説明

筋力訓練機

【課題】
レッグプレスとチェストプレスの2種類の訓練を行なう場合、2台の機器を設置するので、占有面積が大きく、費用も嵩み、便利も良くないという点である。
【解決手段】
フレーム1と、椅子部2と、フレーム1に軸支され、把手3が設けられる操作アーム4と、フレーム1に軸支され足を乗せる足乗せ部5と、操作アーム4の移動に負荷を掛け又は足乗せ部5の移動に負荷を掛ける負荷装置6と、負荷装置6と操作アーム4とを連結・解除し、及び、負荷装置6と足乗せ部5とを連結・解除する負荷掛止具7とからなり、該負荷掛止具7の適宜な連結・解除操作によりレッグプレスとチェストプレスの訓練が同時に又は別々にできる筋力訓練機である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筋力のパワーアップを図る筋力訓練機において、胸、肩、上肢、下肢等の各筋を増強するための筋力訓練機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来装置は、グリップ、フレーム、レバー、ウエイト吊支用枠体、ウエイト、カウンターアーム、アシストバー等の構成部材からなる筋力鍛錬装置が開示されている。
【0003】
前記従来装置では、グリップを押す時、足でアシストバーを蹴ることが出来るので、通例腕の力だけで持ち上げるウエイトの量よりも大きい量を扱え、より効果的な筋肉鍛錬が出来る。
【0004】
しかし、前記従来装置は、アシストバーは有ってもチェストプレスを行うだけの装置であり、1台の装置で、レッグプレスとチェストプレスの2種類の訓練を行なうことはできないものであった。
【特許文献1】特許2724132号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする課題は、レッグプレスとチェストプレスの2種類の訓練を行なう場合、2台の機器を設置するので、占有面積が大きく、費用も嵩み、便利も良くないため、レッグプレスとチェストプレスの2種類の訓練を1台の機器で行なえる機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的は、1台の筋力訓練機でレッグプレスとチェストプレスの2種類の訓練を行なえ、省スペースであり、安価であり、便利な訓練機を提供することにある。
即ち、本発明は、フレーム(1)と、椅子部(2)と、フレーム(1)に軸支され、把手(3)が設けられる操作アーム(4)と、フレーム(1)に軸支され足を乗せる足乗せ部(5)と、操作アーム(4)の移動に負荷を掛け及び/又は足乗せ部(5)の移動に負荷を掛ける負荷装置(6)と、負荷装置(6)と操作アーム(4)とを連結・解除し、及び、負荷装置(6)と足乗せ部(5)とを連結・解除する負荷掛止具(7)とからなり、該負荷掛止具(7)の適宜な連結・解除操作によりレッグプレスとチェストプレスの訓練が同時に又は別々にできる筋力訓練機である。
又、負荷装置(6)は、負荷フレーム(8)と、負荷フレーム(8)に収容される錘(9)と、錘(9)に連繋され該錘(9)を吊り上げる負荷アーム(10)とからなり、該負荷アーム(10)の下端の負荷アーム軸(11)と、操作アーム(4)の下端の操作アーム軸(12)と、足乗せ部(5)を支える足フレーム(19)の下端の足乗せ部軸(13)とを同芯軸(14)とし、負荷掛止具(7)は、負荷アーム軸(11)と操作アーム軸(12)を連結・解除し、及び、負荷アーム軸(11)と足乗せ部軸(13)を連結・解除するものであり、負荷アーム(10)に連繋された錘(9)を足乗せ部(5)の負荷と操作アーム(4)の負荷に共用する。
更に、操作アーム軸(12)に操作アーム側アーム(23)が取着され、足乗せ部軸(13)に足板側アーム(27)が取着され、負荷掛止具(7)は、負荷アーム(10)に設けられ該負荷アーム(10)と操作アーム側アーム(23)とを掛止する操作アーム掛止具(16)と、負荷アーム(10)に設けられ該負荷アーム(10)と足板側アーム(27)とを掛止する足板掛止具(17)とからなり、操作アーム掛止具(16)及び足板掛止具(17)の適宜な掛止・解除操作により、錘(9)を足乗せ部(5)及び操作アーム(4)に択一的又は双方同時に連結される。
更に又、足乗せ部(5)は、足板(18)と、足フレーム(19)と、足フレーム(19)と足板(18)とに亘って設けられ足板(18)の傾斜角度を調節する足板角度調節器(20)とからなる。
又、足乗せ部(5)は、足板(18)と、平行リンク(21)と、リンク足フレーム(22)とからなり、足板(18)は傾斜角度を一定に保ちながら回動する。
更に、操作アーム側アーム(23)の上端に、アーム位置調節片(25)が取り付けられ、操作アーム掛止具(16)で、アーム位置調節片(25)の掛止位置を適宜選択して掛止することによって操作アーム(4)の訓練開始位置を調節する。
更に又、足乗せ部軸(13)に繋がる足板側アーム(27)の上端に足板位置調節片(28)が取り付けられ、足板掛止具(17)で、足板位置調節片(28)の掛止位置を適宜選択して掛止することによって足乗せ部(5)の訓練開始位置を調節できる。
又、把手(3)は、操作アーム(4)の上部に摺動固定可能に外嵌された把手用パイプ(30)に取着され、把手(3)は高さを調節できる。
更に、操作アーム(4)を、椅子部(2)へ移乗する被訓練者の邪魔にならない位置に移動固定でき、更に、固定された操作アーム(4)は、椅子部(2)へ移乗する被訓練者の手摺りとして使用できる。
更に又、椅子部(2)と、把手(3)を有する操作アーム(4)と、足を乗せる足乗せ部(5)と、操作アーム(4)及び足乗せ部(5)の各動きに対抗して負荷を掛ける負荷装置(6)と、これらを支持するフレーム(1)とからなり、上肢訓練と下肢訓練とを1台の機器で行なえる。
又、フレーム(1)に、操作アーム(4)を軸支する操作アーム軸(12)と、足乗せ部(5)の足フレーム(19)が取着される足乗せ部軸(13)とが設けられ、操作アーム軸(12)に操作アーム側アーム(23)が立設され、足乗せ部軸(13)に足板側アーム(27)が立設され、操作アーム側アーム(23)の上端(23a)と、足板側アーム(27)の上端(27a)とを操作側索体(44)で連結し、操作側索体(44)の張設中間を動滑車(43)に掛け回し、動滑車(43)の中心軸(45)を負荷装置(6)に連結してなる。
更に、操作アーム側アーム(23)の上端(23a)に、上肢滑車(46)が設けられ、上肢滑車(46)に操作側索体(44)が掛け回され、上肢滑車(46)に掛け回される操作側索体(44)の、索体一方(44a)は動滑車(43)に掛け回され、索体他方(44b)はその先端が、フレーム(1)に掛け止められ又は操作アーム側アーム(23)の上端(23a)に当接掛止される。
更に又、足板側アーム(27)の上端(27a)に、脚滑車(49)が設けられ、操作側索体(44)が掛け回され、脚滑車(49)に掛け回される操作側索体(44)の、索体一方(44c)は動滑車(43)に至り前記索体一方(44a)と一連とされ、索体他方(44d)はその先端が、フレーム(1)に掛け止められ又は足板側アーム(27)の上端(27a)に当接掛止される。
又、操作アーム側アーム(23)と足板側アーム(27)の連動、非連動を切り換える連動切換具(51)が設けられる。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、負荷装置6と操作アーム4とを連結・解除し、及び、負荷装置6と足乗せ部5とを連結・解除する負荷掛止具7を有し、該負荷掛止具7の適宜操作によりレッグプレスとチェストプレスの訓練が同時に又は別々にできるから、訓練の種類ごとに機器を設置するものに比して、本発明は1台の機器で足りるから、省スペース化が図れ、安価であり、便利であり、好都合である。
【0008】
本発明に係る負荷掛止具7は、負荷アーム軸11と操作アーム軸12を連結・解除し、及び、負荷アーム軸11と足乗せ部軸13を連結・解除するものであり、負荷アーム軸11に繋がった錘9を足乗せ部5の負荷と操作アーム4の負荷に共用するから、機器の軽量化が図れ、同芯軸14の構成により構成が小型化でき簡素となり、低価格となり、好都合である。
【0009】
本発明に係る操作アーム掛止具16及び足板掛止具17の適宜な掛止・解除操作により、錘9を足乗せ部5及び操作アーム4に双方同時に又は択一的に連結できるから、レッグプレスの訓練とチェストプレスの訓練との切り換え操作が簡単であり、好都合である。
【0010】
本発明に係る足乗せ部5は、足板18と、足フレーム19と、足フレーム19と足板18とに亘って設けられ足板18の傾斜角度を調節する足板角度調節器20とからなるから、足板18の角度を被訓練者の個体差に対応した好適位置に調節することにより、被訓練者に無理な姿勢をさせず楽な姿勢で訓練できるので、好都合である。
【0011】
本発明に係る足乗せ部5は、足板18と、平行リンク21と、リンク足フレーム22とからなり、足板18は傾斜角度を一定に保ちながら移動するので、可動域全域に亘って足関節角度が過度に底背屈することなく、本機を苦痛なく楽に使用でき、又、使用できる被訓練者層が広がり汎用性が向上し、好都合である。
【0012】
本発明は、負荷アーム10に設けられた操作アーム掛止具16で、アーム位置調節片25の掛止位置を適宜選択して掛止することによって操作アーム4の訓練開始位置を調節するものであるから、操作アーム4の訓練開始位置を被訓練者毎の個体差に対応した好適位置に設定することにより良好な姿勢で訓練を実施できるので、好都合である。
【0013】
本発明は、負荷アーム10に設けられた足板掛止具17で、足板位置調節片28の掛止位置を適宜選択して掛止することによって足乗せ部5の訓練開始位置を調節するものであるから、足乗せ部5の訓練開始位置を被訓練者毎の個体差に対応した好適位置に設定することにより良好な姿勢で訓練を実施できるので、好都合である。
【0014】
本発明に係る把手3は、操作アーム4の上部に摺動固定可能に外嵌された把手用パイプ30に取着され、把手3は高さを調節できるから、把手3の高さを被訓練者毎の個体差に対応した好適位置に設定することにより良好な姿勢で訓練を実施できるので、好都合である。
【0015】
本発明は、操作アーム4を、椅子部2へ移乗する被訓練者の邪魔にならない位置に移動固定でき、更に、固定された操作アーム4は椅子部2へ移乗する被訓練者の手摺りとして使用できるようにしたから、被訓練者が、椅子部2の前に障害物がなく椅子部2へスムーズに移乗できると共に、体の不自由な被訓練者の場合は、固定された操作アーム4が移乗用の手摺りとしても活用でき、楽に安全に乗降できるので、好都合である。
【0016】
本発明は、椅子部2と、把手3を有する操作アーム4と、足を乗せる足乗せ部5と、操作アーム4及び足乗せ部5の各動きに対抗して負荷を掛ける負荷装置6と、これらを支持するフレーム1とからなり、上肢訓練と下肢訓練とを1台の機器で行なえるから、1台の機器で上肢訓練(例えばチェストプレス)と下肢訓練(例えばレッグプレス)が行なえ、便利であり、経費安価、省スペースとなり、好都合である。
【0017】
本発明は、操作アーム側アーム23の上端23aと、足板側アーム27の上端27aとを操作側索体44で連結し、操作側索体44の張設中間を動滑車43に掛け回し、動滑車43の中心軸45を負荷装置6に連結してなるから、1個セットの錘9が、動滑車43により2種類の運動機(上肢訓練と下肢訓練)に利用でき、経費削減、省スペース化になり、好都合である。
【0018】
本発明は、操作アーム側アーム23の上端23aに、上肢滑車46が設けられ、上肢滑車46に操作側索体44が掛け回され、上肢滑車46に掛け回される操作側索体44の、索体一方44aは動滑車43に掛け回され、索体他方44bはその先端が、フレーム1に掛け止められ又は操作アーム側アーム23の上端23aに当接掛止されるから、操作側索体44の先端44bをフレーム1に掛け止めるか操作アーム側アーム上端23aに当接掛止させるか、いずれかの選択で、錘9の重さを1.0倍に作用させたり、0.5倍に作用させたりでき、運動者の能力に合わせて適切な抵抗負荷を設定でき、好都合である。
【0019】
本発明は、足板側アーム27の上端27aに、脚滑車49が設けられ、操作側索体44が掛け回され、脚滑車49に掛け回される操作側索体44の、索体一方44cは動滑車43に至り前記索体一方44aと一連とされ、索体他方44dはその先端が、フレーム1に掛け止められ又は足板側アーム27の上端27aに当接掛止されるから、操作側索体44の先端44cをフレーム1に掛け止めるか足板側アーム上端27aに掛け止めるか、いずれかの選択で、錘9の重さを1.0倍に作用させたり、0.5倍に作用させたりでき、運動者の能力に合わせて適切な抵抗負荷を設定でき、好都合である。
【0020】
本発明は、操作アーム側アーム23と足板側アーム27の連動、非連動を切り換える連動切換具51が設けられるから、操作アーム側アーム23と足板側アーム27が、共に同期して動くようにするか、個々独立に動くようにするかを選択可能であり、上下肢の訓練の態様を増して運動をし易くでき、好都合である。
又、操作アーム側アーム23と足板側アーム27が共に同期して動くようにした場合、操作アーム4のスタート時の負荷を、自身で足乗せ部5を操作して軽減でき、或いは、足乗せ部5のスタート時の負荷を、自身で操作アーム4を操作して軽減でき、操作アーム4及び足乗せ部5の初動を楽に行なうことができるので、例えば、初動時の操作が困難である高齢者でも容易に運動でき、好都合である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
被訓練者は、本発明の筋力訓練機26を用いて筋力のパワーアップを図る。チェストプレスの訓練をする場合、被訓練者は、椅子部2に腰掛け、操作アーム4の把手3を掴み、操作アーム4を押し出し、胸、肩、上肢の筋力を発動し、該操作アーム4を動かす。負荷装置6の錘9は、負荷フレーム8内に昇降可能に保持され、操作アーム4に連動して昇降し、操作アーム4の移動に対して重力負荷を掛ける。
【0022】
或いは、レッグプレスの訓練をする場合、被訓練者は、椅子部2に腰掛け、足乗せ部5に足を乗せ、該足乗せ部5に向かって膝を屈伸し、下肢の筋力を発動し足乗せ部5を動かす。負荷装置6の錘9は、負荷フレーム8内に昇降可能に保持され、足乗せ部5に連動して昇降し、足乗せ部5の移動に対して重力負荷を掛ける。
【0023】
負荷掛止具7の操作により負荷装置6と操作アーム4とを連結し、チェストプレスの訓練を行なう。負荷掛止具7の操作により負荷装置6と足乗せ部5とを連結し、レッグプレスの訓練を行なう。チェストプレスとレッグプレスの訓練を同時に行なう場合、負荷掛止具7の操作により負荷装置6と操作アーム4とを連結し、更に負荷装置6と足乗せ部5とを連結し、足乗せ部5と操作アーム4とが一体化して動く状態になす。
上肢訓練と下肢訓練が、一台の筋力訓練機26でできる。具体的には、チェストプレスとレッグプレスの訓練が、一台の筋力訓練機26でできる。
【実施例1】
【0024】
図1〜2に本発明の実施例1を示す。図1は筋力訓練機26の斜視図、図2は正面断面図である。
実施例1の筋力訓練機26を用いて、被訓練者は、腰掛けた姿勢で、操作アーム4を腕で押し出し、胸、肩、上肢の筋の訓練を行ない、或いは、腰掛けた姿勢で、足乗せ部5を足で押し、下肢の筋の訓練を行なう。
【0025】
実施例1は、フレーム1と、フレーム1に設けられ被訓練者が腰掛ける椅子部2と、椅子部2の前方のフレーム1に設けられ被訓練者が力を加えて動かす操作アーム4及び足乗せ部5と、椅子部2の横方に設けられ操作アーム4及び足乗せ部5の変位分に負荷を掛ける負荷装置6と、操作アーム4の横方に設けられ操作アーム4及び足乗せ部5の変位分を負荷装置6に連結する連結機構29とからなる。
【0026】
椅子部2は、被訓練者が座るものであって、伸縮・固定可能な支柱35と、座部36と、背凭れ37と、グリップ15とからなる。
【0027】
足乗せ部5は、足板18と、足フレーム19と、足フレーム19と足板18とに亘って設けられ足板18の傾斜角度を調節する足板角度調節器20とからなる。
前記足板18は、被訓練者に接近する程低位に傾斜した平板38と、平板38の表面の縁に踵を支持し足が平板38から脱落しないように設けられた縁部材39とからなる。
足フレーム19の下端はフレーム1に軸支された足乗せ部軸13に取着される。
【0028】
操作アーム4の上部には、把手用パイプ30が摺動固定可能に外嵌され、把手用パイプ30に把手3が取着され、更に、把手用パイプ30を固定する固定具33が取着される。
操作アーム4の下部はフレーム1に軸支された操作アーム軸12に取着される。
操作アーム4を、移乗の邪魔にならない位置へ移動させた後、操作アーム固定具31により固定できる。固定した操作アーム4は移乗用手摺りとして使用できる。
前記把手3は把手用パイプ30の昇降移動によって高さを調節できる。尚、把手3には、横向きに設けられた横把手3aと、縦向きに設けられた縦把手3bがある。
【0029】
負荷装置6は、負荷フレーム8と、負荷フレーム8に掛け回わされる紐34と、負荷フレーム8に収容され負荷フレーム8から吊下された紐34に繋がれた錘9とからなる。
前記負荷フレーム8には、足乗せ部5及び操作アーム4を回動不自在に錠止する操作アーム固定具31及び足板固定具32が設けられる。
【0030】
操作アーム軸12に足乗せ部軸13及び負荷アーム軸11が外嵌されてなり、負荷アーム軸11、足乗せ部軸13及び操作アーム軸12は同芯軸14を構成し、フレーム1に軸止される。負荷アーム10の下端は前記負荷アーム軸11に取着される。
【0031】
連結機構29は、錘9に紐34で連繋される負荷アーム10と、下端が操作アーム軸12に取着される操作アーム側アーム23と、下端が足乗せ部軸13に取着される足板側アーム27と、負荷アーム10と操作アーム側アーム23とを掛止し及び負荷アーム10と足板側アーム27とを掛止する負荷掛止具7とからなる。前記負荷アーム10の下端は負荷アーム軸11に取着される。
【0032】
負荷掛止具7の操作によって、前記錘9を、足乗せ部5の負荷とし、又は操作アーム4の負荷とし、又は、足乗せ部5及び操作アーム4に同時に両方の負荷とし、共用する。
【0033】
負荷アーム軸11は負荷装置6に繋がっており、操作アーム軸12は操作アーム4に繋がっており、足乗せ部軸13は足乗せ部5に繋がっている。
負荷掛止具7は、負荷アーム軸11と操作アーム軸12とを連結・解除し、及び、負荷アーム軸11と足乗せ部軸13とを連結・解除するものであり、足乗せ部5の負荷及び操作アーム4の負荷に前記錘9を共用する。
【0034】
詳しくは、負荷掛止具7には、操作アーム側アーム23と負荷アーム10とを掛止する操作アーム掛止具16と、足板側アーム27と負荷アーム10とを掛止する足板掛止具17とがある。
【0035】
負荷掛止具7の適宜な連結・解除操作によりレッグプレスとチェストプレスの訓練が同時に又は別々にできる。即ち、足板掛止具17及び操作アーム掛止具16の適宜な掛止・解除操作により、足乗せ部5及び操作アーム4に、双方同時に又は択一的に錘9を連結できる。
【0036】
操作アーム側アーム23の上端にアーム位置調節片25が取り付けられる。
負荷アーム10に操作アーム掛止具16が取り付けられる。
操作アーム掛止具16で、アーム位置調節片25の複数個の掛止穴24のいずれかを適宜選択して負荷アーム10に操作アーム側アーム23を掛止しこの操作によって操作アーム4の訓練開始位置を調節する。
チェストプレスの訓練をしない時、前記掛止穴24に操作アーム固定具31を差し込むと、操作アーム側アーム23及び操作アーム4が回動不自在にロックされる。
【0037】
足乗せ部軸13に繋がる足板側アーム27の上端に足板位置調節片28が取り付けられる。
負荷アーム10に足板掛止具17が設けられる。足板掛止具17で足板位置調節片28の複数個の掛止穴24のいずれかを適宜選択して負荷アーム10に足板側アーム27を掛止しこの操作によって足乗せ部5の訓練開始位置を調節する。
レッグプレスの訓練をしない時、前記掛止穴24に足板固定具32を差し込むと、足板側アーム27及び足乗せ部5が回動不自在にロックされる。
図1中、42は運動範囲を規制するロムストッパーである。
【0038】
実施例1を使用する際には、先ず、被訓練者毎に異なる体格に合わせて、座部36を好適な高さに変更調節する。移乗時には、操作アーム4を移乗の邪魔にならない位置に移動し固定する。被訓練者は椅子部2に腰掛ける。
前述の移動し固定した操作アーム4は、体が不自由な被訓練者には移乗用手摺りとして使用される。
チェストプレスの訓練を行なう場合は、操作アーム4の把手3(=具体例では横把手3a)を掴む。
【0039】
操作アーム掛止具16で、アーム位置調節片25の掛止位置を適宜選択して掛止し操作アーム4の訓練開始位置を調節し設定する。
【0040】
次に、被訓練者は、胸、肩、上肢に力を入れ操作アーム4を前方へ押し出す。
負荷装置6の錘9は複数個積み重ねられてあり、操作アーム4の回動に伴って引き上げられる。前述の引き上げられる錘9の数は、錘調節ピン40の差込穴41の位置を適宜選択して調節する。
【0041】
錘調節ピン40を下方の差込穴41に差込み、錘9の数を増せば訓練の負荷は大きくなり、錘調節ピン40を上方の差込穴41に差込み、錘9の数を減らせば訓練の負荷は小さくなる。
【0042】
次に、被訓練者は、手を突き出し操作アーム4を押し(=往動)訓練を開始する。操作アーム4が前方へ動いた距離に比例して錘9が吊り上がり、錘9の重量が被訓練者へ負荷となって掛かる。
【0043】
次に、胸、肩、上肢の力を抜き、手を戻す(=復動)。この時、錘9は下降し元位置へ戻る。次に、再び胸、肩、上肢に力を入れ、操作アーム4を前方へ押す。
前述の往動と復動の動作を所定回数行ない又は所定時間行ない、上肢訓練を行なう。この訓練で、大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋等の筋力増強訓練を行なう。
【0044】
次に、レッグプレスの訓練を行なう場合を述べると、被訓練者は椅子部2に腰掛けた後、足乗せ部5に足を乗せる。
足板掛止具17で、足板位置調節片28の掛止位置を適宜選択して掛止し、足乗せ部5の訓練開始位置を調節し設定する。
【0045】
次に被訓練者は、グリップ15を握り、下肢に力を入れ、膝を伸展し、足乗せ部5を前方へ蹴り出す。
足乗せ部5が前方へ動いた距離に比例して錘9が吊り上がり、錘9の重量が被訓練者へ負荷となって掛かる。
【0046】
次に、下肢の力を抜き、足を戻す(=復動)。この時、錘9は下降し元位置へ戻る。次に、再び下肢に力を入れ、足乗せ部5を前方へ押す。
前述の往動、復動の動作を所定回数行ない又は所定時間行ない、下肢訓練を行なう。この訓練で、大腿四頭筋等の筋力増強訓練を行なう。
【0047】
チェストプレスの訓練だけを行なう場合は、操作アーム掛止具16の掛止操作で、操作アーム4と負荷装置6を連結する。足乗せ部5に付いては、足板掛止具17を解除操作すると共に足板固定具32の錠止操作で移動不自在に固定する。
【0048】
レッグプレスの訓練だけを行なう場合は、足板掛止具17の掛止操作で、足乗せ部5と負荷装置6を連結する。操作アーム4に付いては、操作アーム掛止具16を解除操作すると共に操作アーム固定具31の錠止操作で移動不自在に固定する。
【0049】
チェストプレスの訓練及びレッグプレスの訓練の2種類の訓練を同時に行なう場合は、操作アーム掛止具16の掛止操作で、操作アーム4と負荷装置6を連結し、足板掛止具17の掛止操作で、足乗せ部5と負荷装置6を連結し、操作アーム4と足乗せ部5を一体化させておいて、被訓練者は、操作アーム4と足乗せ部5とに力を入れて両部材を同時に動かし、訓練を行なう。
【0050】
訓練を終了する時は、被訓練者は腕や足の力を緩め、操作アーム4及び足乗せ部5を元位置に戻し、椅子部2から降り、訓練を終了する。
【実施例2】
【0051】
図3に示す実施例2は、実施例1に係る足フレーム19を、リンク足フレーム22に代えたものである。
実施例2に係る足乗せ部5は、足板18と、平行リンク21と、リンク足フレーム22とからなる。レッグプレスの訓練の場合、膝を伸展させると足板18は、足に押されて傾斜角度を一定に保ちながら回動する。
【実施例3】
【0052】
図4乃至8に示す実施例3は、実施例1に係る負荷アーム10及び負荷掛止具7を、動滑車43及び操作側索体44に代えたものである。
【0053】
図8に示す操作アーム4は、略U字形状の枠部材であり、下位置の下部4aと、中位置の中部4bと、上位置の上部4cと、上部4cを中部4bに固定するロック具57とからなる。上部4cは中部4bに内嵌支持されテレスコープ状に伸縮できる。操作アーム4を非使用時は上部4cを中部4bに進入させ、該操作アーム4を収縮させる。
実施例1と同様に、実施例3の筋力訓練機26の1台で、上肢訓練と下肢訓練とを、同時に行ない又はいずれかを行なう。
【0054】
操作アーム側アーム23の上端23aと、足板側アーム27の上端27aとは操作側索体44で連結される。操作側索体44の張設中間部は動滑車43に掛け回され、動滑車43の中心軸45は負荷装置6に連結される。
【0055】
操作アーム側アーム23の上端23aに、上肢滑車46が設けられ、操作側索体44が掛け回される。上肢滑車46に掛け回される操作側索体44の、索体一方44aは動滑車43に掛け回され、索体他方44bはその先端が、フレーム1の被掛止棒47に掛け止められる。
索体他方44bの先端には上肢側フック48が取着されており、該上肢側フック48は被掛止棒47に着脱容易である。
又、索体他方44bの先端は、必要に応じて、被掛止棒47から外し、操作アーム側アーム23の上端23aに当接掛止する。
【0056】
足板側アーム27の上端27aに、脚滑車49が設けられ、操作側索体44が掛け回される。脚滑車49に掛かる操作側索体44の、索体一方44cは動滑車43に至り前記上肢滑車46の索体一方44aと一連とされ、索体他方44dはその先端が、フレーム1の被掛止棒47に掛け止められる。索体他方44dの先端には脚側フック50が取着されており、該脚側フック50は被掛止棒47に着脱容易である。
【0057】
又、索体他方44dの先端は、必要に応じて、被掛止棒47から外し、足板側アーム27の上端27aに当接掛止する。
尚、図4中、56はガイドローラーである。
【0058】
実施例3を使用する場合は、操作アーム4を訓練者が手で前方へ押すと、操作アーム側アーム23が操作アーム軸12を中心に回動する。
上肢滑車46が動き、索体一方44aを引き下げ、動滑車43を引き下げる。この時、操作側索体44における動滑車43に掛け回される他端は固定状態にある。
動滑車43は、紐34を介して錘9を引き上げ、訓練者の上肢の動きに負荷を掛ける。
【0059】
足乗せ部5を訓練者が足で前方へ押すと、足板側アーム27が足乗せ部軸13を中心に回動する。脚滑車49が動き、索体一方44aを引き下げ、動滑車43を引き下げる。この時、操作側索体44における動滑車43に掛け回される他端は固定状態にある。動滑車43は、紐34を介して錘9を引き上げ、訓練者の下肢の動きに負荷を掛ける。
【0060】
訓練者が、操作アーム4を手で前方へ押すと共に、足乗せ部5を足で前方へ押すと、操作アーム4及び足乗せ部5の動きに錘9の負荷が掛かり、上下肢訓練が行なえる。操作アーム4と足乗せ部5とは、互いに独立して動く。
【0061】
手動で上肢側フック48を、フレーム1に設けられた被掛止棒47に掛け止める。上肢側フック48が被掛止棒47に掛け止められている場合は、操作アーム4に負荷作用する錘9の倍率は固有重量の1倍である。手動で上肢側フック48を被掛止棒47から外し上肢滑車46に当接掛止すると、錘9の前記倍率は0.5倍となる。
【0062】
手動で脚側フック50を被掛止棒47に掛け止める。脚側フック50を被掛止棒47に掛け止めている場合は、足乗せ部5に負荷作用する錘9の倍率は固有重量の1倍である。手動で脚側フック50を被掛止棒47から外し脚滑車49に当接掛止すると、錘9の前記倍率は0.5倍となる。
【0063】
操作アーム側アーム23と足板側アーム27の連動、非連動を切り換える連動切換具51が、操作アーム側アーム23と足板側アーム27とに渡って設けられる。
連動切換具51は、操作アーム側アーム23に設けられる穴片52と、足板側アーム27に設けられるピン53及びピン保持具54とからなる。
ピン53は、進出位置と退入位置とに切り換え固定させることができるものであり、穴片52の穴55に嵌入させた進出状態では、操作アーム側アーム23と足板側アーム27は互いに連結される。
【0064】
ピン53を穴片52の穴55に嵌入させた進出状態で、操作アーム4又は足乗せ部5を押し動かすとそれら両者が同期して動く。訓練者が、操作アーム4又は足乗せ部5の内の、一方部材(例えば操作アーム4)への押し力を消失させても、他方部材(例えば足乗せ部5)が動けばその動きが一方部材へ伝動し、一方部材は引き続き動く。
操作アーム4又は足乗せ部5の一方部材を動かそうとする時、動き初めが重いので一方部材の初動を援助する為に他方部材を動かし、一方部材の初動を軽くする。
【産業上の利用可能性】
【0065】
負荷装置6と操作アーム4とを連結・解除し、及び、負荷装置6と足乗せ部5とを連結・解除する負荷掛止具7を備え、該負荷掛止具7の適宜な連結・解除操作によりレッグプレスとチェストプレスの訓練が同時に又は別々にできる筋力訓練に適用できる。
【0066】
又、フレーム1に、操作アーム4の下部4aが取着される操作アーム軸12と、足乗せ部5の足フレーム19が取着される足乗せ部軸13とが設けられ、操作アーム軸12に操作アーム側アーム23が立設され、足乗せ部軸13に足板側アーム27が立設され、操作アーム側アーム23の上端23aと、足板側アーム27の上端27aとを操作側索体44で連結し、操作側索体44の張設中間を動滑車43に掛け回し、動滑車43の中心軸45を負荷装置6に連結したことによって、1台の筋力訓練機26で上肢訓練と下肢訓練の2種類の訓練を行なえ、省スペースであり、安価であり、便利な筋力訓練機に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の実施例1の斜視図である。
【図2】本発明の実施例1の正面断面図である。
【図3】本発明の実施例2の足乗せ部を示す図である。
【図4】本発明の実施例3の斜視図である。
【図5】本発明の実施例3の正面図である。
【図6】本発明の実施例3の右側面図である。
【図7】本発明の実施例3の斜視図である。
【図8】本発明の実施例3の操作アームの部分図である。
【符号の説明】
【0068】
1 フレーム
2 椅子部
3 把手
4 操作アーム
4a下部
5 足乗せ部
6 負荷装置
7 負荷掛止具
8 負荷フレーム
9 錘
10 負荷アーム
11 負荷アーム軸
12 操作アーム軸
13 足乗せ部軸
14 同芯軸
16 操作アーム掛止具
17 足板掛止具
18 足板
19 足フレーム
20 足板角度調節器
21 平行リンク
22 リンク足フレーム
23 操作アーム側アーム
25 アーム位置調節片
26 筋力訓練機
27 足板側アーム
28 足板位置調節片
30 把手用パイプ
43 動滑車
44 操作側索体
44a索体一方
44b索体他方
44c索体一方
44d索体他方
45 中心軸
46 上肢滑車
49 脚滑車
51 連動切換具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレーム(1)と、椅子部(2)と、フレーム(1)に軸支され、把手(3)が設けられる操作アーム(4)と、フレーム(1)に軸支され足を乗せる足乗せ部(5)と、操作アーム(4)の移動に負荷を掛け及び/又は足乗せ部(5)の移動に負荷を掛ける負荷装置(6)と、負荷装置(6)と操作アーム(4)とを連結・解除し、及び、負荷装置(6)と足乗せ部(5)とを連結・解除する負荷掛止具(7)とからなり、
該負荷掛止具(7)の適宜な連結・解除操作によりレッグプレスとチェストプレスの訓練が同時に又は別々にできることを特徴とする筋力訓練機。
【請求項2】
負荷装置(6)は、負荷フレーム(8)と、負荷フレーム(8)に収容される錘(9)と、錘(9)に連繋され該錘(9)を吊り上げる負荷アーム(10)とからなり、
該負荷アーム(10)の下端の負荷アーム軸(11)と、操作アーム(4)の下端の操作アーム軸(12)と、足乗せ部(5)を支える足フレーム(19)の下端の足乗せ部軸(13)とを同芯軸(14)とし、
負荷掛止具(7)は、負荷アーム軸(11)と操作アーム軸(12)を連結・解除し、及び、負荷アーム軸(11)と足乗せ部軸(13)を連結・解除するものであり、
負荷アーム(10)に連繋された錘(9)を足乗せ部(5)の負荷と操作アーム(4)の負荷に共用することを特徴とする請求項1記載の筋力訓練機。
【請求項3】
操作アーム軸(12)に操作アーム側アーム(23)が取着され、足乗せ部軸(13)に足板側アーム(27)が取着され、
負荷掛止具(7)は、負荷アーム(10)に設けられ該負荷アーム(10)と操作アーム側アーム(23)とを掛止する操作アーム掛止具(16)と、負荷アーム(10)に設けられ該負荷アーム(10)と足板側アーム(27)とを掛止する足板掛止具(17)とからなり、
操作アーム掛止具(16)及び足板掛止具(17)の適宜な掛止・解除操作により、錘(9)を足乗せ部(5)及び操作アーム(4)に択一的又は双方同時に連結されることを特徴とする請求項1又は2記載の筋力訓練機。
【請求項4】
足乗せ部(5)は、足板(18)と、足フレーム(19)と、足フレーム(19)と足板(18)とに亘って設けられ足板(18)の傾斜角度を調節する足板角度調節器(20)とからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の筋力訓練機。
【請求項5】
足乗せ部(5)は、足板(18)と、平行リンク(21)と、リンク足フレーム(22)とからなり、足板(18)は傾斜角度を一定に保ちながら回動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の筋力訓練機。
【請求項6】
操作アーム側アーム(23)の上端に、アーム位置調節片(25)が取り付けられ、
操作アーム掛止具(16)で、アーム位置調節片(25)の掛止位置を適宜選択して掛止することによって操作アーム(4)の訓練開始位置を調節することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の筋力訓練機。
【請求項7】
足乗せ部軸(13)に繋がる足板側アーム(27)の上端に足板位置調節片(28)が取り付けられ、
足板掛止具(17)で、足板位置調節片(28)の掛止位置を適宜選択して掛止することによって足乗せ部(5)の訓練開始位置を調節できることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の筋力訓練機。
【請求項8】
把手(3)は、操作アーム(4)の上部に摺動固定可能に外嵌された把手用パイプ(30)に取着され、
把手(3)は高さを調節できることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の筋力訓練機。
【請求項9】
操作アーム(4)を、椅子部(2)へ移乗する被訓練者の邪魔にならない位置に移動固定でき、更に、固定された操作アーム(4)は椅子部(2)へ移乗する被訓練者の手摺りとして使用できることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の筋力訓練機。
【請求項10】
椅子部(2)と、把手(3)を有する操作アーム(4)と、足を乗せる足乗せ部(5)と、操作アーム(4)及び足乗せ部(5)の各動きに対抗して負荷を掛ける負荷装置(6)と、これらを支持するフレーム(1)とからなり、上肢訓練と下肢訓練とを1台の機器で行なえることを特徴とする筋力訓練機。
【請求項11】
フレーム(1)に、操作アーム(4)を軸支する操作アーム軸(12)と、足乗せ部(5)の足フレーム(19)が取着される足乗せ部軸(13)とが設けられ、操作アーム軸(12)に操作アーム側アーム(23)が立設され、足乗せ部軸(13)に足板側アーム(27)が立設され、
操作アーム側アーム(23)の上端(23a)と、足板側アーム(27)の上端(27a)とを操作側索体(44)で連結し、操作側索体(44)の張設中間を動滑車(43)に掛け回し、動滑車(43)の中心軸(45)を負荷装置(6)に連結してなることを特徴とする請求項10記載の筋力訓練機。
【請求項12】
操作アーム側アーム(23)の上端(23a)に、上肢滑車(46)が設けられ、上肢滑車(46)に操作側索体(44)が掛け回され、
上肢滑車(46)に掛け回される操作側索体(44)の、索体一方(44a)は動滑車(43)に掛け回され、索体他方(44b)はその先端が、フレーム(1)に掛け止められ又は操作アーム側アーム(23)の上端(23a)に当接掛止されることを特徴とする請求項11記載の筋力訓練機。
【請求項13】
足板側アーム(27)の上端(27a)に、脚滑車(49)が設けられ、脚滑車(49)に操作側索体(44)が掛け回され、
脚滑車(49)に掛け回される操作側索体(44)の、索体一方(44c)は動滑車(43)に至り前記索体一方(44a)と一連とされ、索体他方(44d)はその先端が、フレーム(1)に掛け止められ又は足板側アーム(27)の上端(27a)に当接掛止されることを特徴とする請求項11又は12記載の筋力訓練機。
【請求項14】
操作アーム側アーム(23)と足板側アーム(27)の連動、非連動を切り換える連動切換具(51)が設けられることを特徴とする請求項3又は11記載の筋力訓練機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2006−239395(P2006−239395A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−317420(P2005−317420)
【出願日】平成17年10月31日(2005.10.31)
【出願人】(000103471)オージー技研株式会社 (109)