前記載置板部と前記係止枠部の間に介設されたヒンジ部と、を有することを特徴とする砂利ネットを洗浄するためのパレット。
【請求項5】
石を水の中で昇降させて洗浄するためのパレットであって、
前記石が載置される網状の載置板部と、
前記載置板部の上に、移動式昇降機の一部が係止される部位を備えた係止枠部と、
前記載置板部の周囲に立設された網状の壁部と、を有し、
前記載置板部及び前記壁部の網目は、前記石の粒径よりも小さい寸法で形成されていることを特徴とする石を洗浄するためのパレット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−250191(P2012−250191A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−125435(P2011−125435)
【出願日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(390002185)大成ロテック株式会社 (90)
【出願人】(501257141)株式会社城南工建 (2)
【Fターム(参考)】