説明

磁気粒子イメージング装置及び磁気粒子イメージング方法

【課題】空間分解能や感度の空間的均一性を向上し得る磁気粒子イメージング装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る磁気粒子イメージング装置100は、磁気粒子を含む撮像対象を画像化する磁気粒子イメージング装置100であって、前記撮像対象に磁場を付与する磁場付与手段112と、前記磁場の付与方向を制御する付与方向制御手段114と、前記撮像対象からの磁場変化を検知する検知手段120と、前記検知結果に基づいて生成した投影データを処理する処理手段130とを備え、前記付与方向制御手段は、前記撮像対象に対して付与する前記磁場の並進制御と前記磁場の付与角度の制御とを行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気粒子イメージング装置及び磁気粒子イメージング方法に関する。
【0002】
近年、癌等の疾病における早期診断技術として、磁性粒子イメージング(MPI)と呼ばれる新しいイメージング技術が適応されている。MPIは、磁性ナノ粒子の非線形な磁化特性を利用した分子イメージング技術であり、体外からの電磁波照射により生じる非線形応答を基に、生体に投与した磁性ナノ粒子からの微弱な磁気信号を検出する。MPIは、高感度、高空間分解能および速い描画速度で超常磁性酸化鉄(SPIO)のような磁気ナノ粒子(MNP)の空間分布を検知する。
【0003】
非特許文献1に記載のMPIでは、2組のマックスウェルコイルを用いて磁場が0になる点(フィールドフリーポイント:FFP)を生成し、FFPを2次元に移動させることによってFFP上に存在するMNPの画像化を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Knopp T,et al.Phys Med Biol 2009;54:385−397.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、従来の方法では、FFPを用いるための空間分解能や感度がFFPの軌道に大きく依存し、その結果、空間分解能や感度の空間的均一性が低下する問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、MPIにおいてFFP符号化スキームとは異なるスキームに画質改善手法を適応することで、空間分解能や感度の空間的均一性を向上し得る磁気粒子イメージング装置及び磁気粒子イメージング方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明に係る磁気粒子イメージング装置は、磁気粒子を含む撮像対象を画像化する磁気粒子イメージング装置であって、前記撮像対象に磁場を付与する磁場付与手段と、前記磁場の付与方向を制御する付与方向制御手段と、前記撮像対象からの磁場変化を検知する検知手段と、前記検知結果に基づいて生成した投影データを処理する処理手段とを備え、前記付与方向制御手段は、前記撮像対象に対して付与する前記磁場の並進制御と前記磁場の付与角度の制御とを行う。
【0008】
本発明に係る磁気粒子イメージング装置によれば、前記処理手段は、フィルタ補正逆投影法を適用することによって前記投影データを処理し得る。本発明に係る磁気粒子イメージング装置によれば、前記処理手段は、最尤推定−期待値最大化法を適用することによって前記投影データを処理し得る。本発明に係る磁気粒子イメージング装置によれば、前記処理手段は、順位付部分集合−期待値最大化法を適用することによって前記投影データを処理し得る。
【0009】
本発明に係る磁気粒子イメージング装置によれば、前記撮像対象は、生体物質を含み得る。本発明に係る磁気粒子イメージング装置によれば、前記撮像対象は、工業製品を含み得る。
【0010】
上記課題を解決するための本発明に係る磁気粒子イメージング方法は、磁気粒子を含む撮像対象を画像化する磁気粒子イメージング方法であって、前記撮像対象に磁場を付与する磁場付与ステップと、前記磁場の付与方向を制御する付与方向制御ステップと、前記撮像対象からの磁場変化を検知する検知ステップと、前記検知結果に基づいて生成した投影データを処理ステップとを包含し、前記付与方向制御ステップは、前記撮像対象に対して付与する前記磁場の並進制御と前記磁場の付与角度の制御とを実行する。
【0011】
本発明に係る磁気粒子イメージング方法によれば、前記処理ステップは、フィルタ補正逆投影法を適用することによって前記投影データを処理し得る。本発明に係る磁気粒子イメージング方法によれば、前記処理ステップは、最尤推定−期待値最大化法を適用することによって前記投影データを処理し得る。本発明に係る磁気粒子イメージング方法によれば、前記処理ステップは、順位付部分集合−期待値最大化法を適用することによって前記投影データを処理し得る。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る磁気粒子イメージング装置の模式図である。
【図2】本発明に係る検知結果処理手法を説明するための座標図である。
【図3】シミュレーション研究の中で使用されるモデル(撮像対象A)を示す。
【図4】FFLを回転、並進した例を示す。
【図5】磁界の勾配変化に対応する再構成画像の比較を示す図である。
【図6】MNPの直径変化に対応する再構成画像の比較を示す図である。
【図7】投影データ数の変化に対応する再構成画像の比較を示す図である。
【図8】駆動磁界の強度の変化に対応する再構成画像の比較を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の磁気粒子イメージング装置は、3組以上のマックスウェルコイルを用いて磁場が0になる線(フィールドフリーライン:FFL)を生成し、FFLを並進移動及び回転移動させることによってFFL上に存在するMNPの画像化を行う。そして更にFFL上に存在するMNPの画像データに対して画質改善手法を適応することで、空間分解能や感度の空間的均一性を向上し得る。
【0014】
[実施の形態]
図1は、本発明に係る磁気粒子イメージング装置100の模式図である。磁気粒子イメージング装置100は、磁気粒子を含む撮像対象Aを画像化する。磁気粒子イメージング装置100は、磁場制御手段110と、検知手段120と、処理手段130とを備える。
【0015】
磁場制御手段110は、撮像対象Aに磁場を付与する磁場付与手段112と、磁場の付与方向を制御する付与方向制御手段114とを備える。付与方向制御手段114は、画像再構成法により処理するための検知結果を得るように、磁場の付与方向を制御する。付与方向制御手段114は、撮像対象Aに対して付与する磁場の並進制御を行う並進制御手段114aと磁場の付与角度の制御を行う角度制御手段114bとを備える。
【0016】
検知手段120は、撮像対象Aからの磁場変化を検知する。検知手段120は、例えば、2組のコイルである。また、処理手段130は、検知手段120によって検知した検知結果に基づいて生成した投影データを処理する。処理手段130は、例えば、検知データを演算するために適した演算機(PC)である。さらに、投影データは、処理手段130がFFLに沿った方向に検知データを投影処理することによって得たデータである。
【0017】
磁気粒子イメージング装置100において、例えば、並進制御手段114aは2組のヘルムホルツコイルであり、角度制御手段114bは、4組のマックスウェルコイルである。ここで、並進制御手段114aは、撮像対象Aに磁場を付与する磁場付与手段112としても機能する。磁気粒子イメージング装置100において、磁場付与手段112によって撮像対象Aに磁場を付与しつつ、並進制御手段114aと角度制御手段114bとによって勾配磁場を制御し、FFLを生成する。
【0018】
例えば、磁場付与手段112(並進制御手段114a)は、撮像対象Aに交流磁場を付与する。並進制御手段114aは、交流磁場の付与状態を変更することで、FFLの並進制御を行う。例えば、角度制御手段114bは、撮像対象Aに直流磁場を付与する。角度制御手段114bは、直流磁場の付与状態を変更することで、FFLの角度の制御を行う。
【0019】
磁気粒子イメージング装置100によれば、並進制御手段114aと角度制御手段114bとを協働させることで勾配磁場を制御し、FFLを生成し、さらにFFLの並進回転を制御する。
【0020】
以下、図2を参照して、本発明に係る検知結果処理手法を説明する。図2は、本発明に係る検知結果処理手法を説明するための座標図である。P(r,θ)は、原点からFFLまでの距離がrであり、FFLの角度がθである場合の投影データを示す。Pは投影ビンiでの投影データを示す。処理手段130が、検知結果に基づいて生成した投影データを処理する。
【0021】
FFLは付与方向制御手段114(並進制御手段114a(2組のヘルムホルツコイル)と角度制御手段114b(4組のマックスウェルコイル))により生成し得、印加する電流を変えることにより、コイルを空間で静止させつつ、FFLを任意に回転、並進する。
【0022】
位置rにおける角度θ[P(r, θ)]での投影データは、
【数1】

(ただし、U(r, θ)は、図2に示すように、原点からFFLまでの距離がrであり、FFLの角度がθである場合に与えられるMPI信号のn番目の周波数成分である)により生成される。
【0023】
本発明による画像再構成法として、フィルタ補正逆投影法、最尤推定−期待値最大化法又は順位付部分集合−期待値最大化法(OS−EM法)を適用する。処理手段130が、検知結果に基づいて生成した投影データをこれらの手法に適用する。
【0024】
処理手段130が、フィルタ補正逆投影法を適用することによって投影データを処理する場合には、(x,y)[c(x,y)]でのMNPの濃度が式(1)
【数2】

により計算される。フィルタ補正逆投影法によれば、投影データを補正した後に逆投影を行うため、画像は元データに近い状態で再構成される。
【0025】
処理手段130が、最尤推定−期待値最大化法を適用することによって投影データを処理する場合には、位置jでのk+1反復(ck+1)後のMNPの濃度が式(2)
【数3】

(ただし、iは投影ビン(図2)、Pはビンiにおける投影データ(図2)、Pijは画素jにおいてMPI信号が投影ビンiに寄与する確率)により与えられる。最尤推定−期待値最大化法は、測定投影データから確率的に最も期待し得る(最も可能性の高い)再構成画像を逐次近似で推定する。
【0026】
最尤推定−期待値最大化法には、いくつかの魅力的な特長がある。復元画像が非負(non−negative)である。全画像濃度は各反復において保存されている。収束は論理に仮定されている。復元画像は最大可能性推定に収束する。なお、本発明では、投影ビンiおよび画素jの両方が同一FFLに位置している場合は、式(2)におけるPijを合同と仮定している。同一FFLに位置していない場合は、Pijはゼロと仮定し得る。式(2)のPijに受信コイルの位置依存感度の効果を含めることで、復元画像の精度をさらに改良し得る。
【0027】
処理手段130は、順位付部分集合−期待値最大化法(OS−EM法)を適用することによっても投影データを処理することができる。OS−EM法(ordered
subsets−expectation maximization)は、最尤推定−期待値最大化法を「投影データを部分集合に分割して計算に使う手法」によって高速化した手法で、計算時間が早く臨床に使用できる。OS−EM法は、式(3)
【数4】

により計算される。
【0028】
ここで、Sはm番目の部分集合を表し、上記の計算を全ての部分集合について計算する。すると、計算時間はML−EM法と同じであるが、更新回数は部分集合の数だけ多くなり、それだけ実質的に収束の速度が上昇することになる。
【0029】
以上、図1と図2とを参照して、本発明の磁気粒子イメージング装置100を用いた磁気粒子イメージングの手法を説明した。
【0030】
なお、本発明の磁気粒子イメージング装置100によれば、付与方向制御手段114が磁場の付与方向を制御し得る限りは、ヘルムホルツコイルとマックスウェルコイルとの組み合わせに限定されない。さらに、例えば、並進制御手段114aは2組のヘルムホルツコイルで角度制御手段114bは4組のマックスウェルコイルであったが、並進制御手段114aが撮像対象Aに対して付与する磁場の並進制御を行い得る限りはヘルムホルツコイルの組の数は任意であり、角度制御手段114bが磁場の付与角度の制御を行い得る限りはマックスウェルコイルの組の数は任意である。
【0031】
以下、図3〜図8を参照して、本発明の磁気粒子イメージング手法の妥当性と有効性とを説明する。本発明に係る磁気粒子イメージング装置100によれば、磁気粒子を含み得る限りは所望の撮像対象に適応し得る。例えば、生体物質である。磁気粒子イメージング装置100によれば、体外からの電磁波照射により生じる非線形応答を基に、生体物質に投与した磁性ナノ粒子からの微弱な磁気信号を検出する。磁気粒子イメージング装置100は、高感度、高空間分解能および速い描画速度で超常磁性酸化鉄(SPIO)のような磁気ナノ粒子(MNP)の空間分布を検知する。
【0032】
しかし、磁気粒子を含み得る限りは、撮像対象は、工業製品や、その他新規な材料であり得る。磁気粒子イメージング装置100によれば、電磁波照射により生じる非線形応答を基に、例えばガス管(工業製品の一例)の内部に投与した磁性ナノ粒子からの微弱な磁気信号を検出する。磁気粒子イメージング装置100は、ガス管内部の亀裂に侵入した磁気ナノ粒子(MNP)の空間分布を検知し、ガス管内部の亀裂を非破壊で認識し得る。
【0033】
以下、撮像対象Aとしてモデルを使用して本発明の磁気粒子イメージング手法の妥当性と有効性とを説明する。
【0034】
図3は、シミュレーション研究の中で使用されるモデル(撮像対象A)を示す。モデルは、128×128画素を有する128×128/mmの大きさである。図中の数字は、穴の直径(mm単位)であり、磁気ナノ粒子(MNP)が充填されていると仮定している。
【0035】
図4は、FFLを回転、並進した例を示す。図4(a)は、0、30、60、90および120度で回転したFFLの例であり、図4(b)は、60度回転したFFLを0、20、40、−20及び−40ピクセルで各々並進したFFLの例を示す
【0036】
図5は、磁界の勾配変化に対応する再構成画像の比較を示す図である。図5(a)はフィルタ補正逆投影法(Shepp−Loganフィルタを使用)を適用した再構成画像を示し、図5(b)は最尤推定−期待値最大化法を適用した再構成画像を示す。図中の数字は、磁界の勾配(単位:T/m)を示す。SN比を10、投影データの数を32、駆動磁界の強度を5mT、MNPの直径を30nmとした。
【0037】
図6は、MNPの直径変化に対応する再構成画像の比較を示す図である。図6(a)はフィルタ補正逆投影法を適用した再構成画像を示し、図6(b)は最尤推定−期待値最大化法を適用した再構成画像を示す。図中の数字は、MNPの直径(単位:nm)を示す。SN比を10、投影データの数を32、駆動磁界の強度を5mT、磁界の勾配を5T/mとした。
【0038】
図7は、投影データ数の変化に対応する再構成画像の比較を示す図である。図7(a)はフィルタ補正逆投影法を適用した再構成画像を示し、図7(b)は最尤推定−期待値最大化法を適用した再構成画像を示す。図中の数字は、投影データの数を示す。SN比を10、駆動磁界の強度を5mT、選択磁界の勾配を5T/m、MNPの直径を30nmとした。
【0039】
図8は、駆動磁界の強度の変化に対応する再構成画像の比較を示す図である。図8(a)はフィルタ補正逆投影法を適用した再構成画像を示し、図8(b)は最尤推定−期待値最大化法を適用した再構成画像を示す。図中の数字は、駆動磁界の強度(単位:mT)を示す。SN比を10、投影データの数を32、磁界の勾配を5mT、MNPの直径を30nmとした。
【0040】
以上、図3〜図8を参照して本発明の磁気粒子イメージング手法の妥当性と有効性とを説明した。本発明に係る磁気粒子イメージング装置100によれば、画質の向上やデータ収集時間の短縮を実現し得る。例えば、現在臨床に広く普及している核磁気共鳴撮像装置(MRI)に比較して、感度が10〜10大きく、また、コストも大幅に低減できるため、本発明の実用化によって臨床にも広く普及し得、経済効果も大きいものと期待し得る。
【産業上の利用可能性】
【0041】
適用例として、腫瘍や炎症のイメージングを想定し得る。また、赤血球に酸化鉄ナノ粒子を取り込ませ、血管のイメージングや血流動態の解析を行い得る。更に、再生医療や細胞治療で用いる幹細胞等の治療用細胞に酸化鉄ナノ粒子を取り込ませ、生体内で可視化が可能である。更にまた、タンパク質や薬物等を酸化鉄ナノ粒子で標識して、それらの輸送や送達の可視化が可能である。
【符号の説明】
【0042】
A 撮像対象
100 磁気粒子イメージング装置
110 磁場制御手段
120 検知手段
130 処理手段
112 磁場付与手段
114 付与方向制御手段
114a 並進制御手段
114b 角度制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気粒子を含む撮像対象を画像化する磁気粒子イメージング装置であって、
前記撮像対象に磁場を付与する磁場付与手段と、
前記磁場の付与方向を制御する付与方向制御手段と、
前記撮像対象からの磁場変化を検知する検知手段と、
前記検知結果に基づいて生成した投影データを処理する処理手段と
を備え、
前記付与方向制御手段は、前記撮像対象に対して付与する前記磁場の並進制御と前記磁場の付与角度の制御とを行う、磁気粒子イメージング装置。
【請求項2】
前記処理手段は、フィルタ補正逆投影法を適用することによって前記投影データを処理する、請求項1に記載の磁気粒子イメージング装置。
【請求項3】
前記処理手段は、最尤推定−期待値最大化法を適用することによって前記投影データを処理する、請求項1に記載の磁気粒子イメージング装置。
【請求項4】
前記処理手段は、順位付部分集合−期待値最大化法を適用することによって前記投影データを処理する、請求項1に記載の磁気粒子イメージング装置。
【請求項5】
前記撮像対象は、生体物質を含む、請求項1〜請求項4のうちの一項に記載の磁気粒子イメージング装置。
【請求項6】
前記撮像対象は、工業製品を含む、請求項1〜請求項4のうちの一項に記載の磁気粒子イメージング装置。
【請求項7】
磁気粒子を含む撮像対象を画像化する磁気粒子イメージング方法であって、
前記撮像対象に磁場を付与する磁場付与ステップと、
前記磁場の付与方向を制御する付与方向制御ステップと、
前記撮像対象からの磁場変化を検知する検知ステップと、
前記検知結果に基づいて生成した投影データを処理ステップと
を包含し、
前記付与方向制御ステップは、前記撮像対象に対して付与する前記磁場の並進制御と前記磁場の付与角度の制御とを実行する、磁気粒子イメージング方法。
【請求項8】
前記処理ステップは、フィルタ補正逆投影法を適用することによって前記投影データを処理する、請求項7に記載の磁気粒子イメージング方法。
【請求項9】
前記処理ステップは、最尤推定−期待値最大化法を適用することによって前記投影データを処理する、請求項7に記載の磁気粒子イメージング方法。
【請求項10】
前記処理ステップは、順位付部分集合−期待値最大化法を適用することによって前記投影データを処理する、請求項7に記載の磁気粒子イメージング方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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