説明

移相器

【課題】スタブ間隔が1/4波長未満であってもインピーダンス整合を取ることができる移相器を提供する。
【解決手段】主線路11には、線路幅が異なる箇所(整合線路)が2箇所設けられている。移相器1は、これら整合線路部12Aおよび整合線路部12Bに、それぞれスタブ13Aおよびスタブ13Bが接続されている。整合線路部12Aは誘導性であり、接続されているスタブ13Aが容量性であるため、主線路部11A側から見て整合線路部12Aのスタブ接続箇所まで、十分にインピーダンス整合が取れていることになる。同様に、整合線路部12Bは誘導性であり、接続されているスタブ13Bが容量性であるため、主線路部11C側から見て整合線路部12Bのスタブ接続箇所まで、整合線路部12Bは十分にインピーダンス整合が取れていることになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、高周波信号の位相を変化させる移相器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な移相器としては、ローデッドライン型移相器が知られている(特許文献1を参照)。
【0003】
図1は、一般的なローデッドライン型移相器の構成を示す図である。ローデッドライン型移相器は、主線路51の両端に入力端子52、出力端子53が接続されており、主線路51には、1/4波長(0.25λg:λgは基板上の波長)の間隔でスタブ54Aおよびスタブ54Bの一端が接続されている。スタブ54Aおよびスタブ54Bの他端は、それぞれスイッチ55Aおよびスイッチ55Bを介して接地されている。
【0004】
ローデッドライン型移相器は、スイッチ55Aおよびスイッチ55Bを同時にオン、オフすることでオープンスタブとショートスタブを切り替え、伝送する高周波信号の位相を変化させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−69305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のローデッドライン型移相器は、各スタブの反射成分を打ち消し合うために、1/4波長のスタブ間隔が必要であった。
【0007】
そこで、この発明は、スタブ間隔が1/4波長未満であってもインピーダンス整合を取ることができる移相器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の移相器は、主線路幅を有する複数の主線路部と、該複数の主線路部間に接続 された第1整合線路幅の第1整合線路部と、前記第1整合線路と異なる箇所で 前記複数の主線路部間に接続された第2整合線路幅の第2整合線路部と、を含む主線路と、前記第1整合線路部に 接続された第1のスタブと、前記第2整合線路部に接続された第2のスタブと、を備えた移相器である。 そして、主線路幅は、前記第1線路幅および前記第2線路幅それぞれと異なることを特徴とする。
【0009】
つまり、主線路にインピーダンスの異なる箇所(整合線路部)を設けることで、移相器全体としてインピーダンス整合を取るものである。例えば、各スタブが容量性である場合、整合線路部の幅を主線路部の幅より細くして誘導性とし、各スタブ単体でインピーダンス整合が取れる構成とする。したがって、スタブ間隔が0.25λgでなくとも移相器全体として十分にインピーダンス整合を取ることができる。この場合、スタブ間の線路長を短くすることができる(整合線路部を誘導性としたことで、スタブ間の伝送線路は誘導性となるため、その誘導成分を打ち消す分だけスタブ間の線路長を短くすると整合が取れると考えられる)。なお、スタブが誘導性である場合は、逆に整合線路部の幅を太くして整合線路部を容量性とすれば、同じく移相器全体としてインピーダンス整合を取りながらスタブ間隔を短くすることができる。
【0010】
具体的には、0.15λg程度のスタブ間隔でCバンド(5.8GHz)の信号の反射を十分に抑えることができる。例えば、従来は0.25λg(7.5mm)程度のスタブ間隔が必要であったものが0.15λg(4.5mm)程度のスタブ間隔でもインピーダンス整合を取ることができ、従来よりも大幅に移相器を小型化することができる。Lバンド等、より周波数が低い場合は、さらに顕著に小型化することができる。また、例えば、フェーズドアレイアンテナでは、放射電磁波の1/2波長程度の間隔でアンテナ素子が配列されることもあり、この配列間隔内に移相器や各種制御線を配置しなければならないため、スタブ間隔を0.25λg未満とする効果は大きい。
【0011】
さらに、各スタブは、互いに異なる長さの複数のスタブを含むスタブ群を含み、整合線路部と前記複数のスタブの間に配置され、前記複数のスタブのうち整合線路部に接続されるスタブを選択可能なスイッチを含む構成とすることで、長さの異なるスタブを複数選択的に整合線路部に接続することが可能となり、移相量を変化させることができる。これにより多ビットの移相器を実現することができる。従来は、多ビット化するためには、移相器を複数段接続する必要があったため、非常に大型化してしまう問題があったが、上記本発明の構成であれば、移相器全体として大型化せずに多ビット化を実現することができる。また、スタブの長さを微少に変化させることで、従来の様なオープンスタブとショートスタブの切り替えよりも微少な移相量を実現することができる。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、従来よりも小型化した移相器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】従来の移相器の構成を示す図である。
【図2】本実施形態のフェーズドアレイレーダの構成を示す図である。
【図3】本実施形態の移相器の構成を示す図である。
【図4】S11特性を示す図である。
【図5】位相特性を示す図である。
【図6】応用例に係る移相器の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図2は、本発明の実施形態に係る移相器を備えたレーダ装置の構成図である。本実施形態では、レーダ装置として、複数のアンテナ素子2を配列したフェーズドアレイレーダについて説明する。
【0015】
移相器1は、それぞれアンテナ素子2と給電ポート3(送信側マグネトロンや受信側信号処理部に接続される。)の間に接続されており、伝送する高周波信号の位相を変化させる。各アンテナ素子2は、例えばパッチアンテナからなる。なお、図2においては、4つの移相器およびアンテナ素子を示しているが、実際にはさらに多数の移相器およびアンテナ素子が1次元または2次元配列されている。
【0016】
図3(A)は、移相器1の配線パターンを示した平面図である。移相器1は、基板上に主線路(50Ωライン)11が形成され、マイクロストリップラインを構成している。
【0017】
主線路11には、線路幅が異なる箇所(整合線路)が2箇所設けられている。移相器1は、これら整合線路12Aおよび整合線路12Bに、それぞれスタブ13Aおよびスタブ13Bが接続(装荷)されている。なお、同図(A)に示す配線パターンでは、スイッチ等の実装スペースを確保するために、各スタブが紙面上で上下逆向き(整合線路を軸として、信号伝送方向に直交する方向に対称)に接続されているが、同じ向きに接続されていても電気的特性は変わらない。
【0018】
このような配線パターンを有する移相器1の電気的特性について、同図(B)の回路図を参照して説明する。同図(B)の回路図に示すように、主線路11は、入力ポート18に接続され、当該入力ポート18に接続される主線路部11Aから順に、整合線路部12A、主線路部11C、整合線路部12B、主線路部11Bと直列につながる伝送線路とみなされる。主線路部11Bは、出力ポート19に接続される。整合線路部12Aには、長さLのスタブ13Aが接続され、整合線路部12Bには、長さLのスタブ13Bが接続される。
【0019】
主線路部11A、主線路部11B、および主線路部11Cは、全て整合が取れたインピーダンス(例えば50Ω)を有する線路である。
【0020】
整合線路部12Aおよび整合線路部12Bは、各主線路部(主線路部11A、主線路部11B、および主線路部11C)よりも線路幅が細くなっており、各整合線路単体で見た場合、誘導性となる。
【0021】
スタブ13Aおよびスタブ13Bは、オープンスタブであり、それぞれのスタブ長Lは、0.25λg未満である(λgは、基板上の波長)。したがって、各スタブ単体で見た場合、容量性である。
【0022】
つまり、整合線路部12Aは誘導性であり、接続されているスタブ13Aが容量性であるため、主線路部11A側から見て整合線路部12Aのスタブ接続箇所まで、十分にインピーダンス整合が取れていることになる(整合線路部12Aの線路幅と長さを調整し、主線路の50Ωに近い値に調整するものとする)。同様に、整合線路部12Bは誘導性であり、接続されているスタブ13Bが容量性であるため、主線路部11C側から見て整合線路部12Bのスタブ接続箇所まで、整合線路部12Bは十分にインピーダンス整合が取れていることになる。よって、各スタブが接続される箇所における反射成分は考慮する必要なく、スタブ間隔Dが0.25λgでなくともインピーダンス整合を取ることが可能となり、スタブ間隔Dを0.25λg未満とすることができる。整合線路部12Aのスタブ接続箇所から整合線路部12Bのスタブ接続箇所までは伝送線路として誘導性となるため、その誘導成分を打ち消す分だけ線路長を短くする(0.25λg未満とする)と、インピーダンス整合を取ることができると考えられる。
【0023】
図4を参照して、上記移相器1の構成において、スタブ間隔Dを変更したときの反射特性を説明する。同図に示すグラフの横軸は周波数(GHz)を表し、縦軸はレベル(dB)を表す。同図においては、Cバンド(5.8GHz)の信号を伝送する場合において、スタブ間隔Dを3.5mmから8.0mmまで変更したときの移相器1のS11特性を示している。
【0024】
同図に示すように、5.8GHzの信号を伝送する場合、スタブ間隔D=4.5mm(≒0.15λg)で反射レベルは−50dB程度となり、十分に整合が取れていることがわかる。スタブ間隔D=4.0mmにおいても、反射レベルは−40dB未満であり、十分に整合が取れていると言える。
【0025】
以上のように、本実施形態の移相器は、従来の0.25λgのスタブ間隔(D=7.5mm程度)に比べ、0.15λg(4mm)程度のスタブ間隔でもインピーダンス整合を取ることができ、従来よりも大幅に移相器を小型化することができる。また、Lバンド等のさらに低い周波数では、より顕著に小型化することができる。
【0026】
特に、本実施形態で示すようなフェーズドアレイレーダでは、所望の指向性を実現するために、各アンテナ素子を0.5λ(λ:放射電磁波の波長)程度の間隔で配列することがある。この0.5λの配列間隔内に移相器や各種制御線を配置しなければならないため、スタブ間隔を0.25λgから0.15λgに短縮できる効果は大きい。
【0027】
上記の移相器1の移相量は、スタブ長Lを変更することで制御することができる。図5に示す位相特性を参照して、スタブ長Lと移相量の関係について説明する。同図に示すグラフの横軸は、周波数(GHz)を表し、縦軸は位相(deg)を表す。同図においては、5.8GHzの信号を伝送する場合において、スタブ長Lを1.0mmから5.5mmまで変更したときの移相器1の位相特性を示している(スタブ間隔Dは、4.5mmに固定している)。
【0028】
同図に示すように、5.8GHzの信号を伝送する場合、スタブ長L=1.0での位相は約168deg、スタブ長L=5.5での位相は約100degとなっており、スタブ長Lを変更すれば、移相器として最大で約68deg程度の位相変化量を与えることが可能である。また、スタブ長を微少に変更すれば、微少な位相変化量を実現することも可能である。
【0029】
なお、上述の実施形態では、整合線路を誘導性とし、容量性のスタブが接続される例を示したが、逆に整合線路が容量性で、誘導性のスタブが接続される場合であっても、本発明の移相器を実現することができる。例えば、0.25λg<L<0.5λgのオープンスタブを接続する場合、整合線路の幅を主線路よりも太くして、容量性の伝送線路とする。この場合においても、各スタブ単体で見て、十分にインピーダンス整合が取れていることになる。よって、各スタブが接続される箇所における反射成分は考慮する必要なく、スタブ間隔Dが0.25λgでなくともインピーダンス整合を取ることが可能となる。また、スタブ間は伝送線路として容量性となるため、その容量成分を打ち消す分だけ線路長を短くし、スタブ間隔を0.25λg未満とすることができると考えられる。
【0030】
なお、オープンスタブの場合、0<L<0.25λgの場合に容量性となり、0.25λg<L<0.5λgの場合に誘導性となり、以後、0.25λg分長くなる毎に容量性と誘導性が入れ替わるが、ショートスタブの場合、逆に0<L<0.25λgの場合に誘導性となり、0.25λg<L<0.5λgの場合に容量性となり、以後、0.25λg分長くなる毎に誘導性と容量性が入れ替わる。移相器としては、それぞれ、接続するスタブの特性に応じて整合線路の幅を調整して誘導性と容量性を適宜選択すればよい。
【0031】
次に、図6の回路図を参照して、本実施形態の移相器の応用例について説明する。なお、図3(B)に示した移相器1の回路図と共通する構成については、共通の符号を付し、その説明を省略する。
【0032】
図6に示す移相器は、長さの異なる複数のスタブ(スタブ131A、スタブ132A、スタブ133A、およびスタブ134A)からなるスタブ群がスイッチ(SW)15Aを介して整合線路部12Aに接続されている。同様に、長さの異なる複数のスタブ(スタブ131B、スタブ132B、スタブ133B、およびスタブ134B)からなるスタブ群がスイッチ(SW)15Bを介して整合線路部12Bに接続されている。
【0033】
スイッチ15Aおよびスイッチ15Bは、それぞれ単極複投のスイッチであり、同図においては、4つのスタブが接続されるため、単極4投のスイッチを用いる。スイッチ15Aは、接続するスタブを選択的に切り替えることで、整合線路部12Aに装荷するスタブ長Lを切り替えることができる。同様に、スイッチ15Bも、接続するスタブを選択的に切り替えることで、整合線路部12Bに装荷するスタブ長Lを切り替えることができる。
【0034】
図5で示したように、スタブ長Lを変化させると、移相量が変化するため、スイッチ15Aおよびスイッチ15Bを用い、接続するスタブのスタブ長を切り替えることで、移相量を4段階に切り替えることができる。すなわち、多ビット化を実現することができる。従来の様なローデッドライン型移相器は、多ビット化するためには、同じ移相器を複数段接続する必要があったため、非常に大型化してしまう問題があったが、図6に示した応用例に係る構成であれば、移相器全体として大型化せずに多ビット化を実現することができる。また、スタブの長さを微少に変化させることで、従来の様なオープンスタブとショートスタブの切り替えよりも微少な移相量を実現することができる。
【0035】
特に、フェーズドアレイレーダでは、上述のように、各アンテナ素子を0.5λ程度の間隔で配列する場合もあるため、従来の様なローデッドライン型移相器(スタブ間隔が0.25λg)では、多ビット化を実現することがほぼ不可能であったが、図6に示した応用例に係る構成であれば、複数のスタブを配列するだけでよいため、アンテナ素子間隔が0.5λであるフェーズドアレイレーダであっても多ビット化を実現することができる。
【0036】
また、図3(A)に示したように、整合線路を軸として、信号伝送方向に直交する方向に対称にスタブを接続することで、上記スイッチおよびスイッチの制御線を実装しながらも、多数のスタブを接続することが可能となる。
【0037】
なお、本実施形態においては、フェーズドアレイレーダの例を示したが、本発明としての移相器は、他の形式のレーダ装置に用いることも可能であるし、レーダ装置への適用に限るものではない。
【符号の説明】
【0038】
1…移相器
11…主線路
11A,11B,11C…主線路部
12A,12B…整合線路部
13A,13B…スタブ
18…入力ポート
19…出力ポート
2…アンテナ素子
3…給電ポート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主線路幅を有する複数の主線路部と、該複数の主線路部間に接続された第1整合線路幅の第1整合線路部と、前記第1整合線路部と異なる箇所で前記複数の主線路部間に接続された第2整合線路幅の第2整合線路部と、を含む主線路と、
前記第1整合線路部に接続された第1のスタブと、
前記第2整合線路部に接続された第2のスタブと、
を備えた移相器であって、
前記主線路幅と前記第1整合線路幅、および前記主線路幅と前記第2整合線路幅がそれぞれ異なることを特徴とする移相器。
【請求項2】
請求項1に記載の移相器において、
前記第1のスタブは、
互いに異なる長さの複数のスタブを含むスタブ群と、
前記第1整合線路部と前記複数のスタブの間に配置され、前記複数のスタブのうち前記第1整合線路部に接続されるスタブを選択可能なスイッチと、
を含むことを特徴とする移相器。
【請求項3】
請求項2に記載の移相器において、
前記第2のスタブは、
互いに異なる長さの複数のスタブを含むスタブ群と、
前記第1整合線路部と前記複数のスタブの間に配置され、前記複数のスタブのうち前記第1整合線路部に接続されるスタブを選択可能なスイッチと、
を含むことを特徴とする移相器。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移相器において、
前記第1のスタブは、容量性のスタブを含み、前記第1線路幅が前記主線路より狭いことを特徴とする移相器。
【請求項5】
請求項4に記載の移相器において、
前記第2のスタブは、容量性のスタブを含み、前記第2線路幅が前記主線路より狭いことを特徴とする移相器。
【請求項6】
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移相器において、
前記第1のスタブは、誘導性のスタブを含み、前記第1線路幅が前記主線路より広いことを特徴とする移相器。
【請求項7】
請求項6に記載の移相器において、
前記第2のスタブは、誘導性のスタブを含み、前記第2線路幅が前記主線路より広いことを特徴とする移相器。
【請求項8】
請求項4または請求項6に記載の移相器において、
前記第1のスタブは、前記第1整合線路部に接続される側とは反対側が接地されていないオープンスタブであることを特徴とする移相器。
【請求項9】
請求項5または請求項7に記載の移相器において、
前記第2のスタブは、前記第2整合線路部に接続される側とは反対側が接地されていないオープンスタブであることを特徴とする移相器。
【請求項10】
請求項4または請求項6に記載の移相器において、
前記第1のスタブは、前記第1整合線路部に接続される側とは反対側が接地されているショートスタブであることを特徴とする移相器。
【請求項11】
請求項5または請求項7に記載の移相器において、
前記第2のスタブは、前記第2整合線路部に接続される側とは反対側が接地されているショートスタブであることを特徴とする移相器。
【請求項12】
請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の移相器において、
前記第1のスタブおよび第2のスタブは、それぞれ前記主線路に対して直交して配置されていることを特徴する移相器。
【請求項13】
請求項12に記載の移相器において、
前記第1のスタブおよび第2のスタブは、前記主線路に対して互いに反対側に配置されていることを特徴する移相器。
【請求項14】
請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の移相器を複数備え、
前記移相器のそれぞれに接続される複数のアンテナ素子を有していることを特徴とするアレイアンテナ。
【請求項15】
請求項14に記載のアレイアンテナと、
前記アレイアンテナのアンテナ素子から放射された電磁波に基づき受信されたエコー信号を処理する信号処理部を備えたレーダ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−205343(P2011−205343A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−69908(P2010−69908)
【出願日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(000166247)古野電気株式会社 (441)
【Fターム(参考)】