箱形枠付きシート

【課題】本発明は、ペットなどの生き物や濡れた物や汚れたものを車のトランクや室内に置く際に車内や室内が汚れたり傷ついたりするのを防ぐために、車内や室内に設置する箱形の枠を内部に設けた保護シートを提供する。
【解決手段】箱形を保てるような形と大きさに加工したビニールなどの防水素材のシートの内側にダンボールなどの素材の箱形の枠を設ける。
本発明は、以上の構成よりなる箱形枠付きシートを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ペットなどの生き物や濡れた物や汚れたものを車のトランクや室内に置く際に車内や室内が汚れたり傷ついたりするのを防ぐために、車内や室内に設置する箱形の枠を内部に設けた保護シートに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、ビニールなどの素材でできたシートは四角形の布状であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
そのため次のような問題点があった。
従来、車のトランクや室内の側面を保護する際にビニールなどの素材のシートでは立てた状態に保ちづらく、薄いためにクッション性が弱いので保護する力も弱かった。
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
箱形を保てるような形と大きさに加工したビニールなどの防水素材のシートの内側にダンボールなどの素材の箱形の枠を設ける。
本発明は、以上の構成よりなる箱形枠付きシートである。
【発明の効果】
【０００５】
箱形に組めるため側面と床面を同時に覆うことができる。また枠によって固定されているため箱形を保つことができる。組み立て式のため分解すれば保管に広いスペースを必要としない。枠の素材にダンボールを使えば安価で製品化できてクッション性も強くなり保護する力も強くなる。ダンボール製の枠は紛失や破損をしても他のダンボール箱から代用品を作成しやすく、再生資源となるダンボールを使用することは環境にも良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
直方体の四面分の形の枠（１）に同じ形で、なおかつ袋状で中が空洞になったシート（６）を被せる。それを車のトランクや室内に図１の枠（１）のように立てる。その左右側面に板状の枠（２）と（３）床面に板状の枠（４）を外側または内側から取りつけて、枠（２）と（３）と（４）に直方体の三面分になるように折り目をつけたシート（７）を図３の（７）のように被せる。その状態で荷物や動物をシート（７）の上に乗せてから直方体の三面分の形の枠（５）に同じ形になるように折り目をつけたシート（８）を被せたものを図３の（８）のように手前から蓋をするようにシート（７）の外側または内側または（７）と枠（２）と（３）の間に差し込み枠とシート全体を直方体の五面分の箱形にする。
防水性を重視する場合は、枠（２）と（３）と（５）を枠（９）と（１０）と（１１）にかえて先に枠（１）と（４）と組み合わせて直方体の五面分の箱形の枠を作ってからシート（６）と（７）と（８）のかわりに直方体の五面分の箱形でなおかつ袋状で中が空洞になったシート（１２）を上から被せる。
本発明は以上のような構造である。
これを使用するときは、枠（２）（３）（５）シート（６）（７）（８）を使うパターンの場合は、設置する場所で組み立てながら荷物や動物を乗せてから手前から蓋をする形で図３のように（８）を差し込む。
枠（９）（１０）（１１）シート（１２）を使うパターンの場合は、設置する場所で組み立てるか、または車内などで組み立てにくい場合は他の場所で組み立ててから車のトランクや室内などの設置する場所まで移動させて荷物や動物を乗せる。ただし移動させるときは枠床面（４）を手で支えつつ移動させるか先に（４）だけ移動先に設置しておくようにする。
車のトランクに設置する場合などは図３の（１３）のように枠（１）シート（６）か（１２）の上部の二点の穴に紐（１３）を通して車の後部座席などにくくりつけて固定することも可能である。
なお製品化する場合は、防水性重視用は省くか、もしくは防水性重視用のみでも成立するのでどちらかのみとして価格を抑えての製品化も可能である。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の枠部品斜視図
【図２】本発明のシート部品斜視図
【図３】本発明の組み立て完成品斜視図
【符号の説明】
【０００８】
（１）枠背面（２）枠側面（３）枠側面（４）枠床面（５）枠手前
（６）シート背面（７）シート側面床面（８）シート手前
（９）防水用枠側面（１０）防水用枠側面（１１）防水用枠手前
（１２）シート箱形（１３）紐

【特許請求の範囲】
【請求項１】
防水素材のシートの内側に箱形の枠を設けた装置。

【図１】