空気調和機
【課題】運転停止時の待機電力消費量の少ない空気調和機を提供する。
【解決手段】それぞれ室内機電源部8と室内機制御部9と室内機通信手段7を備えた室内機A6aと、室外機電源部3と室外機制御部2と室外機通信手段4を備えた室外機1とから構成され、室外機1へ商用交流電源5を接続すると共に、室内外接続線A11、B12を通して室内機6aへ電力の供給を行い、室外機通信手段4と室内機通信手段7との間の信号伝達を室内外接続線B12、C13を通して行う空気調和機において、室内外接続線A11に、室内機電源部8への電力供給を切り換える電源切換手段14を設け、空気調和機の運転停止時に、室内機制御部9に供給される制御電圧を検知する低電圧検出手段21を設け、低電圧検出手段21で検出された電圧に応じて電源切換手段14をON/OFFするもので、運転停止中に、室内機A6aに常時電力を供給する必要がない。
【解決手段】それぞれ室内機電源部8と室内機制御部9と室内機通信手段7を備えた室内機A6aと、室外機電源部3と室外機制御部2と室外機通信手段4を備えた室外機1とから構成され、室外機1へ商用交流電源5を接続すると共に、室内外接続線A11、B12を通して室内機6aへ電力の供給を行い、室外機通信手段4と室内機通信手段7との間の信号伝達を室内外接続線B12、C13を通して行う空気調和機において、室内外接続線A11に、室内機電源部8への電力供給を切り換える電源切換手段14を設け、空気調和機の運転停止時に、室内機制御部9に供給される制御電圧を検知する低電圧検出手段21を設け、低電圧検出手段21で検出された電圧に応じて電源切換手段14をON/OFFするもので、運転停止中に、室内機A6aに常時電力を供給する必要がない。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室外機から室内機へ電力を供給する空気調和機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の空気調和機として、図7に示されるようなものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7は、従来の空気調和機の構成図である。
【0004】
図7において、従来の空気調和機は、制御部32と通信手段34と電源部33を備え商用電源35と接続される室外機31と、制御部39と通信手段37と電源部38を備えた室内機36から構成され、室外機31と室内機36は、室内外接続線40にて接続されている。
【0005】
上記のような1:1接続空気調和機において、室内機36の運転に必要な電力を、室外機31から室内外接続線40を通して供給され、室外機31の運転データなどを、室外機31の通信手段34から室内外接続線40を通して室内機36の通信手段37へ伝達される。また、リモコン41より送信される運転開始/停止指示などの運転データを、室内機36の制御部39にて受信し、通信手段37から室内外接続線40と室外機31の通信手段34を通して、室外機1の制御部32へ伝達されるようになっている。
【0006】
上記の例は、一台の室外機31に一台の室内機36を接続するものであるが、室内機が複数台の場合は、図8に示すような構成となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平6−147616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら前記従来の空気調和機の構成では、商用交流電源の供給が室外機31であっても、リモコン41からの信号を受信するため室内機36の制御部39を動作させる電力と、室外機31への通信信号の伝達を行う通信手段37を動作させる電力が必要である。そのため運転停止時であっても、室外機31の制御部32が動作するための電力と、室外機31の通信手段34が動作するための電力と、室内機36の制御部39が動作するための電力と、室内機36の通信手段37が動作するための電力を常に供給する必要があり、空気調和機の運転停止時の待機電力消費量が多くなるという課題を有していた。
【0009】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、商用交流電源を室外機へ供給し、室外機から室内機にリモコン信号受信や通信伝達のための電力を供給している空気調和機において、空気調和機の快適性や利便性を損なうことなく、また生産コストを増大させることなく、運転停止時の待機電力消費量を削減することができる空気調和機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記従来の課題を解決する為に、本発明の空気調和機は、室内機電源部と室内機制御部と室内機通信手段を備えた室内機と、室外機電源部と室外機制御部と室外機通信手段を備
えた室外機とから構成され、前記室外機へ商用交流電源を接続すると共に、室内外接続線A、Bを通して前記室内機へ電力の供給を行い、前記室外機通信手段と前記室内機通信手段との間の信号伝達を前記室内外接続線B、Cを通して行う空気調和機において、前記室内外接続線Aに、前記室内機電源部への電力供給を切り換える電源切換手段を設け、前記空気調和機の運転停止時に、前記室内機制御部に供給される制御電圧を検知する低電圧検出手段を設け、前記低電圧検出手段で検出された電圧に応じて前記電源切換手段をON/OFFするもので、例えば、空気調和機の運転停止時に、電源切換手段を任意の時間だけオンし、室内機電源部への電力供給回路を成立させる。電力供給回路の成立により前記室内機電源部において交流電力から直流電力に変換された電荷が充電され、室内機制御部と室内機通信手段が動作を開始し、室外機通信手段と前記室内機通信手段の間で通信伝達が成立する。前記室内機の判断手段により電源切換手段をオフし室内機電源部への電力供給回路が不成立となった後も、前記室内機電源部に充電された電荷の分だけ室内機制御部と室内機通信手段は動作を継続するため、リモコンより送信される信号データの受信を可能とし、また前記室外機の通信手段との間で通信が成立する。前記室内機電源部の電荷が消費され、電荷量が減少し前記室内機制御部と前記室内機通信手段が動作を停止する前に、低電圧検出手段により再び電源切換手段をオンさせるようにする。このように、電源切換手段がオンとオフを繰り返し、電力供給回路を閉回路と開回路を繰り返すことにより、前記室内機電源部に充電される電荷量を常に既定値以上に保つことができ、前記室内機制御部と室内機通信手段の動作を継続することができる。よって前記室内機へ常時電力を供給することなく、リモコンより送信される信号データをいつでも受信することが可能となる。すなわち室内機電源部への電力供給を常時行うことなく、制御部と通信手段を動作させることができるので、空気調和機の運転停止時の待機電力を低減することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の空気調和機は、室内機への電力供給が遮断された後も室内機電源部に充電された電荷の分だけ継続して室内機制御部や室内機通信手段を動作させることが可能となり、室内機電源部に充電された電荷が既定値を下回った場合は、低電圧検出手段により再び室内機の判断手段により電源切換手段をオンして室内機電源部に充電を行うので、室内機への電力供給を常時行う必要がなくなり、運転停止時の待機電力を削減する効果がありCO2排出の抑制を図れる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態1における空気調和機の構成図
【図2】同空気調和機の回路図
【図3】同空気調和機の電力供給タイミング図
【図4】同空気調和機の他の例を示す構成図
【図5】同空気調和機の回路図
【図6】同空気調和機の電力供給タイミング図
【図7】従来の空気調和機の構成図
【図8】従来の空気調和機で複数の室内機を使用した場合の構成図
【発明を実施するための形態】
【0013】
第1の発明は、室内機電源部と室内機制御部と室内機通信手段を備えた室内機と、室外機電源部と室外機制御部と室外機通信手段を備えた室外機とから構成され、前記室外機へ商用交流電源を接続すると共に、室内外接続線A、Bを通して前記室内機へ電力の供給を行い、前記室外機通信手段と前記室内機通信手段との間の信号伝達を前記室内外接続線B、Cを通して行う空気調和機において、前記室内外接続線Aに、前記室内機電源部への電力供給を切り換える電源切換手段を設け、前記空気調和機の運転停止時に、前記室内機制御部に供給される制御電圧を検知する低電圧検出手段を設け、前記低電圧検出手段で検出された電圧に応じて前記電源切換手段をON/OFFするもので、例えば、空気調和機の
運転停止時に、電源切換手段を任意の時間だけオンし、室内機電源部への電力供給回路を成立させる。電力供給回路の成立により前記室内機電源部において交流電力から直流電力に変換された電荷が充電され、室内機制御部と室内機通信手段が動作を開始し、室外機通信手段と前記室内機通信手段の間で通信伝達が成立する。前記室内機の判断手段により電源切換手段をオフし室内機電源部への電力供給回路が不成立となった後も、前記室内機電源部に充電された電荷の分だけ室内機制御部と室内機通信手段は動作を継続するため、リモコンより送信される信号データの受信を可能とし、また前記室外機の通信手段との間で通信が成立する。前記室内機電源部の電荷が消費され、電荷量が減少し前記室内機制御部と前記室内機通信手段が動作を停止する前に、低電圧検出手段により再び電源切換手段をオンさせるようにする。このように、電源切換手段がオンとオフを繰り返し、電力供給回路を閉回路と開回路を繰り返すことにより、前記室内機電源部に充電される電荷量を常に既定値以上に保つことができ、前記室内機制御部と室内機通信手段の動作を継続することができる。よって前記室内機へ常時電力を供給することなく、リモコンより送信される信号データをいつでも受信することが可能となる。すなわち室内機電源部への電力供給を常時行うことなく、制御部と通信手段を動作させることができるので、空気調和機の運転停止時の待機電力を低減することができる。
【0014】
第2の発明は、特に、第1の発明の電源切換手段を、室内外接続線Aに代え室内外接続線Bに設け、空気調和機の運転停止時に、室外機通信手段と室内機通信手段との間での信号伝達を前記電源切換手段がONのときだけ行うようにしたもので、空気調和機の運転停止時は、室内電源部の電圧を低電圧検出手段により監視し、電圧が動作を継続出来ないレベルまで低下した場合、電源切換手段を任意の時間だけオンし室内機への電力供給回路及びデータ通信回路を成立させる。電力供給回路及びデータ通信回路の成立により前記室内機電源部において交流電力から直流電力に変換された電荷が充電され、室内機制御部と室内機通信手段が動作を開始し、室外機通信手段と前記室内機制御部と室内機通信手段の間で通信が成立する。室外機の判断手段により電源切換手段がオフし室内機への電力供給回路とデータ通信回路が不成立となった後も、前記室内機電源部に充電された電荷の分だけ室内機制御部は動作を継続するため、リモコンより送信される信号データの受信を可能とする。室内機制御部では、リモコンより送信された信号データを一時的に記憶する。室内機電源部の電荷が消費され、電荷量が減少し室内機制御部が動作を停止する前に再び室外機の判断手段により電源切換手段をオンし、室内機への電力供給回路及びデータ通信回路を成立させる。この時室内機制御部で記憶していた信号データを、室内機通信手段を通して室外機通信手段から室外機制御部へ伝達され室外機は動作を行う。室内機側の判断手段により電源切換手段のオンとオフを繰り返し、電力供給回路及びデータ通信回路を閉回路と開回路を繰り返し成立することにより、前記室内機電源部に充電される電荷量を常に既定値以上に保つことができ室内機制御部の動作を継続することができる。また充電された電荷を消費するのが室内機制御部のみであるため充電された電荷の減少する時間が遅く、電源切換手段のオフの時間を長く設定することができる。そのため室内機への電力供給を常時行うことなく、室内機制御部を長く動作できるので空気調和機の運転停止時の待機電力をより多く低減することができる。
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機の構成図、図2は、同空気調和機の回路図、図3は、同空気調和機の電力供給タイミング図である。
【0017】
図1において、本実施の形態における空気調和機は、一台の室外機1と、その室外機1に接続された複数の室内機A6a、室内機B6b、室内機C6c、室内機D6dから構成
されている。
【0018】
室外機1は、室外機制御部2と、室外機電源部3と、室外機通信手段4を備え、商用交流電源5に接続されている。室内機A6a(室内機B6b、室内機C6c、室内機D6dも同じ、以下同じ)は、室内機通信手段7と、室内機電源部8と、室内機制御部9と、電源切換手段14と、室内機電源部8のトランス15と、室内機電源部8の電解コンデンサ16と、室内機電源部8の定電圧電源17と、室内機制御部9のマイクロコンピューター18(以下、「マイコン18と呼ぶ)と、室内機電源部8のダイオードブリッジ19と、室内機通信手段7の通信カプラ20を有している。室外機1の室外機制御部2は、判断手段25を有している。
【0019】
室外機1と室内機A6aとは、室内外接続線A11と、室内外接続線B12と、室内外接続線C13で電気的に接続されると共に、両者の運転操作は、リモコン10で行われる。
【0020】
以上のように構成された本実施の形態における空気調和機のその動作、作用について以下に説明する。
【0021】
商用交流電源5に接続された室外機1は、室内外接続線A11と同ライン上に設けた電源切換手段14と、室内外接続線A11、B12を通して、室内機A6aの室内機電源部8へ電力供給を行う。室内機電源部8は、ダイオードブリッジ19と、トランス15にて交流電力を直流電力に変換したNR電力を出力する。
【0022】
NR電力は、定電圧電源17に入力されマイコン18や通信用カプラ動作用の5V電力を出力し、室内機制御部9のマイコン18と室内機通信手段7の通信カプラ20を動作させる。
【0023】
室外機制御部2は、室外機通信手段4と室内外接続線B12、C13と室内機通信手段7を通して室内機制御部9と運転情報などのデータ伝達を行う。空気調和機の運転停止時は、室内機制御部9により電源切換手段14をオンし、室内機電源部8に電力を供給する。室内機電源部8の電圧を低電圧検出手段21により監視し、十分電圧が上昇すれば低電圧検出手段21により電源切換手段14をオフする。
【0024】
室内機制御部9と室内機通信手段7は、室内機電源部8に供給され電解コンデンサ16にて充電された電荷の分だけNR電力を出力し、定電圧電源17により5V電力が出力されるため動作を行う。
【0025】
この時、室内機制御部9において、リモコン10からの運転開始などの信号を受信した場合、即座に室内機通信手段7と室内外接続線B12、C13と室外機通信手段4を通して室外機制御部2へ信号データの伝達を行うとともに、判断手段25により電源切換手段14をオンする。
【0026】
図3に示すとおり、室内機電源部8に供給され電解コンデンサ16にて充電されたNR電力は、室内機制御部9と室内機通信手段7の動作により減少する。定電圧電源17の動作に必要なNR電力を下回る前に、低電圧検出手段21により電圧低下を検知し、室内機制御部9と室内機通信手段7が動作停止する前に、室内機制御部9により電源切換手段14をオンするようシステムの構築を行う。
【0027】
室内機制御部9により電源切換手段14をオンすることにより室内機電源部8に再び電力が供給され電解コンデンサ16にてNR電力が充電され、定電圧電源17の動作が継続
し5V電力が出力されるため、室内機制御部9と室内機通信手段7は継続して動作を行うことができる。
【0028】
本発明は、室外機より電源を供給するタイプの空気調和機でも、室内機への電力供給を常時ではなく、制御部の電圧を監視しながら必要最低限に電源供給することで、使用者の快適性や利便性を損なうことなく運転停止時の待機電力の低減を図ることができる。
【0029】
図4及び図5は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機の構成において、電源切換手段14を室内外接続線B12と同ライン上の室内機A6a側に設けた例を示す図である。
【0030】
空気調和機の運転停止時は、室内機A6aの室内機制御部9により電源切換手段14をオンし、室内機A6aの室内機電源部8に電力を供給する。室内機電源部8の電圧を低電圧検出手段21により監視し、十分電圧が上昇すれば、室内機制御部9により電源切換手段14をオフする。
【0031】
これにより室内機A6aの室内機通信手段7は動作を停止することになる。これにより室内機通信手段7で消費されていた電力はゼロとなる。室内機制御部9は、室内機電源部8に供給され電解コンデンサ16にて充電された電荷の分だけNR電力を出力し、定電圧電源17により5V電力が出力されるため動作を行う。
【0032】
この時、室内機A6aの室内機制御部9においてリモコン10からの運転開始などの信号を受信した場合、室内機制御部9のマイコン18でその信号情報を一時記憶する。図5に示すとおり、室内機A6aの室内機電源部8に供給され電解コンデンサ16にて充電されたNR電力は、室内機制御部9の動作により減少する。
【0033】
定電圧電源17の動作に必要なNR電力を下回る前に、低電圧検出手段21により電圧低下を検知し、室内機制御部9の動作が停止する前に室内機A6aの室内機制御部9より電源切換手段14をオンするようシステムの構築を行う。
【0034】
判断手段25により電源切換手段14をオンすることにより、室内機A6aの室内機電源部8に再び電力が供給され電解コンデンサ16にてNR電力が充電され、定電圧電源17の動作が継続し5V電力が出力されるため室内機制御部9は動作を継続し、室内機通信手段7は動作を開始することができる。
【0035】
室内機通信手段7が動作を開始した後、室内機制御部9は、リモコン10からの運転開始などの信号データを即座に室内機通信手段7と室内外接続線B12、C13と室外機1の室外機通信手段4を通して室外機制御部2に伝達する。
【0036】
本発明は、室外機より電源を供給するタイプの空気調和機でも、室内機への電力供給を常時ではなく、制御部の電圧を監視しながら必要最低限に電源供給することで、室内機での消費電力を多く低減することで使用者の快適性や利便性を損なうことなく運転停止時の待機電力をより多く低減をすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、複数台の室内機を有し、室外機より電源を供給するタイプの空気調和機においても運転停止時の待機電力を低減する効果があるため、空気調和機以外にもエコ給湯機器など運転停止時にリモコンからのデータ信号受信を待機している各種電気機器にも適用できるものである。
【符号の説明】
【0038】
1 室外機
2 室外機制御部
3 室外機電源部
4 室外機通信手段
5 商用交流電源
6a〜6d 室内機A〜D
7 室内機通信手段
8 室内機電源部
9 室内機制御部
10 リモコン
11 室内外接続線A
12 室内外接続線B
13 室内外接続線C
14 電源切換手段
15 トランス
16 電解コンデンサ
17 定電圧電源
18 マイコンピューター(マイコン)
19 ダイオードブリッジ
20 通信カプラ
21 低電圧検出手段
25 判断手段
【技術分野】
【0001】
本発明は、室外機から室内機へ電力を供給する空気調和機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の空気調和機として、図7に示されるようなものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7は、従来の空気調和機の構成図である。
【0004】
図7において、従来の空気調和機は、制御部32と通信手段34と電源部33を備え商用電源35と接続される室外機31と、制御部39と通信手段37と電源部38を備えた室内機36から構成され、室外機31と室内機36は、室内外接続線40にて接続されている。
【0005】
上記のような1:1接続空気調和機において、室内機36の運転に必要な電力を、室外機31から室内外接続線40を通して供給され、室外機31の運転データなどを、室外機31の通信手段34から室内外接続線40を通して室内機36の通信手段37へ伝達される。また、リモコン41より送信される運転開始/停止指示などの運転データを、室内機36の制御部39にて受信し、通信手段37から室内外接続線40と室外機31の通信手段34を通して、室外機1の制御部32へ伝達されるようになっている。
【0006】
上記の例は、一台の室外機31に一台の室内機36を接続するものであるが、室内機が複数台の場合は、図8に示すような構成となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平6−147616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら前記従来の空気調和機の構成では、商用交流電源の供給が室外機31であっても、リモコン41からの信号を受信するため室内機36の制御部39を動作させる電力と、室外機31への通信信号の伝達を行う通信手段37を動作させる電力が必要である。そのため運転停止時であっても、室外機31の制御部32が動作するための電力と、室外機31の通信手段34が動作するための電力と、室内機36の制御部39が動作するための電力と、室内機36の通信手段37が動作するための電力を常に供給する必要があり、空気調和機の運転停止時の待機電力消費量が多くなるという課題を有していた。
【0009】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、商用交流電源を室外機へ供給し、室外機から室内機にリモコン信号受信や通信伝達のための電力を供給している空気調和機において、空気調和機の快適性や利便性を損なうことなく、また生産コストを増大させることなく、運転停止時の待機電力消費量を削減することができる空気調和機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記従来の課題を解決する為に、本発明の空気調和機は、室内機電源部と室内機制御部と室内機通信手段を備えた室内機と、室外機電源部と室外機制御部と室外機通信手段を備
えた室外機とから構成され、前記室外機へ商用交流電源を接続すると共に、室内外接続線A、Bを通して前記室内機へ電力の供給を行い、前記室外機通信手段と前記室内機通信手段との間の信号伝達を前記室内外接続線B、Cを通して行う空気調和機において、前記室内外接続線Aに、前記室内機電源部への電力供給を切り換える電源切換手段を設け、前記空気調和機の運転停止時に、前記室内機制御部に供給される制御電圧を検知する低電圧検出手段を設け、前記低電圧検出手段で検出された電圧に応じて前記電源切換手段をON/OFFするもので、例えば、空気調和機の運転停止時に、電源切換手段を任意の時間だけオンし、室内機電源部への電力供給回路を成立させる。電力供給回路の成立により前記室内機電源部において交流電力から直流電力に変換された電荷が充電され、室内機制御部と室内機通信手段が動作を開始し、室外機通信手段と前記室内機通信手段の間で通信伝達が成立する。前記室内機の判断手段により電源切換手段をオフし室内機電源部への電力供給回路が不成立となった後も、前記室内機電源部に充電された電荷の分だけ室内機制御部と室内機通信手段は動作を継続するため、リモコンより送信される信号データの受信を可能とし、また前記室外機の通信手段との間で通信が成立する。前記室内機電源部の電荷が消費され、電荷量が減少し前記室内機制御部と前記室内機通信手段が動作を停止する前に、低電圧検出手段により再び電源切換手段をオンさせるようにする。このように、電源切換手段がオンとオフを繰り返し、電力供給回路を閉回路と開回路を繰り返すことにより、前記室内機電源部に充電される電荷量を常に既定値以上に保つことができ、前記室内機制御部と室内機通信手段の動作を継続することができる。よって前記室内機へ常時電力を供給することなく、リモコンより送信される信号データをいつでも受信することが可能となる。すなわち室内機電源部への電力供給を常時行うことなく、制御部と通信手段を動作させることができるので、空気調和機の運転停止時の待機電力を低減することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の空気調和機は、室内機への電力供給が遮断された後も室内機電源部に充電された電荷の分だけ継続して室内機制御部や室内機通信手段を動作させることが可能となり、室内機電源部に充電された電荷が既定値を下回った場合は、低電圧検出手段により再び室内機の判断手段により電源切換手段をオンして室内機電源部に充電を行うので、室内機への電力供給を常時行う必要がなくなり、運転停止時の待機電力を削減する効果がありCO2排出の抑制を図れる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態1における空気調和機の構成図
【図2】同空気調和機の回路図
【図3】同空気調和機の電力供給タイミング図
【図4】同空気調和機の他の例を示す構成図
【図5】同空気調和機の回路図
【図6】同空気調和機の電力供給タイミング図
【図7】従来の空気調和機の構成図
【図8】従来の空気調和機で複数の室内機を使用した場合の構成図
【発明を実施するための形態】
【0013】
第1の発明は、室内機電源部と室内機制御部と室内機通信手段を備えた室内機と、室外機電源部と室外機制御部と室外機通信手段を備えた室外機とから構成され、前記室外機へ商用交流電源を接続すると共に、室内外接続線A、Bを通して前記室内機へ電力の供給を行い、前記室外機通信手段と前記室内機通信手段との間の信号伝達を前記室内外接続線B、Cを通して行う空気調和機において、前記室内外接続線Aに、前記室内機電源部への電力供給を切り換える電源切換手段を設け、前記空気調和機の運転停止時に、前記室内機制御部に供給される制御電圧を検知する低電圧検出手段を設け、前記低電圧検出手段で検出された電圧に応じて前記電源切換手段をON/OFFするもので、例えば、空気調和機の
運転停止時に、電源切換手段を任意の時間だけオンし、室内機電源部への電力供給回路を成立させる。電力供給回路の成立により前記室内機電源部において交流電力から直流電力に変換された電荷が充電され、室内機制御部と室内機通信手段が動作を開始し、室外機通信手段と前記室内機通信手段の間で通信伝達が成立する。前記室内機の判断手段により電源切換手段をオフし室内機電源部への電力供給回路が不成立となった後も、前記室内機電源部に充電された電荷の分だけ室内機制御部と室内機通信手段は動作を継続するため、リモコンより送信される信号データの受信を可能とし、また前記室外機の通信手段との間で通信が成立する。前記室内機電源部の電荷が消費され、電荷量が減少し前記室内機制御部と前記室内機通信手段が動作を停止する前に、低電圧検出手段により再び電源切換手段をオンさせるようにする。このように、電源切換手段がオンとオフを繰り返し、電力供給回路を閉回路と開回路を繰り返すことにより、前記室内機電源部に充電される電荷量を常に既定値以上に保つことができ、前記室内機制御部と室内機通信手段の動作を継続することができる。よって前記室内機へ常時電力を供給することなく、リモコンより送信される信号データをいつでも受信することが可能となる。すなわち室内機電源部への電力供給を常時行うことなく、制御部と通信手段を動作させることができるので、空気調和機の運転停止時の待機電力を低減することができる。
【0014】
第2の発明は、特に、第1の発明の電源切換手段を、室内外接続線Aに代え室内外接続線Bに設け、空気調和機の運転停止時に、室外機通信手段と室内機通信手段との間での信号伝達を前記電源切換手段がONのときだけ行うようにしたもので、空気調和機の運転停止時は、室内電源部の電圧を低電圧検出手段により監視し、電圧が動作を継続出来ないレベルまで低下した場合、電源切換手段を任意の時間だけオンし室内機への電力供給回路及びデータ通信回路を成立させる。電力供給回路及びデータ通信回路の成立により前記室内機電源部において交流電力から直流電力に変換された電荷が充電され、室内機制御部と室内機通信手段が動作を開始し、室外機通信手段と前記室内機制御部と室内機通信手段の間で通信が成立する。室外機の判断手段により電源切換手段がオフし室内機への電力供給回路とデータ通信回路が不成立となった後も、前記室内機電源部に充電された電荷の分だけ室内機制御部は動作を継続するため、リモコンより送信される信号データの受信を可能とする。室内機制御部では、リモコンより送信された信号データを一時的に記憶する。室内機電源部の電荷が消費され、電荷量が減少し室内機制御部が動作を停止する前に再び室外機の判断手段により電源切換手段をオンし、室内機への電力供給回路及びデータ通信回路を成立させる。この時室内機制御部で記憶していた信号データを、室内機通信手段を通して室外機通信手段から室外機制御部へ伝達され室外機は動作を行う。室内機側の判断手段により電源切換手段のオンとオフを繰り返し、電力供給回路及びデータ通信回路を閉回路と開回路を繰り返し成立することにより、前記室内機電源部に充電される電荷量を常に既定値以上に保つことができ室内機制御部の動作を継続することができる。また充電された電荷を消費するのが室内機制御部のみであるため充電された電荷の減少する時間が遅く、電源切換手段のオフの時間を長く設定することができる。そのため室内機への電力供給を常時行うことなく、室内機制御部を長く動作できるので空気調和機の運転停止時の待機電力をより多く低減することができる。
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機の構成図、図2は、同空気調和機の回路図、図3は、同空気調和機の電力供給タイミング図である。
【0017】
図1において、本実施の形態における空気調和機は、一台の室外機1と、その室外機1に接続された複数の室内機A6a、室内機B6b、室内機C6c、室内機D6dから構成
されている。
【0018】
室外機1は、室外機制御部2と、室外機電源部3と、室外機通信手段4を備え、商用交流電源5に接続されている。室内機A6a(室内機B6b、室内機C6c、室内機D6dも同じ、以下同じ)は、室内機通信手段7と、室内機電源部8と、室内機制御部9と、電源切換手段14と、室内機電源部8のトランス15と、室内機電源部8の電解コンデンサ16と、室内機電源部8の定電圧電源17と、室内機制御部9のマイクロコンピューター18(以下、「マイコン18と呼ぶ)と、室内機電源部8のダイオードブリッジ19と、室内機通信手段7の通信カプラ20を有している。室外機1の室外機制御部2は、判断手段25を有している。
【0019】
室外機1と室内機A6aとは、室内外接続線A11と、室内外接続線B12と、室内外接続線C13で電気的に接続されると共に、両者の運転操作は、リモコン10で行われる。
【0020】
以上のように構成された本実施の形態における空気調和機のその動作、作用について以下に説明する。
【0021】
商用交流電源5に接続された室外機1は、室内外接続線A11と同ライン上に設けた電源切換手段14と、室内外接続線A11、B12を通して、室内機A6aの室内機電源部8へ電力供給を行う。室内機電源部8は、ダイオードブリッジ19と、トランス15にて交流電力を直流電力に変換したNR電力を出力する。
【0022】
NR電力は、定電圧電源17に入力されマイコン18や通信用カプラ動作用の5V電力を出力し、室内機制御部9のマイコン18と室内機通信手段7の通信カプラ20を動作させる。
【0023】
室外機制御部2は、室外機通信手段4と室内外接続線B12、C13と室内機通信手段7を通して室内機制御部9と運転情報などのデータ伝達を行う。空気調和機の運転停止時は、室内機制御部9により電源切換手段14をオンし、室内機電源部8に電力を供給する。室内機電源部8の電圧を低電圧検出手段21により監視し、十分電圧が上昇すれば低電圧検出手段21により電源切換手段14をオフする。
【0024】
室内機制御部9と室内機通信手段7は、室内機電源部8に供給され電解コンデンサ16にて充電された電荷の分だけNR電力を出力し、定電圧電源17により5V電力が出力されるため動作を行う。
【0025】
この時、室内機制御部9において、リモコン10からの運転開始などの信号を受信した場合、即座に室内機通信手段7と室内外接続線B12、C13と室外機通信手段4を通して室外機制御部2へ信号データの伝達を行うとともに、判断手段25により電源切換手段14をオンする。
【0026】
図3に示すとおり、室内機電源部8に供給され電解コンデンサ16にて充電されたNR電力は、室内機制御部9と室内機通信手段7の動作により減少する。定電圧電源17の動作に必要なNR電力を下回る前に、低電圧検出手段21により電圧低下を検知し、室内機制御部9と室内機通信手段7が動作停止する前に、室内機制御部9により電源切換手段14をオンするようシステムの構築を行う。
【0027】
室内機制御部9により電源切換手段14をオンすることにより室内機電源部8に再び電力が供給され電解コンデンサ16にてNR電力が充電され、定電圧電源17の動作が継続
し5V電力が出力されるため、室内機制御部9と室内機通信手段7は継続して動作を行うことができる。
【0028】
本発明は、室外機より電源を供給するタイプの空気調和機でも、室内機への電力供給を常時ではなく、制御部の電圧を監視しながら必要最低限に電源供給することで、使用者の快適性や利便性を損なうことなく運転停止時の待機電力の低減を図ることができる。
【0029】
図4及び図5は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機の構成において、電源切換手段14を室内外接続線B12と同ライン上の室内機A6a側に設けた例を示す図である。
【0030】
空気調和機の運転停止時は、室内機A6aの室内機制御部9により電源切換手段14をオンし、室内機A6aの室内機電源部8に電力を供給する。室内機電源部8の電圧を低電圧検出手段21により監視し、十分電圧が上昇すれば、室内機制御部9により電源切換手段14をオフする。
【0031】
これにより室内機A6aの室内機通信手段7は動作を停止することになる。これにより室内機通信手段7で消費されていた電力はゼロとなる。室内機制御部9は、室内機電源部8に供給され電解コンデンサ16にて充電された電荷の分だけNR電力を出力し、定電圧電源17により5V電力が出力されるため動作を行う。
【0032】
この時、室内機A6aの室内機制御部9においてリモコン10からの運転開始などの信号を受信した場合、室内機制御部9のマイコン18でその信号情報を一時記憶する。図5に示すとおり、室内機A6aの室内機電源部8に供給され電解コンデンサ16にて充電されたNR電力は、室内機制御部9の動作により減少する。
【0033】
定電圧電源17の動作に必要なNR電力を下回る前に、低電圧検出手段21により電圧低下を検知し、室内機制御部9の動作が停止する前に室内機A6aの室内機制御部9より電源切換手段14をオンするようシステムの構築を行う。
【0034】
判断手段25により電源切換手段14をオンすることにより、室内機A6aの室内機電源部8に再び電力が供給され電解コンデンサ16にてNR電力が充電され、定電圧電源17の動作が継続し5V電力が出力されるため室内機制御部9は動作を継続し、室内機通信手段7は動作を開始することができる。
【0035】
室内機通信手段7が動作を開始した後、室内機制御部9は、リモコン10からの運転開始などの信号データを即座に室内機通信手段7と室内外接続線B12、C13と室外機1の室外機通信手段4を通して室外機制御部2に伝達する。
【0036】
本発明は、室外機より電源を供給するタイプの空気調和機でも、室内機への電力供給を常時ではなく、制御部の電圧を監視しながら必要最低限に電源供給することで、室内機での消費電力を多く低減することで使用者の快適性や利便性を損なうことなく運転停止時の待機電力をより多く低減をすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、複数台の室内機を有し、室外機より電源を供給するタイプの空気調和機においても運転停止時の待機電力を低減する効果があるため、空気調和機以外にもエコ給湯機器など運転停止時にリモコンからのデータ信号受信を待機している各種電気機器にも適用できるものである。
【符号の説明】
【0038】
1 室外機
2 室外機制御部
3 室外機電源部
4 室外機通信手段
5 商用交流電源
6a〜6d 室内機A〜D
7 室内機通信手段
8 室内機電源部
9 室内機制御部
10 リモコン
11 室内外接続線A
12 室内外接続線B
13 室内外接続線C
14 電源切換手段
15 トランス
16 電解コンデンサ
17 定電圧電源
18 マイコンピューター(マイコン)
19 ダイオードブリッジ
20 通信カプラ
21 低電圧検出手段
25 判断手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内機電源部と室内機制御部と室内機通信手段を備えた室内機と、室外機電源部と室外機制御部と室外機通信手段を備えた室外機とから構成され、前記室外機へ商用交流電源を接続すると共に、室内外接続線A、Bを通して前記室内機へ電力の供給を行い、前記室外機通信手段と前記室内機通信手段との間の信号伝達を前記室内外接続線B、Cを通して行う空気調和機において、前記室内外接続線Aに、前記室内機電源部への電力供給を切り換える電源切換手段を設け、前記空気調和機の運転停止時に、前記室内機制御部に供給される制御電圧を検知する低電圧検出手段を設け、前記低電圧検出手段で検出された電圧に応じて前記電源切換手段をON/OFFすることを特徴とする空気調和機。
【請求項2】
電源切換手段を、室内外接続線Aに代え室内外接続線Bに設け、空気調和機の運転停止時に、室外機通信手段と室内機通信手段との間での信号伝達を前記電源切換手段がONのときだけ行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
【請求項1】
室内機電源部と室内機制御部と室内機通信手段を備えた室内機と、室外機電源部と室外機制御部と室外機通信手段を備えた室外機とから構成され、前記室外機へ商用交流電源を接続すると共に、室内外接続線A、Bを通して前記室内機へ電力の供給を行い、前記室外機通信手段と前記室内機通信手段との間の信号伝達を前記室内外接続線B、Cを通して行う空気調和機において、前記室内外接続線Aに、前記室内機電源部への電力供給を切り換える電源切換手段を設け、前記空気調和機の運転停止時に、前記室内機制御部に供給される制御電圧を検知する低電圧検出手段を設け、前記低電圧検出手段で検出された電圧に応じて前記電源切換手段をON/OFFすることを特徴とする空気調和機。
【請求項2】
電源切換手段を、室内外接続線Aに代え室内外接続線Bに設け、空気調和機の運転停止時に、室外機通信手段と室内機通信手段との間での信号伝達を前記電源切換手段がONのときだけ行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【公開番号】特開2013−2745(P2013−2745A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−134880(P2011−134880)
【出願日】平成23年6月17日(2011.6.17)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月17日(2011.6.17)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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