説明

管理装置

【課題】管理対象の複数の画像形成装置の中から、指定した特定の画像形成装置を簡単に確認することができ、更にその中から、指定した設定内容を設定可能または設定不可能な画像形成装置を簡単に確認することができる管理装置を提供する。
【解決手段】ネットワーク2に接続されている複数の画像形成装置30をグループに分けて管理する。ネットワーク2に接続された管理装置10は、グループの指定を受け付けると、その指定されたグループに属する画像形成装置30を検索して表示する。すなわち、全体(複数の画像形成装置30)の中から指定のグループに絞り込んだ結果を表示する。この表示後に、設定内容の指定を受け付けると、グループで絞り込み済みの画像形成装置30の中から、その指定された設定内容を設定可能な画像形成装置30を検索してその検索結果を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の画像形成装置を管理する管理装置に係り、詳細には、管理対象の複数の画像形成装置の中から指定された条件に該当する画像形成装置を検索して表示する管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
オフィスなどにおいて、ネットワークに接続されて使用される複数台の画像形成装置を管理する技術としては、システム管理者などが管理装置(管理システム)を通じて、オフィス内に設置されている画像形成装置をネットワーク上で検索したり、その検索結果からデータの書き換え対象となる画像形成装置を特定/選択して書き換えデータを一括送信したりする技術が知られている。
【0003】
たとえば、特許文献1には、ユーザによって指定されたロケーション情報(オフィス、外出先などの場所を示す情報)と検索条件(カラー、両面、ステープルなど)に基づいて、そのロケーション内(検索範囲)から検索条件に該当する画像形成装置を検索し、見つかった装置の名称、状態(使用可能など)、IPアドレスなどを表示する技術が開示されている。
【0004】
特許文献2には、画像形成装置にデフォルトで設定されているカラープリンタや両面プリントなどのスコープ値(検索応答条件)の設定変更を、複数台の画像形成装置に対して一括して行うために、そのデフォルトのスコープ値を検索条件に用いて検索し、その検索結果を管理者に通知したり、検索した画像形成装置に対して、設定変更するスコープ値の設定データを一括送信したりする技術が開示されている。
【0005】
特許文献3には、複数台の画像形成装置に対して設定データの一括送信を行う際に、各画像形成装置の現状の設定データと書き換え予定の設定データに差異があるか否かを確認してその確認結果を表示し、ユーザ選択を受けて、その選択された画像形成装置に対して設定データの一括送信を行う技術が開示されている。
【0006】
また、特許文献4には、ファクシミリ装置に登録されているメールボックスやアドレス帳などの登録データが変更された場合に、その変更された登録データをFAXサーバや他のファクシミリ装置に送信して登録させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−27984号公報
【特許文献2】特開2007−148828号公報
【特許文献3】特開2006−99362号公報
【特許文献4】特開平9−149076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
管理する画像形成装置が数百台など多数になると、そのうちの特定の複数台の画像形成装置に対してのみ、ファームウェアや設定データの書き換えを行うような場合に、従来のようにネットワーク上で画像形成装置を検索してその検索結果を表示するだけでは、検索された多数台の中から特定の複数台の画像形成装置を選択する作業に多くの時間と労力を要する。さらに、設定変更が不要な画像形成装置まで間違って選択してしまう可能性も高くなる。
【0009】
また、画像形成装置の管理リストを作成して管理する方法もあるが、そのような管理リストを用いても、やはり管理リストに登録されている多数台の中から特定の複数台の画像形成装置を選択する作業は大変であり、多くの時間と労力を要する。さらに、個々の画像形成装置に関する詳細な知識が必要になるといった問題もある。たとえば、A部門(エリアA)の画像形成装置に対してのみ所定の機能(認証機能や両面機能、またはそれらの両方の機能など)を有効にする設定データを送信して設定を変更したい場合、該当の画像形成装置を検索するために、検索条件を絞り込みながら検索する手段もあるが、個々の画像形成装置に関する詳細な知識がないと、所望の画像形成装置を特定/選択することは困難である。また、どの画像形成装置が、データの変更が可能であるのか、あるいは、データの変更が不可能であるのかを、システム管理者が把握できない問題もある。
【0010】
上述した特許文献1〜4の技術では、このような特定の複数台の画像形成装置に対してのみ、ファームウェアや設定データの書き換えを行う場合に、その特定の複数台の画像形成装置を簡単に特定/選択し、さらにどの画像形成装置がデータの変更が可能/不可能かを簡単に確認することはできない。
【0011】
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、管理対象の複数の画像形成装置の中から、指定した特定の画像形成装置を簡単に確認することができ、更にその中から、指定した設定内容を設定可能または設定不可能な画像形成装置を簡単に確認することができる管理装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
【0013】
[1]グループ分けされた複数の画像形成装置を管理する管理装置であって、
グループの指定を受ける第1入力部と、
画像形成装置に対する設定内容の指定を受ける第2入力部と、
検索結果を表示するための表示部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第1入力部でグループの指定を受けた後、その指定されたグループに属する画像形成装置を検索して前記表示部に表示し、該表示後、前記第2入力部により画像形成装置に対する設定内容の指定を受け付け、該指定を受けると、前記グループに属する画像形成装置の中で前記指定された設定内容を設定可能な画像形成装置を検索してその検索結果を前記表示部に表示する
ことを特徴とする管理装置。
【0014】
上記発明では、複数の画像形成装置をグループに分けて管理する。管理装置(制御部)は、グループの指定を受け付けると、その指定されたグループに属する画像形成装置を検索して表示部に表示する。すなわち、全体(複数の画像形成装置)の中から指定のグループに絞り込んだ結果を表示する。この表示後に、設定内容の指定を受け付けると、グループで絞り込み済みの画像形成装置の中から、その指定された設定内容を設定可能な画像形成装置を検索してその検索結果を表示部に表示する。
【0015】
なお、検索結果の表示では、指定された設定内容を設定可能な画像形成装置と設定不可能な画像形成装置の双方を識別して表示するようにしてもよいし、いずれか一方のみを表示するようにしてもよい。
【0016】
これにより、ユーザや管理者などは、管理対象の複数の画像形成装置の中から、指定したグループに属する画像形成装置を簡単に確認することができ、更にその中から、指定した設定内容を設定可能または設定不可能な画像形成装置を簡単に確認することができる。
【0017】
[2]前記制御部は、前記検索結果として、前記指定された設定内容を設定可能な画像形成装置を前記表示部に表示する
ことを特徴とする[1]に記載の管理装置。
【0018】
上記発明では、表示された検索結果から、指定の設定内容を設定可能な画像形成装置を簡単に確認することができる。
【0019】
[3]前記制御部は、前記検索結果として、前記指定された設定内容を設定可能な画像形成装置と設定不可能な画像形成装置とを識別して前記表示部に表示する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の管理装置。
【0020】
上記発明では、表示された検索結果から、指定の設定内容を設定可能な画像形成装置と設定不可能な画像形成装置とを簡単に識別(区別)して確認することができる。また、指定したグループに属するこれらの画像形成装置の全体を把握することもできる。
【0021】
[4]前記制御部は、前記検索結果として、前記指定された設定内容を設定不可能な画像形成装置を前記表示部に表示する
ことを特徴とする[1]に記載の管理装置。
【0022】
上記発明では、表示された検索結果から、指定の設定内容を設定不可能な画像形成装置を簡単に確認することができる。
【0023】
[5]前記第2入力部は、画像形成装置に対する設定内容の指定を複数の設定項目について受け付け可能であり、
前記制御部は、前記第2入力部での指定内容が変更される毎に、その変更後の指定内容で、前記グループに属する画像形成装置を検索し、その検索結果で前記表示部の表示を更新する
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の管理装置。
【0024】
上記発明では、画像形成装置に対する設定内容の指定を複数の設定項目について行う場合、その指定内容を変更すると、変更後の指定内容に応じた検索結果で表示が更新される。すなわち、指定のグループに絞り込んだ中から、変更・指定された設定内容を設定可能な画像形成装置を検索し、その検索結果で表示が更新される。これにより、グループを指定して絞り込んだ画像形成装置に対し、設定内容を指定し、さらにその指定内容を変更しながら、対象の画像形成装置を絞り込むことが可能となる。
【0025】
[6]前記第2入力部で受けた指定内容に関する検索は、前記指定内容の設定が可能か否かを問い合わせるコマンドを前記グループに属する画像形成装置に対してのみ送信して行う
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の管理装置。
【0026】
上記発明では、指定内容の設定が可能か否かを問い合わせるコマンドを、全ての画像形成装置に送信する場合に比べて、伝送される情報量(トラフィック)を低減することができる。
【0027】
[7]前記検索結果として表示した画像形成装置の中から設定対象の画像形成装置の選択を受け付ける設定対象選択部と、
前記設定対象選択部を通じて選択された画像形成装置に対して、前記第2入力部で指定された設定内容の設定指示を送信する送信部と、
をさらに有する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の管理装置。
【0028】
上記発明では、検索結果として表示した画像形成装置の中から設定対象の画像形成装置の選択を受け付け、その画像形成装置に対して、指定された設定内容の設定指示を送信し、その設定内容の設定を行う。
【発明の効果】
【0029】
本発明に係る管理装置によれば、管理対象の複数の画像形成装置の中から、指定した特定の画像形成装置を簡単に確認することができ、更にその中から、指定した設定内容を設定可能または設定不可能な画像形成装置を簡単に確認することができる。したがって、複数の画像形成装置の中の特定の画像形成装置に対して設定内容の変更を行う場合の作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施形態に係る管理装置と管理対象の画像形成装置がネットワークに接続されたシステムの構成を示す図である。
【図2】管理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】画像形成装置に表示された識別値画面の一例を示す図である。
【図5】画像形成装置に表示された識別値画面の一例を示す図である。
【図6】管理装置によるデータの書き換え対象となる画像形成装置の検索、絞り込み、データ送信の動作を示す流れ図である。
【図7】管理装置に表示された設定画面(指定されたグループに該当する画像形成装置の検索結果を表示した画面)の一例を示す図である。
【図8】更新後の設定画面の一例を示す図である。
【図9】データの書き換え中の設定画面の一例を示す図である。
【図10】画像形成装置による管理装置への応答動作および受信したデータによる書き換え動作を示す流れ図である。
【図11】検索した画像形成装置の一覧表示の仕方の変形例を説明するための設定画面を示す図である。
【図12】検索した画像形成装置の一覧表示の仕方の他の変形例を説明するための設定画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
【0032】
図1は、本発明の実施形態に係るシステム5の構成を示している。本システム5は、オフィスなどに設けられたLAN(Local Area Network)などのネットワーク2に、管理装置10と複数台の画像形成装置30とが接続されて構成される。
【0033】
画像処理装置30は、記録紙に画像を形成して出力する機能を備えたプリンタや複合機(MFP)などである。本実施形態では、画像処理装置30は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へネットワーク2を通じて送信したりするスキャンジョブ、外部端末からネットワーク2を通じて受信した印刷データに係る画像を記録紙に印刷するプリントジョブなどのジョブを実行する機能を備えた複合機である。
【0034】
ネットワーク2に接続されている複数台の画像形成装置30は、複数のグループに分けられている。ここでは、グループは「部門」としている。たとえば、部門A(総務グループ)、部門B(経理グループ)、部門C(人事グループ)などの複数の部門(グループ)は、それぞれ複数台の画像形成装置30を所有しており、各画像形成装置30をネットワーク2に接続して使用している。また、各画像形成装置30は、所属先(所有先)の部門名(グループ名)を示す情報が設定されており、さらに、各種機能の有無、機種区分(カラー機/モノクロ機)、ファームウェアのアップグレードの許可/不可などを示す情報を保存している。これらの情報は、管理装置10が複数台の画像形成装置30の中から特定の画像形成装置30を検索する際の検索条件(識別値)として使用される。
【0035】
図2は、管理装置10の概略構成を示している。管理装置10は、ネットワーク2に接続されている複数の画像形成装置30の中から、指定された検索条件に該当する画像形成装置30を検索して表示する機能と、その中から選択された画像形成装置30に対して、機能の設定を変更するための設定データやファームウェアをアップグレードするためのアップグレードデータを送信し、その設定変更やアップグレードを画像形成装置30に行わせる機能を備えている。管理装置10は、汎用のコンピュータ装置などで構成される。
【0036】
管理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11にバス12を介して、ROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、不揮発メモリ15と、ハードディスク装置16と、入出力I/F部17と、ネットワークI/F部18などを接続して構成される。さらに入出力I/F部17を介して、キーボードやマウスなどの入力デバイス19と、液晶ディスプレイなどの表示装置20が接続されている。
【0037】
CPU11は、ROM13に格納されているプログラムに従って管理装置10の動作を制御したり、ハードディスク装置16に格納されているプログラムに従って各種の処理を実行したりする。ROM13には起動用のプログラムや固定データが記憶される。RAM14は、ハードディスク装置16から読み出したプログラムが記憶される。またRAM14は、CPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。
【0038】
不揮発メモリ15は、電源がオフにされても記憶が保持される書き換え可能なメモリであり、当該管理装置10のシステム情報(装置ID(IDentification)、IP(Internet Protocol)アドレスなど)、各種の設定情報などが記憶される。ハードディスク装置16は、大容量不揮発の記憶装置であり、OSプログラム、各種アプリケーションプログラム、ファイル、データなどが保存される。
【0039】
ネットワークI/F部18は、画像形成装置30、サーバ装置、他の外部装置などとネットワーク2を通じて通信し各種のデータを送受信する。
【0040】
図3は、画像形成装置30の概略構成を示している。画像形成装置30は、当該画像形成装置30の動作を統括制御するCPU31にバス32を介して、ROM33と、RAM34と、不揮発メモリ35と、ハードディスク装置36と、表示部37と、操作部38と、ファクシミリ通信部39と、ネットワーク通信部40と、スキャナ部41と、画像処理部42と、プリンタ部43とを接続して構成される。
【0041】
CPU31ではOSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラム、ファームウェアなどが実行される。ROM33にはファームウェアを含む各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU31が処理を実行することでジョブの実行など画像形成装置30の各機能が実現される。ROM33は、記憶内容を書き換え可能なフラッシュROMである。RAM34はCPU31がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。なお、その他の必要なプログラムはハードディスク装置36からRAM34にロードされて実行される。
【0042】
不揮発メモリ35は、電源がオフにされても記憶が保持される書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ35には、装置固有の情報(機種名、IPアドレスなど)や各種の設定情報などが記憶される。ハードディスク装置36は、大容量不揮発の記憶装置であり、プログラムのほか、たとえば、印刷データや画像データ、ジョブ履歴の保存などに使用される。
【0043】
画像形成装置30の操作パネルは表示部37と操作部38を備えて構成される。表示部37は、液晶ディスプレイなどで構成され、初期画面、操作画面、設定画面などの各種の画面を表示する。操作部38は、ユーザからジョブの投入や設定など各種の操作を受け付ける。操作部38は、表示部37の画面上に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルのほか、テンキーや文字入力キー、スタートキーなどを備えて構成される。
【0044】
ファクシミリ通信部39は、ファクシミリ機能を備えた外部装置と公衆回線を通じて画像データを送受信する。ネットワーク通信部40は、ネットワーク2を通じて管理装置や外部端末などと通信を行う。
【0045】
スキャナ部41は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを取得する。スキャナ部41は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学系と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
【0046】
画像処理部42は、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理や、画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を行う。
【0047】
プリンタ部43は、画像データに基づく画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する。プリンタ部43は、たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、入力される画像データに応じて点灯制御されるLD(Laser Diode)と、LDから射出されたレーザ光を感光体ドラム上で走査させる走査ユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。レーザ光に代えてLED(Light Emitting Diode)で感光体ドラムを照射するLEDプリンタのほか他の方式のプリンタであってもかまわない。
【0048】
図4と図5は、画像形成装置30の表示部37に表示された識別値画面50の一例を示している。前述したように、識別値は、管理装置10が複数台の画像形成装置30の中から特定の画像形成装置30を検索するために使用される情報(検索条件)である。識別値画面50には、その識別値に含まれる、グループ名と、認証機能と、両面機能と、機種区分と、アップグレード許可を示す情報が各々表示される。
【0049】
グループ名は、当該画像形成装置30の所属先となる部門名を示す情報である。グループ名(部門名)は、識別値画面50を通じて画像形成装置毎に入力・設定され、その設定情報が画像形成装置内(不揮発メモリ15など)に保存される。なお、グループ名は他の設定画面を通じて入力・設定できるようにし、識別値画面50はグループ名の表示のみを行う構成としてもよい。
【0050】
認証機能は、当該画像形成装置30が認証機能(ユーザ認証機能)を有しているか否かを示す情報である。認証機能有りの場合は「YES」が表示され、認証機能無しの場合は「NO」が表示される。両面機能は、当該画像形成装置30が両面機能(両面印刷機能)を有しているか否かを示す情報である。両面機能有りの場合は「YES」が表示され、両面機能無しの場合は「NO」が表示される。
【0051】
機種区分は、当該画像形成装置30がカラー機であるかモノクロ機であるかを示す情報である。カラー機の場合は「カラー」が表示され、モノクロ機の場合は「白黒」が表示される。
【0052】
アップグレード許可は、当該画像形成装置30のROM33(フラッシュROM)に保存されているファームウェアのアップグレードを許可するか否かを示す情報である。ファームウェアのアップグレードを許可する場合は「許可」が表示され、許可しない場合は「不可」が表示される。たとえば、通常仕様のファームウェアが保存されている画像形成装置30では「許可」が表示され、特別仕様のファームウェアが提供されて保存されている画像形成装置30では「不可」が表示される。この特別仕様のファームウェアは、サービスマンなどがアップグレードを行う。
【0053】
画像形成装置30は、入力・設定されたグループ名(部門名)を示す情報の他にも、上記の認証機能、両面機能、機種区分、アップグレード許可を示す各々の情報を装置内部(不揮発メモリ35など)に保存している。
【0054】
なお、図4に示す識別値画面50においては、当該画像形成装置30は、所属先のグループ(部門)が総務グループであり、認証機能と両面機能を共に有しており、機種区分がカラー機であり、ファームウェアのアップグレードが許可されている状態であることを示している。また、図5に示す識別値画面50においては、当該画像形成装置30は、所属先のグループ(部門)が経理グループであり、認証機能を有しておらず、両面機能を有しており、機種区分がモノクロ機であり、ファームウェアのアップグレードが許可されていない状態であることを示している。
【0055】
次に、本実施形態に係るシステム5の動作について説明する。
【0056】
図6は、管理装置10によるデータの書き換え対象となる画像形成装置30の検索、絞り込み、データ送信の動作を示す流れ図である。
【0057】
管理装置10は、システム管理者などからデータ(機能の設定データ/ファームウェアのアップグレードデータ)の書き換え対象となるグループの選択を受け付けると(ステップS101)、そのグループを示すグループ情報を含むと共に、そのグループに該当する画像形成装置30のみ応答を要求するグループ確認メッセージを作成し、ネットワーク上にブロードキャスト送信する(ステップS102)。このグループ確認メッセージに対し、返信がなかった場合には(ステップS103;No)、「該当の画像形成装置(MFP)なし」などの報知メッセージを表示装置20に表示し、本処理を終了する。
【0058】
グループ確認メッセージに対し、ネットワーク2に接続されている画像形成装置30から返信があった場合には(ステップS103;Yes)、表示装置20に設定画面を表示し、返信のあった画像形成装置30を設定画面に並べて表示する(ステップS104)。図7に、管理装置10の表示装置20に表示された設定画面60の一例を示す。
【0059】
図7の設定画面60では、総務グループが選択された場合の検索結果を例示している。図示のように、検索(検出)された、総務グループに属する各画像形成装置30は、機種名61が並べられて一覧表示される。さらに、表示された画像形成装置30を選択するためのチェックボックス62が機種名61に対応して表示される。また、認証機能、両面機能、ファームウェアのアップグレードをそれぞれ選択するためのチェックボックス63や、選択内容(機能の選択、画像形成装置30の選択)を確定してデータ(またはコマンド)の送信を行うためのデータ送信ボタン64なども表示される。
【0060】
図6では、管理装置10は、設定画面を通じて、書き換え対象の機能(ファームウェアのアップグレードを含む)の選択を受け付けると(ステップS105)、設定画面に表示している画像形成装置30に対してのみ(グループ確認メッセージに対して返信があった画像形成装置30に対してのみ)、選択された機能(対象機能)の有無を問い合わせるコマンドを送信する(ステップS106)。この問い合わせに対する返答(対象機能を有する画像形成装置30からの対象機能の有りの返答)を受けると、その対象機能の有無の検索結果を設定画面に反映し、設定画面を更新する(ステップS107)。図8に、更新された設定画面60の一例を示す。
【0061】
図8の設定画面60では、認証機能が選択された場合の検索結果を例示している。図示のように、認証機能に対応するチェックボックス63にチェックが付けられて認証機能が選択され、データ送信ボタン64がクリックされると、認証機能の有無の問い合わせが行われる。そして、認証機能有りの返答を受けた画像形成装置30(認証機能を有している画像形成装置30)は、機種名が通常に表示され(61a)、認証機能有りの返答を受けない画像形成装置30(認証機能を有していない画像形成装置30)は、機種名がグレーアウトで表示される(61b)。この機種名がグレーアウトで表示された画像形成装置30は、選択不可となる。このように、有無を問い合わせた機能を有している画像形成装置30と、その機能を有していない画像形成装置30とは、識別して一覧表示される。
【0062】
図6では、管理装置10は、更新した設定画面を通じて、書き換え対象の画像形成装置30の選択を受け付ける(ステップS108)。データ送信の指示を受けない場合には(ステップS109;No)、画像形成装置30の選択をキャンセルし、ステップS105以降を繰り返す。この場合は、たとえば、認証機能を選択して対象の画像形成装置30を絞り込んだ後に、両面機能を選択して対象の画像形成装置30を更に絞り込むなどが可能である。
【0063】
データ送信の指示を受けた場合には(ステップS109;Yes)、選択された画像形成装置30に対してのみ、書き換えデータ(選択機能の設定データ/ファームウェアのアップグレードデータ)とその書き換え指示を送信する(ステップS110)。そして、送信先の画像形成装置30から書き換え完了を受信するか監視し(ステップS111;No)、送信先の全画像形成装置30から書き換え完了を受信すると(ステップS111;Yes)、本処理を終了する。
【0064】
図9に、書き換え対象の画像形成装置30が選択され、その選択された画像形成装置30に書き換えデータを送信して書き換え中であるときの設定画面60の一例を示す。
【0065】
図9の設定画面60では、選択された画像形成装置30の認証機能を有効にする設定変更中(設定データの書き換え中)の状態を例示している。図示のように、認証機能を有効にする(認証機能の設定データの書き換え対象となる)画像形成装置30(機種名)に対応するチェックボックス62にチェックが付けられて、その対象となる画像形成装置30が選択され、データ送信ボタン64がクリックされると、選択された画像形成装置30に対して、認証機能を有効にする設定データが送信される。設定データの書き換えが済んだ画像形成装置30から書き換え完了を受信すると、設定画面60には、その画像形成装置30(機種名)に対して「書き換え完了!」のメッセージが表示される。
【0066】
図10は、画像形成装置30による管理装置10への応答動作および受信したデータによる書き換え動作を示す流れ図である。
【0067】
画像形成装置30は、管理装置10からの受信に対して(ステップS201)、受信内容を確認する(ステップS202)。管理装置10からグループ確認メッセージを受信した場合には(ステップS202;Yes)、グループ確認メッセージに含まれているグループ情報を確認し、そのグループ情報によって示されるグループに自装置が該当するか否かを判断する(ステップS203)。該当する場合には(ステップS203;Yes)、自装置の機種名とIPアドレスなどを含む通知情報を管理装置10に返信する(ステップS204)。該当しない場合には(ステップS203;No)、受信したグループ確認メッセージに対する応答は行わずに、本処理を終了する。
【0068】
管理装置10から機能の有無を問い合わせるコマンドを受信した場合には(ステップS202;No、ステップS205;Yes)、問い合わせを受けた機能を自装置が有するか否かを判断する(ステップS206)。対象の機能を有する場合には(ステップS206;Yes)、その機能を有することを示す通知情報を管理装置10に返信する(ステップS207)。対象の機能を有していない場合には(ステップS206;No)、問い合わせに対する応答は行わずに、本処理を終了する。なお、対象の機能を有していない場合に、その機能を有していないことを示す通知情報を管理装置10に返信するようにしてもよい。
【0069】
管理装置10から書き換え指示と書き換えデータを受信した場合には(ステップS205;No、ステップS208;Yes)、画像形成装置30は受信したデータへの書き換え(機能の設定データの書き換え/ファームウェアのアップグレードデータの書き換え)を開始する(ステップS209、ステップS210;No)。データの書き換えを完了すると(ステップS210;Yes)、書き換え完了を管理装置10に通知する。
【0070】
また、管理装置10から他の指示やデータなどを受信した場合には(ステップS208;No)、本処理を終了し、その指示やデータに応じた動作を行う。
【0071】
以下に、管理装置10が画像形成装置30に対して機能の有無を問い合わせたときの検索結果(設定画面)の表示の仕方の変形例を説明する。図11は、指定された機能を有している画像形成装置30のみを並べて一覧表示した設定画面70を示している。前述した図8の設定画面60では、認証機能の有る画像形成装置30の機種名が通常に表示され(61a)、認証機能の無い画像形成装置30の機種名がグレーアウトで表示される(61b)ようになっていたが、図11に示す設定画面70では、認証機能の有る画像形成装置30の機種名のみが通常に表示され、認証機能の無い画像形成装置30の機種名は表示が消えるようになっている。この表示が消えた認証機能の無い画像形成装置30は、選択不可となる。本変形例のように、指定された機能を有する画像形成装置30のみを一覧表示するようにしてもよい。
【0072】
図12は、図11の設定画面70とは逆に、指定された機能を有していない画像形成装置30のみを並べて一覧表示した設定画面80を示している。本例では、指定されたグループ(経理グループ)に属する5台以上(たとえば10台)の画像形成装置30に対してファームウェアのアップグレード許可を問い合わせし、そのうちの4台からアップグレード不可の返答を受信した場合には、そのアップグレード不可の画像形成装置30の機種名のみがグレーアウトで表示され、アップグレード許可の画像形成装置30の機種名は表示が消えるようになっている。このグレーアウトで表示されたアップグレード不可の画像形成装置30は、選択不可となる。本変形例のように、指定された機能を有さない画像形成装置30のみを一覧表示するようにしてもよい。
【0073】
このように、本実施形態に係る管理装置10では、グループの指定を受け付けると、その指定されたグループに属する画像形成装置30を検索して一覧表示する。すなわち、全体(ネットワーク2に接続されている複数の画像形成装置30)の中から指定のグループに絞り込んだ結果を表示する。この表示後に、機能(ファームウェアのアップグレードを含む)の指定を受け付けると、グループで絞り込み済みの画像形成装置30の中から、その指定された機能を有する(その機能を設定可能な)画像形成装置30を検索してその検索結果を表示する。
【0074】
これにより、システム管理者などは、ネットワーク2に接続されている複数の画像形成装置30の中の、指定したグループに属する画像形成装置が一目でわかるようになり、更にその中から、指定した設定内容(機能の有効、ファームウェアのアップデートなど)を設定可能または設定不可能な画像形成装置が一目でわかるようになる。したがって、複数の画像形成装置30の中の特定の画像形成装置30に対して、機能の設定を変更したり、ファームウェアのアップデートを行ったりする場合に、その対象となる画像形成装置30の選択が容易になる。
【0075】
また、画像形成装置30に対する機能の有無の問い合わせを複数の機能について行う場合には、その機能の指定内容(選択状態)を変更すると、変更後の指定内容に応じた検索結果で表示が更新される。すなわち、指定のグループに絞り込んだ中から、変更・指定された機能を設定可能な画像形成装置30を検索し、その検索結果で表示が更新される。これにより、グループを指定して絞り込んだ画像形成装置30に対し、機能を指定し、さらにその指定内容を変更しながら、グループ内の画像形成装置30を段階的に絞り込むことができる。
【0076】
また、指定された機能に関する検索は、その機能の有無を問い合わせるコマンドを、指定されたグループに属する画像形成装置30に対してのみ送信して行うので、全ての画像形成装置30に送信する場合に比べて、ネットワーク2を伝送される情報量(トラフィック)を低減することができる。
【0077】
以上、本発明の実施形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0078】
実施形態では、グループを部門とした場合で説明したが、このような組織単位のグループに限らない。たとえば、建物(本社、支社、事業所、営業所)、フロア(N階、ロビー、共同スペース)、部屋(居室、分室、会議室)などの場所単位(設置場所単位)や、高級機、中級機、汎用機などの機種単位(機種クラス単位)でグループを編成するようにしてもよく、このグループは管理形態に応じて任意に設定することができる。
【0079】
実施形態で説明した管理装置10は、指定されたグループに属する画像形成装置30をネットワーク上で検索して表示し、その後、そのグループに属する画像形成装置30の中で、指定された設定内容(機能)を設定可能な画像形成装置30をネットワーク上で再度検索して表示するようにしているが、これらの検索は、ネットワーク上ではなく管理装置10内で行うようにしてもよい。
【0080】
具体的には、指定されたグループに関する検索は、ネットワーク上へのブロードキャスト送信によって行うようにしているが(図6のステップS102参照)、ネットワーク2に接続されている画像形成装置30とその所属先のグループなど、検索に必要となる各種の情報を管理装置10に保存しておくことにより、管理装置10内での検索が可能である。また、指定された設定内容(機能)に関する検索も同様に、ネットワーク2に接続されている画像形成装置30とその所有機能など、検索に必要となる各種の情報を管理装置10に保存しておくことにより、管理装置10内での検索が可能である。
【0081】
たとえば、画像形成装置30は、所属先のグループが設定されると、そのグループを示すグループ情報と、所有する機能を示す機能情報と、自装置の装置識別情報(機種名など)を管理装置10に送信する。管理装置10は、各画像形成装置30から受信した装置識別情報とグループ情報と機能情報を対応付けて、画像形成装置のグループリストなどに登録しておくことにより、上記の検索に必要となる情報が保存可能である。
【0082】
また、指定されたグループに関する検索では、上記のブロードキャスト送信に替えて、グループリストに基づき、指定されたグループに属する画像形成装置30のみに、そのグループに属していることを確認するためのグループ確認メッセージを送信するようにしてもよい。この場合は、既にそのグループには属していない、あるいは、ネットワーク2に接続されていない画像形成装置30が検出可能であり、そのような画像形成装置30が誤って、指定のグループに属する画像形成装置30として表示されることを防止できる。また、この検索結果(検出結果)がグループリストに登録されている内容と一致しない場合には、グループリストの登録内容をこの検索結果で更新するようにしてもよい。
【0083】
また、指定された機能(設定内容)に関する検索では、たとえば、指定されたグループに属する画像形成装置30をネットワーク上で検索する際に、検索した画像形成装置30から機能に関する情報(図4および図5に示した、認証機能、両面機能、アップグレード許可などに関する情報)を収集し、その収集した情報を使用して、指定された機能に関する検索を管理装置10内で行うようにしてもよい。
【0084】
グループ検索においては、1つのグループを指定するほかに、複数のグループを同時指定できるようにしてもよい。この複数のグループを同時指定した場合の検索結果は、検索(検出)された画像形成装置30をグループ毎に分けて一覧表示することが好ましい。また、グループを複数段階に分けて指定し、検索するようにしてもよい。たとえば、大グループを選択して絞り込むと、その大グループに属する小グループが選択肢として表示され、1または2以上の小グループを選択すると、それらのグループに属する各画像形成装置30が検索されて表示されるなどの構成としてもよい。この構成において、複数の小グループを選択した場合の検索結果も、検索(検出)された画像形成装置30を小グループ毎に分けて一覧表示することが好ましい。
【0085】
また、画像形成装置30が設定内容(機能の設定など)に関する変更を許可するか否かを設定できる構成の場合には、予め設定内容が変更不可に設定されている画像形成装置30は、グループ検索(グループ確認メッセージ)に対する応答時に、自装置は設定内容の変更不可である情報を含めて応答するようにしてもよい。この場合は、管理装置10は設定画面60において、設定内容が変更不可の機種を最初からグレーアウトで、すなわち、最初から選択対象外として表示するように構成するとよい。
【0086】
また、設定内容の指定は、対象機能の設定を有効にする指定のほかに、対象機能の設定を無効にしたり、対象機能における詳細な設定項目(パラメータ)に関する設定を変更したりするなどの指定としてもよい。たとえば、認証機能においては、パスワードの入力・照合によるパスワード認証、指紋や指静脈などの生態情報の入力・照合による生態情報認証など、複数種類の認証機能を有する場合に、いずれの種類を有効または無効にするかを指定できるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0087】
2…ネットワーク
5…システム
10…管理装置
11…CPU
12…バス
13…ROM
14…RAM
15…不揮発メモリ
16…ハードディスク装置
17…入出力I/F部
18…ネットワークI/F部
19…入力デバイス
20…表示装置
30…画像形成装置(MFP)
31…CPU
32…バス
33…ROM
34…RAM
35…不揮発メモリ
36…ハードディスク装置
37…表示部
38…操作部
39…ファクシミリ通信部
40…ネットワーク通信部
41…スキャナ部
42…画像処理部
43…プリンタ部
50…識別値画面
60…設定画面
61…機種名
62…チェックボックス
63…チェックボックス
64…データ送信ボタン
70…設定画面
80…設定画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループ分けされた複数の画像形成装置を管理する管理装置であって、
グループの指定を受ける第1入力部と、
画像形成装置に対する設定内容の指定を受ける第2入力部と、
検索結果を表示するための表示部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第1入力部でグループの指定を受けた後、その指定されたグループに属する画像形成装置を検索して前記表示部に表示し、該表示後、前記第2入力部により画像形成装置に対する設定内容の指定を受け付け、該指定を受けると、前記グループに属する画像形成装置の中で前記指定された設定内容を設定可能な画像形成装置を検索してその検索結果を前記表示部に表示する
ことを特徴とする管理装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記検索結果として、前記指定された設定内容を設定可能な画像形成装置を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記検索結果として、前記指定された設定内容を設定可能な画像形成装置と設定不可能な画像形成装置とを識別して前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の管理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記検索結果として、前記指定された設定内容を設定不可能な画像形成装置を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
【請求項5】
前記第2入力部は、画像形成装置に対する設定内容の指定を複数の設定項目について受け付け可能であり、
前記制御部は、前記第2入力部での指定内容が変更される毎に、その変更後の指定内容で、前記グループに属する画像形成装置を検索し、その検索結果で前記表示部の表示を更新する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の管理装置。
【請求項6】
前記第2入力部で受けた指定内容に関する検索は、前記指定内容の設定が可能か否かを問い合わせるコマンドを前記グループに属する画像形成装置に対してのみ送信して行う
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の管理装置。
【請求項7】
前記検索結果として表示した画像形成装置の中から設定対象の画像形成装置の選択を受け付ける設定対象選択部と、
前記設定対象選択部を通じて選択された画像形成装置に対して、前記第2入力部で指定された設定内容の設定指示を送信する送信部と、
をさらに有する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−58786(P2012−58786A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−198254(P2010−198254)
【出願日】平成22年9月3日(2010.9.3)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】