説明

管密封器具

【課題】ワイヤを外科手術環境にさらさない電気外科鉗子を提供する。
【解決手段】第一のシャフト12aおよび第二のシャフト12bのそれぞれは、第一のシャフトおよび第二のシャフトの遠位端から延びる顎部材110および120と、第一のシャフトおよび第二のシャフトの近位端に配置されたハンドル17aおよび17bとを有する、第一のシャフトおよび第二のシャフトと、第一のシャフトおよび第二のシャフトの少なくとも1つと操作可能に結合する近位シャフトコネクタ19であって、双極電気外科器具に第一の電位および第二の電位を提供する電気外科エネルギー源に双極電気外科器具を接続するように構成される近位シャフトコネクタと、第一の電位に接続するように適合された第一の伝導リード210aと、第二の電位に接続するように適合された第二の伝導リード210bとを含む電気外科ケーブル210とを含む、双極電気外科器具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(技術分野)
本開示は、開口外科手術処置のために使用される鉗子に関する。さらに詳細には、本開示は、組織を密封するために、機械的クランピング圧力および電気外科電流の組み合わせを適用する鉗子に関する。
【背景技術】
【0002】
(関連技術の説明)
例えば、開口外科手術処置において一般的に使用される電気外科鉗子は、組織を掴む、切り裂く、および/またはクランプするように構成される。電気外科鉗子は、簡単なプライヤのような道具である。電機外科鉗子は、機械的クランピング作用および電気的エネルギーの両方を、それぞれ、管を締めつけるためと、組織を凝固、焼灼、および/または密封するように組織および血管を熱することにより止血するためとに使用される。電機外科鉗子は、単極または双極での使用に対して構成され得る。本明細書の目的に対して、本開示は、双極での使用に対して構成された電気外科鉗子に向けられる。
【0003】
双極電気外科鉗子(鉗子)は、鉗子のエンドエフェクタに関連する顎部材の内側の対向する表面に配置され、かつ、双方が電気外科ジェネレータに電気的に結合された、概して対向する電極を使用する。各電極は、異なる電位に荷電され、それぞれシールプレートを含む。シールプレートは、互いに隔離されている。隔離されたシールプレートの設計は、管シーリングのためのRFエネルギーを有効にするために別個で固有のワイヤを必要とする(交流電流には反対の電極)。典型的には、鉗子の制限されたスペースのため、一方のワイヤは、直接シールプレートの1つにルーティングされ、他方のワイヤは、鉗子に関連する1組のシャフトを旋回可能に結合するピボット部材の周りを間接的に(すなわち、「ループして」)ルーティングされる。ピボット部材の周りにワイヤの1つをループすることは、「ループされた」ワイヤが、顎部材が(例えば、開いた位置からクランプされた位置に)移動された場合に外科手術環境にさらされることをもたらし得る。認識されるように、ワイヤを外科手術環境にさらすことは、ワイヤの損傷をもたらし得、次に、鉗子の機能的寿命を低減し得る。さらに、ワイヤをピボット部材の周りに「ループすること」は、製造コストを上げ得(すなわち、ピボット部材の周りをループするために、より多くのワイヤが必要とされる)、鉗子の製造時間を増大し得る(すなわち、ピボット部材の周りをループするために、より多くの時間が必要とされる)。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、開口外科手術での使用のための双極電気外科手術器具を提供する。双極電気外科手術器具は、第一のシャフトおよび第二のシャフトを含み、第一のシャフトおよび第二のシャフトのそれぞれは、第一のシャフトおよび第二のシャフトのそれぞれの遠位端から延びる顎部材をそれぞれ有する。一体的に形成された二又状ピボット部材の周りで顎部材の互いに対する移動をもたらすために、ハンドルがシャフトの近位端に配置され、ピボット部材は、顎部材のうちの1つに支持される。顎部材は、顎部材が互いに対して離れた関係に配置される第一の位置から、顎部材が顎部材の間に組織を掴むように働き合う第二の位置へと移動可能である。近位シャフトコネクタは、該第一のシャフトおよび第二のシャフトの少なくとも1つと操作可能に結合し、双極電気外科器具に第一の電位および第二の電位を提供する電気外科エネルギー源に双極電気外科器具を接続するように構成される。第一の伝導リードは、第一の電位に接続するように適合され、第二の伝導リードは、第二の電位に接続するように適合される。第一の伝導リードおよび第二の伝導リードのうちの1つは、それぞれの顎部材に接続するために、ピボットを通って延びる。
【0005】
本開示は、開口外科手術での使用のための双極電気外科手術器具を提供する。双極電気外科手術器具は、第一のシャフトおよび第二のシャフトを含み、第一のシャフトおよび第二のシャフトのそれぞれは、第一のシャフトおよび第二のシャフトのそれぞれの遠位端から延びる顎部材をそれぞれ有する。ハンドルがシャフトの近位端に配置され、これらは、顎部材が互いに対して離れた関係に配置される第一の位置から、顎部材が顎部材の間に組織を掴むように働き合う第二の位置へ、ピボットの周りで顎部材の互いに対する移動をもたらす。第一の伝導リードは、第一の電位に接続するように適合され、第二の伝導リードは、第二の電位に接続するように適合される。第一の伝導リードおよび第二の伝導リードのうちの1つは、それぞれの顎部材に接続するために、ピボットを通って延びる。
【0006】
また、本開示は、双極電気外科器具を通して電気リードをリーティングする方法を提供する。方法は、 第一のシャフトおよび第二のシャフトであって、第一のシャフトおよび第二のシャフトの近位端にそれぞれのハンドルを有する第一のシャフトおよび第二のシャフトと、エンドエフェクタであって、エンドエフェクタの遠位端に2つの旋回可能に結合された顎部材を有するエンドエフェクタとを形成することを含む。顎部分のうちの少なくとも1つは、該顎部材のうちの1つに一体的に形成されたピボット部材を含む。ピボット部材は、ピボット部材を通る第一の伝導リードおよび第二の伝導リードのうちの1つを受け取るように構成される。方法のステップは、第一のリードおよび第二のリードを第一のシャフトおよび第二のシャフトのうちの少なくとも1つに結合し、第一のシャフトおよび第二のシャフトを通して第一の伝導リードおよび第二の伝導リードの各々をルーティングすることを含む。第一の伝導リードおよび第二の伝導リードの一方は、顎部材のうちの一方に直接結合され、第一の伝導リードおよび第二の伝導リードのうちの他方は、ピボット部材を通して他方の顎部材にルーティングされる。
【0007】
本発明は例えば以下を提供する。
(項目1) 第一のシャフトおよび第二のシャフトであって、上記第一のシャフトおよび上記第二のシャフトのそれぞれは、上記第一のシャフトおよび上記第二のシャフトの遠位端から延びる顎部材と、上記第一のシャフトおよび上記第二のシャフトの近位端に配置されたハンドルとを有し、上記ハンドルは、上記顎部材のうちの1つに支持される一体的に形成された二又状ピボット部材の周りで互いに対する上記顎部材の移動をもたらし、上記顎部材は、上記顎部材が互いに対して離れた関係に配置される第一の位置から、上記顎部材が上記顎部材の間に組織を掴むように働き合う第二の位置へと移動可能である、第一のシャフトおよび第二のシャフトと、
上記第一のシャフトおよび上記第二のシャフトの少なくとも1つと操作可能に結合する近位シャフトコネクタであって、双極電気外科器具に第一の電位および第二の電位を提供する電気外科エネルギー源に上記双極電気外科器具を接続するように構成される近位シャフトコネクタと、
電気外科ケーブルであって、上記電気外科ケーブルは、上記第一の電位に接続するように適合された第一の伝導リードと、上記第二の電位に接続するように適合された第二の伝導リードとを含み、上記第一の伝導リードおよび上記第二の伝導リードのうちの少なくとも1つは、それぞれの顎部材に接続するために、上記ピボット部材を通って延びる、電気外科ケーブルと
を含む、双極電気外科器具。
(項目2) 上記ピボット部材は、上記顎部材のうちの1つの近位端に操作可能に配置される、上記項目に記載の双極電気外科器具。
(項目3) ワイヤガイドスロットは、上記顎部材の少なくとも1つに操作可能に配置され、上記顎部材が上記第一の位置から上記第二の位置に、またはその逆に移動する場合に、上記伝導リードが比較的固定された位置に維持されるように上記伝導リードを受け取るように構成される、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目4) 上記ピボット部材は、少なくとも2つの離れた部材を含み、上記少なくとも2つの離れた部材の間に上記伝導リードを受け取るように構成される、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目5) 上記少なくとも2つの離れた部材は、全体的にかまぼこ形状を含む、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目6) 少なくとも1つの顎開口部ストップをさらに含み、上記少なくとも1つの顎開口部ストップは、ピボット部材と操作可能に関連し、かつ上記2つの離れた部材の少なくとも1つに隣接して操作可能に配置され、上記顎部材の動作を互いに対して制限するように構成される、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目7) 上記顎部材のうちの少なくとも1つは、上記顎部材内に規定された溝を含み、上記溝は、上記少なくとも1つの顎開口部ストップに係合するように構成される、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目8) 上記少なくとも2つの離れた部材は、上記顎部材の少なくとも1つに規定された開口に係合するように構成される、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目9) 上記少なくとも2つの離れた部材の各々は、それぞれのベース部分を含み、上記それぞれのベース部分は、上記それぞれのベース部分上の対応する拡張部を支持するように構成される、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目10) 上記それぞれのベース部分上の拡張部は、ピボットプレートに規定されたそれぞれの開口と係合するように構成され、上記開口は、上記ピボットプレートのない上記顎部材に操作可能に配置されている、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目11) 上記ピボットプレートは、上記顎部材のうちの少なくとも1つに規定された円周溝内に操作可能に配置され、上記顎部材が上記第一の位置から上記第二の位置に、またはその逆に移動する場合に、上記ピボット部材の回転を容易にするように構成される、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目12) 上記それぞれの拡張部は、上記ピボットプレートのそれぞれの開口に、はんだ付け、ろう付け、溶接、および接着剤のうちの1つを介して固定される、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目13) 長手方向の溝が、上記ピボット部材を含む上記顎部材の近位端において規定され、上記近位端の長さに沿って操作可能に配置され、上記長手方向の溝は、上記顎部材のそれぞれの長さに沿って操作可能に配置された対向する長手方向のナイフチャンネルと実質的に整列して配置される、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目14) 上記顎部材の間に保持された組織を切り離すために、上記顎部材の間に掴まれた組織に近位の第一の位置から、組織に遠位の第二の位置に、上記顎部材の長手方向のナイフチャンネルと、上記ピボット部材を有する上記顎部材の長手方向の溝内とで選択的に移動可能なナイフの刃をさらに含む、上記項目のいずれかに記載の双極電気外科器具。
(項目15) 第一のシャフトおよび第二のシャフトであって、上記第一のシャフトおよび上記第二のシャフトのそれぞれは、上記第一のシャフトおよび上記第二のシャフトの遠位端から延びる顎部材と、上記第一のシャフトおよび上記第二のシャフトの近位端に配置されたハンドルとを有し、上記ハンドルは、上記顎部材のうちの1つに支持されるピボット部材の周りで互いに対する上記顎部材の移動をもたらし、上記顎部材は、上記顎部材が互いに対して離れた関係に配置される第一の位置から、上記顎部材が上記顎部材の間に組織を掴むように働き合う第二の位置へと移動可能である、第一のシャフトおよび第二のシャフトと、
第一の伝導リードおよび第二の伝導リードであって、第一の電位に接続するように適合された上記第一の伝導リードと、
第二の電位に接続するように適合された上記第二の伝導リードと
を含み、上記第一の伝導リードおよび上記第二の伝導リードは、それぞれの顎部材に接続するように上記ピボットを通って延びる、双極電気外科器具。
(項目16) 双極電気外科器具を通して電気リードをルーティングする方法であって、上記方法は、
第一のシャフトおよび第二のシャフトであって、上記第一のシャフトおよび上記第二のシャフトの近位端にそれぞれのハンドルを有する第一のシャフトおよび第二のシャフトと、エンドエフェクタであって、上記エンドエフェクタの遠位端に2つの旋回可能に結合された顎部材を有するエンドエフェクタとを形成することであって、上記顎部分のうちの少なくとも1つは、上記顎部材のうちの1つに一体的に形成されたピボット部材を含み、上記ピボット部材は、上記ピボット部材を通る第一の伝導リードおよび第二の伝導リードのうちの1つを受け取るように構成される、ことと
上記第一のリードおよび上記第二のリードを上記第一のシャフトおよび上記第二のシャフトのうちの少なくとも1つに結合し、上記第一のシャフトおよび上記第二のシャフトを通して上記第一の伝導リードおよび上記第二の伝導リードの各々をルーティングすることであって、上記第一の伝導リードおよび上記第二の伝導リードの一方は、上記顎部材のうちの一方に直接結合され、上記第一の伝導リードおよび上記第二の伝導リードのうちの他方は、上記ピボット部材を通して上記他方の顎部材にルーティングされる、ことと
を含む、方法。
(項目17) 上記形成するステップは、上記顎部材の近位端で上記ピボット部材を形成することを含み、上記ピボット部材は、上記ピボット部材を通してルーティングされる上記第一の伝導リードおよび上記第二の伝導リードのうちの1つを受け取るように構成された少なくとも2つの離れた部材を含む、上記項目に記載の方法。
(項目18) 上記形成するステップは、上記ピボット部材を有する顎部材にワイヤガイドを形成することを含み、上記ワイヤガイドは、上記ピボット部材を通してルーティングされる上記第一の伝導リードおよび上記第二の伝導リードのうちの1つを受け取るように構成される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目19) 上記少なくとも2つの離れた部材は、概ねにかまぼこ形状を含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目20) 上記形成するステップは、上記ピボット部材を有する顎部材に少なくとも1つの顎開口部ストップを形成することを含み、上記少なくとも1つの顎開口部ストップは、上記顎部材の互いに対する動作を制限するように構成される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(摘要)
双極電気外科器具が提供される。双極電気外科器具は、第一のシャフトおよび第二のシャフトの遠位端から延びる顎部材をそれぞれ有する第一のシャフトおよび第二のシャフトと、顎部材の互いに対する移動をもたらすための、第一のシャフトおよび第二のシャフトの近位端に配置されたハンドルを含む。第一の伝導リードは、第一の電位に接続されるように適合され、第二の伝導リードは、第二の電位に接続されるように適合される。第一の伝導リードおよび第二の伝導リードのうちの1つは、それぞれの顎部材を接続するためにピボットを通して延びる。
【0008】
本開示の様々な実施形態が図面への参照と共に本明細書の以下の部分で記述される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本開示の実施形態に従った開いた鉗子の側面斜視図である。
【図2】図2は、図1に記載される開いた鉗子のエンドエフェクタアセンブリを示す、図1に表された詳細エリアの拡大図である。
【図3】図3は、その内部動作コンポーネントを示す、図2に記載されたエンドエフェクタアセンブリに関連する顎部材の内部側面図である。
【図4】図4は、図1に記載された開いた鉗子に関連するピボット部材を示す、図3の表された詳細エリアの拡大図である。
【図5】図5は、図4のピボット部材を通してルーティングされたワイヤを描写する、1つの顎部材が破線で示された顎部材である。
【図6A】図6Aは、様々な位置における顎部材を描写する斜視図である。
【図6B】図6Bは、様々な位置における顎部材を描写する斜視図である。
【図6C】図6Cは、様々な位置における顎部材を描写する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の詳細な実施形態が本明細書に開示される。しかし、開示された実施形態は、本開示の単なる例であり、様々な形式で具現化され得る。従って、本明細書に開示される特定の構造および機能的詳細は、制限的に解釈されるものでなく、単に特許請求の基礎として、および事実上いかなる適切な詳細な構造においても本開示を様々に用いるための当業者への教示のための代表的な基礎として解釈されるべきである。
【0011】
ここで図1−6Cを参照し、最初に図1を参照すると、開口外科手術処置での使用のための鉗子10が描写される。鉗子10は、細長いシャフト部分12aおよび12bを含み、各シャフト部分12aおよび12bは、それぞれ近位端16aおよび16bと、それぞれ遠位端14aおよび14bとを有する。鉗子10は、シャフト12aおよび12bの、それぞれ、遠位端14aおよび14bに付属するエンドエフェクタアセンブリ100を含む。エンドエフェクタアセンブリ100は、ピボット部材150(ピボット150)の周りに旋回可能に接続された1組の対向する顎部材110および120を含む。
【0012】
図面、および以下に続く記述において、「近位」という用語は、従来的であるように、ユーザにより近い鉗子10の端部を指し、「遠位」という用語は、ユーザから離れた端部を指す。
【0013】
シャフト12aは、ハンドル17aを含み、シャフト12bは、ハンドル17bを含む。指穴18aおよび18bは、ユーザの指を受け入れるために、それぞれ近位端16aおよび16bに配置される。認識されるように、指穴18aおよび18bは、シャフト12aおよび12bの互いに対する動作を容易にし、次に、顎部材110および120が互いに対して離れた関係に配置される開いた位置(図6Aおよび6B)から、顎部材110および120がその間に組織を掴むように働き合うクランピングまたは閉じた位置(図1、2、5、および6C)に顎部材110および120を旋回する。
【0014】
シャフトの1つ、例えば12bは、電機外科ジェネレータ(図示なし)のような電気外科エネルギー源に鉗子10を接続するように設計された近位シャフトコネクタ19を含む。さらに詳細には、近位シャフトコネクタ19は、ユーザが、必要に応じて選択的に電気外科エネルギーを適用し得るように、鉗子10に電気外科ケーブル210を固定するために機械的に働き合う。ケーブル210の近位端は、1組の突起部を有するプラグ(図示なし)を含み、突起部は、電気外科エネルギージェネレータに電気的および機械的に係合するように構成される。ケーブル210の内部は、1組のリード210aおよび210b(図1)を収納し、これらのリードは、以下でさらに詳細に説明されるように、電気外科ジェネレータから顎部材110および120に異なる電位を伝導する。
【0015】
特定の実施形態では、旋回中に顎部材110および120を様々な位置で互いに対して選択的にロックするために、ラチェット(図示なし)が鉗子10に操作可能に結合され得る。
【0016】
ラチェットと、顎部材110および120(およびエンドエフェクタ100に関連する機能的コンポーネント)を含むエンドエフェクタ100と、(線給送構成および/または接続を含む)電気外科ケーブル210とを含む鉗子10のさらに詳細な記述には、2005年12月23日に出願され、Johnsonらに譲渡された米国特許第7,329,256号に参照がなされる。
【0017】
ここで図2を参照すると、エンドエフェクタ100の拡大図が示される。エンドエフェクタ100は、対向する顎部材110および120を含み、顎部材110および120は、ピボット150を介して互いに旋回可能に結合され、ピボット150は、顎部材の1つ、例えば顎部材110と一体的に形成される。ピボット150を含む顎部材110および120は、リード210aおよび210bの外科手術環境への露出を完全になくすか最小化するように、ピボット150の周りにリード210aおよび210bの一方または双方を「ループ」する必要性なしにリード210aおよび210bをそれぞれ顎部材110および120に接続するように構成される。描写される実施形態では、顎部材110は、シャフト12aの遠位端14aでシャフト12aに支持され、顎部材120は、シャフト12bの遠位端14bでシャフト12bに支持される(図1)。
【0018】
図3を参照すると、顎部材110は組立されておらず、顎部材120から分離されて示される。顎部材110は、近位端117aおよび遠位端117bを有する顎筐体117を含む。遠位端117bは、顎筐体117の他の部分から隔離されているシールプレート118を支持するように構成される。近位端117aは、ピボット150を支持するように構成される。描写される実施形態では、近位端117aは細長く、弓形または湾曲した近位部分(図示なし)を含み得る全体的に長方形の構成を有する。
【0019】
代表的な図面に描写される実施形態では、図3で最良に示されるように、適当な構成の全体的に長手方向のチャンネル130は、実質的に近位端117aの長さに沿って延びる。チャンネル130は、切断要素または同様のもの、例えばナイフの刃(図示なし)を受け取るように構成される。さらに詳細には、チャンネル130は、電気外科的にまたは他の方法で処理された組織を切断または切り離すために、切断要素がチャンネル130を通して移動され得るように構成される。また、チャンネル130は、顎部材110および120の一方または双方に操作可能に配置された長手方向のナイフチャンネルに切断要素を整列するように構成される。本明細書の目的のために、長手方向のナイフチャンネルは、顎部材110および120の双方に操作可能に配置されていることが仮定され得る。チャンネル130の深さは、ナイフの刃がチャンネル130と、顎部材110および120の長手方向のナイフチャンネルとを通して移動される場合に、リード210aがナイフの刃を妨げない、および/または接触しないような構成である。この目的のために、エリア「A」(図4)がチャンネル130を規定する1組の側壁130aと130bとの間に規定される。
【0020】
認識されるように、鉗子10が組織を切断または切り離すように構成されない場合、顎部材110は、スロット130なしに構成され得る。これは、もちろん、製造者の企図する使用、特定の外科手術処置などに依存する。
【0021】
ここで図4を参照すると、ワイヤまたはリードガイドスロット152が顎筐体110の近位端117aに適当に寸法付けされ、操作可能に配置されている。リードガイドスロット152は、全体的に細長い構成を含み、リード210aを収納するように構成され、リード210aとシールプレート118との間に機械的インターフェイスまたは「通路」を提供する。リード210aは、1つ以上の適当な固定方法(例えば、プレス嵌め、接着剤など)を介してリードガイドスロット152内に固定され得る。描写される実施形態では、リード210aはリードガイドスロット152にプレス嵌めされ、続いて、図3および5で最良に示されるように、リード210aの遠位端がシールプレート118と電気的連絡関係にあるようにリードガイドスロット152にオーバーモールド成形される。リード210aの遠位端は、クリンピング、はんだ付けなどのような任意の適当な方法を介してシールプレート118に固定され得る。このような態様でリード210aを固定することは、リード210aを比較的固定された位置に維持することを容易にし、また、顎部材110および120が開いた位置からクランプされた位置に、またはその逆に移動される場合に、リード210aが「屈曲する」または「折り曲がる」ことを可能にする(図6A−6C参照)。描写される実施形態では、リードガイドスロット152は、長手方向のチャンネル130に対して角度をもって配向される(図3および4参照)。長手方向のチャンネル130に対して角度をもってリードガイドスロット152を配置することは、顎部材110および120が開いた位置からクランプされた位置、またはその逆に移動される場合にリード210aの応力を緩和する。
【0022】
リードガイドスロット152内でのリード210aの配置および/または固定を容易にするために、リードガイドスロット152の近位端153が、図4で最良に示されるように、ピボット150に近接して、かつチャンネル130に隣接して操作可能に配置される。リードガイドスロット152の近位端153は、チャンネル130の1組の側壁130aおよび130bにより規定されるエリア「A」を侵害しない。これは、チャンネル130を通るナイフの刃の移動中に、ナイフの刃とリード210aとが互いに接触することを防ぐことを容易にする。
【0023】
再度図3および4を参照すると、ピボット150は、二又状であり、1組の離れた部材150aおよび150bを含む。部材150aおよび150bは、長手方向のチャンネル130の両側に操作可能に配置される(図3参照)。描写される実施形態では、部材150aおよび150bは、少なくとも長手方向のチャンネル130の幅と等しい距離で互いから離れており、部材150aおよび150bの間のナイフの刃の移動を容易にする。
【0024】
部材150aおよび150bのそれぞれは、以下でさらに詳細に記述されるように、顎部材120の対応する開口176との係合のために構成された、分割された円筒状構成を共に形成する全体的に半円筒状またはかまぼこ状構成を含む。さらに詳細には、部材150aは、顎部材120に操作可能に配置されたピボットプレート160と係合するように構成された、拡張部154bを支持するためのベース部分154aを有するステップ構成(図3および4)を含む。同様に、部材150bは、顎部材120に操作可能に配置されたピボットプレート160と係合するように構成された、拡張部156bを支持するためのベース部分156aを有するステップ構成(図3および4)を含む。
【0025】
適当な寸法の1つ以上の顎開口部ストップ162(1つの顎開口部ストップ162(「ストップ162」)が代表的な図面に描写される)がピボット150に関連付けられる(図3、4、6B、および6C)。ストップ162は、顎部材110および120が開いた位置に移動される場合に、所定の箇所で顎部材110および120の動作を制限するように構成される。この目的を留意し、ストップ162は、2つの離れた部材150aおよび150bのうちの1つに隣接して操作可能に配置される。例示的な目的のために。ストップ162は、離れた部材150bに隣接して配置されて示される。ストップ162は、任意の適当な形状を含み、顎部材120に配置された対応する溝164内にスライド可能にあるように構成される(図5および6C)。ストップ162は、全体的に弓形または湾曲された近位端、縁、または側壁166(図4および6B)を含み、166は、対応する弓形または湾曲された端、縁、または側壁168にマッチするように輪郭形成され、168は、図6Cで最良に示されるように、部分的に溝164を規定する。側壁166および168の輪郭をマッチすることは、顎部材110および120を開いた位置から閉じた位置に回転することを容易にする。顎部材110および120が所定の距離を移動した場合、ストップ162の側壁166は、空洞164の側壁168に接触し、部材110および120のさらなる互いから離れる動作を防止する(図6Cとの組み合わせで図6B参照)。これはリード210aの機能的寿命を延ばし、その結果鉗子10の機能的寿命を延ばす。
【0026】
図5および6A−6Cを参照すると、顎部材120は、破線で描写される。顎部材120および顎部材110は、実質的に互いに同一である。これを考慮し、本明細書では顎部材120に特有である特徴のみが記述される。
【0027】
ワイヤまたはリードガイドスロット155は、顎筐体120の近位端127aに適当に寸法付けされ操作可能に配置される(図6Aに破線で示される)。リードガイドスロット155は、リード210bとシールプレート128との間に機械的インターフェイスまたは「通路」を提供する。リード210bは、リードガイドスロット155内で顎筐体127に1つ以上の前述の固定方法(プレス嵌め、接着剤など)を介して固定され得る。描写される実施形態では、リード210bは、リードガイドスロット155にプレス嵌めされ、遠位端は、シールプレート128に隣接して顎筐体127にクリンプまたははんだ付けされ、続いて、リード210bがシールプレート128と電気的連絡関係にあるようにリードガイドスロット155にオーバーモールド成形される。リードガイドスロット155の近位端は、軌道170へと開く(図6A−6C)。
【0028】
軌道170は、顎筐体127の近位端127aに操作可能に配置され、細くなった近位端172および広がった遠位端174を有する全体的に細長い構成を含む。軌道170は、シャフト12bから顎筐体117および127への通路または出口をリード210aおよび210bに提供する。
【0029】
軌道の近位端172は、リード210aおよび210bが軌道の近位端172に位置づけされている場合に、リード210aおよび210bが実質的に固定された配向にとどまる(すなわち、リード210aおよび210bは軌道の近位端172に「プレス嵌め」される)ように構成される。
【0030】
特定の実施形態では、リード210aおよび210bを軌道170の近位端172内に固定的に固定することが役立つことになり得る。
【0031】
軌道170の遠位端174は、弓形または湾曲された側壁168により規定された溝164に開く(図6Bおよび6C)。さらに、軌道170の遠位端174は、2つの離れた部材150aおよび150bの間に規定されるエリア「A」に開く(例えば、図4および6A−6C参照)。これは、リード210aがリードガイドスロット152内に最終的に固定され得るように、リード210aを、軌道170を通して、2つの離れた部材150aおよび150bの間にルーティングすることを容易にする(図3参照)。
【0032】
適当な寸法の略円周の開口176が顎部材120に操作可能に配置される(図2および6A−6C)。開口176は、2つの離れた部材150aおよび150bを含むピボット150が回転可能に開口176の周りで動作可能であるように2つの離れた部材150aおよび150bを含むピボット150を受け取るように構成される。
【0033】
適当な寸法の外周溝178は、開口176内に操作可能に配置され、ピボットプレート160の回転可能な動作に対処するように構成される(図2)。この目的のために、溝178は、ピボットプレート160のためのシートを提供するように構成された外周リップまたはフランジ(明白に示されていない)を含む。
【0034】
ピボットプレート160は、開口176内の溝178の外周フランジ上に置かれる。ピボットプレート160は、2つの半円筒状開口部161および163を含む。開口部161および163は、図2で最良に示されるように、離れた部材150aおよび150bにそれぞれ結合するように構成される。開口部161および163は、1つ以上の適当な結合方法(例えば、はんだ継手、ろう付け継手、溶接継手、接着剤、プレス嵌め、摩擦嵌めなど)を介して離れた部材150aおよび150bにそれぞれ結合され得る。描写される実施形態では、開口部161および163は、それぞれ、離れた部材150aおよび150bに点溶接を介して結合される。
【0035】
組み立てられた構成では、鉗子10は、関連する当該分野において従来的である態様で使用される。さらに詳細には、作業者は、鉗子10を掴み、顎部材110および120を開いた位置に移動し、顎部材110と120との間に組織を位置づけ、その間の組織をクランプして組織を処理する(例えば、組織を密封する)。特定の場面では、ナイフの刃が、続いて、顎部材110および120を通して移動される。しかし、顎部材110および120が開いた位置に移動される場合に1つ以上のリード210aおよび210bが外科手術環境にさらされる従来的な鉗子と違って、リードの1つ(例えばリード210a)がピボット150を通してルーティングされた鉗子10の使用は、リード210aを外科手術環境にさらさない(例えば、図6A−6C参照)。従って、リード210aの完全性を傷つけるリスクは、なくされるか低減される。
【0036】
上記および様々な図面への参照から、特定の改変が本開示の範囲から逸脱することなく本開示になされ得ることを当業者は認識する。例えば、実施形態では、ストップ162をピボット150なしに顎部材に配置し、対応する側壁168をピボット150と共に顎部材に配置することが役立つことになり得る。
【0037】
電気リード210aおよび210bを双極電気外科器具(例えば鉗子10)を通してルーティングする方法が開示される。方法のステップは、第一のシャフト12aおよび第二のシャフト12bと、第一のシャフト12aおよび第二のシャフト12bの近位端にそれぞれのハンドル17aおよび17bとを形成し、かつ、エンドエフェクタ100の遠位端に2つの旋回可能に結合された顎部材110および120を有するエンドエフェクタ100を形成することを含む。顎部材の1つ(例えば顎部材110)は、顎部材に一体的に形成されるピボット150を含む。ピボット150は、ピボット150を通して電気リードの1つ(例えば電気リード210a)を受け取るように構成される。方法は、電気リード210aおよび210bを、第一のシャフトおよび第二のシャフトのうちの1つ(例えばシャフト12b)に結合し、電気リード210aおよび210bのそれぞれをそれらを通してルーティングすることを含む。電気リード210bは、顎部材120に直接結合され、電気リード210aは、ピボット150を通して顎部材110にルーティングされる。
【0038】
本開示のいくつかの実施形態が図面で示されるが、本開示は当該分野が許容する限り広いことが意図され、本明細書が同様に読まれることが意図されるため、本開示はこれらの実施形態に制限されない。従って、上記は制限的に解釈されるものではなく、単に特定の実施形態の例示として解釈されるべきである。当業者は、ここに添付の特許請求の範囲および精神内の他の改変を想起する。
【符号の説明】
【0039】
10 鉗子
12a、12b 細長いシャフト部分
100 エンドエフェクタアセンブリ
150 ピボット部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一のシャフトおよび第二のシャフトであって、該第一のシャフトおよび該第二のシャフトのそれぞれは、該第一のシャフトおよび該第二のシャフトの遠位端から延びる顎部材と、該第一のシャフトおよび該第二のシャフトの近位端に配置されたハンドルとを有し、該ハンドルは、該顎部材のうちの1つに支持される一体的に形成された二又状ピボット部材の周りで互いに対する該顎部材の移動をもたらし、該顎部材は、該顎部材が互いに対して離れた関係に配置される第一の位置から、該顎部材が該顎部材の間に組織を掴むように働き合う第二の位置へと移動可能である、第一のシャフトおよび第二のシャフトと、
該第一のシャフトおよび該第二のシャフトの少なくとも1つと操作可能に結合する近位シャフトコネクタであって、双極電気外科器具に第一の電位および第二の電位を提供する電気外科エネルギー源に該双極電気外科器具を接続するように構成される近位シャフトコネクタと、
電気外科ケーブルであって、該電気外科ケーブルは、該第一の電位に接続するように適合された第一の伝導リードと、該第二の電位に接続するように適合された第二の伝導リードとを含み、該第一の伝導リードおよび該第二の伝導リードのうちの少なくとも1つは、それぞれの顎部材に接続するために、該ピボット部材を通って延びる、電気外科ケーブルと
を含む、双極電気外科器具。
【請求項2】
前記ピボット部材は、前記顎部材のうちの1つの近位端に操作可能に配置される、請求項1に記載の双極電気外科器具。
【請求項3】
ワイヤガイドスロットは、前記顎部材の少なくとも1つに操作可能に配置され、該顎部材が前記第一の位置から前記第二の位置に、またはその逆に移動する場合に、前記伝導リードが比較的固定された位置に維持されるように該伝導リードを受け取るように構成される、請求項1に記載の双極電気外科器具。
【請求項4】
前記ピボット部材は、少なくとも2つの離れた部材を含み、該少なくとも2つの離れた部材の間に前記伝導リードを受け取るように構成される、請求項1に記載の双極電気外科器具。
【請求項5】
前記少なくとも2つの離れた部材は、全体的にかまぼこ形状を含む、請求項4に記載の双極電気外科器具。
【請求項6】
少なくとも1つの顎開口部ストップをさらに含み、該少なくとも1つの顎開口部ストップは、ピボット部材と操作可能に関連し、かつ前記2つの離れた部材の少なくとも1つに隣接して操作可能に配置され、前記顎部材の動作を互いに対して制限するように構成される、請求項4に記載の双極電気外科器具。
【請求項7】
前記顎部材のうちの少なくとも1つは、該顎部材内に規定された溝を含み、該溝は、前記少なくとも1つの顎開口部ストップに係合するように構成される、請求項6に記載の双極電気外科器具。
【請求項8】
前記少なくとも2つの離れた部材は、前記顎部材の少なくとも1つに規定された開口に係合するように構成される、請求項4に記載の双極電気外科器具。
【請求項9】
前記少なくとも2つの離れた部材の各々は、それぞれのベース部分を含み、該それぞれのベース部分は、該それぞれのベース部分上の対応する拡張部を支持するように構成される、請求項8に記載の双極電気外科器具。
【請求項10】
前記それぞれのベース部分上の拡張部は、ピボットプレートに規定されたそれぞれの開口と係合するように構成され、該開口は、該ピボットプレートのない前記顎部材に操作可能に配置されている、請求項9に記載の双極電気外科器具。
【請求項11】
前記ピボットプレートは、前記顎部材のうちの少なくとも1つに規定された円周溝内に操作可能に配置され、該顎部材が前記第一の位置から前記第二の位置に、またはその逆に移動する場合に、前記ピボット部材の回転を容易にするように構成される、請求項10に記載の双極電気外科器具。
【請求項12】
前記それぞれの拡張部は、前記ピボットプレートのそれぞれの開口に、はんだ付け、ろう付け、溶接、および接着剤のうちの1つを介して固定される、請求項11に記載の双極電気外科器具。
【請求項13】
長手方向の溝が、前記ピボット部材を含む前記顎部材の近位端において規定され、該近位端の長さに沿って操作可能に配置され、該長手方向の溝は、該顎部材のそれぞれの長さに沿って操作可能に配置された対向する長手方向のナイフチャンネルと実質的に整列して配置される、請求項2に記載の双極電気外科器具。
【請求項14】
前記顎部材の間に保持された組織を切り離すために、該顎部材の間に掴まれた組織に近位の第一の位置から、組織に遠位の第二の位置に、該顎部材の長手方向のナイフチャンネルと、前記ピボット部材を有する前記顎部材の長手方向の溝内とで選択的に移動可能なナイフの刃をさらに含む、請求項13に記載の双極電気外科器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【公開番号】特開2012−75886(P2012−75886A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−212573(P2011−212573)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(510011673)タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ (57)
【Fターム(参考)】