説明

稼動報知装置

【課題】 多数の自動処理機器(銀行のATMや券売機など)の前での顧客の混雑を解消し、ストレスをなくす。
【解決手段】 多数の自動処理機器(銀行のATMや券売機など)に複数の報知器(12、32)を設け、それらの報知器(12、32)の各々を制御するための制御部(14、34)を設ける。各報知器(12、32)が、人体検知センサ(12a、32a)と表示部(12b、32b)を有する。人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)における表示部(12b、32b)を点灯表示として表示する。好ましくは、人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)の総数(t)が所定の設定値(s)を超えるときは、制御部(14、34)は、全ての表示部(12b、32b)を消灯表示として表示し、人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)の総数(t)が所定の設定値(s)以下のときは、人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)における表示部(12b、32b)を点灯表示として表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動処理機器(銀行等に設置される現金自動預払機(ATM)や、駅、公園などに設置される券売機など)の稼動状態を表示する稼動報知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
銀行等に設置される現金自動預払機(ATM)や、駅、公園などに設置される券売機などの設置機器は、窓口業務の縮小に伴い、その設置台数が増える傾向にある。
【0003】
例えば、都心部における銀行支店等においてATMが10台以上設置されるような所では、昼休みの時間帯などには、ATMを利用する顧客が誘導線に従って1列に何十人も並ぶ光景が見受けられる。この場合、列の先頭にいる顧客は、空きのATMが無いかどうか、自分の順番になったかどうか、常に目を配る必要がある。
【0004】
なお、本願出願人は、種々の動作状態を表示する装置として特許文献1に示す照光式表示装置を開示している
【特許文献1】特開2004−70201
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、1か所に設置される自動処理機器の台数が多いと、目を配る範囲や距離も長くなり、空きが発生しても、気づくのが遅れることがある。そのような状況は、さらなる混雑、遅滞を発生させる。また、専任の係員がいない場合は、顧客が自ら空きを確認して移動しなければならないため、これが顧客のストレスになることも考えられる。
【0006】
本発明は、顧客の混雑を解消し、ストレスをなくすことのできる稼動報知装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決手段を例示すると、以下のとおりである。
【0008】
(1) 所定の場所から視認しうるように、複数の自動処理機器に対応させて、複数の報知器(12、32)を配置し、それらの報知器(12、32)の各々を制御するための制御部(14、34)を設け、各報知器(12、32)が、人体検知センサ(12a、32a)と表示部(12b、32b)を有している稼動報知装置。
【0009】
(2) 人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)のみの表示部(12b、32b)を点灯表示として表示する前述の稼動報知装置。
【0010】
(3) 制御部(14、34)の制御によって、人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)の総数(t)が所定の設定値(s)を超えるときは、全ての表示部(12b、32b)を消灯表示として表示し、かつ、人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)の総数(t)が所定の設定値(s)以下のときは、人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)の全てにおける表示部(12b、32b)を点灯表示として表示する前述の稼動報知装置。
【0011】
(4) 表示部(12b)がランプパネルからなり、消灯表示がランプパネルの消灯で構成され、点灯表示がランプパネルの点灯で構成されることを特徴とする前述の稼動報知装置。
【0012】
(5) 自動処理機器が現金自動預払機(36)であり、複数の報知器(32)の各々が複数の現金自動預払機(36)の各々と一対一に接続され、各現金自動預払機(36)の稼動状況に基づいて、制御部(34)が表示部(32b)を制御することを特徴とする前述の稼動報知装置。
【0013】
(6) 表示部(32b)を点滅させることにより、各自動処理機器(36)の稼動状況を報知することを特徴とする前述の稼動報知装置。
【0014】
(7) 表示部(32b)の表示色を変化させることにより、各自動処理機器(36)の稼動状況を報知することを特徴とする前述の稼動報知装置。
【0015】
(8) 表示部(32b)が、停止ランプ(32d)を有し、自動処理機器(36)の稼動停止が停止ランプ(32e)の点灯で表示されることを特徴とする前述の稼動報知装置。
【0016】
(9) 表示部(32b)が、取引終了ランプ(32f)を有し、自動処理機器(36)の取引終了が取引終了ランプ(32f)の点灯で表示されることを特徴とする前述の稼動報知装置。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、顧客の混雑を解消し、ストレスをなくすことができる。
【0018】
とくに、表示部がランプパネルからなり、消灯表示がランプパネルの消灯で構成され、点灯表示がランプパネルの点灯で構成されるようにすれば、パネルに種々の情報を表示できる。
【0019】
複数の報知器の各々が複数の自動処理機器(たとえば現金自動処理機など)の各々と一対一に接続され、各現金自動処理機の稼動状況に基づいて、制御部が表示部を制御する構成にすれば、現金自動処理機の状況に応じた詳細な稼動状況の報知が可能となる。
【0020】
表示部を点滅させ、又は表示部の表示色を変化させることにより、各現金自動処理機の稼動状況を報知する構成にすれば、種々の稼動状況の報知が可能となる。
【0021】
表示部が、停止ランプを有し、現金自動処理機の稼動停止が停止ランプの点灯で表示されるようにすれば、現金自動処理機の停止を明確に報知できる。
【0022】
表示部が、取引終了ランプを有し、現金自動処理機の取引終了が取引終了ランプの点灯で表示されるようにすれば、現金自動処理機の取引終了を明確に報知できる。
【0023】
本発明の稼動報知装置は、既設のATM等にオプション機器として後付けすることが可能である。なお、本発明の稼動報知装置は、予めATM等に組み込むこともできる。
【0024】
本発明は、以下の実施例に示すような銀行の現金自動預払機(ATM)のほか、ATM同様に行列を作るような事例、例えば遊園地の入園チケットの購入や、新幹線の指定席自動券売機、駐車場などにも適用可能である。遊園地や新幹線の指定席券売機などは、専任の係員が単数人配置されていることが少なくないが、係員の有無に関わらず、本発明による稼動報知装置を導入することができる。
【0025】
本発明によれば、並んでいる顧客は、表示部が知らせる空き状況を目安に行動することが可能になるため、混雑による遅滞解消と顧客のストレス除去等、もたらされる効果は大である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
本発明の稼動報知装置は、複数の報知器と、各報知器を制御するための制御部を有する。各報知器は、所定の営業場所に設置された多数の自動処理機器の各々に設ける。
【0027】
好ましくは、各報知器が、人体検知センサと表示部を有していて、人体を検知していない人体検知センサの総数が所定の設定値を超えるときは、制御部は全ての表示部を消灯表示として表示し、人体を検知していない人体検知センサの総数が所定の設定値以下のときは、制御部は人体を検知していない人体検知センサにおける表示部を点灯表示として表示する。必要に応じて、人体を検知していない人体検知センサの全ての表示部を点灯表示にしてもよい。
【0028】
人体を検知していない人体検知センサの総数に対する所定の設定値は、稼動報知装置を導入する銀行等の規模に応じて、個別に設定可能とするのが好ましい。例えば、設定値は、少ない値にするのが好ましい。或いは、設定値を報知器の総数と等しく設定することにより、人体を検知していない人体検知センサにおける表示部を常に点灯表示として表示させることもできる。
【0029】
消灯表示は、表示部を消灯させることで表示するのが好ましい。なお、消灯表示は、表示部を待機状態や低消費電力状態にすることを含む。
【0030】
点灯表示は、表示部を点灯させることで表示するのが好ましい。なお、点灯表示は、表示部を点滅させ、又は点灯色の変化させる実施形態を採用することを含む。
【0031】
表示部は、内蔵したランプの点灯により所定の情報をパネル表面に表示可能なランプパネルで構成するのが好ましい。その他、本発明は、表示部を、単一の又は複数の表示灯、文字表示装置、画像表示装置等とする構成を含む。
【0032】
複数の報知器の各々が複数の現金自動預払機の各々と一対一に接続され、各現金自動預払機の稼動状況に基づいて、制御部が表示部を制御する構成が好ましい。
【0033】
表示部を点滅させ、又は表示部の表示色を変化させることにより、各現金自動預払機の稼動状況を報知する構成が好ましい。
【0034】
表示部が、停止ランプと取引終了ランプを有し、現金自動預払機の稼動停止が停止ランプの点灯で表示され、現金自動預払機の取引終了が取引終了ランプの点灯で表示されるのが好ましい。
【0035】
なお、ATM等の設置機器が故障により停止しているときは、停止信号を制御部に送信する等して、表示部を点灯表示させないようにするか、人体検知センサを遮蔽することにより、検知状態として表示部を点灯表示させないようにするのが好ましい。
【実施例1】
【0036】
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。
【0037】
図1は、本発明による稼動報知装置の一例を示す概略斜視図である。図2は、図1の稼動報知装置の構成図である。
【0038】
稼動報知装置10は、銀行等にある複数の現金自動預払機(ATM)16の設置箇所に設けられていて、所定の場所から視認できる複数の報知器12と、各報知器12を制御するための制御部14を有する。制御部14は図1において図示省略されている。
【0039】
複数の報知器12の各々は、複数のATM16の各々と一対一に対応させて設けられている。
【0040】
各報知器12は、人体検知センサ12aと、本発明の表示部としてのランプパネル12bを有する。
【0041】
人体検知センサ12aは、従来公知の人体検知用のセンサであり、例えば、赤外線センサにより人体の存在の有無を検知するものを採用できる。
【0042】
ランプパネル12bは、照光用のランプ(図示省略)を内蔵した発光パネルであり、ランプを点灯させると、ランプパネル12bが点灯するようになっている。
【0043】
人体検知センサ12aとランプパネル12bは、制御部14に接続されている。なお、接続方式は、有線又は無線のいずれの方式も用いることができる。
【0044】
制御部14は、人体検知センサ12aの検知信号を受信するとともに、人体を検知していない人体検知センサ12aの総数tを計数可能に構成されている。
【0045】
制御部14は、人体を検知していない人体検知センサ12aの総数tが所定の設定値sを超えるとき(t>sのとき)、全てのランプパネル12bを消灯させる。制御部14は、人体を検知していない人体検知センサ12aの総数tが所定の設定値s以下のとき(t≦sのとき)、人体を検知していない人体検知センサ12aにおけるランプパネル12bを点灯させる。
【0046】
次に、図3及び4を参照して稼動報知装置10の使用例を説明する。
【0047】
図3は、本発明による稼動報知装置の使用状況を示す概念図である。図4は、図3の稼動報知装置の異なる使用状況を示す概念図である。報知器12の総数T=10であり、この場合の設定値s=2である。人体検知センサと制御部は、見やすくするため図示を省略してある。
【0048】
図3において、8人の顧客Cが図3の右側から8つのATM16を使用しており、従って、図3の左側から2つのATM16に空きが生じている。空きが生じた箇所(図3の左側から2つ)の人体検知センサ12aは、人体を検知していない状態となる。人体を検知していない人体検知センサ12aの総数t=2である。人体を検知していない人体検知センサ12aの総数t(=2)が所定の設定値s(=2)以下となっているので、制御部14は、人体を検知していない人体検知センサ12aにおける(つまり図3の左側から2つの)ランプパネル12bを点灯させる。この場合、人体を検知していない人体検知センサ12aにおけるランプパネル12bが点灯していることは、点灯している所のATM16が空いていることを意味する。これにより、空きを待っていた顧客は、点灯したランプパネル12bを視認して移動することができる。
【0049】
図4においては、6人の顧客Cが図4の右側から6つのATM16を使用しており、従って、図4の左側から4つのATM16に空きが生じている。空きが生じた箇所の人体検知センサ12aは、人体を検知していない状態となる。人体を検知していない人体検知センサ12aの総数t=4である。人体を検知していない人体検知センサ12aの総数t(=4)が所定の設定値s(=2)を超えているので、制御部14は、全てのランプパネル12bを消灯させる。この場合、全てのランプパネル12bが消灯していても、空きのATM16が存在することは明白であり、顧客Cの待ち行列は無い。それゆえ、空きのATM16が多く、待ち行列が無いときには、全てのランプパネル12bを消灯して、消費電力を低減することができる。
【0050】
このように消費電力の低減を図ることをしないで、空きのATM16が数多く存在する場合であっても、空きのATM16に対応するランプパネル12を点灯させてもよい。
【0051】
いずれの場合も、ATM16に空きがないときは、つまり、すべてのATM16が使用されているときは(図示省略)、人体を検知していない人体検知センサ12aの総数t=0であり、人体を検知していない人体検知センサ12aの総数t(=0)が所定の設定値s(=2)以下となっているが、人体を検知していない人体検知センサ12aは存在しないため、制御部14は、いずれのランプパネル12bも点灯させない。この場合、全てのランプパネル12bが消灯していることは、ATM16に空きが無いことを意味する。ATM16に空きが生じたときは、そのATM16のランプパネル12bが新たに点灯するため、顧客Cは、その点灯したランプパネル12bを目印にして移動することができる。
【実施例2】
【0052】
以下、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。
【0053】
図5は、本発明の稼動報知装置に使用される現金自動預払機(ATM)の一例を示す。図6は図5の表示部を拡大して示す。図7は、図5のシステム図を示す。
【0054】
稼動報知装置30は、銀行等に設置される複数のATM36に設置されていて、複数の報知器32と、各報知器32を制御するための制御部34を有する。図5において制御部34は図示省略されている。複数のATM36の各々と、複数の報知器32の各々は、一対一に接続されている。
【0055】
各報知器32は、本発明の人体検知センサとしての赤外線センサ32aと、表示部32bを有する。
【0056】
赤外線センサ32aは、従来公知の人体検知用の赤外線センサで構成されている。
【0057】
表示部32bは、筐体32cと、筐体32cの前面に設けられた停止ランプ32d、空ランプ32e、取引終了ランプ32fを有する。
【0058】
停止ランプ32dは、赤色のランプからなり、ATM36が取引停止中であることを表示するためのものである。
【0059】
空ランプ32eは、緑色のランプからなり、ATM36が空であることを表示するためのものである。
【0060】
取引終了ランプ32fは、黄色のランプからなり、ATM36の取引が終了したことを表示するためのものである。
【0061】
赤外線センサ32aと表示部32bは、制御部34に接続されている。なお、赤外線センサ32aと表示部32bと制御部34との接続方式は、有線又は無線のいずれの方式も用いることができる。
【0062】
制御部34は、ATM36を介して、赤外線センサ32aの検知信号を受信するとともに、人体を検知していない赤外線センサ32aの総数tを計数可能に構成されている。制御部34は、人体を検知していない赤外線センサ32aの総数tが所定の設定値sを超えるとき(t>s)、原則として全ての表示部32bを消灯させる。制御部34は、人体を検知していない赤外線センサ32aの総数tが所定の設定値s以下のとき(t≦s)、原則として人体を検知していない赤外線センサ32aにおける空ランプ32eを点灯させる。
【0063】
なお、制御部34は、ATM36が故障等により停止状態にあるか又は取引中であるか等の稼動状態に基づいて、各ATM36から稼動信号を受信して、表示部32bを制御可能である。この場合、制御部34は、利用可能な状態にあるATM36の総数(非稼動数ともいう)が設定値以下のとき、そのATM36に報知信号を送信することができるようにする。例えば、制御部34は、ATM36が故障、補充中等により停止状態にあるときは、空ランプ32eを点灯させずに停止ランプ32dを点灯させるようにする。あるいは、制御部34は、ATM36が取引を終了したときは、空ランプ32eを点灯させずに取引終了ランプ32fを点灯させるようにする。
【0064】
図8は、報知判定回路図の一例を示す。稼動信号が1〜nで示されている。判定差動増幅器(OP)はRとRで設置された電位(V)に対して稼動信号(1〜n)の状態による電位(V)と比較して前述の(t>s)を判定するためのものである。非稼動数が設定値以下の場合は、判定作動増幅器(OP)は、ONの信号を出力する。
【実施例3】
【0065】
図9は、図7のシステム構成の一部を変形した例を示す。図10は、非稼動及び取引終了信号の出力条件の一例を示す。図11は、図9のATMに対応したステータスコードの一例を示す。なお、図9において制御部34は図示省略されている。
【0066】
稼動報知装置32は、相互に接続された複数のATM〜ATMとして示されている。赤外線センサ32aが人体を検知しておらず、ATM36が取引状態になく、ATM36が停止状態にないときに、非稼動信号を出力することが可能である。
【0067】
ATMは、ステータスコードの自分の番地に自分の状態をセットして、これをATMに送信する。ATMも同様に自分の番地に自分の状態をセットして次のATMに送信する。これを繰り返すと、ステータスコードで各ATM〜ATMに他のATMの空き状況を知らせることができる。送信終了した後、各ATMは前のATMに受信した旨を返送する。返送がないときは、通信異常と判定し、その旨報知することができる。なお、送受信には有線又は無線のいずれかの方式を利用することができる。
【0068】
図12は、前述の実施例3のブロック図を示す。制御部は受信したステータスコードに基づいて、各ATM〜ATMの停止ランプ、空ランプ、取引終了ランプを個別に点灯させることができる。
【0069】
なお、本発明は、前述の図示された実施例に限定されない。例えば、実施例1に示された稼動報知装置をATMに接続することにより、ランプパネルを点滅させて、取引終了情報や故障、補充中等の情報を表示することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明による稼動報知装置の一例を示す概略斜視図である。
【図2】図1の稼動報知装置の構成図である。
【図3】本発明による稼動報知装置の使用状況を示す概念図である。
【図4】図3の稼動報知装置の異なる使用状況を示す概念図である。
【図5】本発明の稼動報知装置に使用される現金自動預払機(ATM)の一例を示す。
【図6】図5の表示部を拡大して示す。
【図7】図5のシステム図を示す。
【図8】報知判定回路図の一例を示す。
【図9】図7のシステム構成の変形例を示す。
【図10】非稼動及び取引終了信号の出力条件の一例を示す。
【図11】図9のATM(1〜n)に対応したステータスコードの一例を示す。
【図12】実施例3のブロック図を示す。
【符号の説明】
【0071】
10、30 稼動報知装置
12、32 報知機
12a 人体検知センサ
12b ランプパネル(表示部)
14、34 制御部
16、36 ATM(現金自動預払機)
32a 赤外線センサ(人体検知センサ)
32b 表示部
32c 筐体
32d 停止ランプ
32e 空ランプ
32f 取引終了ランプ
C 顧客


【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の場所から視認しうるように、複数の自動処理機器に対応させて、複数の報知器(12、32)を配置し、それらの報知器(12、32)の各々を制御するための制御部(14、34)を設け、各報知器(12、32)が、人体検知センサ(12a、32a)と表示部(12b、32b)を有している稼動報知装置。
【請求項2】
人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)は、表示部(12b、32b)を点灯表示として表示する請求項1に記載の稼動報知装置。
【請求項3】
制御部(14、34)の制御によって、人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)の総数(t)が所定の設定値(s)を超えるときは、全ての表示部(12b、32b)を消灯表示として表示し、かつ、人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)の総数(t)が所定の設定値(s)以下のときは、人体を検知していない人体検知センサ(12a、32a)の全ての表示部(12b、32b)を点灯表示として表示する請求項1に記載の稼動報知装置。
【請求項4】
表示部(12b)がランプパネルからなり、消灯表示がランプパネルの消灯で構成され、点灯表示がランプパネルの点灯で構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の稼動報知装置。
【請求項5】
自動処理機器が現金自動預払機(36)であり、複数の報知器(32)の各々が複数の現金自動預払機(36)の各々と一対一に接続され、各現金自動預払機(36)の稼動状況に基づいて、制御部(34)が表示部(32b)を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の稼動報知装置。
【請求項6】
表示部(32b)を点滅させることにより、各自動処理機器(36)の稼動状況を報知することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の稼動報知装置。
【請求項7】
表示部(32b)の表示色を変化させることにより、各自動処理機器(36)の稼動状況を報知することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の稼動報知装置。
【請求項8】
表示部(32b)が、停止ランプ(32d)を有し、自動処理機器(36)の稼動停止が停止ランプ(32e)の点灯で表示されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の稼動報知装置。
【請求項9】
表示部(32b)が、取引終了ランプ(32f)を有し、自動処理機器(36)の取引終了が取引終了ランプ(32f)の点灯で表示されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の稼動報知装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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