移動式ポケット
【課題】ポケットのない服にポケットが簡単に取り付けられ、取り外せ、又服地を痛ますことの無い、移動式ポケットを提供することにある。
【解決手段】袋状ポケットの裏側布８をポケット口より上へ、またポケット底より下へそれぞれ延長させ、その延長布と衣服の裏側に剥がせる粘着剤付のシート６を貼り付けた服地とを安全ピンで留め、針先を安全ピンの安全装置に治め、上下の延長布３，４の先端をポケット裏側に止めることで、簡単にポケットの衣服への取り付け、また取り外しが出来、他の場所にもポケットを移動させることが出来る。服地裏側に粘着剤付きのシート６を貼り付けることにより、安全ピンの針７のブレを防ぎ服地の傷みを防ぐことが出来る。
【解決手段】袋状ポケットの裏側布８をポケット口より上へ、またポケット底より下へそれぞれ延長させ、その延長布と衣服の裏側に剥がせる粘着剤付のシート６を貼り付けた服地とを安全ピンで留め、針先を安全ピンの安全装置に治め、上下の延長布３，４の先端をポケット裏側に止めることで、簡単にポケットの衣服への取り付け、また取り外しが出来、他の場所にもポケットを移動させることが出来る。服地裏側に粘着剤付きのシート６を貼り付けることにより、安全ピンの針７のブレを防ぎ服地の傷みを防ぐことが出来る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、衣服を傷つける事無く取り付け、取り外しが自在であるポケットに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の衣服で、特に女性の衣服の上下や、ワンピースには、ひとつもポケットの無いものがあり小物を持ち歩くにはカバンに入れるしかなく、カバンに入れれば携帯電話などは着信音、マナーモードの振動がつたわりにくく不便であり、衣服にポケットが付いていても雨蓋の無いものが多く、ポケットの取り付け位置によっては、体の動作により中に入れたものが外に落ちてしまうことがあって不便さを感じた。
【特許文献１】特開２００３−６４５１４
【特許文献２】特開２０００−２７０９１５
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
ポケットを、衣服の好きな場所に簡単に取り付けられて、又取り外しも出来、尚、物を入れたまま長時間取り付け吊り下げ後も衣服の生地が傷まない移動式ポケットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
袋状ポケットの裏側の布をポケットの口より上に延長させ、延長させた布のポケット口近傍横向きに安全ピンの1個ないし2個以上で、該ポケット口と平衡に衣服側に安全ピンの針が差し込めるようにし、該ポケットを取り付ける衣服の取り付け位置である安全ピンの差し込む箇所の服地の裏側に、剥がせる粘着剤が塗られ又は貼り付けられた服地に馴染みやすい、柔らかくて薄いシートを密着させ貼り付け、衣服に対して該ポケットを中表、さかさまにし、安全ピンの針先を該延長させた布のポケット口近傍、そしてポケットを取り付ける服地、その服地の裏側に貼り付けた粘着剤つきシートの合計3枚に該ポケット口延長布側から同時に突き刺し、次にその針先をポケット側へ該3枚を一針で縫うように刺し戻し安全ピンの安全装置へ針先を治める。このとき安全ピンは、ポケット口と横方向に平行に差し戻される。安全ピンはポケット口の大きさにより1個、又は間を開けポケット口に沿って2個以上を長手方向に並べて使用する。衣服に安全ピンを止め終えたら、ポケットの表を出し延長させた裏側布の先端と袋裏側を止める。
【０００５】
ポッケットの揺れを抑えるため該ポケットの裏側布をポケット底より下向きに延長させ、ポケット上部を衣服に繋ぎとめた後、該下向きの延長布をポケット底より上へ折り、ポケットとの間から下向き布と衣服へ安全ピンを刺し、一針で戻し安全ピンの安全装置に針先を治め、この延長布の先端をポケット裏側に止める。この際も服地裏側には前記同様に粘着剤付シートを貼り付け針を通す様にする。
【発明の効果】
【０００６】
以上のように安全ピンで衣服とポケットを繋ぎとめる際、衣服生地の裏側に剥がせる粘着剤つきシートを貼り付けることにより、安全ピンの針が生地に刺さっているとき、生地に密着した粘着剤付シートにも刺さっているため、ピンの針がぶれず針の周りの生地の糸が切れて針による穴が大きくなり破れた状態になることが無い。前記の状態で347グラムの重さの文鎮を6ヶ月ぶら下げ放置する実験を行ったが、服地の痛みは全く無く、又アンゴラの毛織物のセーターに前記と同じものをぶら下げ1週間放置したが、セーター側には何の損傷も無く、針の穴さえ目立たなかった。また、ポケットを別の衣服に付け替えたいときは安全ピンをはずせば、ポケットはすぐ衣服からはずれ、服地の粘着剤付きシートは粘着剤を残さず簡単にはがれて服地を汚すことは無い。別の衣服に該ポケットを付け替えたいときは前記の手順を踏めば簡単にポケットを取り付けることが出来、従来の固定されたポッケトから移動式ポケットにすることが可能であり、又、衣服の損傷が無く、特に携帯電話を該ポケットに入れれば体に密着するため着信音、マナーモードの振動が感じやすく聞き逃し、留守電にすることが少なくなり、該ポケットに雨蓋を設ければ中のものが滑り落ちることが無い。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
ポッケトが無い衣服の好きな場所に簡単に取り付け、また取り外しが可能である、移動式ポケットを製作し易く実現した。
【実施例１】
【０００８】
衣服にポッケトを取り付けたい場所の衣服の生地裏側に剥がせる粘着剤付シートを密着させ貼り付け、該ポケットを衣服に対し中表、逆さまにし、ポケット口裏から延長されている布のポケット口近傍に安全ピンの針をポケットの延長布から、衣服に粘着剤付シートを貼り合わせたところへ突き刺し、ポケット口に平行になるよう一針で針先を差し込んだ延長布へ戻し針先を安全ピンの安全装置へ収める。該ポケットの表を出し、ポケットのブレを防ぎたい場合は、該ポケット底より延長されている布をポケット口へ向け折り該延長布とポケットの間から安全ピンで該延長布と服地、粘着剤つきシートとを一縫いし針先を安全ピンの安全装置に治め、該延長布の先端をポケット裏側に止める。
【産業上の利用可能性】
【０００９】
衣服とポケットを繋ぎ留めるだけでなく、毎日付ける制服の名札など衣服と安全ピンやコサージピンで留めるものには上記の剥がせる粘着剤つきシート貼り付けることにより、衣服に針以上の大きな穴や、破れが出来るのを防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】ポケットを衣服に繋止した断面図
【符号の説明】
【００１１】
１ ポケット本体
２ ポケット雨蓋
３ ポケット裏側延長布
4 ポケット裏側延長布
５ 服地
６ 粘着剤つきシート
7 安全ピンの針
８ ポケット裏側布
9 留め具
10 安全ピン本体安全装置
【技術分野】
【０００１】
本発明は、衣服を傷つける事無く取り付け、取り外しが自在であるポケットに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の衣服で、特に女性の衣服の上下や、ワンピースには、ひとつもポケットの無いものがあり小物を持ち歩くにはカバンに入れるしかなく、カバンに入れれば携帯電話などは着信音、マナーモードの振動がつたわりにくく不便であり、衣服にポケットが付いていても雨蓋の無いものが多く、ポケットの取り付け位置によっては、体の動作により中に入れたものが外に落ちてしまうことがあって不便さを感じた。
【特許文献１】特開２００３−６４５１４
【特許文献２】特開２０００−２７０９１５
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
ポケットを、衣服の好きな場所に簡単に取り付けられて、又取り外しも出来、尚、物を入れたまま長時間取り付け吊り下げ後も衣服の生地が傷まない移動式ポケットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
袋状ポケットの裏側の布をポケットの口より上に延長させ、延長させた布のポケット口近傍横向きに安全ピンの1個ないし2個以上で、該ポケット口と平衡に衣服側に安全ピンの針が差し込めるようにし、該ポケットを取り付ける衣服の取り付け位置である安全ピンの差し込む箇所の服地の裏側に、剥がせる粘着剤が塗られ又は貼り付けられた服地に馴染みやすい、柔らかくて薄いシートを密着させ貼り付け、衣服に対して該ポケットを中表、さかさまにし、安全ピンの針先を該延長させた布のポケット口近傍、そしてポケットを取り付ける服地、その服地の裏側に貼り付けた粘着剤つきシートの合計3枚に該ポケット口延長布側から同時に突き刺し、次にその針先をポケット側へ該3枚を一針で縫うように刺し戻し安全ピンの安全装置へ針先を治める。このとき安全ピンは、ポケット口と横方向に平行に差し戻される。安全ピンはポケット口の大きさにより1個、又は間を開けポケット口に沿って2個以上を長手方向に並べて使用する。衣服に安全ピンを止め終えたら、ポケットの表を出し延長させた裏側布の先端と袋裏側を止める。
【０００５】
ポッケットの揺れを抑えるため該ポケットの裏側布をポケット底より下向きに延長させ、ポケット上部を衣服に繋ぎとめた後、該下向きの延長布をポケット底より上へ折り、ポケットとの間から下向き布と衣服へ安全ピンを刺し、一針で戻し安全ピンの安全装置に針先を治め、この延長布の先端をポケット裏側に止める。この際も服地裏側には前記同様に粘着剤付シートを貼り付け針を通す様にする。
【発明の効果】
【０００６】
以上のように安全ピンで衣服とポケットを繋ぎとめる際、衣服生地の裏側に剥がせる粘着剤つきシートを貼り付けることにより、安全ピンの針が生地に刺さっているとき、生地に密着した粘着剤付シートにも刺さっているため、ピンの針がぶれず針の周りの生地の糸が切れて針による穴が大きくなり破れた状態になることが無い。前記の状態で347グラムの重さの文鎮を6ヶ月ぶら下げ放置する実験を行ったが、服地の痛みは全く無く、又アンゴラの毛織物のセーターに前記と同じものをぶら下げ1週間放置したが、セーター側には何の損傷も無く、針の穴さえ目立たなかった。また、ポケットを別の衣服に付け替えたいときは安全ピンをはずせば、ポケットはすぐ衣服からはずれ、服地の粘着剤付きシートは粘着剤を残さず簡単にはがれて服地を汚すことは無い。別の衣服に該ポケットを付け替えたいときは前記の手順を踏めば簡単にポケットを取り付けることが出来、従来の固定されたポッケトから移動式ポケットにすることが可能であり、又、衣服の損傷が無く、特に携帯電話を該ポケットに入れれば体に密着するため着信音、マナーモードの振動が感じやすく聞き逃し、留守電にすることが少なくなり、該ポケットに雨蓋を設ければ中のものが滑り落ちることが無い。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
ポッケトが無い衣服の好きな場所に簡単に取り付け、また取り外しが可能である、移動式ポケットを製作し易く実現した。
【実施例１】
【０００８】
衣服にポッケトを取り付けたい場所の衣服の生地裏側に剥がせる粘着剤付シートを密着させ貼り付け、該ポケットを衣服に対し中表、逆さまにし、ポケット口裏から延長されている布のポケット口近傍に安全ピンの針をポケットの延長布から、衣服に粘着剤付シートを貼り合わせたところへ突き刺し、ポケット口に平行になるよう一針で針先を差し込んだ延長布へ戻し針先を安全ピンの安全装置へ収める。該ポケットの表を出し、ポケットのブレを防ぎたい場合は、該ポケット底より延長されている布をポケット口へ向け折り該延長布とポケットの間から安全ピンで該延長布と服地、粘着剤つきシートとを一縫いし針先を安全ピンの安全装置に治め、該延長布の先端をポケット裏側に止める。
【産業上の利用可能性】
【０００９】
衣服とポケットを繋ぎ留めるだけでなく、毎日付ける制服の名札など衣服と安全ピンやコサージピンで留めるものには上記の剥がせる粘着剤つきシート貼り付けることにより、衣服に針以上の大きな穴や、破れが出来るのを防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】ポケットを衣服に繋止した断面図
【符号の説明】
【００１１】
１ ポケット本体
２ ポケット雨蓋
３ ポケット裏側延長布
4 ポケット裏側延長布
５ 服地
６ 粘着剤つきシート
7 安全ピンの針
８ ポケット裏側布
9 留め具
10 安全ピン本体安全装置
【特許請求の範囲】
【請求項１】
袋状ポケットの裏側布をポケット口からポケット口横幅いっぱいに上へ、またポケット底からポケット底横幅いっぱいに下へそれぞれ延長させ、該延長布をポケット口、ポケット底よりそれぞれ折り返し、それぞれの先端が、ポケット裏側上下中央あたりで重ならないようにポケット裏側布に留められるようにし、別に横幅がポケットの横幅と同寸以上で、縦幅は約１センチメートルの剥がせる粘着剤を塗られた、または貼られた、衣服に馴染む柔らかく薄いシートが２枚以上と、安全ピンが２個以上備わった移動式ポケット。
【請求項２】
請求項1の移動式ポケットのポケット口に雨蓋を付けた移動式ポケット。
【請求項１】
袋状ポケットの裏側布をポケット口からポケット口横幅いっぱいに上へ、またポケット底からポケット底横幅いっぱいに下へそれぞれ延長させ、該延長布をポケット口、ポケット底よりそれぞれ折り返し、それぞれの先端が、ポケット裏側上下中央あたりで重ならないようにポケット裏側布に留められるようにし、別に横幅がポケットの横幅と同寸以上で、縦幅は約１センチメートルの剥がせる粘着剤を塗られた、または貼られた、衣服に馴染む柔らかく薄いシートが２枚以上と、安全ピンが２個以上備わった移動式ポケット。
【請求項２】
請求項1の移動式ポケットのポケット口に雨蓋を付けた移動式ポケット。
【図１】
【公開番号】特開２００９−２９９２３８（Ｐ２００９−２９９２３８Ａ）
【公開日】平成２１年１２月２４日（２００９．１２．２４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−１５６４７６（Ｐ２００８−１５６４７６）
【出願日】平成２０年６月１６日（２００８．６．１６）
【出願人】（５９４１６９２５９）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年１２月２４日（２００９．１２．２４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年６月１６日（２００８．６．１６）
【出願人】（５９４１６９２５９）
【Ｆターム（参考）】
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