説明

空中ケーブル設備のキャリングロープのための支持装置および支持装置を押圧するキャリングロープをチェックするための方法

【課題】予備の長さのキャリングロープを用意する必要なく、キャリングロープの曲率半径がかなり小さい場所で視覚的なチェックを可能にする支持装置の提供。
【解決手段】空中ケーブル設備のキャリングロープ10のための支持装置は、キャリングロープ10の一部を受け且つ前記設備のシュー12上に載置される支持部品を備える。支持部品は、キャリングロープ10の方向で複数の基本セクション13iへと分けられ、各基本セクション13iは、シュー12と接触する少なくとも1つの除去可能な中間シム14上に載置され、それにより、シム14が除去された後に各基本セクション13iを移動させてキャリングロープ10から離間させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の第1の特徴は、空中ケーブル設備のキャリングロープのための支持装置であって、キャリングロープの一部を受け且つ設備のシュー上に載置される支持部品を備える支持装置に関する。
【0002】
本発明の第2の特徴は、第1の特徴に係る支持装置を押圧するキャリングロープをチェックするための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
空中ケーブル設備では、複数の車が複数のラインに沿って移動し、各ラインは、一方で、車の重力を受けるためにターミナル間において所定の態様で引き伸ばされた少なくとも1つのキャリングロープを備えるとともに、他方で、車の移動に必要な力を伝えるために所定の結合手段によって車が取り付けられる少なくとも1つの走行牽引ロープを備える。各キャリングロープは、力が適切に受けられるようにするために、設備のシュー上に載置される。各シューの高さで、キャリングロープの一部が、一般にキャリングロープの側方維持のためのラギングが設けられる支持部品に配置され、この支持部品がシュー上に適切に載置される。特に剪断によるキャリングロープへの損傷の危険を制限するため、各支持部品は、キャリングロープの方向で曲率を有している。支持部品に沿う曲率半径の値は、用途に応じて変えることができる場合がある。
【0004】
組み立てが固定されているにもかかわらず、行政の条例は、特に支持部品によって受けられる部分に関して、全てのキャリングロープの定期的なチェックを課す。前記部分以外のチェックは、アクセスの問題を生じることなく、視覚的に行なわれる。一方、支持部品をシューと一体にする部分のチェックは、接触領域へのアクセスが不可能であることから、問題を有している。
【0005】
既知の技術は、予備の長さのキャリングロープをキャリングロープの端部に配置することにある。キャリングロープがシューと一体の支持部品を押圧している領域をチェックするためには、予備のキャリングロープを使用して、この予備のキャリングロープを支持部品からオフセットされた支持領域の位置へと平行移動させるだけで済む。しかし、そのようなやり方は、扱い難い面倒な、また、時として配置が不可能となりがちなキャリングロープの少なくとも1つの予備的部分の存在を必要とする。
【0006】
他の技術は、支持部品を押圧しているキャリングロープの部分を適切な昇降システムによって持ち上げることにある。しかし、そのようなやり方は、支持部品の曲率半径、したがってキャリングロープの曲率半径が所定の最小値よりも大きい場所でしか行なうことができず、前記最小値を下回ると、キャリングロープの昇降が非常に大きな力を必要とし且つ局所的な損傷を生じ易くなる。
【0007】
英国特許第571948号は、キャリングロープの支持装置であって、キャリングロープの一部を受け且つキャリングロープの方向で複数の基本セクションへと分けられる支持装置について記載している。中央の基本セクションは、シューと一体の回転シーブ上に載置される。ロープと基本セクションとの間の摩擦係数は、基本セクションと回転シーブとの間の摩擦係数よりも大きい。キャリングロープに沿って延びるウェイトは、シーブの回転動作をもたらすシューの角度変動を引き起こし、それにより、ロープは、シューとのその連絡により摩耗を何ら受けない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】英国特許第571948号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の1つの目的は、予備の長さのキャリングロープを用意する必要なく、キャリングロープの曲率半径がかなり小さい場所で視覚的なチェックを可能にする支持装置を提供することにある。
【0010】
本発明に係る装置は、支持部品がキャリングロープの方向で複数の基本セクションへと分けられ、各基本セクションが、シューと接触する少なくとも1つの除去可能な中間シム上に載置され、それにより、シムが除去された後に各基本セクションを移動させてキャリングロープから離間させることができるという点で注目すべきものである。
【0011】
シューと関連する基本セクションとの間に取り付けられる前記少なくとも1つの中間シムは、除去可能な態様で取り付けられることが有益である。シムの除去により、第1の段階で、基本セクションをシューの方向へ下降させて基本セクションをキャリングロープから離間移動させることができ、また、その後、第2の段階で、基本セクションを除去することができ、これにより、基本セクションを選択的に除去することができる。このとき、キャリングロープは、依然として所定位置にある基本セクションの高さで支持装置を押圧したままであるため、シムが除去される前に基本セクションと接触していた長さにわたってキャリングロープの視覚的なチェックが可能となる。支持装置の全長にわたってキャリングロープを完全にチェックするためには、この作業を全ての基本セクションに関して繰り返すだけで済む。
【0012】
好ましい実施形態によれば、各基本セクションは、前記基本セクションの昇降システムの相補部品に対する結合手段を備える。そのような結合手段によって、基本セクションが昇降システムによって持ち上げられてシムが解放された後に、シムの除去が可能である。
【0013】
以下の他の技術的な特徴を単独で或いは組み合わせて使用することができる。
− 各基本セクションは、対応するシムの圧縮を行なう少なくとも1つの固定ネジによってシューに対して強固に取り付けられる。
− 結合手段は、基本セクションの長手方向縁部へ向けて開口する少なくとも1つの切り欠きによって形成される。
− 各基本セクションには、キャリングロープの方向に沿うその全長にわたって、前記方向に対して垂直な側方でキャリングロープを維持するためのラギングが設けられ、該ラギングが相補溝内に収容される。
【0014】
前述したように、本発明の第2の特徴に係るチェック方法は、各基本セクションにおいて、以下の連続的なステップ、すなわち、
− 基本セクションが昇降システムの相補部品に対して結合されるステップと、
− 基本セクションの下側に既にあるシムを解放するために、昇降システムが基本セクションの上昇位置へ向けて作動されるステップと、
− シムが除去されるステップと、
− 基本セクションを移動させてキャリングロープから離間させるために、昇降システムが基本セクションの下降位置へ向けて作動されるステップと、
− 基本セクションと昇降システムとが分離されるステップと、
− 基本セクションが除去されるステップと、
− 解放された長さにわたってキャリングロープがチェックされるステップと、
が行なわれるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1の特徴に係る支持装置を備える空中ケーブル設備の一部を示している。
【図2】図1の詳細を示している。
【図3】図1および図2の支持装置の断面である。
【図4】本発明の第2の特徴に係るチェック方法が1つの基本セクションに対して適用されるときのステップを示している。
【図5】本発明の第2の特徴に係るチェック方法が1つの基本セクションに対して適用されるときのステップを示している。
【図6】本発明の第2の特徴に係るチェック方法が1つの基本セクションに対して適用されるときのステップを示している。
【図7】本発明の第2の特徴に係るチェック方法が1つの基本セクションに対して適用されるときのステップを示している。
【図8】本発明の第2の特徴に係るチェック方法が1つの基本セクションに対して適用されるときのステップを示している。
【発明を実施するための形態】
【0016】
他の利点および特徴は、非限定的な単なる一例として与えられ且つ添付図面に示される本発明の特定の実施形態の以下の説明から更に明らかとなる。
【0017】
図1〜図3において、空中ケーブル設備のキャリングロープ10のための支持装置は、キャリングロープ10のその端部に近い部分を受ける支持部品11を備えている。支持部品11は、支持部品11を押圧するキャリングロープ10の部分によって加えられる力を受けるとともにそれらの力を地面に伝えるために、設備のシュー12上に載置される。
【0018】
本発明の第1の特徴によれば、支持部品11は、キャリングロープ10の方向で複数の基本セクション13a,13,...,13,...,13に分けられる。各基本セクション13は、シュー12と接触する少なくとも1つの中間シム14上に載置される。したがって、各シム14は、関連する基本セクション13とシュー12との間に介挿される。図示の特定の例では、3つの中間シム14が各基本セクション13に関連付けられており、これらの中間シムはキャリングロープ10の方向で基本セクション13に沿って千鳥状に配置される。各中間シム14はシュー12上に直接に取り付けられており、この場合、これらの2つの部品間に固定手段は設けられない。同様に、各基本セクション13は、中間シム14に対して固定手段が何ら使用されることなく、関連する基本シム14上に直接に取り付けられる。
【0019】
その一方で、各基本セクション13は、対応する中間シム14の圧縮を行なう少なくとも1つの固定ネジ15によってシュー12に対して直接に固定される。各固定ネジ15はベアリングヘッド16と長尺体17とから成り、長尺体17は、ベアリングヘッド16が位置される側にある第1の平滑部と、ベアリングヘッド16と反対側にある第2のネジ部とに分けられる。構成は、ベアリングヘッド16が基本セクション13と上端で接触するとともに、第2のネジ部がシュー12の上面に設けられたタップ穴に螺合されて基本セクション13iの厚さにわたって設けられる通路を通過するようになっている。4つの固定ネジ15が、それぞれの側に2つずつ、受けられるキャリングロープ10の部分に対して側方に配置される。それぞれの側では、2つの固定ネジ15がキャリングロープ10の方向でオフセットされる。
【0020】
支持部品11(基本セクション13の組の集合によって構成される)とシュー12と中間シム14との間の前述した相対的な配置によれば、基本セクション13と関連付けられる固定ネジ15が除去され且つ前記セクション13が引き上げられた後に、基本セクション13の下側に既に配置された中間シム14を除去することができる。そのような可能性は、解体を何ら伴うことなく除去できる性質を各中間シム14に対して与える。その後、所定の基本セクション13と関連する中間シム14の組を除去することにより、前記基本要素13をシュー12の方向に下げてキャリングロープ10から離間させ、その後に除去することができる。これにより、基本セクション13を、互いに独立に、特に2つの隣り合うセクション13i−1,13i+1とは無関係に、選択的に除去することができる。各基本セクション13の除去可能な性質により、前記セクション13の位置で該セクションを除去することで、キャリングロープ10の下側に自由空間を形成することができる。除去される基本セクション13の長さと等しい長さにわたってキャリングロープ10の下側に形成される自由空間は、この長さにわたるキャリングロープ10の視覚的なチェックを可能にする。
【0021】
支持部品11の前述した使用において、各基本セクション13は、前記基本セクション13を昇降させる昇降システム(全体的に図示せず)の相補部品に結合するための結合手段を備えている。一例として、結合手段は、基本セクション13の長手方向縁部へ向けて開口する少なくとも1つの切り欠き18によって形成される。長手方向縁部は、キャリングロープ10の方向に向けられる縁部に対応する。図示の変形例において、中間セクション13は、基本セクション13の2つの長手方向縁部に2つずつ配置される4つの切り欠き18を備える。
【0022】
図2を参照すると、基本セクション13の連続的な昇降のために使用される昇降システムは、例えば液圧タイプの少なくとも1つのジャッキを実装することができ、各ジャッキは、本体19と、本体19内に移動可能に取り付けられたピストンと関連付けられる摺動ロッド20とを備える。一例として、昇降システムは4つの独立したジャッキを備える。先と同様、決して限定的ではない想定し得る変形例において、切り欠き18によって形成される結合手段に対する相補部品は、本体19が側方から切り欠き18内に嵌め付けられた後に基本セクション13の下面と接触するように各本体19から突出して設けられる径方向リム21によって形成される。この場合、摺動ロッド20は、それらの自由端がシュー12を押圧するようになっている(図2参照)。他の実施形態(図示せず)では、径方向リム21を摺動ロッド20から突出して設けることができ、一方、本体19は、本体19に対するロッド20の相対的な動作中にシュー12を押圧するように形成される。
【0023】
各基本セクション13には、キャリングロープ10の方向に沿うその全長にわたって、キャリングロープ10の側方維持のためのラギング22が設けられる。“側方”という概念は、キャリングロープ10の方向に対して垂直な方向に対応する。ラギング22は相補溝23内に収容される。相補溝23内での側方維持ラギング22の固定は、キャリングロッド10の方向で基本セクション13に沿って配置される複数の補助固定ネジ24によって行なわれ、各ネジは、溝23の底部で開口するタップ穴25に係合する。
【0024】
ラギング22の外形状は真直ぐな円柱である。数学的な定義により、円柱は、閉じられた平らな曲線(指向曲線と呼ばれる)を描く動点を通過し且つ所定の方向を維持する母線によって画定される空間の表面である。真直ぐな円柱の場合、母線の方向は指向曲線の面に対して垂直である。したがって、ラギング22に適用する場合、指向曲線はラギングの側部に対応し、また、母線の方向はキャリングロープ10の方向と平行である。
【0025】
キャリングロープ10の側方維持のその機能を果たすため、相補溝23と反対側の面として規定されるラギング22の部分の上端面は、キャリングロープ10の位置決め溝26を側方向の中心に備える。例えば、側方維持ラギング22のために使用される材料は高密度ポリエチレンである。
【0026】
中間セクション13が備えるラギング22を固定するために中間セクション13に設けられる相補溝23は、シュー12が位置される側で湾曲されている。例えば、溝23は、その枝部がその基部に対して垂直なU字によって形成される母線を有する回転面の一部である。回転面の数学的な軸とU形状母線とを分離する半径は、支持部品11の曲率半径の局所値、したがってキャリングロープ10の曲率半径の局所値を決定する。支持部品11に沿う曲率半径の値は、用途にしたがって変えられてもよい。
【0027】
本発明の第2の特徴に係るチェック方法は、本発明の第1の特徴に係る支持装置の以下の態様での適切な使用に対応する。支持部品11によって受けられるキャリングロープ10の部分のチェックは、各基本セクション13によって受けられる長さにわたるキャリングロープ10の連続的なチェックによって達成される。
【0028】
各基本セクション13毎に、通常の作用形態(図4)から、最初の段階で、前記セクション13に関連付けられる固定ネジ15の全てが除去されなければならず、また、基本セクション13が昇降システムの相補部品に結合されなければならない(図5)。図示の例において後者の作業を行なうため、ジャッキの本体19が側方から切り欠き18に係合され、それにより、基本セクション13の下側に押し付く径方向リム21を、基本セクション13の長手方向縁部を形成する2つの側方翼部の下側に位置決めする。次のステップ(図6)では、既に配置されている、すなわち、セクション13が上昇される前に配置されている中間シム14を基本セクション13の下側で解放するため、昇降システムが基本セクション13の上昇位置へと作動される。図示の例においてこの動作を行なうため、摺動ロッド20が伸張位置へと作動され、それにより、第1の段階で、摺動ロッドの自由端がシュー12に対して押し付けられ、その後、第2の段階で、ロッドがシュー12に押し付いているときのロッド20に対する本体19の相対的な動作により適切な上昇が引き起こされる。再び図6を参照すると、その後、シム14が例えば側方から除去される。以降のステップでは、昇降システムが基本セクション13の下降位置へと作動され、それにより、基本セクションがシュー12へ向けて移動されてキャリングロープ10から離間される。この例において、摺動ロッド20は、径方向リム21が基本セクション13の重量をもはや支持しなくなる状態に達するまで引き込み位置へと向かうように命令されるだけにすぎない。このとき、キャリングロープ10は、依然としてシュー12上の所定位置にある少なくとも2つの直接に隣り合う基本セクション上に支持されるようになる。その後、基本セクション13と昇降システムとが分離される(図7)。図示の例において後者を行なうため、ジャッキの本体19が切り欠き18から側方へ外される。図8を参照すると、その後、基本セクション13が除去され、それにより、前記セクションが除去された後の前記セクション13の位置には、キャリングロープ10の下側に自由空間が形成される。除去された基本セクション13の長さと等しい長さにわたってキャリングロープ10の下側に形成される自由空間は、この解放された長さにわたるキャリングロープ10の視覚的なチェックを可能にする。他の基本セクション13に関与する長さにわたるキャリングロープ10のチェックを進める前に、先のステップを逆の順序で行なうことにより、既に除去された基本セクションを所定の位置に再び取り付けなければならない。本発明の第2の特徴に係るチェック方法を行なうためには、特定の基本セクション13に対する適用において前述したステップを、支持部品11を形成する全ての基本要素13に関して繰り返さなければならない。
【0029】
基本セクション13の数は、用途に応じて、特に昇降システムの設計に見合った最大重量にしたがって変えることができる。言うまでもなく、キャリングロープ10への局所的な損傷の危険を制限するため、各基本セクション13が持ち上げられるときに必要とされる吊り上げ力を減らすように十分な数の基本セクション13が選択されなければならない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空中ケーブル設備のキャリングロープ(10)のための支持装置であって、キャリングロープ(10)の一部を受け且つ前記設備のシュー(12)上に載置される支持部品(11)を備え、該支持部品(11)がキャリングロープ(10)の方向で複数の基本セクション(13)へと分けられる支持装置において、前記各基本セクション(13)が、前記シュー(12)と接触する少なくとも1つの除去可能な中間シム(14)上に載置され、それにより、前記シム(14)が除去された後に各基本セクション(13)を移動させてキャリングロープ(10)から離間させることができることを特徴とする支持装置。
【請求項2】
前記各基本セクション(13)は、対応するシム(14)の圧縮を行なう少なくとも1つの固定ネジ(15)によってシュー(12)に対して強固に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記各基本セクション(13)は、前記基本セクション(13)を昇降させる昇降システムの相補部品に結合するための結合手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記結合手段は、前記基本セクション(13)の長手方向縁部へ向けて開口する少なくとも1つの切り欠き(18)によって形成されることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記各基本セクション(13)には、キャリングロープ(10)の方向に沿うその全長にわたって、前記方向に対して垂直な側方でキャリングロープ(10)を維持するためのラギング(22)が設けられ、該ラギング(22)が相補溝(23)内に収容されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
請求項1に記載の支持装置に支持されるキャリングロープ(10)をチェックするための方法であって、各基本セクション(13)において、以下の連続的なステップ、すなわち、
− 基本セクション(13)が昇降システムの相補部品に対して結合されるステップと、
− 基本セクション(13)の下側に既にあるシム(14)を解放するために、前記昇降システムが基本セクション(13)の上昇位置へ向けて作動されるステップと、
− 前記シム(14)が除去されるステップと、
− 基本セクション(13)を移動させてキャリングロープ(10)から離間させるために、前記昇降システムが基本セクション(13)の下降位置へ向けて作動されるステップと、
− 基本セクション(13)と昇降システムとが分離されるステップと、
− 基本セクション(13)が除去されるステップと、
− 解放された長さにわたってキャリングロープ(10)がチェックされるステップと、
が行なわれることを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−250027(P2009−250027A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−93562(P2009−93562)
【出願日】平成21年4月8日(2009.4.8)
【出願人】(591108444)ポマガルスキー (16)
【氏名又は名称原語表記】POMAGALSKI