節水装置

【課題】水の有効利用は資源保護と経済面からも欠かせないが、排泄物処理時の使用量は大量で従来から施設管理者は重複広報と節水装置の設置で普及を計ってきたが、利用者が従来の使用慣行で利用する限り、これらに対応した情緒感と使用目的との整合性を持った設備の提供が必要である。
【解決手段】利用者の行動実態（含情緒感）を解明し、使用要因とロールペーパーの使用量（長さ）との相関に着目し、ペーパー使用量を検知して比例排水を実施する機構を考案した。
操作ノブ５の操作で電磁式散水弁７を開放し小量排水する機構と。更に送出ボタン３を押圧しロールペーパーを必要量取り出すと、長さ検出ロール１が直近の使用量を検出し電磁式排水弁６を作動して検出値に比例した排水量が、作動ノブ５の操作で比例排水を実施する機構を併用し年齢相関も加味した無作為で、最適、最小の排水量が期待される。
尚、既存設備に、最小部品を付設する等で低価格での実施を可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、平常時の省資源、天災対応時の等の節水対策に関する。
【技術背景】
【０００２】
参考資料、商標、平４−１４３０１６「音姫」、トイレ擬音装置（カタログ）、「株」ＴＯＴＯ
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
渇水時及び天災対応時の水資源の供給は不可欠ではあるが、平常下ても省資源で、水の有効利用は望ましい。上記の資料が示すように排泄物処理時の使用量は大量で、施設管理者が、重複広報と節水装置の設置をしても、利用者が従来の慣行（含情緒感）等で使用する為に、これらに配慮した設備の提供が必要である。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本考案は、利用者の慣行行動及び利用実態を解明し、使用目的と情緒感との整合性にも配慮し、利用者の行動選択内で無作為に、最適、最小の排水量選定を可能とした。
即ち、行動要因とロールペーパーの使用量（長さ）に着目し、長さの検出値で排水量を規制し、更に既存設備に最小部品を追加する等で低価格での実施を可能とした。
【発明の効果】
【０００５】
家庭は勿論、各官庁、事業所の他、学校等での水資源の大幅な節減が予測される。
【実施例】
【０００６】
本発明の構成例に就いて説明する。
図１は、本発明の基底を示す概略構成図で、Ａ部はロールペーパーの送出函で、１はペーパーの長さ検出ロールでモータードライブ方式、２の抑えロール付蓋とでペーパーを送出する。３は送出ボタンで４はロールペーパーである。Ｂ部は既設の貯水式例で、５は操作ノブで６は電磁式比例排水弁で、長さ検出ロール１の信号で作動し比例排水する。７は電磁式散水弁で、原則として給水本管と直結し、操作ノブ５で作動する。８は貯水槽で９は給水バルブを示す。
図２は、操作要素と排水量を示した。
【０００７】
使用実態例に就いて説明する。
女子の場合は、情緒感と行動慣行から，原則として使用前に５のノブ操作をする。この場合はロールペーパーの送出が検知されてないから７の電磁式散水弁が開き小量散水する。用後は３の送出ボタンでロールペーパーを必要量引出すが、これも原則として利用目的でペーパーの長さ検知が異なるから、直近の検知信号に比例して６の電磁式比例排水弁が作動し貯水槽の最大貯水量の８〜２リットルの範囲で比例排水する。
男子は、小用後５のノブ操作をすると、電磁式散水弁７で小量散水する。大用後は、長さ検出ロール１の検出信号で性別、年齢相関も関係なく電磁式排水弁６で比例排水するので最適、最少量の排水量が期待されて、資源、費用面でも大きな効果がある。
【産業上の利用可能性】
【０００８】
家庭は勿論、各企業、特に学校関係の省資源、経済性は大きいと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】概略構成図、
【００１０】
【図２】操作要素と比例排水量、
【符号の説明】
１、長さ検出ロール、２、抑えロール付蓋、
３、送出ボタン、４、ロールペーパー、
５、操作ノブ、６、電磁式比例排水弁、
７、電磁式散水弁、８、貯水槽、
９、給水弁、

【特許請求の範囲】
【請求項１】
ロールペーパの送出量（長さ−利用目的）を、長さ検出ロール１で検知し、その検出値に比例して電磁式比例排出弁６を開放し排水量を比例制御する機構。
【請求項２】
請求項１に記載した機構に、操作ノブ５及び電磁式散水弁７で少量排水する多段階制御で排水量を比例制御する機構。

【図１】