説明

磁石による水質浄化装置

【課題】 水中内に磁力及び渦誘導磁極作用を起こして水質浄化及び磁極によるイオン効果を高める水質浄化装置を提供する。
【解決手段】 内側に、球形状の永久磁石2を吊るした本体空洞構造物1 又は、形状の異なる磁石5及び磁性体を連結させた構造物を河川、海岸、池や水路等に使用し本体空洞構造物1に水を通すことで、吊るした磁石2,5及び磁性体を振動及び回転させることで、水中内に磁力及び渦誘導磁極作用を起こして、水質浄化及び磁極によるイオン効果を高める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、本体空洞構造物本体に、磁性体及び磁石を充填し、空洞本体構造物内側に、球形状の永久磁石を吊るした構造物又は、形状の事なる磁石及び磁性体を連結させた構造物を、河川、海岸、池や水路等に使用し本体装置内に水を通すことで、連結及び吊るした磁石及び磁性体を振動及び回転させることで、水中内に磁力及び渦誘導磁極作用を起こして、水質浄化及び磁極によるイオン効果を高める水質浄化装置。
【背景技術】
【0002】
従来の水質浄化方法は、閉鎖区域及び流水量の少ない水辺環境では、炭、活性炭、ゼオライトが主とされていたが、処理後の取り扱いに困っていた。また、ゼオライト及びフィルター方式は、製造処理コストの面からも高額であり又、従来の磁石を用いた装置は、陸上装置を用いて大型で不便とコスト高を要し、資源の有効利用及びコスト削減、取り扱いを簡単にし、水質浄化を効率良くする。
【特許文献1】特許第2963911号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
水辺環境で使用することで、本体構造物の耐久性及び水質機能を持たせながら、未使用素材を使用し、磁性体又は、磁石を振動及び回転させて、水中内に磁力及び渦誘導磁極作用を起こし、水質浄化すると共に、水の対流を起こして本体内の目詰まりを防ぐ。
【課題を解決するための手段】
【0004】
竹及び木、プラスチック、鋼管の長尺状の空洞構造物に複数の小穴を設け、本体構造物の表面及び本体空洞内面内を炭化させた構造物にする。又、適宜に小穴に鉄粉、炭、アルミ粉、スラッグ、砂、石膏、石炭灰、セメントを2−5種類以上を混ぜた磁性体混練物又は、磁石を充填して、固定する。
【0005】
本体構造物空洞内部に、球形状及びリング状又は、円形状平面磁石、多角形平面磁石を連結させて空洞内の隙間調整する。又、ロープ及び鎖の取り付け離脱防止する。
【0006】
又、流水量に応じて、本体内磁石の形状を調整すると共に、磁性体及び磁石の設置箇所を上下に設ける。又、球形状及びリング状又は、円形状の各磁石を連結し、空洞内に配置する。
【0007】
流水量が多い場合は、空洞部入り口に混練物を練り合わせた混練物で蓋をし、小穴を設けて使用する。又、球形状磁石及び円形平面状のものと、円形リング状の磁石に多角形平面磁石を連結する。
【0008】
又、別の複数の本体構造物を磁石で連結接続できる。又、鋼管に磁性体粉、植物繊維、アルミ、鉄、石炭灰、炭化物に3又5種類以上の何れか含む混合物を充填し、木栓及びセメント混練物で空洞出入口及び本体内外面に蓋をし、流水量を調整する。
【発明の効果】
【0009】
本体構造物内に流水を通す事で、球状及び多角形平面連結及び吊り下げた磁石に、振動及び回転運動に変えて、空洞内で磁極及び磁場を作り、磁性体及び渦誘導電流で水を渦対流させて、水流と磁極及び磁力の相互作用で、単なる流水エネルギーを、磁性体渦誘導電流及び渦電流波動エネルギー及び、磁性体振動エネルギーにして水質浄化させる。
【0010】
本体構造物で、水中の重金属及び不純物及びアンモニア、リン、窒素、塩素を、炭、活性炭により、吸着させる事で本体内の磁極、電極、電解作用及び反応と化学反応を発生させる事で、汚染水を電子及び原子物質まで分解浄化させる事で、動植物及び微生物の栄養源に変える。
【0011】
また、コンクリート密度及び比重が重くなる事による沈設の影響を少なくする為、構造物の水中移動及び設置等の取扱を簡単にし、磁性体混練物によるコンクリートブロックと、水位量及び空気量の調整する事で、周辺環境条件に関係なく護岸及び海底設置重量の軽減かと多目的用途及び効果を可能にし、構造物及び装置内に波エネルギーを取り込む事で、磁性体渦誘導電流を発生させ、磁性体物質を一定方向にし、磁極及び磁極体にする事で、電解物質を電子及び原子分解並びに、電解イオン化する機能で水質浄化させる。
【0012】
磁性体コンクリート及び鋼管を併用する事で、大型ブロック構造物になり、海洋でも使用可能となり、コンクリートに多孔質形成層を構築する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
竹及び木、プラスチック、鋼管の長尺状の空洞構造物に複数の小穴を設け、本体構造物の表面及び本体空洞内面を炭化させた構造物にする。
【0014】
複数の小穴に適宜に、鉄粉約1、炭約1、アルミ粉約1、スラッグ約1、砂約1、石膏約1、石炭灰約1、セメント約3を混ぜた磁性体混練物又は、磁石を充填し固定する。
【0015】
本体構造物空洞構造物内部に、適性形状の球形、円形平面及び平面リング磁石、5角形平面磁石を連結させる。又、水流が多い場合はロープ又は、鎖、回転器具を用いて、磁性体及び磁石を取り付ける。
【0016】
又、本体構造物空洞構造物内部出入り口に、磁性体粉、植物繊維、アルミ、鉄、澱粉、石炭灰、コークス、炭化物、セメント、水の混練物で蓋をし、適宜に小穴を設ける。
【実施例1】
【0017】
約100cm長尺状の竹筒の空洞本体構造物で、内部は約10−15cm径の竹で、内部の節抜きする。その竹筒に約3−10mmの小穴を複数空ける。それらを炉又はガスバーナーで表面及び内部を炭化処理をする。
【0018】
鋼管パイプの場合、長さ100cm、内径約10cmのパイプに約3−10mm複数の小穴を空けて、ガスバーナーでアセチレンを多くして、表面及び内部に煤を付ける。
【0019】
適宜に小穴を設けた小穴に鉄粉約1、炭約1、アルミ粉約1、スラッグ約1、砂約1、石膏約1、石炭灰約1、セメント約3を2−5種類を混ぜた磁性体混練物又は、磁石を充填し、固定する。
磁性体又は、磁石を約10−30cm間隔に配置する。
空洞本体構造物内に約1−3cm球形状磁石及び円形平面状のものと、円形リング状の磁石に多角形平面磁石を連結する。
120−130cmの竹筒の節を抜く工程。次に筒の中に、植物繊維2、塩化類1、タンパク質1、油脂類1、綿1、麻1、古紙1、石膏1、珪藻土、石炭灰、コークス、炭化物を含む材料を1割合で配合する。
【産業上の利用可能性】
【0020】
廃棄物の処理及び最終処分場が近く満杯、新たな建設ができなくなった場合、処理問題に切迫する。そこには、当然費用をかけて適性処理、リサイクルしなければならない。
【0021】
未使用素材を材料の性質と多孔質の異なる材料を組み合わせて混練物にすることで、使用用途及び材料により配合調整が簡単にできる。
【0022】
竹林が多いところとか、間伐材の多い地域、建設廃材でも異なる材質がある。また、分別することで利用質の竹炭とか間伐材は、飲食の水質浄化剤とかに使用できる。又、処理再生価格差を利用して、製品価格差をうみ出せる。不純物の多い建設廃材は、固形燃料及び河川の水質浄化剤として活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体空洞構造物平面断面図
【図2】本体空洞断面図
【図3】本体空洞断面図
【図4】本体空洞構造物に混練物併用断面図
【符号の説明】
1 本体空洞構造物 2 球形 3 回転器具 4 混練物 5 多角形磁石
6 フック 7 磁石 8 隙間調整磁石 9 小穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体空洞構造物に、複数の貫通小穴を設けた構造物表面及び空洞部内面を炭化した、本体構造物小穴に、鉄粉、炭、アルミ粉、スラッグ、砂、石膏、石炭灰、セメントを3−5種類以上を混ぜた磁性体混練物、又は磁石を充填し、本体空洞構造物内側にロープ及び鎖で別の磁性体又は、磁石との間に回転器具を接続しことを特徴とする。
水質浄化用装置
【請求項2】
本体空洞構造物に、複数の貫通小穴を設けた小穴に、磁石及び磁性体を適宜に充填した空洞本体構造物内部に、球形状磁石及び多角形平面磁石及びリング状磁石を隙間調整に使用したことを特徴とする。
水質浄化用装置
【請求項3】
本体空洞構造物本体に、複数の貫通小穴を設けた本体空洞構造物内側に、磁性体又は、磁石を連結した構造物に、空洞構造物内部に、球形状磁石、リング状磁石、多角形平面磁石を連結させた構造物出入り口に、鉄粉、炭、アルミ粉、スラッグ、砂、石膏、石炭灰、セメントを混ぜた磁性体混練物で複数の小穴を設け蓋をしたことを特徴とする。
水質浄化用装置

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−190539(P2007−190539A)
【公開日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−37189(P2006−37189)
【出願日】平成18年1月17日(2006.1.17)
【出願人】(594037866)
【Fターム(参考)】